手紙 ご 自愛 ください。 「どうぞご自愛ください」の使い方・例文・「どうか」との違い

「ご自愛ください」の意味まとめ!正しい使い方・返信方法とは?

手紙 ご 自愛 ください

年賀状は、一年の節目にお互いの幸せを願って、感謝の言葉や近況報告、健康を願う言葉、あるいは新年の抱負などを盛り込みます。 よって、年賀状でも相手の健康を願うフレーズは必要となります。 年賀状では、「寒い日が続きますのでくれぐれもご自愛ください」や「寒さ厳しき折何卒ご自愛くださいませ」というように寒い時期という季節にマッチした前置きとともに健康を願う挨拶文として使われます。 手紙での使い方 そのほか季節を限定せず、一年中使える手紙やメールなどでは、「時節柄、どうぞご自愛ください」という言い回しがあります。 時節柄というのは、「現在のこのような季節なので」という意味なので、一年中使うことができます。 季節にマッチしたフレーズにはどんな種類がある? 季節にマッチしたフレーズとしては、以下のようなものがあります。 一部を月別に紹介します。 月 例文 1月 厳しい寒さが続きますが、くれぐれもご自愛ください 2月 まだまだ寒い毎日ですが、どうかご自愛ください 3月 何かと忙しい季節の変わり目かと存じますが、ご自愛ください 4月 花冷えの折、くれぐれもご自愛ください 5月 向暑の折、どうかご自愛ください 6月 梅雨空がつづきますが、どうかご自愛ください 7月 暑さ厳しき折、夏バテなどされませんようご自愛ください 8月 厳しい暑さが続きますが、体調を崩されませんようご自愛ください 9月 未だに残暑が続いておりますが、どうかご自愛ください 10月 日ごとに寒くなりますが、くれぐれもご自愛ください 11月 めっきり寒くなってまいりましたが、風邪など召されませんようご自愛ください 12月 年末ご多忙の折ではございますが、くれぐれもご自愛ください 「ご自愛ください」の例文 「ご自愛くださいませ」って誰でも使える? 「ご自愛くださいませ」という表現は、「ご自愛ください」よりも丁寧な表現です。 女性が使う言葉のように感じますが、男性が使っても大丈夫です。 「暑い日が続きますが、体調など崩されませんようどうかご自愛くださいませ」または、「時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ」のように使います。 「ませ」は、丁寧語「ます」の命令形で「ご自愛ください」で終わるとそっけない印象を与えてしまう時などに「ご自愛くださいませ」とすることで、より丁寧で語調を柔らかく、優しい印象を与える効果があります。 「ご自愛くださいね」はどう使う? 「ご自愛くださいね」という表現は、親しみを込めた表現でくつろいだ会話や親近感を込めて使う場合には問題はなく、「寒い日が続きます、どうかご自愛くださいね」のようにつかいます。 ただ、この表現は「ね」という一言で念を押すような印象を与えることもあります。 また、敬意を感じられないので、目上の人やビジネスシーンで使うことは避けた方がよいでしょう。 さらに、「ご自愛下さいね」と「下さい」を漢字にした場合の「下さい」は物が欲しいというニュアンスになるので、平仮名で「ご自愛くださいね」とするのが正解です。 「ご自愛いただき」はどう使う? 「自愛いただき」という表現は、「何卒、ご自愛いただければと存じます」や「ご自愛いただきますよごうお願いいたします」のように使います。 「ください」という場合は相手に視点を置いた尊敬語ですが、「いただく」は自分に視点を置いた謙譲語です。 「ご自愛いただき」という場合には自分や自分側の人間が主語となります。 また、上記の「下さい」同様「頂き」と漢字にした場合は、何かをもらうという意味になるので、ひらがなで「ご自愛いただき」と書くようにしましょう。 「ご自愛のほど」はどう使う? 「ご自愛のほど」という表現は、「くれぐれもご自愛のほどお祈りいたしております」や「何卒、ご自愛のほどお願いいたします」のように使います。 「のほど」という言葉は断定を避ける言い回しで、相手に強制しないで柔らかく表現する効果があります。 強い口調を避けるためこのような言い回しを使うことがあります。 「ご自愛専一」ってどういう意味? 「ご自愛ください」は相手を気遣う優しい言葉です。 ここでは、間違った使い方やNG例を紹介します。 せっかくの好意が無駄にならないよう、正しい使い方を覚えましょう。 「お身体をご自愛ください」は間違っている? 「お身体をご自愛ください」または「お体をご自愛ください」どちらの表現も時々見かけることがありますが、これは間違いです。 「自愛」自体に「自分の体大切にする」という意味が含まれているので、重複表現となるからです。 「ご自愛ください」の前に「お身体」または「お体」という言葉は必要ありません。 「ご自愛ください」だけでお身体を大切にしてくださいという意味は伝わります。 「お体」と「お身体」の違いは分かりますか? 「お体」は常用漢字の表記、「お身体」は常用漢字外の表記で、基本的にはこの常用漢字「お体」を使うのが一般的です。 ただ、これは絶対的なものではなく、「体」には人間や動物に限らすさまざまな物体の「からだ」という意味があります。 また、人間や動物に限定され医学的、栄養学的な表現や抽象的な「からだ」を強調したい時には「身体」を使います。 使う人が強調したいものがあるときや改まった場面、改まる相手の場合「お身体」を使うことがあります。 元気な人にだけ使いましょう! 「ご自愛ください」という言葉は相手の体調を気遣う言葉なので、すでに体調を崩している人や病気を患っている人に対しては不適切です。 あくまでも元気な人に「体調に気をつけてください」というメッセージとして使うようにしてください。 ただでさえ弱っている人に「体調に気をつけて」というメッセージは不要です。 その場合には、「どうぞ、お大事になさってください」や「1日でも早い回復をお祈りいたしております」などのフレーズを選びましょう。 「ご自愛ください」という表現は相手の体調を気遣う丁寧な言葉なので、目上の人には積極的に使いたい言葉です。 どちらかと言えば、友達や同僚よりも目上の人に対して使う方が多いでしょう。 季節や気候にマッチしたフレーズを「ご自愛ください」の前に置くことは前述しましたが、これを忘れるとただ単に理由もなく体調を気遣っている、病気のお見舞いのようなニュアンスになってしまうので、忘れないようにしてください。 また、目上の人に対してあまりにも簡単明瞭な文面では手を抜いたように受け取られ、失礼だと感じられる場合があるので、「ご自愛ください」の前に「くれぐれも」や「何とぞ」または「どうぞ」などの言葉をつけたり、「ご自愛くださいませ」とすると、より丁寧な印象を与えることができます。 「ご自愛ください」に対してどう返事すればいい? 「ご自愛ください」という結びのフレーズは一般的にもよく使われるので、「ご自愛ください」で結ばれた手紙やメールをもらった経験がある人は多いでしょう。 「ご自愛ください」という結びの挨拶に対してどのような返信をすればよいのか、ここでは例文を挙げて紹介していきます。 返事の例文はどう書く? 基本的には、相手が自分に対して優しく気遣ってくれたことへのお礼とこちらから相手の体調を気遣う言葉が必要となります。 「お気遣いいただき、ありがとうございます。 「ご自愛ください」の言い換え 「ご自愛ください」以外にも日本語には相手の体調を気遣う言葉はたくさんあります。 「ご自愛ください」と同じような意味で、文章の結びのフレーズとして使える言葉をいくつか紹介します。 「おいといください」の使い方と例文 「おいといください」は漢字では「お厭いください」と書きます。 「厭う」は「かばう、大事にする」という意味です。 「厳しい暑さが続きますが、体調など崩されませんようくれぐれもお身体おいといください」のように使います。 「厭う」にはもう一つ「嫌って避ける、嫌がる」という意味もあります。 言葉で伝える場合には問題はありませんが、文章で伝える場合にはあまり良い印象を与える漢字ではないので、この場合には「おいといください」とひらがなで書くことをお勧めします。 「お労りください」の使い方と例文 「お労りください」という表現もあります。 「おいたわりください」と読みます。 「お労りください」は、「おいといください」と同じように柔らかい響きを持つ大和言葉です。 「労る」には養生をするという意味があり、「厳しい暑さが続きますが、体調など崩されませんようくれぐれもお身体おいたわりください」というように使います。 同じ漢字を使った「労う」「ねぎらう」という言葉がありますが、「ねぎらう」は、努力に対する感謝の気持ちを何らかの手段で表現するという意味です。 「いたわる」とは使い方も使う相手も異なりますので、注意してください。 「ご健勝をお祈り申し上げます」の使い方と例文 文章の結びの挨拶としてよく使われるのが、「ご健勝をお祈り申し上げます」という表現です。 「健勝」は「けんしょう」と読み、「健康がすぐれて健やかな様子」という意味です。 「末筆ながら、ますますのご健勝とご多幸をお祈りいたします」や「皆さまのご健勝と貴社の益々の発展をお祈り申し上げます」のように使います。 一般的にビジネス文書や年賀状で良く見かけるフレーズです。 文末だけでなく、文頭においても「時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」というように頻繁に使われています。 間違えやすい「自愛」と「慈愛」の違い.

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ご自愛くださいの意味とは?使い方や類語について解説

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手紙を書く上で大切な6月の季節感 時候の挨拶は、手紙の 前文にあたり、手紙に欠かすことができない大切な箇所です。 時候にあった挨拶を書き入れることで、季節感を伝える美しい習慣です。 梅雨の季節である6月は、雨にまつわる時候の挨拶が多いですが、同じ6月でも上旬と下旬では微妙に変化します。 さらに、手紙では体で感じる季節の以外にも二十四節気や年中行事といった暦上の季節感を使うことが多いことです。 6月上旬の季節感 6月の上旬は、 爽やかな初夏の気候と、 梅雨に入る湿度の高い気候が混在します。 行事的には、衣替えという会社や学校も多いかもしれませんね。 知人やお知らせなどの一般的な手紙 そんなに親しくない知人や、学校行事のお知らせなどで出す手紙は、一般的な時候の挨拶を使います。 漢語調の時候の挨拶ほど紋切り型ではないですが、やはり定型的な表現が多く見られます。 梅雨の季節6月は雨にまつわる時候の挨拶が豊富です。 時候の挨拶の後には、安否のおうかがいを続けますが、「お元気でしょうか」「お変わりありませんか」といった疑問形は親しみのある表現になるので使いません。 親しい人に出す手紙 親しい人に出す手紙では、暦の季節だけでなく、その時々の天候や自然、イベントなどを時候の挨拶に盛り込みます。 紫陽花の花や蛍、田植え、衣替えなどが6月らしい事柄ですね。 形にとらわれずに、季節感あふれる時候の挨拶を楽しんでみてください。 では、ここまでの6月の季節感や時候の挨拶のTPOルールを踏まえて、6月上旬・中旬・下旬の時候の挨拶と例文を見ていきましょう。 6月上旬の時候の挨拶 6月の上旬は、初夏の爽やかな気候が過ぎ、 梅雨入り前のぐずついたお天気に入っていきます。 時候の挨拶も、初夏の爽やかさに触れるものから、梅雨入りをお見舞いするものへ軸足を移します。 南北に長い日本では、地域によっては6月上旬にすでに本格的な梅雨に入っているということもあります。 手紙のお相手のお住まいの地域に合わせて、梅雨入り前の挨拶か梅雨時の挨拶か、選んで使いましょう。 また、 衣替えのあった学生たちの白いシャツや、 田植えを終えた田んぼの青々しさに、 季節の変化を感じる時期ですね。 これらの6月上旬の気候を表す表現を手紙のTPOで書き分けると次のようになります。 改まった時候の挨拶• 桜桃の候、折、みぎり• 初夏の候、折、みぎり• 入梅の候、折、みぎり• 麦秋の候、折、みぎり• 薄暑の候、折、みぎり 一般的な時候の挨拶• 清々しい初夏を迎え• 梅雨の季節を迎え• 衣替えの季節となりましたが 親しい人への時候の挨拶• すがすがしい初夏の季節となりましたが• 梅雨入りも近いようですが• 田植えも終わり• 衣替えの季節 では、6月上旬の時候の挨拶の具体的な例文をご紹介しましょう。 6月上旬の時候の挨拶の例文• 衣替えを迎え、道行く人の装いも半袖が目立つようになりましたが、皆様にはますますお元気でお過ごしのことと存じます。 初夏のやわらかな日ざしが若葉に降り注ぐ頃となりました。 ご家族の皆様もお元気でお過ごしのことと拝察いたします。 清々しい初夏を迎え、木々の緑も日増しに深くなってまいりました。 ご一同様には、なお一層お健やかにお過ごしのことと存じます。 緑の香りが漂う初夏のころ、皆様におかれましては、なお一層ご活躍のことと拝察いたしております。 初夏の晴れ晴れとした青空がうれしい季節となりました。 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 田になみなみと水が張られ、いよいよ田植えの季節となりました。 皆様にはますますご壮健のことと存じます。 入梅を控えて不安定な空模様が続いておりますが、皆様におかれましてはご健勝のこととお喜びいたします。 梅雨の前触れでしょうか、昨日今日と湿っぽい風が吹いておりますが、• 梅雨前線が近づいてきましたが、皆様におかれましては、なお一層ご活躍のことと拝察いたしております。 梅雨の季節を迎え、ぐずついたお天気が続いております。 6月中旬の時候の挨拶 6月の中旬は、 本格的な梅雨のシーズンというところが多くなります。 その年によって、梅雨入りしたのに雨が降らない空梅雨だったり、しとしとと長雨が続いたりとまちまちながら、ジメジメと蒸し暑くうっとうしい天気が続く時期ですね。 気分が滅入りそうな気候ではありますが、 雨に濡れた紫陽花や 梅雨の合間の晴れた空などの美しさを挨拶に用いて、清々しさが感じられる時候の挨拶がおすすめです。 6月中旬の代表的な時候の挨拶をTPO別に整理したものが次の表です。 改まった時候の挨拶• 黄梅の候、折、みぎり• 梅雨寒の候、折、みぎり• 梅雨晴れの候、折、みぎり• 長雨の候、折、みぎり 一般的な時候の挨拶• 梅雨寒ながら• 長雨が続きますが• 梅雨の晴れ間の青空が 親しい人への時候の挨拶• うっとうしい梅雨の季節• 雨上がりに大きな虹• 梅雨寒の毎日ですが• 紫陽花の花も美しく では、6月中旬の時候の挨拶の具体的な例文をご紹介しましょう。 6月中旬の時候の挨拶の例文• 雨に映える紫陽花の花も美しく、爽やかな季節となりました。 皆さんお元気でいらっしゃいますか。 紫陽花が大輪の花を咲かせる頃となりましたが、いかがお過ごしですか。 今年は空梅雨なのか、雨が降らず暑い日が続いておりますね。 お元気でお過ごしでしょうか。 五月雨に近くに川の水も水分増えたような気がします。 その後、いかがお過ごしでしょうか。 連日の雨で外出もままなりませんが、思いがけず家の中で楽しみを見つけました。 降り続く雨に木々の緑もいよいよ濃くなりました。 お元気でお過ごしでしょうか。 うっとうしい梅雨の季節となりましたが、お変わりございませんか。 雨上がりの空にかかる虹を見て清々しい気持ちになりました。 お元気でいらっしゃいますか。 梅雨寒の毎日ですが、皆様お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。 梅雨空が恨めしい今日この頃ですね。 お元気でいらっしゃいますか。 連日の雨もひと休み、今日は久しぶりの青空です。 皆様、お変わりございませんでしょうか。 梔子の香り漂う季節となりました。 皆々様お健やかにお過ごしのご様子、なによりと存じます。 まだ六月の末だというのに、厳しい暑さに見舞われています。 お変わりございませんでしょうか。 雨上がり、新緑がひときわ濃くなった気がします。 お元気でしょうか。 こちらは梅雨も明けたかのような夏の日ざしが降り注いでいます。 梅雨明けが待たれる毎日ですが、お元気でいらっしゃいますでしょうか。 梅雨明けが待ち遠しい頃、むしむしとした日がつづきます。 こちらは梅雨も明けたかのような夏の日差しが降り注いでおります。 今年ももう半分が過ぎますね。 時の流れの速さに少々あせりを感じます。 その後、いかがお過ごしですか。 清流に若鮎が躍る季節となりました。 いよいよ本格的な夏の訪れですね。

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お役立ちコンテンツ「ビジネスメール・手紙の挨拶文例」 コロナ禍における文頭・文末の挨拶表現 ー6月の挨拶ー

手紙 ご 自愛 ください

相手の身体や体調を気遣う意味を持つ「ご自愛ください」という言い回し。 身体を気遣われて嫌な思いをする人は少ないでしょうし、挨拶のような感覚で使ったら、便利そうだと考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。 しかし、「ご自愛」という言葉は、使えるシーンが限られています。 つまり、「使ってはいけない」場合があるということです。 特に気を付けたいのが、「既に体調を崩している方には使ってはならない」という点です。 相手が体調を崩している場合は、「ご自愛ください」ではなく、「一日も早い回復を心からお祈り申し上げております。 」などの、別の挨拶をするようにしましょう。 上記でもご紹介したように、月や季節によって、「ご自愛」と組み合わせて使われる言葉は異なります。 「ご自愛」の言い回しとして、1パターンだけを暗記するような使い方をしていると、「夏なのに冬の挨拶をしてしまった」といったミスをしてしまう可能性も。 手紙などで「ご自愛」を使う場合は、季節の挨拶を調べてから使うことをおすすめします。 会話などで使う場合は、無理に季節の挨拶などと共に使おうとせず、「ご自愛ください」「くれぐれもご自愛くださいませ」といったシンプルな言い回しで十分ですよ。

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