4月に入ってからも、池江はSNS上で、コロナ禍における献血の必要性を説いたり、スーパーでの買いだめに警鐘を鳴らしたりと精力的に発信を続けている。 「彼女は、白血病の診断以前から、記者に対する受け答えなどに意識の高さが垣間見えていました」 とはスポーツ紙デスク。 「SNSを更新しただけでニュースになる彼女は、いま最も影響力のあるアスリートの一人と言っても過言ではないでしょう」 たしかに、ミズノの動画リレーに登場するなど、スポンサーからも依然として重宝がられているようだ。 昨年夏、本誌(「週刊新潮」)は、なべが住む東京・世田谷の80坪の豪邸に出入りする池江の様子を報じた。 なべといえば「施術」あるいは「気を送る」と称して、王貞治氏ら病に苦しむ人々を救ってきたと自著で豪語する怪人物。 実際、依然として彼女にとりつき、離れようとしない。 かくて話題性を得たなべ本人も余勢を駆ってネット発信を始めた。 2月末、YouTubeで「なべおさみチャンネル」なるものを開設したのだ。 5月12日現在のチャンネル登録者数は226人。 もっとも、1本収録するたびに吉本からギャラが支払われているのですが」(同).
次の提供 SNSで近況を報告している池江選手(共同通信社) 「高校時代から池江さんは、自分の力を信じて努力を続けてきた人です。 スピリチュアルなこととはまるで無縁で、ゲン担ぎをするタイプでもなかった。 だから、今回の一件には本当に驚きました」 そう言って首を傾げるのは、水泳の池江璃花子選手(19才)の友人だ。 彼が指摘するのは、『週刊新潮』(9月5日号)が報じた、《「池江璃花子」と「なべおさみ」奇怪なる巡り合い》という記事。 同誌には、池江選手がなべおさみ(80才)の東京・世田谷の豪邸を母親と訪れたり、銀座のイタリア料理店で食事を共にする姿が写真付きで掲載されていた。 「白血病で闘病中の池江さんが、なべさんの家を訪れたのは、彼の『手かざし療法』を受けるためでした。 新潮と同じ週に発売された『フライデー』(9月13日号)にも同じ内容の記事が掲載されていて、それによれば、なべさんは池江さんの入院する病室でも手かざし療法を行っていたそうです。 お盆に退院してからは、池江さんがなべさんのお宅を週に数回訪れて施術を受けていたとあり、関係者を驚かせました」(スポーツ紙記者) 来年の東京五輪で金メダルの最有力候補とされながら、今年2月に白血病を告白した池江選手。 以降は時折更新されるSNSが、唯一彼女の近況が知れるメディアだった。 コメディアンのなべは、ワイドショーの『ルックルックこんにちは』(日本テレビ系)の「女ののど自慢」の司会を担当するなど、一時はお茶の間の顔といわれる存在だった。 しかし、1991年、息子の大学入試で替え玉事件を起こし、芸能活動を自粛。 復帰後は、芸能界とは異なる分野の活動を活発化させていた。 2015年に出版された自著の『昭和の怪物 裏も表も芸能界』(講談社)には、2006年に胃がんのため胃の全摘手術を受けた王貞治さん(79才)に「手かざし療法」を施した様子をこう綴った。 《手当は簡単です。 王さんに手を当てがい、ここからは説明は不可能です》(『昭和の怪物 裏も表も芸能界』より、以下《》内同) なべの説明によれば、施術では手をかざしながら、《よーし、見つけたぞ、隠れるな隠れるな》《こっちにおいで。 私の中で仲良く生きよう。 大丈夫殺しゃしないさ、さあおいで!》などと相手の体に語りかける。 すると相手の「病の気」がなべの体に移るという。 《私に助けられた人の気が、私に移ってくるから、本人は肉体の回復をみるのです。 が、その分、私は私の体に移った病の気の為に、しばらくの期間は苦しみます。 だからその間に健康診断など受けようものなら、途端にアウトです。 初めて公にしますが私は今日まで、六度のガン告知を受けています》 つまり相手のがんを、なべが「引き継ぐ」というのだ。 そもそも「手かざし療法」とは何か。 「手のひらや指先を患部などに当てたりかざしたりして、体の不調を治すという療法。 触手療法や手のひら療法などといわれることもあります。 難病などを癒す目的のほか、宗教的行為として行われることがあります。
次の「新潮」によれば、今年2月に白血病を公表した池江が母親を伴い、東京・世田谷にあるなべの自宅を訪問し、なべの自宅で1時間ほど滞在したという。 なべは以前から「施術」と称して、がん患者などに「気」や「パワー」を送る謎の民間療法を行っており、池江の母親が知人を通じなべと知己を得て、高額の謝礼を払って相談に乗ってもらっていたと記事には書かれている。 「記事中で特に気になったのが、2年前に乳がんで亡くなった小林麻央さんも、なべさんの施術を受けていたという部分です。 なべさんは麻耶も含めた小林姉妹と交流があったということですが、確かになべさんは麻央さんが亡くなったすぐあとに行った単独ライブで、麻央さんのことに言及していました。 当時、なべさんがそんなことを行っているとは誰も知らず、周りも気にしていなかったのですが、一部の関係者からは『ちょっと不謹慎なのでは……』という声が上がっていたのを覚えています」(芸能事務所関係者) 当然ながら、まだ未成年で日本を代表する水泳選手である池江に近づくなべに対し、世間の目は厳しくなっているのだが、古くからなべを知る芸能関係者は語る。 「一言で言えば『怪しい』ということなのですが、医学的な面もさることながら、ほかにも心配な点があります。 それは、とにかくなべさんは病的なほどの女好きだという点です。 小林麻央さんや池江の例をみればわかるように、率先して美女を施術するという傾向があるんです。 治療とともに、今後は競技復帰の問題にも直面するだろう池江の気持ちに、なべさんがつけこんでいるとすれば、何か問題が起こらないとも限りませんよ」 先月にはSNSで東京ディズニーランドへ行ったことを報告し、ファンを喜ばせた池江。 (文=編集部).
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