大人気のと並んでお勧めしたいのがこちら、「KEIKO」というアジサイです。 フェアリーアイでも有名な、育種家の坂本さんが生み出した新品種で、まだ数が少なく出回っていないため、今年(2015年)はフラワーギフトのイイハナドットコムさん以外では多分取り扱われないとの事。 (多分です) なのでとっても貴重なお花です。 母の日のギフトとしては、これ以上にないくらい素晴らしいアジサイの鉢植えだと思います。 KEIKOの特徴は色々ありますが、分かりやすいのは花弁の色と質感でしょうか。 最初は、真っ白な花びらに紅色の縁取りがついたコントラストのはっきりとした配色で、どちらかというときりっとした引き締まった印象を受けるのですが、時間が経過するにつれて全体的に淡いピンクへと変化し、その様子はまるでゴージャスなフリルのよう。 時と共に花色が変化していくアジサイは多いですが、KEIKOはまた一味違った印象のお花です。 新しい品種という所に惹かれる方も多いかと思いますが、実際にお花を見てみると、そのボリューム感と色の美しさに大きな魅力を感じるはず。 お花を育てるのが好きなお母さんへの贈り物としてはもちろん、お母さんのお名前がケイコさんだという場合にも、なかなかユニークなギフトだと思います。 実際のお花を見てきましたので、簡単に写真をご紹介いたします。 写真のKEIKOは、まだお花が咲き始めたばかりですので、花びらの縁がくっきりとした色合いです。 全体の様子 イイハナのオリジナルバスケットに入っています お花を真上から まだ蕾が目立ちます お花を拡大 八重咲きでとてもボリュームがあります 淡いピンク色に変化したKEIKOの写真は当然ないのですが、に少しだけお写真が掲載されていますので、そちらもあわせてご覧になってみてください。 人が持つとこんな感じ 鉢は5号サイズです オリジナルバスケット なかなかお洒落 底穴がある鉢に入っています。 お手入れの仕方については、同梱の栽培説明書にも書かれてますので、そちらをご覧ください。 補足として書いておきますと、こういった鉢植えの商品は、根を鉢一杯にした状態で出荷される事が多く、このまま長期間置いておくと根詰まりを起こしやすくなります。 なので来年も楽しみたい方は、適度なタイミングで植え替えをされる事をお勧めいたします。 鉢に対して根が多いと、それだけ水も切れやすくなりますので、水やりの頻度には注意してくださいね。
次の今年は、母の日ではなく、「母の月」とされておりますが、その「母の月」も終わり、6月に入りました。 6月と言えば、「紫陽花(アジサイ)」の季節ですね。 今では、母の日にプレゼントで送ったり、送られたりする方も多いのではないでしょうか? 本日は、そんな梅雨の風物詩とされる「紫陽花」についてお話してみたいと思います! 紫陽花ってどんな花? 一般的な「紫陽花」は、「ホンアジサイ」を指します。 こんもりとしたてまり咲きの、小花いっぱいの紫陽花は魅力的ですね! ホンアジサイは、日本が原産の「ガクアジサイ」から品種改良して出来た紫陽花です。 紫陽花は、両性花と装飾花があり、花びらに見えているところは装飾花です。 ガクアジサイは、装飾花が両性花を囲むようについているものを指します。 ホンアジサイは、すべて装飾花なので、てまり状なのですね。 「セイヨウアジサイ」と呼ばれている種類は、ヨーロッパで品種改良され、日本に逆輸入されたものです。 英語表記では「hydrangea」とされ、日本でも「ハイドランジア」と呼ばれます。 聞いたことありませんか?最近は、花屋に行ってもそのような名前で並んでいることがありますね。 ギリシャ語で「水の器」という言葉が由来とされているそうです。 様々な紫陽花の種類をのちほどご紹介します! 紫陽花の色の変化について 紫陽花は、土壌のpH度によって色が変わるとされております。 日本の土壌は、弱酸性の場所が多く、青~青紫の花になりやすいそうです。 紫陽花に含まれるアントシアニン色素が、アルミニウムイオンと化学反応を起こして(吸収されて)青色の紫陽花に変化します。 しかし、青系の紫陽花だけではなくて、ピンク系や白の紫陽花も存在しています。 ピンク系の紫陽花は、青系のそれとは反対に、アルミニウムイオンが吸収されないことで、ピンク系の紫陽花となるそうです。 中性~弱アルカリ性ならば、ピンク系の紫陽花になります。 白の紫陽花は、アントシアニン色素を持たないために、土壌の影響を受けずに白色となります。 紫陽花の別名として「七変化」と言われているのも納得ですね! ところが、今では土壌の酸度だけではなく、花の種類によっても咲いているうちに色が変わるものがありますよ! 時間の経過により色を変えていく種類の紫陽花は? 秋色アジサイと呼ばれるものを、聞いたことがありますか? 秋色アジサイとは、秋まで花を楽しめる種類の総称です。 アンティークアジサイとも呼ばれることがありますね。 その名の通り、アンティークな色合いが特徴です。 通常の紫陽花が、気温等の変化によってアンティークな色に時間をかけて変化していくのです。 しかし、花が咲いた後も、剪定しないで置いておけば、すべて秋色アジサイとなる・・・わけではありません。 同じ紫陽花であっても、気温や日照、水分量など・・・様々な条件を経て、きれいな秋色アジサイと変化していくのです。 最近では、きれいに秋色アジサイに変化するように品種改良されているものも出ています。 初夏から夏の間に、まん丸で大きな花を咲かせてくれます。 咲き始めはライムグリーン。 成長がすすむとともに、大きく、真っ白になっていきます。 さらに咲きすすむと、グリーンのドライフラワーのようになっていきます。 ドライフラワーにしてお部屋に飾ることもできるので、長く楽しむことが可能な紫陽花ですね。 花もちは3か月から4か月と長いです。 通常よりも、強い日の当たらない場所で管理します。 初めの花の色はピンク、ブルー、紫など様々です。 だんだんと、装飾花が開いていき、両性花が隠れて、半てまり状になっていきます。 花びらに厚みがあり、花もちがよいので、色の変化が長く楽しめます。 ガク咲きの紫陽花です。 湿気の多い場所や、沢沿いなどに自生しているものなので、半日陰が適しています。 5月初旬くらいから咲き始め、華やかな花となります。 秋色アジサイとして、おしゃれなアンティークカラーと変化していきます。 花付きも良く、茎もしっかりとしています。 花屋で手に入る!人気のある紫陽花の品種は? 毎年、母の日近くになると、花屋の店頭に並び始める紫陽花たち。 上記の紫陽花を見たことがある方も多いと思います。 明るい日陰で育てることで、花の色がしっかりときれいに発色します。 直射日光には気を付けてください。 こちらも八重咲きの紫陽花ですが、名前の通り、てまりのようにまぁるくかわいらしい花を咲かせます。 ピンクとブルー、どちらもかわいいですよ! 装飾花のみが咲く種類ですが、ひとつひとつが小さい花ですが、それがたくさん咲いててまり状になると、存在感が強くなります。 てまり状の花で、花房は小さく、かわいらしい印象です。 花房の縁に、切れ込みが入っているので、一重咲きでも動きが出て見えます。 万華鏡を覗いたときのような華やかな姿の八重咲きの紫陽花です。 一つの花がグラデーションのようになっているので、繊細に見えます。 花の色はピンクかブルーですが、ブルーの方が流通量が多く、ピンクは流通量が少ないので、希少性があります。 てまり状に咲く装飾花が集まったこの紫陽花は、本当に綿菓子を連想させるふんわりとしたかわいらしい花です。 一重咲きですが、花房の縁に細かく切れ込みが入っていて、柔らかさを感じさせます。 花弁の形に特徴があり、縁が内側に巻き込んで、お皿のような形になっています。 ポップコーンが弾けたようなイメージですね! この紫陽花は、土の酸度によって、はっきりと色が変化します。 ブルーも美しく素敵ですが、ピンクはかわいらしい雰囲気で、葉の色が濃いのでどちらの色でも花を引き立たせてくれます。 上品なイメージの紫陽花です。 デンマークで開発された種類で、大人っぽい姿をしています。 ピンクや青と、白のコントラストが美しい品種です。 軸がしっかりとしていて、花弁も強いので、長く花が楽しめます。 ガクアジサイですが、見ごたえのある花です。 装飾花に、ランダムに白い斑が入りますので、涼し気な雰囲気もあります。 ~まとめ~ ここまでお読みいただき、ありがとうございました。 まだまだ、たくさんの種類があり、ご紹介しきれません! 種類によって、一言にピンクや青といっても、色合いが違ったり、縁取りがあったり、咲き方が違ったりして、不思議で素敵な花ですね。 これからやってくる梅雨の中で、美しく咲く紫陽花が心を癒してくれることでしょう。 また、6月の6のつく日は、日本の昔ながらの風習である、「花守り」の日。 紫陽花をブーケのようにして、お守りとして吊るす習わしがあるのです。 これは、梅雨の邪気を払うお守りとして、これからの半年に願いを込めて玄関等に飾るとされています。 お花のアレンジや花束を作る際などに分からないことがあったり相談したいことはいつでもメールでご相談下さい。 facebook.
次の酸性はブルーにアルカリ性はピンクに ハイドランジアもアジサイなので、土壌の酸度によって色が移り変わる性質は同じです。 酸性寄りの土壌の場合はブルーになり、アルカリ性寄りの土壌の場合はピンクになります。 ブルーは、鹿沼土を入れるとか、ピートモスを仕込むとかすれば簡単ですが、ピンクにするのがなかなか難しく、苦土石灰をまくにしても、あくまで撒く量は少量。 今年の我が家のフェアリーアイは色も鮮やかな七色状態です。 「きれいですね~カラフルで」と通りすがりの方に言われましたが、言わずと知れた「酸度調整の失敗」以外の何物でもありません。 最初に鹿沼土を仕込んでしまったので、どうしてもブルーに偏りがちでしたが、ここ数年冬の堆肥を鶏糞にして、マルティングにココピートを利用しているためか、アルカリ性寄りになった部分も多いらしくて、ピンクや紫が混じるようになりました。 アジサイの花はガクなので水は上から フェアリーアイの育て方、まずは水やりについてですが、花はガクであって花びらではないので、葉っぱと同じ扱いでかまいません。 むしろ、葉っぱと同じ扱いをしないと花が枯れたようになってしまうので、キレイな花を長く楽しむことができなくなります。 アジサイは水揚げが苦手なのに、水を欲しがる花なので、水やりするときは、上からた~~っぷりと水を掛けるようにしましょう。 肥料は、冬に有機たい肥を穴を掘って埋め込んで土をかぶせておくと、あとは緩効性化成肥料を適宜追肥する程度でもきれいな花が楽しめます。 春先に、色鮮やかなピンクやブルーになり、しばらくするとだんだんと退色していき、初夏には緑の花になります。 私が育てていて、カタログにあるような鮮やかな緑になったことはありません。 我が家では、ちょっとくすんだような緑色になります。 そして、秋になると、深いワインレッドになります。 秋花はちょっと春の花より小さめです。 何のことはない、紅葉しているからこの色なんだとか。 夏花の後すぐ剪定しないと来年の花がないのはうそ 秋花まで楽しむと、来年の花が咲かなくなるから、来年も花を咲かせたいなら夏色になったら花を切り落とすようどのショップの育て方にも書いていありますが、それは間違いです。 私は毎年秋花まで楽しんで、毎年花も咲かせています。 冬も剪定しないでいると、フェアリーアイは枯れ果てた卒塔婆のような姿になってしまいます。 でも、ここが我慢のしどころです。 これに耐えると、来年、美しい花が楽しめます。 もちろん、真冬にバラと一緒に穴を掘って、有機肥料を施肥しておくのを忘れないのもきれいな花を楽しむためのコツです。 フェアリーアイの前年の花の剪定は花芽がついてから フェアリーアイの花の剪定をいつやるのかというと、春になろうという頃です。 緑の葉っぱがどんどん出てきて、枝先の葉っぱをそーっと広げてみると、花芽がついているのが見えます。 何個か確かめてみて、どれも大丈夫なら、ようやく剪定開始です。 枯れたような枝と、枯れたような前年の花をバシバシ剪定し、細くて育ちが悪そうで大きな花が望めなさそうな枝も一緒に切っておきます。 こうすることで、花芽もついて、秋花までずっと楽しめます。 ハイドランジアは寒さに弱いけれど アジサイは寒さに強い花で、上に雪がドカンと積もってもどうとでもない花ですが、ハイドランジアは比較的耐寒性が弱いものが多く、フェアリーアイも弱い方と言われています。 実際問題として、株が小さいころは枯れるのかも?!と思うほど弱弱しい感じがして、敷き藁と上にも藁をかぶせていましたが、それでぎりぎり長野でも冬越しできる感じでした。 1m四方に成長した後は、雪捨て場と化していますが、何ら問題なく冬越しできています。 留守にするのに水やり忘れた 今年、10日前後のスパンで留守にした我が家ですが、その間、庭木などにペットボトル給水を仕込んでいきました。 だがしかし!なぜか真夏にフェアリーアイのペットボトルに水を入れるのを忘れたことに、東京についてから気が付きました。 あ~~~もう全部枯れたかも~~~ 半ばそう思いましたが、よかった!無事でした。 この先もちゃんと留守にするときには忘れずにペットボトル給水を仕込んでいって、秋花まで楽しみたいと思います。
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