かく しごと 未来 編 ネタバレ。 住野よる「かくしごと」感想ネタバレ 特別な能力なんていらない

「かくしごと」未来編と現実編はエンディングでつながるのか?予想や内容についても

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かくしごと未来編でお父さんは死亡している? アニメ「かくしごと 」Cパートで放送される姫が大きくなったあとがわかる「未来編」。 なぜかこの「未来編」にはお父さんである可久士が登場していません。 時間軸としては 姫は18歳になっており、本編からは8年もの時が流れています。 そして 雰囲気が異様なんですよね・・・。 さらに可久士が出てこないことで不穏な雰囲気を感じる人が多い模様・・・。 姫あてに可久士が用意した箱を抱きしめて泣いているシーンなど、確かにそうとれる展開となっています。 But that mundane life... was everything that I'd ever dreamed of. おそらくアニメでも原作漫画と同じ展開になると予想されますが・・・。 気になるお父さんである可久士の生死ですが 原作では「生きている」、しかも普通に登場しますw お父さんの未来編ネタバレと考察!原作結末は? 原作コミックス「かくしごと 」でのお父さんである可久士の状態について解説いたします。 原作コミックスは11巻まで発売、12巻で完結予定とのことなので、クライマックス間際の展開です。 事故にあい昏睡状態に アニメでは姫が鎌倉の家を尋ねますが、この時点での可久士は「意識不明で入院中」でした。 とあることがきっかけで 漫画を書くことをやめてしまった可久士は、工場で働き始めますが 不幸な 事故にあい意識不明の重体に(漫画雑誌ジャンポに押しつぶされるw)。 そして そのまま1年以上目を覚ますことがなかったのです。 姫が鎌倉の家を尋ねたときに、鍵はアシスタントの墨田が姫に渡したことが明らかにされてましたが、可久士は意識がないからだったんですね。 しかしなぜ可久士が墨田に鍵を託したのかは現段階では謎のままです。 つまり、姫の涙は可久士の想いを感じ取ったこと、意識が未だ戻らない父のことを想ったものだと考えられます。 Kakushigoto[ 05] C'mon guys, leave me be. Why can't I just watch a single episode without been sharply hit? All those hints around, implying that something went wrong... Stop that already. いい知らせとは、 父である可久士の意識が戻ったこと。 悪い知らせとは、可久士の記憶が「 姫が10歳当時のままで止まっていたこと」でした。 お父さんが目を覚ましたと聞いて急いげ駆けつけてきた18歳の姫に対し、可久士は冷たく「だれ」と言い放ちます・・・。 事件が起こったのは1年前なので10歳〜17歳までの記憶がすっぽり抜けてしまったことに。 事件当時を同僚が振り返ったときに「可久士は漫画が嫌いだった」こと。 漫画を書くのをやめてしまったこと。 そのせいで生活が困窮し、慣れない肉体労働をこなしていたこと(中目黒の家がボロボロになっていたのも、この過程で手放したのかもしれないですね)。 またそれ以外にも判明した 可久士の辛い過去のことから、この姫が17歳になるまでの記憶が失われた期間は 可久士とって辛い期間だったことが伺い知れます。 漫画の連載を始める 昏睡状態から目覚めた可久士は「10歳の姫」にあいに病院から脱走をはかります。 周囲はすでに姫は18歳で、漫画を書くのもやめていたことは話していない様子。 どうやら記憶喪失に悪影響を及ぼすから、とのことでした。 さらに可久士の記憶は「10歳の姫」のお父さん頃の仕事、漫画「タイツ」の連載が続いていると思い込んでしまいます。 その結果当時のアシスタントが病院に集結し、すでに完結してしまった漫画を描き始めるのでした。 さらには記憶のないはずなのにが「タイツ」の続きは、過去に可久士が書いたものがそっくりなぞらえて書かれていました。 しかし姫は過去をひたすらなぞる可久士に新しい物語を書いてもらうため、 記憶を呼び戻すためとあることを思いつきます。 というのが原作「かくしごと未来編」の明らかになっているところまでのネタバレです。 お父さんの過去と母は死んでる? 原作「かくしごと未来編」では物語の核心や伏線がいくつも回収されています。 例えば「姫のお母さんはどうなったのか」「姫と可久士は本当の親子なのか」などです。 隠し子はお父さん(可久士)だった タイトルの「かくしごと 」が「隠し事」「書く仕事」など色々な意味を含んでいることは有名ですがその中の説に「隠し子と」があります。 姫は可久士の本当の娘ではなく「(誰かの)隠し子と」ではないか?という考察です。 かくしごと、姫の母方の祖父が日本画の巨匠なのか。 それもあって下ネタのマンガを描いてる可久士とは仲悪いんだろうな。 死別だとばかり思っていたけれど、これそもそも結婚してない可能性もあるんじゃないか?未婚で死別。 隠し事、描く仕事に加えて、隠し子との可能性もありそう。 可久士は歌舞伎役者「石川斉蔵」の隠し子だったのです。 可久士が姫へ異様なくらい愛情を注いでいたこと。 妻と姫の3人での日々を待ち望んでいたことは、この可久士の出生の秘密が影響しているかもしれませんね。 姫のお母さんは死んでる? アニメ「かくしごと」本編には姫のお母さんの姿はありません。 OPに数カットイラストが入っていますね。 引用: 本編にも未来編にも登場しないこと、未来編ではお父さんの可久士が意識不明になってから親戚の家に姫が身を寄せていたことから、母は死んだかと推測されていました。 しかし「未来編」では 姫のお母さんは亡くなっていない?ことが明らかになっています。 正しくは「行方不明状態」。 姫がまだ幼い頃に 海難事故に会い、生死不明の行方知らずとなっていたのでした。 可久士は 漫画で稼いだ財産を妻の捜索に当てていたことも明らかに。 本編〜未来編に至るまでに可久士は漫画を描くのをやめてしまっていますが、実はこれもこの妻の捜索が原因でした。 財産をつぎ込んで妻の捜索を続ける漫画家が週刊誌に取り上げられてしまい、「作者の背景がちらついて漫画で笑ってもらえない」と考え込んでしまったのです。 面白い漫画が描けなくなってしまったことで可久士は筆を折ってしまったのでした。 気になる母の行方ですが、いまだにわかってません。 アニメでは6話「スクールランドセル」で原作コミックス3巻収録の「未来編」が放送されました。 コミックスの完結は12巻と言われているので、約4/1の段階ですね。 原作は2020年3月に11巻が発売したばかりなので、 アニメの方はコミックスの最終回よりも早く終わってしまいそうですね。 アニメは1クールになりそうなので、展開的にも 可久士が隠し子であることがわかったシーン(7巻)あたりくらいまでが今回のアニメの放送範囲となりそうです。 今期ではかなり人気が出たアニメなので、2期できちんと最終回までアニメ化して欲しいですね。

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【ネタバレ】かくしごと原作感想/評価。アニメは何クールでどこまで?|あふさの館

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『かくしごと』8巻 8巻収録のサブタイは以下のもの。 45号「おこずかいチャチャ」、46号「僕の貯金を守って」、47号「タカメが来る!」、48号「券をやります!」、49号「鬼才の人」、50号「ツノの旅」、51号「1、2のエホウ」、52号「マキ(巻)コストカットの冒険」、1号「恋は豆(茹で)上がりのように」、2号「お菓子な二人」、3号「コビコビ」、4号「JOSOの奇妙な冒険」、5・6号「会議漫画男」、7号「会場のざらし」、8号「終わりのシラフ」、9号「合間忌み」、10号「最終回平気彼女」 元ネタは「赤ずきんチャチャ」「ぼくの地球を守って」「魔太郎が来る」(「アカメが斬る」)「健太やります」「孤高の人」(家栽の人)「キノの旅」「1・2の三四郎」(「1、2のアッホ!」)「マギ シンドバッドの冒険」「恋は雨上がりのように」「おかしな2人」「コジコジ」「ジョジョの奇妙な冒険」「怪奇版画男」「快僧のざらし」「終わりのセラフ」「あいまいみー」「最終兵器彼女」ってとこかな。 1週して1号になってる 第1号「恋は豆(茹で)上がりのように」 この漫画は数ページごとに第〇号「〇〇〇〇」って漫画タイトルのパロディが付き、内容にリンクする小ネタが粋で、それはまるで週刊少年漫画誌が中に入ってる感じでした。 8巻でついに52号を迎えましたが、新たに1号としてサブタイがつけられてました。 芸が細かいですね。 デザインも変わっています。 週刊少年誌は52号の後、翌年号としてデザイン新たに1号ってなりますからね。 また、『かくしごと』自体が52号で終わることなく、1号からカウント始まったのでまだまだ終わらない。 本編で新年号にロゴもデザインも変わる話があったので8巻にピッタリだね。 漫画家マンガとして最高 47号「タカメが来る!」 『かくしごと』は漫画家マンガとしての面白さも異常。 主人公・後藤可久士を通して久米田先生のリアルな実体験が描写されてるので、この業界のヤバさや楽しさが 妙にリアルで生々しいです。 週刊連載作家は作品が終わると休めるってホッとするけど、実は 泳ぎ続けない死んじゃう魚みたいなものであるとか。 ろくブルの葛西かよ!ただひたすら泳ぎ続ける週刊特有の機微。 また、偉い人に美味いものでも食いに行こうって誘われる真相だったり。 んで、8巻で一番興味深かったのは、 みんな大好きお金のエピソードです。 めちゃくちゃ生臭い。 大好き。 可久士はけっこうなベテランなので原稿料は「絶対的には安いけど相対的に高い」そうな。 これは久米田先生に当てはまるのかにゃ。 原稿料は一旦上がると基本下がらない。 だから上がったら仕事が来なくなるリスクもあるとか生臭くて最高。 それでも業界の原稿料は絶対的に低く抑えられてる。 さらに交渉しにくい。 その理由も「あー、なるほど」と妙に納得です。 で、たまに 違う業種の仕事するとビックリ。 スマホのカードゲームのイラスト1点の依頼が来て(久米田先生も参加してる「」かな?)、ふっかけてやろうと5万と言いそうになったら 50万円を提示され、高すぎだろって驚愕するという。 イラスト1点50万円。 漫画家の原稿料は…プライスレス…。 相場知らない異業種はビックリするぐらい高額な依頼がある。 むしろ漫画業界が安すぎる?たまに、週刊漫画誌だと原稿料だけだと赤字になるって話も聞きますしね。 とても真面目に業界に問題提起(?) この業界が安すぎるんじゃない 『かくしごと』8巻の原稿料に関するアレコレはとても真面目に業界について問うてる(ような気がする)。 まあ、基本ギャグ漫画なのでオチどころはあるけど。 それでもきちんと久米田先生から問いかけてる(ように見える)。 どうでもいいけど、アシスタントの中で 芥子くんだけ酷い扱い気がするのは気のせいでしょうか。 どこまでリアルの元アシか知らんが、絶対、 スタッフ慰安旅行誘って「その分現金でくれ!」で有名な現サンデー売れっ子作家だろ。 H先生だろ。 トニカクヒドイ扱い! そして、業界問題話。 原稿料だけでなく、漫画家の無給労働が年々増えてる問題。 コミック表紙は前からかもしれんが、書店得点イラストも無給だと(最近ジャンプ+は出してるって話も見たけど)。 本編だけでなく「描く仕事の本当のところを書く仕事」でも触れられています。 本当は原稿料とかベテランが交渉して業界全体の底上げしてくのがいいんでしょうが、力のある売れっ子ほど単行本で稼げてるからそういうメンドくさい事してくれません。 若い作家さんが気の毒だ思うのは年々漫画家の無給労働が増えてる点です。 単行本の描き足しは仕方ないにしろ、本出すたびに書店別特典カラーイラスト10枚とかありますから相当大変だと思います。 いわく、2日ぐらい潰れること。 それを販促で売ってくれても1店舗100冊とかで辛いんじゃないかと。 そんな感じで ベテラン作家の久米田先生が若い漫画家さんは大変とかキツイんじゃないかって心配する話がチラホラあって印象的です。 昔程コミック売れない今こそ新しい食い扶持の話とか必見。 労働基準監督署に目をつけられる前に、出版社が宣伝経費として出すべきなのかって超真面目な問題を問うている!そんな真面目話から笑わせにくる久米田先生のエンターテイメント性よ。 漫画だけでなく文章でもめちゃくちゃ面白い! まあ、自分の友人は書店特典あれば全店舗集める猛者が何人かいるので、同じ巻数複数買いするコアなヤツを狙ってるのではないかと思うので何とも言えませんが…。 久米田節という名の嫉妬 第3号「コビコビ」 8巻は久米田節全開で最高に笑える。 「久米田節」とは何かって?決まってんでしょーが! 嫉妬という名でケンカ売ることですよ。 サンデー在籍時はマガジンでやってた『ラブひな』が売れることに納得いかずにケンカ売りまくってましたからね。 <関連記事> で、今やマガジン系在籍の久米田先生は… 古巣にケンカ売りまくりです。 ターゲットは 某探偵漫画のイケメンキャラ(流れでジャンプにもケンカ売ってました)。 バレンタインチョコを漫画キャラへ送るエピソードで、腐女子に媚びる…もとい食いつかれる話で 界王拳20倍で突っ走ります。 なんでも 安室透安諸とおるってキャラについて、 本家コナンくんも裸足で逃げ出す字数の多さでクドクドクドクド説明(ほぼそのまんま)。 ある組織に所属して敵かと思いきや実は秘密警察所属で、イケメンハーフで29歳で、お菓子作りがどーとか、ギター演奏があーたら、ボクシングがそーたら…と逐一長々どういうキャラ設定で盛りすぎって説明からの、 なにそれ?である。 そこまでやられたら、もう何も言えません 『かってに改蔵』でネギまが始まって白旗上げた時並みの、ベタベタの設定盛りまくって人気爆発に思うところがあるようでした。 「まあ、オレは女子に媚びたりしないからな」である。 青山先生は女子の媚びてるってことでしょうか? なんだよメガ盛りっぷり! ベタベタな設定で人気爆発! よく分からんブースト! 安室透さんに関することだけなく、8巻ではターゲットは青って印象なり。 かつては赤(松)から、今は青(山)。 赤でなく青に対して思うところがあるのかにゃ。 青山先生は貯金〇億くらいとか 最高にロック! 事件は8巻で起きてるんだ! 姫ちゃんが中学生の時、事件が起きた 『かくしごと』8巻は漫画家マンガとしても久米田節としても何度も爆笑してしまうキレキレの出来。 それでいながら父娘のホームドラマとしてもグッとくる仕様。 めちゃんこ面白かったというのが総意です。 漫画本編の面白さも光る。 「描く仕事の本当のところを書く仕事」の久米田先生のぶっちゃけ話も見どころ満載。 「(うろ覚え)漫画家仕事場遍歴」の実体験も目が離せない。 『かくしごと』8巻は面白さがぎゅっぎゅと濃縮されてる。 楽しめるポイント多彩。 そんな中でナンバーワンを上げるとすれば、8年後の姫ちゃんシリーズでしょう。 ついに、可久士がどーなってるかの真相に切り込む。 未来の可久士はといえば…。 どうなってんねん!?ますます目が離せない展開となってきました。 『かくしごと』8巻は過去最高に面白い。 『かってに改蔵』が無料で読めます ちなみにサンデー公式アプリ「」なら久米田康治先生の代表作『かってに改蔵』が無料で読めます。

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「かくしごと」未来編と現実編はエンディングでつながるのか?予想や内容についても

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5人のクラスメイトが繰り広げる、これは、特別でありふれた物語 帯に書かれた表現がぴったりの本作 重たいテーマはなくて、大きく心が揺さぶられるわけでもないけど、さらっと気持ちよく読める青春物語。 住野よるさんの最新作「」はそんな作品です。 でも誰もが特別な能力を手に入れても、人ってそんなに変わらない。 暴かれる度にどんどん馬鹿らしくなっていく隠し事、どれも私たちが勝手に複雑なものだと勘違いをしていた。 そう、これはありふれた物語。 住野よるさんの世界観が好きな人は絶対にハマる作品です。 もくじ• 京のかくしごと この章の主人公は京くん。 かくしごとは「相手の頭の上に浮かぶ「、」「。 」「!」「?」が見えること。 」 うん、一番使えない能力だ笑 相手の表情を見れば「!」とか「?」くらいは分かるしね。 そろそろ機嫌を直しただろうかと近づいていって撃沈するクラスメイトが何人かいたので、僕には頭上のあれが見えていてよかったと久しぶりに思った。 だから、頭上のマークはきっと「住野よる独特の表現」だと思っていて、34ページのこの文を読んで驚いた。 「見えるの京くんだけなんだ」って。 三木さんの頭上に、大量のびっくりマークが浮かんだ。 本当に、周りの人達の姿が見えなくなるくらい沢山の。 この世界ならではの表現が面白い。 テスト期間なんてそこら中「?」だらけだろうな笑 さて、勘違いしていたのはここだけじゃない。 「大塚君たち何してんの」 ヅカが自慢の腹筋を使って起き上がり「おお、パラ」と言った。 ヅカに、いや、大塚くんに伝え……といて。 そんなんじゃ女の子も逃げるよって。 僕に何でそんな言い方をするのか分からなかったけど、頷くしかできなかった。 次の伏線が出てきた時には何の疑いももっていなかった。 というか普通に読んでいれば誰でもミスリードするぞ。 「なんか三木ちゃんね」 「うん」 「大塚君のことが気になってるらしいよ」 だからこのシーンの後、京くん落ち込んでると思ったら喜んでたんかいww 完全に騙されました。 「ミッキーがヅカのこと好き」って聞いておきながらミッキーに告白しようとしてたからどういうことかと思ったら、「ミッキーが自分のことを好き」って聞いていたんだね。 そりゃあ喜ぶわ。 てか言えよっ!笑 「中学の頃は美形の女の子みたいな顔してて、男だけど宝塚入れるんじゃないのって言って、んで、ヅカ。 本名高崎博文なのにね、ははっ」 ラストの方でヅカの本名が明かされたときは「あれ?」ってなりました。 やられた!笑 それにしても話の中心である「ミッキーシャンプー変えた事件」はなかなか共感しづらかったな。 我ながら女の子の匂いの違いに気がつくなんて大分キテると思うけれど、気付いちゃったものは仕方がない。 そりゃあ確かに気になる女の子がシャンプー変えたら驚くだろうけど、風呂上がりでもなければシャンプーの匂いなんて気付かないでしょw そりゃあキテると思うわ。 ビリアンってのは香水並に匂いキツいシャンプーなんだろうな。 それでも京くんがいい感じに青春してるなってシーンは随所に見られて、 一時限目の古文が「いみじ」と「いと」の違いが重量となる問題が出て、これは三木さんが授業で答えたから完璧に覚えていた。 こことか凄い共感できた笑 うんうん、好きな人が当てられると凄い集中力発揮するよね! でもやっぱり一番はこのセリフ 「でもアイス一個分の弱みは握れなかったね。 」 「いいよ、お前にとっては百個分くらいの価値、あったろ」 ヅカかっけーー!こんなこと言われたら惚れちゃう! 他にも印象的だったのは京くん心情を表したこのシーン 宮里さんは、きっと僕がいけてる子達と同じものを身につけるのを恥ずかしがるように、そういう子達と同じシャンプーを使っていることに後ろめたい気持ちがあって、からかわれていると思ったのだろう。 宮里さんの内気には、奥ゆかしさだけじゃない、自信のなさも、含まれていたんだ。 ここは凄い共感できた。 きっとイケてない人にしか分からない気持ちだろうな。 頭の上に特大のびっくりマーク。 嘘じゃない、冗談じゃない、社交辞令じゃない。 本気でそう思っているんだ。 こうやって気を遣いすぎる京くんだからこそ、感情と行動と頭上の記号が一致する人が好きになるのはよくわかる。 見ると、彼女は僕に向かって小さくガッツポーズをしていた。 やっぱり、三木さんと仲良くなると、皆変な人になるんだ。 最後にエルが小さくガッツポーズした理由がわかるのは、最終章までのおあずけ。 ミッキーのかくしごと 人が最も悩むのは人間関係、なんていうけど、人間関係なんて簡単だ。 そんなの、心臓のところに見えるシーソーみたいなバーのバランスをちょうっとプラス側に傾けてやればいい。 最初は心を閉ざして、私の猛攻にドン引き、バーはマイナスに傾いてても、愛の重さでプラスにする。 それだけのことだ。 なんかいきなり名言飛び出した!と思って大切にメモったら、なんてことはないミッキーのかくしごとでした。 感動を返せ。 章ごとに主人公が変わるシステム。 第2章の主人公はミッキー。 かくしごとは、相手の感情がプラスに傾いているかマイナスに傾いているか見えること。 うん、直球なミッキーには不要な能力だ。 唯一、バーがプラスにもマイナスにも傾かないのがパッパラパーのパラ。 バランスも取らずずっとくるくる回っている。 もう一人、バーが傾かないのがヅカ。 ヅカはプラスにもマイナスにも微動だにしない。 私と話す時、ヅカはいつもそれだ。 少しくらい心動かしたってよくない? ミッキーがつらいのは「マイナス」じゃなくて「無関心」だろうな。 「えー、あ、ブラ?えー、乙女の秘密」 「すごい開放感。 空飛べそう」 2章はミッキーとノーブラのパラを中心に進む。 「ノーブラはミスリードのつもりだったんだよ。 胸押しつけたのは、ほら、私、やれることはなんでもやっとこう派だから。 」 「ノーブラがミスリード」はさっぱりわからない。 ノーブラが開放的かどうかもわからない。 「んなこと言うけどさー。 頭が重くなるような問題だよ、一生の問題だもん」 「ノーブラにしたら?体だけでも軽くなる」 ミッキーの悩みは進路。 いかにも学生らしい。 たかだか10数年の人生ではっきりした目標設定なんてできるわけないし、決めたとしても間違ってることも多い。 だから学生が進路に迷うのは当然だ。 そして、避けては通れない道だ。 友達(ヅカ)がはっきりした進路を決めているのを見て焦るのも学生らしい。 くっそう、進路も、どれが自分にとってプラスでどれがマイナスか、バーが見えたらいいのに。 恋人のことにも友達のことにもさして悩まない私をここまで悩ませるとは、進路って奴は強敵だぜ。 人間関係に全く悩まない学生時代ってどんなに気楽なんだろうな笑 好きなことを好きって言うと笑顔になれる。 「人生なんてさ、やりたいことだけやっててもきっと時間足りないんだ、やりたくないことやってる時間なんてないさ」 大丈夫、私の大好きな三木ちゃんが選んだ道なら間違いはないよ パラのセリフがすっごい好き。 イケメンか!ノーブラだけど! こんな恥ずかしいこと言われたら嬉しいだろうな。 学生じゃなくても何歳でも嬉しい。 私の場合何か目標を見定めて脇目もふらず全力疾走って方法でここまで色々と成功してきた でもどれだけ長期的な目標設定するよりも、やっぱりこんな生き方が理想だなぁ。 さすがヒーロー。 そんなヒーローも京くんとエルがいい感じだと思っているから面白い。 しかもそれに気付かないヅカのことをにぶいと思っている。 うん、にぶいのはお前だ。 「体育館来たらいいのに」 「俺が行ったら色が変わるだろ」 何気無く放ったこのセリフの謎は後々明かされます パラのかくしごと 第3章の主人公はパラ こういった観察眼ありすぎるキャラが能力をもつと最強。 パラのかくしごとは「みんなの鼓動のリズムがわかること。 」 だからといって全て計算でうまくいくわけではないことを第3章は教えてくれる。 こういった観察眼が鋭い人に憧れたこともあるけど、「自分には合わないな」って、今はそんな気持ちは消え去った。 人の鼓動を見ることの出来る能力を持った私は、自らの鼓動も観察可能であるが故に、それを一定のリズムに保つ癖を持ってしまった。 そのくせは私を冷静にする。 ある意味、自分の能力に振り回されているのがパラ。 そういえば、能力の対象に自分が含まれるのは初めてのパターン。 そんなパラは仲良しの4人に対して偏った感情を持っている。 大好きなのはミッキー、京くん、エル。 それを見るだけで私の口元に笑みがこぼれる。 けれど、そんなの私の能力がなくたって丸わかりだ。 好きな誰かの為にこれだけ心を動かせる彼を、私は気に入っている。 私みたいに、自分を偽って皆を騙している人間とはわけが違う。 一方で、心を閉ざした(?)ヅカと自分のことはひどくきらっている。 私と同じように、彼の内面は、冷たく濁っている。 そんな人間を好きになることは、出来ない。 パラ自身 またも、自分勝手なことを平気でしようとした自分が嫌になり、そうして、何も言えなくなってしまった。 「三木ちゃんは、こんな奴と喋っちゃいけないんだよ」 「素直」か「打算的」かでここまで偏るものだろうか。 パラはあまりにも早く大人になっていて、あまりにも自分を傷つけすぎている。 ああ、人の心のリズムが分かる能力なんていらなかった。 代わりに、自分と、それから誰かの涙を止められる能力を貰えていたらどんなによかっただろうか。 5人のかくしごとで唯一能力を後悔しているのがパラだ。 そんなパラだからこそ、こんなにも素敵なセリフを言えたのだろう。 だって私は、面倒臭い思考に生きる自分が嫌いな私は、信じたいのだ。 想いこそが、人と人との関係性を決める最も強いものであり、すべての事情を飛び越えるはずだと。 そうじゃないんだよ。 本当は私だってそういう人間になりたいよ。 損得なんて考えない人間になりたいし、やりたいことだけ迷いなくやれる人間になりたい。 でも、実際の私はそうじゃない。 私の言葉や、行動は、私がなりたい私に過ぎない。 本能の私じゃ、ないの。 理想に近づくために、自分を偽って行動するのは誰しも経験があること。 だからこの部分はすごく共感できた。 ヒーローになりたいから、不登校のクラスメイトの家に突っ込んでいったりするわけで、なんつうかな。 それって結局、ヒーローの行動だと思うんだよ。 自然体とは違うけど、かっこいいじゃん。 パラの胸にはすっと飛び込んだんだろうな。 自然に自然に振舞おうとして、振舞えるはずないもの。 それにしても、王子様の心はもうちょっと動いてもいいんじゃない?笑 ところでこの章ではパラがやたらとヅカにくっつくんだけど、そのときのエルとヅカの反応が面白い。 私は王子様にあーんしてあげたり逆に催促したりして時を過ごした。 三木ちゃんは笑ってくれてたけど、宮里ちゃんなんかは微妙な顔をしていた。 パラは「エルが良識的だから」と納得していたけど、エルからするとパラからヅカへの矢印が全く伸びていないのにエルがそんな行動をするのが理解できなかったんだろうな。 ヅカに告白した女の子の矢印ははっきりしていたらだろうからなおさらだ。 「パラ、悪いけど、今日からはあのノリやめてくんね?」 もちろんヅカがこんなお願いをしたのも、例の女の子の怒りのマークが日に日に強くなっていたからだろう。 観察眼が鋭いパラだけが状況を理解できていないというのも珍しい。 ヅカのかくしごと 第4章の主人公はヅカ• 『喜』のスペード• 『怒』のダイヤ• 『哀』のクラブ• 『楽』のハート ヅカのかくしごとは相手の感情がわかること。 トランプのマークでわかるなんてなかなかおしゃれだ。 思えば恋愛ごとに限らず、俺は能力のせいかなんなのか、自分と相手をフラットに見るようなところがあって、そこにおせっかいや気遣いが一つからめば自然と自分の意思より相手の意思を尊重してきた。 パラと同じで、ヅカも自分の能力がプラスだとは考えていない。 でもパラと違って、ヅカはマイナスではなく常にフラットだ。 いつもなら、俺に出来ることだけやって、分からないことには手を出さない方が相手の為って思うんだ。 でも今回は、なにかあるんなら、解決したいって、相手の都合じゃなく、俺が勝手に思ってる。 友情なのか、恋なのか、微妙なラインで進行するのが住野よる作品らしい。 相手のことを第一に考えて助けてやろうっていう上から目線で王子様な君を、私は最近割と嫌いじゃなかったんだけど。 宮里ちゃんには、そうじゃない、一生懸命な君の方がいいかもしれないね、ヅカ パラに初めてそのあだ名で呼ばれた。 何故かこの日から後、パラは俺を王子様とは呼ばなくなった。 そんなヅカの変化をパラも喜んでいる。 パラがヅカを「王子様」と呼んでいたのは悪い意味もあったんだね。 皆が、エルに助けられてる。 だから、変わらなくていい。 本当はちゃんと傷つきたかったんだ。 どういうふうに考えたらよかったのか。 それを、エルに学ぼうとした。 それでもやっぱりヅカはクールでカッコよすぎるから好きになれない。 若者よ、もっと悩め笑 少しだけ、マークだけじゃ分からないあいつの気持ちが分かる気がした。 あ、また一つ、気がついた。 そうか、誰かのためなんじゃない。 俺はこれを見るのが嬉しいんだ。 そう気づいて、ようやく、あの時の先輩の声が耳元から消えた気がした。 この章の結末も素敵な流れなんだけど、綺麗すぎるのが残念。 人気投票でヅカが最下位だったみたいだけど納得だ。 なお、「ミッキーとヅカが中学時代にちょっとだけ付き合っていたこと」 「ミッキーとヅカが今はなんらかの恋愛感情を抱いていること」が明かされている。 ちょっとだけ気になったのはトランプのマークの色。 だったら、見間違いかもと思った。 色が同じだ、『喜』のスペードと見間違えたのかもと。 第2章でヅカがいっていた、「俺がいったら色が変わるだろ」はやはり能力のことでした。 エルのかくしごと 「他人の恋心が分かる」 思春期の男女には最強の能力を持っているエル どうして私には人の恋心が見えるんだろう。 邪魔だと思ったことはないけど、役立つなんて思ったこともない。 確かに、うまく活用することは難しそう。 自分がその能力を持っていてもニヤニヤすることくらいしかできないかな。 10年後の友人に宛てた手紙をめぐる攻防の末、ついに京くんとミッキーがハッピーエンドを迎える。 『君の膵臓をたべたい』もラストの手紙にやられてしまったが、住野よるさんは手紙を書くのが本当にうまい。 いや、もしかしたら本音を書き出せる「手紙」というツールが最強なのかもしれない。 自分なんて、自分なんか、そんな風に重いながら私だって生きて来たから。 もちろん他の皆にだってコンプレックスがあることくらい知ってる。 でも、私や京くんはどうしてか、生まれつきかなんなのか、その部分を大変に大きく持ってしまった。 誰もがコンプレックスを抱えながら生きているから、エルの気持ちには共感するところが多かった。 「ミッキーを他の誰かに取られるの、やだな」 どうしてそんなことを言ってしまったのかと、私はすぐに後悔した。 けれど、どこかで、本心を言えてしまえたことを嬉しくも思っていた。 ここの描写がすごい好き。 自分も本心を素直に吐き出すのが苦手だったから、 本音を言えた時に嬉しくなる気持ちはすごくよくわかる。 そして、エルがとても可愛らしい勘違いをしているのがなんとも微笑ましい。 「そういえば友達になってから一度もヅカくんの矢印を見てないです。 」 「あとその時までには自分に向いた矢印を見れますように!」 この能力はきっと自分に向けられた矢印は見えないんだね。 ヅカからの矢印が全く伸びていないことはありえないから。 だから、矢印が伸びてこない相手から告白された時のエルの表情がとっても楽しみです。 か「」く「」し「」ご「」と「 感想 じゃじゃーん!!! 、結果発表します! 1位 パラ 301票 2位 京くん 148票 エル 148票 4位 ミッキー 132票 5位 ヅカ 87票 番外 住野よる 19票 たくさんのご応募に感謝です! パラおめでとう〜!!🎉🎊😆N — 『か「」く「」し「」ご「」と「』公式 kakushigoto0322 例えば全員に私みたいな能力があればそんなすれ違いはなくなるのだろうかと考えたけど、余計に深読みが効きあたふたする自分達しか思い浮かばなかった。 住野さんがこの作品を通して一番伝えたかったのはこのことなんじゃないかと思う。 誰もが特別になりたがっている。 でも特別な能力を手にしたって世界は変わらない そんなことを『かくしごと』は教えてくれます。 もし選べるならエルの能力を手にしてひたすらニヤニヤしていたいけど笑 眩しくて時に切ない、共感度No. 1の青春小説 「この話を読んでずっと共感していたのか?」というとそうでもないけど、5人いるからその中の誰かに感情移入した人は多いんじゃないかな。 私はエルのコンプレックス持ちなとことか、パラの冷静な自分が嫌いなところが共感できました。 そんな悩む僕たちにパワーをくれたのがヅカのこの言葉 皆が、エルに助けられてる。 だから、変わらなくていい。 みんなそれぞれ良さがあって、それぞれ助け合っている。 「だから変わらなくていいんだよ」って思うとちょっぴり楽な気持ちになれます。 ミッキーのような素直さやパラようなの観察眼を羨ましく思ったことはあるけど、いまは「自分らしくいよう」って素直に思います。 もうひとつ心に残ったのはこの言葉 「人生なんてさ、やりたいことだけやっててもきっと時間足りないんだ、やりたくないことやってる時間なんてないさ」 そう、時間なんてないんだから、やりたいことをやろうって改めて思いました! 住野作品はほんと大好きだなぁ。 どれも住野よるさんらしい独特の言葉使いと心情描写が魅力です。 pocket line hatebu image gallery audio video category tag chat quote googleplus facebook instagram twitter rss search envelope heart star user close search-plus home clock update edit share-square chevron-left chevron-right leaf exclamation-triangle calendar comment thumb-tack link navicon aside angle-double-up angle-double-down angle-up angle-down star-half status.

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