「メメント・モリ(死を思え)」とは何か 同じ会社の方が亡くなって、お通夜に行ったときのこと。 斎場に向かう電車の中で、僕はふと「 (死を思え)」という言葉を思い出した。 メメント・モリ(羅: memento mori)は、ラテン語で 「 が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句。 「死を記憶せよ」などと訳される。 芸術作品のモチーフとして広く使われ、「 が死すべきものである」ということを人々に思い起こさせるために使われ、日本語直訳では 「死を思え」、意訳では「死生観」と言える。 —より 人は必ず死ぬ。 自分ももちろん、いつか必ず死ぬ。 そのことを忘れるな、という意味です。 こんなに当然のことを、僕たちは身近な人が亡くなったときくらいにしか思い出せないのは何故なんだろうと、不思議に思いながら電車に揺られていたのを憶えています。 度々モチーフになる「メメント・モリ」 たしかこの単語を初めて知ったのは、Mr. Childrenの「花 -Memento-Mori-」を聴いたときだったと思います。 「うん?なんだ、この聴き慣れない副題は?」という疑問をもって調べて知りました。 (同年代の人はこのパターン多いんじゃないでしょうか) 僕が大好きな村上春樹の小説でも「メメント・モリ」を思わせるこんなセリフが出てきます。 「みんな死ぬ」 「誰だっていつかは死ぬんだ」 -村上春樹「羊をめぐる冒険」 主人公の「僕」と相対した「先生の秘書」が、唐突に言い放つ場面がとっても印象的でしたね。 主人公「僕」の友人「キズキ」が亡くなったあとに、「僕」が思い至る心理描写として出ている言葉です。 (本文中でここだけ太字になって強調されています) 「メメント・モリ」は生きとし生けるもの共通の到達点であるだけでなく、生命そのものに死が内包されている、それを忘れるな、という意味もあるのかもしれません。 僕が考える「メメント・モリ」の本当の意味 僕は自分が死ぬこと自体はそれほど怖くないタイプです。 むしろ、いつか必ず死ぬことを強く意識していたいと思っているくらいです。 家族と一緒に過ごしている幸せな日曜日の午後に、良い仕事が出来て最高の気分のその最中に、「それでもこの がいつか終わる」ということをあえて思い出したりしています。 おそらくそうすることで、必ず訪れる「その時」に慌てたることなく、「お、来るべきその時が来たか」と冷静に受け止められる人間でいたいからだと思います。 でも、一方で「本当かよ」と自分を疑っているところもあります。 自分は何があってもそんなに冷静でいられる人間だろうか、と。 また、そんな必要があるのか、と。 このテーマは、よく考えるのですがなかなか答えが出ません。 また、答えなんて出さなくてもいいのかなとも思います。 重要なことは「とにかく今、この瞬間は僕が生きている」ということ。 そして、これを読んでくれている「あなたも今、この瞬間を生きている」ということ。 それが重要なんじゃないかと思うわけです。 お通夜を終えて家に帰ると、無性に食欲が湧いてきたりします。 それは胃袋が「今生きていること」を主張しているんだと思います。 そんな時は、奥さんが作ってくれていたごはんをかきこみ、味噌汁をズズズと飲みます。 うん、うまい。 そして、決まってこう思います。 「生きている限り、精いっぱい生きる。 それだけだ」 そして、もしかしたら、これこそが「メメント・モリ」という言葉の本当の意味なのかも知れないと僕は考えたりしています。 それでは、また。
次のこんにちは!ザマンガ編集部のユウキです。 最近のマンガアプリでは有名作品だけでなくそのマンガアプリでしか読めないオリジナル作品の連載も増えてきていますよね。 「オリジナル作品は質が低いからなぁ・・・」 と思っている方。 最近のオリジナル作品はクオリティがかなり高いんです。 ! クオリティが高すぎて「週刊少年ジャンプ」や「週刊少年マンガ雑誌」などの有名マンガ雑誌でも十分通用するんじゃないかというオリジナル作品がいくつもあります。 特にGANMA! で連載しているオリジナル作品はかなりのクオリティです! 今回はそんあGANMA! の作品の中から最近連載が開始されたザマンガ期待の新作「メメントメモリ」という作品をご紹介します。 メメントメモリはGANMA! で連載中! まず本作品はGANMA! というマンガアプリで 無料で読むことができます! マンガアプリでよくある 「始めだけ無料」 「ポイント制で無料で読むには制限がある」 といったことは 一切ありません。 GANMA! をダウンロードした日に始めから最新話まで完全無料で読むことができます。 メメントメモリ以外にも面白い作品が数多くあるので、ぜひダウンロードしてみてください! GANMA! にて連載が開始された学園ヒューマンドラマ作品です。 作者は「紅ki」先生。 紅ki先生は本作品が初連載のマンガ家さんです。 というのも、コミックスマートが運営するマンガ支援プログラム「RouteM」の出身の方だからです。 RouteMについて詳しくはこちら。 Twitterを精力的に活動している先生なので作品が面白いと思った方はぜひご覧下さい! 紅ki先生の様なレベルが高いマンガ家さん排出しているのはさすがGANMA! ですよね。 GANMA! で連載している作品がほとんどオリジナル作品となっているくらいオリジナル作品に力を入れているので、新人マンガ家さんでも恐ろしいくらいのクオリティになっています。 メメントメモリの内容は主人公の「藤浦 壱心」が見た人の寿命が分かるという目を持っていて、その能力を使ってあるあと72時間で死んでしまう女の子を救うヒューマンドラマ作品です。 クオリティの高い作画と少し特殊な設定がGANMA! の読者に好評で更新があった日には 急上昇ランキング3位に入るなど中々の人気ぶりです。 2018年4月現在最新話は4話とまだまだ序盤の作品ですが、今後の展開が非常に注目される作品です! 読者の評判・口コミ Twitterやコメントより集めた読者の感想を一部ご紹介します! 壱心達のクラスメート。 クラスでいじめられていた子を助けた事でいじめの標的にされてしまう。 そのいじめは日々悪化しており、女の子ながらも殴られるほどに醜悪ないじめを受けている。 壱心の眼で見ると寿命が72時間しかなく、彼女を助けるために壱心は動き出す。 メメントメモリのここが見所! 壱心は春山を救えるのか? 春山へのいじめは相当ひどいものですよね。 殴る蹴るの暴力はもちろんのこと、人体模型を春山に似せて屋上から突き落としたりとかなり悪質です。 そんな春山を壱心はどう助けるのかは非常に気になりますよね。 壱心の能力は寿命が見えるだけなので、何かの手助けを出来るものではありません。 そんな壱心がどうやって春山を救う展開は今度の最大の見所になるのでないかと思います。 もう一人の男は一体誰? 非常に気になるのが、1話冒頭にあった扉絵に登場しているもう一人の人物。 「4,726」というのはあと「4,726時間」で寿命を迎えるというわけです。 つまり約半年です。 「この子も危なくねっ!?」 と思ってしまいました・・・。 何か重要な伏線になっているのではないかと個人的に注目しています。 まとめ メメントメモリについてご紹介しました! 2018年4月現在ではまだ4話しか更新されていませんが今後の展開が非常に楽しみな作品です。 作画も安定していて誰にでもオススメ出来る作品です。 GANMA!
次のGANMA! ある日彼は転校先の学校で一人の少女と出会う。 意識せず視てしまった彼女の寿命は「78時間」。 作者:紅ki 2018年よりGANMA! にて『メメントメモリ』を連載中。 以下、紅ki先生 担当編集者:H川 マンガアプリ「GANMA! 」の編集者。 担当作品は『メメントメモリ』『カノジョになりたい君と僕』『潔癖すぎるよ清宮くん』『不死の葬儀師』など。 以下、H川氏 連載をしていて、大変だったなと思うことはありますか? 紅ki先生: 漫画を描くのは楽しいですね!ですが、まだまだ慣れないのでいつまでも漫画描くってすげえなあ…という 他の漫画家への 尊敬の念が絶えません。 『メメントメモリ』を描いていて嬉しかったことはありますか? 紅ki先生: やっぱり読んでくださっている方のコメントが嬉しいですね。GANMA! はすぐに読者さんのコメントが届くシステムなので…。今まで自分の作品を出したとしてもそんなに周りの反応を気にしたことがなかったのですが、「楽しい」といった感想をもらえたことは連載をしていてよかったと思う点ですね。 H川氏: 反応がすぐに帰ってくるのはGANMA! 特有ですね。 紅ki先生: あとは、ネット上ではないリアルの身近な人たちにも自分がやっていることを見てもらえるようになったことは嬉しいことの一つだなと思います。 H川氏: 今広告でも露出してますし、類を見ない効果だと聞いています。読者さんからも、「広告の時点でおもしろいと思ったけど、読んでみてさらにおもしろかった」とお声をいただきます。 の読者さんはやはり中高生が多いので、そういった方たちにまず楽しんでもらい、次のフェーズで大人の読者さんにも楽しんでもらえたらなと。 「目がうずくでしょ…? 」といった気持ちが根幹にあります。 実はここだけの話なのですが、『メメントメモリ』の前に先生と練っていた企画ががすごく壮大なファンタジーで、編集長評価でなかなかもらえない「SS」がついたんですよね。ですが、当時の実力では描ききれない、となり、今は少し寝かせています。内容は後日世に出すかもしれないので、今回は秘密で… 笑 『メメントメモリ』の作中で一番好きなキャラは誰が好きですか? 【読者質問】 こんにちは、海外でも楽しく読ませていただいています! 眼の力は副作用もあるようですが、副作用の強度は人によって違うのですか?基準があるならその基準は何ですか? 紅ki先生: そうですね、差はつけたいと思っています。能力の大小によって頭が痛くなったり目から血が出たり… H川氏 : 海外から!ありがとうございます!物語として、能力を使いすぎると困ったことが起こる、ということの理由付けとしてロジックがちゃんと成立するようには作っているのですが、これ以上話すとネタバレになってしまうため、このあたりでご容赦ください! 【読者質問】 こんにちは いつも楽しく拝読させて頂いてます! 質問です。 どうして異能の発動を眼にしたのですか? H川氏 : これさっき… 笑 紅ki先生: あ、はい。出ましたね。 完全に邪気眼です。 全ては邪気眼からはじまったのです… 笑 H川氏 : そうですね、ほかには作品タイトルと関係があります。 主人公の能力が生命の目盛を見る能力である、ということも「メ」に関わっていますが作品タイトルには語源や由来、組み合わせを含めて作り手の想いが詰まっています。 早速質問です。 H川氏 : 共通点はあるのですが、物語の根幹に関わるため、これ以上は秘密とさせていただきます! これで読者質問は終了となるが、最後に『メメントメモリ』全体を通してのテーマと読者に向けてのメーッセージについてお伺いすることで本インタビューを終了しよう。 『メメントメモリ』のテーマをお教えください 紅ki先生: テーマは「死への向き合い方」です。 死生観について人間みんなそれぞれ異なる正義を持っていて違う考え方を持っている。 それはキャラクターも作者である私自身もです。 読者の方々と、キャラクターとともに向き合い方を一緒に考えていけたら いいなと思っていて、それがそのままテーマになっていますね。 H川氏: 人間、人生の中で直接的にも間接的にも必ず何かしらの生死に関わりますが その向き合い方をみんな少しずつ学んで答えを出していきますからそういった意味でキャラクター達が等身大でもがいている物語の芯と娯楽性を融合させていますのでより深く楽しんでいただけるんじゃないかと思います。 最後に読者の方へ一言 紅ki先生: ここまで出てきていないキャラクターもまだまだいますし、主人公たちも葛藤の最中ではありますが、この先もぜひ彼らの足掻いていく姿をお届けできればと思います。 これから出てくるキャラクターも楽しみにしていただければ幸いです! H川氏 : 『メメントメモリ』をいつも楽しんでいただき誠にありがとうございます! お陰様で皆様にたくさん応援していただき、GANMA! 連載中『 にて発表予定。 発売まで今しばらくお待ちいただきたい。 『メメントメモリ』は現在GANMA! で連載中。 『メメントメモリ』は隔週木曜日に更新。 最新話まで無料で読むことができるため、更に盛り上がる本作を是非お楽しみいただきたい。.
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