外反母趾 原因。 外反母趾の痛みや腫れなど症状・原因・治療まとめ

外反母趾の原因とは何か?最も効果的な改善方法はインソールだった!?靴の選び方やマッサージなどもご紹介!

外反母趾 原因

1.外反母趾について 外反母趾とは足の親指が人差し指側にくの字(外反・回内)に変形することをいいます。 症状として、親指内側の痛みや腫れが起こり、可動域制限を伴うことがあります。 発症にはハイヒールなどの靴の影響が大きいとされ、そのため、10:1の割合で女性に多い疾患です。 他にも人差し指に比べて親指のほうが長い足(エジプト型)や、偏平足や開張足などの他疾患も関与しているといわれています。 治療は基本的に装具や運動などの保存療法を行います。 保存療法の効果が期待できない場合は手術が適応となります。 変形の重症度と症状の程度は必ずしも一致しません。 しかし変形が進行すると巻き爪や足底に胼胝(タコ)ができたり、親指の付け根の関節が脱臼することもあります。 2.外反母趾の症状 外反母趾の症状の程度は変形の重症度と必ずしも一致するものではありません。 骨頭が靴により圧迫を受けるため有痛性腱膜瘤(バニオン)を生じます。 痛みを伴う胼胝を有痛性胼胝と言い、人差し指や中指の足底にできることが多いです。 そのため歩行時にも偏った体重のかかり方になります。 3.外反母趾の原因 原因は様々で、大きく分けて外的要因と内的要因、これらの原因が組み合わさったものがあります。 特に前足部にある横アーチが潰ている(開張足)やなどがある場合は、指先が圧迫を受けやすいため外反母趾となりやすいです。 他にも土踏まずが潰れる偏平足や前足部のアーチが潰れる開張足などの変形があると外反母趾になりやすいです。 他にも骨頭の形態異常などもあります。 4.外反母趾の検査と診断 4-1.触診・視診 見た目は特徴的で、中足骨頭が外側を向き指先は人差し指側に向きます。 4-2.画像検査 引用文献:標準整形外科学 第12版 重症度はレントゲンにて検査できます。 第一基節骨と中足骨の角度(HV角)や第1.2中足骨間の角度(M1-M2角)で評価します。 外反母趾角(基節骨衄と中足骨軸の角度:HV角) 重症度 軽症 HV角が20~30度未満 中等度 HV角が30~40度 重度 HV角が40度以上 5.外反母趾の一般的な治療 基本的に保存療法で経過をみますが、効果がなく症状が続く場合は手術が選択されます。 痛みには足底板を使用することもあります。 他にも親指と人差し指の間にクッションを入れて親指の角度を調整します。 しかし装具は変形の矯正に効果は少なく、痛みを取り除くのには有効です。 5-2.手術療法 保存療法で効果のない場合は手術が選択されます。 術式は150種以上あるため病態に合わせて選択されます。 圧痛部位は関節部のやや後方にあります。 70%に母趾MTP関節に痛みや腫れが起こります。 他の関節にも起こる為他の症状の有無や血液検査で鑑別が可能です。 7.外反母趾の予後と後遺症 変形が進行すると人差し指や中指の下に親指が入り込み脱臼を起こすこともあります。 次第に巻き爪を生じることもあります。 術後の合併症として骨頭壊死や変形治癒、内反小趾などがあります。 JR環状線桜ノ宮駅より徒歩8分。 東洋医学を正しく研究・理解・実践・普及し、世界を治す。 219• 142•

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外反母趾とは?正しい知識と原因・対策

外反母趾 原因

外反母趾とは? 外反母趾とは母趾(足の親指)が人指し指の方向に「くの字」に曲がってしまい母趾の付け根の関節が飛びだしてしまう病気のことです。 主に女性に多く見られます。 症状が軽度の場合、基本的にはストレッチや専用のインソールなどで悪化しないように対策をしますが、症状がひどい時には手術をしなければならない場合もあります。 外反母趾の症状は母趾が曲がった角度で重症度が判断されます。 0~20度:正常• 20~30度:軽度• 30~40度:中程度• 40度~:重度 外反母趾の症状と原因 外反母趾の主な症状は、足の親指の付け根の骨が外側につき出してしまって靴に当たってこすれることによって痛みが生じるというものです。 さらに、症状が進むと第2趾(足の人指し指)が脱臼してしまうこともあります。 外反母趾になってしまう主な原因は足に合わない靴を履いた状態で長期的に運動を行うことです。 つま先部分が狭い靴を履いて長期間運動をすると、足の親指の付け根が圧迫されて変形してしまいます。 女性が履くハイヒールなどの ヒールがついている靴は、特につま先部分が狭い構造で角度的にもつま先に負荷がかかりやすくなるので、外反母趾が悪化しやすくなると言われています。 また、外反母趾になる患者の多くが女性であることから、女性ホルモンや遺伝も外反母趾の要因の一つとして考えられています。 他の原因としてはアーチの低下が考えられます。 足の正常な動きをサポートする構造のアーチが低下してしまうことで外反母趾が併発する場合もあります。 外反母趾が悪化するとどうなるの? 外反母趾が悪化してしまうと靴を変えたりトレーニングをしたりするだけでは改善できず、手術による治療が必要になります。 外反母趾が悪化してしまった場合の主な症状は「素足の状態でも痛みがある」「足の人指し指の脱臼」「足の裏にタコができる」などです。 軽度~中程度の外反母趾の症状は靴を履いているときに突き出た骨が靴にこすれて痛みが生じる、というものですが、重度の外反母趾になると靴を履いていない素足の状態でも足に痛みが生じることがあります。 また、足の親指が人指し指の上や下に入り込んで人差し指の骨が脱臼してしまったり、足が正常なバランスを保てなくなって人指し指や小指の付け根の部分にタコができてしまったりします。 そして、これらの症状に伴って正常に歩くことができなくなる場合もあります。 外反母趾は放置してしまうと症状がどんどん悪化して最悪の場合手術をしなければいけなくなるので、軽度~中程度の段階でしっかり対策をするようにしましょう。 外反母趾のチェックリスト 外反母趾は自分の足の指を気にする必要があるものの、自分の目で見て簡単にチェックができる病気です。 ここではそんな外反母趾のチェック方法を紹介したいと思います。 10個のチェックリストを掲載するので、それに合わせて自分の足をよく見てみましょう。 外反母趾の改善にはインソール 外反母趾の改善に最もおすすめなのは 靴に入れて履くだけでいいインソールを積極的に使用することです。 インソールはそこまで値段が高くない上に、靴に入れるだけのシンプルな方法なので大変おすすめです。 最近のインソールには土踏まずの形をサポートする商品や、足に蓄積するストレスを軽減して疲れにくくする商品まで多彩な種類があります。 足の正しい形とされるアーチを形成するためのインソールなら、地面から生み出される足への衝撃を軽くできます。 インソールが足の指を適度に刺激して指の運動を促すため、親指だけが硬くなって人差し指側に傾くことはなくなります。 足を前から見た時の横アーチも自然に形成される機能まである商品が多いので、外反母趾の改善には最適です。 また、もちろん性別関係なく使用できるのもインソールの特徴の一つで、パンプスやハイヒールを履く女性向けのインソールももちろん販売されています。 外反母趾が気になる方はぜひ試してみましょう! SPOSHIRU編集部おすすめのインソール 製品名 TENTIAL ZERO 値段 7,980円(税抜) 特徴 歩いやすさ・衝撃吸収 こんな方にオススメ 外反母趾などの足の悩みを改善したい方・なかなか疲れが取れない方 崩れた足型を整え、悩みZEROの体ヘ TENTIAL ZEROは、従来の『土踏まずを持ち上げる』インソールとは異なり、足の外側にある『立方骨』に着目! 立方骨を支えることで、足の骨格を修正。 ふくらはぎや腰に集中していた負担を分散し、扁平足や外反母趾などの足の悩みだけでなく、腰痛や肩こりなど全身のお悩みを改善してくれます。 また、全面に『高級ポロン素材』を使用。 衝撃吸収性と反発性の両方を兼ね備え、歩きやすさと足の負担軽減を可能としたインソールです。 例えば、 スニーカーやパンプスなどに関しても、つま先が極端に屈曲している商品は足の形が崩れる原因にもなるので、おすすめはできません。 ヒールが高い靴も足の形を窮屈にしてしまう可能性があるので、痛くなる場合は使用をやめた方がいいかもしれません。 また、つま先の屈曲は特にランニングシューズのようなスポーツシューズでよく見られるため、頻繁に履く方は外反母趾の危険性も高まります。 とにかく、自分の足に合った靴を選び、なるべく足の形を変形させないようにするのがいいでしょう。 実は外反母趾は 足首やふくらはぎが不安定になるとその分だけ指にかかる負担が増えてしまうために引き起こされるとも言われています。 その結果足が内側に入ったような形になるのです。 ですから、 足首とふくらはぎの筋肉を緩めてあげると、足が内側に入ってしまうことを防ぐことができます。 足首に関しては直接足首をほぐすのではなく、足首を上に向ける作用のあるすねの前の筋肉をほぐします。 最初に足首を緩めるマッサージから解説していきます。 【方法】 ステップ1・・・ふくらはぎも3か所に分けておく(内側・外側・真ん中)。 これらのマッサージは以下の動画で詳しい手順を知ることができるので、ぜひ見てみてください。 外反母趾を予防または改善するには、なるべく親指を内側にも外側にも両方動かせるようにしておくこと、また先ほどのように足首をしっかりとストレッチして指への負担を軽減することです。 そこでここではだれでも簡単にできる外反母趾緩和のための4つのストレッチを紹介したいと思います。 とても簡単にできるので、休憩時間やお風呂上りにでも取り組んでみるといいですね。 詳しくは以下の動画を見てみましょう。 早速テーピングの方法を紹介したいと思います。 【方法】 ステップ1・・・「ニチバン セラポアテープFX 25mm」を使い、2本用意しておく。 ステップ2・・・イスに座り、片足をもう片方の膝に乗せ、足と足首を90度にする。 ステップ3・・・1本目は親指内側から爪にかからないように親指のねじれと曲がりを手に矯正しながら軽く引っ張る。 ステップ4・・・指の付け根の横を通って、土踏まずを上げるよう軽く引っ張りながら、外側からかかとにひっかけてかかとの内側で止めておく。 ステップ5・・・2本目を1本目とクロスさせる形で、親指内側から指の付け根の横で貼る。 ステップ6・・・2本目を内側からかかとにひっかけてかかとの外側で止める。 かぶれ防止のため、テープの最初と最後は1cm程浮かせて最後に押さえた方がいいです。 テーピングについても以下の動画を参照してみましょう。 SPOSHIRUおすすめ情報! こちらではSPOSHIRU編集部がおすすめする お得な情報をご紹介します! ストレスフリーの超快適マスク! すぐ乾くからムレにくい スポーツメーカーの高い基準を合格した速乾性マスク。 ムレを防ぎ、通勤・移動の道のりを快適にします。 何度も洗えるから臭わない 毎日洗濯できるから、においを気にせず使い続けられます。 2ヶ月使えば1日33円。 もう使い捨てマスクを買う必要はありません。 整骨院院長も推奨のインソール!足元から日々の疲労を軽減 崩れた足型を整え、悩みZEROの体ヘ TENTIAL INSOLEは、従来の『土踏まずを持ち上げる』インソールとは異なり、足の外側にある 『立方骨』に着目! 立方骨を支えることで、足の骨格を修正。 直立姿勢での身体のバランスを整え、歩行時の推進力や俊敏性を実現したインソールです。 また、全面に『ポロン素材』を使用。 衝撃吸収性と反発性の両方を兼ね備ているので、疲労を軽減することができます。 足に悩みのある方や疲労の蓄積を抑えたい方にオススメです!.

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外反母趾について

外反母趾 原因

足のアーチは、親指側と小指側にある2つの縦のアーチと、親指のつけ根から小指のつけ根までを結ぶ横のアーチの3本です。 このうち、外反母趾で特に問題となるのは「横アーチ」です。 外反母趾の人は例外なく、横アーチが崩れているのです。 横アーチを形成しているのは、足の甲の部分にある5本の細長い骨(中足骨)の間にある背側骨間筋という筋肉です。 背足骨間筋は、足の指を広げたり、それぞれの指の第3関節を曲げたりする働きをしていますが、この筋肉が衰えてくると、両脇の中足骨を内側へ引っ張ることができなくなります。 その結果、横アーチが崩れ、開張足と呼ばれる、足の横幅が広がった状態になるのです。 開張足が進むと、親指の骨と関節でつながっている第1中足骨は内側(親指側)に広がっていきます。 一方、指に付着している筋肉の力で、親指は逆方向に引っ張られ、外側(小指側)のほうに曲がっていきます(外反)。 これが外反母趾のメカニズムです。 横アーチを支える筋肉が衰えてくる理由は、ふだん歩くときに足の指を使っていないからです。 特によくないのが、すり足のように、地面に平行に足をつけて歩く「ペタペタ歩き」です。 外反母趾の人の多くは、この歩き方をしています。 ペタペタ歩きでは、足の指にほとんど力が加わらず、それを支えている筋肉も使われません。 使っていない筋肉は必ず衰えますから、横アーチが崩れ、外反母趾が進んでいきます。 逆に、外反母趾を改善するためには、使っていなかった筋肉を使う歩き方をすればいいのです。 つまり、ゆりかご歩きです。 ゆりかご歩きでは、足をかかとから着地させた後、縦アーチ、足の指の順に体重を移動させて歩きます。 「ゆりかご歩き」と名づけたのは、ゆりかごのようにスムーズな重心移動をする意味です。 この歩き方が身につけば、歩くだけで足の指に力が加わり、横アーチを支える筋肉が自然と鍛えられます。 その結果、外反母趾の予防や改善につながるのです。 そうして足指への負荷が継続的に繰り返されることで、自然に指周囲の筋肉や背側骨間筋が鍛えられていきます。 図を参考に、最初は、正しくできているかを家族や友人に見てもらいながら歩いてみるとよいでしょう。 正しくできたら、1日に5~10分くらい、家の中でゆっくり歩いてコツをつかみましょう。 慣れてきたら、買い物や通勤時にも行うなど、少しずつゆりかご歩きをする距離を延ばしてください。 初めのうちは、指に多少の痛みを感じるかもしれませんが、徐々に痛みは軽くなっていきます。 私の経験から言うと、外反母趾の痛みは、だいたい3カ月ぐらいで治まってくる人が多いようです。 なお、外出時にゆりかご歩きをする場合は、足への負担が少ないウォーキングシューズを履くことが望ましいと思います。 私の患者さんの中から、 ゆりかご歩きを行ったことで外反母趾が大きく改善した例の一部をご紹介しましょう。 〈症例1〉 K・Sさん(70代・女性)は、40代の頃から親指が曲がり始め、最近は足の指に力が入らなくなっていました。 また、親指に痛みとしびれがありました。 そこで、ゆりかご歩きを指導しましたが、最初はふらふらしてうまく歩けませんでした。 徐々に正しい歩き方を身につけていった結果、親指の痛みやしびれは和らぎ、今では長時間歩かなければ痛みの存在を忘れるまでに回復しています。 〈症例2〉 K・Bさん(60代・男性)は、これまでに2回、整形外科で外反母趾の治療を受けています。 それでも、痛みなどの症状は改善しませんでした。 そこで、私はゆりかご歩きを指導するとともに、家で足指のトレーニングを行ってもらいました。 治療開始から約3カ月で症状はかなり改善。 靴に当たって痛かった右足小指は気にならなくなり、症状悪化への不安もなく、ウォーキングを楽しめているそうです。 〈症例3〉 M・Kさん(70代・女性)は、十数年来の外反母趾に悩まされており、1年ほど前から異常な脚の疲れを感じるようになっていました。 私の指導のもと、ゆりかご歩きを習得したことで、足の痛みや疲労感は緩和され、自信を持って歩くことができるようになっています。

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