あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 見てみたらちょーよかった。 ということで読書感想文的なー? 話自体は難解とか複雑っていうことはなく、シンプルなもの。 ストレートな友情ものだ。 テーマも設定もシンプル。 テーマがシンプルということは、結局言いたいこととか昔から繰り返し取りざたされているので、「なにを言いたいのか」で勝負するのは難しい。 そうすると、どのように表現するか、という話になってくるんだけども、そこに設定が絡んでくる。 そこに複雑な設定を持ち込めば、設定自体のおもしろさで魅せるという方法をとることができるが、この作品の場合はそうじゃない。 ストレートにテーマの部分で「ええ話やなー」と思わせるものだ。 それは難しい。 シンプルなテーマということは、その結論には意外性はない。 そして、それをいかに表現するか、であるのだから、その手段はいろいろあった方がやりやすいからだ。 なんだけどまあ割と真っ正面からやられた感。 まあシンプルなテーマでシンプルな設定だからストレートになるのは自然なんだけど。 そういうのの良さを再認識させられた感かなー。 でまあ、テーマも設定もシンプルだから考察するほど謎がおおい話じゃなかったんだけども、解釈が難しいところがあるのもまた事実。 とりあえず、みんながはまるっていうかおそらく作り手側が意図的に答えをぼやかしている部分はともかくとして、個人的にはまったところ。 それはめんまの願いについて。 めんまは何か願いを叶えてほしくてじんたんの前に現れたという。 そしてその願いは、「みんな」じゃないとかなえられないという。 そして、めんまの願いは最終話で明かされる。 それは「じんたんを泣かす」こと。 より正確に言うなら、「じんたんに、我慢をせずに涙を流してほしい、というじんたんの母親の想いをかなえる」ということ。 そしてそれはじんたんのことを想ってのことであったこと。 ここではまった。 「じんたんを泣かすことってみんなじゃなきゃかなえられないことなの?」と。 というのは、作中では、「めんまがじんたんを泣かすシーン」は8話に描写されている。 まあ最終話でもあるけどその時点ではすでに願いは叶っている。 そしてこれは「めんま」が泣かしたといえるし、「みんな」が泣かしたわけではないように思える。 そして、おそらくこのときのじんたんの涙でめんまの願いは叶えられたものと思われる。 9話には前兆とおぼしき描写、手と手を合わせたシーンや河原で足下を映すシーンの「違和感」のある描写、めんまの体に起きはじめていた「違和感」を現す描写がなされているし、10話の最初の仏壇に手を合わせるシーンではより明確に描写されている。 花火が上がる前に、もう少し待って、とも言っている。 つまり、8話の後でちゃんと成仏が始まっている。 従って、めんまの願いはめんま一人でかなえることができたわけで、みんなじゃなきゃかなえられなかったわけではなかった。 ということで一人もんもんとはまっていたわけだけども、答えは至極単純だった。 めんまは、その願いはみんなじゃなきゃかなえられないと「思っていた」だけだった。 実際にそうかどうかはともかくとしてだ。 めんまが「あの日」、じんたんに内緒でみんなを集めようとしたのは、どうしたらじんたんを泣かすことができるのか相談するためだった。 めんまは、自分一人でその願いを叶えられるとは思っていなかったから、みんなと相談しようとした。 そして、そう思っていたから、一話で「みんな」じゃなきゃかなえられない願いだと言ったわけだ。 まあ、これは普通に最終話だけでわかるんだけど、なーんかはまってしまった。 実際の結果と言ってることが違ったのが、単なる思いこみっていうシンプルな結論になかなか至れなかった。 っていうか結構物語で提示されている条件が、単なる思いこみでしたっていうことは割とないきがする。 なもんで、なかなか思いつけなかったわけだ。 そして、みんながその意味を考えるであろうところ。 俺たちは 大人になっていく どんどん通り過ぎる季節に 道端に咲く花も移り変わっていく あの季節に咲いた花は なんて名前だったんだろう 小さく揺れて 触れればちくりと痛くて 鼻を近づければ わずかに青い 日向の香りがした 次第に あの香りは薄れていく 俺たちは 大人になっていく だけど あの花は きっとどこかに咲き続けてる そうだ 俺たちは いつまでも あの花の願いを 叶え続けていく この文の解釈。 まず、「俺たち」とは超平和バスターズの面々であることは間違いない。 でまあ、こっから先は逆に言えば、なんも決まっていない気がする。 決まっていないっていうのは、解釈は自由ってこと。 そういうわけで個人的解釈。 俺たちは大人になっていく どんどん時は過ぎていき、周りの様子も移り変わっていく あのときのめんまとの出来事はなんと言えばよかったのだろう 思い返せば心は小さく揺れ、少し寂しくて わずかに若さを感じ、ぽかぽかとする、そういう思い出 次第にその記憶も色あせていく 俺たちは大人になっていく だけど、めんまとの思い出はきっといつまでも心の中にあり続ける そうだ、俺たちはいつまでも、 「超平和バスターズはずっとなかよし」でいつづける こんな感じかなー。 正直後半の方が解釈は自信がある。 最後に2chから拾ってきたおまけ。 投稿ナビゲーション.
次のあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 あらすじ 昔は仲良しだった幼馴染男女6人。 高校生になった彼らの距離はいつの間にか離れてしまっていた。 ヒキコモリぎみの主人公"じんたん"(宿海仁太)。 ギャル友達に流され気味の"あなる"(安城鳴子)。 進学校に通う"ユキアツ"(松雪集)、"つるこ"(鶴見知利子)。 高校に進学せず旅を重ねる"ぽっぽ"(久川鉄道)。 仲良しだった小学生の頃から、それぞれが変わっていく中で変わらない少女"めんま"(本間芽衣子)。 ある日、"お願いを叶えて欲しい"とじんたんにお願いをするめんま。 困りながらも"めんまのお願い"を探るじんたん。 そして、めんまのお願い事がきっかけとなり、それぞれのテリトリーでそれぞれの生活を送っていた幼馴染達が再び集まり始る。 めんまのお願いとは一体何なのか。 願いが叶った先に幼馴染を待ち受けるものとは…。 アニメ広場 以下当サイト は各動画共有サイトにあるアニメ情報をまとめたリンク集サイトです。 運営者は動画の違法アップロード、またはそれの推奨・援助を含め著作権の侵害を助長する行為は一切しておりません。 動画・音声・画像等すべての知的所有権は著作者・団体に帰属しております。 動画のアップロード・削除依頼等の質問に関しまては各動画共有サイトへ直接お問合わせ下さい。 なお、当サイトを利用したことでいかなる損害が生じることがあっても、当サイト運営者に責任は及ばないものとします。 リンク切れや紹介記事に不適切な箇所がございましたら、お手数ですがコメント、またはからお知らせいただけますと幸いです。 All Rights reserved.
次のアニメ見たけど、別にそんなに…… といった人は無理に見なくてもOKだと思います。 「実はアニメ本編ではまだ完結していない」 「この劇場版で全てが完結する」 そういうわけではないからですね。 アニメの11話でちゃんと完結していて、 あくまでこの劇場版は「おまけ」的なストーリーです。 2.面白かったがやや中途半端な点も 個人的には劇場版も楽しめたし、見て良かったと思えました。 しかし厳しめに評価すると 少し中途半端だった部分もあるかなと。 というのが、紹介したように ストーリーの半分くらいは回想シーンなんですよね。 でも先述したようにアニメ未視聴の人が劇場版だけ見て理解できるか? というと、かなり厳しいと思います。 アニメを見てない人のために完全に総集編にする• 回想をカットして、すでにアニメを見たファン向けに作る このどちらかにした方が良かったのではないかなと。 当時はこの劇場版のために、 本編を見直してから映画館に行く人も多かったと思いますしね。 だから「あの花ファン」の人たちを喜ばせようと、がんばってくれたんだろうなとは思います。 完全な総集編1本だけで終わっていた可能性を考えると、ファンからすればむしろ有難いと思うべきなのかもしれませんね。
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