慢性 骨髄 性 白血病 余命。 白血病の種類別生存率と難治性白血病の平均余命について

白血病とは|症状や検査、治療、ステージなど【がん治療.com】

慢性 骨髄 性 白血病 余命

慢性骨髄性白血病(CML)とは 血液は血小板、赤血球、白血球などの血液細胞と呼ばれる細胞によって構成されています。 これらの細胞たちは、全て骨中心にある骨髄の中で生まれる「 」からできます。 幹細胞はまだプロフェッショナルな役割を持っていない未熟な細胞で、まだどの細胞にもなれる可能性を有している細胞です。 造血幹細胞は骨髄の中で増殖していきますが、まだ何も役割を持たない造血幹細胞ばかりが増えても生体にはなんらメリットがありません。 そのため、生体は造血幹細胞に役割を与えます。 このことを医学的には「分化」と言います。 これがどう白血病と関係しているのかというと、白血病の分類はどの細胞がどの成長段階で、どういったパターン・速度で増殖するのかをもとにして分類しています。 急性骨髄性白血病との違いは増える細胞が分化しているかしていないかの違いです。 急性骨髄性白血病では幼弱な芽球が大量に増殖しますが慢性骨髄性白血病では幼弱な芽球から成熟顆粒球までまんべんなく増えます(最も増殖するのは成熟顆粒球です)。 以下のグラフのようになります。 一般的には、症状がない慢性期でCMLと診断されることが多いです。 慢性期の症状 ・最初期は無症状 ・進行に伴い微熱や全身倦怠感、体重減少 ・白血病細胞の に伴う肝脾腫、腹部膨満感 II. 移行期の症状 ・肝脾腫の増悪 ・発熱、体重減少 ・骨痛 ・イマチニブ等治療薬への抵抗性を増す III. 急性転化期の症状 ・貧血 ・出血傾向 ・易感染性 多くは急性転化期の前に移行期をたどりますが、慢性期から移行期を飛び越えて急性転化期になることもあります。 急性転化期では、急性白血病と似たような症状を呈することが知られています。 慢性期や移行期から急性転化期に移行させないことがCMLの治療の際に大事になってきます。 まず人の染色体について説明致します。 染色体は2本1組で22組ある常染色体と、2本1組で1組しか存在しない性染色体があります。 つまり人には46本染色体があります。 長い染色体から1番、2番・・・と番号が振られ、22番まであり、性染色体はまた別の数え方をします。 CMLでは、この染色体のうちで9番と22番の染色体に異常が生じます。 何かしらの拍子で9番と22番染色体の一部がそれぞれ切れて、9番の切れ端が22番へ、22番の切れ端が9番へと間違ってくっついて、染色体として出来上がってしまいます(このことを といいます)。 すると、ありえない形の染色体が2組出来上がることになります。 ありえない形の2組の染色体の中で、もともとは9番染色体にあるはずの「ABL」という と、22番染色体にあるはずの「BCR」という遺伝子が一つの染色体上に存在する染色体がCMLでは出来上がります。 本来2本の染色体にそれぞれあったはずの遺伝子が、合体して、1本の染色体上に存在するわけです。 これが有名な「 」というものです。 フィラデルフィア染色体の上にはBCR-ABL融合遺伝子が存在しており、この遺伝子からできる産物は細胞をどんどん増やそうとする働きを持っています(このことを高いチロシンキナーゼ活性を持っている、と専門的に言います。 チロシンキナーゼ活性とは細胞分裂を促進させて細胞を増やす働きと理解してください)。 ざっくりいうと、転座して融合した遺伝子の組み合わせが、細胞を増やす働きを持っていたばっかりに細胞が腫瘍性に増殖し、体に害をなしているのです。 慢性期において、骨髄ではフィラデルフィア染色体由来のチロシンキナーゼ活性によってすべての成熟段階の血液細胞たちが増殖しています。 急性白血病とは異なり、それらは全てちゃんと分化することができるのですが、骨髄で細胞が増えすぎるばっかりに末梢血の方へ未熟な細胞(芽球と言います)のまま出てくることがCMLでは知られています。 移行期を経て、急性転化期になると未熟な芽球の割合が高くなります。 さて、ではなぜ急性転化期では未熟な芽球の割合が増えるのでしょうか。 CMLが進行していくと、フィラデルフィア染色体以外にも様々な染色体異常が付加的に起きていくことが知られています。 その中で、偶発的に造血幹細胞の分化能を担う染色体に異常が生じ、分化ができなくなるからCMLが進行すると、より未熟な芽球が増加するのです。 さて、以下にWHOが分類した正式なCMLの病期分類を載せます。 慢性骨髄性白血病(CML)の疫学 日本においてCMLと新たに診断される人数は、1年間に100万に当たり7~10人だそうです(国立がん研究センター 慢性骨髄性白血病 より引用)。 発症が多いのは50~60代で、男性にやや多いです。 小児にCMLを発症するのは稀です。 地域差などは特に認められていません。 慢性骨髄性白血病(CML)の5年生存率 CMLの は患者さん個人の状況を良く観察したうえで予測されます。 出典 病気がみえる Vol. 5 血液 第二版 白血病の基本情報.

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慢性骨髄性白血病の死亡確率ってどれくらいですか?あと家庭治療とかで治る...

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治験概要: 高リスクの骨髄異形成症候群、慢性骨髄単球性白血病、低芽球比率急性骨髄性白血病を対象とした治験。 ペボネジスタットとアザシチジンの併用とアザシチジン単独療法を比較して、無イベント生存期間で評価する臨床試験です。 登録予定数は450人。 試験デザインは、ランダム化、非盲検、オープン試験。 フェーズは、第3相臨床試験。 比較する対象は 試験群:ペボネジスタット+アザシチジンの併用 対照群:アザシチジン単独 で主要評価項目は無イベント生存期間、副次的な評価項目は全生存期間などで評価します。 疾患解説:骨髄異形成症候群 骨髄異形成症候群の国内の患者数は、10万人あたり1~2人前後と推定されており、60歳を超えると急激に増加します。 骨髄異形成症候群は、血液細胞の元となる造血幹細胞に異常が起こった、骨髄系細胞に由来する血液がんの1つで、さまざまな病態があるため症候群と呼ばれています(図1)。 骨髄系細胞由来の血液がんは、急性骨髄性白血病や慢性骨髄性白血病があります。 がん化した骨髄異形成症候群の造血幹細胞は、機能の異常や形状の異常が認められます。 そのため未熟なまま分化がとまったり、成熟したように見えても細胞が壊れたりすることで血液細胞が減っていきます。 赤血球、白血球、血小板に同時に異常が発生することもありますが、それぞれ分化する過程で異常が生じて、徐々に進行していく場合もあります。 発症原因のほとんどは不明ですが、全症例の約10%前後は治療関連骨髄異形成症候群といわれています。 治療関連骨髄異形成症候群は、殺細胞性抗がん剤や放射線治療を受けた数年後に発症した症例です。 骨髄異形成症候群の症状は、血液細胞の減少と正常に機能しなくために起こります。 赤血球が減少すると倦怠感、動悸、息切れなどがあらわれ、好中球が減少すると感染症にかかりやくなり発熱が起こります。 血小板が減少すると、鼻血や皮膚・粘膜に点状の出血が現れることがあります。 図1 造血幹細胞と血液の分化 疾患解説:慢性骨髄単球性白血病 慢性骨髄単球性白血病は、単球の増加を特徴とした骨髄増殖性腫瘍と骨髄異形成症候群の性質を併せ持つ白血病です。 骨髄内で異常に白血球の一種である単球が増殖することで、白血球、赤血球、血小板などの正常な血液細胞が締め出されることでさまざまな症状が起こります。 主な症状は、倦怠感、体重減少、発熱、寝汗のほか、感染症や出血などがあります。 白血球が増加している場合は、肝腫大や脾腫大を伴うこともあります。 疾患解説:急性骨髄性白血病 白血病は、血液細胞ががん化する血液のがんです。 白血病は、造血幹細胞のうち骨髄系とリンパ系の2つと症状の違いによる急性と慢性の2つの分類から、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病の4つに大きく分類されます(表1)。 によると2014年に白血病に罹患した人は、約12000人です。 急性骨髄性白血病は、年間10万人に2~3人程度が発症するといわれ、高齢になるほど増加します。 急性骨髄性白血病は、未熟な血液細胞が何らかの原因の遺伝子異常によりがん化し、無制限に増加することで発症します。 骨髄中の白血病細胞がWHO分類で20%以上、FAB分類で30%以上になると急性骨髄性白血病と診断されます。 急性骨髄性白血病の主な症状は、正常な血液が作られなくなることで起こるものと腫瘍化した細胞が臓器に浸潤して現れるものがあります。 正常な白血球が作られなくなるとウイルスや細菌などに対する抵抗力が低下し感染症にかかりやすくなります。 赤血球の減少は、倦怠感、動悸、息切れといった症状がでます。 血小板の減少は、鼻血がでたりあざができやすくなり、出血しやすくなります。 臓器に浸潤すると、肝臓や脾臓が腫れ、お腹が張ったり痛みが起こります。 骨に浸潤すると、腰痛や関節痛、髄膜への浸潤では頭痛がおこります。 表1 白血病の主な分類 骨髄性 リンパ性 急性 急性骨髄性白血病 (AML: acute myeloid leukemia) 急性リンパ性白血病 (ALL: acute lymphoblastic leukemia) 慢性 慢性骨髄性白血病 (CML: chronic myelogenous leukemia) 慢性リンパ性白血病 (CLL: chronic lymphocytic leukemia) 治験薬:ペボネジスタット ペボネジスタットは、NEDD8活性酵素(NAE)を阻害する分子標的薬です。 プロテオソームは、たんぱく質を分解する酵素複合体です。 プロテオソームは、破壊シグナルとして認識している細胞マーカーのユビチキンという物質が結合している細胞を分解します。 治験薬:アザシチジン アザシチジンは、DNAメチル化阻害薬です。 がん細胞では、DNAのメチル化が活性しているため、がん抑制遺伝子が抑制されています。 アザシチジンは、DNAのメチル化を誘導することで、がん抑制遺伝子を発現させることで、抗腫瘍効果を発揮します。 また、細胞の基となるたんぱく質の合成を妨げることで、異常細胞の増殖を抑制します。 主な治験参加条件 対象となる人• 全身状態(performancestatus:PS)が0、1または2の患者• 年齢:18歳以上• 性別:両方 対象とならない人• 高リスク骨髄異形成症候群または低芽球比率急性骨髄性白血病に対して化学療法剤や、デシタビンやアザシチジンなどのメチル化阻害剤などのその他の抗悪性腫瘍剤による前治療を受けたことがある患者。 ヒドロキシウレアによる前治療およびレナリドミドによる前治療は除外対象としない。 ただし、レナリドミドが治験薬の初回投与前8週以内に投与されている患者は除外する• 骨髄検体の形態学的検査、末梢血あるいは骨髄検体の蛍光in situハイブリダイゼーションまたは細胞遺伝学的検査、またはその他の許容される分析法によって急性前骨髄球性白血病が診断された患者• 白血球アフェレーシスまたはヒドロキシウレアの投与により白血球数が減少し、適格基準を満たす場合は登録できることとする• 強力な化学療法および/または同種造血幹細胞移植に適格な患者。 重度の肺炎、髄膜炎または敗血症など、活動性でコントロール不良の感染症または重度の感染性疾患のある患者• ランダム化前2年以内に別の悪性腫瘍と診断されたか、またはそれに対する治療を受けた者、または過去に別の悪性腫瘍と診断され、残存腫瘍が認められる者• 非黒色腫皮膚がんまたは上皮内がんがある者は手術で完全切除されていれば除外しない• プロトロンビン時間または活性化部分トロンボプラスチン時間が施設正常上限値の1. 5倍を超えている、またはコントロール不良な活動性の凝固障害もしくは出血性疾患がある患者。 ワルファリン、直接トロンビン阻害薬、直接第Xa因子阻害薬、ヘパリンなどによる抗凝固療法を受けている患者は本治験の対象患者から除外• ヒト免疫不全ウイルス血清陽性が既知の者• B型肝炎ウイルス表面抗原血清陽性、または活動性のC型肝炎ウイルスの感染が既知もしくは疑われる者• 肝硬変または重度の肝機能障害が既知の者• 不安定狭心症、臨床的に重大な不整脈、うっ血性心不全(ニューヨーク心臓協会重症度分類でIII度又はIV度)、治験薬の初回投与前6か月以内に発症した心筋梗塞、もしくは重度の肺高血圧症と定義される心肺疾患が既知の患者• ペボネジスタットの初回投与前14日以内に強力なCYP3A誘導剤による治療を受けている患者 パフォーマンスステータス(Performance Status:PS) パフォーマンスステータス(Performance Status:PS)は、全身状態の指標で、患者さんの日常生活の制限の程度を示します。 米国の腫瘍学の団体が決めたECOG、Karnofsky、WHOなどの基準があります。 0 Publish Date April 30, 1999 (より引用) Karnofsky パフォーマンスステータス スコア 患者の状態 正常の活動が可能。 特別な看護が必要ない 100 正常。 疾患に対する患者の訴えがない。 臨床症状なし 90 軽い臨床症状はあるが、正常活動可能 80 かなり臨床症状あるが、努力して正常の活動可能 労働することは不可能。 自宅で生活できて、看護はほとんど個人的な要求によるものである。 様々な程度の介助を必要とする 70 自分自身の世話はできるが、正常の活動・労働することは不可能 60 自分に必要なことはできるが、ときどき介助が必要 50 病状を考慮した看護および定期的な医療行為が必要 身の回りのことを自分できない。 施設あるいは病院の看護と同等の看護を必要とする。 疾患が急速に進行している可能性がある 40 動けず、適切な医療および看護が必要 30 全く動けず、入院が必要だが死はさしせまっていない 20 非常に重症、入院が必要で精力的な治療が必要 10 死期が切迫している 0 死 WHO パフォーマンスステータス スコア 患者の状態 0 全く問題なく活動できる。 発病前と同じ日常生活が制限無く行える 1 肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や座っての作業は行うことができる。 たとえば、軽い家事、事務など 2 歩行可能で、自分の身の回りのことはすべて可能だが、作業はできない。 自分の身の回りのことは全くできない。 完全にベッドか椅子で過ごす 5 死亡 出典:より 治験情報に関する注意点 治験は、治療を兼ねた臨床試験のことです。 薬の元となる物質を動物実験などで有効性や安全性を確認した上で、ヒトに対して使用しても同様に安全で治療効果が予測されるもので行われますが、治験の時点ではまだ有効性や安全性が十分に確認できているわけではありません。 有効性や安全性が科学的に証明された治療が、標準治療で、新しい治療が必ずしも最良の治療ではないということを理解してください。 その一方で標準治療が確立していない、または薬の耐性ができ、効果が期待できる薬がなくなった患者さんにとって治験は新しい治療選択となる可能性もあります。 治験はに基づく倫理的原則と、を遵守して行われています。 治験実施にあたり、日本ではという厳しいルールが定められています。 これにより、治験に参加される方の利益が損なわれることがないよう、安全な手続きで治験は進められます。 治験情報を探すとき、治験を受けたいと思ったときは、まず治験とはどのようなものなのかを理解してください。 そのため、すべて情報を網羅しているものでも、情報に誤りがある場合もあります。 試験概要詳細 試験の名称 高リスク骨髄異形成症候群(HRMDS)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)又は低芽球比率急性骨髄性白血病(AML)の患者に対する一次治療としてのペボネジスタット+アザシチジン併用投与とアザシチジン単独投与の比較試験(PANTHER) 試験の概要 本治験の被験薬はペボネジスタットであり、高リスク骨髄異形成症候群(MDS)、慢性骨髄単球性白血病又(CMML)は低芽球比率急性骨髄性白血病(AML)の被験者を対象に、アザシチジンと併用投与される。 本治験はペボネジスタット+アザシチジン併用投与とアザシチジン単独投与の全生存期間(OS)、無イベント生存期間(EFS)、治療の総合効果を比較する試験である。 本治験の被験者は約450例を予定している。 併用群に割り付けられた被験者にはペボネジスタットも合わせて静脈内投与する。 本治験は全世界で実施され、試験期間は約63ヶ月である。 治験薬最終投与から30日後、あるいは、すぐに次の抗悪性腫瘍薬による治療を受ける場合にはその開始前に、投与終了来院を行う HR MDS又はCMML患者でAMLへの移行が生じていない被験者に対しては、毎月1回の来院による無イベント生存期間(EFS)の追跡調査を開始し、次治療は開始しない。 低芽球比率AML被験者は、完全寛解(CR)からの再発が生じるまで、又は病勢進行(PD)の基準を満たすまで、効果追跡調査のための毎月1回の来院を継続する。 治療サイクルは、28日間である 試験のフェーズ フェーズ3(第3相臨床試験) 試験のデザイン ランダム化、非盲検、オープン試験 目標症例数 450 適格基準• Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)performance statusが0、1又は2の患者• 年齢:18歳以上• 性別:両方 除外基準• HR MDS又は低芽球比率AMLに対して化学療法剤や、デシタビンやアザシチジンなどのメチル化阻害剤などのその他の抗悪性腫瘍剤による前治療を受けたことがある患者。 ヒドロキシウレアによる前治療及びレナリドミドによる前治療は除外対象としない。 ただし、レナリドミドが治験薬の初回投与前8週以内に投与されている患者は除外する• 骨髄検体の形態学的検査、末梢血あるいは骨髄検体の蛍光in situハイブリダイゼーション又は細胞遺伝学的検査、又はその他の許容される分析法によって急性前骨髄球性白血病が診断された患者• 白血球アフェレーシス又はヒドロキシウレアの投与により白血球数が減少し、適格基準を満たす場合は登録できることとする• 強力な化学療法及び/又は同種造血幹細胞移植に適格な患者。 AMLによる中枢神経系浸潤を示す臨床的エビデンスあるいは既往歴のいずれかがある患者• 重度の肺炎、髄膜炎又は敗血症など、活動性でコントロール不良の感染症又は重度の感染性疾患のある患者• ランダム化前2年以内に別の悪性腫瘍と診断されたか、又はそれに対する治療を受けた者、又は過去に別の悪性腫瘍と診断され、残存腫瘍が認められる者• 非黒色腫皮膚癌又は上皮内癌(タイプは問わない)を有する者は手術で完全切除されていれば除外しない• プロトロンビン時間(PT)又は活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)がULNの1. 5倍を超えている、又はコントロール不良な活動性の凝固障害若しくは出血性疾患がある患者。 ワルファリン、直接トロンビン阻害薬、直接第Xa因子阻害薬、ヘパリンなどによる抗凝固療法を受けている患者は本治験の対象患者から除外する• ヒト免疫不全ウイルス(HIV)血清陽性が既知の者• B型肝炎ウイルス表面抗原血清陽性、又は活動性のC型肝炎ウイルスの感染が既知若しくは疑われる者。 注:B型肝炎ウイルスコア抗体が検出されている患者(B型肝炎ウイルス表面抗原が陰性及びB型肝炎ウイルス表面抗体が陰性)は、B型肝炎ウイルスが検出限界未満であること• 肝硬変又は重度の肝機能障害が既知の者• 不安定狭心症、臨床的に重大な不整脈、うっ血性心不全(ニューヨーク心臓協会重症度分類でIII度又はIV度)、治験薬の初回投与前6ヵ月以内に発症した心筋梗塞、若しくは重度の肺高血圧症と定義される心肺疾患が既知の患者• ペボネジスタットの初回投与前14日以内に強力なCYP3A誘導剤による治療を受けている患者 主要な評価項目 無イベント生存期間(EFS) 主要な評価方法 EFS:ランダム化からEFSにおけるイベント発現日までの期間。 解析時点で死亡に関する書類が得られていない被験者については、生存が確認された最後の日付で打ち切りとする。 評価期間:ランダム化から死亡まで(最長6年) 副次的な評価項目 6ヵ月生存率 副次的な評価方法 6ヵ月生存率:6ヵ月生存率のKaplan-Meier(K-M)推定値 評価期間:6ヵ月 副次的な評価項目 1年生存率 副次的な評価方法 1年生存率:1年生存率のKaplan-Meier(K-M)推定値 評価期間:12ヵ月 副次的な評価項目 30日生存率 副次的な評価方法 30日生存率:30日生存率のKaplan-Meier(K-M)推定値 評価期間:30日 副次的な評価項目 60日生存率 副次的な評価方法 60日生存率:60日生存率のKaplan-Meier(K-M)推定値 評価期間:60日 副次的な評価項目 HR MDS又はCMML患者におけるAML移行までの期間 副次的な評価方法 HR MDS/CMML被験者のAML移行までの期間は、ランダム化からAMLへの移行が記録されるまでの期間と定義する。 AMLに進行する前に死亡した被験者については打ち切りとする。 また、低芽球比率AML被験者の治療効果は、AMLに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 低芽球比率AMLのCRi:CR基準を満たす(好中球が1. HI:ヘモグロビン濃度が1. HI:ヘモグロビン濃度が1. また、低芽球比率AML被験者の治療効果は、AMLに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 CRi:CR基準を満たす(好中球が1. HI:ヘモグロビン濃度が1. 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 CRi:CR基準を満たす(好中球が1. HR MDS/CMML被験者の治療効果は、MDSに関するIWGの改訂版判定基準に、基づき判定する。 また、低芽球比率AML被験者の治療効果は、AMLに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 CRi:CR基準を満たす(好中球が1. HR MDS/CMML被験者の治療効果は、MDSに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 また、低芽球比率AML被験者の治療効果は、AMLに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 CRi:CR基準を満たす(好中球が1. HI:ヘモグロビン濃度が1. 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 CRi:CR基準を満たす(好中球が1. 赤血球・血小板輸血非依存性の割合は、赤血球・血小板輸血非依存性となった被験者数をベースライン時に赤血球・血小板輸血依存性であった被験者数で割った数値と定義する 評価期間:ランダム化実施8週間前から治験薬最終投与30日後まで(最長6年) 副次的な評価項目 赤血球輸血非依存、血小板輸血非依存、ならびに血小板及び赤血球輸血非依存の期間 副次的な評価方法 血小板及び赤血球輸血非依存の期間は、最初に赤血球・血小板輸血非依存性が確認されてから、次に赤血球・血小板を輸血するまでと定義される 評価期間:最初に赤血球・血小板輸血非依存性が確認されてから、次に赤血球・血小板を輸血するまで(最長6年) 副次的な評価項目 CR又はPRの初回判定が得られるまでの期間 副次的な評価方法 初回のCR/PRまでの期間はランダム化から最初にCR又はPRのいずれか早いものが確定するまでの期間と定義される。 HR MDS、CMML又は低芽球比率AML被験者の治療効果は、MDSに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 CRi:CR基準を満たす(好中球が1. HI:ヘモグロビン濃度が1. 30項目のほとんどが4択式(全くない、少しある、多い、とても多い)であり、2問が7ポイント式の数値評価スケールとなっている。 粗点を0~100の尺度スコアに換算する。 機能スケール及び全般的健康状態スケールではスコアが高くなるほどQOLが良好となり、症状スケールではスコアが低くなるほどQOLが良好となる 評価期間:ベースラインから6年まで 副次的な評価項目 ペボネジスタットの血漿中濃度 副次的な評価方法 評価期間:サイクル1Day1の投与前及び投与後の規定の採取時点(4時間まで);サイクル1Day3及び5の投与前;サイクル2及び4のDay1の投与後の規定の採取時点(3時間まで);サイクル4Day3の投与前 副次的な評価項目 TP53変異、17p欠失が認められた、及び/又は好ましくない細胞遺伝学的リスク群に分類された患者におけるORR 副次的な評価方法 HR MDS/CMML被験者の治療効果は、MDSに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 また、低芽球比率AML被験者の治療効果は、AMLに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 CRi:CR基準を満たす(好中球が1. 低芽球比率AML被験者におけるイベントは死亡と定義する 評価期間:ランダム化からAML移行までまたは次治療開始まで(最長6年) 副次的な評価項目 TP53変異、17p欠失が認められた、及び/又は好ましくない細胞遺伝学的リスク群に分類された患者におけるOS 副次的な評価方法 OSはランダム化から死因を問わない死亡までの期間と定義する。 解析時点で死亡に関する書類が得られていない被験者については、生存が確認された最後の日付で打ち切りとする 評価期間:ランダム化から死亡まで(最長6年) 副次的な評価項目 サイクル6までに全奏効率(ORR)を達成した被験者割合 副次的な評価方法 HR MDS/CMML被験者の治療効果は、MDSに関するModifiedInternational Working Group(IWG)の効果判定基準に、低芽球比率AML被験者の治療効果はAMLに関するIWGの改訂版判定基準に基づき判定する。 低芽球比率AMLのCR:形態学的に白血病でない状態を達成し、かつ好中球が1. 輸血非依存性であり、また、髄外白血病の残存徴候がない。 CRi:CR基準を満たす(好中球が1.

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慢性骨髄性白血病 基礎知識:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

慢性 骨髄 性 白血病 余命

「比較的急速に症状が現れるため、検診などで見つかる前に、自分で病気を自覚することが多い」と虎の門病院血液内科部長の谷口修一さんは話します。 「症状としては、まず、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。 このため治療の主体は抗がん薬を使った化学療法が中心になります。 具体的に、治療は2段構えで勧められます。 その手順を谷口さんはこう説明します。 「まず行うのは、抗がん薬によって白血病細胞をできるだけ減らす『寛解導入療法』です。 ここで目指すのは、骨髄中の白血病細胞が5%未満になり、骨髄の機能が正常化してきた状態、つまり『完全寛解』です。 キロサイド *とダウノマイシン *、あるいはキロサイドとイダマイシン *の2剤併用療法が標準的な治療となっています。 この治療の結果、8割ほどの患者さんは完全寛解となり、顕微鏡で調べても正常の骨髄と区別がつかないぐらいまでに回復した状態になります」 しかし、この状態は白血病細胞が完全にゼロになったわけではなく、ここで治療をやめてしまうと隠れていた白血病細胞がまた盛り返してきて、再発してしまいます。 「寛解状態を安定させ、治癒を目指して、さらに数カ月かけて行われる寛解後療法(地固め療法)が行われます。 この治療法には、キロサイドを大量に使う方法と、寛解導入療法と同じようにキロサイドにダウノマイシンまたはイダマイシンを併用する方法が一般的です」(図3) *キロサイド=一般名シタラビン *ダウノマイシン=一般名ダウノルビシン *イダマイシン=一般名イダルビシン より強力な治療を行うための移植治療 化学療法だけでは根治が難しい場合に行われるのが、造血幹細胞移植。 移植について谷口さんはこう説明します。 「血液がんの場合、抗がん薬がよく効きます。 だから抗がん薬をもっと増やしたい。 そうすると、正常な血液細胞もダメージを受けてしまうので限界があります。 そこで、正常な細胞を補うために造血幹細胞移植が行われます」 体内に残る正常な細胞と一緒にがん細胞もやっつけ、後から正常な造血幹細胞を移植することで、より強力にがん細胞を死滅させることができるのです。 具体的には大量の抗がん薬及び全身への強力な放射線による治療が行われ、がん細胞を死滅させた後に、正常な造血幹細胞が移植されます。 造血幹細胞移植には大きく、骨髄移植、末梢血幹細胞移植、さい帯血移植の3種類の方法があります。 また、自分以外の提供者(ドナー)から造血幹細胞の提供を受ける同種(同じ人類という意味)移植と、治療前に自分の造血幹細胞を採取しておいて体に戻す自家移植の2つの方法があります 骨髄移植は、全身麻酔下に骨盤の後ろ側の骨(後腸骨)から骨髄を採取します。 造血幹細胞移植は、この方法から始まりました。 末梢血幹細胞移植とは、G-CSFという白血球を増やす薬(本来体の中に存在している成分)を注射して造血幹細胞を骨髄から血液中に動員し、腕の静脈から末梢血中(体の中を流れている血液)にある造血幹細胞を採取して移植する方法です。 さらに、短時間に造血幹細胞が入手でき、緊急な移植に対応できるという点で、赤ちゃんのへその緒の血液に含まれる造血幹細胞を移植する、さい帯血移植にも注目が集まっています。

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