<ノイズキャンセリングテクノロジーと歴史> ゼンハイザーはNoiseGardという独自のアクティブ・ノイズキャンセリング技術を開発・採用してきました。 これまでPXC 450やPXC 310BTといったヘッドフォンは市場で高い評価を頂いてきました。 その進化は現在発売中のMOMENTUM Wireless、MOMENTUM On-Ear Wirelessへと繋がり、PXC 550にも継承されています。 PXC 550のノイズガード機能は、ナチュラルなサウンドのバランスを変えずにレベル調整が自在です。 ナチュラルなサウンドバランスのため、長時間の利用でも聴き疲れがありません。 <高音質とワイヤレステクノロジー> PXC 550は、他のゼンハイザー製品と変わらず、最高の音を追求している商品です。 またゼンハイザー最大の特徴の一つであるワイヤレステクノロジー。 そのテクノロジーはPXC 550にも発揮されています。 ゼンハイザーはトップクラスの音質を誇るヘッドフォンとして世界各国で高評価をいただいていますが、プロフェッショナル音響の世界でも高評価をいただいています。 1945年の会社設立から、会社を支えてきたのはプロフェッショナルのためのマイクロフォン技術、特にワイヤレスマイクロフォンの開発力は世界最高峰のものでした。 70年が経った今なお、世界中で音にこだわり、ワイヤレスの多チャンネル利用が必要な、シビアな現場、例えばコンサートホール、オペラハウス、放送局、そしてトップクラスのミュージシャンなどの多くはゼンハイザーのワイヤレスマイクロフォンを利用し続けていただいています。 この点においても、世界トップクラスの音質評価をいただいているヘッドフォンに加えて、世界トップクラスのワイヤレス技術を搭載したゼンハイザーのワイヤレスヘッドフォンは、まさにゼンハイザーを代表する製品だと自負しています。 折り畳んだPXC 550を入れるためのキャリングケースも付属しています。 デザインは洗練されたシンプルさが特徴。 スーツなどのビジネスシーン、カジュアルなシーンのどちらにもフィットするデザインです。 イヤーパッドは柔らかいながらも適度な側圧で装着性は抜群です。 長時間利用していても疲れにくいことも特徴です。 操作性も優れています。 右のイヤーカップにはタッチセンサー式のリモコンを内蔵しており、簡単に操作ができます。 NFC対応スマホであれば機器同士のペアリングもワンタッチでできます。 また、ノイズキャンセリング機能のオン・オフも選択できます。 イヤーカップを回転させると電源がオンになり、イヤーカップをフラットな位置に回転させると電源がオフになります。 ヘッドホンを頭から着脱すると、音楽再生を一時停止・再開する「Smart Pause」機能は『Captune(キャプチューン)』から操作可能です。 内蔵バッテリーは3時間でフル充電状態になります。 再生時間は、Bluetoothとノイズガード機能をオンにした状態で20時間。 バッテリーの残量はCaptuneの画面上で表示が出せるほか、ヘッドホン本体側面に点灯するLEDランプの数で大体の残量が把握できる。 PCとUSBケーブルでつないで充電しながら音楽を聴くことも可能です。 <Captune> オリジナルの無料スマホアプリ『Captune』を使えば、ノイズキャンセリングのレベルを、最適なレベルに調整できます。 『Captune』にはノイズキャンセリングのレベル調整に加え、7バンドEQ、サラウンド効果、音楽プレーヤー機能、その他音声ナビゲーションやハンズフリー通話などの機能も設定可能です。 イコライザープリセットは8種類の音楽ジャンルを用意しており、ユーザーが好みのカスタマイズ設定を保存しておくこともできます。 4m スマートフォン対応マイク付きリモコンケーブル(L型ステレオミニプラグ) 付属品 : リモコンケーブル、キャリングケース、航空機変換アダプター、USBチャージングケーブル、6. 3mm変換プラグ その他の機能 折たたみ可能、ノイズキャンセリング機能 PDFの日本語取扱説明書につきましては、弊社ホームページののマニュアルからダウンロードして頂けます。
次の実際に装着してみたところ、見た目の「メカっぽさ」に反して、非常に軽くてフィット感があった。 撮影:小林優多郎 一方、ゼンハイザーは「音質面では妥協しない」(榊山氏)と方向性を明言。 加えて、本体の形状を改善することで物理的な遮音性を高めることで、同社が求める音質とノイズキャンセリングを同時に実現した。 わずかな時間ではあったが、筆者もMOMENTUM True Wireless 2を試してみたところ、確かにこの絶妙なバランスには驚いた。 ノイズキャンセリングの性能は、他社製(筆者は普段を使っている)と比べてやや力不足だが、電車内を想定した雑音程度ではクリアーに聞こえた。 かつノイズキャンセリングのオンオフで聞き比べた際、音質の劣化はほとんど感じられなかった。 撮影:小林優多郎 もちろん課題もある。 最も大きな障壁はなんと言っても価格だ。 ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 2」……3万9930円(税込)• ……2万8468円(税込)• ……3万580円(税込) また、チップセットとしてクアルコムの最新チップ(型番は非公開)を搭載としているが、対応コーデックは「SBC」「AAC」「apt-X」のみで、「apt-X HD」や「LDAC」といったより高音質なデータ転送規格に対応していない点も好みが分かれるポイントだ。 とはいえ、前述のとおり同社のこだわりの音質とノイズキャンセリング機能のバランス、本体重量12グラム(2つ分)の付け心地の良さは他社にはない魅力がある。 店頭などで試してみて一考してみるといいだろう。
次のゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 2」 ゼンハイザーから、完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 2」が発表された。 こちらの製品、2018年末に発売されたゼンハイザー初の完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless」の第2世代モデルになるが、単純に最新トレンドのアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しただけではなく、利便性を中心に、多岐にわたって大幅な進化を遂げている。 今回、完成前のサンプル機を入手し試聴させてもらうことができたので、機能面での進化点や音質の感触などをレビューさせていただこう。 カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色をラインアップ。 5月中旬発売予定で、市場想定価格は36,300円前後(税別) イヤホン本体はさらにコンパクトに! アクティブとパッシブの融合で実現したノイキャン機能を搭載 5月中旬の発売が予定されている新モデル「MOMENTUM True Wireless 2」だが、ぱっと見は初代と大差ないようにも感じられる。 しかしながら、実際の製品を細部までよく見てみると、多岐にわたり改良を押し進めている様子が伝わってくる。 なかでも特に感心させられたのが、イヤホン本体形状の改善だ。 この「MOMENTUM True Wireless 2」は、円柱形ハウジングに絶妙な角度で突き出たノズル部分が組み合わさった、特徴的なデザインを持ち合わせている。 こちらは初代モデルから継承しているデザインだが、よく見ると、ほんの少しだけ形状が変化していることがわかる。 ハウジング最底部の最大径は2mmほど小さくなっていて、ほぼ円形だったものがオーバル形状に変化しているのだ。 左が初代、右が第2世代モデルだ。 イヤホンの最大径が2mmほど小さくなり、デザインも円形からオーバル状となった 実は、このわずかな違いによって、格段にフィット感が向上していたりする。 幅広いユーザーが、より快適な装着感を得られるようになっているのだ。 実際、筆者も初代は装着がなんとかギリギリOKな状態だったが、新モデルではまったく問題なし。 女性ユーザーでも、よほど耳の小さい人でもないかぎり装着感に不満を持つことはないだろう。 しかも、遮音性についても初代とまったく変わらないクオリティを保持しているという。 実は、「MOMENTUM True Wireless 2」のアクティブノイズキャンセリング機能はフィードフォワードのみ、外側の2マイクによるデジタルノイズキャンセリングを行っていて、内側にマイクは置かれていない。 これは、音質を優先するためにあえてチョイスしたシステムレイアウトなのだという。 それもあって、イヤホン本体の遮音性を徹底追求して確保し、「パッシブ+アクティブの融合」による良質なサウンドを実現する、とメーカーはアピールしている。 実際、このコンセプトは巧みに製品に反映されていて、音質的な犠牲を最小限に留めるアクティブノイズキャンセリング機能が実現できている。 一般的なアクティブノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホンは、ノイズキャンセリング機能のオンオフで多少音質や音色傾向が変わってしまう嫌いがあるが、「MOMENTUM True Wireless 2」ではそれが皆無で、どちらもベストなサウンドを楽しめるようになっている。 これは、マイクメーカーでもあるゼンハイザーならではの独自ノウハウが大いに生かされている部分なのだろう。 実際、イヤホン本体のマイク配置部分には、9つの小さな穴が開けられていたりと、独特のデザインが採用されていたりもする。 そして、実機のアクティブノイズキャンセリング機能をオンにすると、全帯域にわたって外来ノイズが静められ、(音楽再生を止めていても)違和感のない静かな環境を実現できている。 おかげで、外音取り込み機能の音も比較的自然な音色だったりと、ことマイクまわりに関してはさすがといえる内容だ。 9つの穴が空いている部分に、アクティブノイズキャンセリングや外音取り込みで使用するマイクが内蔵されている もうひとつ、接続安定性についても強いこだわりを注ぎ込んでいるようだ。 まず、BluetoothチップにはBluetooth5. 1に対応しつつ、接続安定性の高さに定評のあるQualcomm社製SoCを採用。 同時に、受信性能の高いLDS(レーザーによる直接構造化を行う)アンテナもチョイス。 特にアンテナは、デザインや配置はもちろんのこと、素材に銅や金を採用するなど徹底した最適化を行っているという。 接続安定性に関しては悪環境でのテストは行えなかったが、ワイヤレスマイクの開発部門を持つゼンハイザーだけに、大いに期待できそうだ。 このほかにも、イヤホン本体で約7時間、専用ケースからの充電も含めると28時間ものロングライフ化を実現。 さらに、IPX4の防滴性能やGoogleアシスタント/Apple Siriへの対応など、さらなる利便性向上も追求されている。 専用アプリ「Smart Control」も用意され、好みのバランスにイコライジングできるのはもちろん、イヤホン本体のタッチパネルをカスタムしたり、先々にはファームウェアのアップデートなどにも対応できるようになっている。 ファブリック素材を使用した専用ケース。 イヤホン本体のバッテリーライフの改善もあり、ケースサイズはほぼ同じだが、バッテリー駆動は大幅に向上している 専用アプリ「Smart Control」にも対応(写真はベータ版)。 イヤホンのボタン操作のフルカスタマイズや、製品のアップデートなども行えるという ゼンハイザーらしい音質のこだわりにも注目! しかしながら、「MOMENTUM True Wireless 2」最大のアピールポイントは音質だったりする。 ドイツのハノーヴァー本社で開発したオリジナル7mm口径ダイナミック型ドライバーはもちろんのこと、aptXコーデックにも対応しているということなので、さっそくスマートフォン(OPPO Reno A)にaptXで接続、実際のサウンドを確認してみた。 「MOMENTUM True Wireless 2」の音質をチェック 確かに、ゼンハイザーならではのポリシーが感じられる、一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは一線を画す表現だ。 ニュートラルな音色傾向を持ちながらも、熱気のある、高揚感あふれるサウンドだ。 基本的にはボーカルやメイン楽器にフォーカスしたバランスで、距離感の近いボーカルが、抑揚に満ちたドラマティックな歌声を聴かせてくれる。 調子としてはややウォーミーで、息づかいの様子も普段より強めに伝わるが、シンガーの存在がとてもリアルに感じられる巧みな表現だ。 アコースティック楽器も得意で、特にヴァイオリンなどの弦楽器は、深みのある重層的な音色を楽しませてくれる。 そのため、YURiKA「鏡面の波 Orchestra Ver.」などは、普段にもまして素敵な歌声を楽しませてくれた。 いっぽうで、ドラムやベースなどの低域も印象的だった。 自然な音色、自然な広がりを持つ音で、フロアタムの音色がとても心地よい。 それでいて、打音のキレはしっかり保たれているため、グルーヴ感も良好だったりする。 ピアノは基音重視でややウォーミーな音色だが、これはこれで情緒的でいい。 完全ワイヤレスイヤホンとしては、頭ひとつ抜きんでたクオリティといえる。 最終サンプルの段階でこの音質を実現できているのは素晴らしいかぎり。 製品版のサウンドが体験できる日が、すでに待ち遠しく、とても楽しみだ。
次の