別章、又は総合的なの場合、、記事「」への移動をお願いします。 の一元化にご協をお願い申し上げます。 アインクラッド編とは、著による作品、「」の1巻、2巻及び8巻の一部に該当するの第1章のこと。 概要 ()より刊行されている「」の第1章にあたるものでの導入部である。 はに実用化された初の「」の正式時に、と化した内で、1万の達の戦いを描いていく。 また、この「」という設定はを通して登場し、「」、「」との渡しとしても重要なとなっている。 近作品ではあるが、「」の中という上、用やが多く登場し、また多くの独特の設定が存在している。 公式あらすじ 「これは、であっても遊びではない。 人類はついに全なる仮想間を実現した。 仮想大規模 「」のの1人である。 のを満喫していた彼は、した他の1万人のと共にから恐るべき託宣を聞かされる。 それは、をすることだけが、このから脱出する一の方法であること。 そして、この内では、での死を意味すること。 それが、このの恐るべき全貌であった。 は、いちくこのの「」を受け入れ、を組まないとして終わりの見えない死闘へと身を投じていく・・・・。 登場人物 ネタバレなし 主要人物 (:) ので死のと化した『』で戦い続ける。 のような顔立ちと線の細いだが、戦いの腕は『』でもの士。 の装備を好み士にしてはしいなしでさらに元テにしてで前線に挑んでいることから「の士」のをもつ。 性格は優しく、場のを読むことは苦手である。 (:) ので《血盟団 B 》の副を勤めるの士。 《血盟団》の純とを重としたをきており、技も扱う細の手数の多さ、正確さ、から「」のをもつ。 色の長いヘアに、さらにの副をやっていることからかなりの有である。 (一部では『様』で通っている)。 (:) 「」のを勤めるの士。 『』が始まってすぐにに上で基本を教えてもらった仲で、その後も友人として接している。 情に厚く、で戦うとは前線ぐらいでしか会う機会がなく、のを心配する「」のような面も見せる。 またの成長を嬉しがるような様子も見られる。 (:) 第層ゲードで故買屋を営む商人であり、且つ、の使いの。 第1層時にと顔なじみになり、その後ので親密な関係となっていった。 貌はかなりの巨に離れした顔、浅い肌ににというかなりの強面であるが、と同じく情に厚く、関係を大事にする出来たである。 (:) 第層ザムを本部に置くと言われる《血盟団》の。 見たは若く、学者のような雰囲気をまとっている。 の長いをめ、前にたらしている。 晶(:) 「」開発にしてナーヴをはじめとした用の基礎設計者。 量子者、的として知られ、のは以前から彼を憧れていた。 開始初期に「」を宣言した本人。 (:) 第層のの中でいを着て倒れていたの。 が《索敵》で発見し、が保護した。 であるはずなのにがなく、でもなく、さらにによる表示もないため正体がわからなかった。 (:) 幼いくるしい容姿にのをにしている。 13歳にして中層を十分な安全マーを取りつつ、ほぼピナと一緒にを渡り歩き、1人でをしている。 の、「フェザーリ」という小さなを偶然テイム(飼いならし)に成功し、ピナと名づけ、一緒にをしていた、『テイマー』である。 第層、「迷いの」での所をに助けられた縁で、第47層の「の丘」をす事になる。 (:) 第層「ース」にて自身の店を持ち、防具店&を営んでいる(全習得者)。 と同い年の親友で称は。 との親交は初期、露販売をしたいた頃にいたり、今ののはによって決められた物。 を探しに来たに自身の最高を折られ、色々あってのを取得する為第層の西の山へ一緒へ行く事になる。 その他登場人物 (:) 第1層ののを務めていた。 だった達をめ上げ、協して第1層に当たった。 (:) の中、してきた一般。 が特徴的。 テへ弁済を要したがの意見によりその場は黙り、後に和解、第1層に参加した。 後にに向けていった「ビーター」の発言者。 (:) 《の団》の。 が縁があって助け、誘われてかつて所属していたの。 済みの『中層』でと共に暮らしていた。 でもが入るまで前衛はテツオのみだっために転向した。 ケイタ (:) 《の団》の。 にもらったことからをへ誘い、は入団した。 自分たちのを買うという的のためにを溜めている。 も視野にいれ、達の上げも行い「組」の入りをしていた。 (:) アインクラッドでも数少ない「屋」を営んでいる。 テの一人で通称《の》。 顔にでのを3本書いている。 背は低く、顔立ちもよりも年下に見える。 屋として売れるものはなんでも売るが「がテかは売らない」。 ロザ(:) の《ズ》の。 が「迷いの」で喧分かれたしたその人。 グリダ(:) 《》の。 同じの所属するの妻(も同じ)であり、優れた士。 倒したから敏捷を上げるS級をした為、協議の結果売ることになり、にいったが帰ってこなかった。 ヨ(:) のの元で、当時売却に反対していた一人。 同じ元のが台にるされしたのをみて始めに悲鳴を挙げた。 その後事件解決のために・らから事情を聞かれている。 (:) のの元で、当時売却に反対していた一人。 ので台にるされ、多くの聴衆の面前でした。 (:) 《連合》ェンダー隊。 のの元で、当時売却に反対していた一人。 らからが作成のでした事を告げられるとに怯え始め、ヨとともに事情を聞くことになった。 (: ) のの元の一人。 グリダの夫(も同じ)。 がしたの者。 (:) 《血盟団 B 》ので、の護衛の一人。 に狂信している。 ら「上がり」をかなり嫌悪し、している上にとの仲を快く思っていない。 の護衛任務とはいえ、自宅の前で待ち伏せたり、自宅を監視したりとまるで「」のように行き過ぎた行動をしていた。 コー(:) 巨大《アインクラッド解放軍》の。 尊大な「軍質」になりきっており、「このをすることが全てのの的であり、そのに関して共有するのは当然『義務』である」と的な発言がみられる頑固者な壮年。 ゴド(:) 《血盟団 B 》のでを務める前衛。 での上。 放磊落で気さくな中年。 副のにも意見をし、なによりも内の関係を重んじる人のできた。 (:) をかけ、修のようないに短をまとったの。 ・がの知人を探しに「はじまりの」を訪れた所、知り合った。 たちからは「」と慕われている。 周辺で上げをしていたところが見捨てられず、次第にに匿うようになり、一緒に住んでいる。 (:) 《アインクラッド解放軍()》。 元はでという最大のに関するをしていた。 (:) 《アインクラッド解放軍()》副官。 で色のが似合う離れした顔を持つ(なのでやは変更可)。 悧という言葉がぴったりの。 見たとは違う、礼儀正しい姿勢で人と接する。 のの惨状に憂い、さらにの事についてらに相談ごとを持ちかけた。 ダ(:) 歳は迎えているだろうと思われる初老の。 厚着の装備に釣をもっている師。 第層区ルの村の巨大な池でがをしているところで出あった。 のではと提携していた「東都高速線」の保長。 の回線の者だったが、開始当初、自分ので確にいくとし今回の件に巻き込まれた。 用語など 設定関連 アインクラッド 正式には「アインクラッド」。 「『』」のとなる仮想間。 周囲にもいくつかが浮いているのが確認できる。 層からなる巨大なと岩ので、内部の1層ごとに山、原、などを内包している。 一層ごとに「区」と呼ばれるのいるまでのがあり、を倒すと上の層の「転移門」をベートすることによって行き来することが出来るようになる。 これをくりかえし、層のを倒した時点では終了となる。 中は「」(ノン・・)がすんでおり、多種多様なも存在する。 さらにだけのだけでなく、「」や「鑑定」または「お」等、アインクラッド内で生活も楽しめるようなが多種多様にある。 的ではあるが「婚約」も可。 において、ただの熟練度、パラメーターを上げただけで出現しないのこと。 これは出現の条件がはっきりしておらず「条件」とまで言われている。 しかし<カタナ>のように曲をずっとしていれば出現するものもあり、は十数種確認されている。 ノン・・ 由来は用の1つであり、が操作しない、人物をさす。 ノン・・( Player ) 一般に等のやにいるの・店の・の・王や・などの敵などである。 これらは「の発生条件」、「の依頼」などを行い、を整える役割を担っている。 LESによって生成される仮想間をとした。 世の達にとっては究極のを体現したであり、大いに期待を寄せられていた。 通称「」。 「」を制御・統制する巨大な群のこと。 またその。 を不要とする及びサー機構で、のを自己の判断で制御している。 は2つのが互いを修正し合うことで常に最適状況を維持するよう設計されている。 さらに数の下位によっての全てを調整している。 、の、やの出現、の生命管理維持までも行っている。 ただし、の精性に由来する(つまり内で受けた、不安、、など)はであるでも制御できる範囲をえており、そのため、数十の・ンセ用に対処させる計画だった。 ではが存在する「」との存在しない準備・・探索のできる「や町」れている。 「や町」の中をミナード有効圏内といい、通称「圏内」、を「」という。 この「圏内」ではあらゆる(を除く)、各種攻撃などもの「」に阻まれ、窃盗、などもである。 そのため「圏内」ともいえる。 (だから圏内では「禁止」(ミナル)と言われる通り一切のは犯せない) しかし「PK」つまり「」、「」で言えば『』が中期でそのやり口が広まって多発して起こってからは、どの人がするときは自身の、施錠できるか同じく施錠できる宿屋で睡眠・をとるようになっている。 圏内(けんないせんとう) 通常、や間で「」に出る前に訓練・模擬戦に用いられるもの。 だが裏を返せば、「幾ら攻撃してもにはならない」ということから圏内での訓練に用いられる。 ただ、を発生させ、相手の障にぶつかる音や阻するドウの発、さらに衝撃による()は「」(特に筋・攻撃パラメータ)に例し、高者のものはとても耐えられるものではない。 「」内に用意されている。 用、「」だけではなく、そのほかに、革細工、といった「製造系」、、、といった「」まで多岐に渡るが用意され、まさに「」内で「仮想的に住むことが出来る」ので発売前からを集めた。 ただ、「」が伝えられてからは「組」を支える「製造系」を高める「商人・」、「最前線でをす関連を極める」とほとんどやその他関連のは上げられておらず、いたとしてもどか酔狂である。 詳しくは記事「」へ S は。 の仮想を構築するナーヴの性を生かした初の。 に発売。 の期待と渇望を受け、初期出荷分1万本は時に売したが、同年の正式開始と同時にによりのと化した。 自らの体を動かし戦う、というナーヴのを最大限体感させるため、の要素を排し、代わりにというと、これを使うための様々な類が数多く設定されている。 またや、や、など用以外のも多数用意され、内で生活することができる。 のは石とで構成され、全層からなる巨大なアインクラッド。 内部にはや村、やなどが存在する。 上下のフをつなぐ階段は各層一つのみ、その全てが怪物のうろつくに存在し、階段の直前には強なが立ちはだかっている。 は「コル」。 内でいう「技」、つまり「」にあたるものである。 は「」というものを排している為にによる技、が充実している。 様々なあるごとに出現するがことなる。 それぞれのの熟練度ごとに使えるが増え、使用することが出来るようになる。 そのため「基本技」、「上位」などと区別がされる。 ただこの上位などの「分け」は『』内では明確に決まっておらず自身のパラメーターやの熟練度等に関係する。 単純に熟練度最高で得られるものもあれば、条件を満たさないと位を得られない場合がある。 較的「攻撃の手数が多い技」ほど上位に据えられることが多い。 基本は技にあった「モーション」にを構えるとがそれをみ取り、様々な跡を描いてあとは自動的に放つ。 規定モーションをしないとは発動しない。 そのため発動時は筋パラメータもそうであるが「の」も働いている。 「」に備わっている同士の。 基本的な使用方法は「意見の違いで物事が決まらない」、「腕試し」、「をして楽しむ」などである。 種類には以下の3つがある。 ・『全てに適用される条件』:(降参)した場合、降参したが負け、されたほうが勝ちとなりそこで終了。 多く残っていたほうがする。 又は初撃が当たらなかった場合、その後相手のを先に半減させたほうが勝ちとなる。 ナーヴ 民生用LESの第機。 形状は頭全体を覆う流線の。 によって基礎設計が行われた。 初のLES技術を用いた機として様々なから発売され、絶大な売り上げを記録した。 しかしでになった場合、または外部から強制的に離脱させようとした場合、装着者のに電磁を流して破壊するよう設計されていた。 PK ・ 、において、別のを攻撃し、させること。 この行為を Player ki と言い、これもPKといい、それを行うを Player 、PKer と言う。 PKを行うとして、上ですると「自分の持ち物が全てその場でばら撒かれる」というものもあり、組織だった行為でPKを行う集団を「PK」と呼ぶ。 はであるため「脅す」などが可である。 これらはの基礎である。 「」は「」である。 PKをした時点で=『』となるが、「」内のPKは「殺しているのは狩場だ」という大義名分があるため、罪の意識が軽く、このに疲れたものは安易になってしまうものも多い。 内では必ず上にのがあるが、盗み、傷、といった上のを行った場合、が色へ移行する。 それゆえを、その集団をと言う。 内で「必要以上にばかりをするPK」のことを「」といい、また「」と通称する。 しかしがになるわけではなくは存在しない。 が自己顕示で「」と言った事から広まった。 De i (ディテール カ ) 内の壮大且つ、膨大なリを持つ、、町並みの付加分散として採用された。 なの色をへしていたらとてもじゃないがリを使い果たし、本来のをできなくなる。 それを回避しつつ、に並みのさをするのがDである。 があるにを示し、それに注しを凝らした時、その対物のみリなディテールをするものである。 がするとまるで『眼』のようなになり、に注するようになる。 これによって、の、、なども判断できる。 もちろん時に置けるのとすべきとの間合いを計る場合や、回復のなど、このは必須となってくる。 LES(ニース) 本作の根幹を成す技術。 名称は直接結合(NERve Dct Enro )の。 の内側に埋め込まれた数の信号素子によって発生した多重電界でのと直接接続し、やといった感覚器にではなく、に直接仮想の五感を与える事で仮想間を生成する。 同時にから体への信号も回収するので、仮想間でいくら動き回ってもの体はリともしない。 出現条件もなく、さらに熟練度達成でも得ることが出来ないのこと。 「他に類を見ない」という意味から「」な、と呼ばれる。 しかし「出現条件が分からない」と言う意味ではと変わらない。 ただ、「」はあくまで「その本人1人しかでていない」という理由でそうよばれるためであって、基本は「」として扱われる。 しかし、「発現条件がでは分かるため屋に伝わり開されている」ため、「屋にない=「発現条件不明」=と判断される。 組織関連 LES(ニース)を開発した大手。 元々は弱小だったが、当時であったが作成したを商品化。 的によりその名前が業界に知れ渡る。 その後が十八歳にしての開発に加わり、立て続けにしたはすべてそれまでのを打ち破る発想で中を熱狂させ、は業界にまで成長した。 かつて業務用LESをし、その直後からコンシューマ機器用の開発を始め、二年後『 』を発表。 後に、満を持してを発売したが、開始直後にによってはとなり、このを追及され、大な保を請されたことで消滅せざるをえなくなった。 アインクラッド解放軍 正式名称: ve 最大の規模を誇る。 通称『軍』。 元々は『』という名前であった、のである『』のをしていた、が作った互助。 所属すると食事が支給されるため、多くのが参加し、千人のが所属している。 獲得したを共同管理し、分配することででをしようとしていた。 しかし第層時に大きなを出した後は組織拡充に専念、その後独占的な方針でをするようになり一般の間には「軍には極近づくな」という共通認識が生まれている。 第74層時、軍はまたも方針を転換。 中下層の維持から上層に出てきて、を再開すると宣言。 血盟団(けつめいきしだん) 正式名称:s of the B と称される。 の男である『』が作り、育て上げた。 構成は人程度と中規模であるが、全てが組の士である。 はとで染められたと。 (ふうりんかざん) 正式名称: Wos un M の組。 がを務め、の前にやっていたので構成されている。 連合(せいれんごう) 正式名称: s D の組。 のためなら一時化も辞さない危険な。 Bを視している上級。 の団(-だん) の中位。 元々同じの部同士で集まっただったが、ある時にに助けられ、そのままが加入した。 おうごん 正式名称: 圏内事件の中心となった中位。 崩壊の原因となった事件の相を巡ってのが事件を起こす。 ス の。 描写は少ないが、とが合うためのきっかけとなった。 によって壊滅させられたらしい。 その時、が生き残って最前線で組に討ちを依頼し、がその依頼を受けた。 ラコ 正式名称:Lhi Cin PoHが組織した。 がの死となるにおいて然とPK()を行う快楽集団。 通称はラフコフ。 はであるが他のとは違い、的をそのものとするために区別されと呼称される。 次から次へと新しい手口を開発し、多数のを的く殺していき、数多のを震え上がらせた。 本来存在しない「」を呼称し始めたのもこのである。 後に「組」の有志を中心とした大規模な討伐とので壊滅したが、討伐戦は敵味方に多数の死者を出す最悪の殺し合いだったという。 アニメ より以下の放送局にて第1章「アインクラッド」、第2章「」がより続けて放送された。 全話の2。 第2章「」については別を参照のこと。 放送局 放送開始日 放送日時 24:00~20 :~26:00 :~26:20 2~27:15 26:~27:18 27:~27: ~24:00 :00~: 24:00~20 24:00~20 スタッフ• : 、• : 、間裕• : 史• ではされたが、外部電と回線(くともナーヴ単体でチン可)には切断猶予が与えられており、の対応での体はその切断猶予中に等の収容施設へ移送され、延命処置が取られている。 (13話でようやく触れられた) しれは内でのに関わらず、延命処置のというも存在するということである。 以外でが出ようとすると容赦なくナーヴにチンされます。 具体的には者の視界にのみ加者をに送るか否かのウウが表示され、OKを押すと送られる。 その後はとのでしてしまう者も続出し、この結果となった。 で相当に苦労したをして欲しい。 の適応により徐々には落ちている。 直前ののからテが配っていることがわかる。 が配っているのだから当然内容は準拠。 ではされたが、本にはからの変更がある可性については但し書きされていた。 が重要なので合図している。 用のを知っている人はわかりやすいのではないだろうか。 これはも行っているがの振り方が違うためにの方が速い。 基本かつ重要なテクで人により熟練度に差があると思われる。 またについてもに迫ると思われる。 あの時点で既に数値上は死んでいることが確定していたと思われる。 あとはが減りきるのを待つのみなので、意味もないのに重な回復を消費するわけにはいかない。 彼はとして皆を導くために簡単に死なぬように、また全体に広がるムードを払拭するための旗印になるため強くなろうとしており、そのために装備が必須と考えていた。 さらにはLA取りをしまくっていたため警された。 「生き残るためにも知識あるものができる限り教え導き、皆で助け合うべき」は的には正しい意見といえるが、その意が信頼関係の構築にあったか、違ったかは推測するしかない。 (開始は1話より頭)。 内で登場した新聞に頭に層という記述があることから、団と出会った時点での最前線は、おおよそ26層かと思われる。 1層のには一ヶという膨大な日を要したが、ノウハウの構築により2層以降のは飛躍的に上昇。 団壊滅後再び時間が経過し、のがになる。 この時点で開始から1年強が経過し、最前線は層となってる。 このことは20前後の彼らが11層にいること、また次話ではあるがのが層にいることからも類推できる。 はこの安全マーを最前線の適正+20ほどとっているため他よりもかなり高い。 またビーターと罵られるのをつい恐れてしまったという意識もあり、その後も隠し続けたのも嫌われたくなかったため。 また彼らを守ることで、開始初日に達を置き去りにしたことにも意味があったとをし、弱者を守ることで快感を得ていた、とも自己分析している。 かなりの高で団の帯では通常フ役でも習得していない。 また、があの日に言っていた達を実際に守り抜き、前線で戦っていることも含んでの言葉。 つまりなどの獲得のはほとんど残っておらず、前線級のが手に入る未曾有のだったから。 また直前の「言ったろ、なら余裕だって」というから、が滞りなく進んでいたため多少のならと油断した。 には様々な効の種類があり、回復結晶 間に一定量かつ予備動作ナシで回復可 や転移結晶 からの緊急脱出 などが良く使用される。 団はこのを効化されつつによってフ中のが集まってくるという非常に危険な2重にかかった。 2話で登場したの発行者。 のから「」という通り名で呼ばれている。 出現場所が固定だったため層と前線より大きく下の層に出現したが、であることには変わりなく最前線にいたもでは苦戦を強いられた。 (に挑まず足止めをするの方が違反なため、を飲ませるために条件として対という人数的に不利な戦いではあった。 のまでというよりこの場合「まで」と思われる。 また、その層が多発だということを知っていた為、ビーターであることとを明かせばそれを説得として危険であると止めることができた。 しかし結局明かせず結果的にに巻き込まれた。 その後すべてを聞いたケイタからの罵倒がダメ押しとなっている。 とはストレージの一部を共有していたため、そのストレージにが残していた。 はせずとも、ただひたすらに自分の命をかなぐり捨ててでも戦おうと考えていたへの。 開始より1年と4か過。 最前線は層。 ではこれをに並べているため時間が飛ぶ。 短編集のような感じである。 元々の本はなので本来は出ずっぱりなのだが、上述のはの時代を掘り下げてされたもののためあまり出番がない。 一部のはごくまれにに対し友好的な行動をするが設定されており、それに対して適切な行動をすることで《》として使役できる。 これだけでも強な運が絡むが、の連れているピナは発生自体がなフェザーリというであり、以外にこのをにしたものはいないと言われている。 飲食店での会話で という呼称が出てきているが、あくまでも 犯とそれ以外を分けるための呼称(通称)であり、色が になるという事ではい。 (使用例:前) 組がでフになだれ込むとき等に使うようなで、一般の全をつぎ込むほどに高価。 では、見たが転移結晶と同じいで一回り大きいこと、「をに設定」「全を使って~」「飛んでもらう」など断片的に描写・説明されている。 56層のの入口を守るを倒すための。 OP後はさらに1か飛んで上旬。 開始から1年と半年。 最前線は層。 にや村の中をし、この中ではいかなる行動も行えないように設定されている。 例えば他のにを持って切りかかっても、が接触する前にのに防護されは減らず、各種のも効化、窃盗等も。 ちなみに圏内で に攻撃してもは減らないので 化しない。 さらに がに侵入しようとすると、のように強い警備兵がすっ飛んできて入ることができない。 観や観に関わる部分の多いものなので、内でのやは避けましょう。 しかしは接近なし。 さらに熟睡だった。 この睡眠PKという手口の考案により、今まで宿代をケチって野宿していた人も鍵のかかる宿屋を利用せざるをえなくなった。 ただし、はすぐに引き抜いて遠くへ投げてしまうので効果は薄く、そのためは貫通というではあるがは重視しない。 攻撃よりもに特化している今回のはPK専用といえる。 はわかっていたが威嚇して怯ませるために攻撃した。 また、をいた際の表示 《ital obct》は建物は破壊物体ということ。 は刺さったままでもへのは止まるが、防具へのダメは止まらず値が減り続ける。 防具が壊れるを見計らい転移結晶で。 これで侵入可に。 またも見れるため弱点をしてるようなもの。 そのため仲の良いでもまでする者は非常に少ない。 乗りこなしは難しい上に値段も高くつくためあまり利用されない。 組のがあっさりやられたことからもわかる。 も高く、一人では三人同時は理。 ちなみに援軍はもっと少なく、人はハッタリだった。 この話はとの交流の方が。 に並び変えたもある。 そもそもこのはを順にしていく話ではない。 極論を言えば1~7話は・であり、観やへの理解を深めるためのもので、関係のめ的な話も多い。 日付と階層の増え方、や周囲のLvで進行を感じてほしい。 開始から1年と約8か。 最前線は層。 の上昇かがやや落ちてきているのがわかる。 しかし彼らがもたらす恩恵は大きく、よりも熟練度の高いの方が武具の強化成功率が高い、均的な品よりもの方が強い等。 彼らはすべく前線でに挑む人達をするために自分達のできる戦いをしているのであって、決して諦観しているわけではない。 技、もそうだが素人がまともに。 は一間当てるだけ、鍛えるのは一定回数くだけ。 しかしそこにも成功率に何らかの因子が加わっているのではないかと思うのはの常。 はなどを意味する。 は熟練度 0以上(上限は )をす。 暑さについても同じで、基本的に体的な疲労はい。 ただし寒さ暑さなどの感覚はあるので精的には消耗する(個人差あり)。 ちなみに4話はそして今回はのなためか、が やや美化され度が上昇している。 がに言っていた『あるはずの脱出方法』がに捕まるだった、と。 だがこの先はもちろんももほとんど出番がい。 ら最初で最後の回なのだよ。 ばでも死ぬゆえに、仮想間の作り物のがに限りなく近づいていくの話。 冒頭の氏のはここに繋がっている。 にもあるようにを題材とした作品として見た方がよい。 開始から2年弱。 最前線は74層終盤。 者は00人ほど。 1かで人死んだのに2年でわずか人しか死んでいないあたり、慣れて安全策さえ取ってしまえばそうそう死なないのようである。 この辺もに染んできてしまっている原因である。 に染んできているせいか上昇が要因か1年前(3話参照)とべてはに落ちている。 そのため美食は大きな娯楽の一つであり、高級食材や希少食材が間で高値で取引されている。 系の中にはを上げることで店をやってるもいる。 ーットは出現率低&足最速ので そして美味い 、そのを売れば防具を一式新調できるほど高く売れる。 低では数が少ないためかで切り捨てるしかないが、一定までが上がるとが増えていくために割くことも出来るようになる。 所謂ビーターはによりよりに容易にに属したために疎ましがられる。 一応2話でのの発言によりと利益を独占した少数のビーターとの元テとに分けられたため、基本的にビーターの方が疎ましがられている。 ただし攻撃は低いためはほとんどい。 また、1話のように投擲など物を選ばないにはそこら辺の石ころでも発動するものもある。 しかしべらぼうに高い。 やの店も物件で、として大きな物の購入も可。 も層に個人のを持っているが、良い感じの武具をすぐ衝動買いしてしまうためなかなか貯は貯まらない。 を持つ具も存在する。 さらにするが決まっているわけではなく、調理手順そのものや味付けやの選択等は本人のによる。 ちなみに美食が大きな娯楽と前述したが、全体がの内にはやといったのものも現代のものも存在しないためにはやや悲しい。 なのでおそらくのにはの発動ドウが表示されており、「OK」を押すとは監にされる。 人口が極端に少ない上に容姿がと同じなため、多少容姿が良ければ大抵のはに口説かれた経験有り。 やも言い寄られた経験有り。 は中でも折りので、では間違いなくかつ全中でも屈の実。 副で戦での揮を執ることも多い…と組だけでなく中層にもく有です。 ゆえに《》の異名がついたり、すら存在する。 同士の接触では双方の値が減少するだけだが、脆い部分を強撃されるなど強すぎる負荷がかかった場合のみ低で残りの値にかかわらず破壊が発生する。 7話ではのを狙い負荷がかかり過ぎないようにしていたが、それでものの方が接触そのものに耐え切れず破壊が発生。 8話ではのが装飾美でに劣ると判断し、かつ構造上弱い部位・度を狙いを命中させることで意図的に破壊を起こした。 にいるた程度移動が可で、そのとき組が相手にしたのはの入口を守る。 毎層いるみたいなもの。 こいつらの周りはだったりで回して回避は不可。 基本はそんなに強くない。 対して今回のはフ。 一般に戦といったらこちらをす。 層ごとので、各層において次の層につながるので待ち構えている。 から出てくることはく撤退可であり、何度も偵察と撤退を繰り返すことで攻撃等をしてから突破するのが常。 ちなみにどちらも1度のみでリはしない。 に復帰すればに入ることも出来るし、周囲に前科者だとばれることもない。 2話では他のテをうために仕方なかったが、今回は(と正確には)がさなければ事は避けられた。 戦中にためらった理由は、先述のほかに理に倒そうとせずとも入り口から脱出できないだろうかという的観測、を使うにしてもドウ操作をする間の時間稼ぎをとはいえないやに任せないといけないという、よしんば切り抜けたとしてもその後団のケイタのような罵倒を受けるのではないかという恐れなどが考えられる。 ただしととで描写が違うため一概には言い切れない。 達が介入したところで救出はできないどころか、共倒れの可性のほうが高かった。 やの協も不可欠であり、が行けば二人はついてくる(巻き込む)だろうというい。 転移結晶か、入口だったからの脱出。 前者は今回結晶効化により封じられており、これは今までのにはなかった。 結晶による緊急回復も封じられる。 は意外に難しい。 冒頭は直近でが現れたため阻むものがなかったこと、二人が足の速いであることなどからられたが、とのを始めてしまえば常に付近にいるよう調整などできない。 あの人数であの重装備、あの消耗具合であの位置取りから撤退はかなりきっちり揮しないと難しい。 ももも本来ではなくアタッである。 はじめから欄に条件が書かれているのかもしれない。 :いわば隠し。 「習得した」という報告から色々とされているが、条件がはっきりとはわかっていないものが多い。 十数種類ほど判明しており、一つにつき十人以上の習得者が確認されている。 :習得条件が全くわからず、習得者も一人しか確認されていないもの。 一応未確認なだけでではない可性もある。 数人~十数人ほどなら一人でも多いほいから協しようとなるかもしれないが、数千人もいる状態ではわざわざ一人にこだわって頼る必要はないとも考えられる。 いずれにせよ、が考えを割り切って行動するのは難しい。 5話冒頭、9話の「やで会った」というがあるように、最前線では同士の協を以ってのが大前提である。 逆に協をしなければの妨げだと非難を受ける、助けなければ自分のにもらえないなどの理由により協が成り立っている。 少なくとも今回の軍のように単独で特攻は ありえない。 がを入手(開)するまでは一のとされ、防御に秀でアインクラッド中最堅固と言われる。 にも攻撃判定があるようで、は「まるでのようだ」と驚いていた。 のが (半分)になったのを見た者はいないというがあり、これにより《》の異名がつき、と謳われている。 転移門を使えばに下層のも来ることができる。 は血盟団員の経理が行い、飲み物などの販売でかなりかったらしい。 上記のようにも娯楽に飢えているためである。 人数にべて見物客が多すぎると感じるかもしれないが、これもの演出かと思われる。 余剰分はということでどうとつ。 が半分()になるか、強攻撃(具体的にはが)が入った時点で決着となる。 対でも行われた較的安全かつな方法。 ただし、が0になる危険性がないわけではない。 今回2人は互いに強攻撃が入らず隙を突いてじわじわと削り合うことになった。 あと少しでどちらかのが半分を下回る に突入 というところでが止めの一撃を入れたが、が防御、反撃し。 最後のは隠し技のようなもので今後明かされるまで説明を待とう。 解(時間短縮するだけ)や解結晶(即回復)などで治せる。 また予防として対などもある。 だとしあえるが、だと簡単に即死する恐れがあるためも普段警している。 今回は本来に塗るを食事に盛るという方法がとられた。 今回の場合は敵が同じ組であるため、・装備はほぼ同等。 さらには重視なため同帯では防御がかなり低めだったためハッキリとが入った。 これは敵の行為だけでなく自身が行動可である必要がある。 よく見るとの横にいが出ている。 一間経過でちゃんと治るが、箇所はそれを知らせる不快なが発生する。 は普段でこのを使い、と併用していた。 要するにではP()は合法である。 少し遠まわしではあるが4話で「 の私を攻撃したら~」というから逆説的にも推測できる。 だが一応でもされているため相は君に任せる。 解除というが存在し、それを解除することでできるようになる。 ナーヴ及びの説明書にも載っていない項かつのかなり深い場所にあるため、はなかなか気づかない。 も知らなかったが、はにその存在を聞いていたため知っていた。 の時点ではなかったらしい。 手を傷めない内に代行に頼むか、柔らかなを増設しよう。 にはが出現せず、難度も低いためわずか3日でされた。 があるため好きには名所。 ちなみに3話の新聞に今回達がに選んだのが載っている。 のほうでも詳しい機は説明されていないが、通常のなどと同様マー機などもあると思われる。 作中の新聞のなどもこのによって撮されている。 ただの場合即送りではなく、警告が出てやめればOKなようだ。 ちなみにとは、を別の場所へ強制的に運ぶこともす。 でが意図せず似てしまったのである。 圏内では強く人を押したりはできないため、それを逆手にとって多人数で並んで立つことでを塞ぎ(=と呼ばれる半行為)られないようにし、かつ邪魔が入らないようにしていた。 だが、高はによる身体補正が大きいため、で飛び越したりしてに突破できる。 は攻撃の威が上がるほど大きくなる。 慣れしていない軍の下っ端連中はそれだけで恐怖し出した。 このを用いることで圏内で減少の心配が要らない模擬戦なども行われている。 彼らについては次回られる。 はそのほぼを保護し(宿屋の機有)で生活。 でに回って深くでのを設定。 あとはをどこからでも放り込むだけ。 「PK」と呼ばれる較的な方法。 が層だと予測したのは、識別が自分との差によっては機しなくなるであるため。 があれば楽勝とか考えてもダメなものはダメ。 ちなみにはされたのであり、討伐したわけではないため、はおろかすら発生していない。 つまり他人がしたから離れた時に直接操作、して変えて移動ってこと。 所謂ハッの類は一切行っておらず、ただ非常に素く操作しただけである。 そして今は一応隠居中のためバレないように変装。 実際、バレてしまえばヌシを倒したときのようになってしまうのである。 これにより一切の偵察・撤退はできず、 で倒すか死ぬかである。 偵察ができない以上も立てようがなく、組でも最精鋭(Lv. 台後半~前後)を集めて挑んだが、それでもできずになら、(Lv. )がしても受けきれないほどのである。 このがどれほどありえないかはの反応で察して欲しい。 今までは例えの攻撃を数発食らってもだった。 まして今回は高レべルで固めているのだ。 とくにの言動についてはを示すものではありません。 約一時間戦い、死者14人。 もろに受ければだが、はできる(で死ぬが)ので他も順に対応していったと思われる。 (冒頭でも二人ので防ぐがいた) 仮に描写しても冒頭のような攻防を延々と繰り返す様子となるだろう。 不死は当然解除、もお互い一撃で死ぬ量に。 初撃決着で半分から、つまり決着は死 は(動く。 より加速もする)という大きな恩恵を得られるが、同時に必ず通りに動かねばならない上に途中で止められないという束縛がある。 は当然全を熟知しているためを使えば動きが全て読まれる。 ゆえにを使えば即負け確定なのだが、はがにも冷静で、全に防がれ続けることからの焦りやその他もろもろから精的に追い詰められ、つい使ってしまった。 技後は当然硬直する。 さすがに一度死んでしたらその時点でや周りは驚くはずだろう。 誤解を招くであろう表現ではある。 0になり、が透けて消滅しながらも全に砕け散る前に刺したということ。 「0は動けるはずがないのに動いた」ということがを驚かせた。 勝っても負けても話をするつもりだったのかもしれない。 実際が砕けた時点ではまだ決着はついておらず、あらかじめ設定しておかないとすぐにがを焼いていただろう。 勘違いしている人がいるが、は精体などではない。 の消滅=死ではなく、0になってが消滅するとナーヴにチンしろと命が送られる。 つまりが設定さえすればが消滅してもどうとでもなる。 その後生きてできたことについては、は報酬と考えている。 関連動画 関連静画 関連商品 原作 アインクラッド編外伝 (ソードアート・オンライン プログレッシブ) コミカライズ アニメ BD DVD CD 関連チャンネル 関連項目• 外部リンク• :の個人• : 章別 アインクラッド - - ズ・ - アーリー・ド・ ion - - 楽曲 1期 - - - 2期 - - - その他 - の音 - - - -.
次の「ゲームの中での死は、そのまま現実世界での死に直結する」、そんな地獄のゲームに巻き込まれてしまった主人公・キリトが、自らの剣の腕だけを武器に、文字通り死にもの狂いでゲーム「ソードアート・オンライン」の世界を攻略していく、という物語。 この作品の魅力は、「ソードアート・オンライン」というゲームのリアルな世界観と臨場感を細部にわたって味わえるところ。 とにかく描写がすごい! 「ソードアート・オンライン」では、プレイヤーは「剣」を武器に戦うことになります。 その分、敵との戦闘は接近戦が中心となるため、さまざまな剣技や仲間との連携技など、迫力のある戦闘シーンの描写は、実際に剣が交錯する音や息遣いが聞こえてきそうなほど……! また、他のプレイヤーがログアウト(死)してしまうシリアスな場面には「自分がもしこのゲームに巻き込まれたら……」と思わず想像してしまって、ゾッとします。 リアリティの演出がすごいんです。 とはいえ、重いシーンばかりではなく、キリトと他プレイヤーとの交流や、ヒロイン・アスナとのやりとりなどほっこりするシーンも適度にはさまれているので、途中で疲れることなく一気に読んでしまいました! 現実よりもリアル!? なゲームの世界に、あなたも没頭してみませんか?• Posted by ブクログ 2014年11月11日 1巻よりも前の話。 キリトがアスナと出会う前・・・というか、アスナと仲良くなる前に出会った少女達との物語。 前巻の感想でも書いたけど、俺は基本的にはメインヒロインとチュッチュチュッチュするような話よりも複数のヒロインとのロマンスの方が好きなので、1巻よりは2巻の方が楽しめている。 ただ、主人公である キリトのキャラがどうも定まってない印象は受ける。 1巻との差もあるし、2巻の1話と2話でもだいぶ印象が違う。 キャラの中にも複数の面がある、と言ってしまえばそれまでだけど、まあなんかキャラが座ってねーなーと思う。 シリカに対しては「兄」らしい落ち着いた包容力を見せるキリト。 リズベットに対しては「同年代」の少年らしさを見せるキリト。 一面を見せているだけってのはわかるんだけど、わかった上で正直同じキャラに見えねーよと突っ込みたくなった。
次のはじまりの街でおとなしく救助を待っていた者も、保身のために街をでて戦う事を選んだ者も、そして上を目指そうと立ち上がった者も全てが等しく、その報告を聞いて喜んだ。 何がどうあれ、アインクラッドは永遠ではない。 考えれば考えるほど不安が出てくる。 リアルの体は、維持されているのか、お金は、そういう不安は尽きない。 そしてそういう悪感情が間違いなくプレイヤー達の足を止めているのは事実だった。 だがそれを吹き飛ばす様に、 突破の報告が響いた。 それは塞ぎ込んでいたプレイヤー達の心に新たな風を運ぶ言葉だった。 現実として考えるならまだ90を超える階層がプレイヤーを待ち構えているという事は変わらない。 だけど、誰も犠牲を出さずにボスを倒し、新たな街への道を生み出す事が成功した。 そんな言葉が届いたのだ。 もしかして、俺も、何時かは。 そんな希望を多くの人の心に灯させるには十分すぎる成果だった。 最初の四十を超えるレイドパーティーの参加者たちは英雄視され、 そして彼らに続こうと、万を超える人の動きが始まる。 漸く、広大すぎるアインクラッドの大地に、本来想定されていた筈の活気が満ち始める。 たとえアルゴの攻略本が存在してもそれを知らない、見ない、従えないという人間が何処にだって存在する。 命が失われるかもしれない、という状況で冷静になって思い出せる人間の方が稀有だ。 故に、この時期に増えた戦闘職プレイヤーの死亡率は凄まじく高かった。 その為、一時的にアインクラッドの攻略が止まるという事態が発生した。 命を助ける為、脱出する為に攻略しているのに、それとは全く関係ない所で人が死んでいてやってられるか。 そういう言葉がどこからか広がった。 まさしくその通り。 だから攻略を止めたのではなく、今まで見向きもされていなかったシステムへとここで漸く、視線が向けられる様になってきた。 即ち、ギルドシステムだ。 それもそのまま、ただ知り合いやグループで集まるといった使い方ではなく、もっと組織としての使い方に注目された。 プレイヤーがフィールドに出て死亡する最大の理由は知識の不足ではない。 知識は第一層限定ではあるが、アルゴが無料で出している攻略本が存在するからだ。 問題はその知識が悪いのではなく、それを運用する経験が圧倒的に足りていない事だ。 当たり前の話だが、攻略本を読んで知識を付けたからと言ってそれを運用する技術が身に付く訳ではないのだ。 ベータテスターや元々武術を嗜んでいたプレイヤー、スポーツマン辺りであれば感覚として技術に運用する事もできるが、普通の人にはそれができない。 学校が知識を与え、それの使い方を教える様に、使い方を教える環境が出来上がらない限り、人は死に続ける。 必要なのは上下の関係ではなく、教師と協力し合える横の関係。 だからこそのギルドだ。 商工ギルド、冒険者ギルド、そして教育ギルド。 大きく分けて三つの組織が出来上がり、そしてそれに従来のゲーム的ギルドチームも多く生まれた。 前線で活躍しているプレイヤーが、冒険に出ているプレイヤーがチュートリアルを行う、という実にシンプルな内容ながら、それは最も必要とされている環境だった。 はじまりの街を出る前に実際に活躍しているプレイヤーから知識の使い方を学び、覚える。 たったそれだけの事だが、それで新しく冒険に出たプレイヤー達の死亡率は一気に下がった。 それだけではなくレベルに合った狩場の手配、職人、商人プレイヤーの活動も解りやすいように管理する組織があるおかげで、高クオリティの装備が最前線で活躍するプレイヤーにも見つかりやすいようになり、生存率がそちらでも上昇する。 もはやゲームというよりはもう一つの異世界、という形でアインクラッドの攻略環境は数か月を要して組み上げられた。 最初の一ヶ月は人の心を動かす為に。 次の二ヶ月で多くの人が死んで。 そしてその次の三か月で、漸く組織と環境を最低限ながら、完成させる。 アインクラッドの攻略は一時的に止まっていたこともあり、まだ半分も攻略されていなかった。 最前線も未だに三十層。 しかし着実にプレイヤー達は力を付け、使い方を理解し、そして進むごとにエネミー達が強くなるよりも早く、強くなっていた。 それは戦うと決めたプレイヤー達が本気で前を目指そうという心を見せた結果に過ぎない。 もしかして第一層のボス戦で、組織を立ち上げる人間が亡くなっていたらこうならなかったのかもしれない。 本来はいなかったはずの人間が何か助言をしたからこうなったのかもしれない。 そんなIFが多く語れる中、この状況は間違いなく奇跡という名の細い糸の上で成立していた。 「ほー、また新しいアップデートが観測されたらしいのか。 どれも俺には縁のないスキルだなぁ……っと、また一つ盗賊団が潰れたか。 やっぱオレンジの討伐に賞金をかけると討伐はかどるなぁ」 両手で広げる新聞を確認しながらそう呟く。 やはり読むのは紙媒体に限る、と、そんな事を呟く。 困った時は鈍器にもなる優れもの、と態々迷宮区にまで来て売り込んできた販売員は未だに逞しく石版型新聞を最前線で売っているのだろうか。 その根性だけは認めたい。 ともあれ、呼んでいる新聞のページをめくり、その次のページの内容を見る。 最近のアイテムの相場事情がそこには事細やかに書かれている。 だけど全体的に嗜好品の類が値上がりしつつあるか。 煙草や酒が値上がりされすぎると全体的にキツイんだよなぁ。 やっぱ自給自足が一番なんだろうけど、煙草だけは生産する為のスキル、枠取るから覚えられないんなぁ……」 そう呟き、一旦新聞を閉めてからそれを折り畳み、インベントリの中へとしまう。 全てがアインクラッドで生きているプレイヤー達の姿だ。 ここ、第三十層の主街は地中海沿岸の国々を思わせる、高低差のある白く、そして美しい街並みをしている。 その為、プレイヤーが利用する様な大衆向け酒場は割と多くのプレイヤーで溢れている。 何故なら、 それが冒険モノの王道という言えるものだからだ。 そして人が集まる所、また情報が集まる。 そういう事もあり、酒場には情報収集が目的で大勢のプレイヤーが溢れている。 特にプレイヤー経営の酒場となれば出される料理や飲み物のクオリティが高くなる。 基本的に朝から夜まで迷宮区にこもりっぱなしで、物資補給やメンテナンスの為に街へ降りてくる程度にしか街を利用したりはしないが、それでもストレスは少しずつ蓄積されて行く。 それを自覚する前に休みをいれるのが正しいのだ。 故に、こうやって定期的に特に体を動かすわけでもなく、休む日を用意している。 こうやって三日、あるいは四日程休暇を取ったらそのままノンストップで戻ってくる必要があるまでダンジョンアタックを続ける。 そういうライフスタイルを二人で取っている。 「師匠、注文とってきたよー」 トレイの上に皿を重ねてユウキが隣の席へと座ってくる。 その恰好はオフの日という事もあって、普段着となっている。 大きく肩が見える黒のオープンショルダーのシャツに、黒のミニスカートとなっている。 ユウキの戦闘用の装備同様、黒一色なのは間違いなく彼女の趣味の産物なのだろうが、正直趣味が悪い。 まぁ、少しはそれでファッションに気を使ってくれれば、とは師匠としては思っている。 髪も伸ばしっぱなしで長くなってもっさりしてきているし、ロングパンツにハーフスリーブと髪型を抜けば完全にNPCに紛れられそうな姿になっているが、男と女では話が完全に別だ。 「今日はなんだかポタージュにスパゲティにセットがオススメだから二人前貰ってきたよ」 「スパゲティかぁ、実に文明的な料理に久方ぶりに触れるな」 「そりゃあそうだよ。 何せ、 割と本気でスパルタでユウキを鍛えている現状、ユウキは泣き言も弱音もたったの一つも吐くことなく、ついてきている。 冗談の類でやめて、なんてことは言う事はある。 が、それは決して本音ではなく、やれと言われれば迷う事無く実行し、全力で成し遂げようとする娘だった。 普通なら危うさしか感じられないだろうが、 中身を理解してしまえばあぁ、なるほど、程度で済む。 なんでわざと聞こえる声で蛮族みたいなイメージを広げる事を言うのかなぁ! 食器だって三セットインベントリに入れて持ち歩いているでしょ!」 「いや、聞き耳立ててる皆さんのリアクションが見たくてつい」 その発言にビク、と反応するプレイヤーが周りから出てくる。 それ以外にもこっそりと逃げようとするプレイヤーの気配を覚え、とりあえずは脳の中へと叩き込んでおく。 まぁ、どうせは関係のない奴なんだろうな、と思いつつも前線で培った経験と習慣は決して体から染みついて離れない。 面倒な性分だが、臆病な方が遥かに生き残りやすいのは良く知っている事だから、生き残りたいならこのままでいいと思っている。 ともあれ、一緒にいる女が子供であるという事を抜けば、割と充実している人生かもしれないと今更ながら思ったりする。 全力を出せる環境があって、好きかってに斬れて、それで文句を言われないのだ。 最高すぎる。 「ずずずずー……あ、師匠。 そういやこの後どうするの? 街へ来たって事は数日はオフなんだと思うけど、街開き直後で割と娯楽少ないけど。 やっぱり二十層のカジノにでも行ってくるの? そう言えば師匠カジノで荒稼ぎしてたけどなんで」 「カードゲーム系はカード暗記すればいいし、ダイスの場合は見えなくても音で判断できるし。 スロットも目押しができるなら普通に見切れるからなぁ……」 「この人カジノで野放しにしちゃ駄目だなぁ」 「だから男は黙ってルーレットで一点賭け。 あの数字を見極める感覚はハマる」 「違う意味で野放しにしちゃいけなかった。 師匠ギャンブル結構好きでしょ」 「そりゃあな。 刹那の瞬間に全てを賭ける! このスリルがどうしても忘れられないんだよなぁ、戦闘も基本的には蹂躙するよりも、対等に戦える相手なんかがいりゃあ嬉しいんだけど……」 そこでユウキへと視線を向けると、ユウキはきょとん、とした表情を浮かべる。 今のユウキにそれだけを期待するのは些か過剰な期待なのだろう。 まだあと一年、もしくは二年あれば技術の下地が完成する筈だ。 あとはそこからひたすら反復練習で技術を一つずつ伸ばして行けば良い。 そうすればいつかは……八年ぐらいで自分と正面からやりあえるだけの実力が身に付くのだろう。 まぁ、だからそれだけをユウキに今、期待するのはやめておくべきだ。 それを口にしようとしたとき、 揺れる。 自分だけではなく空間が、そして世界が。 世界全体が小さく、そして細かく震動する。 テーブルの上のスープが小さく揺れてその中身が僅かに零れるが、それでもそれだけの話だ。 地震の多い国、日本で生まれ育った日本人であれば地震なんてものは日常の出来事であり、取り立て騒ぐほどのものではない。 ただし、それがこの空中に浮かぶ世界アインクラッドで発生するなら話は別だ。 空に浮かんでいるこの世界が揺れる、というのは地震のメカニズムを知っているとまずありえないことであり、不安にさせる要素でもある。 それに、 「……また揺れたな」 「そうだね。 最近地震が多いしね。 どうしたんだろう。 ラグかな?」 そう、地震が多い。 頻発しているといっても良い。 何せ、昨日小型の地震が発生したばかりであり、その前は三日前に二度ほど地震が起きていた。 ここ最近頻発している地震は何かの大型アップデートの予兆か、もしくは用意されているイベントのヒントでもあると一部のプレイヤーはいっているが、現状冒険者ギルドの方ではそんな発言をするNPCを発見できていない為、システム側のエラーかラグだといわれている。 何故なら何らかのアップデートがこのソードアート・オンラインに発生した場合、 それをヒントとして伝えるNPCがアインクラッドの各所に存在するのだ。 概要自体ははじまりの街に存在するNPCが伝えるが、細かい内容等に関しては伝えず、アインクラッドに広く存在するNPC達のセリフがアップデート内容を追う様に変わっているのだ。 まぁ、完全に協力出来ているとは言えないが、それでも足の引っ張り合いが発生していない分はまだ全然良い方向へ話は進んでいるとも言える。 いつの時代も裏社会は恐ろしいものだと小さく笑っていると、知っている気配が近づいてくるのを察知する。 スープボウルから顔を持ち上げて対面側へと視線を向けると、対面側の席には黒髪に鋭い目つき、緑色の布装備に身を包んだ少女の姿があった。 シノンさんちーっす。 笑っていい?」 「射殺されたいなら素直にそう言いなさい。 それが、シノン。
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