プッシュアップ系応用メニューの2つ目は 「リバースプッシュアップ」です。 このメニューは別名ディップスとも呼ばれます。 これは「下がる・沈む」と言った意味の英単語です。 この種目も自重トレーニングです。 リバースプッシュアップは、プッシュアップとは違い仰向けで行います。 ベンチなどに座った状態で、両手を体の真横におきます。 そして両手に力を入れて体を浮かせ、 肘が90度になる程度まで体を下ろします。 この時、可動域を確保するために両足はやや前の方に伸ばしておきましょう(膝は曲げていてください)。 このメニューでは上腕三頭筋の他、大胸筋の下部にも負荷がかかります。 通常のプッシュアップは大胸筋の中部が中心に鍛えられるので、胸を鍛えるメニューとして取り入れてもいいですね。 【リバースプッシュアップについてもっと詳しく知りたい方はこちら】 ダンベルを使って上腕三頭筋を鍛えられるメニューには 「フレンチプレス」があります。 この種目は立った状態で行うのが基本です。 両手を真上へ伸ばし、両手で1つのダンベルを持ちます。 そして、ダンベルをゆっくり後頭部の方へと下ろします。 この時肘は閉じて行いましょう。 頭のすぐ近くでダンベルを動かすので、思わぬケガをしないよう十分気をつけて行ってください。 また、このメニューは片手で行う「ワンアーム・フレンチプレス」という応用もあります。 片方でダンベルの上下をしている間はもう片方の手で肘を支えてあげることができるので、通常のフレンチプレスよりやりやすいと感じる人が多いかもしれません。 【フレンチプレスについてもっと詳しく知りたい方はこちら】 前腕筋群は、主に「上下させる動作」と「旋回させる動作」の2つのメニューを中心に組むのがオススメです。 そのうち、「上下させる動作」のメニューが 「リストカール」です。 リストカールはベンチに座った状態などで行いますが、その時足の上に手を置き、手のひらが上を向くようにしてダンベルを持ちます。 そのあとは、手首を上に巻くようにしてダンベルを持ち上げてください。 動作が少ない分雑な動きにならないよう、ゆっくりと動かしましょう。 また、手のひらの向きを逆にして行う「リバース・リストカール」というメニューもあります。 それぞれのメニューで手首の表と裏の両方を鍛えられるので、できれば2つともこなすのが理想的ですね。 【リストカール(リバース・リストカール)についてもっと詳しく知りたい方はこちら】 「プロミネーション」は、先ほど紹介した前腕筋群の動作のうち、「旋回させる動作」を主体にしたメニューです。 座った状態で片手にダンベルを持ち、もう片方の手を添えて動作を安定させます。 ダンベルですが、拳を立てた状態でダンベルの端を持ってください。 この状態から、ゆっくりとダンベルを体の「外側」へ倒していきます。 この時前腕の内側の筋肉が使われているのを意識しましょう。 ダンベルを倒す時は、あまり手首をひねり過ぎないように注意してください。 プロミネーションではダンベルを外側に倒しましたが、これに対してダンベルを体の「内側」に倒すメニューを「スピネーション」と言います。 こちらは前腕の外側の筋肉が使われるので、やはり 両方合わせて1セットで行いたいメニューです。 【プロミネーション(スピネーション)の詳細はこちら】.
次の痛いところが原因とは限らない 筋肉は不思議なもので、 実際に痛みを感じている場所と、その痛みの原因となる場所が一致しないことが多いです。 肩こりで肩を揉んでも効果が薄いと感じていた方は揉むべき場所が違う可能性が高いということです。 この、痛みの原因となるべき場所のことをトリガーポイントと言います。 そして、今回、 肩の痛みの原因として疑ってみていただきたいのが腕や手の平です。 トリガーポイントは押すと激痛が走る これまた不思議な事に、トリガーポイントは普段痛みを発していないのでその存在に気づくのが難しいです。 しかし、押したり、揉んだりすると確実に激痛が走ります。 これは、この部分に硬結(こうけつ)があるためです。 筋肉の硬結とは運動や怪我、もしくは緊張状態が続くことによって、筋肉の筋が損傷して収縮した状態になります。 この収縮した状態が続くことによって硬いしこりのように固まり、硬結になってしまうのです。 硬結になってしまうと周辺の血管が圧迫され、血流が滞るため、痛みの原因となる物質が作られます。 硬結は関節に近い部分に出来やすいのですが、ここには筋肉の末端部分があります。 やはり、筋肉が細く、小さい箇所の方が血流が滞りやすく、硬結が出来やすい傾向にあるので、トリガーポイントを調べる際には筋肉の末端部分をまず調べてみてください。 腕のマッサージポイント さて、これから具体的に腕のマッサージポイントをご紹介していきます。 やり過ぎは良くありません。 痛気持ちいいぐらいの強さで行ってください。 腕橈骨筋(わんとうこつきん).
次の筋肉太りって? 筋肉太りになる原因は? 筋肉太りとは、その名前のとおり 『筋肉がつきすぎて太ってみえる状態』のことです。 腕に筋肉がつきすぎてしまい、腕だけが太くなってまるで肥満のように見えている状態ですね。 特にふとももが筋肉太りしやすく、上半身に大して下半身、特にふとももだけが妙に太いひとなどは、筋肉太りの可能性が高いです。 また、筋肉太りにはもうひとつの意味があり、 『筋肉がついているが、同時に脂肪もついている』 という状態です。 筋肉太りには明確な定義はなく、単に 『筋肉がついて太いだけ』も筋肉太りと言われることもありますし 、『筋肉にさらに脂肪もついている状態』を筋肉太りということもあります。 ただひとつ共通しているのは、どちらも 『筋肉が多い』ということです。 筋肉太りになる原因は? 筋肉太りになる原因は、大きくわけて2つあります。 1、部活などで腕に筋肉がつきすぎている。 2、元々、筋肉や脂肪がつきやすい体質。 1の場合は、単純に運動部や仕事で腕を酷使しているために、筋肉がついている状態です。 ですので、脂肪はあまりなく、ゴツゴツとしたたくましい腕になることがほとんどです。 ただ、あくまで運動や仕事でそうなっているだけなので、部活をやめたり仕事を変えるとすぐに通常の細さに戻る場合がほとんどです。 2の場合はそれよりも厄介で、 『もともと、筋肉や脂肪がつきやすい体質』というものです。 世の中には、 『いくら食べてもまったく脂肪も筋肉もつかない人』や、反対に 『食べるとすぐに太るし、筋肉もつきやすい』という人がいます。 前者を ハードゲイナー、後者を イージーゲイナーと呼びます。 『ゲイン』とは吸収といった意味なので、 『ハードゲイナー』『イージーゲイナー』というのは 『吸収が難しい人、吸収がラクな人』という意味になります。 ようするに、 『食べても食べても太らない人』というのは胃腸の吸収力が弱く、 『食べるとすぐに太る人』というのは胃腸が丈夫で吸収力が強いのです。 そして、筋肉太りしやすいのは当然、 『イージーゲイナー』の方です。 胃腸の吸収力が高いので、食べたものがすぐに筋肉や脂肪に変わっていくのです。 そのため、筋肉もつくけど脂肪もつく、という状態になりやすく、ちょっと食べ過ぎるとすぐに見た目が太ります。 特に女性は腕やふとももに脂肪がつきやすいので、油断するとすぐに二の腕が太くタプタプになってしまいます。 (筋肉の上に脂肪がたっぷりついているためです) 部分痩せはできるの? 本来、部分痩せというのはできないというのがダイエットの常識です。 人間の体は痩せていく順番が決まっているので、 『ここだけ痩せたい!』と思っていても、なかなかそうはいきません。 しかし、筋肉太りの場合は話が別で、筋肉を減らすことで腕だけを細くすることは可能です。 ただし、間違ったダイエット方法をすると体を壊してしまうことがあるので、必ず正しいダイエットを行うようにしましょう。 筋肉太りした腕を細くする方法1 タンパク質を少なめにする 筋肉太りした腕を細くするには、まず筋肉そのものを小さくしなければいけません。 そのためには、 『タンパク質』を控えましょう。 タンパク質とは、肉や魚、豆腐や納豆に多く含まれている栄養素で、筋肉の材料になります。 さきほど紹介した 『イージーゲイナー(筋肉も脂肪もつきやすい人)』は、とにかく栄養の吸収率が高いので、お肉などを過剰に食べるとすぐに筋肉がついて体が大きくなってしまいます。 ですので、筋肉を適度な量にするためには、 『タンパク質』を控えることがとても大事なのです。 まったくゼロにするのは健康によくありませんが、今まで食べていたお肉の量を3分の2ぐらいに抑えれば、それだけで筋肉量が落ちていくので、とにかくタンパク質の摂取量を減らすようにしましょう。 もちろん、食べ過ぎも気をつければ、脂肪も減るので腕だけでなく全体がスリムになっていきます。 筋肉太りした腕を細くする方法2 有酸素運動をする 次にオススメなのが、 有酸素運動です。 特に ジョギングや 水泳などをすると、筋肉がスラッと細くなって見た目がスリムになっていきます。 『有酸素運動をすると筋肉が細くなる』 というのは有名な話で、実際に有酸素運動ばかりしている手も足も細くなっていきます。 これは、一説には走りやすい体になるからだ…と言われています。 腕や脚などに余分についた筋肉を分解することによって、軽くてシャープな体に変化していくのです。 筋トレマニアなどにとっては大迷惑な話ですが、筋肉太りで悩んでいるひとには朗報だと思います。 タンパク質を控えつつ、定期的に有酸素運動をしていけば、腕や脚につきすぎた筋肉や脂肪も落ちて、スラリとした手足を手に入れることができます。 全体が太っている人はダイエットが一番、効果的! 『腕だけでなく全体も太っている』というひとは、 ダイエットをするのが一番効果的です。 ダイエットをすれば腕だけでなく全体的にスリムになっていくので、一石二鳥です。 また、ダイエットには 『痩せる順番』があり、 『腕』は二番目に痩せる場所なので、比較的早く腕を細くすることができます。
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