2019年:470名• 2018年:486名• 2017年:482名• 2016年:406名• 2015年:381名• 2014年:389名• 2013年:439名• 2012年:401名• 2011年:606名 毎年、平均して 400名を超える合格者を輩出していることが分かりますね。 公認会計士試験の合格者数は、毎年約1,100~1,300名程度ですから、 合格者の3人に1人は大原の受験生ということになりますね。 母集団数が多く、合格者数も高水準をキープしているため、受講生は『ここで勉強していれば大丈夫』という安心感があると思います。 公認会計士試験は長丁場の試験ですから、『 安心感』というのは強い味方になります。 計算を重視した授業 資格の大原は、元々『簿記専門学校』としてスタートし、その後すぐに『公認会計士講座』を開設しました。 資格の大原の最大の強みは『簿記』すなわち 計算です。 「理論」は暗記をすれば誰でも正答できるものであり、シンプルに努力量=得点につながります。 一方、公認会計士試験における「計算」は、 受験テクニックが多く求められます。 これを知っているか知らないかで、合否が分かれるケースもあるため、資格の大原の学習スタイルは非常に論理的であることが分かります。 また筆者の体験談ですが、実際に試験本番で「大原の受講生は解けたけど、その他の受験生は解けなかった」という問題がありました。 教室数が多く、通いやすい 資格の大原は、老舗の専門学校だけあって、教室数が 全国に50教室と最多です。 そのため、自宅の近くにあることが多く、通いやすい(通学しやすい)のが特徴です。 通学コースを受講される場合、どうしても『 地理的な問題』が発生します。 もう1つのメリットは、日々の答練(定期テスト)が、疑似的な公認会計士試験(本番)になることです。 公認会計士受験生の多くが資格の大原の受講生であるため、大原内でのテストの成績が、 公認会計士本試験の成績にリンクしやすいのです。 テストの成績が良ければ、「きっと本番の成績も良いはず」と推定できますよね。 このメリットを得ることで、 勉強の戦略を立て直すことができます。 これは大手ならではの強みと言えるでしょう。 精神衛生的にも、勉強の戦略的にも、『大手だからこそ』という武器は強いのです。 持ち運びに便利なテキスト 資格の大原『公認会計士講座』では、ポケットコンパス(通称、ポケコン)と呼ばれるテキストが人気です。 その理由の1つに、「受験仲間が作りやすい」というものがあります。 資格の大原は、講師が全員常勤であることから、講師と受講生との距離が非常に近く、自然と受講生同士も仲良くなりやすい雰囲気があります。 受験仲間を作ることで、「陰鬱にならず、適度にリフレッシュできる」「お互い分からないところを、教え合うことができる」などのメリットが生まれます。 また、 大原生専用のSNSもあるため、通信の方も他校の受験生とコンタクトを取ることができます。 「受験仲間」の存在は、長い資格試験を乗り越える上で強みになります。 私は逆に「仲間を作ると遊んでしまう」タイプでしたが、「楽しく受験生活を送りたい」「お互い切磋琢磨して、受験生活を送りたい」という方には、資格の大原がオススメです。 講師が「公認会計士」とは限らない• 料金が少し高い 講師が「公認会計士」とは限らない 通常、資格予備校で「公認会計士講座」を指導する場合、「現役の公認会計士」が講師として指導するケースが多いです。 しかし資格の大原では、「専門知識のある人」を講師として採用しているため、「 実は教えている先生が公認会計士ではない」というケースがあります。 (これは、資格の大原だけの特徴です。 ) 公認会計士ではない先生に教わっていると、人によっては、「受かってない人が教えられるのかな?」と不安を抱く方もいると思います。 なぜこのような体制をとるのか?と言うと、大原では「 常勤講師体制」を徹底しているからです。 常勤講師体制とは、その名のとおり「講師が全員常勤職員で構成されている」ことを言います。 これにより、 講師同士が連携することができ、授業の質を高めることができる仕組みです。
次のTACは『合格者講師主義』 TACの口コミで一番目立つところは、合格者講師主義を採用しているという点です。 実際に今現在生徒が目指している試験の合格者という事はとても力強いです。 いくら能力や自信があっても、実際に試験に合格したという事はまったくの別問題であり、実績の証明があるだけで、信頼度がグンと増します。 しかし、実際は、全科目において、すべての講師が合格者であるということではないということに注意してください。 TACのwebページにも記載があるとおり、「財務会計論」・「管理会計論」・「監査論」・「租税法」・「経営学」等については、「試験合格者が講師であるべき、というポリシー」を採用しているということであり、実際のところは他のスクールを見てみても状況に違いはないようです。 どこのスクールでも同じことが言えますが、経験者だからこそわかる試験での時間配分の仕方や、過去問の取り組み方、力を入れる試験の内容についてのアドバイスが聞けるのもうれしいです。 さらに、なかなか試験では点数を取れなく伸び悩んでいる時の解決方法や、自分の経験からくるスランプの脱出方法だったりも教えてくれるので、何でも聞きましょう。 大規模校ならではのスケールメリットが魅力! スケールメリットとは、受験志望校の規模が大きいことのメリットの事です。 スケールメリットが大きければ大きいほど試験には有利になるとされ、競争試験である公認会計士試験においては、合否に関して重要な要素になります。 スケールメリットがあるという受講者の口コミや評判について説明していきます。 現時点での正確な位置を把握し、効率的に学習できる 公認会計士試験の合格者は毎年同じくらいの割合で推理しており、今の全国順位から試験の合格確率が把握できます。 苦手分野の把握や克服はもちろん状況に応じた学習ができる為、今やるべきことをハッキリとさせ、効率よくが学習することができるようになっています。 確実に正答すべき問題を把握できる 難題な問題はみんなにとっても難しいので、正解できる人はほんのわずかです。 逆に確実に正答すべき問題は落とすことができず、確実に正解しておきたいものです。 それが全国規模の生徒数を誇るTACだからこそ把握でき、今自分が勉強すべき箇所を明白にすることもできます。 全国のTACの校舎で学習できる 全国の主要都市にあるので、都心に住んでいなくても地方でも気軽に通うことができる点も評判が高いです。 また校舎の振り替えや自習室の利用も自由なので、何か用事でいつもの校舎に行けない時には、最寄りの校舎でも授業を受けられるので、安心して学習できます。 答練の採点に酷評 受講生が多いこともあり、論文の添削がいい加減 規模が大きい予備校や資格取得学校にありがちなことですが、論文の添削がいい加減という口コミがネット上で書いてありました。 それはたまたまだったかまたは投稿者の解釈の違いか分かりませんが、お金を払って受講している以上、論文の添削には解答者に分かりやすいように添削してあげるべきですよね。 一部の校舎の職員の態度が悪く、真面目に質問しているのにもかかわらず笑われた こんなことをされたら誰でも気分が悪くなるでしょう。 基本的に学校や予備校では分からないことが恥ずかしいことではなく、当たり前の環境で学んでいるのに、質問しただけで笑われるという事は、その職員は生徒が受講料を払っているから、お金をもらうことができているということをもう一度思い返した方がいいですね。 ほんの一部の職員だけだと思いますが、中にはこういう人もいるということは頭に入れておいてもいいかもしれません。 窓口対応が最悪 私はタック梅田校に通っていました。 三年本科生で受講をしたのですが、先生と授業内容は良かったです。 ですが、事務所の人の対応が最悪でひた。 私は元々書類などを見落としがちなので、直接窓口に行き6科目目の無料の申し込みをする時はどうしたらいいですか?と事前に質問しに行っていました。 その時受講されるさいに、会員番号の分かるものを持ってそ受講のお手続きをしてくれたらいいということでした。 安心をして、いざ6科目の受講申し込みに来たのですが、不合格通知書が必要だと言われました。 私はそんなこと一言も聞いていなかったため、その旨をそのまま伝えたところ規則ですのでと言われ結果九月からの授業を受講出来ないことになりました。 なんのために窓口まで聞きに行ったのか本当に落胆しています。 三年本科生は授業料も決して安くないので残念でなりません。 先生や授業内容はいいので尚更です。 皆さま事務所の対応にはお気をつけ下さいませ。 knowledgecommunication. 全員が悪いわけではなく、たまたま1人だけ対応が悪かったことで、窓口の対応が全部悪いという印象を受けかねません。 最初の窓口での対応により、ここで受講するか決めることが多いと思うので、しっかしとしてほしいですね。 他にも多かった口コミ• 大学のスケジュールを考慮してくれた 学生は大学のスケジュールが最優先なので、スクールのカリキュラムを無理なくできるように調整してくれるという事は、学生にとってうれしいですね。 集中して勉強できる環境が整っている 大手ならではの広い自習室と、まわりにも同じように勉強している人がいるので、自然とモチベーションが上がる環境が最高という人も多かったです。 何といっても講師陣が優秀で親身 校舎数も多いため講師陣も多く、その中でもアドバイスが的確であり、生徒によって何が足りなく、今の時点でやるべきことを明確に示してくれる講師も多いという意見もありました。 ただし、規模が大きいこともあり、全員が全員教える能力に長けているというわけではないのは、 ある意味仕方のないことかもしれませんが、このような口コミもありました。 気になるのは大学卒業したての講師がいきなり授業するのありかな。 かなり高いお金払うのにさ。 普通見習いでしょ。 ホームページにも違和感覚えたし。 肘つきながら偉そうに話してる写真あるし。 これはガチでありえない… まぁいいかね。 スケールでかいしね。 knowledgecommunication. まとめ【 典型的な大規模校 】 TACの口コミや評判について説明しました。 大手ならではの特色を生かした良い評判があるということと、残念ながら生徒数が多いことにより雑な対応もあるという事が分かりました。 TACのようにスケールが大きいことがメリットとなるスクールを選ぶか、あるいはスケールが小さくても質の面で評判の高いスクールを選ぶかは、ご自身の状況をよく見据えた上で考えるといいでしょう。
次の社会人が公認会計士試験を目指そうと考えたとき、まず第一に考えるのは「どうやって勉強を始めるのか」ということかと思います。 会計士試験受験の予備校に通う、もしくは独学で進めるといった選択肢を思いつくでしょう。 一方で、それぞれにどのようなメリット・デメリットがあるのか、毎日どのくらいの時間を勉強に費やす必要があるのかといったことは、雲をつかむ話かと思います。 この記事では、一般企業で働きながら公認会計士試験に独学で合格した著者に「独学で公認会計士試験を志すにあたって、事前に知っておくべきこと」をご紹介いただきます。 受験を考えている方はまずはこちらを読んでいただき、自分の置かれている環境に合った勉強スタイルを選ぶ上での参考にしていただければと思います。 会計士試験独学挑戦のメリット・デメリット (1)何のために会計士になるのか 皆さんは、何のために公認会計士になるのでしょうか。 ここではまず一般企業の経理部で働いている方が、公認会計士の資格を取得することのメリットについて確認しておきましょう。 人生の可能性が大きく広がります。 公認会計士登録すると、非常勤監査のアルバイトで1日に5万円ほどもらえます。 独立して事務所を経営し、年収3,000~5,000万円を得ている事例も多くあります。 年収1,000万円はさほど高いハードルだと感じなくなるでしょう。 コミュニケーションに問題がなければ転職先には困りません。 単純な記帳代行や税務申告は減るものの、会計・財務・経営戦略に関する難解な業務は減らないでしょう。 会計系資格の最高峰である公認会計士資格の将来は今後も明るいと思います。 収入を確保することが難しくないので、好きなように時間を使えます。 わたしの場合は働きながら大学に再入学して心理学を勉強しています。 新規事業の相談を受ける機会も多いので、面白そうな事業には直接出資しています。 このように資格取得のリターンはとても大きいです。 (2)社会人が会計士試験に独学で挑戦するにあたってのメリット・デメリット 独学での公認会計士試験合格はとても難しいですが、メリットもあります。 働きながらだと通学だけで精一杯です。 専門学校に通っても、9割近くは合格できません。 合格できるかどうかは、一人で効率的な勉強ができるかにかかっています。 講義は何度か休んでしまうとついていくのが難しくなります。 独学ならばやる気があるときに勉強し、調子の出ないときは休むことで、スケジュールを調整できます。 試験範囲すべての講義を受けるには、早くても半年はかかります。 公認会計士試験の試験範囲はとても広いですが、何度も繰り返すうちに慣れれば10日ほどで試験範囲すべてのテキストを読み、問題を解くことができるようになります。 もちろんデメリットもあります。 鉄の意志で自分を管理しなければなりません。 さぼったら誰にも助けてもらえずそのまま落ちます。 (3)独学が向く人、専門学校を利用しての勉強が向く人 わたしは授業を聞くのが好きではないので独学を選びましたが、独学のほうが合格しやすいとは思っていません。 そうでなければ専門学校へ行った方がよいでしょう。 働きながら会計士に合格するために必要な勉強時間は? (1)一般的に会計士合格に必要な総勉強時間 わたしは1日に5時間半、週6日勉強して丸1年で合格しました。 午後8時にほぼすべてのノルマを終えて趣味のブラジリアン柔術の練習に行っていました(黒帯です)。 家で勉強したのは1日30分程度です。 ただし、学習開始前に以下のアドバンテージがありました。 民法、会社法の知識を備えていた• 財務会計・管理会計の知識を備えていた• (2)働きながら勉強する場合の1日の勉強時間と勉強スタイル 理論科目の勉強は主にテキストを読むことで行います。 一方、計算科目の勉強は、電卓をたたいて問題を解くことがメインです。 ということは、理論科目は机に向かわなくても勉強できるわけです。 1日5時間半のうち、机に向かって勉強していたのは1時間半ほどです。 残りの時間は通勤電車で立ったり、ソファーに座ったりしながらテキストを読んでいました。 始業前30分、昼30分、終業後30分の机に向かう時間を確保し、計算問題はそこで勉強します。 この方法なら帰宅前に1日のノルマを終えられます。 会計士試験の勉強をスタートしたあとに訪れるであろうハードルについて (1)環境面の話 公認会計士試験は専業の大学生がライバルとなりますが、それを含めても9割は落ちます。 受験にたどり着かず脱落する人も多いので、実際の倍率はそれ以上です。 環境を整える前に勉強を始めても成果が出る可能性は低いので、まずは環境を整えましょう。 わたしは受験前に2社で経理・経営企画を担当していましたが、どちらも繁忙期を除いては定時ぴったりに仕事を終えていました。 どちらの企業も給与や福利厚生などの条件がよかったため、スキルのある方は転職を検討してもよいかもしれません。 3日坊主にならないようあらかじめ計画を十分に練るべきです。 週に1日を完全休養とし、その日を家族サービスに充てれば家族からの不満が出る可能性も低くなります。 独身の方も週1日は試験のことは考えず、趣味の活動やスポーツをすることでリフレッシュしましょう。 (2)メンタル面の話 人間のモチベーションは日々低下します。 難関試験に挑むには覚悟が必要です。 ただし、その分リターンも大きいです。 人生が変わる人が多いでしょう。 合格後にしたいことをなるべく具体的に思い描き、気持ちが落ちそうな日にも自分を奮い立たせましょう。 まとめ (1)仕事へのプラスの作用(わたしの場合) 最大のメリットは会社に頼らず生きていけることです。 会社員時代は人間関係でストレスをためていました。 今はストレスフリーです。 合わない人とは自然に契約が終わるので、ストレスをほとんど感じません。 面白いと思う仕事には自分の裁量でどんどん関われます。 毎日好きな人と話して楽しい仕事ができて幸せです。 自分のペースで働けるので家族と過ごす時間も増えました。 収入も増えました。 (2)独学で会計士試験を目指すことを決めた人へ 難関試験の合格に、特別な才能はいりません。 必要なのは、効率的な努力であり、適切に努力すれば誰でも合格できます。 わたしは子供の頃からまったく勤勉ではありませんし、天才でもありません。 これまでわたしは何度も挫折し、たくさんの試験に落ちました。 その結果、気づいたことが二つあります。 それは、 「努力を続けることは難しい」ことと、 「適切な努力を続ければ、目標を達成することは難しくない」ことです。 楽に努力を続けて合格するためのコツは「社会人が独学合格する方法」(中央経済社刊行)にまとめてありますので、よろしければご一読ください。 この記事を読んだあなたが、目標に向かって、より充実した人生に向かって、自信を持って邁進することを心から願っています。
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