ゼータ ガンダム 3 号機。 レッド・ゼータ

ガンオン攻略 : Zガンダム3号機の評価とステータス

ゼータ ガンダム 3 号機

「 」 MS のひとつである。 初出は2007年に発表された『』。 作中の軍事勢力の一つであるの試作MS。 『』で初登場したフレーム用特殊構造材「」を全身の内部骨格に採用しており、平常時の「 ユニコーンモード」から各部を展開・伸長してフレームを露出させた最大稼動モード「 デストロイモード」にするのが特徴。 『ガンダムUC』作中では、主人公「」が搭乗する白い と、当初敵対するがのちに共闘する黒い の2機が登場する。 原作小説での2機の違いはカラーリングと頭部アンテナの形状程度だが、後年発表された版(および)などではそれぞれの設定・変遷のみならず、襟部分の装飾や武装といった外観を変更することにより、さらなる差別化を図っている。 上記の2機に加え、『ガンダムUC』本編には登場しない金色の が小説版の外伝作品に登場。 後に、アニメーション映画『』(アニメ版から繋がる続編作品)において準主役機となっている。 デザイン [ ] デザイナーは。 設定解説 [ ] の再編計画の一環である参謀本部直轄「UC計画」の最終段階として開発された実験機。 0096年に、が保有する月面ので2機が完成した。 ガンダムタイプに区分されてはいるが、小説版でのみ正式名称は「RX-0 ユニコーン 」で、「ユニコーンガンダム」の名はいわゆる愛称である。 アニメ版および漫画版では、この小説版のシーンに対応する場面が存在しないため、「RX-0 ユニコーンガンダム」がそのまま正式名称となる。 時のにおいて限定的に採用されていた特殊構造材「」で機体の駆動式内骨格「」のすべてを構築した、史上初のフル・サイコフレーム機である。 サイコフレームの限界能力を実証すべく先行開発された、ユニコーンガンダムの「NT-D」発動時(デストロイモード)の実験機 「」のデータが反映されており、従来のサイコフレーム機を遥かに凌ぐ機体追従性を獲得している。 通常は、一角獣()の名の由来である額の一本角(ブレードアンテナ)とフェイスガードの被覆によってツインアイの露出域が非常に細いことが特徴となっている、「 ユニコーンモード」で運用される。 変身後は、各部に露出したサイコフレームがまばゆく発光する。 なお、最大の特徴であるブレードアンテナの形状から、作中では「ユニコーンモード」は「一本角」、「デストロイモード」は「角割れ」の通称で呼ばれている。 ガンダムタイプとして開発された理由については、地球連邦軍の再編計画における的な意味合いが強く、根絶における絶対的象徴として のほか、科学技術の力によってニュータイプ神話を打ち砕くための存在として 、ニュータイプ神話と共にあり続けた「ガンダム」以上にふさわしい機体はないという思惑があったのであろうと言及されている。 地球連邦軍参謀本部のUC計画担当幕僚であるミハエル・ユーリック中将からアナハイム・エレクトロニクス社の上層部への要求は、「地球連邦軍参謀本部が想定する所の、ニュータイプ兵器(兵器)との戦闘状況を、完全に制圧・掌握できる性能。 これこそがUC計画で開発・生産されるMSに求められるすべてである」という言葉であったとされ、この言葉が地球連邦軍にとってのUC計画がいかなるものかを端的に表していた。 しかし、劇中においてはそうした思惑とは裏腹に、1号機には本来の設計に相反するシステムが組み込まれた後、偶発的な要因から地球連邦でもジオンでもない民間人の個人に運用を委ねられ、ニュータイプの有りようを巡って中立的な立場で双方の勢力を転々とすることとなる。 また、2号機は1号機を回収するため、対立する勢力に運用されて幾度か死闘を繰り広げるが、最終的には1号機と共闘することになった。 他にも1号機と2号機、および3号機の予備パーツとして、ユニコーンガンダムをもう1機組めるだけのサイコフレームが用意されていた。 原作小説版『ガンダムUC』では「ラプラス戦争」における阻止作戦にて、宙域にそれらすべてをばら撒き、ユニコーンガンダムのサイコ・フィールドを増幅する媒介として使用している。 アニメ版『ガンダムUC』の「ラプラス事変」ではその展開こそカットされるも、後日談となる劇場アニメ『』においてがユニコーンガンダム用の予備サイコフレームを(サイコフレーム封印協定違反と知りつつ)収集し、RX-9 の装備や、ガンダムを守るとして利用している。 1号機の開発に関わった技術者に対しては「 ニュータイプ・ドライブ」の略であると説明されているが 、本来の意味は「 ニュータイプ・デストロイヤー」 、すなわちニュータイプを抹殺するシステムとして設計されたものである。 ただし、1号機のシステムは追加プログラム「」によって発動条件が変更されているため、アナハイム・エレクトロニクスの重役にしてバナージの異母兄であるには、もはや「ニュータイプ・デストロイヤー」とは呼べない「ニュータイプ・ドライブ」と呼ぶべき亜流のシステムであると評されている。 本来の「ニュータイプ・デストロイヤー」としてのシステムの発動条件は、額のブレードアンテナをサイコフレームと連動させ、敵のニュータイプパイロット、あるいは人工的にニュータイプ能力を付加されたパイロットの存在を感知させること。 実戦では、強化人間のやフロンタルなどとの戦闘時にシステムが発動する。 ただし、1号機は機体の外部だけではなくパイロットの感応波もするよう仕様が変更されており 、本機のパイロットがニュータイプであれば、システムに操縦している自分自身を感知させることによってある程度は任意で発動させることも可能となっている。 原作小説版では「ドライブ」への仕様変更は1号機のみであるとされているが、アニメ版では2号機の総合性能向上仕様であるも操縦者のパイロットの感応波を拾ってNT-Dを発動させる描写がある。 シナンジュから継承された 、パイロットの脳内操縦イメージを思考波として機体内部のサイコフレームに感受させ、機体の挙動へ直接反映させる思考操縦システム「 」により、通常の手動のみの操縦を凌駕する反応速度と動作精度を実現している。 このシステムは敵機パイロットの思考波も傍受できるため、敵の行動を先読みして攻撃できるうえ、機体とパイロットの交感状態が限界を超えた域にまで達すると、パイロットの思考のまま自分の身体のように機体を制御できるまでに至る。 以上の機能群によってデストロイモード時の機動性は瞬間移動と見紛うほど圧倒的であり、ニュータイプや強化人間でも視認はおろか気配を察知することすらできなくなる。 その際の加速は瞬間的に20Gに達するとされており 、あたかも分身しているかのような機体の残像を発生させる (この「分身」は、MSのカメラでとらえた映像がCG処理されるほか、コックピットモニター上に投影されるまでに要する時間よりも高速で、ユニコーンガンダムが移動しているがゆえに発生する現象である)。 それでもなおパイロットの反応が間に合わない緊急事態が発生した場合には、機体自身が独自に行動して対処する。 しかしながら、機体を制御できなければサイコミュの逆流によって「マシーンに呑まれる」と形容されるような、パイロットがNT-Dシステムに意思を支配されるまま処理装置の一部となって戦い続けるという危険な状態に陥ってしまう。 それに加え、高交感域まで達した状態で機体が損傷を受けると、その損傷のイメージまでパイロットに直接伝達するようになってしまうという危険性もはらんでいる。 何よりも20メートル級MSが人間と同様の動作をした場合、発生する(G負荷)によるパイロットの肉体的負荷は殺人的なレベルとなり、なおかつサイコミュによる精神的負荷も考慮すると、システムの稼働時間は約5分程度が限界となっている。 RX-0専用のパイロットスーツには、パイロットへのG負荷を緩和するために「DDS(ドラッグ・デリバリー・システム) 」と呼ばれる対G負荷用薬剤投与システムが搭載されており、パイロットに薬剤を投与することによって体内の血液循環を活性化し、Gによる循環の停滞を抑える役割を持っているほか、インテンション・オートマチック・システムによる機体とパイロットとの同期性の向上のため、ヘルメットには内部フレームにサイコフレームが採用され 、のパイロット用ヘルメットにも搭載されていたシステムも組み込まれている。 当該ヘルメットの後頭部には「NT New type device」と記載され、専用の認識コードで管理されていた。 アニメ版では、初のデストロイモード変身時に、のファンネルによるビームを、自身を中心とした球状の力場を展開することによって歪曲させる場面も見られる(ただし、この力場は常時展開しているわけではないようで、デストロイモード時には同様のビームに被弾するシーンもある)。 小説版では操縦補助以外にも、開発側が意図していなかった機能としてパイロットの意思を汲み取るこのシステムを搭載する「UC計画」によって誕生した3機(ユニコーン、バンシィ 、シナンジュ )は、パイロットの能力に呼応してサイコフレームが最大共振すると、時のと同様に、パイロットの意思を叶えるべく、機体から虹色の光の力場「サイコ・フィールド」を発する。 ユニコーンとシナンジュの最終決戦では、対峙する2機から放たれる虹色のサイコ・フィールドのぶつかり合いによってサイコフレームの非搭載MSでは介入不可能なほどの力場を発生させる などの超常的な戦闘を繰り広げ、他のMSとは一線を画する能力をみせている。 本システムと開発の目的(ニュータイプ駆逐)が類似したシステムとして、期に出身の研究者が開発した「」が存在するが、EXAMシステムはオールドタイプの搭乗を、NT-Dは強化人間の搭乗を想定して開発されているところに相違点がある。 それに加え、クルストは連邦・ジオンの区別にこだわっておらず、あくまでもニュータイプ自体の殲滅を最終目標としてEXAMシステムを設計していた。 また、ユニコーンガンダムの開発要求仕様書には、連邦軍側からの担当者の欄に「担当者:技術開発本部 アルフ・カムラ大佐」という名が記載されており 、この名は、一年戦争時にEXAMシステムを搭載したMSの担当技術士官であった大尉と同じ名前である。 サイコミュ・ジャック [ ] 相手の機体に搭載されているサイコミュを封じる、あるいは乗っ取る、対サイコ・マシン機能。 ユニコーンガンダムの場合は機体制御をNT-Dに移行した後、使用可能となる。 有効範囲は不明だが、本機はと同等とされる極めて高い演算処理能力を有しており 、ジャック機能を最大限に利用できる。 ユニコーンガンダムと、搭乗するニュータイプパイロットがインテンション・オートマチック・システムを通じて過剰に交感し、万が一NT-Dシステムの稼働レベルが制御域の数値を超えてしまった場合に備え、搭乗者の意思とは無関係に機体がオート1でこの「アンチェインド(繋がれざる者)」と呼ばれる形態へ移行する機能が備わっているとされる。 その姿は全身の外部装甲がデストロイモード時からさらに展開し、内部のサイコフレームがより広範囲に露出した姿となる。 だが、「ラプラスの箱」にまつわる争乱(『ガンダムUC』本編)ではユニコーンガンダムが本形態へ移行することはなく、1号機はサイコフレームの発光色が虹色に変化して全身に光の結晶体を発生させるという、開発者たちの想定をも超えたへの移行例が見られた (詳細は後述の「」を参照)。 漫画『』では、サイド7宙域にてNT-Dシステムの赴くままに活動するユニコーンガンダム3号機「」が、この形態に移行している。 その際におけるサイコフレームの燐光の強さは、本来の色を失わせるほどに至り、灯滅せんとして光を増すごとき暴威を振るったとされている。 1号機 [ ] 諸元 ユニコーンガンダム UNICORN GUNDAM 型式番号 RX-0 全高 ユニコーンモード時:19. 7m デストロイモード時:21. 7m 23. 7t 全備 42. 単に「ユニコーンガンダム」「ユニコーン」と呼ばれる機体は、基本的にこの1号機のことを指す。 その姿は、「」に描かれた、貴婦人の傍らに寄り添う神獣をデザインモチーフにしており、装甲色は純白で、サイコフレームの発光色は赤。 また、サイコフレームの最大共振時は発光色が赤から緑に変化し、全身に虹色の光のオーラをまとう。 このことから、ビスト財団が秘匿し続けてきた重要機密「ラプラスの箱」を解放するための唯一の「鍵」と言われている。 当機をもってニュータイプ専用機の開発はその到達点を迎えた が、同時に人が制御できない超常的な力を発揮するまでになってしまったため、以後のMSには当機の技術は具体的な継承はなされていない。 また、極めて特殊な事情を持つ当機の開発プロジェクトは、セクション毎に厳重な情報統制がなされており、たとえ開発に参画したメンバーであっても同等の機体を造ることはまずできない。 ビスト財団に強大な権力を与えることになった「ラプラスの箱」の所在地へと乗り手を導く「鍵」である。 このシステムが一定の条件下で発動すると、「ラプラスの箱」への手がかりとなるデータが開示される。 その条件下とは、ラプラス・プログラムが開示した座標でNT-Dを発動させることである。 まるで、人の争いの歴史の足跡を辿らせ、「箱」の解放の是非を乗り手に問うかのような旅へとバナージを導くこととなった。 武装 [ ] 本機の主力武装。 「マグナム弾」と呼ばれる専用(エネルギーパック)を最大5基連結し、1射で1基分のエネルギーすべてを使い切る代わりに通常のビーム・ライフルの4倍 、メガ・バズーカ・ランチャーと同等 の威力をもつビームを発射する。 ビームの軌道周囲にはビーム・サーベルと同質の紫電が散っており、これがかすめただけでもMSを損傷、撃墜しうる威力がある。 特にや戦艦などの大型目標に対しては効果的。 ただし、Eパックの携行数はマグナム本体に5発、腰部後方のアーマー左右に各5発ずつの予備を含めても最大で15発分。 そのため継戦能力が低く、また、高威力ゆえに取り回しが悪く、そのため周囲への被害が配慮される局面においては、しばしば後述のビーム・ガトリングガンを使用している。 銃本体は、非使用時にバックパックや腕部ラッチに固定して携行する。 その反面、反動も大きく 、RX-0シリーズ以外のMSが使用すると腕部に稼働不良を引き起こす。 アニメ版『ガンダムUC』では、のが1号機から奪い取って使用したあとに右腕が動作不能となっている(一方で漫画『』では、同じ系列であるが問題なく使用している)。 使用できるように改修がほどこされた機体もあり、外伝漫画『』ではバナージのが右腕をのものに換装したうえ、さらに補強を加えている。 また、『機動戦士ガンダムNT』では同じくバナージのが予備の右腕を複数搭載し、1射ごとに交換するシステムとなっている。 バックパックに2基と左右の前腕部ホルダーに1基ずつ、計4基を装備する。 いずれも通常時は基部で折りたたまれ収納されているが、必要に応じてグリップが180度展開する。 背部サーベルはデストロイモード時に展開され、額のアンテナと同様に本機のシルエットを「ガンダム」らしく変化させる。 両腕のサーベルは、デストロイモード時のみホルダーに固定したまま発生器を前方に180度回転させることにより、ののごとく、マニピュレータでマウントせずに使用できる。 この状態を「 ビーム・トンファー」と呼ぶ。 作中では、パイロットの感情が高ぶった場面において、出力の限界値を超えてビーム刃部分が膨脹・巨大化する現象が見られた。 アニメ版の大気圏突入中のシナンジュ戦では、ビーム刃が通常時より強化された状態で、機体の大きさを優に越えるコロニーの巨大な残骸を一刀両断している。 小説版でのとの最終決戦では、バナージが「亡霊は暗黒に帰れ!」と断じながら、最大出力を超える巨大なビーム刃を展開したユニコーンの両腕のビーム・トンファーで、シナンジュの機体を貫き決着を付けた。 この時のビーム刃は数百メートルにも至り、最終的にサーベルのグリップ基部が溶解・爆散してしまうほどであった。 280mm大口径対艦攻撃用無反動ロケット発射システム。 連邦系MSとしては標準的な実体弾火器。 非使用時は砲身を短縮した状態でバックパック中央部に固定される。 発射後に時間差で炸裂し、周囲にベアリング弾を撒き散らす特殊弾も使用可能。 砲身にはオプション装備用のレールマウントが備えられ、同じアナハイム規格のグレネード・ランチャーやミサイル・ランチャーを追加装備できる。 ビーム・マグナム用Eパック同様、弾頭の予備マガジンを腰部後方のアーマーにマウント可能。 60ミリ 多くの連邦系MSの頭部に内蔵される小型機関砲。 制式名称は「 ASG64-C1S 60mm近接防御機関砲」。 5発に1発の割合で曳光弾が仕込まれており、発砲中の射線修正が可能。 小説版のシナンジュとの初戦で使用されるが(チェック漏れに気付かず、小説の連載が開始してしまったため)初期の設定画には描かれていなかった。 その後の設定画稿から新たに描き足されており、小説の挿絵でも描かれるようになる。 その後年に製作されたアニメ版では最初から描かれている。 シールド 4枚の花弁状のサイコフレームパーツが「X」字型に展開し、中心部に対ビーム用の発生装置が露出する。 基本的にデストロイモード時に展開するが、ユニコーンモードのままでもIフィールドバリアとして機能する。 Iフィールドはパイロットが操作しなくても自動で展開され、戦艦クラスのビームでも跳ね返せる [ ]。 近接戦では、バンシィ・ノルンがビーム・サーベルをIフィールド発生装置の中心部に突き込んだ際には、サーベルのメガ粒子がフィールドの斥力方向と思われる外側に向けて吹き飛ばされ、バンシィ・ノルンの腕部も斥力に逆らって震えている描写がなされている。 物理強度も高く、多くの場面で活躍しているが、アニメでは1枚がバンシィ・ノルン戦においてサイコフレームが赤く輝いてはいたものの、至近距離からバルカンを受けて表層を砕かれ、同時に裏面のガトリング用Eパックが爆発したことにより、爆散して宇宙に消えている。 終盤ではバーニアなどの推進器が付いていないにもかかわらず、サイコフレームによって発生した物理的エネルギーで単独浮遊し、ユニコーンのインテンション・オートマチック・システムを介することで、ファンネルのように遠隔操作して用いた。 シールド先端部による打突攻撃と、裏側に装備された下記のビーム・ガトリングガンを用いたを行える他、この状態になってからのシールドは、のハイメガ粒子砲を受け止め、ミサイルの直撃を受けても傷ついていない。 なお、この遠隔操作状態は、プラモデルや関連書籍などでは「 シールド・ファンネル」と呼称される。 アニメ版では、サイコフレームパーツが「X」字型から左右1枚ずつ閉じた「/」型の状態へ変形したうえで3枚1組に連結して風車のような形状となり、サイコ・フィールド・バリアを発生できるようになる。 また、ネオ・ジオング(シナンジュ)のモニターでも「FUNNEL」と識別されていることが確認できる。 ビーム・ 本来は用に新造された4銃身式の大型ビーム。 パラオからの脱出時に1挺使用された(なお、アニメ版の初使用時にはのが完了するまで発砲できない描写がある)。 アニメ版でパラオ脱出時に使用した際は、遭遇した(「」仕様)を一方的に撃破する威力を見せた。 地上編で本機がクシャトリヤの母艦であるガランシェールに収容されて以降、ダカールの戦闘時から左腕シールドの内側に2挺を固定装備されている。 デストロイモード時に、サイコフレームが最大共振し緑色に発光する状態で使用。 小説版『UC』の外伝『』では3号機「」も、相手機体の胸部装甲に掌で接触して波紋状のサイコ・フィールドを注ぎ込むという、これに類似した所作(こちらは右の掌のみ)を行うことで、を臨時のコア・ユニットに代用したネオ・ジオングを、浄化するように内側から瓦解させている。 劇中での活躍(1号機) [ ] 重要機密「ラプラスの箱」を解放するというカーディアスの意思で「」に譲渡されるはずだった。 だが、宇宙世紀0096年4月7日、「ラプラスの箱」を巡る地球連邦軍、アナハイム社、ビスト財団、袖付きの各勢力の暗躍によって戦闘が発生、その混乱の中、瀕死のカーディアスの手によってインダストリアル7の工専学生で彼の息子であるバナージ・リンクスに託される。 その際、ラプラスシステムに彼のが登録されたため、他の人間が操縦することは不可能となる。 アニメ版における変更点は、下記にて逐次述べる。 なお、この小説版におけるバナージは、ユニコーンガンダム1号機と融合して意識が複合精神体となっていた。 同じく小説版『ガンダムUC』の外伝『』では、ユニコーンガンダム3号機「(小説版)」パイロットの強化人間(小説版)の肉体が消滅し、精神が全体の一部となった状態で機体に宿った状態になっていたが、関連性は不明。 フルアーマー・ユニコーンガンダム [ ] 諸元 フルアーマー・ユニコーンガンダム FULL ARMOR UNICORN GUNDAM 型式番号 RX-0 全高 ユニコーンモード時:19. 7m デストロイモード時:21. 7m 45. 1t 全備 76. 着想のもととなったのは『』の戦における、RX-78-2 の両手にハイパー・バズーカ2挺、背部にシールドとビーム・ライフルを装備した最終決戦装備。 「袖付き」の艦隊勢力との最終決戦を控え、彼我の戦力差を埋めるべくバナージの友人が考案したフルアーマー・プランを反映させた最終決戦仕様。 アニメ版ではタクヤが考案した強化プランを基にアナハイム・エレクトロニクス社のが調整して完成させた。 専用ゲームソフト『』では、タクヤが夢で見た強化プランを後に実案にしたとされる。 シールド3枚、ビーム・ガトリングガン6挺、ハイパー・バズーカ2挺、ジェスタ用グレネード・ランチャー、用3連装対艦ミサイル・ランチャー、用3連装ハンド・グレネード・ユニット4セット、脚部3連装ハンド・グレネード・ユニット左右各2セットと、機種を問わずに保管されていた武装を可能な限り搭載した結果、合計17門 にもおよぶ火砲を備え、MS単機として最大級の大火力を手に入れた。 背面には、流用追加武装によって増加した機体重量を取り回すため、宇宙用である94式のスラスター部を転用し追加マウント・フレームで接続した、プロペラントタンクを兼ねた大型ブースターユニットを備えている。 使用済みの武装はデッドウェイト化を避けるため、随時切り離せる。 なお、防御面においてはシールドが1枚から3枚に増えた以外に装甲(=アーマー)は追加されていないため、正確には「フルアーマー」と名乗ることが適切なのかといった旨が、原作小説の文章中でも触れられていた。 しかし、タクヤがこの強化プランに「 フルアーマー・ユニコーンガンダム」と命名して提出したことから、この名称で呼称されることとなった。 両前腕部と背中にシールドを合計3枚装備することで防御性能も向上しているが、本仕様の主眼はあくまで火力の増強にあるため、機体名称の「フルアーマー」は「armament=武装」の意だったと言える。 一見、寄せ集めで何ら計算されていないような強化形態に見えるが、タクヤは上手く帳尻を合わせて機体のアンバランス化を防いでいる上、これらの装備はデストロイモードへの変身も一切妨げないように考慮して取り付けられている。 背中の装備類も含めた全火器をリモートで使用可能となっており、パイロットの思考をダイレクトに機体へ投影させるユニコーンのと連動することで、パイロットによる目標の探知と呼応し、ある程度は自動で照準を行ってくれる上 、複数の対象に対して複数の武装で同時攻撃する戦法も可能であり、本機の仕様が継戦能力の向上のみならず「瞬間的な最大火力の行使」という本来の攻撃特性をも強化させている。 単純に大量の武装を装備させるだけならば通常のMSでも可能だが、通常のMSが搭載するメインコンピューターの情報処理能力では、これだけの武装を個別かつ最適にコントロールして運用することは不可能であり、量子コンピューターと同等とされるフル・サイコフレーム機の演算能力によって実現した運用方法と言え 、演算処理能力とインテンション・オートマチック・システムによる自動照準が合わさることで、その大火力の真価を発揮せしめた。 ゲームやプラモデル等では、サイコフレームが緑色に発光した、いわゆる覚醒状態で描かれる場合が多い。 しかし、『ガンダムUC』の小説・OVA共に全武装を装備した姿では、ユニコーンモードもしくはデストロイモードの赤く発光した状態で戦闘しており、覚醒状態になる頃にはほとんどの武器を使い切って手放した後であった。 それゆえ、全武装を装備した姿で覚醒状態になる場面は、本編中には存在しない。 だが、OVAシリーズをテレビフォーマットに再編集したテレビシリーズ『』のオープニングテーマ「Into the Sky」での映像では、サイコフレームが緑色に発光した状態で、上記の武装およびを装備して戦闘する姿が描かれた。 上記武装のほか、アニメ版では中破したより拝借したビーム・ライフルも一時的だが左手に装備し、照射時間を延長してなぎ払うように撃ち出す高出力射撃モード「ギロチン・バースト 」を他の武装と併用して上手く用い、敵戦線を崩し突破口を切り開いている。 光の結晶体 [ ] OVA『機動戦士ガンダムUC』episode7「虹の彼方に」(およびテレビアニメ『機動戦士ガンダムUC RE:0096』第22話「帰還」)の最後に登場したユニコーンガンダム究極の姿。 ユニコーンガンダムと搭乗者の親和性が極限まで高まった結果、サイコフレームから未知の結晶体が発生し、白い装甲部も押し破り変化した状態。 この全身から生成された光の結晶は、疑似サイコフレーム「 」である(サイコシャードの詳細は該当ページを参照の事)。 当該形態の名称については当初、アニメ版ストーリー(シリーズ構成)担当のがインタビューにおいて、便宜上の仮称として「 真ユニコーンガンダム」と呼称していた。 その後、『』では「 ユニコーンガンダム サイコシャード 」、フィギュア『Robot魂』では「 ユニコーンガンダム 結晶体Ver. 」として商品化されている。 を除けば、劇中最大級の戦略兵器である。 これを防ぐべく、バナージとリディはユニコーンガンダムとバンシィのサイコフレームを共振させ、二機のユニコーンガンダムが発生させたサイコ・フィールドにより、照射中のコロニーレーザーを相殺した。 その際、バナージの強い想いからサイコフレームが結晶化 し、この姿へと至っている。 約一分間のレーザー照射から、の防衛に成功した後には、スラスターとは異なる輝きは放ちながら機動し、手をかざすとサイコ・フィールドを放ち、ミネバ派の捕縛に迫る大部隊規模のMS群の核融合エンジンを停止させた。 アニメ版『機動戦士ガンダムUC』の続編『』では、宇宙世紀0097年頃には本機と2号機(バンシィ・ノルン)の二機が、宇宙世紀0096年時点の人類には扱いきれない 「シンギュラリティ・ワン」と呼称され危険視されている。 このため地球連邦政府とミネバ・ラオ・ザビにより、サイコフレーム研究も含めて2号機と共に・封印の処置が施された と公表されている。 しかしながら1号機については同作内において、なぜか何処かのハンガーで未起動のまま保管されている。 各種資料では、本形態の性能については詳細に触れられていないために不明確な部分が大きいが、上記の福井は「あの状態のバナージならば、地球上からすべての軍隊をなくすとか、そういうこともできてしまいます 」と述べている。 加えて福井は「結果的にバナージが戻ってきたからよかったですが、あのままユニコーンガンダムと一体化していたら、あの時点で宇宙世紀の物語はおそらく終了になっていたと思うんですね。 地球圏の全兵器を使えなくすることもできるし、過去に戻って争いそのものをなくすこともできる。 でも、そんなことをやられた日には、世界はめちゃくちゃになってしまいます。 おそらく今の三次元プラス時間というものすら維持できなくなる可能性もある 」とも述べている。 2号機 バンシィ [ ] デザイン(バンシィ) [ ] デザイナーは1号機に引き続き。 サイコフレームとアンテナの色は、誰もが好むコントラストを検討する中で、黒に対する差し色として黄色ないし金色がおのずと決まっていった。 頭部のデザインは敵側イコール「ジオン」のイメージで、隊長機のツノ的部品に見えるシルエットにしたとのこと。 アニメ版では、画面での視認性を考慮して襟元に金色の装甲が追加された。 設定解説(バンシィ) [ ] 地球連邦軍のでの重力下試験後、1号機の空間機動性能をフィードバックして調整された機体。 1号機が単に「ユニコーン」と呼ばれるのに対し、本機は「 」の通称で呼ばれる。 その姿は、カーディアスが所有していた「」に描かれた、貴婦人の傍らで神獣ユニコーンと対をなす猛獣をデザインモチーフにしており、ユニコーンを模した純白の装甲を持つ1号機とは対照的に、漆黒の装甲を持ち禍々しい雰囲気を漂わせる。 頭部アンテナは何本かの金色の角が一列に並ぶ鶏冠もしくは黒馬の立った状となっており、フェイスカバーの顎部には牙のような形状が見て取れる。 頭部アンテナはデストロイモード時に、デザインモチーフであるライオンの鬣 を模した形状となる。 1号機で得られた空間機動データが反映されているため、大気圏内での機動性は1号機を上回る。 本機体は作品媒体によって若干仕様が異なり、原作小説の『ガンダムUC』に登場した際の仕様である「 小説版」と、アニメ版『ガンダムUC』(および)に登場した際の仕様である「 アニメ版」が存在する。 アニメ版『ガンダムUC』で本機体が登場して以降は、プラモデルや各種ゲームでは特に何も注釈がない場合は「アニメ版」を扱い(小説版仕様を扱ったゲーム自体が存在しない)、小説版仕様の際には「小説版」と記載されるようになった(本稿では混同を避けるため、小説版仕様には関連商品同様「小説版」と、アニメ版仕様にも関連商品のように無記載ではなく「アニメ版」と機体名の後に記載する)。 他にもアニメ版には総合性能向上仕様である「」が存在し、またイベント上映作品『』には「」が登場している(双方とも詳細は後述)。 漫画版となる『』ではアニメ版のデザインで登場している(詳細はを参照)。 バンシィ(小説版) [ ] 諸元 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ(小説版) UNICORN GUNDAM 02 BANSHEE 型式番号 RX-0 全高 ユニコーンモード時:19. 7m デストロイモード時:21. 7m 23. 7t 全備 42. 地球連邦軍の捕虜となりオーガスタ研究所で「プルトゥエルブ」として再調整を受けたマリーダ・クルスがパイロットを務める。 隊の旗艦に収容されるが、調整や整備はすべてビスト財団直属のメカニックとオーガスタ研究所の者によって行われる。 ユニコーン1号機と対決するも、バナージとジンネマンによる必死の説得と、自身の敵であるはずの「ガンダム」に搭乗しているという矛盾に気付き、マリーダの洗脳が解けたことで機能を停止した。 マリーダがジンネマンによって救出されて以降は、にてがパイロットを務めることとなる。 バナージが駆る1号機との死闘を繰り広げるが、マリーダの命を賭けての導きにより、リディが本来の自分を取り戻し人間が持つ可能性を信じるに至り、バナージに協力を誓う。 その後は、フロンタルのシナンジュを倒すため、1号機と共闘して最終決戦を挑んだ。 バンシィ(アニメ版) [ ] 諸元 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ(アニメ版) UNICORN GUNDAM 02 BANSHEE 型式番号 RX-0 全高 ユニコーンモード時:19. 7m デストロイモード時:21. 7m 24. 0t 全備 46. 武装は右腕に射撃兵装の、左腕に格闘兵装のを装備する。 原作と同じく1号機と空中戦を繰り広げた後、マリーダが錯乱状態に陥ったことによって機能停止し、デルタプラスを破壊されたリディによって回収され、後述のに換装されて彼の専用機となる。 漫画版『』では、襟元のデザインはアニメ版と同じだが、ダカールでの戦闘では両碗のアームド・アーマーは未装備で登場。 武装を持たない「素手」の状態で、ユニコーンモードのままリディのデルタプラスの右腕を破壊し、機体をビルに叩きつけて戦闘不能にする。 トリントン基地でのミネバやマーサを乗せた輸送機の護衛以降はアームド・アーマーを装備するが、での1号機との交戦でアームド・アーマーBSを破損、への攻撃時にアームド・アーマーVNも破損している。 バンシィ U. 0095Ver. [ ] 諸元 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ(U. 0095Ver. ) UNICORN GUNDAM 02 BANSHEE U. 0095Ver. 型式番号 RX-0 全高 ユニコーンモード時:19. 7m デストロイモード時:21. 7m 23. 小説版のように首周りの形状が1号機と同型だが、武装は異なり、右腕に、左腕にビーム・マグナムを装備している。 これらの武装配置の違いは、搭乗していたパイロットの操縦特性によるものだとされている。 宇宙世紀0095年12月3日にアナハイム社のの指揮の下、連邦軍が独自に組み上げたとの合同評価試験に参加。 「袖付き」のニュータイプ専用分離可変機と交戦するが、フェネクスとのサイコフレームの共鳴により、フェネクスとも交戦状態になる。 この戦闘で胸部を破損したため、アニメ版の襟元のパーツへと改修されることとなる。 バンシィ・ノルン [ ] 諸元 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ・ノルン UNICORN GUNDAM 02 BANSHEE NORN 型式番号 RX-034733 全高 19. 7m(ユニコーンモード時) 21. 7m(デストロイモード時) 27. 3t 全備 48. 新たにパイロットとなったリディ・マーセナス用に改修された総合性能向上仕様。 汎用性などに難があった両腕のアームド・アーマーを撤去し、装備選択で柔軟な運用が可能なリボルビング・ランチャー搭載型ビーム・マグナム、機動性と防御力を同時に高める、機体とパイロットの親和性を高めるを装備している。 これにより、非ニュータイプ、非強化人間であってもNT-Dを含む本機の能力を発揮できる仕様となった。 パイロットを務めたリディは、地球連邦軍には非ニュータイプパイロットとして査定されていたが、バナージとの戦闘の中でニュータイプとして覚醒した。 サイコフレームの発光色はプルトゥエルブ操縦時と同じく金色。 フルアーマー・ユニコーンやネオ・ジオングとの戦闘中にリディのニュータイプ的素養が高まった際には、サイコフレームの輝きがさらに増して発光色は金色からレッドゴールドへ変化した。 「ラプラス事変」最終局面では、ユニコーンガンダムとの二機でサイコ・フィールドを展開してを防いでおり、この時、バンシィとリディの親和性はさらなる域に達し、サイコフレームは緑色に輝いている。 「ラプラス事変」を経た宇宙世紀0097年頃には、1号機と同じく「現在の人類には扱い切れない」という意味で「シンギュラリティ・ワン」と認定されており、一号機(ユニコーンガンダム)解体の交換条件として同じく解体・封印処置を受けている。 リボルビング・ランチャー ビーム・マグナムの銃身下部に追加装着された、回転式の弾倉型オプション。 初代ガンダムのを強化したイメージで設定された。 用途に応じて収納された4種のユニットから選択可能で、近接防御用のビーム・ジュッテ、ボップミサイル、 MGaAP 、マイクロハイド・ボンブが装備されている。 リアスカートにはビーム・マグナム用Eパックと同様にランチャー用の予備弾倉もマウント可能となっている。 劇中では、クシャトリヤ・リペアードとの近接戦において弾き飛ばされる。 3号機 フェネクス [ ] デザイン(フェネクス) [ ] メカニカルデザインは引き続きカトキが担当。 1号機が白、2号機が黒というな選択だったので、3号機は思い切ってエキセントリックな方向に振ろうと金色に決めた(のではなかったかと思う)とのこと。 金色から不死鳥をモチーフとし、アンテナは閉じた状態ではに、広げると翼に見えるようデザインしたという。 劇場アニメ『』では、プロデューサーの小形尚弘はカトキに本機のデザインのリニューアルを依頼したが、「鳳凰といえば尾だけど、それがなかったよね」というカトキの提案があり、「尾」を付けただけに留まっている (詳細はを参照)。 設定解説(フェネクス) [ ] 諸元 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス UNICORN GUNDAM 03 PHENEX 型式番号 RX-0 全高 ユニコーンモード時:19. 7m デストロイモード時:21. 7m 23. 8t 全備 52. 通称となる「」とは、「」の一角を担う邪悪な不死鳥の名称であり、作品のサブタイトル「One of Seventy Two」の由来にもなっている。 「不死鳥」をモチーフとした 頭部アンテナの形状や黄金のカラーリングは、ユニコーンやバンシィと同様に「貴婦人と一角獣」に描かれた動物からコンセプトを得ており、その絵に描かれた鳥をイメージしている。 背部にを2基標準装備していのも特徴である。 宇宙世紀0095年、試験用に先行納入されたフル・サイコフレームの素体を元に、ユニコーンガンダム1号機と2号機の建造データを反映させて連邦軍が独自に組み上げたユニコーンガンダム3号機。 その出自にはUC計画にが関わることを良しとしないとある地球連邦軍参謀の思惑が深く作用している。 建造に関わった参謀Aは「これこそ真のRX-0だ」と自負するなどかなりの自信を抱いていたが 、準備稿のシナリオでアナハイム社のから「軍の沽券かなにか知らないけど、つまらない意地で勝手に3号機を造った人に言えることかしら。 」と皮肉を言われる。 なお決定稿でこのマーサの台詞はカットされている。 関節部や踵などの部位を除き、その人型はほぼ金一色で、鏡のように宇宙の星々を映す磨き抜かれた黄金の色をしている。 フェネクスと会敵したシェザール隊隊長イアゴ・ハーカナ曰く「全身の金色の装甲塗装は意外とステルス効果が高い」。 全身の金色の装甲塗装は耐ビーム・コーティングのためのエマルジョン塗装だが、そちらの方は気休め程度の性能しかないとされる。 コクピット内は耐G機能を強化した特性のとオールビュー・モニターが設置されており、コックピットの造りは標準的な連邦軍機のものと大差ない。 サイコフレームの発光色は青で、覚醒状態は他の機体と同様に緑。 暴走状態ではツイン・アイの発光色が黄色から赤色に、サイコフレームの発光色は青色からオレンジ色に変化するとも言われる。 また当初は、サイコフレームの発光色を黄色に想定し、装甲色を白と黒を基調とするを彷彿させるカラーリングを予定されるが、耐ビーム・コーティング塗装を試作することになり、廃案となっている。 フェネクスはRX-0の特徴であるNT-Dを発動させると、本体装甲と背面部のアームド・アーマーDE2基を同時に展開する。 広げた両翼を想起させる人形のシルエットは、青いサイコフレームの輝きと共に、自身が不死鳥モチーフのガンダムであることを完全に表す。 劇中での活躍(フェネクス) [ ] 映像作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』 宇宙世紀0095年12月3日にマーサの立ち会いのもと、との合同評価試験を実施。 「袖付き」のNT専用MSとの交戦中、NT-Dを発動させたバンシィの優位に焦る連邦軍ラーソン中将の指示により、NT-Dのリミッターを解除される。 その後、バンシィとのサイコフレームの共鳴によって暴走し、標的をリバウからバンシィへ変更して撤退させた後も暴走は治まらず、最後にはラーソン中将の座乗する戦艦「」のブリッジを破壊し、多くの死者を出す。 その後、本機は行方不明となる。 漫画『』 宇宙世紀0096年1月、サイド7宙域での輸送艦「アンヴァル」およびアイリッシュ級「」と、ジオン軍残党のムサイ級「メイルメル」との戦闘終了直後に突如出現。 子供たちの乗るスペース・ランチに発砲し1隻撃墜、他のランチや、を救出したをも狙う(を通して観戦する大佐は、その中にニュータイプの子供たちが存在していると確信する)。 との近接戦闘中、装甲を解放しデストロイ・アンチェインド状態になるが、との合体によるのパワーの前に機能を停止。 本機はロック麾下の新生フレスベルク隊によって回収される。 月の裏側にある研究施設でコックピットを強制解除するが、内部は無人であった。 その後を装備(前日譚に当たる『』のエピローグでも同様のエピソードが描かれている)。 なお、この時期にユニコーンガンダム1号機の初の実戦参加が報告されている。 「袖付き」・連邦軍の混成部隊との決戦の際には、ナイトロ隊の1機として出撃。 によって拉致されナイトロに精神を侵されたGファーストのパイロット、中尉が搭乗。 ジョリオンに替わってがパイロットを務めるGファーストDXと交戦し、リバウがアームド・アーマーXCを破壊することにより機能を停止する。 ジョリオンがコックピットから救出されると、本機は無人のまま飛び去っている(の残留思念体の発言によれば「俺みたいな先客がいた」とのこと)。 短編小説『』 本作はあくまで小説版『機動戦士ガンダムUC』の設定に沿った外伝小説であるが(小説版本編には登場しない)、のちの劇場アニメ『』は本作をモチーフとしている。 宇宙世紀0096年の「ダカール事件」が起こって1週間ほどのち、連邦軍の特務部隊「シェザール隊」が行方不明となっている本機を捜索・捕獲する作戦を開始。 3日目に本機と遭遇するも翻弄され、見失う。 『One of Seventy Two』で描かれた評価試験の際に本機に搭乗していたのはであることが本作で明らかになるが、暴走により肉体を失っており、本機を代わりの「容れ物」として約半年もの間宇宙を漂う。 リタは、幼馴染でありシェザール隊に所属する中尉を導き、本機の力を用いての手に渡る前に「今の人の世界に存在してはならないもの」であるネオ・ジオングを破壊しようとする。 L1ジャンクション跡でシェザール隊はふたたび本機と遭遇するが、本機はヨナのを曳航する形で、近くでネオ・ジオングを輸送する「袖付き」の巡洋艦のもとへ連れて行く。 ヨナ機はムサカ級の撃沈に成功するが、をコア・ユニットとしてネオ・ジオングが起動。 交戦の末、ヨナは乗機が大破する直前に本機に乗り移り、本機はデストロイモードに変身。 ネオ・ジオングのサイコ・シャードの「効果」によって武装のすべて(アームド・アーマーDE、ビーム・サーベル、頭部バルカン砲)を破壊されるも、本機の右手でヤクト・ドーガの胸部に触れるとサイコ・シャードは砕け散り、本機の背後に100メートルを超える巨大な「翼」を形成。 その翼がネオ・ジオングを抱くように閉じ合わされると、同機は細かなパーツに分解され、翼がまばゆく輝くと同時にそれらは蒸散される。 その後、本機はヨナを残して姿をくらまし、ヨナはシェザール隊の同僚たちに救助される。 フェネクス(ナラティブVer. ) [ ] 諸元 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer. ) UNICORN GUNDAM 03 PHENEX NARRATIVE Ver. 型式番号 RX-0 頭頂高 19. 7m(ユニコーンモード) 21. 7m(デストロイモード) 23. 8t 全備 52. 4t 3,890kW 206,770kg 60mmバルカン砲 ビーム・サーベル(ビーム・トンファー) メガ・キャノン 搭乗者 劇場アニメ『』に登場。 これまでのデザインと異なり、2基のの下部にの尾をイメージしたテール状の姿勢制御用スタビライザーが追加されている。 また、スタビライザーとのバランスを取る形でアームド・アーマーDEの取り付け位置も上寄りに変更された。 上記『One of Seventy Two』で描かれた「エシャロット事件」の『NT』劇中での記録映像でもスタビライザーは装備した状態で描かれており、本機が行方不明になる以前からもともと装備されていた設定となった。 しかし、重量の数値は従来設定のままとなっている。 パイロットがであった事、最終決戦で主人公ヨナ・バシュタが一時的に搭乗するのは『NT』のモチーフに当たる短編小説『不死鳥狩り』と同様。 リタはにより 、を介して魂をフェネクスと一体化させている。 その有り様は、曰く「意識みたいなものは残っているが、命ではない」 、には「生きた人間を媒介にしなければ何も出来ない、抜け殻、影のようなもの」と表現された。 ユニコーンモード時にもサイコフレームの燐光が装甲の隙間から常に漏れているという表現も、ナラティブver. の特徴である。 劇中では、青い燐光を揺らめかせながら、推進剤を使わずの力によって変幻自在の機動を見せる。 加速力も凄まじく、メーティス離脱時には短時間で、クラップ級宇宙巡洋艦のレーダー長が「ほとんど光の速さ……」と驚嘆する速度に達している。 そのほか、加速力に言及した場面として、小説版では接敵したシェザール隊が「ビーム光より速いのか!? 」と驚愕している。 これらの「能力」について、本作のを担当した福井は、フェネクス(ナラティブver. )は天界から力を得て動いており、それはいまの世には行きすぎた力。 オーパーツであると述べている。 リタの意思によって動いている際は基本的にユニコーンモードで動作し、で軽やかな仕草や動きで演出されており 、前述のテール状のスタビライザーもリタの髪をイメージにだぶらせるような動きがつけられている。 過去のエシャロット事件の場面、およびヨナが搭乗する場面でのみデストロイドモードとなるが、両者の場面ではツインアイの色が異なる演出となっている。 能力(ナラティブVer. ) [ ] サイコ・フィールド フェネクス(ナラティブver. )の掌から放たれるがを媒介として生み出される力場「」。 の複合特殊兵装「」(側面被弾時)、ナラティブガンダム B装備の、そしてIIネオ・ジオングのアームユニット2基をこの能力で分解している。 不可思議な効果を発するが、上記のサイコ・キャプチャー(キャプチャー・フィールド)により防御される場面もあった(=宇宙世紀0097年ので一定の対抗が可能)。 劇中での活躍(ナラティブVer. ) [ ] 宇宙世紀0095年、性能評価トライアルとしてととの間で模擬戦闘訓練を実施したとされており、この戦闘でフェネクスはNT-Dを発動して制御不可能な暴走状態へ突入。 試験評価員が乗ったのに攻撃を加え戦闘空域から離脱し、パイロットであるリタも含めて機体は行方不明となったとされる。 いくつかの目撃情報はあるが、宇宙世紀0096年の「ラプラス事変」時にも鹵獲には至らなかった。 『NT』の設定でのエシャロット事件の詳細については、大森倖三によるコミカライズ版で第8話から第10話にかけて語られており、『One of Seventy Two』や小説「不死鳥狩り」とは細部の展開が異なりつつも、マーサが見守る中、バンシィとの模擬戦が行われ、袖付きの機体の乱入をきっかけに暴走したフェネクスがバンシィを撃墜し、ラーソン中将や研究員、オペレーターらが乗艦するエシャロットを撃沈するという、従来の設定に準じた展開が描かれている。 宇宙世紀0097年、 近傍の暗礁宙域にて、地球連邦軍のシェザール隊によって捕獲作戦が行われる中、ルオ商会によって投入されたと交戦状態に入る。 フェネクスのパイロットがリタであることを知っているナラティブのパイロットのヨナは、攻撃を一時中止してワイヤーによる接触通信で呼びかけを試みるが応答はなく、そのままナラティブガンダムを振り切って逃走した。 その後、(所在は不確かな部分がある、ともされる )の学園都市コロニー「メーティス」にて、の大尉が乗ったと戦うのの共鳴に惹かれ現れる。 スタインを攻撃しナラティブを助けるが、その場でナラティブのNT-Dが発動したことで攻撃を受け、無線によるで一旦は完全に機能を停止する。 だが、暴走してをサイコミュ・ジャックしたヨナを救うため、を放ちインコムを分解して自らを戒めから解き放つ。 ヨナを説得しナラティブを鎮めた後は再び何処かへと飛び去る。 3度目は、ゾルタンが駆るIIネオ・ジオングがサイド6のヘリウム3備蓄基地に現れた際、これを破壊するために姿を現す。 あの世から遣わされたフェネクスが地球圏に出現したのは、IIネオ・ジオングが世界に壊滅的な破壊をもたらすことを悟り、それを防ぐべくヨナの力を借りるためであった。 その場に駆けつけた のの残存部隊がIIネオ・ジオングにジャックされ、彼らを犠牲にしないように戦ったために苦戦し、捕獲されてしまう。 しかし、その場にが駆けつけ、フェネクスと共闘したことで持ち直す。 援軍に駆けつけたやシェザール隊、サイコフレームの試料を戦場に撒いて共鳴させ、フェネクスを援護しに現れたの援護を受けつつ善戦し、傷ついたナラティブガンダムから脱出したヨナをコックピットに受け入れ、IIネオ・ジオングと対決。 激しい死闘の末、IIネオ・ジオングの数倍にも達するまで膨張したビーム・サーベルにより、3基のアーム・ユニットによる斉射を割り、高速機動によりサイコシャードとハルユニットを両断。 ヨナはゾルタンに戦いの終わりを呼び掛けるも、なおシナンジュ・スタインを分離させて迫る彼をビーム・トンファーで貫き決着をつける。 だが、操縦者であるゾルタンの今際の際の怨念はシナンジュ・スタインから溢れ出して周囲のヘリウム3貯蔵タンクをすべて爆破し、その余波でスペースコロニー3つを破壊しようとする。 破壊されたコロニーの破片が落着すれば地球に壊滅的被害がおよぶことを悟ったリタは、フェネクスから凄まじいほどに巨大な翼を出現させ、周辺宙域を包む。 そして、未知の輝きはタンク1基の爆発による破片の飛散さえも無いよう、臨界状態だったヘリウム3を基底状態へ戻し、宇宙に静けさを取り戻す。 目的を果たした後、フェネクスはヨナを降ろし、幼い頃のリタの願いだった「生まれ変わったら鳥になりたい」を叶えるかのように、2枚の翼を広げて銀河の中心へ旅立っていった。 アームド・アーマー [ ] RX-0シリーズ用の増加装備。 サイコフレーム同士の共鳴性に着目した技術者によって試験的に開発された増加サイコフレーム兵装で 、ユニコーンモードでもすべての機能が使用可能とされる。 いずれも、装備する機体に合わせて塗装され、サイコフレームも機体と同じ色に発光する。 原作小説版には登場しない装備であり(追補小説には登場)、アニメ版『UC』の設定創作を担当した関西リョウジによれば、ストーリー後半で昔のMSだけでなく映像オリジナルのMSでのインパクトが必要と考え、単純に新規武装で終わらない、RX-0専用に作られた継続性のある装備としてアームド・アーマーが設定されたという。 さらに、バンシィがアームド・アーマーをエピソードごとに各部位に装着し、最終的にそれらすべてを1号機が装着するという「パーフェクト・ユニコーンガンダム」ともいうべき計画もあったが、アニメでは実現しなかった(のちにゲームでとして結実)。 脚部に装備するパーツは登場していないが、ある程度の方向性は模索されていたとのこと。 ハイパー・ビーム・ジャベリン プラモデル『 Ver. ka』に付属したのが初出。 福井からのイメージ(『』放送当時、が発売した玩具『ガンダム DX合体セット』に付属した武器の「ソードジャベリン」をもとにしている)を受けてカトキがデザインした。 アームド・アーマー・シリーズのプロトタイプ。 斧と槍の機能を合わせたに類する武装であり 、MSの頭頂高ほどある長い柄をもつが、柄から伸びるグリップを握る形となっている。 先端にはジャベリン型とアックス型の2種のビーム刃を発生させるビーム発振部をそれぞれ備え、これらにはサイコフレームが内蔵されており、展開時にはスライドして一部露出する。 柄を折り畳むことで収納形態になるが、2つ折りのショート・ジャベリン形態でシールドに取り付けることも可能。 ジャベリン型のビーム発振部は取り外して柄尻部分へ移動させたり、ビーム・マグナムへの取り付けも可能。 小説版およびアニメ版本編で1号機は装備しないが(テレビ版『Re:0096』のオープニング映像ではが装備)、アニメ版ではネェル・アーガマに搬入されていた1基(ビーム発振部は1号機に合わせた白でサイコフレームは赤、柄はグレー)の柄を切り詰め、の失われた左前腕部の代わりに接合されるが、との戦闘で軽くいなされたあとに叩き折られている。 漫画版『バンデシネ』では、バンシィ・ノルンが装備している。 第14巻表紙によれば、柄の部分も含め機体色に合わせた黒で塗装されている。 アームド・アーマーBS が右腕に装備する射撃武装。 "BS" は "Beam-Smartgun"(ビーム・スマートガン)の略。 カトキの「もっと凶暴なキャラクター性を出したい」との提案から、のビーム・スマートガンやのフィン・ファンネルを参考にしている。 通常は前腕部甲に2つに折り畳まれており、この状態でも内蔵されているセンサー・ユニットからサイコミュで随時データをパイロットに伝達することでセンサー能力が大きく向上する。 射撃時には手を覆うように展開し、センサー・ユニットから得られた空間データを伝達し、その感応波をインテンション・オートマチック・システムを介して フィン状のビーム偏光器と連動させることで高精度の「予測照準」を可能とする。 のフィン・ファンネルと同じ開放式バレルを採用しており、ビーム・マグナムより威力は低いが、必要十分以上の性能をもち、照射時間も長い。 また、ビームを歪曲しての射出も可能。 アームド・アーマーVN バンシィ(アニメ版)が左腕に、が右腕に装備する近接格闘用武装。 "VN" は "Vibro-Nail"(ヴァイブロ・ネイル)の略。 パイロットの感応波を受信した際のサイコフレームの大幅な強度向上、すなわち「強靭性」のみに注目して開発される。 BSと異なり通常時から手を覆うように装備されているが、外装にコーティングがほどこされているため通常のシールドと変わらない耐ビーム性能をもち、サイコフレームの強靭さを利用した質量兵器としても極めて優秀である。 展開時には獣の爪を模した4本のクローとなり 、いわゆる超振動破砕兵器として内部構造を粉々に破壊することが可能。 ビーム・サーベルより場所を選ばない強力な近接兵器である。 なお、装備時もビーム・トンファーの展開は阻害されない。 『UC』の総作画監督・メカニカルデザインを担当した玄馬宣彦によれば、シールドでも防げない最強クラスの近接兵器(だと思う)とされ、1号機でも当たったら危険だっただろうとのこと。 アームド・アーマーDE 漫画版『』で1号機が単体で装備したのが初出で、その後やにも装備された。 "DE" は "Defense-Extension"(ディフェンス・エクステンション)の略。 RX-0シリーズのシールドの機能拡張を主目的とする、最初期に開発されたアームド・アーマー。 シールドに増設する形で、宇宙空間での機動力の強化のためのスラスターと、先端部(腕部にシールドを装備した際の上部)に広域攻撃手段のためのメガ・キャノンを内蔵する。 デストロイモードでは本装備も形状を大きく変え、デストロイモードの機動をさらに鋭くし、メガ・キャノンの狙撃性能も正確さを増す。 スラスターは上部に4基、下部に2基、いずれもウィング状に展開する部分にあり、背部に装備した状態では可変MS並みの大推力を得、行動範囲の拡大に貢献している。 先端には蓋付きのグリップがあり、取り回しやすくなっている。 『バンデシネ』では、ネェル・アーガマに搬入されていたものの、1号機の開発に関与したでさえアームド・アーマーの存在を知らなかったため検証作業に時間がかかり、旧首相官邸ラプラスの調査の際にに装備して初出撃。 デストロイモードに変身し、本装備の推力も加えて大推力のに追い付き、ビーム・トンファーで切り刻む。 ガランシェールに収容されての地球降下後、ダカールの戦闘で本装備は一旦外され、シールドにビーム・ガトリングガンを装備して戦闘に参加。 その後、連邦軍トリントン基地およびに潜入したたちがビスト財団のコンテナから発見して奪取し、ふたたび1号機がシールドに装備する。 また、同作品のは3基のシールドすべてに本装備を増設している。 アニメ版『UC』では1号機は装備しない。 バンシィ・ノルンの本装備はのファンネル・ミサイルを防御した際に破壊される(この時点ではシールド自体は無事)。 フェネクスは、本装備2基を「ブレード・ルート・フレーム」を介して バックパックに接続しており、爆発的な加速力を発揮する。 シールドのサイコフレームで推進機関なしに遠隔誘導できることから、漫画『ラスト・サン』では背部から前腕部に誘導させてメガ・キャノンの発射体制をとっている。 劇場アニメ『NT』ではファンネルのように自在に誘導しているが、メガ・キャノンは使用せずに打突攻撃をおこなっている。 アームド・アーマーXC がバックパックに装備し、デストロイモード時には上方に展開してのような状態となる。 "XC" は "Xeno-Connect"(ゼノ・コネクト)の略。 漫画『』では、フェネクスにも一時的に装備される。 後期に開発されたアームド・アーマーで、ジェネレーター出力の強化に加え 、頭部ブレード・アンテナと連動する拡張機能をもち、パイロットと常時接続をおこないつつ 、敵性サイコミュ搭載MSが発する感応波の受信能力、および本機のパイロットの感応波の送信能力を増幅させることで NT-Dの発動条件を緩和し 、発動後もパイロットとサイコミュのより高い親和性を維持する。 これにより、ニュータイプ以外がパイロットでもデストロイモードでの高い戦闘能力を発揮することが可能となっている。 中央にはマウント・ラッチがあり、本装備状態でも背部にシールドをマウント可能。 本装備の開発には、かつて存在した「忌むべき技術」が少なからず関係しているとされる。 漫画『ラスト・サン』では、本装備は一般人にニュータイプ的な能力を与える代わりに強化人間化させてゆく「」システムの研究施設で開発されており、というRX-0の「実機」を入手したことで要求スペックを満たす。 フェネクスに装備されるとともににも渡されるが、後者はナイトロの関連を匂わせない「余所(よそ)行き」のものとされる。 アニメ版『UC』では、バンシィ・ノルンの本装備はとの戦闘で、サイコシャードによるビーム・マグナム用Eパックの爆発に巻き込まれ、シールドとともに破壊される。 なお、同機の運用データによれば、リディは自身の「力」だけでNT-Dを発動させていたという。 『ラスト・サン』では、フェネクスの本装備はののビーム・サーベルによって破壊される。 その他 [ ] フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランB [ ] 諸元 フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランB FA UNICORN GUNDAM [PLAN B] 形式番号 RX-0 頭頂高 20. 7m 32. 1t 全備 63. 9t ビーム・マグナム ハイパー・ビームジャベリン アームド・アーマーBS アームド・アーマーVN アームド・アーマーDE アームド・アーマーXC等 『』に登場。 各種アームド・アーマーの存在を知ったタクヤが考案したもう一つのフルアーマー・プラン。 1号機をベースに背部にアームド・アーマーXCとアームド・アーマーDEが2基、右腕にアームド・アーマーBS、左腕にアームド・アーマーVN、携行武器としてハイパー・ビーム・ジャベリンを装備。 頭部ブレードアンテナの展開面の配色と、サイコフレームの発光色は青色に変更されている。 ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ [ ] UNICORN GUNDAM PERFECTIBILITY フルアーマー・ユニコーンガンダム・プランBのアームド・アーマーDEに、と同じスタビライザーを追加した仕様。 2018年8月に、翌年2月発売の『機動戦士ガンダムUC Blu-ray BOX Complete Edition』の特典としての本機のガンプラが付属することが発表されたのが初出。 同年9月末から上映のWALL-G特別映像『機動戦士ガンダムUC ペルフェクティビリティ』では、バナージが搭乗しネェル・アーガマを発艦、ネオ・ジオングと交戦。 サイコシャードによる武装破壊でほとんどのアームド・アーマーを破壊されるが、残存していたヴァイブロ・ネイルは決め技として使用される。 また、同時期にガンダムベース限定でのガンプラ(デストロイモード)が発売された。 さらに2019年7月にガンダムベース限定でMG版も発売された。 G-フェネクス [ ] 宇宙世紀の次の世紀「リギルド・センチュリー」を舞台とした作品『』の外伝として、ガンダムフロント東京にて限定イベント上映された映像作品『』に登場する機体。 の大尉がパイロットを務める。 キャピタル・アーミィが「ヘルメスの薔薇の設計図」に記載されていたユニコーンガンダム3号機「」のデータを基に、リギルド・センチュリーの技術をもって復活させた機体。 キャピタル・アーミィにおける型式番号は「CAMS-RX0 」。 その全身は黒いメタリック装甲で、サイコフレームの発光色は赤となっている。 キャピタル・タワーに漂着した宇宙世紀のサイコフレーム素材を回収し、再現製造が可能となる。 武装もユニコーンガンダム3号機と同様のものをすべて再現している。 その内部フレームが露見する特殊モード(デストロイモード)発動時には、フォトン・バッテリー由来とは異質の光を放つ。 劇中ではユニコーンモードで登場し、にてと交戦。 マスクが武装の特性を知らず扱いきれていなかったこともあり、可変機構を上手く利用して戦うG-アルケインに優位に立たれ、一時は機能不全に追い込まれる。 だが、その事態にコンプレックスを刺激されたマスクの怒りに呼応するかのようにデストロイモードへ変身。 圧倒的な力でG-アルケインを退け、救援に来たをも圧倒するが、最終的にの思いに呼応して未知の力を発揮するG-セルフに敗れ、機能を完全に停止する。 実物大ユニコーンガンダム [ ] 実物大ユニコーンガンダム(じつぶつだいユニコーンガンダム、正式名称: RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC TOKYO WATER FRONT CITY )は、RX-0ユニコーンガンダム(1号機)を設定通りに全高19. 7mサイズ(ユニコーンモード時)で建造した立像モデルである。 以下の出典は別の出典がある場合を除き、ニュースリリース に基づく。 2017年9月24日より、東京・の「プラザ」の「フェスティバル広場」にて正式に展示が開始された。 ユニコーンガンダムをデザインしたカトキハジメによる新規マーキングが、機体装甲に印字されている。 立像なので自立歩行・飛行はできないが、劇中におけるユニコーンモードからデストロイモードへの変形を現実的なレベルで可能な限り再現している。 ただし、の規定により建築物の高さを可変とすることは不可能であるため、変形時に身長が変化する機構は意図的に省かれている。 建造・展示経緯 ダイバーシティのフェスティバル広場には、2012年から2017年まで(実物大ガンダム)が展示されていたが、一定の役目を果たしたとされて2017年3月5日をもって展示を終了した。 そのクロージングセレモニー内で、同年秋より同地にて「実物大ユニコーンガンダム立像」を建造し、展示することが発表された。 新規に立ち上げた「TOKYO ガンダム プロジェクト 2017」の一環として、臨海副都心エリアの活性化への貢献を建造の目的の1つとしている。 展示関連 2017年9月24日より、正式に展示が開始された。 正式公開前夜の同年9月23日には、特別ゲストによるスペシャルセレモニーが行われた。 ステージには『機動戦士ガンダムUC』で主人公のバナージ・リンクスを演じた、同作の音楽を担当したとTielle、ガンダムファンを公言するがスペシャルゲストとして登場したほか、内山による『ガンダムUC』の原作者である書き下ろしのバナージの台詞に呼応するように、ユニコーンガンダムが起動された。 全身を発光させるユニコーンガンダムを背景に、Tielleは『ガンダムUC』のテレビシリーズの主題歌「Into the Sky」と、実物大ユニコーンガンダム立像のテーマ曲となる書き下ろし楽曲「Cage」を歌ったほか、SUGIZOは「ビギニング」の独奏を行い、全員によるスペシャルメドレーの生演奏も行われた。 正式展示開始以前にも、ガンプラ関連をメインとしたアミューズメント施設「ガンダムベース東京」 THE GUNDAM BASE TOKYO が同年8月19日にダイバーシティ東京にオープンした同時期より、建造中のユニコーンガンダムが建造エリア外から一般の通行者にも目視できるようになっていた。 正式展示開始後、RX-78実物大ガンダム展示中にも行われた立像やその後方の建物の壁面に映像を映写する「Wall G」のほか、各種イベント企画などを随時実施している。 実物大ユニコーンガンダムが登場する作品 『』 2018年の映画。 ビーム・マグナムとシールドを装備した実物大ユニコーンガンダムが、サイコフレームなどをすべて白色に変えたデストロイモードの状態でしている。 『』 2018年のテレビアニメ。 ガンダムベース東京が作中における現実世界での舞台の1つとなっており、この実物大ユニコーンガンダムが登場している。 こちらもビーム・マグナムとシールドを装備しているほか、回によってユニコーンモードの場合とデストロイモードの場合があった。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• ただし、書籍などの機体解説の見出しにおいて「RX-0 ユニコーン」とした記載はない。 プランとしては「において検討されていた」と設定されている。 RX-0専用のシステムではなく、『』ではナラティブガンダムもNT-Dを機体管制に使用している。 「ニュータイプ・ドライブ」という名称が、開発に携わった技術者を欺くための表向きの名称であったのか、それとも発動条件の変更を踏まえて改名されたものであったのかは、劇中では明言されていない。 また、1号機のシステムがそのように呼ばれていたことをアルベルトが知っていたかどうかも明示されず、知っていてそのように表現したのか、偶然に言い当てていたのかは明らかではない描写になっている。 アニメ版では戦闘中には虹色に発光していない。 小説版のみ。 バンシィ(アニメ版)に付随する設定であり、その後に設定されたアームド・アーマーDEおよびXCにも適用されるかは不明。 『ガンダム DX合体セット』のソードジャベリンと同じ仕様であり、福井はカトキにこれと、サイコフレームを仕込むことの2点のみ要望したという。 「ヴァイブレーション・ネイル」とする資料もある。 出典 [ ]• プラモデル「ユニコーンガンダム Ver. 「赤い彗星」『機動戦士ガンダムUC 第3巻』角川書店〈角川スニーカー文庫〉、2010年4月1日、24頁。。 福井晴敏「赤い彗星」『機動戦士ガンダムUC 第3巻』角川書店〈角川スニーカー文庫〉、2010年4月1日、29頁。。 『機動戦士ガンダムUC 電撃データコレクション』KADOKAWA、2014年12月12日、28頁。。 福井晴敏「赤い彗星」『機動戦士ガンダムUC 第3巻』角川書店〈角川スニーカー文庫〉、2010年4月1日、31-32頁。。 福井晴敏「パラオ攻略戦」『機動戦士ガンダムUC 第4巻』角川書店〈角川スニーカー文庫〉、2010年6月1日、250頁。。 福井晴敏「赤い彗星」『機動戦士ガンダムUC 第3巻』角川書店〈角川スニーカー文庫〉、2010年4月1日、27頁。。 福井晴敏「パラオ攻略戦」『機動戦士ガンダムUC 第4巻』角川書店〈角川スニーカー文庫〉、2010年6月1日、249頁。。 専用ゲーム『』「エピソード0:戦後の戦争」より。 『モビルスーツアーカイブ RX-0 ユニコーンガンダム』SBクリエイティブ、2015年11月7日、126頁。。 『機動戦士ガンダムUC インサイドアニメーションワークス 1』• 『モビルスーツアーカイブ RX-0 ユニコーンガンダム』SBクリエイティブ、2015年11月7日、42頁。。 『週刊ガンダムパーフェクト・ファイル』第180号、デアゴスティーニ・ジャパン、2015年3月3日、8頁。 『ガンダムユニコーンエース』Vol. 3付録「UC MSハンドブック」• 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』KADOKAWA、2013年3月8日、136頁。。 0096 モビルスーツガイド」『Febri』Vol. 23、一迅社、2014年6月20日、20頁。 Ka』付属説明書、バンダイ、2007年12月、2頁。 『週刊ガンダムパーフェクト・ファイル』第7号、デアゴスティーニ・ジャパン、2011年11月8日、7-8頁。 福井晴敏「虹の彼方に(下)」『機動戦士ガンダムUC 第10巻』角川書店〈角川コミックス・エース〉、2009年8月26日、168頁。。 『モビルスーツアーカイブ RX-0 ユニコーンガンダム』SBクリエイティブ、2015年11月7日、46-47頁。。 『機動戦士ガンダムUC メカニック&ワールドep1-3』• OVA『機動戦士ガンダムUC』episode7「虹の彼方に」• OVA『機動戦士ガンダムUC』episode7「虹の彼方に」• アニメ!アニメ! 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グレイ・ゼータ

ゼータ ガンダム 3 号機

ガンダムの世界において、専用機といえばシャア専用の機体が有名ですが、実は、「機動戦士ガンダム」の主人公でもある、アムロ・レイ専用機ともいうべき機体もいくつか種類があるのをご存じでしょうか? あれ、アムロってガンダムだけじゃないの? とお思いかもしれませんが、劇中はもちろん、設定上でもさまざまな機体に搭乗しているのですよ。 そこで今回は、アムロ・レイ専用機を手持ちのガンプラで振り返る企画をご用意しました。 アムロといえばガンダム。 でも実はさまざまな機体に搭乗しているのです すべてはここから RX-78-2 ガンダム アムロ・レイ専用機といえば真っ先にこのRX-78-2 ガンダムが浮かびますよね。 テレビアニメでも初回から搭乗し、以降アムロ・レイ専用機として活躍します。 ガンプラもこのファーストガンダムを軸に商品展開をしておりまして、現在発売されているガンプラのフォーマットであるHG、MG、PG、RGシリーズすべてでファーストガンダムが製品化されています。 まさにガンプラの基礎となる製品ですね。 ではラインアップを見ていきましょう。 2015年にHGUCのフォーマットで「リバイブ」されたガンダムです。 2001年に一度発売されたHGUC版と同等数のパーツ数ながら、可動領域は1. 5倍以上になり、3枚のランナーで誰でも簡単にグリグリ動くガンダムが作れるということで人気の製品。 量販店なら700円台で買えるのも魅力です。 簡単組み立てで劇中の動きを再現できるのがすごいです コラム:一年戦争でアムロが搭乗した機体 さて、アムロ・レイ専用機というわけではないのですが、初代ガンダムの劇中で、アムロがガンキャノンとガンタンクに搭乗したことがあるのをご存じですか? テレビ版では第16話「セイラ出撃」にて、セイラさんがガンダムで出撃したのをサポートするため、アムロが一時的にガンキャノンに搭乗して出撃します。 これなかなかいい戦い方でしたよね。 さらに第17話「アムロ脱走」では、命令を無視してガンダムではなくガンタンクに搭乗したアムロが見られます。 またテレビ版とは設定が異なる小説版「機動戦士ガンダム」において、マグネット・コーティングを施され、グレー1色の色合いとなったG-3ガンダムという機体にアムロが搭乗します。 しかもその後、撃墜されてアムロ死亡になったりするのですが……。 これらの機体ももちろんガンプラで販売されています。 ほか、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では肩口にキャノン砲がついたガンダムに搭乗しています。 アムロ=ガンダムの概念をぶち壊した機体 MSK-008 ディジェ 時は流れて一年戦争から7年後、TVアニメ「機動戦士Zガンダム」の世界でもアムロ・レイ専用機が登場します。 おそらく、ぱっと見て「え? これアムロの機体?」と驚かれること間違いなし! その名もディジェ。 設定ではリック・ディアスという機体をベースに設計されたモビルスーツで、第35話「キリマンジャロの嵐」でシャア、カミーユを助けるためにディジェが登場します。 ガンダムとはおよそほど遠いデザインは、ジオン軍のモビルスーツをほうふつとさせます。 そんなディジェが、2018年12月にHGUCとして発売されました。 ディジェは最新作「機動戦士ガンダムNT」でもグレーの機体が登場します。 背中の独特のフィンのデザインもディジェならでは。 劇中ではこれにアムロが搭乗し、カミーユのZガンダム、シャアの百式とともに戦います。 キットは最新技術を駆使したガンプラになっており、可動の優秀さはもちろん、組みやすく、ポージングも決まってとてもよくできています。 グリーンのカラーがアムロらしくないですよね。 ジオン軍MSみたいな印象です 可動領域が広く、さまざまなポージングが可能 このリ・ガズィに乗る前に、「ジェダ」というジェガンもどきのMSにアムロが乗ったことがある、という資料があるのですが、ガンプラ展開はありません。 小説「機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー」に登場します。 アムロ最後の機体は人気No. ようやくアムロにガンダムが戻ってきました。 アムロ初となるファンネル搭載型モビルスーツで、アンシンメトリーの形状が当時斬新でした。 2018年にNHKで行われたガンダム総選挙のモビルスーツ部門で堂々の1位を獲得した人気のモビルスーツです。 キットはHGUC版、MG版、MG Ver. Ka版などが発売されており、いずれも秀逸な出来。 今回はHGUC版とMG Ver. Ka版をご紹介しましょう。 6基のフィン・ファンネルはそれぞれ独立可動します 可動も秀逸。 キットはHGUC版、MG Ver. 大きく異なるのはバックパックとフィン・ファンネル周りです。 可動するフィン・ファンネルは2基のみ。 またビーム・ライフルやニュー・ハイパー・バズーカは設定色と異なるので塗装が必要になります。 設定や小説にのみ登場するモビルスーツを合わせると、本記事では網羅しきれないほどいろんな機体を操ってきたみたいです。 特にディジェのスタイリングは当時度肝を抜かれました。 アムロがどんな思いでディジェのコックピットから、Zガンダムに搭乗したカミーユを見ていたのか心中お察しいたします。 個人的にはお金と余裕があるならMG Ver. あとはメガサイズのガンダムの迫力を感じながら飾ってほしいですね。

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Ζガンダム (ぜーたがんだむ)とは【ピクシブ百科事典】

ゼータ ガンダム 3 号機

「 MS 」の一つ。 初出は、1985年放送の『』。 作中の軍事勢力の一つである反地球連邦軍政府組織「」の試作型MSで、であるウェイブライダー形態に変形する(TMS)。 主人公のに次ぐ愛機として、劇中後半より登場する。 続編の『』では主人公の搭乗機となり、ジュドーが後継機であるに乗り換えてからは、「」の一員であるがメインパイロットとなる。 本項目では、その他の映像作品やゲーム、雑誌企画などに登場する系列機、派生機についても記述する。 デザイン [ ] メカニックデザインは、複数のアイディアを基にが最終デザインを行っている。 RX-78 やガンダムMk-IIとも異なる独特のフェイスマスクが特徴で、以降の「ガンダムシリーズ」作品にも似たフェイス形状を持つガンダムタイプが複数誕生している。 カラーリングについても白を基調としたトリコロールカラーではあるが、青の面積が多いなど、他のガンダムの名を持つ機体とは一線を画している。 サンライズでも『』での、『』でのエルガイムMk-IIと、先行作で後半強化型主人公機に変形機構を持たせていた。 スポンサーのはガンダムに変形メカを登場させることに反対だったが、総監督の富野の意向により実現した。 元々当番組のデザインについてはや、といった複数のデザイナーが参加していた。 番組名を冠する新型ガンダムのデザインにはプロデューサーによって数十名のデザイナーにオファーがなされ、頭部アンテナが畳まれるアイデアは漫画家の、フライングアーマーが回転して胸の下に入り込むアイデアは大河原 、顔のデザインは永野が描いた没案の顔を採用して最終的にメインデザイナーである藤田によってクリンナップが行われた。 採用されなかったデザインも相当あり、それらは『機動戦士ガンダム MS大辞典』(バンダイ)などのムックに一部が掲載されている。 採用されなかったデザインは百式やなどに流用されている。 後年の『』のような本編での採用を前提としたデザインコンペではなく、あくまでもプロモーションの一環であり、優勝したデザインは本編には登場していない。 なお、ボンボン掲載の漫画『』には「オリジナルゼータガンダム」として登場を果たした。 7m 頭頂高 19. 7m 全長 24. 32m(WR形態) 18. 61m(WR形態) 28. 7t 全備 62. 本機を開発するにあたり、開発チーフはカツミー設計技師 、総合技術オブザーバーは旧出身のアレクサンドロ・ピウスツキ博士が担当した。 先ずをベースとした 、MSN-001 を設計したものの、これはフレームの強度不足から採用が見送られた。 その後、からの技術交換によって得られたデータを元に 、より変形機構が簡易なを開発したが、これは難なく進捗し、データ収集も完了したものの、既存のMSからはスタイルが異なる試作機の域を出ないものであり 、白兵戦には適さない機体だった。 そこでさらに非変形型のMSZ-006X が開発されたが、この機体はアナハイム・エレクトロニクス特有のブロックビルドアップ機構により生産・整備性を高める狙いがあったものの、制御系に課題を残した。 そして、このMSZ-006Xをベースに変形機構を盛り込む試みを行い 、変形機能こそ実証したものの、フレームの設計からMS形態時における金属疲労に耐えきれなかった事から実用化にはいたらなかった。 その後、が開発したガンダムMk-IIが同社に持ち込まれたことで状況は一変。 ガンダムMk-IIに採用されたの設計思想は斬新であり 、可変MSに要求される機能を十分に備えたものであった。 アナハイム・エレクトロニクスは、この技術の取得後に大気圏突入能力の実証を目的とし、を開発。 ガンダムMk-IIのオプションとして用意し、データの収集を行った。 さらにカミーユ・ビダンによる変形MS案のプロットを採用。 ムーバブルフレームによる可変機構はアナハイム・エレクトロニクス所属のゲルハルト・グルック博士の手により実用化される。 本機のムーバブルフレームの基本構造はコピーが容易であるうえに他の機体とは比較にならない強度を持つため 、以後に開発されたMSのほとんどがどこかにこの構造を取り入れている。 100年代の機体にも近似する仕様といえる。 便宜上、第三世代MSとも称される高性能MSとなった。 装甲材質 装甲材質はリック・ディアスや百式と同様にを使用し、さらなる軽量化と高剛性を実現している。 この素材の採用がなければ本機は自重によって機体各部の運動性を損ない、変形の所要時間を短縮することもできず、実用機としては完成しなかったといわれる。 大気圏突入を行う機体の性質上、外装やシールドは入念な耐熱処理が施されており、ビームによる射撃・斬撃にも数回ながら耐えうる。 ただし、シールドはWRの一部を構成するパーツでもあることからデリケートな構造であり、整備面で若干の問題があった。 これらのエンジンやジェネレーターの開発はアナハイム・エレクトロニクス所属のオスカー・ライエル博士によるもの。 構造には脚部開発の折に培われたノウハウが生かされている。 結果的に分散配置となり片脚を喪失した場合でもある程度の出力が維持される。 背部にはとスラスターとしての機能を併せ持つロングテール・バーニアスタビライザーを装備、大気圏内外において優れた加速性能を発揮する。 また背部ムーバブルフレームに接続されるフライングアーマーには複数のモデルがあり換装が可能である(に後述)。 高性能な可変システム 本機は当時の可変MSとして傑出した完成度を誇り、緻密な変形機構によって高性能なMSとWRを両立した。 MSとWRでは基本構造や必要とされる技術がまったく異なるが、それゆえに双方の機能を併せ持つ本機は戦術的に大きな意味を持つ。 これは自身の兵器としての性格を任意に変更できるということであり、旧来のMSにおいては実現不可能な戦術であった。 すなわち本機は「自らのMSとしての戦力を自力で戦線に空輸することが可能」である。 多目的な兵装 兵装も機体に劣らぬ汎用性・合理性を有し、WR時にはビーム・ガンとなるビーム・サーベル、サーベル発生機能を持つ長銃身ビーム・ライフル、複数種の弾頭をあつかえるグレネード・ランチャーなど多目的に使用できるものが揃っている。 オプションのハイパー・メガ・ランチャーに至っては固有のジェネレーターやスラスター、アポジモーターを備え、MS・WR双方での運用を可能としつつも独立した兵装として主機への負担を抑えている。 オーバースペック・ハイコスト 次世代機として開発された本機は、MSの開発史的な視点で見るとオーバースペックやコスト高騰の一端を担った機体といえる。 しかしその特性はむしろパワーウェイトレシオが重視された宇宙世紀0100年代以降の機体に近いともされ、系列機の優秀さも相まって評価は高い。 機体挙動自体も非常にで先鋭的な特性を示し、操作性が低下した点も理由の一つである。 特に後者に関しては、後に簡易であるバイオセンサーが搭載されるなど操縦系統に改良が施されているが、根本的に搭乗者を選ぶ傾向に変化はなく、宇宙世紀0091年に完成された系列機においても同様の問題を抱えていたという。 バイオセンサー アナハイム・エレクトロニクスによって、の素養がある人間の搭乗機に極秘裏に組み込まれたインターフェイス。 準サイコミュあるいは簡易サイコミュの一種で 、パイロットの脳波制御により機体のコントロールが補助され追従性が向上する。 詳細は「」を参照。 武装・装備 [ ] 60ミリバルカン砲 連邦系MSの標準固定装備で、頭部に2門装備。 装弾数は600発。 2連装グレネード・ランチャー 左右の前腕部に装備。 標準状態の装弾数は片側4発。 名称や外形はグレネードであるが、簡易なロケットと追尾装置が組み込まれており、実質的には短距離誘導ミサイルである。 的確な運用であれば敵機に致命的な損傷を与えることも可能。 オプションの増加カートリッジによって装弾数の追加も可能(19発)であるが、装備した状態ではWR形態に変形できない。 他にワイヤー装備型も存在し、奇襲攻撃などに有効。 ビーム・ライフル 社製 (型式番号: XBR-M-87A2 )。 長銃身・高威力の専用ライフルで、出力は5. 7メガワット。 ガンダムMk-IIと共通のEパックを使用し、互換性が保たれている。 不使用時には銃身を縮め、センサーとグリップを畳み、ロングテール・バーニアスタビライザー、または前腕外側にマウント可能。 WR時もロングテール・バーニアスタビライザーに装着したまま射撃可能。 銃口にビーム刃を形成してロング・ビーム・サーベルとしても使用可能。 ビーム・サーベル 腰部スカートアーマーのホルダーに左右1基ずつ収納される。 出力は0. 65メガワット。 WR形態ではホルダー口が機首方向に向くので、固定したままビームガン(出力1. 3メガワット )として使用可能。 ただしビーム射撃武器としては出力が低く、あくまで牽制用の武装と位置づけられている。 ハイパー・メガ・ランチャー オプション装備の大型メガ粒子砲で、「メガ・ビーム・ランチャー」とも呼ばれる。 出力は8. 3メガワット。 ジェネレーターを内蔵しており、外部からのエネルギー供給がなくとも発射できる。 ただし、MS側からのエネルギーも併用することで、連射間隔を縮めることが可能。 固有の推進機を備えており、移動時にデッド・ウェイト化することがないが、質量が大きく機動時に多大なモーメントを発生させるため、近接戦闘には適さない。 ビームライフルと同様にロングビームサーベルとしても使用できる。 折りたたみ機構によりWR形態でも装着携行が可能で、第47話ではWR時の下部(シールド外面 に装着している。 百式が使用したメガ・バズーカ・ランチャーと比較すると一射あたりの威力は劣るものの、発射の回数と速射において上回る。 シールド 通常左腕のラッチに装着される(型式番号: FF-XV-SH-609Z )。 フライング・サブ・ユニットとしての機能を有し、WR形態では機首となる。 耐熱性、強度共に高い。 劇中では、の最終決戦においてWR形態での体当たりでの正面装甲を突き破り、パイロットのを圧殺している。 シールド ウェイブシューター用 本機はWR用とウェイブシューター用とで二種類のシールドが用意されている。 こちらの形状はWR用のに比べ、側面部がやや大型となっている。 シールド内にはスラスターを内蔵。 MS形態では背部に装備する。 切り離し可能な構造となっており、マウントラッチによって交換も可能。 フライングアーマー(ウェイブシューター用) ウェイブシューター専用のフライングアーマー(型式番号: FXA-01K )。 資料によってはプロペラントタンクのようなパーツを増設したデザインも存在する。 ウェイブシューター装備仕様には、プロペラントタンクを備えた大型フロントスカートもオプションとして用意されている。 増設エンジンユニット ウェイブシューター時のリアスカート部に装着可能なオプション。 熱核エンジンとプロペラントタンクが一体となっており、長距離飛行の際に用いられる。 MS形態時は投棄される。 人型のMS形態から戦闘機型のWR形態への変形行程をおおむねの順に列挙すると以下となる。 まず背面のロングテール・スタビライザーの基部が変形する。 それによりスタビライザーは下方(WR形態の後方)へ伸び、腰部後方のスカートアーマーと一体化。 ビームライフルを携行している場合、MSの腕によってスタビライザー基部のラッチに装着される。 頭部はアンテナを畳んだ状態で機体中心方向に引き込まれる。 同時にコクピットを含む胸のブロックが跳ね上がり、腹部パーツが収縮。 股関節が伸長して両脚部の間隔が空き、そのスペースに両腕が収納される。 胴体、四肢の変形と同時に連動して、背部左右のフライングアーマーの基部であるムーバブルフレームが作動。 それぞれのフライングアーマーが上下反転して正面側(WR形態の下面)へと移動する。 顔を隠すように中心に装着された腕部シールドを左右から挟む形で合わさり、WRとしての機体下面パーツを構成。 フライングアーマーが移動される間に、脚部は以下の様子で一斉に変形する。 爪先と踵を閉束しながら、両下脚部は膝部の変形により背面(WR形態の上面)へと移動、足首後方のスラスターノズルが引き出される。 脚部の変形とほぼ同じタイミングで腰部左右のスカートアーマーがそれぞれ上下反転して前方へと移動、機体の側面部を保護するパーツとなる。 フライングアーマーから翼が引き出されてWRへの変形が完了。 非常に複雑なものであるが、設定では0. 5秒ほどでMS形態からWR形態へ変形を完了する。 アニメにおいても上記の行程が間断なく、多くが同時進行され瞬時に変形する様子が描かれており、後期オープニングのラストシーンでも本機はMS形態からWR形態へと一瞬で変形して飛び去る。 しかしからの発進時など、変形シーンが見せ場となる場合はより時間を掛けて演出されており、初期はWRへの変形完了時に引き出される翼の表面にハイライトが走るなど作画も丁寧なものとなっている。 WR形態からMS形態への変形は先述とは逆の手順となり、同様に見せ場とされている。 その際、変形を回転しながら行う演出がとして用いられた。 ウェイブライダー [ ] 「」は、主として機の、超音速飛行の「衝撃波の上に乗る」ような飛行形態を指す。 本機の巡航形態の名称もこれに由来するが、慣用的にあらゆる可変MSの変形状態を指すことも多いとされる。 WR形態へと変形することで本機はなどのオプションを装備することなく、単独で地球への大気圏突入が可能となる。 MS形態では背部に配置されているフライングアーマーはWR形態では下面に配置され、機首部も構成するシールドと共に衝撃波を機体の下面に集中させる構造となる。 機体は装甲素材の耐熱性だけでなく、その衝撃波に乗ることで大気圏突入時の熱からカバーされる仕組みとなっている。 本機の配備以前に、ガンダムMk-IIの大気圏突入用の装備として非変形のフライングアーマーが開発されている。 WRは大気圏突入能力のみならず、宇宙戦闘機としても優秀な加速性能、および航続距離を備えている。 MSからの機体形状の変更は、機体各部に分散配置されたスラスターのベクトルを後方に集中させ、全推力を加速のみに用いることを可能とさせる。 しかし腕部や脚部などのモジュールは機体剛性の確保のため固定され、AMBAC機能は失われる。 従って直線加速には優れるが、運動性はMS形態より低下する。 その特性から、大気圏突入時以外での運用はおおむね高速移動を目的とされている。 としての運用も可能である。 また、のようにMSと連携した戦闘を行うことも可能で、では、クワトロが無人のWR形態の本機に百式を乗せて遠隔操作により飛行し、カミーユの元に機体を運ぶシーンがある。 WRは熱核ジェットエンジンによって大気圏内飛行も可能であるが、機体の翼面積が小さく、膨大な推力によって強引に機体を飛翔させているに過ぎない。 そこで空戦能力付与のため、を備えるフライングアーマーも考案されている。 MS形態時にはウイング・バインダーとしても機能するこのフライングアーマーの設計案は、後に量産機として開発されるへと受け継がれている(も参照)。 本機の変形システムは VMsAWrs(ヴァモーズ、 Variable Mobile- suit And Wave- rider system = モビルスーツとウェイブライダーに変形する機構)と呼称され、プラモデルでは機体胸部などにロゴがマーキングされている。 本機はいずれの作品においても主人公カミーユ・ビダンの乗機として活躍し、物語後半の主役機を務めた。 以下、主にテレビ版について記述する。 初登場は第21話。 カミーユのガンダムMk-IIがティターンズのとが搭乗する新型機と交戦し、コクピットを潰されそうになる窮地に追いまれるが、WR形態の本機がの操縦により初めて実戦投入され、敵を撃退する。 小説版では撃退後、カミーユの目の前でMS形態に変形し、アポリーが地球から戻ったカミーユへの挨拶としてカメラアイを光らせるアクションがある。 以降はカミーユがメインパイロットとなり、エゥーゴの主力としてグリプス戦役を戦い抜く。 劇中ではMS形態とWR形態を巧みに使い分け、キリマンジャロ襲撃戦ではWR形態で百式を乗せて大気圏に突入している。 一時的な搭乗者としては初登場時のアポリーのほか、第24話で月のに潜入したカミーユに本機を送り届けるため、が搭乗している。 物語終盤では、宇宙世紀史上最高と言われるカミーユのニュータイプ能力に本機のバイオセンサーが反応。 ビーム兵器の攻撃を弾くオーラを機体に纏い、ビームサーベルを長大に伸展させのを斬り裂くなど、スペックを超える性能を発揮する。 シロッコとの決戦では死者の思念を取り込み、何らかの干渉でジ・Oを制御不能にする現象をもたらしている。 直後、WR形態での体当たりでジ・Oを撃破する。 相違点を以下に記述する。 テレビ版 WR形態でジ・Oに体当たりをして撃破。 そこをのメタスに発見され、共にアーガマに帰還する。 ジ・Oはの照射に巻き込まれ消滅した。 その後カミーユはのとのの相討ちを目にして精神崩壊。 その際からコクピットのハッチは開放されたままとなり、ファのメタスに発見された時、カミーユのヘルメットのバイザーも開いていた。 劇場版 発射寸前のコロニーレーザー内でとの戦闘時にはビームサーベルを投げ、回転するサーベルのビーム部分にビームライフルを撃つ(当てる)ことでビームを拡散させる技「 ビーム・コンフューズ」を使い、キュベレイのファンネルをまとめて撃ち落としている。 ジ・Oに回し蹴りを仕掛けた直後、テレビ版と同様にWR形態での体当たりにて撃破。 超常の力を発揮して呆然となったカミーユが我に返るのと同期するように、シールドとフライングアーマーを切り離しながらMS形態へと緩やかに変形。 ファがメタスで回収のために迎える。 これについては後に、「思い切りネタバレになってしまうためにこの結末(3部のこのシーン)について何も言えず悔しい思いをした」と語っている。 同艦はサイド1コロニー「シャングリラ」に寄港するが、ジャンク屋を営むとその仲間達が本機に目をつけ、盗んで売り払うために侵入、ジュドーは成り行きから本機に搭乗する。 その後、「シャングリラ」制圧を目論む軍の率いる巡洋艦のMS隊に対抗するため、(第5、7話)や(第6話)も一時的に搭乗するが、いずれもジュドーに操縦を交代し、撃退している。 そのうちにジュドーはアーガマの一員となり、本機のメイン・パイロットとなる。 再びアーガマの主力として活躍し、エンドラのMS隊の襲撃を幾度も退ける。 しかし、第11話での猛攻によって頭部を破壊されてしまい、以降ジュドーは入れ替わるように配備されたのメイン・パイロットとなる。 第16話でアーガマはと合流、その際に頭部の修理が完了し戦線に復帰、第17話からはがメイン・パイロットを務める。 ほかの搭乗者としては、が4回(第20、33、41、42話)ともっとも多く、初出撃時にはほかのMSとは違う本機のパワーに驚嘆している。 それ以外では(第29話)と(第43話、ただし戦闘には参加せず)が1回ずつ。 も1回のみだが、第12話で頭部のない状態の本機に、ジュドーらが発見したから頭部を移植して出撃している。 あくまで応急措置であり、もまともに機能していないが、部隊を相手に善戦している。 第46話では、アクシズへ突入した際にの攻撃を受け、同機のの前に機体は沈黙するが、駆けつけたによって窮地を脱する。 本機のその後については不明である。 公式関連の書籍には、戦後すぐに地球連邦軍が回収し修復されるも、ニュータイプの反乱を恐れた高官により他のガンダム・タイプと同様秘匿されたことが多く記載されている。 なお、番組のアイキャッチは全話を通して本機のものとなっている。 この閣議の決定を覆す力はに協力していた連邦政府高官にもない。 また、の予想では保管場所を知っている連邦政府議会のトップもその存在を忘れているだろうと語られた。 本機の改修(レストア)もしくはレプリカ機が登場する作品は数多く描かれた。 書籍『』では、宇宙世紀0097年の特別任務に際しアナハイム社建造によるコピーあるいはレプリカ機が用意され、フリーランスの傭兵「ライトニング」が搭乗した。 この機体はカミーユ機にほぼ準じた外装であり、大型コンフォーマルタンクシステムを追加装備しているのが特徴である。 アニメ『』では、迎撃のため出撃した大量のガンダムの中に、凱旋する本機が一瞬だけ確認できる。 0」組立説明書の機体解説では、カミーユの設計案についてはほとんど触れられていない。 の漫画『』では、カミーユの専用機として作られたとしている。 射出成形金型製品の品質は予算で決まるため、子供向けで価格制約が厳しいプラモデルにおいてこの変形機構の安定的な再現は当時ほぼ不可能だった。 完成済み玩具製品のジャンルでも完全変形モデルとしていくつか発売されたがこれも現代のラインナップ製品に比べれば開発予算や価格が安く、出来の良い製品は見受けられなかった。 当時ライバル商品だった超時空要塞マクロスのVF-1バルキリーにおいては、メカデザイナーが造形マニアでもあったため変形実現性の検証を重ねており、また想像の産物ではなく実在する戦闘機がモデルだったことも有り、変形商品化にさしたる制約がなかったのとは対照的である。 ただしこちらにおいてもプラモデルではPS樹脂の強度不足やロボット時の美観の点から股関節ユニットは差し替えによる変形になっており、完全変形は当時では玩具版のみであった。 以降も現在に至るまで、キットの改造、フルスクラッチを含め、個人が完全変形および差し替え変形を自作した作例は僅かにとどまっており、造形難易度の高さを示している。 0」ではそれを踏まえた関節部分の保持の強化が行われている。 ただしPGの場合はむしろ全重1kg近い重量への対策という点が大きく、関節強化には開発予算増額が必須であり、本製品「MG ゼータガンダム」ではまだ予算も価格も安めであった。 0」(2005年発売)では、前モデルの形状を踏襲しつつも、開発予算を増やして大幅に部品点数と可動部を増やし、より薄いWR形態、確実な関節保持性、塗装不要部分の増加、シャープで精密な成形、などを実現。 その反面、組み立て工程が大幅に増えて初心者にはハードルが高く、価格も倍近くになり、上級者向けのモデルとなっている。 この製品コンセプトは後のあらゆるMGキットの共通項となった。 やでは2頭身ながら変形が可能だが、そのために頭を取り外さなければならない。 漫画『』ではその点が頻繁にネタにされていた。 WR形態の接地では、MGとPGでは劇中のようにシールドとフライングアーマーにランディングギアを接続する形だった。 しかしHGUCでは下部に接続したハイパーメガランチャーにギアを取り付ける形となった。 MG ver2. 2012年にはHGシリーズの上位モデルのRG()シリーズとして発売。 カラーリングデザインは藤田一己。 宇宙世紀0087年12月6日の「プロスペロー号落下事件」発生の際、生存者の救出にあたったの機体。 型式番号末尾の「-3」および「3号機」の名称が意味するのは、あくまで機体の仕様(バージョン)を示すものであり、ベースとなったこの機体そのものはアナハイム社でアーガマのカミーユ・ビダン機に続き2機目に建造されたものらしい [ ]。 この時点では制式にカラバに配備されていたものではなく、評価試験中の機体である。 大気圏内用の主力TMSとして購入を検討中のカラバの注文に合わせ、数々の追加装備が用意されている。 そのため、同一の機体でありながらも後述するホワイト・ゼータ、ストライク・ゼータのように時期によって形状やカラーリングの細部が異なる姿が確認されている。 いずれも白を基調に一部グレーを配し、紫のラインが入ったパターンが印象的である。 数度の作戦をこなしたあとは元のMSZ-006-1仕様に戻されている。 パイロットの「カラバ兵士」の声をが担当。 古谷自身はこのキャラクターを「アムロ・レイとして演じた」と明言しているが、断定はされていない。 2017年にはプレミアムバンダイ限定ので化もされたが(商品名は『RGリミテッドカラーVer. 』)、いずれも型式番号はMSZ-006とされ、「3号機」とする資料もない。 シミュレーション上の機体で、カミーユ機の改良を想定しているが 、スペックの数値は原型機と変わりない。 オプションのブースターも予定されている。 塗装は別機として完成した上記の機体とカラーは共通するが、塗り分けのパターンは大きく異なり、グレーが多く配されている。 以下の3機はCGアニメ『.. デザインは。 なお、本編に登場する3つの仕様以外にも、多数のさまざまな武装案、改造案がデザインされており、なかにはと同様に上半身と下半身が分離して、それぞれが変形する案もあった。 機動性の向上が図られ、パイロットであるコードネーム「ホワイト・ユニコーン」の操縦に敏感に反応するようチューンが施されている。 ティターンズのサイコシップ・「」迎撃任務のため、カラバのチャクラ研究所に配備される。 チャクラ研究所に侵攻するゲミヌスを衛星軌道上で迎撃するため、グレイ・ゼータ、レッド・ゼータとともにブースターを装備して打ち上げられる。 チャクラ研究所からの無差別砲撃を回避中にゲミヌスの腕部サイコミュに捕まり、大気圏へと押し込まれ戦線を離脱する。 」のカラーリングはいずれのバリエーションとも微妙に異なるオリジナルのものである。 また、漫画『機動戦士ガンダムUC テスタメント』に同一のカラーリングと思われるシミュレーション上の機体が登場する。 パイロットのコードネームである「」に倣いグレイ・ゼータと名付けられているが、カラーリングは黄色。 当初は「グレイ・ウルフ」の依頼通り灰色のカラーリングが予定されていたが、耐ビームコーティング性能を高めるために現在のカラーリングになったという。 そのため劇中では「イエロー・ゼータ」とも呼ばれている。 「グレイ・ウルフ」自身はこの色があまり気に入っておらず、本人は「バスター・ゼータ」と呼称している。 コクピットはパイロットの特性に合わせ、でありながらザクなどの第1世代MSの仕様に忠実なパネル式分割モニター表示に設定されている。 武装として大型ビーム・ランチャーやビーム・マシンガン内蔵型サブ・ユニットを装備する。 ゲミヌス迎撃作戦では、強大な火力にはおよばないと察し、ホワイト・ゼータにすべてを託し、特攻して体当たりし爆散する。 このシステムはパイロットの思考がダイレクトに反映される機能を有しており、そのため従来のコクピットとは仕様が異なる。 また、任意でリニアシートモードに変形させることが可能で、特にMA形態時にこの形状にする場合が多い。 当初は「」というパイロットの搭乗が予定されていたが、その人物がリタイアしたことによってユウリ・アジッサがコードネーム「レッド・スネーク」としてパイロットを務めることとなる。 ゲミヌス迎撃作戦では、サイコ・ニュートライザーのユウリへの最適化を完了するためホワイト・ゼータ、グレイ・ゼータに遅れて到着するが、ゲミヌスにシステムへの侵入を許し機密情報を盗まれ、チャクラ研究所の位置も知られ長距離ビーム砲撃で砲撃される。 アムロの呼びかけによりユウリは目覚め、カミーユ機のような球状のビーム・バリアーを展開。 さらにゲミヌスの腕部サイコミュを乗っ取って(「機能」と解説する資料もある )我が物とし、ゲミヌスの頭部を握りつぶす。 本機はゲミヌスとともに地球に降下、ゲミヌスは地上に激突し爆発するが、本機はMS形態のまま不時着しユウリも生還している。 書籍『ガンダムMSグラフィカ』によれば、この機体の仕様は「ジョニー」の意向を取り入れた物であり、赤い塗装に関しても彼の要望だが、納入された機体色はグレイ・ウルフのように彼の好みとは違った色味だったらしい。 また、当初の機体には彼の時代のパーソナル・エンブレムが施されている。 しかし、周囲からはニュータイプの素養に期待がかけられており、ニュータイプ能力を拡大するための薬物投与から後遺症に陥り、出撃を前にリタイアを余儀なくされている。 その他のバリエーション [ ] ウェイブシューター装備型 可変後退翼装備のフライングアーマーと、専用サブユニットを装備した状態。 フライングアーマー部分にはこのほかにも複数のバリエーションが存在した。 フライングアーマーを外し、MS形態の機体装甲の強化を目的とした増加パーツを取り付けた形態。 流出したアナハイムのパンフレットにその機体紹介が存在するが、マニアによるフェイクである可能性が指摘されている。 なお、漫画『』でも登場し、外した装甲パーツは合体してサブフライトシステムになる。 ここで登場するものは電子戦用テスト機。 サブユニット(シールド)を大型ディスクレドーム装備のものに換装したアナハイム・エレクトロニクス社の機体。 ストライク・ゼータ ムック『マスターピース ゼータ・ガンダム』に登場。 『ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ』および『GUNDAM EVOLVE.. なお、「ストライク・ゼータ」の名称は宇宙世紀0088年上半期のアナハイム社株主向けの報告資料に記載されていたもの。 6m 29. 9t 全備 52. 合計3機が製作され、各機に頭部ユニットをはじめとした異なるデバイスをそれぞれ搭載して比較実験をおこなっている。 4m 30. 9t 全備 48. およびその量産型とのコンペティションに敗れ 、計画は中断する。 劇中での活躍 漫画『』では、マリアナ基地の「エリアX」にとの技術比較検証用として配備されていた機体に、フレスベルク隊の少尉が搭乗する。 3m 31. 1t 全備 69. 宇宙戦闘機としては優秀であり 、加速性能は当時のMSを凌駕する。 スペック的に同時期のMSと比較しても遜色なく、コスト・パフォーマンスも高く評価され、量産化に対する問題も少なかったため生産寸前までこぎ着ける。 しかし、当時のエゥーゴの財政は逼迫しており 、の開発が優先されたため 、一時的に 廃案となる。 しかし、中期にエゥーゴ参謀本部の開戦派によって少数が生産されている。 塗装は白・青・赤のを基調とするが、ほかのガンダム・タイプより青の部分が多い。 配備機は、カメラアイ間に保護パーツがなくバルカン砲がある頭部に変更されたといわれる。 その後、宇宙世紀0095年に本機のコンセプトが流用され、可変式量産型MSとして地球連邦軍で採用されるに至っている。 武装 メガ・ビーム・ライフル 本機の主兵装。 WR形態時では機体各部のジェネレーターと直結して、ハイパー・メガ・ランチャーに匹敵する威力を発揮する。 銃口からビーム刃を発生させることも可能。 ビーム・サーベル エゥーゴが調達していた汎用品で、などと同じデバイズが採用されている。 なお、収納部位は不明。 クレイ・バズーカ リック・ディアスや百式のものと同型。 背部ラッチに2基装備することができ、WR形態でも使用可能。 当初の設定にはなかったが、アクションフィギュア『』で初めて付属され、本機の武装としても認知されるようになった。 劇中での活躍 漫画『』では、宇宙世紀0088年10月のエゥーゴによるアクシズ攻略戦において、旗艦であるアイリッシュ級戦艦「マスタッシュ」所属のケイ・キリシマ大尉が搭乗。 メタスやとともにビーム撹乱幕搭載ミサイルを装備して出撃、撹乱幕形成後はの大尉のと交戦し、右脚を切断されながらも撃破寸前まで追い詰めるが、の照射時刻が近づいたため帰投する。 この戦闘においては、当初予定していた通りの良好な性能が示されている。 ゲーム『』では、トラヴィス・カークランドがアナハイム社にパイプがあったことから個人所有機として購入し、宇宙世紀0090年でのネオ・ジオンによる派掃討での任務で搭乗の、搭乗のとともに搭乗のと交戦する。 塗装はトラヴィスが一年戦争時に所属していた「スレイブ・レイス」の部隊カラーを踏襲した濃淡グレーを基調とする。 頭部ツインアイがバイザー化されているのが特徴。 武装はのロング・ライフルの砲身にのツイン・ビーム・スピアをのように取り付けたものを携行し、のの機首ビーム・キャノンに類似したユニットに収納式のスラスターを追加したものを左腕にシールドのように装備する。 アーガマ改級強襲巡洋艦「」に配備され、ハウンド隊隊長の大尉が搭乗する。 膝部にランディング・ギアとマイクロ・ミサイル・ポッド、下腿部側面に可変式のウィング(前進翼)とプロペラントタンクが一体となったブースターを装備。 本来は単独離脱用装備である。 ユニットは戦闘中にパージ可能。 サイド2コロニー「オリンポス」から脱出する「ユーロン」の陽動のため、待ち構えるネオ・ジオン残党部隊の中央をWR形態で単機で突破しようとするが、に左側ブースターを狙撃される。 詳細は「」を参照 ハーフゼータ 漫画『』に登場。 型式番号、正式名称は不明であり、この名称はパイロットのによる。 部分的に百式に共通する意匠も持ち合わせていることなどから、基になった可変試作機は百式の建造時に利用されたものと同様の機体ではないかという説がある。 機首や主翼を巨大なシールドにまとめることで可変機構を簡略化しているが、シールドに被弾しすぎると揚力を失って飛行不可になるという欠点を持つ。 その他、巨大なシールドを取り回すために非常に腕力が強いと言った、ある意味本末転倒な長所を持っている。 試作機ゆえに性能に偏りがあり、総合的にはネモの方が断然良いと作中人物に言われながらも、戦争終結まで戦い抜いた。 漫画『』でも本機についての話題が出ている。 宇宙世紀0099年に衛星軌道警備隊に導入された可変MS。 大気圏突入も可能と推測されるが、劇中に描写はない。 ジオン直系の技術で建造された新鋭可変MS。 一年戦争時の攻防戦において、破棄されたRX-78-2(ガンダム)のAパーツ残骸を脱出間際のジオン兵が回収。 そこから得られたデータを基にのニュータイプ研究の成果等を結集し完成させた。 頭部はガンダム的な意匠をベースとしながらも、ジオンMSらしく額にはモノアイも設置されている。 部品を地球連邦軍の規格に変更、コストダウンと軽量化に成功したが、耐久性は低下している。 主武装は実体弾を射出するEG-120 スマートガン(新ジオンの再興ではハイパーメガランチャー)。 WRでの姿勢はアニメとは上下反対だが、大気圏突入時はアニメと同じ姿勢になる。 フライングアーマーは宇宙用と大気圏内用があり、大気圏内用は翼の部分が可変後退翼になっており、かつての戦闘機を思わせる姿をしている。 また、両フライングアーマーともがあり、爆弾、ミサイル、が搭載可能。 作中では、大気圏突入をしてのジオン軍基地を攻撃、作戦終了後フライングアーマーなど装備を換装のうえ、地球上での長距離攻撃任務に就く汎用性を見せている。 また、空挺師団の主力機として複数が運用されており、制空権確保のための制空戦闘も行っている。 ある炉温でのみ極めて高い出力を発揮するというKWSK750の特性によって、「暴れ馬」と呼ばれるほどのピーキーな機体となっている。 作中では付近で主人公が乗るネオ・ジオンのMSと交戦する。 所属はRX国コロニー。 RX国コロニーに所属するMS。 背部や脚部などに水中戦のための各種装備を装着している。 武装はハイパー魚雷など。 63m 38. 主人公タロ・アサティの最初の搭乗機とされている。 脚注 [ ] 注釈 [ ]• プラモデルキットの説明書には「カミーユ提案によるフライングアーマー分割案」という設定がある。 このZ計画においては、機体の開発コードをギリシャ文字で割り当てていた。 このMSN-001の設計をベースとし、再び非変形仕様に差し戻した機体として後には完成している。 同誌による設定ではウェイブライダーではない形態に変形するやにもこのマークが付けられており、「アナハイム・エレクトロニクス社製で変形するガンダムタイプMS」といった意味合いに変化している。 平成からの各ゲーム作品ではWR形態での体当たり=ウェイブライダー突撃も再現されるようになった。 ロンド・ベルはの配備申請も行ったが、これも同部隊の戦力増強を快く思わない軍上層部の意向から却下されている• また『アナハイムジャーナル』『ガンダムMSグラフィカ』と異なり、公式設定でない旨の但し書きもある。 特に肩が小さなボールジョイント接続だったために、ビームライフルを片手で持つ程度でも角度が保てなかった。 中断 、または試作機が1機のみ完成したとする資料もある。 また、競合機を百式とする資料もある。 出典 [ ]• 2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART. 2 グリプス戦争編】』バンダイ、1988年3月、52-53頁。 『ガンダムメカニクスIII』ホビージャパン、1999年3月。 『 MSN-00100 百式』バンダイ、2001年3月、説明書。 0083-0099』エンターブレイン、2003年12月、25-29頁。 2 グリプス戦争編』バンダイ、1989年3月、42頁。 0』バンダイ、2005年12月、説明書。 3 アクシズ戦争編』バンダイ、1989年6月、64頁。 8 SPECIALガンダム大鑑』バンダイ、1993年2月、38-39頁。 『電撃ホビーマガジン』2007年3月号、メディアワークス、16-18頁。 「ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART. 2 グリプス戦争編」バンダイ、1989年3月、46頁。 『ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー ゼータガンダム』バンダイ、2003年10月、組立説明書。 「機動知識 imidam」『ガンダム・センチネル』大日本絵画、1988年9月。 同じ方法は、小説『 下 』136ページでも使われていた。 に搭乗したが、のファンネルに狙われた際に、ビーム・ライフルを乱射して、ビーム・サーベルの一本ビームを拡散させてファンネルを阻止している。 「HYAKUSHIKI」『ガンダムMSグラフィカ』ソフトバンククリエイティブ、2006年12月31日発行、P. 18-19。 『機動戦士ガンダムUC テスタメント』角川書店、2012年3月、60-61頁。 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 中編』54ページ。 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 中編』49ページ。 - ねとらぼ() 2014年3月10日。 『ホビージャパン』2001年12月号。 『機動戦士ガンダム画報2』竹書房、2008年5月。 , p. 22-27. ムック『』より。 2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART. 2 グリプス戦争編】』バンダイ、1989年3月、56頁。 2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART. 2 グリプス戦争編】』バンダイ、1989年3月、137頁。 『』大日本絵画、1989年9月、96-97頁。 52 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART. 8 SPECIALガンダム大鑑】』バンダイ、1993年2月、66頁。 『B-CLUB』第6号、バンダイ、1986年4月、68頁。 2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART. 2 グリプス戦争編】』バンダイ、1989年3月、138頁。 2」『ガンダムエース』2017年11月号、KADOKAWA、151頁。 ゲーム『機動戦士ガンダム デザートオペレーション』追加シナリオ解説書より。 『ENTERTAINMENT BIBLE. 52 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART. 8 SPECIALガンダム大鑑】』バンダイ、1993年2月、69頁。 『機動戦士ガンダムUC プリズマティック・モビルズ part1』角川コミックス・エース、2013年3月9日発行、P. 101。 『マスターグレード MSZ-010 ダブルゼータガンダム』付属説明書、バンダイ、1999年12月。 『ガンダム・センチネル』大日本絵画、1989年9月、76頁。 『ガンダム・センチネル』大日本絵画、1989年9月、135頁。 『マスターグレード MSA-0011 Sガンダム』バンダイ、2002年10月、組立説明書。 『機動戦士ガンダムMS大図鑑PART. 3アクシズ戦争編』バンダイ、1989年6月、95頁。 『機動戦士ガンダムMS大図鑑PART. 3アクシズ戦争編』バンダイ、1989年6月、104頁。 関連項目 [ ]•

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