【プロ野球CS2巨人対阪神】日本シリーズ進出を決め、クロマティ氏(前列右)と万歳する巨人・原辰徳監督=2019年10月13日 東京ドーム 写真提供:産経新聞社 「目標はあとひと山。 その目標に向かって、全力で戦いたい」(巨人・原監督) 「(巨人は)現役のときにお世話になったチーム。 注目してもらえる試合だと思うので、いい試合、熱い試合、野球史に残る試合をしたい」(ソフトバンク・工藤監督) セ・パともに13日で幕を閉じた、CS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージ。 セは優勝チームの巨人が、3位・阪神を4勝1敗(アドバンテージ1勝含む)で下し、6年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。 巨人は9月21日にリーグ優勝を決めてから、10月9日のCSファイナルステージ開幕まで、2週間以上も真剣勝負から遠ざかっていました。 そんななか、レギュラーシーズン6連勝で奇跡的に3位へ滑り込み、CSファーストステージを突破した阪神と対戦。 阪神には、5年前のCSファイナルで4連敗を食らい、日本シリーズを逃した苦い過去があるだけに、巨人にとっては嫌な相手でしたが、フタを開けてみれば第1・2戦と巨人が快勝。 ブランクを感じさせない戦いぶりで、いきなり日本シリーズ進出に王手をかけたのです。 第3戦は阪神に逆転勝ちを許したものの、13日の第4戦は、巨人の強さを改めて印象づけるシーンがありました。 5回、岡本の同点弾で1-1と追い付いた巨人は、6回、2死三塁のチャンスを迎えます。 ここで打席には丸。 阪神先発・西の初球に、いったん打ちに行く動作をしながら、三塁前へ意表を突くセーフティースクイズを敢行! フィールディングには定評のある西も、想定外の奇襲攻撃に、慌ててマウンドを駆け下り一塁に送球しましたが、それてセーフに。 西はグラウンドに座り込んで動けず、結果的にこの1点が、CS突破を決める決勝点になりました。 三塁手・大山が守備位置を少し後ろに下げたのを見逃さず、「三塁方向に転がせば、高い確率でセーフになる」と読んだ上で、2アウトからのスクイズ。 阪神側はもちろん、巨人ベンチも驚いたこの作戦は、試合後の会見で原監督が「ノーサインです」と語ったように、丸自身の判断です。 「勝つためには、自分がいま何をすればいいか」を常に考え、実行する丸。 さすがは4年連続で優勝を経験しているプレーヤーですし、その姿勢は、優勝経験のない若手選手たちにも大きな影響を与えました。 こんなところにも、丸を獲得した効果があるのです。 一方パは、2位・ソフトバンクが優勝した西武を2年連続で破って、こちらは3年連続の日本シリーズ進出。 しかも第1戦から4連勝、「何でこんなに強いチームが、2年連続で2位なの?」と思ってしまう圧倒的な強さを見せました。 ソフトバンクも、CSでは選手層の厚さを見せ付け、レギュラーメンバー頼みの西武に圧勝。 ファーストステージで、打撃不振の松田宣浩をスタメンから外したり、ファイナル初戦では、CSで抜群の成績を誇る内川に代打を送るなど、大胆な工藤監督の采配がずばり的中し、ファンからは「神采配」と讃える声も。 裏目に出たら猛烈な批判を浴びかねない采配でしたが、これはただの「勝負勘」によるものではありません。 工藤監督は毎日、データをもとに対戦相手を事細かに研究。 「西武の中継ぎ・平良の速球には、内川よりも長谷川の方が合っている」など、選手の特性や相性も考慮して「より勝つ確率が高い道」を選んでいるのです。 【プロ野球CS2西武対ソフトバンク】勝ってファンに挨拶するソフトバンクナイン=2019年10月13日 メットライフドーム 写真提供:産経新聞社 工藤監督は、2015年からソフトバンクの指揮を執り、日本ハムに敗れた2016年を除き、毎年日本シリーズに進出。 今回で4度目になります。 選手時代も、西武・ダイエー・巨人の3球団で日本一を経験しており、大舞台は慣れたもの。 レギュラーシーズン中は主力の相次ぐ故障に泣かされましたが、ここに来てベストメンバーが揃い、万全の態勢で日本シリーズ3連覇を目指します。 もちろん、原監督もリーグ優勝8回・日本一3回を誇る名将。 経験値では負けていません。 見どころ満載の今年(2019年)の日本シリーズですが、意外なことにこのカード、19年ぶりの対決になります。 前回・2000年の対戦時、ホークスは「ダイエー」でしたが、指揮を執っていたのは王貞治監督でした。 一方巨人は、長嶋茂雄監督。 「夢のON対決」と話題になったこのシリーズは、ダイエー2連勝の後、巨人が4連勝。 長嶋監督が宙に舞っています。 実はこのシリーズの第1戦、巨人の先発投手を務めたのは、ダイエーからFA移籍して1年目、当時現役だった工藤監督でした。 また、ヘッドコーチを務めていたのは原監督。 その2人が19年経って、今度は指揮官同士となって相まみえます。 現在、ソフトバンクの球団会長を務める王氏は「19年前、われわれは負けているので、ぜひお返しがしたい」とコメント。 ON対決で巨人に敗れて以降、ホークスは5回日本シリーズに進出していますが、巨人以外のセ5球団とすべて対戦。 (2011年・中日、2014年・阪神、2015年・ヤクルト、2017年・DeNA、2018年・広島)5回とも日本一を勝ち取っています。 特に燃えているのが「マッチ」こと松田宣浩。 2005年オフに入団し、以降5度の日本一をすべて経験している松田は、あと巨人を倒して日本一になれば「対セ・リーグ完全制覇」達成なのです。 14日、福岡に凱旋した際、松田は報道陣に対してこうコメントしました。 「なかなかできることじゃないでしょ? 巨人と戦うのは初めてなので、楽しみですね」(松田) ファーストステージではスタメン落ちで悔しい思いもしましたが、ファイナルステージで活躍し気を吐いたマッチ。 得意の「熱男(あつお)」ポーズが見られるのか? それとも、広島で3連覇しながら、3年連続で日本一にたどり着けなかった丸が、今度こそ初の頂点を味わえるのか? 両指揮官にとっても負けられない日本シリーズは、19日(土)から福岡ヤフオクドームで開幕します。
次のソフトバンクが快勝した。 1点を先制された2回にグラシアルの2ランで逆転すると、6回に中村晃の犠飛で加点し、7回には牧原、柳田の適時打などで4点を挙げた。 千賀が7回を3安打1失点と力投し、甲斐野、森とつないで逃げ切った。 巨人は2回に阿部のソロで先制したが、その後は攻め手を欠き、救援陣が崩れて突き放された。 森が後続を抑え ソフトバンクが先勝 ソフトバンク対巨人 巨人に先勝しハイタッチをかわすソフトバンクナイン(撮影・梅根麻紀) ソフトバンク対巨人 9回表巨人1死、右越えソロ本塁打を放つ大城(撮影・垰建太) <8回> 【巨人】 坂本勇人の左前安打も無得点 【ソフトバンク】 グラシアルが左前安打、高谷は四球も無得点 ソフトバンク対巨人 7回裏ソフトバンクに3失点した田口(左)をなぐさめる阿部(撮影・山崎安昭) <7回> 【巨人】 ゲレーロ、田中俊の連打などで2死二、三塁。 代打重信は見逃し三振 【ソフトバンク】 松田宣の二塁打など1死二、三塁。 牧原、柳田の適時打などで4点追加 ソフトバンク対巨人 7回裏ソフトバンク1死一、三塁、柳田は右前適時打を放つ(撮影・栗木一考) ソフトバンク対巨人 7回裏ソフトバンク1死一、三塁、中前適時打を放つ牧原(撮影・垰建太) 7回裏ソフトバンク1死二、三塁、牧原の中前適時打で三塁走者周東(左)に続き二塁走者川島(右)が生還し、次打者今宮とハイタッチで喜ぶ(撮影・加藤諒) ソフトバンク対巨人 7回表巨人2死二、三塁、重信慎之介を見逃し三振に仕留めた千賀滉大(撮影・梅根麻紀) 7回表巨人1死、大城の直球を好捕する二塁手牧原(撮影・加藤諒) <6回> 【巨人】 3者凡退。 ここまで安打は阿部の本塁打のみ 【ソフトバンク】 牧原が二塁打、デスパイネの死球などで1死満塁、 中村晃が中犠飛で1点追加 ソフトバンク対巨人 6回裏ソフトバンク1死満塁、中村晃は右犠飛を放つ(撮影・梅根麻紀) ソフトバンク対巨人 6回裏ソフトバンク1死満塁、三走牧原は中村晃の中飛で生還し犠飛となる、右は小林(撮影・加藤哉) ソフトバンク対巨人 6回表巨人1死、丸佳浩は空振りの三振(撮影・梅根麻紀) <5回> 【巨人】 3者凡退 【ソフトバンク】 3者凡退 <4回> 【巨人】 3者凡退 【ソフトバンク】 3者凡退 <3回> 【巨人】 亀井、丸の四球など2死一、三塁も岡本は直球に詰まり遊ゴロ 【ソフトバンク】 3者連続三振 ソフトバンク対巨人 3回裏ソフトバンク2死、豪快に空振り三振に倒れる柳田(撮影・垰建太) ソフトバンク対巨人 3回表巨人2死一、三塁、遊ゴロに倒れさえない表情の岡本(左)(撮影・垰建太) <2回> 【巨人】 1死から 阿部が先制弾!初球の直球を捉え右中間スタンドへ 【ソフトバンク】 中村晃の二塁打から グラシアルが逆転2ラン。 先制されてすぐに逆転できてよかった。 少し詰まったけど入ってくれてよかったよ」 ソフトバンク対巨人 2回裏ソフトバンク1死二塁、グラシアルは左中間へ逆転2点本塁打を放つ(撮影・栗木一考) 2回裏ソフトバンク1死二塁、逆転の2点本塁打を放ったグラシアル(右)は、走者中村晃(中央)、次打者松田宣にタッチで迎えられる(撮影・加藤諒) ソフトバンク対巨人 2回表巨人1死、阿部慎之助は右越えに先制本塁打を放つ(撮影・梅根麻紀) 2回表巨人1死、阿部(手前)は右中間に先制のソロ本塁打を放ち、ベンチで原監督(左から2人目)らナインとハイタッチ(撮影・加藤諒) <1回> 【巨人】 3者凡退。 千賀は最速159キロの直球など落ち着いた立ち上がり 【ソフトバンク】 1死から今宮が左前安打も柳田は見逃し三振。 デスパイネの打席で今宮は一塁けん制死 ソフトバンク対巨人 1回裏ソフトバンク2死一塁、今宮(右下)は山口のけん制でタッチアウトとなる。 一塁手大城(撮影・垰建太) ソフトバンク対巨人 力投する巨人先発の山口(撮影・山崎安昭) ソフトバンク対巨人 巨人打線を相手に力投する千賀(撮影・栗木一考) スタメン.
次の・興行チケットの場合 日付(何月何日)、 興行名(プロ野球&サッカーは対戦カード、プロレスは団体名)、席の種類、枚数を単刀直入にお伝えするようお願いします。 ・新幹線チケットの場合 行き先、座席の種類、枚数の3点となります。 ・「今日の券はありますか」「今日の野球」「チケットの取り扱いはしていますか」という聞き方はしないようにお願いします。 ・買い取りの問合せに関しても、販売と同様データをお伝え下さい。 ・きちんとデータを伝えられない場合、対応できませんのでご了承ください。 ・店内の隠し撮り、盗撮は禁止です(判明次第、然るべき処置を取ります)。 ・また店内を許可なく撮影することはできません(撮影は許可した方のみ可能)。 ・試合または大会の3日前より(当日・前日含む)取り置き、予約は一切できません。 ・当店はクレジットカードによるお支払いの取扱いはしていません。 ・現金での支払いのみの対応となります。 ・ドル・ユーロなど外貨の両替は行っていません。 ・当社商品は消費税込みの売価です。 ・ホームページに記載中の商品、チケットが売り切れの際はご了承下さい。 ・販売・買取価格は予告なく変更する場合があります。 ・「水道橋チケットですか?」という間違い電話がありますが、当店は水道橋チケットではありません。 ・水道橋にある金券ショップのチケット&トラベルT-1です。
次の