前回は自律神経についてご紹介しました。 今回は頭痛のツボです。 以前、ブログ では、頭痛対策としての鍼灸治療について触れました。 今回はセルフケアでできるツボ刺激をご紹介します。 頭痛の種類 頭痛には様々なタイプがあります。 頭の血管が拡張して炎症を起こし拍動的に痛みを感じるもの、一般的に片頭痛と呼ばれる頭痛です。 また、ストレスや長時間の不良姿勢、パソコンやスマートホンの操作などで上半身の筋緊張がひどくなることでおこる、頭が締め付けられるような頭痛などがあります。 当院では体質や頭痛の種類によって、使うツボを変えることがありますが、今回は二種類の頭痛に使われているツボをご紹介いたします。 ご不明な点は鍼灸師にお尋ねください。 片頭痛に対するツボ(ずんずんと拍動する痛み) 片頭痛が起きている際、痛んでいる頭部や首回りなどを刺激すると痛みが悪化することがあります。 気軽にセルフケアができる、手足のツボをご紹介したいと思います。 【足臨泣(あしりんきゅう)】 薬指と小指の間を骨に沿って指が止まる所。 骨と骨の間になります。 【合谷(ごうこく)】 親指と人差し指の骨が交わる骨際にとります。 眼の疾患、耳鳴り、頚肩こりなどにも。 また、こめかみのあたりをくしでとかすように、爪を使ってやさしく刺激してみてください。 ごりごりするのではなく、耳の上から後頭部に向かって優しくさすってみてください。 片頭痛のあるときは、この場所がブヨブヨ、ごりごりしていることがあります。 強く刺激しすぎないよう注意しながら行ってください。 筋緊張からくる頭痛(締め付けられるような、きーんとした痛み) 頭部、首の後ろのツボはお灸は難しいので、指圧をおすすめします 【百会(ひゃくえ)】 左右の耳の一番高いところをつなぎ、頭のてっぺんにとります 心が落ち着かない、痔、頭痛、更年期障害、不眠、抜け毛など 【天柱(てんちゅう)】 後頭部中央の凹みから、左右に2センチほど。 首を前に倒して一番出ている首の付け根の骨から、肩先を線で結んでちょうど中間あたりにあります。 ここは硬くなりやすい場所です。 押して痛みやコリの強いところにとってみてください。 この場所は自分でお灸をされる際、十分にやけど等にご注意ください。 指圧のやり方 ツボの探し方 凹んでいたり、冷えていたり、特に硬かったり、痛みが強い場所にとってください。 ツボの押し方 おもに親指の腹で(お顔や頭部の場合は人差し指や中指の腹)3~5秒息を吐きながらで押して息を吸いながらゆっくり力を抜きます。 強く押しすぎたり、痛みが強いときに何回もやりすぎると筋を痛めることがあります。 気を付けて行ってください。 健美齢では現代医学併設の統合医療施設としてアロマ、カイロも合わせ、トータルに自律神経の調整に対する治療を行なっております。 ご希望の方はぜひお気軽にご相談ください。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 健美齢 鍼灸(爽快鍼灸院) アロマ カイロ 〒272-0034 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル9階 ご予約はお電話 047-326-3520 またはまで ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: HN.
次のHEIM編集部・ 2019年07月22日 お灸は「もぐさ」という綿状のものを熱してツボを刺激するもので、日頃の様々な不調を改善する昔ながらの療法です。 代謝機能をあげることでダイエットやむくみの解消にも効果的です。 不妊治療や更年期など女性特有の悩みにも利用されています。 お灸と聞くとやけどをしそうなイメージがありますが、市販のものには火を使わないタイプや煙の出ないタイプもあるので、家の中でも安心して使えます。 熱く感じない部分は弱っているとされていて、セルフケアにも適しています。 今回はお灸の種類や選び方をはじめ、女子に人気のアロマタイプや、ドラッグストアなどで市販されている商品の中からおすすめをご紹介します。 日本ではきゅう師という資格が定められていますが、歴史的には専門家にツボの場所を聞き、自宅で療養するのが一般的です。 お灸の原料である「もぐさ」はよもぎの葉の裏にある繊毛です。 もぐさを米粒大の円錐形にして、ツボの上に置いて燃やすことで、ツボを刺激したり体を温めて様々な疾患を治療します。 毎日あるいは数日おきにツボを温めることで、慢性的な疾患に効果があるとされています。 お灸をすることで得られる効果 お灸によって体のツボを温めて刺激することで、血液とリンパの流れが良くなります。 それによって免疫力が上がったり、ホルモン分泌が調節されたり、自律神経が整ったりと様々な効果が見込めます。 慢性的に冷え性やストレス、不眠などの症状がある場合は、毎日お灸をすることで改善も期待できます。 また、もぐさに含まれるシネオールという精油成分には強力な殺菌、鎮痛作用があり、肩こりや腰痛、アレルギー疾患などの治療にも使われています。 どのツボを温めたら良いか分からない場合は鍼灸師など専門家にアドバイスしてもらうと良いでしょう。 出典: 棒灸は棒状になっているので、火がついていない方を手に持って、好きな部位を温めることができます。 十分に温まったらそのままほかの部位を温めることもできます。 また、ツボに一点集中する以外に、温めたい体のラインに沿って棒を動かして、往復させながら使うこともできます。 1回で使い切らない場合は、火を消して乾燥させてから再度使うこともできるので便利です。 昔ながらの点灸 点灸はもぐさを直接肌につけて温める昔ながらの方法で、直接灸とも呼ばれます。 間接灸よりも効果が高いと言われていますが、扱いが難しくお灸を使ったことがないとやけどをすることもあります。 心配な方はお灸に慣れてから使うか、専門家にアドバイスを受けた上で使い始めるのが良いでしょう。 もぐさの質によって成形のしやすさや温度の伝わり方が変わるので、希望に合わせて選ぶと良いでしょう。 もぐさを少量ずつしか使わないので出る煙の量が少なく、かつ最もコスパの良いタイプと言えます。 安定感の高い箱灸 箱灸は広範囲を一度に温めたいときに適しています。 箱の上に網を乗せ、その上でもぐさを燃やして温めます。 安定感があってやけどの心配がなく、じんわりと患部が温まります。 女性ならではの悩みである不妊症や月経痛、冷え性などの治療にも使われています。 火を使うか使わないか 出典: お灸は火をつけて温めるものと、火を使わずに温熱効果が得られるものがあります。 火を使わない場合は発熱剤を使用したお灸を肌に直接貼ってツボを温めるので、そのまま外出することもできます。 ほかにも電子レンジで温めて使うタイプもあります。 安定しにくい首や肩などにお灸をする場合は、火を使わないタイプが便利です。 また、家の中で火を使うのが不安な方も、火を使わないタイプのお灸を選ぶと良いでしょう。 温度の高さで選ぶ お灸によっては温度の高さをあらかじめ選べるものもあります。 温かさの感じ方は人によって異なるので、熱すぎず気持ち良い程度のものを選ぶと良いです。 初めて使う場合や肌への刺激が気になるという方は温熱が弱いタイプのものを、刺激が足りないと感じる方は強いタイプのものを選ぶと良いでしょう。 その日の体調や患部の場所によっても温度の感じ方が変わってくるので、毎日使うことで体調管理にも繋がります。 温度の違いは強弱やレギュラー、ソフトなどメーカーによって呼び方が異なるので購入時にチェックしましょう。 煙の有無で選ぶ 出典: お灸の香りには様々なタイプがあります。 お香の様な香りや、アロマの香り、フルーティーな香りなど種類が豊富です。 香りによってはアロマセラピーのように気持ちを落ち着かせたり、気分をリフレッシュする効果があります。 気分や好みに合った香りのお灸を選ぶのも良いでしょう。 反対に部屋でお灸をするときに香りが気になるという方は無臭タイプがおすすめです。 お灸を使用する際の注意点 妊娠中の方や糖尿病、高血圧症、感染症などを患っている方は、使用する場合に医師や鍼灸師に相談すると良いでしょう。 風邪を引いているときや体調の優れないときも、感覚が鈍っているため使用を避けた方が良いです。 また、子どもに使用する場合にも専門家のアドバイスを受けることが推奨されています。 そのほか飲酒や入浴、運動の直前と直後など、血行が良くなっているときに使用すると刺激が強くなる場合があるので、避けた方が良いでしょう。 お灸のおすすめ10選.
次のつぼの知識がまったくなくても、つぼを押すと気持ちいいということは知っている方も多いと思います。 ここでは、効果的につぼ(ツボ)押しをするための注意とコツなど、基本的なところを紹介していきます。 肩こりの症状があるときはもちろん、日頃の健康維持や体質改善にも、 つぼ(ツボ)押しを役立ててみましょう。 つぼ(ツボ)押しの効果と注意点 つぼ(ツボ)押しとは? 東洋医学では、人間の体に流れる「気」(エネルギー)が循環するルートを「経絡(けいらく)」と呼びます。 経絡は体中にくまなく分布し、人体の各臓器に対応しています。 内臓に病気が発生すると、その臓器に関係する経絡にも異常がおこります。 その中で特に反応の強いところが 「経穴(けいけつ)」、いわゆる 「つぼ(ツボ)」なのです。 つぼ(ツボ)は、「気」の交換がもっとも盛んな箇所で、神経や血管が多く集まっています。 つぼ ツボ を刺激することで、気のバランスを調整することができ、血行が促進されて新陳代謝が高まり、体の不調は緩和・改善されていきます。 不調のある症状に対して、効果のあるつぼ(ツボ)は、複数あります。 つぼ(ツボ)押しの注意点 1ヶ所のつぼ(ツボ)押しは、 3~6秒くらいがベストです。 同じつぼを1分以上刺激するのはやめましょう。 特に首や頭部へのつぼ(ツボ)押しは、やりすぎないようにした方がいいようです。 また、お年寄りは骨が弱くなっていますので、力を入れすぎたつぼ(ツボ)押しは厳禁です。 服装は ゆったりした衣服を着用して、 体を締め付けるものは外してから、 つぼ ツボ 押しをしましょう。 つぼ(ツボ)押しに不安を感じたら、国家資格を持った専門家に相談するといいでしょう。 注意!こんなとき、つぼ(ツボ)押しはやめましょう• 押す箇所に、熱があったり、炎症がある場合• 押す箇所に、傷ややけどがあるとき• 妊婦さんの腹部や腰部、仙骨部へのつぼ押しは絶対に厳禁• 熱がある場合• 飲酒後• 入浴中・入浴直後 一人で押すときの注意 強く押しすぎないこと、やりすぎないことが大事です。 自分で行なうと、気持ちがいいのでつい何度も何度もやってしまいがちですが、 やりすぎは禁物です。 気持ちを落ち着けてゆっくりと正確にやりましょう。 二人で押すときの注意 つぼ ツボ 押しを受ける人の体勢として、背部をつぼ(ツボ)押しされるときはうつ伏せです。 このとき、胸にクッションを当て、額には枕などを当てておくといいでしょう。 つぼ(ツボ)押しする人は、馬乗りにならずに、横に位置して指圧しましょう。 体重をかけすぎて押してしまうと、肋骨を損傷してしまう可能性もあります。 相手をいたわるように、注意して押しましょう。 つぼ(ツボ)の探し方 体の表面をなでたり触ったりしてみると、 「わずかにへこんでいる」「痛みを感じる」「気持ちよく感じる」というポイントがあるはずです。 そこが つぼ(ツボ)です。 または、「こり」「シコリ」「冷え」などを感じる部分があるかもしれません。 その部分もつぼ ツボ です。 つぼ(ツボ)の位置は、体格によって差があり、同じ人でも体調によって移動する場合もあるようです。 図などで示されている つぼ(ツボ)の位置を参考にして、つぼ(ツボ)周辺を自分の手や指を使って探していきましょう。 つぼ(ツボ)はここにある!• わずかにへこんでいる• 痛みを感じる• 気持ちよく感じる• こりやしこり、冷えを感じる つぼ(ツボ)押しをマスターしよう つぼ(ツボ)を押すときの手の形は、押す場所によって異なりますが、基本は 「親指の腹」です。 他にも、人差し指、中指、手根部なども使います。 つぼ(ツボ)の押し方 押すときは、リラックスしてゆったりとした呼吸を意識して行ないます。 「息を吐きながら」つぼを押し、「息を吸いながら」力を抜く、というリズムで行なうと良いでしょう。 「1、2、3、4」で息を吐きながら押し、「5、6、7、8」で息を吸いながら力を抜きます。 これを 1ヶ所につき5~10回繰り返します。 押すときのイメージとしては、「ジワ~ッ」と「押し込める」ような感じがいいようです。 腕や指先の力ではなく、「体全体の重みを伝える」感じで、痛みの加減をみながら押していきます。 力加減は、指で押してみて「痛いけど気持ちがいい」と感じるくらいの強さが最適です。 あまり強く押しすぎないように注意しましょう。 押し方のコツ• リラックスして呼吸を意識する• 「息をはきながら」つぼを押し、「息を吸いながら」力を抜く• 1ヶ所につき5~10回繰り返す• 腕や指先の力ではなく、「体全体の重みを伝える」ように つぼ ツボ は2つずつ押す つぼ ツボ は、体の正中線上にあるつぼ ツボ を除いては、必ず左右対称に2つずつ存在します。 両方のつぼ ツボ を均等に刺激しましょう。 もみ返しに注意 つぼ(ツボ)押しは、長時間、同じ場所ばかりを押しすぎたり、強く刺激しすぎると、筋肉が炎症をおこして、逆に症状を悪化させてしまうことがあります。 注意して行ないましょう。 肩こりに関連するつぼ(ツボ) 肩こりに効果の高いつぼ(ツボ)の代表を紹介します。 わずかな時間で構いませんので、日々の空き時間を利用してつぼ(ツボ)押しを続けていくと、 血液の流れや気の流れが改善されて、 肩こり解消につながっていくようです。 行なう前に、先に紹介した「つぼ(ツボ)押しの注意点」をよく読みましょう。 合谷(ごうこく) 特に頭痛、肩こり、歯痛、眼の疲れによく効きます。 手の甲側で、人差し指と親指の間、人差し指と親指の骨が合わさる付け根にあります。 風池(ふうち) 頭痛や鼻づまり、耳鳴り、首の痛みに効きます。 後頭部の髪の生え際のくぼみ。 耳の後ろにある、先のとがった骨(乳様突起)の後方のくぼみにあります。 天柱(てんちゅう) 頭痛や肩こり、首の痛みによく効きます。 後頭部、髪の生え際にある太い2本の筋(僧帽筋)の外側にあります。 肩井(けんせい) 肩こりによく効きます。 また、肩こりからくる頭痛や眼の疲れにも効きます。 肩のほぼ中央。 肩先の中心点と首の付け根の真ん中を結んだところ。 乳頭をまっすぐ上に肩上部まで辿ったところです。 臑兪(じゅゆ) 五十肩(四十肩)に効きます。 肩甲骨外端の少し下のくぼみにあります。 後谿(こうけい) 肩の痛みや肩こりに効きます。 手を握ったときに小指側にできるシワの先端にあります。 曲池(きょくち) 肩こり・目の疲れ・肘の痛みに効きます。 肘を曲げたときにできるシワの外側にあります。 手三里(てさんり) 肩こりに効きます。 肘を曲げたときにできるシワから手首に向かって指幅3本分の位置にあります。 外関(がいかん) 肩こりに効きます。 手首の外側。 手首の横ジワ中央から肘に向かって指幅3本分の位置にあります。 頸頂点(けいちょうてん) 肩こり・首のこりに効きます。 人差し指と中指の付け根の間にあります。 「足つぼ(ツボ)」で肩こり解消 足つぼ(ツボ)は、一人でも簡単に押すことができてトライしやすい健康維持法です。 まずは手の親指を使って足裏全体をもみほぐし、足の裏からひざの上までゆっくりとマッサージしてから、 肩こり・頭痛・首痛、目の疲れ解消などの足つぼ(ツボ)を中心に行いましょう。 足つぼ ツボ 刺激は、1日に15分から30分が目安といわれています。 効果があがるように、体温と同じ温度の水分を適度に摂り、体の代謝を良くしていきましょう。 また、足裏を刺激すると血液循環がよくなり、足がポカポカしてきます。 その足を冷やしてしまうと効果は半減してしまいますので、終わった後は保温に気を配るとよいでしょう。 こんなときは、足つぼ(ツボ)押しは控えましょう• 骨折中• 大病にかかっている時• 妊娠中• 脳卒中、脳梗塞の直後• 食後30分間• 酔っている時 足つぼ(ツボ)の基本 足のつぼ ツボ とそれに対応する臓器は、原則として同じ側にあります。 (たとえば、左胸にある心臓のツボは左足に一つだけ。 肺は左右両方にあるので、両足にそれぞれツボがあります) 左側にあるものは左足に、右側にあるものは右足に、と覚えましょう。 ただし、耳と目だけは例外です。 耳や目に効くつぼ ツボ は、左右逆になっています。 耳と目の不調を解消したいときは、反対側の足のつぼ ツボ を押す、と覚えましょう。 頭全体に効果的な足つぼ(ツボ) 親指は頭につながっています。 この親指部分を刺激すると、脳内の血行を促し、首のこりをほぐしていきます。 親指全体をしっかりもみましょう。 肩に効果的な足つぼ(ツボ) 足の人差し指の付け根の下から小指の方向に、首から肩に効くツボが並んでいます。 この部分をよくもんで、 首だけではなく肩にも刺激を与えましょう。 人差し指の方から小指側へ向かって、よく押しもんでいきます。 首(くび)に効果的な足つぼ(ツボ) 足の親指の付け根の部分には、首の骨である頸椎のツボがあります。 この部分を刺激して血行を促し、首の疲れを取りましょう。 四十肩・五十肩に効果的な足つぼ(ツボ) 四十肩・五十肩に効果のある足つぼ ツボ は、四十肩・五十肩点です。 また、肩のゾーンもしっかり刺激すると、血流が促されて症状が軽くなります。 右肩が悪いときには右足を、左肩が悪いときには左足を刺激します。 両目に効果的な足つぼ(ツボ) 目の疲労から来る肩こりには、この 足つぼ(ツボ)がおすすめです。 目のつぼ ツボ は、人差し指と中指の付け根の部分にあります。 左右逆に対応しているので、右目が悪ければ左足を、左目ならば右足を押すようにしましょう。
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