・今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ・以上、どうぞよろしくお願いいたします。 通常のビジネスメールであれば、こうした結びの挨拶で十分です。 ただし、相手によってはより丁寧な挨拶がしっくりする場合もあります。 ・今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。 ・今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 「よろしくお願いいたします」は非常に便利な結びです。 ついつい使ってしまう「よろしくお願いします」は、頻繁に使っても全く問題ないのですが、時には少し相手に寄り添った締めの挨拶をすると、相手との心の距離が縮まります。 ・大型連休も近づいて参りました。 楽しい休暇をお過ごし下さい。 【四季編・夏】 ・梅雨の長雨で体調を崩されませんよう。 ・今年は特に厳しい暑さが続いております。 どうかお体に気をつけてお過ごし下さい。 【四季編・秋】 ・紅葉が鮮やかな季節となりました。 楽しい週末をお過ごし下さい。 ・季節の変わり目、お風邪など召されませんようお気をつけ下さい。 【四季編・冬】 ・年末に向けて多忙な日々をお過ごしかと存じますが、どうかご自愛下さいませ。 ・本年も大変お世話になりました。 よい新年をお迎え下さい。 【その他】 ・お目にかかれることを楽しみにしております。 ・皆様にもくれぐれもよろしくお伝え下さいませ。 画一的になりがちなビジネスメールも、最後の一文に時候や健康といった送り手の心づかいを感じられると、受け取る側も和むものです。 折を見て、こうした結びもぜひ活用してみてはいかがでしょうか。 そうした期待を込めて送っても、一向にリアクションがない……。 恐る恐る催促してみると、受け取った相手は、返信が必要だと思っていなかった。 こうしたことも起こりがちです。 こんな事態を避けるためにも、メールの締めで、相手にしてほしいことをはっきり伝える結びを書くと、相手もメールへのリアクションがしやすくなります。 (期限を設けない場合)】 ・お手数ですが、ご返信いただけますと幸いです。 ・ご回答をお待ちしております。 ・ご多忙の折恐縮ですが、ご返答いただけますと幸いです。 【返事がほしい場合2. (期限を設けたい場合)】 ・お忙しいところ恐縮ですが、5月20日(金)までに ご回答いただきますようお願いいたします。 ・お手数をおかけいたしますが、本件について5月20日(金)までに ご返信いただけますと幸いです。 ・お忙しいところ、恐れ入ります。 【検討してほしい場合】 ・以上、ご検討のほどよろしくお願いいたします。 ・ご検討のうえ、ご返答いただきますようお願い申し上げます。 ・本件に何かご不明な点がございましたら、お問い合わせ下さい。 いつまでに、何をしてほしいのかを、簡潔にメールの結びとして、トラブルのタネを潰しておきましょう。 」「ご返信は不要です。 」こうした結びを、ビジネスメールのやりとりでよく見かけます。 一方で、使おうとして躊躇している方もいるのではないでしょうか。 使っても大丈夫なのかわからない、使い方がわからない。 この言葉、マナー違反になるわけではありませんが、できるだけ避けた方が無難です。 それは、「取り急ぎ」という言葉が、忙しい中で時間を割いてメールを送りました、という印象を相手に与えてしまうためです。 頻繁に「取り急ぎ」で締められたメールを送ると、そんなに忙しいの? と思わせてしまいかねません。 本当に急いでいる時限定の使用にとどめましょう。 ・まずは、ご報告まで。 お礼をお伝えする場合に、「取り急ぎ」は避けましょう。 とりあえずお礼しました、という印象が否めません。 ・まずは、お礼申し上げます。 急いでお礼をする場合は、こちらを使いましょう。 内容を伝えたいだけで、返信をもらうことを期待していない場合、返信が不要であることを伝えたほうが親切です。 その場合、どう伝えるのか。 下記の例でご紹介します。 ・特に問題がなければ、ご返信は不要です。 ・何か不都合がありましたら、お知らせ下さい。 ・では、またこちらからご連絡いたします。 「返信は不要」とはっきり書くのに抵抗がある場合は、「何か不都合~」「では、またこちらから~」でも返信不要の意図は伝わります。
次の感謝メールを送る目的・理由は、相手 上司、取引先 が何かをしてくれたことに対して、感謝の気持ちを相手に伝えるためです。 更に、そのしてくれたことに対して、どう感謝して、今後どのようにしていくかを伝えます。 これらの内容は、以下のように、ほぼ定型化されています。 ・件名 ・取引先 会社名、所属、役職、氏名) ・定型の挨拶 ・名乗り 自分の会社名、所属、氏名) ・本文 *相手がしてこれたこと 感謝すべきこと 、に感謝の意 *それに対して、どう感謝しているのか、今後どうしていくか *結び *署名 ・定型の挨拶の例文 *平素より、大変お世話になっております。 *いつもお手数をおかけしております。 *いつもご配慮をいただき、ありがとうございます。 *平素より、格別のご配慮を賜り、感謝致しております。 本文の作成準備(箇条書き) 前述の定型に従って、書き始めましょう。 誰に、何をしてもらって、感謝の気持ちをどう伝え、今後どのようにしていくか考えて下さい。 まずは、メーラーを開き、本文欄から書き始めます。 宛先欄は、送信直前に入力してください。 何かの操作ミスで、送信ボタンを押してしまい、作成途上のメールが送られる危険性があるからです。 誤って、それが相手(取引先)に届いてしまったら、感謝メールを送るつもりが、嫌がらせメールにも成りかねません。 ここで、想定として、ある会社の営業マンA君が、課長と一緒に取引先の会食に招待され、翌日に、課長から「A君、昨日の会社へ、感謝を伝えるメールを送っておいてくれ。 」と言われたとします。 取引先の出席者は、部長のみで、こちらからは、課長とA君のみです。 ・感謝の気持ち:あのような場所は、初めてで緊張した。 でも嬉しかった。 本当に美味しかった、部長の話しが良かった。 昨日はご多忙のおり、あのような素晴らしい会食の席にお招きいただき、 誠にありがとうございました。 美しい夜景と美味しい料理の数々に感嘆しつつ、大変楽しい時間を過ごす ことができました。 更に、御社の周到な販売戦略を構築するまでの数々の 苦労話しは、大変貴重で参考になり、感謝致しております。 今後も微力ではございますが、 御社のご発展に対しまして、少しでも貢献できるよう奮闘する所存で ございますので、ご指導の程よろしくお願い致します。 以上、メールにて恐縮ではございますが、 まずは、お礼申し上げます。 ・「お気持ち」、大変うれしく「頂戴致しました」。 〇いただいた ・大変貴重な「お品を」を「いただき」、心より「感謝申し上げます」。 ・ご丁寧な「お心遣い」を「いただき」感謝致しております。 〇ご参加いただき ・大変「ご多忙のおり」、「ご参加いただき」心より「感謝申し上げます」。 〇ご足労いただいた ・昨日は、ご多忙のおり「弊社」まで「ご足労いただき」、心より「感謝申し 上げます」。 〇ご来訪いただいた ・昨日は、「弊社」に「ご来訪いただき」誠にありがとうございました。 「御社」には、改めて「感謝申し上げます」。 〇ご招待いただき ・先日は素晴らしい「ご祝賀の宴」に「ご招待いただき」、「誠にありがとう ございました」。 〇ご招待にあずかり ・先般は、〇〇披露式へ「ご招待にあずかり」ましたこと、心より「感謝申し上げる 次第です」。 〇ご招待を賜り ・昨日は、〇〇祝賀会に「ご招待を賜り」、「誠にありがとうございました」。 前述の定型化している感謝メールの内、最後の部分です。 この部分は、相手との今後の関係を円滑に維持していく上で重要な部分ですので、以下のような文言で、丁寧に敬語を使い締めくくって下さい。 この「結び」がない感謝メールは、電話で言えば、相手に何も告げずに黙って受話器を置くの同様です。 ・まずは御礼かたがたメールを差し上げました。 ・取り急ぎ、メールにて御礼申し上げます。 ・取り急ぎ御礼まで。 では、失礼致します。 ・今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。 ・今後とも、ご高配賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 メールにて失礼致します。 ・取り急ぎ、御礼を申し上げたくご連絡致しました。 後日改めてご挨拶に伺います。 現代の忙しいビジネスマンは、毎日何百通ものメールを受信しています。 その中に、取引先からの「感謝メール」も含まれています。 送る側としては、その「感謝メール」をいち早く開いて欲しいはずです。 メールを受ける側は、まずは、差出人と件名 タイトル が記載されている一覧表を開き、件名 タイトル を見て、その件名から本文が容易に判断できる解り易いメールから開いていくことになります。 この解り易い「件名(タイトル)」にするには、以下の工夫が必要です。 ・メール本文を、簡潔に解り易く要約した記述 ・文字数は、「20文字」以内 ・タイトルの先頭に【御礼】と付加して、感謝メールであることを表示 ・敬語を意識する タイトルの例文 メール送信時の「宛先」欄は、送信直前に、アドレス帳から取り出したアドレスを設定するようにして、メールアドレスを直接入力することは、極力避けて下さい。 何故なら、入力間違いの危険度が高くなるからです。 会社によっては、同姓の社員が複数いる場合は、1文字違いのアドレスを付与してあることもあります。 そうすると、全く別人に届いてしまい、取引先に迷惑がかかることになります。 このような危険を避けるには事前に、アドレス帳に登録しておけばよいのです。 更に、表示欄に「様」を入力しておきます。 その他の注意事項 ・CC、BCCの活用 前述の課長と一緒に、取引先の部長との会食に出席したA君は、翌日にお礼のメールを送るよう課長に指示されました。 この三人のそれまでの関係にもよりますが、ある程度の付き合いがあれば、A君は、部長に感謝メールを送る際には課長にCCするはずです。 そのCCを見た部長は、「A君は、気が利いている、課長も良い指導をしているな。 」と受け止めます。 但し、三人のそれまでの関係が浅い、或いは取引先の部長が気難しい性格の人であれば、課長にはBCCの方が望ましいです。 社外へのメール送信時の、CC、BCCの活用は、慎重に対応する必要があります。 ・署名の表示情報 あまり凝り過ぎず、ビジネスに必要な最低限の表示になるような工夫が必要です。 ・誤字脱字のチェック 当たり前のことですが、「感謝メール」には、誤字脱字は許されません。 自信がない場合は複数人でチェックして下さい。 ・「感謝メール」の送信タイミング 取引先の勤務時間内に、可能な限り早めに送りましょう。 普段毎日のように接している直属上司には、日常の仕事の中では、敬語を多く使い改まったメールを送る機会はほとんどないです。 しかしながら、転勤直後は、別です。 転勤前の部署でお世話になった直属上司(課長等)、あるいは、その上の上司 部長等 には、お世話になった旨の感謝メールを送る必要があります。 この感謝メールは、以後の出世にも影響をする場合もあります。 従って、転勤先に着任した時点で、なるべく早期に送りましょう。 本日、無事着任致しました。 今後とも、ご指導の程、宜しくお願い致します。 なお、本社出張の際には、是非ご連絡下さい。 ご一献差し上げたいと存じます。 大変、お世話になりました。 社内(上部組織への感謝) 感謝メールへの返信については、返信が不要な場合もあります。 一番解り易いのは、その感謝メールの文末に「返信にはお心使いは不要です」等の返信不要の旨の記述があるので、素直に返信は止めましょう。 でも、返信してしまうと相手は困ってしまい、返信の連鎖が止まりません。 そのような「返信不要」がない場合は、内容にもよりますが、社内で充分に検討の上、返信してください。 但し、「件名」には、「Re」を付けたまま、内容は以下のパターンに従い簡潔に記述して下さい。 ・丁寧なメールに感謝 *ご丁寧なメールをいただき大変恐縮致しております。 ・したことに対しての謙遜 *不行き届きの数々 *粗末な物で ・結び *今後とも、ご指導・ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
次の「お断りメール」の書き方のポイント 表情や声色が伝わらないメールでお断りを伝える際は、慎重に言葉を選ぶ必要があります。 メールでは、特にネガティブな内容について単刀直入な言葉を並べると、相手に冷たく傲慢な印象を与えがちです。 相手を不愉快な気持ちにさせず、次につなげる丁寧な「お断りメール」の書き方のポイントを紹介します。 否定形を用いない ネガティブなことを伝える時は、「お断りします」「できません」などの否定形の言葉ではなく、「ご要望に添いかねます」などの肯定形の言葉に言い換えるようにします。 そのような時は「辞退させていただく」という謙譲の表現があります。 断る理由を簡潔に説明する 理由を説明せずに断りの言葉のみの場合、受け取った側は納得できない思いが残ります。 断る時は理由を簡潔に説明することが大切です。 理由が説明できない場合でも、差しさわりのない理由を添えるのがマナーです。 クッション表現を用いる お断りを伝える時は、次のようなクッション表現を添えると断定的な表現にならず、ソフトに伝えることができます。 あいにくですが、• せっかくですが、• せっかくながら、• 今回は失礼ながら、 こちらも残念な気持ちであることを添える 断るにあたって、自分も残念な気持ちであることを添えて相手の気持ちに配慮します。 不本意ではございますが、• 誠に残念ですが、• 本来ならばお引き受けしたいところですが、• ありがたいお話しとは存じますが、• 大変心苦しいのですが、 相手の好意のお誘いを断る時はお詫びの形にする 好意のお誘いなどを断る時は、お詫びの形にすると角が立ちません。 あいにくですが外せない所用があり、今回は見送らせていただきます。 せっかくお誘いいただきましたのに、申し訳ございません。 次の機会につなげる結びの言葉を入れる 今回のお断りで関係が終わるのではなく、関係を良好に維持したい場合や、次の機会に繋げたい時は、代替案を提案したり、次の機会につなげる言葉で結びます。 このたびはご要望に添えない結果となりましたが、〇〇を行うことは可能です。 ご検討くださいますようお願いいたします。 今回は残念ですが、次回のご提案をお待ちしております。 今後ともよろしくお願いいたします。 今回はは見送らせていただきましたが、次の機会を楽しみにしております。 但し、次の機会の可能性がなく取引の提案を断るような場合は、逆に期待を抱かせる表現は誤解のもととなるため、次回に繋げる言葉は添えないようにします。 シンプルな結びの言葉は「以上、よろしくお願いいたします。 」ですが、次のような締めくくりの言葉もあります。 まずはとり急ぎメールにてご連絡いたします。 以上、略儀ながらメールにてご連絡申し上げます。 まずはとり急ぎご連絡まで。 「お断りメール」の例文 次にお断りメールの例文を紹介します。 さて、このたび弊社との新規取引のお申込みをいただき、誠に有難く、心よりお礼申し上げます。 せっかくのお申込みをいただきながら誠に残念ではございますが、このたびはご辞退させていただく所存です。 と申しますのは当社におきましては…(辞退の理由を説明) 貴意に添いかねる事情をご賢察のうえ、何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。 とり急ぎメールにてご連絡いたします。 厳正な審査の結果、残念ながら今回は採用を見送らせていただくことになりました。 なにとぞ事情をご賢察のうえ、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 末筆ながら、〇〇様の今後のご活躍とご健勝をお祈りいたしております。 この度は、採用内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございました。 このような光栄なお知らせをいただきながら大変恐縮なのですが、諸般の事情により、貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡を差し上げました。 貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このようなお返事となりましたこと、大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。 略儀ながらメールにてお詫びとご連絡を申し上げます。 最後になりましたが、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 (メール署名) 「お断りメール」への返信の書き方と例文 次に「お断りメール」」を自分が受けた場合の返信の書き方と例文を紹介します。 「お断りメール」へ返信するのはマナー 「お断りメール」をいただいた場合は、そのままにせず返信するのがマナーです。 返信メールでは、検討し、返信してくれたことへの感謝の気持ちと、お断りの内容を了解したということ、必要であれば今後のおつきあいのお願いなどを簡潔に述べます。 お断りメールへの返信の例文 ビジネスの提案のお断りメールへの返信例文です。 お世話になっております。 ご提案させていただきました〇〇の件につきまして、ご検討をいただきありがとうございました。 今回は見送られるとのことで、承知いたしました。 またお仕事をご一緒させて頂く機会がございましたら、何卒よろしくお願いいたします。 お忙しい中、ご対応いただきましたことを、重ねてお礼申し上げます。 まとめ 「お断りメール」を書くときは、相手を不快にさせない表現を工夫することと、断る理由を必ず添えるのがマナーです。 理由を具体的に書けない場合は、差しさわりのない表現を工夫してなんらかの理由を添えるようにします。 面接の不採用の理由などについて詳しく書けない時は「厳正に審査した結果」などの表現があり、面接辞退の理由は「諸般の事情により」などとして詳しく書かない表現があります。 「お断りメール」は紹介した書き方のポイントに従って丁寧に書き、一度書いたあとに相手の立場に立って読み返してみるとよいでしょう。
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