イチイガシ• シラカシ• アカガシ• ウラジロガシ• ウバメガシ といった種類があります。 高さは20mくらいのものが多く、葉は一年中緑でツヤがあります。 木材としての「樫」 樫の木からは、非常に硬い木材がとれます。 この木材の用途は、建築材や机、湿り気に強いため、船を作る材料にもなります。 樫の木の「どんぐり」 私たち日本人は、古くから樫の実を食べていました。 その歴史は縄文時代にまで遡ります。 樫の木の実は どんぐりです。 ちなみに、 どんぐりは種ではありません。 果実です。 「どんぐり」のデンプン このどんぐり、けっこう美味しいのです。 どんぐりが美味しい理由は、どんぐりに多く含まれる デンプンが、体のエネルギーの素になるからです。 植物が光合成で作ったデンプンが、私たちの元気の源になるのです。 「樫」は日本製の漢字 「樫って、日本で作られた漢字なの?」 木+ 堅の漢字、 樫。 この 樫の読み方は、 カシという訓読みだけ。 樫には音読みがありません。 それは、 樫が日本で作られた漢字だからです。 堅い木である樫の木。 カシという呼び名は 堅し(カタシ)を略したものでした。 目を見開いた「樫」!? 「目を見開いた・・・!?」 樫の右側の、 堅という字。 この 堅は、上の 臤の部分だけでも かた い と読みます。 さらに細かく分解して、 臤の右側の 臣という部分は 部下を表しています。 臣は、部下が目を見開いている様子を表しています。 下が 臣の象形文字です。 臣の象形文字では、 目を見開いた顔を横から見た図形です。 ご主人の前で、緊張しながら目を見開いているのです。 さらに。 この 臤の下に 土がついて、土がガチガチに固まっている様子も加えられました。 このような構成で 堅という字が成り立っています。 そして、 堅が 木という字と一緒になり、とっても固い樫の木を表すことになったのです。
次のコウヤマキ• イヌマキ がその代表例です。 こちらが日本で生まれた 槙の意味です。 「槙」の意味!その2 槙の意味、2つ目です。 それは、 木の先端という意味。 梢(こずえ)という字と同じですね。 この 槙= 木の先端という意味は、中国で生まれていました。 次の章では日本での 槙について、続いては中国での 槙についてお話します。 木+真の漢字!日本では「樹木」 「槙って、樹木?」 木+真の漢字、 槙。 日本では、 槙は 優れた木を表す字として誕生しました。 木+ 真で、 真の木。 それは、 優れた木を意味しました。 「槙」の代表例 槙の代表例とされる、 コウヤマキと イヌマキ。 じつは、 コウヤマキは スギ科の樹木、そして イヌマキは マキ科の樹木なんですよ。 スギ科の「コウヤマキ」 優れた木が語源の 槙。 この 優れた木に当てはめられたのが 杉です。 そのスギ科のなかで、現在も まきという言葉が残っているのが コウヤマキなのです。 マキ科の「イヌマキ」 また、もうひとつの 槙の代表例の イヌマキ。 この イヌマキの イヌという部分は 準ずるという意味を持っています。 イヌマキには 杉に準ずる優れた木とう語源があるのです。 中国では「こずえ」 「ふ〜ん。 」 「中国だと、意味が違うんだね。 」 そうなんです。 槙という字は中国では こずえ 木の端 という意味なのです。 この こずえにたどり着くために、 槙という字を分解していきましょう。 「槙」を分解してみた! 槙は 木+ 真で出来ていますね。 右側の 真という文字は、 中身が満たされているという意味でできています。 現在使われている 真は元々、はこんな字でした。 この字の ヒの部分は、 スプーンを表しています。 そして、下の部分は 鼎 かなえ を略した形です。 鼎とは、肉や野菜を煮る古代の容器 土器。 鍋である 目の部分を、周りが支えています。 真という字は、スプーンで野菜や肉をすくい、煮物の容器を満たす様子を表しているのです。 「真」+「木」=「こずえ(木の端)」 「容器を満たす」 そんな意味を持つ 真。 昔の人は、この 真に 木をプラスして、 こずえ(木の端)と見立てました。 もしかしたら、植物の光合成を感じていたのかもしれません。 太陽の光をいっぱいに浴びた枝葉。 その枝葉が 木の端 こずえ から木の幹に向けて栄養を送り込む。 そんな樹木の生命力を 槙という字に込めた、という事かもしれません。 「槙」と「填」 ちなみに、槙という字の テンという読み方は、 充填 じゅうてん という言葉との共有点があります。 槙と 填は、右側が 真になっています。 両者は、 中身が一杯ということで共通しているのです。
次の発明屋• 発明屋• 発明屋• 哲学はなぜ間違うのか• 自分なりの判断のご紹介• mulberry bag sale 31 free laptop or computer procedure online themes• mulberry bag sale 30 the optimum wooden experiencing tips to• kate spade handbags sale 22 donovans track donovans sa 5291• louis vuitton marseille 14-42-17551• louis vuitton site officiel 14-42-18036 2013. 07 節分がすぎて、ようやく春の気配が感じられるようになってきた。 四季が感じられる日本の良さだろう。 「木」へんに春と書いて椿。 俳句では、椿は春の季語だから、うまくできている。 「木」へんに夏と書いて榎。 落葉高木だが、確かに春から夏にかけて小さな花をつける。 驚いたことに、「木」へんに秋と書く漢字があるかと、思ったが、なんとある。 読み方は「シュウ」であり、訓読みでは「きささげ」。 きささげというのはこれまた落葉高木で、秋にさや状の実が垂れ下がるという 『新潮日本語漢字辞典』。 かつては版木や碁盤、下駄に使われたらしい。 「木」へんに冬と書いて、これは柊。 冬の季語で、ひいらぎと読む。 確かに初冬に白い小花をつける。 節分前の先日、JR浜松駅の、いわゆるデパ地下を通り過ぎたら、赤鬼の紙の面付きで ひいらぎ が販売されていた 写真。 豆がらの音、ひいらぎの葉のとげ、イワシのにおいは、厄除けになる。 玄関、戸口に飾りましょうとあった。 金沢に20年暮らしたブログ子にとって、そんな風習は知らなかったので、思わず見入ってしまった。 金沢市東山の宇多須神社の節分豆まきなら知っているが、ひいらぎというのは、だいたい太平洋側に自生する。 金沢や石川県全体ではほとんど自生していないからだ。 民俗学に詳しい静岡産業大学の中村羊一郎さんよると、 全国的な習慣で、イワシの頭とか、ニラ、髪の毛などを加えることも多い。 この習慣を ヤイカガシ 焼き・嗅がし という。 本来は焼畑などでにおいに敏感なイノシシなどの被害を防ぐために耕地の周囲においたものが原型らしい。 ひいらぎは、この連想で、あとから加えられたものという。 田んぼのカカシ 案山子 も、この「嗅がせる」からきているという。 もともとは、ひいらぎのトゲの厄除け、魔除けというのは、イノシシ除けであり、とても合理的な発想から生まれた伝統行事だったのだ。 調べてみたら、紀貫之「土佐日記」の元日 旧暦 の項に ひひらぎ が登場する。 これが後に元日から、旧暦の元日に近い節分の行事に移ったのであろう。 伝統行事も、もとをたどれば、科学的な根拠、経験則があるものが多いということに気づいた節分だった。 今、こごみ、タラの芽、フキノトウ、むかご。 和食党が冬の恵みを楽しむ季節である。 注記 静岡県内の伝統年中行事については 『静岡県の年中行事』 富山昭、静岡新聞社 に詳しい。
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