雨 の トーテム ポール。 トーテムの意味と由来・トーテムポールの意味とモチーフ

パタポンで灼熱のステージでどうやって雨を降らすのか教えてくだ...

雨 の トーテム ポール

「トーテム」という言葉が初めてヨーロッパに紹介された本には、ネイティブアメリカンのオジブワ族と交易したジェイムズ・ロング氏の報告の記録がありました。 オジブワ族の狩人がうっかり熊を殺してしまい、「自分のtotamであるビーバーの怒りに触れたので、狩りができなくなってしまった」と語ったという話です。 ロング氏は「totam」を「守護精霊」と訳しました。 しかし、トーテムは一族のシンボルを意味しますが、守護精霊という意味はありませんでした。 本の出版から半世紀ほど経ってから、オジブワ族のキリスト教宣教師ピーター・ジョーンズ氏はオジブワ族の辞書を作り、より正確な意味でヨーロッパに紹介し、以来トーテムは学術用語として浸透しました。 なお、ロング氏が聞き取った「totam」は、「一族」を意味する「doodem」だろうと考えられています。 トーテムポールは18世紀後半、ヨーロッパ人がアメリカ西海岸に航海できるようになってから数多く報告されていますが、それ以前の記録は残っておらず、調査をしても18世紀以前のものは発見されませんでした。 その理由は、トーテムポールは木製の柱であり、雨風にさらされていたからです。 北アメリカ西海岸は雨が多く、木が腐食しやすいといいます。 そして先住民たちにとってトーテムポールは建てることにこそ意味があり、自然のまま朽ちて土に返っていくのが良いとされ、保存や修復は意味のないものとされていました。 しかし20世紀に入ると、先住民たちに伝統文化を守ろうという意識が芽生え始めて、トーテムポールを保存するようになります。 1970年以降になると、博物館や公園などに展示するレプリカが作られるようになり、1970年代後半には、再び先住民の象徴としての新しいトーテムポールが建てられるようになりました。 トーテムポールの種類 「トーテムポールには物語がある」とよく言われています。 ポールに彫られたトーテムには、それが使われる理由が語り継がれているからです。 トーテムポールを建てることは、先住民族たちにとって大変名誉なことでした。 トーテムポールが建てられると、ポトラッチというお披露目の儀式が開かれます。 そこでポールの命名や、建てるに至った経緯、刻まれた彫刻の由来を語り、飲めや歌えやの大宴会が開かれます。 現在、先住民族たちが建てているトーテムポールにもこうした物語が刻み込まれています。 ポトラッチを開いた回数も重要で、それは「リングの数」として表現されています。 リングはポールの上の方に彫られていたり、人が彫られている場合は人物が嵌めていたりします。 そしてポトラッチをやらずにトーテムポールを建てることは、とても恥ずべきものという認識もあります。

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トーテムポール日本一の公園、流山運動公園

雨 の トーテム ポール

「トーテム」という言葉が初めてヨーロッパに紹介された本には、ネイティブアメリカンのオジブワ族と交易したジェイムズ・ロング氏の報告の記録がありました。 オジブワ族の狩人がうっかり熊を殺してしまい、「自分のtotamであるビーバーの怒りに触れたので、狩りができなくなってしまった」と語ったという話です。 ロング氏は「totam」を「守護精霊」と訳しました。 しかし、トーテムは一族のシンボルを意味しますが、守護精霊という意味はありませんでした。 本の出版から半世紀ほど経ってから、オジブワ族のキリスト教宣教師ピーター・ジョーンズ氏はオジブワ族の辞書を作り、より正確な意味でヨーロッパに紹介し、以来トーテムは学術用語として浸透しました。 なお、ロング氏が聞き取った「totam」は、「一族」を意味する「doodem」だろうと考えられています。 トーテムポールは18世紀後半、ヨーロッパ人がアメリカ西海岸に航海できるようになってから数多く報告されていますが、それ以前の記録は残っておらず、調査をしても18世紀以前のものは発見されませんでした。 その理由は、トーテムポールは木製の柱であり、雨風にさらされていたからです。 北アメリカ西海岸は雨が多く、木が腐食しやすいといいます。 そして先住民たちにとってトーテムポールは建てることにこそ意味があり、自然のまま朽ちて土に返っていくのが良いとされ、保存や修復は意味のないものとされていました。 しかし20世紀に入ると、先住民たちに伝統文化を守ろうという意識が芽生え始めて、トーテムポールを保存するようになります。 1970年以降になると、博物館や公園などに展示するレプリカが作られるようになり、1970年代後半には、再び先住民の象徴としての新しいトーテムポールが建てられるようになりました。 トーテムポールの種類 「トーテムポールには物語がある」とよく言われています。 ポールに彫られたトーテムには、それが使われる理由が語り継がれているからです。 トーテムポールを建てることは、先住民族たちにとって大変名誉なことでした。 トーテムポールが建てられると、ポトラッチというお披露目の儀式が開かれます。 そこでポールの命名や、建てるに至った経緯、刻まれた彫刻の由来を語り、飲めや歌えやの大宴会が開かれます。 現在、先住民族たちが建てているトーテムポールにもこうした物語が刻み込まれています。 ポトラッチを開いた回数も重要で、それは「リングの数」として表現されています。 リングはポールの上の方に彫られていたり、人が彫られている場合は人物が嵌めていたりします。 そしてポトラッチをやらずにトーテムポールを建てることは、とても恥ずべきものという認識もあります。

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雨のトーテムポール

雨 の トーテム ポール

カナダの北西部の海に浮かぶハイダ・グアイは南北300kmにもおよぶ群島です。 この群島の南側3分の1を占めているのがグアイ・ハアナス国立公園。 グアイ・ハアナス国立公園はカナダの先住民であるハイダ族の集落跡などの貴重性から、1981年世界遺産に登録されています。 そのため現在ではハイダ・グアイ(カナダ)の歴史スポットとして観光客に人気の場所となっています。 また公園内では苔をまとったベイトウヒなど温帯雨林の景色も楽しめます。 自然に還るのを待つ朽ちたトーテムポール グアイ・ハアナス国立公園の南端に位置するスカン・グアイ島にはニンステンツと呼ばれるハイダ族の集落跡があります。 この集落跡には廃墟となったかつての住居とその庭先に立つ朽ちたトーテムポールだけが残り、ハイダ族の歴史を物語っています。 カナダの先住民族にとって墓標や家紋を意味するトーテムポールですが、別の場所で保存をするよりは森の中で自然に還る方がよいというハイダ族の意向によって自然のまま朽ちていくのを待っている状態です。 ハイダ族の歴史と文化を知ることができるハイダ・ヘリテイジ・センター 群島の北側に位置するグレアム島にはハイダ族の歴史や文化を伝える役割をもつハイダ・ヘリテイジ・センターがあります。 広大な敷地の中にはハイダ族の伝統的な住居であるロングハウスが10棟建てられていて、それぞれの建物が民俗資料館やギャラリー、カフェ、ギフトショップなどとして利用されています。 中にはハイダ族の工芸職人が彫刻をしている姿を見られる場所などもあり、今を生きるハイダ族の人々の様子を知ることができます。 古くからの土地を捨てて移り住んだオールド・マセット ハイダ・ヘリテイジ・センターがあるグレアム島の北端には、オールド・マセットと呼ばれるハイダ族の集落があります。 この集落に人々が住み始めたのは19世紀後半のことです。 ヨーロッパ人が持ち込んだ伝染病によってそれぞれの集落の人口が激減してしまい、住んでいた土地を捨てて移住した先がこのオールド・マセットなのです。 古くからの土地を捨てて人々が集まったこの集落には、現在ハイダ族のアーティストたちのギャラリーやギフトショップが点在しています。 歴史だけでなく豊かな自然にもふれあえるハイダ・グアイ カナダの北西部にあるハイダ・グアイの歴史スポットをご紹介しました。 こちらの群島はご紹介した観光スポット・歴史スポット以外にも、たくさんの見どころがあります。 とくに「カナダのガラパゴス」ともよばれるグアイ・ハアナス国立公園では、温帯雨林特有の景観と豊富な野生生物を見ることができます。 カナダ旅行を計画する時には自然豊かでカナダの先住民族の歴史・文化にふれられるハイダ・グアイもぜひ候補に入れてみてくださいね。

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