お正月のお楽しみといえば「お年玉」。 子どものころは無邪気にもらっていたけれど、気がついたらもういい年。 一体いくつまでもらっていいのかしら……と思ったこと、ありませんか。 今回は、日本最大級のQ&Aサイト「教えて! goo」から、「お年玉って何歳で卒業するのが普通なのでしょうか?」についてのQ&Aをご紹介します。 【今回の質問】 現在23歳なのですが、お年玉をいまだに親戚からもらいます。 普通、何歳で卒業するものなのでしょうか。 卒業された方々は、どのようなきっかけでお年玉をもらうのをやめましたか。 きっかけは特になかったです。 中学生になってからもらえなくなりました。 「ちょうだい」とも言えず(笑)。 (rolfesannさん) 今回の質問で、最も早くお年玉がもらえなくなったと答えたのがこちらの回答者さん。 小学生で終わりだったんですね~。 親だけでなく親戚からもお年玉をもらう人が多いと思うので、親族の間でそういう決まりになってたのかもしれませんね。 友人を見てみると大学時代からお年玉をもらっていない人が多いので、一般的には高校生までお年玉をもらって、大学に入ったら卒業という感じではないでしょうか。 (mkodaさん) 高校生になってアルバイトができるようになったからもう終わり、という回答者さん。 これはひとつ分かりやすい線引きといえそうです。 大学入学を機に地方にひとり暮らしをしたので、それがきっかけです。 まぁひとり暮らしの費用を親に出してもらっていたので、額面的にはお年玉とは比べ物にならないぐらい負担させてたのですが……。 (showeranさん) この回答者さんは、大学入学とひとり暮らしがきっかけになったそう。 生活費ももらってて「お年玉も!」とはいきませんもんね。 成人したときに親に「もう今年でお年玉は終わりだな」と告げられました。 (warumon3さん) 「成人=大人なんだからお年玉はもういいでしょっ」てことですね。 でも、まだ学生さんもいるということで……。 働いたら渡す側に 大学卒業の22までもらっていました。 学生のうちはそれでいいと思います。 働いたら逆に親にはお年玉を渡しています。 (tippingpoint785さん) こちらは「成人してるけど、まだ学生だから」という考え方。 大学を卒業して自分で稼ぐようになってからはもらわなくなりました。 私は20歳になったら卒業かな~と思っていたのですが、もらえたので受け取りました(笑)。 「20歳になる」「社会人になる」がタイミングではないでしょうか。 まわりの大人が自然とくれなくなりました……。 (kanamammaさん) 大人になったことの象徴「20歳」または「社会人」、やはりこのどちらかはボーダーラインになりそうですね。 人それぞれなので何歳で卒業しないといけないとかないと思いますが、社会人と呼ばれる年になったら自然ともらうことに抵抗があるのではないでしょうか。 (cart2013さん) 「まわりがくれなくなるし、自分も抵抗が出てくるし」というタイミングがちょうど20歳前後になるのかもしれませんね。 ここまでは学生や社会人などの立場や年齢によって卒業するという意見が中心でしたが、一方でこんな意見もありました。 しかし、親族が好意的にお年玉くれるのなら受け取っておいたほうがいいと思います。 (siki0275さん) 相手の「あげたい」という気持ちも大切にしたほうがいいのでは? という意見です。 なるほど。 それも一理ありますね。 今年から65歳になった両親にあげることにしました。 やめるというものでしょうか。 自分の意思なのでしょうか。 もらえるから「もらう」というものだと思います。 (syota1127さん) 自分の意思ではないってことですね。 逆に感謝をこめて両親にあげる。 「気持ちを大切に」という意味では、何歳でもあげたり、もらったりしてもいいのかもしれませんね。 【いくつになっても「お年玉」にはワクワク!】 皆さんの回答をまとめると、一番多かったのは「就職したら」で約4割、以下「高校生まで」「成人するまで」「大学卒業まで」「もらえる間はもらう」の順でした。 少数意見としては「 中学生まで」「 いつの間にか自然消滅」「 年齢ではない」など。 早い人は高校生まで、遅くとも就職して社会人になったらもらわなくなるのが一般的なようです。 ちなみに、私は高校卒業まででした。 大学はひとり暮らしで親から生活費をもらっていたので、それにプラスして「お年玉ちょーだい」とはもう思わなかったな。 アルバイトもしてたし。 自分で収入を得られるようになったんだから、その分は自分で稼げってことでもあったんだろうなと思います。 ただ、「お年玉」っていう響きにはやっぱり惹かれるものがあって、年賀状のお年玉くじは今でも楽しみですね。 切手シートしか当たったことないけど……。 「お年玉」はいくつになってもワクワクするものだと思うので、回答者さんのコメントにもあったように「親にお年玉をあげる」っていうのもいいかも! と思いました。 ほんの気持ちでね。
次のお年玉は、元々鏡餅を丸くして分け与える「御歳魂」が由来となっています。 昔は、100円玉や500円玉を子どもにあげるのが一般的でした。 昔からの風習が形骸化され、金銭を与えるだけの習慣として残っている現代では、多ければ多いほどいいという考え方もあるようです。 しかし、金銭感覚が損なわれないようにするには、年齢相応の額をあげるのが適しているといえるでしょう。 相場としては、小学生が3,000円、中学生が5,000円、高校生になると5,000円~10,000円、大学生が10,000円以上というのが平均的なもののようです。 小さな頃は親が預かって代わりに貯金するというのが一般的ですが、小学校中学年以上になれば、望ましい金銭感覚や支出入管理能力を身に付けさせるために、子どもに任せてみることも大切です。 お年玉のお礼については、頂いた方との関係やいくら頂いたかなどによっても考え方に違いがあるものです。 目上の者が目下の者にあげるものであり、あげる対象が収入のない小さな子どもであることから、お返しは必要ない、特に近親者であれば、お礼をもらうと他人行儀だという意見もあります。 一方、お年玉をもらったのは子どもでも、親のつきあいがあってもらっているのだから、お礼はきちんとすべきであるという意見もあります。 その場合のお礼の金額は、半返しから同額などさまざまな意見があり、お礼を返すことで気を遣わせないように簡単な品物などを贈るのが一般的です。 親戚づきあいでも人によっては、もらいっぱなしでお礼がないのは、非常識だと判断する方もいます。 お年玉で頂いた金額ははっきりしているので、半額から同額を商品券で返すという方も多いようです。 親戚の赤ちゃんでもお年玉をあげるという人が4人に1人の割合でいるそうですが、一般的には、子ども本人が自分の手で受け取り、お礼を言えるようになる3歳くらいからというのが多いようです。 問題は、いつまでお年玉をあげるべきかということでしょう。 さまざまな考え方がありますが、「大人になるまで」「働くようになるまで」の2つが主流のようです。 大人という考え方は、以前なら成人を迎える20歳が節目とされていましたが、最近では、被選挙権が与えられる18歳も大人の節目として考えられます。 成人するまで、高校を卒業するまで、20歳を過ぎても学生であれば学校を卒業するまで、などさまざまな考え方があるようです。 高校を卒業して就職した場合は、成人していなくても立派な社会人として認める意味も込めてあげないという人もいます。 お年玉をもらう年齢と違って、お年玉をあげる年齢に関してはいつからいつまでという決まりはないようです。 目上の者として収入のない目下の者に与えるという意味で言えば、あげる側の人間が社会的、経済的に自立していることが基本となるでしょう。 社会人として収入を得ているのであれば、20歳になっていなくてもお年玉をあげる立場になることは十分に考えられます。 一方、20歳を過ぎていても大学などに在学中で仕送りをしてもらっている立場であれば、あげる必要はないという考え方もあります。 しかし、若くして甥っ子や姪っ子が誕生し、叔父さんや叔母さんになることもあるため、アルバイト代から捻出する方もいるようです。 このように、あげるかどうかは個人の判断に委ねられます。 いくつになったらあげないでいいかというのは、お年玉をもらう相手の年齢によるものなので、お年玉をあげることをなかなか卒業できないのも苦しいところでしょう。
次のお年玉は何歳から甥姪に渡すの? 新年実家に帰省する。 そういえば、今年はお姉さんのところに赤ちゃんがいるんだった! お年玉って、あげるべきなの? こんな経験ありませんか? お年玉を何歳から渡すのかは難しい悩みです。 正解がある問題ではないので、以下を参考にしてみてください。 赤ちゃんのうちは、 本人が何事かまだわからないから という理由で渡さない人も多いようです。 0歳の子に渡す場合、親同士のお付き合いの意味合いが強いですね。 1,2歳の子で上の子がいる場合、お金の意味はわからないにせよ 「お兄ちゃんはおばさんに何かもらったのに私はない」 と思ってしまうことがあります。 そういう場合は 少額で渡すか、本人が喜ぶお菓子などで対応してもいいですね。 3歳、だいたい幼稚園に入りだす頃になれば お礼も言えるしお金のことも多少わかりだします。 もらって嬉しい、という気持ちもでる年齢なので この頃から渡し始める人が大半です。 遅くても 小学生になれば渡してあげましょう。 できれば初めて渡すこのタイミングで、 今後のお年玉ルール(年齢や金額など)を決めてしまうことをおすすめします。 来年度以降に悩むこともなく、後々が楽ですよ。 親戚間で慣例がある場合もありますので 一度確認しておくとやりとりで失敗がないでしょう。 大きく3つタイミングがあります。 高校卒業後は進路が様々になりますし、 社会人になったりバイトを始めたりするので 自分で収入を得られるようになればお年玉は必要ない、 という考え方です。 免許取得や結婚もでき、選挙権も持てるので 大人の仲間入りと言ってもいい年齢ですね。 進学、就職で各地方へ旅立つ子も多く、 以降お正月に毎年のようには会えなくなることもあります。 その面からも、最後のお年玉にしやすいタイミングです。 学生の間はやっぱりお小遣いが入用ですし、 社会人(大人)から学生(子ども)へ、 という感覚で皆さん渡しているようです。 ただし、大学院まで進んだら?留年したら? 卒業する頃には20代半ば以降になります。 早めに就職した兄弟やいとこと差がついてしまう場合があるので 不公平感が出やすいデメリットがあります。 学年で区切ると、誰が働いている誰は学生だ…とキリがないので 成人をボーダーラインにしておくとわかりやすくて悩まなくて済みます。 この3つのどれかでまず間違いはないでしょう。 大事なのは、基準を決めたら後から変えないように。 子どもたちの間で差がつかないようにしてあげましょうね。 お年玉の区切りの付け方は? 長年渡してきたお年玉、 いざやめる時にはできるだけスムーズにしたいものです。 お年玉は今年で最後、と考えている年に 渡すときに予告してあげるといいですね。 「あなたは今年で20歳だから、今年が最後のお年玉よ。 大人になったね。 」 などと、来年から渡さない旨と成長を喜ぶ気持ちを伝えてあげましょう。 お互いに気持ちよく終われるはずです。 子どもからすれば、お正月になれば期待しているお年玉。 何の前触れもなく無くなれば正直がっかりします。 「もう子供じゃないんだから今年からいらないでしょ!」 と言われて急に打ち切りだと、本人も理由は理解できても 「何だよ急に、おばさんのケチ!」 と反感を持たれても仕方ないやり方ですね。 同じ理由でも、話し方一つでずいぶん印象が変わります。 せっかく小さい頃から続けてきたお年玉、 最後まであったかくやり取りしたいですね。 まとめ 大人も子供も、どちらにとっても一大イベントのお年玉。 お年玉はただのお金のやり取りではなく、 お年玉を通じて子供は親戚づきあいやお金の大切さを学びます。 長いようで短いお年玉期間、 どう付き合っていくのかじっくり考えてみませんか。
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