関連記事• 英政府が、2018年末までに高速道路でのトラック隊列走行(プラトーニング)のテストを開始すると発表した。 先頭車両だけを人間が運転し、複数の自動運転車両が追従するプラトーニングは人員削減および省エネルギー対策として注目を集めている。 社会問題化している「高齢ドライバーの事故」問題。 自動運転技術でどれほど改善できるのか、国交省に聞いた。 2020年に向けて盛り上がる自動運転技術。 公道を走るクルマだけでなく、閉じられた空間(農地)を走る農業機械にも自動運転レベルがあるのをご存じだろうか。 世界中で進む自動運転技術開発において指標となっているのが「自動運転レベル」と呼ばれるものだ。 自動化の度合いによって0から5まで6段階のレベルが定義されている。 しかし開発の現場からは別の声も上がっている。 関連リンク•
次のドライバー不足対策や、短車間距離による空気抵抗低減と交通容量増大による省エネルギー化、効率向上を目的とします。 後続車無人での隊列走行の実証実験 2018年6月15日に閣議決定した「未来投資戦略2018」に基づき、移動 物流 革命の実現に向けた取り組みのひとつである「高速道路でのトラック隊列走行」について、2022年の商業化に向けて後続車無人での隊列走行の実証実験を行います。 国土交通省と経済産業省では、「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業」の一環として、2018年1月より、まずは後続車両が有人の隊列走行と後続車無人システム(後続車有人状態)について、実証実験を開始していました。 今回、走行距離の拡大を通じてトンネル等の道路環境や夜間走行も含めた多様な自然環境下での技術検証と信頼性向上を図るため、2019年6月25日から2020年2月28日までの間、新東名高速道路の浜松いなさIC~長泉沼津IC間においてトラック隊列走行の公道実証を実施すると発表しました。 実験車両は国内の単一メーカーとし、ミリ派レーダーやGPSトラッキング制御技術、クルマとクルマを電子的に連結して自動追従運転を行います。 この後続車無人システムでは、1人のドライバーが複数台の無人のトラックをコントロールし、高効率の運行を実現することで、慢性的なトラック・ドライバー不足対策に貢献。 さらに、4台の後続車有人システムでは、協調型車間距離維持支援システムや車線維持支援システムなどを使った運転支援を実証。 また、すべての実証実験は安全確保の観点から、テストコースで経験を積んだドライバーが全ての車両に乗車します。 これらの実証実験を通じて、開発中の後続車無人システムなどの実現に向けて必要となる機能が設計通り作動することの確認、その信頼性向上と長期データ蓄積を実施。 同時に、トラック隊列が周辺走行車両の乗員からどのように認識されるか 被視認性、印象等 、トラック隊列が周辺走行車両の挙動 追い越し等 に及ぼす影響などについても確認することとしています。 トラック&バスの専業メーカーであるいすゞ自動車と日野自動車は、自動運転システムの実用化に向けてのベース技術となるITS 路車間・車車間通信 システムや高度運転支援 自動操舵・隊列走行 技術について、2018年5月より両社で共同開発を開始していました。 今回の国による実験には、UDトラックス、三菱ふそうトラック&バスなどを含めて共同で取り組むことにより、開発の効率化を図ります。 carview! はYahoo! JAPANのサービスであり、ヤフー株式会社が株式会社カービューと協力して運営しています。 Copyright C 2020 fabrica communications. , LTD. All rights reserved. All Rights Reserved. 記事の無断転用を禁じます。 Copyright C 2020 Carview Corporation. All Rights Reserved. Copyright C 2020 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.
次のCACCで繋がったトラック隊列が 極端に短い車間で新東名を走った! 「あと1分ほどでトラックがやってきます!」 寒風吹きすさぶ跨道橋で待機していた報道陣は、その声を合図に一斉にカメラを高速道路上に向けた。 ゆるい右カーブを曲がりながら走行車線上に3台の大型トラックが姿を現した。 スピードはそれほどでてはいないが、3台の車間距離はかなり短かった。 高速道路における車間距離は、時速100キロであれば100メートルが必要とされているが、わずか30~40メートルほどしかなかった。 事前に知らされていたところでは、先頭車両のドライバーは普通に運転操作をするものの、後続の2台のトラックはCACCというシステムで車間調整しているために、ドライバーはアクセルワークとブレーキングはまったく行わないとのことだった。 つまり、極端に短い車間は自動制御の賜物だったのである。 レベル2とはいえ最新の自動運転技術で連なるトラックの隊列が、新東名高速道路という公道をほかの一般車両とともに走っている。 この事実を目の当たりにし、われわれ取材班は驚きに近い感動を覚えた。 遂にこういうことが現実に行われる時代になったのか、と。 経済産業省と国土交通省の主導の元、 4つのトラックメーカーが実験に参加 2018年の1月23日から25日まで、経済産業省と国土交通省の主導による「トラック隊列走行実証実験」という公道実験が実施された。 この実験は、CACC(コーペラティブ・アダプティブ・クルーズ・コントロール)という協調型車間距離維持支援システムで繋がった3台のトラックを、新東名高速道路の浜松サービスエリアと遠州森町パーキングエリアのあいだ約15㎞を隊列を組ませて往復させるというもの。 三菱ふそうトラック・バス、いすゞ自動車、日野自動車、UDトラックスの4メーカーのトラックが使用車両となっていた。 「2020年度に無人の隊列を実現し、 2022年度には商業化をめざす」 1月23日午前11時、実験に先立って行われた現地説明会では3名の関係者が実験の概要について語った。 まず、経済産業省 製造産業局 自動車課 ITS・自動走行推進室の垣見直彦室長が全体像を説明した。 「(既に欧州などでは同メーカーのトラックがCACCを搭載して隊列を組んで公道を走る実験が行われているが)異なるトラックメーカーが製造したトラックを用いてCACCによる実験を行うというのは、公道では世界初となる」 「(今回はハンドリングは有人で行うが)2019年の1月に無人で走ることができる隊列走行を、安全保安要員を乗せる形で高速道路上で実証実験する。 その後は、2020年度に新東名で無人の隊列を実現させる。 その上で、早ければ2022年度に商業化をめざす」 「なお、今回の実証については、特段の法規制の緩和などは必要なかった。 ただ、来年の1月の実証実験をするためには、車間距離とか全体の長さの問題(全長規制25メートル)とか、いくつか法規制があり、それを国土交通省や警察庁のほうに今年の10月までに緩和をしていただくということになっている」 「実用化された暁には ドライバー不足の問題などが解消できる」 実験を経たのちの将来的に実用化されたときのメリットについては、国土交通省 自動車局 技術政策課 国際業務室の佐橋真人室長が次のように述べた。 「現在のトラック業界はドライバー不足という問題を抱えている。 (今回は有人で実験を行うが)後続車両が無人のトラックの隊列走行というのは、この問題を解消し、トラック業界の生産性向上に繋がるものと考えている」 (経産省の垣見直彦室長の追加発言:トラックが車間距離が短い状態で隊列をつくって走ると空気抵抗が減るので燃費低減が期待できるし、道路が効率的に使えるというメリットもある」) 「ACCに通信機能を付加したCACCは 変動の少ない車間距離維持が可能」 実験に使用するトラックに搭載したシステムについての説明は、日野自動車株式会社 技術研究所の榎本英彦所長が行った。 「すでに各社のトラックにはACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)と呼ばれる装備がされている。 これはミリ波レーダーやカメラを用いて車間距離を一定に保ち、アクセルやブレーキの操作をすることなく追従走行できるものとなっている」 「今回、4社で共同開発したシステムはCACCといい、ACCの頭にC(コーポラティブ:協調型)がつくものとなっている。 「今回の隊列走行は、テストコース上では十分に評価をやったうえで公道の実験に臨んでいる。 そういった意味で、基本的な機能についての懸念はない」 「しかし、公道ではいろんなことが起こり得る。 今回は、そういったことを抽出して、解決していくことが課題になると考えている」 「また、今回は周囲を走る一般のドライバーの受容性(反応や意識など)の調査も行なう。 3台の隊列の後方の観測車から撮影する映像などで、それを確認していきたい」 説明会が終わったあとの午後12時、CACCで連なる3台の異なるメーカーのトラックの隊列(実験走行では4台のうちの3台のみをCACCで繋げて隊列化していた)が、公道である新東名高速道路の上り方向の車線に入った。 それこそは、われわれ取材班に驚きに近い感動を覚えさせた世界初の実験がスタートした瞬間だった。 (後編につづく、文:みらいのくるま取材班)• みらいのくるまの「ただいまのところ」情報 第45回東京モーターショー2017のルポ第二弾では、すでにEVを発売済みの日産自動車と、二つの海外主要メーカーのEVコンセプトカーの概要について見ていきたい。 … 2017. 09更新• みらいのくるまの「ただいまのところ」情報 日本はEV先進国?それともEV開発途上国!? また、2010年に日産が出… 2018. 23更新• みらいのくるまの「ただいまのところ」情報 5月22日に宮城県で加盟発表会を開催自動車整備業界をけん引する全日本ロータス同友会(通称:ロータスクラブ)は、EV(電気自動車)を中心にエコカーの普及活動を… 2018. 29更新• みらいのくるまの「ただいまのところ」情報 GLMは、トミーカイラZZとGLMG4(以下、G4 を開発・販売するという完成車ビジネスを進めるいっぽう、EVによるプラットフォームビジネスにも取り組んでいる… 2018. 17更新• みらいのくるまの「ただいまのところ」情報 日産の最新自動運転実験車が公道走行を開始日産自動車株式会社は、2017年の秋に、最新の自動運転実験車両の公道テストをスタートさせた。 その実験車両の概要はこう… 2018. 17更新• みらいのくるまの「ただいまのところ」情報 JEVRAの全日本電気自動車グランプリシリーズは今年11年目を迎える。 今後、世界的にEVが続々と登場すると言われており、それはEVレースには追い風となるだろう。 … 2020. 22更新.
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