もくじ• html じゃがいもには多くの野菜のように、この時期に植え付けてこの時期に収穫をすると言うような、綿密な収穫スケジュールはありません。 植付けてから約3ヶ月、具体的な期間を言いますと90日から100日前後という時期だけ守ってもらえれば大丈夫です。 この時期のじゃがいも、 春じゃがいもの場合は2月から3月上旬までに植え付けて、5月から6月上旬の梅雨入り前に収穫するというスケジュールが多いです。 九州では、6月に入るとすぐ収穫するそうです。 梅雨時期の収穫は、じゃがいもが病気に侵されたり、腐敗しやすくなるので、梅雨入り前に収穫するのが最適です。 収穫は早めに! 100日近くなったら、なるべく早く収穫して下さい。 収穫が遅れれば表面が傷んだり、ネズミや昆虫、モグラなどに傷付けられたり腐敗や病気のリスクも高まります。 また、じゃがいもは連作障害も起こしやすいので、同じスペースで何度も育てている場合は収穫時期の見極めに充分注意しなければなりません。 収穫のタイミング この時期、じゃがいもと言えば、2つタイプのじゃがいもがありますよね。 1つは通年美味しく食べられる、ゴロゴロと大きなじゃがいも。 そしてもう1つ、小振りで皮が薄い新じゃが。 通常のじゃがいもを収穫するか、新じゃがを収穫するかでタイミングが変わってきます。 じゃがいもの好みや量に応じて、収穫のタイミングを見極めて下さい。 このタイミングで収穫できる新じゃがは、まだ未熟なじゃがいもなので小さめで水分が多く、加熱するとねっとりした食感になります。 また、皮が薄く茹でれば手で擦ってすぐに剥けますし、皮ごと食べる事もできます。 しかし、水分量が多いので、通常のじゃがいもより日持ちはあまり長くないです。 量が少なく、すぐに使い切れるならば、全て新じゃがとして収穫するのも、また面白いです。 葉や茎が枯れてきたら、じゃがいもが完全に成長したサインです。 通常のじゃがいもはデンプン質が多く、加熱するとホクホクとした食感になります。 また、皮が厚く水分量も少なめせ、保存性が高いです。 量が多くて使い切れそうになかったり、直ぐに使う予定がない場合はこのタイミングでの収穫がおすすめです。 収穫は晴天続きの日 雨天時、雨天翌日は土が湿って柔らかくべちゃべちゃです。 そのような状況では、じゃがいもが掘り起こし辛く、著しく作業効率が落ちます。 更に、じゃがいもは必要以上に水分を含むと腐敗しやすくなり、日持ちも悪くなります。 作業効率を上げ、じゃがいもを長持ちさせる為にも、収穫は 2、3日晴天が続いて、土が乾いてから行って下さい。 ・ 芽かき 芽の長さが20cm位まで成長したら、よく育っている芽を1本か2本だけ残します。 この時、種いもごと引き抜かないように、茎の根元を押さえて、引き抜いて下さい。 何本も芽を残しておくと、栄養分が分散して小さなじゃがいもが多くなります。 大きいじゃがいもを収穫したい、短期間で集中的に栽培したい。 そんな考えを持っている方々には必須の作業です! ・ 花を摘んでおく れんこんなどの根菜類と同じように、じゃがいもも花を咲かせる時にはエネルギーを消費します。 そのエネルギーは、じゃがいもの栄養分を使って作り出します。 花が咲く時期はじゃがいもが太り始める時期でもあります。 その為、じゃがいもの栄養分が開花に奪われ、 大きいじゃがいもが育ちにくく、旨みやホクホク感も弱くなります。 花は綺麗で勿体ないですが、見付けたら摘み取って下さい。 ・ 試し掘りをする 収穫のタイミングを見極めたら、土を掘り返してじゃがいもが実っているかを確認してみます。 まだ小さいなと思ったら、土を戻して育つまで待ちます。 収穫方法 じゃがいもが育って、収穫日を決めたら、いよいよ収穫していきます。 収穫は、次のような手順で行っていきます。 ・ 茎を束ねる 大きく育ったじゃがいもの茎の根元をしっかり持って、そのまま束ねます。 ・ 引き抜く 茎の根元を束ねたら、少しずつ蔓を引き抜いていくと、じゃがいもが掘れます。 引き抜いた後も土を掘っていき、じゃがいもを掘り当てていって下さい。 これぞ正に芋づる式です。 次に紹介するじゃがいもが掘り起こされた場合は、取り除いて下さい。 ・ 未熟なじゃがいも 収穫してみると、中には小さい未成熟のじゃがいもが出てくると思います。 そう言ったじゃがいもは、葉っぱと一緒に潔く捨てて下さい。 と言うのも、未成熟のじゃがいもには ソラニンやそれに類いする物質が多く含まれています。 ソラニンは加熱しても死滅しないので、そのまま体内に入ると腹痛や吐気、症状が重いと呼吸困難になったりして、害を及ぼします。 蔓を引き抜いて、 2cm以下のじゃがいもが出てきたら、それは収穫せずに捨てて下さい。 ・ 傷が多い 腐敗してはしてなくても、 傷が目立つじゃがいもの収穫は避けて下さい。 多少は仕方ないですが、余りにも傷が多いと、その部分に雑菌が付着して入り込むと、腐敗させる恐れがあります。 表面が乾燥してないと腐敗の原因にもなりますし、あまり日持ちがしないです。 土が付いているからと言って、調理直前までは 洗ったりもしないで下さい。 じゃがいもの保存場所 表面を乾燥させて、じゃがいもを保存していきますが、その時は次の条件が当てはまる場所に保存して下さい。 ・ 光の当たらない場所 じゃがいもに長時間光が当たると、水分が抜けて シワシワになったり、光合成をして 皮が緑色に変色します。 緑色に変色する緑化が進むと、芽が育ってソラニンやえぐみの原因になるアルカロイドが合成されて、じゃがいもの質が落ちたり食べられなくなります。 ・涼しい場所 じゃがいもは冷涼な気候を好む作物なので、収穫後も似た温度の下で保存して下さい。 具体的なじゃがいもの保存方法 難しくなってしまいましたが、下のような方法で保存している家庭が多いようです。 ・ コンテナや段ボールに入れて蓋をして保存 場所は1番光が当たらない、玄関や台所が多いようです。 ・倉庫の棚を網で囲って保存 網をしないとネズミが寄ってくるそうです。 ・ 冷蔵庫で保存 春先は常温でも大丈夫ですが、梅雨前後からは新聞紙に包んで冷蔵庫か、野菜室での保存が多いようです。 この環境下で保存すれば、通常のじゃがいもならば 最低でも1ヶ月、より整っていれば 数ヶ月は保存が可能となります。 新じゃがの場合は 最低で2週間から3週間、長くて2ヶ月程度です。 因みに、私の実家にじゃがいもが送られてきた時は、新聞紙を敷いた段ボールを蓋して台所に置くか、野菜室に入れて保存していました。 その上、デンプン質も壊れてホクホク感がなくなってモソモソして、 味や食感が落ちます。 じゃがいもの状態をチェックする 春じゃがいもは梅雨入り前後の多湿と気温の上昇が重なるので、どうしてもじゃがいもが 腐敗しやすくなったり、芽が育って伸びてきます。 貯蔵している中に腐敗したじゃがいもが1つでもあると、そこから雑菌などが大量に繁殖します。 すると、無事なじゃがいもまで腐敗し、貯蔵分全てが腐るなんて事態も起こる可能性があります。 腐敗したじゃがいもは、一目見れば明らかに腐っていると解りますし、異臭もします。 そんなじゃがいもを見付けたら、速やかに取り除いて、処分して下さい。 また、芽が育つと、それだけエネルギーを消費して、じゃがいもから栄養分が取られてしまうので、萎びたりしてじゃがいもの質が徐々に低下してきます。 伸びてきた芽は取り除いて、エネルギーの消費を防いで下さい。
次のジャガイモは春植えが育てやすくておすすめですが、温暖地域では秋植えも出来ます。 失敗が少なく初心者でも育てやすい根野菜です。 温暖な地方で秋植えする時は8月下旬~9月上旬に種イモを植えておくと、その年の11月~12月頃には収穫を楽しむことが出来ます。 ジャガイモは冷涼な気候で日当たりの良いところを好む野菜。 育てやすい品種は、メークィーン・男爵・キタアカリ、デジマニシユタカなど、品種も豊富で子供と一緒に芋掘りも楽しめる家庭菜園にはぴったりの野菜です。 ジャガイモに含まれる栄養素は、・ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・食物繊維・鉄・カリウムなど。 必須アミノ酸も豊富に含みます。 ジャガイモのビタミンCは熱に非常に強く壊れにくいのも特徴です。 ガン・高血圧・心筋梗塞などの成人病の予防や美容に良いと言われている栄養素がたっぷり含まれている健康野菜です。 土の中を掘ってゴロゴロとジャガイモを掘り出す楽しさを味わえるのがジャガイモ栽培の魅力。 ベランダのプランター栽培でも十分に育てられるので、ジャガイモ栽培にぜひチャレンジしてみましょう。 ジャガイモは (・)と(・)の年2回、収穫までは植え付けから約3か月。 温暖地のジャガイモは生育期間が短いので茎葉を早めに育てましょう。 ジャガイモにはウイルス病などがあるので必ず検査に合格した専用の種イモを使用する事が上手に育てるコツです。 芋類の中でも水分を多いため病害を受けやすいので注意。 ジャガイモを育てる時のコツは土寄せです。 イモが地上に露出したまま育てると緑色に変色するので用土は少なめにしてその都度足しましょう。 ジャガイモには連作障害があるので3年以上間隔を空ける。 酸性土壌を嫌う性質なので用土のペーハー調整を行ってから植え付ける。 お店で売られているジャガイモでも育てられますが、種イモで伝染するウイルス病があるので市販の検査済みの種イモを購入することをおススメします。 お店で売られているジャガイモでも育てられますが、種イモで伝染するウイルス病があるので市販の検査済みの種イモを購入することをおススメします。 ジャガイモの品種は男爵イモとメークインがが全体の半分を占めていて、新品種も育成されていますが知名度の高いこの2品種を超えるものは出ていません。 人気の品種は「キタアカリ」「トヨシロ」「ニシユタカ」「ホッカイコガネ」「セトユタカ」「ワセシロ」など。 カラフルなジャガイモもあり、皮の赤い「ベニアカリ」「アイノアカ」、肉色が濃い黄色の「アンデス赤」「ジャガキッズレッド」、肉食の赤い「インカレッド」、紫色の「インカパープル」「ジャガキッズパープル」が有名です。 ジャガイモには春植えと秋植えに向く品種があります。 春植えは「男爵芋」「メークイン」、秋植えは「デジマ」「普賢丸」「アンデス赤」が代表的な品種です。 ジャガイモは袋にいれたまま暖かい場所で保管しておくと、もやしの様な芽が伸びて植え付けに支障をきたします。 楽天市場の種イモ一覧は amazonの種イモ一覧は ジャガイモ栽培に適したプランターの大きさ ジャガイモ栽培のプランターサイズは大型(60㎝~)で深型のものを利用しましょう。 ジャガイモはまし土を頻繁に行うので、浅型のプランターは向いていません。 ベランダ菜園でじゃがいも栽培を行う時は土のう袋などを使えば限られたスペースを有効に使うことができます。 ジャガイモ栽培に適した用土の種類は? 植え付ける2週間前に土作りを済ませておくようにしましょう。 市販のならすぐに植え付けできるので便利です。 ジャガイモの土作り(露地栽培) 露地栽培でジャガイモを育てる時は、植え付ける2週間前には苦土石灰を全面散布して良く耕しておきましょう。 ジャガイモの元肥は植え付け時に与えるので、前もって施しておく必要はありません。 温暖地でジャガイモを育てる場合は、生育期間が短いためしっかりした太い茎葉に育てることがポイント。 有機肥料は効果の発現が遅いので化成肥料を加えて調整します。 窒素分の多い肥料を使うと水っぽい芋になってしまうので、ジャガイモ専用の肥料を使うなどしましょう。 ジャガイモは酸性の土壌(pH5. 0未満)を極端に嫌うデリケートな野菜です。 写真のようなペーハーメーターを使ってペーハー値を測定して適正な土壌酸度を確保しましょう。 酸性になっている時は石灰等を混ぜてpH値が5. 0~6. 0の範囲になるように調整します。 ジャガイモをプランターや鉢で育てる時は「まし土」行うので、用土の量は鉢の6割程度にしておきます。 用土を入れ過ぎるとまし土が出来なくなったり、水やり時に用土が流れ出てベランダが汚れてしまう原因になるので注意しましょう。 お店で売られているジャガイモでも育てられますが、ウイルス病に感染していることがあるので検査済みの種イモを購入することをおすすめします。 植え付ける1か月前に種イモを日光に当てて丈夫な黒紫色の若芽を伸ばしてやりましょう。 発芽促進、黒あざ病菌の予防になります。 ジャガイモは袋にいれたまま暖かい場所で保管しておくと、もやしの様な芽が伸びて植え付けに支障をきたします。 種イモの下準備を行う 春植えのジャガイモは60g以下の種イモはそのまま植え付けます。 それ以上の種イモは芽が集中している部分を切り落とし、そこを頂点にして芽数が均等になるように縦に半分に切って植え付けましょう。 秋植えの場合は35g前後の小さな種イモから植えると育ちが良くなります。 大きな種イモは芽を付けて複数に切り分けて植え付けましょう。 ジャガイモの導管はストロンから縦に伸びていて横に切ると導管を切ってしまって萌芽しません。 芽は芋の頂部に集中していて、そこから太くて強い芽が育ちます。 つまり芋の頂部を入れて立て切りすれば芽を均等に出来ます。 秋植えのジャガイモは気温が高いと腐って育ちが悪くなるので、切らずに畑にそのままのサイズで植え付けましょう。 ジャガイモは切り口が湿ったまま植え付けると腐敗の原因となります。 すぐに植え付ける時はケイ酸白土や草木灰を付けて乾燥させ、直ぐに植え付けないのであれば2~3日ほど反日蔭でしっかり乾燥させるようにしましょう。 乾燥させることで切り口にカルス(傷口を塞ぐために増殖する組織)が形成されます。 ジャガイモは植え付けの1週間ほど前から日光を当てておくと発芽と芽の緑化が促されます。 直射日光でなくてもコンテナや紙袋に入れて屋外に2~3日置いても大丈夫です。 春植えのジャガイモは日光に当たると皮が緑色に変化する性質があります。 緑化したジャガイモはソラニンという有害物質が含まれています。 食用としては向きませんが、種イモとして使う場合は問題はありません。 ジャガイモの種イモを植える時のコツとポイントは?種イモの植え付け時期は? ジャガイモを春に植えるときは、2月下旬から桜の咲く頃にジャガイモが萌芽するようにその2週間から1か月前までに植え付けましょう。 種イモは地表面から10㎝ほどの深さに植え付けます。 ジャガイモをプランターで育てる時は、用土の量はプランターの半分程度にしておきましょう。 これは後からまし土を行う時に用土が溢れないようにするためです。 植えつける間隔は20~30㎝、ジャガイモは日当たりの良い場所を好むので葉が込み合わない幅になるように株間を空けて、芋の切り口は下に向けて種イモを置いていきます。 下向きにする理由は植え付け後に雨が降ったときに腐敗しにくいからです。 ジャガイモを植え付ける間隔は靴1足分(20~30㎝)が目安です。 移植ごてを使って計る方法もあります。 植え付ける間隔が狭いと根が干渉して生育が悪くなり掘り出す時に絡まった根が切れて地中に残ってしまう事があるので注意しましょう。 ジャガイモは植え付ける間隔が狭いと隣り合う根と根が干渉して生育が悪くなり、掘り出す時に絡まった根が切れて地中に残ってしまう事があるので注意しましょう。 大型プランターでジャガイモを栽培する時は2株まで、鉢植えは1株までとします。 それ以上植えると水分や養分を取り合ってしまい、イモが小さくなってしまうからです。 ジャガイモは基本は芽を上に向けて植え付けますが、写真では切り口を上を向けて植えています。。 これは「逆さ植え」という篤農技術で、芽かきの手間が減り病害虫に強い昔から伝承されてきた栽培方法です。 一般ではタブーとされる植え方ですが、最近の研究では病害虫に対する抵抗性が誘導され環境適応性も向上することが明らかになっています。 逆さ植えは萌芽はやや遅れます。 土の圧力を受けているため弱い芽は生育が出来ず強い芽だけが地上部に発芽するため芽数が減り芽かきの必要がなくなるというメリットがあります。 ジャガイモの種イモを植えたあとは種イモと種イモの間に元肥を施しておきます。 堆肥と化成肥料を30g程度施して5cm~7cmほど覆土し軽く手のひらで用土を押さえて密着させましょう。 ジャガイモは生育期間が短いので元肥を主体に育てることが収穫量を増やすポイントになります。 ジャガイモの植え付けは春植えは2月中旬~3月下旬、秋植えなら8月下旬~9月中旬とします。 (地域によってズレがあります。 秋植えの場合は植え付けた後、地温の上昇を抑えるために敷き藁を被せてやりましょう。 家庭で育てる場合は新聞紙などでも代用できます。 早掘りを目的とする場合は、マルチ栽培がおすすめ。 マルチが芽で盛り上がったらフィルムを切って芽を出してやりましょう。 フィルム切りの手間を省くためにマルチング後に種イモを押し込む方法がありますが、この方法は萌芽が少し遅れます。 ジャガイモをたくさん収穫するには芽かき作業が欠かせません。 ジャガイモは種イモから芽がたくさん出ると収穫できるイモの数は増えますが、どうしても型が小さくなってしまいます。 大きなイモをたくさん収穫するためにはジャガイモ栽培では芽かき作業が絶対に欠かせません ジャガイモは種イモを植え付けてから約30日ほどすると草丈が10㎝程度に成長しますが、その頃が芽かきのタイミングになります。 (春植えは4月中旬~下旬、秋植えは9月中旬~下旬が目安) 品種や収穫時期で本数は変わりますが、早掘り栽培では芽は1本、通常は元気の良い芽を2~3本残して他の芽は全てかき取ってしまいましょう。 ジャガイモの苗は、間引く茎以外の根元を手で押さえるようにすると上手に引き抜くことが出来ます。 ハサミなどを使って芽の根元を切ってもかまいません。 ジャガイモの芽かきをする際に誤って種イモがぬけてしまうことがあります。 抜けてしまった場合でもすぐに植え直せば大丈夫です。 茎の数を残し過ぎると実は沢山なりますが、一つ一つの実が小さくなってしまいますので2本前後にするのが大きなジャガイモを収穫するコツとなります。 ジャガイモの水やりの頻度。 水やりの回数(タイミング)は?1回の水やりで与える水の量はどれくらい? ジャガイモの水やりのタイミングと与える量ですが、種イモを植え付けた後はたっぷりと水やりを行いますがその後の水やりは殆ど必要ありません。 露地栽培の時は自然に降る雨だけで十分に育ちます。 ジャガイモの生育初期は水分を必要とするので、プランターで育てる時は用土が乾いたら水やりを行いますが、栽培の後期は乾燥気味に育てるようにします。 ジャガイモは水やりの頻度が多いと種イモが腐ったり病害(疫病)に掛かることがあるので、必要以上の水やりは控えるようにしましょう。 ジャガイモの追肥の時期はいつ頃?追肥のタイミングと与える量はどれくらいなの? ジャガイモは生育状態を見て2回追肥を行います。 1回目の追肥は、植え付けから約30日経った頃で、芽かきを行う時と同時期に施しましょう。 ジャガイモは発芽してから20日ほどすると土の中で実が肥大し始めるので、追肥のタイミングを逃さないようにします。 プランター栽培では1株当たりに対して化成肥料10gを株周辺に撒いて用土と混ぜ合わせましょう。 露地栽培では株に沿って1㎡あたり20~30gの化成肥料をばらまくように与えます。 ジャガイモの2回目の追肥のタイミングですが、苗に蕾が付いた頃に行います。 2回目の追肥とまし土の量は1回目と同程度(化成肥料10g)で同じように株元周辺に与えましょう。 追肥で注意するポイントは肥料と種イモが直接触れ合わないようにすること。 ジャガイモのまし土 ジャガイモのまし土のタイミングは?まし土の時期とやり方 追肥が終わったら新しい用土を10cmほど株の周辺に足してやります。 ジャガイモは上へ上へとイモがなるため、まし土を行うことが大きなイモが生育するスペースを確保することになるのです。 ジャガイモの2回目のまし土のタイミングは、2回目の追肥と同じタイミングで苗に蕾が付いた頃に行います。 2回目のまし土はたっぷりと行うようにしましょう。 株もとに土寄せして高畝にする事で、水はけと通気性が良くなりイモの腐敗と病害の予防につながります。 また、ジャガイモはまし土が少ないまま育てると、イモが太陽の光を浴びて緑色に変色してしまいます。 変色すると品質劣化の原因になるので注意しましょう。 窒素分の多い肥料を与えて過繁茂になると疫病を助長します。 窒素肥料は適量の範囲内で控えめにするのがポイント。 疫病にかかりやすい男爵やメークインを避けて品種選定をするのも良いでしょう。 ジャガイモの収穫方法と収穫時期・収穫どきはいつ?収穫のタイミングや収穫の目安を知って美味しい頃合いを見極めましょう! ジャガイモの収穫のタイミングは花が咲き終わり葉や茎が黄ばみだした時期。 生育期間が長く気温が高まると茎葉は自然と枯死します。 収穫が遅れるとイモが腐ったり表面が傷んだりするので最適な収穫時期を逃さないようにするのがポイント。 ジャガイモは地表から20㎝までの浅い位置にイモが出来ます。 プランターや面積が少ない畑では皮むけしないように丁寧に手で掘り出しましょう。 面積の大きな畑ではイモを地表に掘り出せる「ポテトディガー」という作業機械も便利です。 この機械は小型トラクターや耕うん機に装着でき手彫りに比べて傷がつきにくく効率的に収穫作業が行えるもの。 ジャガイモは なるべく畑が乾燥している時を見計らって収穫しましょう。 雨の日の収穫は避け、晴天が2~3日続いた後に収穫するように気を付けて下さい。 過湿状態や雨の日に収穫すると皮の表面が肥大してイモが腐りやすくなってしまいます。 掘りたてのジャガイモは呼吸が盛んです。 ジャガイモの収穫後は掘り出した場所で半日程度日光に当て、その後は通気性の良いコンテナなどに入れ、屋内の冷暗所で2~3日ほど呼吸熱を冷ましてやりましょう。 冷蔵庫で保存する時は密閉された袋に入れてはいけません。 ジャガイモは収穫後も呼吸を行っているため通気性の良い袋で保管することで貯蔵性が良くなります。 ジャガイモは種イモの選び方が重要で、良い種イモをしっかりと選べば初心者でも簡単に栽培できる野菜です。 スーパーなどに売っているジャガイモからでも育てる事は出来ますが伝染性のウイルス病に侵されていることがあります。 出来ればホームセンターや園芸店などで検査に合格した無病の種芋を購入して育てるようにしましょう。 プランターで栽培する時の生育初期は水やりを多めに行い、中盤以降は多湿にならないように気を付けることがポイントです。 ジャガイモは土寄せが足りないと病害が発生しやすくなるので土寄せをしっかりと行いましょう。 ジャガイモに発生しやすい病害には、「モザイク病」と収穫時期に「粉状そうか病」があります。 病害の発生を防ぐためには「連作をしない(2~3年以上)」「土壌の排水と通気を良くする」「ペーハー調整を行う」などのこれらの点に注意して栽培しましょう。 生育初期は疫病(発生しやすいのは梅雨時期)にかかりやすく、その症状は葉の一部が褐変して次第に株全体に広がる難病。 イモにも感染して異臭を放つようになり腐敗します。 病害を確認したら早めに薬剤を散布しましょう。 ジャガイモに発生する害虫は「アブラムシ」「テントウムシダマシ」「ヨトウムシ」です。 害虫の中には病原菌を媒介するものもいますので、これらを発見した場合は早急に駆除するか駆除剤をまくなど対策しましょう。
次のカテゴリー: 投稿日時:03月15日 今回は春に植えて初夏に収穫する じゃがいもの植え方についてご紹介します。 じゃがいもは家庭菜園の中でも割と手間もかからず、水やりの頻度も少ないので失敗も少なく簡単な分類に入ると思います。 それになんといっても、採れたての新じゃがは格別。 自分で作らない限りは採れたてが食べられる機会ってないような気がします。 じゃがいもを大きく育てるまでのトラップ ただ 新築住宅などの庭で行う家庭菜園では、じゃがいもを 「大きくする」ことに難しさがあります。 ポイントとしては、葉をたくさんつけ大きくする、収穫時期がくるまでちゃんと待つ、という2点だけなのですが、初心者の方からすると失敗してしまうトラップが…。 それは多く収穫したいからと欲張って 植え付け間隔狭めてしまうこと。 そうすると栄養が分散して大きく育ちにくいです。 また春植えのじゃがいもを植える時期は、他にも色々な苗が売られてくる時期です。 他の野菜を植えたい(苗を買ってきてしまった)から、スペース確保のために じゃがいもの収穫適期を待たずに収穫してしまう、ということも大きくならない原因の1つです。 家庭菜園では庭の大きさによって育てられる量に制限がありますから、欲張らずにスペースの利用方法を事前に計画しておくことが大切です。 種芋の準備 じゃがいもは種から植えるのではなく、2月中旬から出回る 「種芋」を植え付けて栽培します。 スーパーで売っているような芋は栽培用ではありませんので、衛生的に管理されたタネイモを購入しましょう。 メークインの種芋 男爵芋の育て方はこちらのでご紹介しています。 さて、じゃがいもを植えるための土作りですが、実はあまり行うことはありません。 植え付け前に施す「元肥」も必要ないですし、PHが弱酸性で整っていればそれでOKです。 植え付け前の石灰もいりません。 逆に肥料が多すぎる土を使うと水っぽくなる傾向があるようなので注意しましょう。 次に購入した種芋の準備です。 種芋はそのまま植えるのではなく、適当な大きさに切ってから土に植え付けます。 家庭でじゃがいもを食べるときに取り除いている「芽」の部分から発芽しますので、この芽の部分が均等に振り分けられるよう種芋を半分にカットしましょう。 写真の種芋の左側と下側が芽です。 種芋を切った直後に出てくる水分をキッチンペーパーで拭きとり、切り口から菌が入ったり腐ってしまうのを予防するために1日~2日程度日陰で乾燥させます。 表面がカサカサに乾燥したらOKです。 じゃがいもの植え付け ここまで準備ができたら次はいよいよ種芋を土へ植え付ける作業です。 両サイドに30cmほどのスペースをとり、真ん中に10cm~15cm程度の溝を作ります。 その溝に種芋の切り口を下にして、30cm間隔で並べていきます。 間隔が広くなる分には構わないですが、いっぱい収穫したいからといって狭くすると失敗の原因になります。 注意しましょう。 種芋を並べたら、 じゃがいもを植えた部分だけ両サイドから軽く土を盛ってあげます。 あまり厚くする必要はありません。 そして次に種芋と種芋の間の 土を被せていない箇所に軽く化成肥料をまきます。 こうすることによって直接肥料が種芋にあたることを防ぎつつ、じゃがいもが成長し根を伸ばし始めたタイミングで肥料が効くようになります。 最後に化成肥料を撒いた場所も土を戻して、じゃがいもの植え付けの完了です。 しばらくは種芋の養分で成長するので、適度に雨が降っていれば水やりは行わなくても大丈夫です。 じゃがいもの発芽は約20日~30日となります。 なかなか芽が出ないからと言って掘り返したりするのはやめましょう。 芽が出てこなくても意外と根が張り出しています。
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