手術療法1ESS(内視鏡下副鼻腔手術) 薬や局所の掃除などの保存的治療で良くならない場合や何度も反復する場合には手術療法が必要となります。 10年ほど前までは、副鼻腔の炎症を起こしている粘膜をできる限り剥がすのが良いとされており、結果的に骨の表面が広く露出し副鼻腔の生理的状態が損なわれる事が少なくありませんでした。 しかしながら、現在は副鼻腔炎の原因の多くは固有鼻腔(いわゆる鼻の中)にあり、固有鼻腔の病変が改善し、固有鼻腔と副鼻腔間の交通がつけば全ての粘膜を除去するよりある程度保存する方がより生理的状態に近い形で治る考えられるようになりました。 また、近年の医療機器の進歩により、肉眼では見えなかった鼻の奥や角度のある部位も特殊な小型カメラである内視鏡を用いることにより手術操作が可能となり、マイクロ・デブリッダーと呼ばれる電気カミソリのような内視鏡用の手術器具も開発されました。 このような手術概念や医療機器の変化に伴い急速に普及してきたのがESS(内視鏡下副鼻腔手術)です。 従来の手術と比べてESSの大きな利点の一つに手術侵襲が小さい 体に対するダメージが少ない 事が挙げられます。 したがって、従来法が両側で2~3週間の入院が必要であったのに対し、多くの施設でESSは1週間程度の入院で行われています。 ただし、内視鏡を用いるから、あるいは手術侵襲が小さいからといってESSが簡単な手術であるというわけではありません。 むしろ。 モニターに写る平面的な術野を見ながら行う手術であるために従来以上に深い解剖学的知識と豊富な経験が要求される術式とも言えます。 当院では病変の程度に応じて日帰りから3日間の入院で施行しております。 術後CT ESS手術後の治療 ほとんどの病気に共通することですが、副鼻腔炎の場合も手術後の経過の観察が重要です。 一般的に副鼻腔炎の治療における重要性は手術が6~7割、術後治療が3~4割と言われています。 術後治療としては痂皮(かさぶた)の除去や貯まっている鼻汁の吸引などの局所の処置や必要に応じてお薬の投与を行います。 経過中にポリープの再発が認められた時などには外来で摘出したりすることもありますが、再手術が必要となる率は10%未満です。 おおよその治療の頻度としては術後1ヶ月は週に1度、つぎの1ヶ月は2週に1度、つぎの3ヶ月は月に1度の割で行い、その後は徐々に間隔を開けていきます。 最終的に1年以上は経過観察することが望ましいと思います。 勿論、遠方の場合などで通院が困難であればお近くの耳鼻科を紹介して術後治療をお願いします。 手術療法2内視鏡下鼻内整復術 鼻の中には左右の鼻を境する鼻中隔や中甲介、下甲介といった棚状の構造物があります。 これらの構造物は比較的薄い骨や軟骨で形成されており、その周りは粘膜でおおわれています。 ところが鼻中隔が高度に弯曲していたり、本来一枚の板状の骨である中甲介の内部に空洞が形成されていたりすると鼻づまりの原因となったり副鼻腔炎の悪化因子となったりします。 また、下甲介骨の形が悪い場合やアレルギー性鼻炎により下甲介粘膜が腫脹している場合も鼻づまりや副鼻腔炎の悪化因子となり得ます。 このような時には内視鏡下に骨構造を改善する手術の適応となりますが、いずれの手術も鼻内で行うため顔に傷がついたり鼻の形が変わったりすることなく、ほとんどが粘膜下の操作であるため出血も多くはありません。 ここで紹介した術式は全て2泊あるいは3泊の短期入院で行っております。 手術療法3拡大前頭洞手術(難治性前頭洞炎に対する手術) おでこの裏にある前頭洞の炎症は頭痛や眼痛の原因となり得ます。 しかし、この部位の炎症は必ずしも症状が現れないことも多く、鼻腔内にも異常所見が出にくいため見逃されやすい部位でもあり、脳ドッグや頭痛の検査のため脳神経外科を受診して初めて指摘されるケースも少なくありません。 また、前頭洞は周囲を眼や脳などの危険部位に囲まれており、元々鼻腔との交通路も細いために手術的に難易度の高い副鼻腔と言われています。 以前は治りにくい前頭洞の炎症に対してはおでこの皮膚を切開する鼻外手術が中心でしたが、美容上の問題やおでこのしびれ感が残ることがありました。 これに対して、現在では内視鏡や骨を削る機器の進歩により多くの前頭洞病変は皮膚を切開しない鼻内手術で治療することができるようになりました。 手術療法4涙嚢鼻腔吻合術(鼻涙管閉塞症の手術) この手術は直接副鼻腔炎とは関係ありませんが、内視鏡下副鼻腔手術の応用で行えるため、ここで紹介します。 涙腺で作られた涙は涙小管から涙嚢を経由して鼻涙管を通って鼻内へ排泄されます。 鼻涙管閉塞症ではこの通路が狭くなるために涙が止まらないといった症状が現れます。 このような場合、涙嚢を鼻内に開放して涙の抜け道を作るのが涙嚢鼻腔吻合術です。 この手術には眼の内側の皮膚を切開して行う方法もありますが、皮膚の傷が気になる時や長く入院できない時には鼻内から行う涙嚢鼻腔吻合術が適している場合があります。 これは、内視鏡下に涙嚢周囲の薄い骨を一部削って細いシリコンチューブをしばらくの間挿入しておく方法で、1~2日の短期入院で施行できます。 勿論、美容的な問題やチューブ留置による違和感もほとんどありません。
次の慢性化する理由は、鼻と副鼻腔をつないでいる小さな穴が細菌感染による粘膜の腫れにより閉じられてしまい、副鼻腔に溜まった膿みが鼻腔に排泄されにくくなることにあります。 溜まった膿みによりさらに粘膜のはれがひどくなり、鼻のなかに鼻茸 はなたけ が発生します。 鼻汁が3か月以上持続する場合や、3か月たたなくても鼻汁に強い鼻閉感が加わった場合には、耳鼻咽喉科を受診してください。 具体的には、耳鼻咽喉科専門医で定期的に鼻・副鼻腔にたまった鼻汁をきれいに取ってもらいます。 細菌感染に引き続いて発症する慢性副鼻腔炎には、マクロライド系抗生剤を少量ずつ、長期に使用すると有効な場合が多く認められます。 このような治療を数カ月行っても効果がないか、効果が不十分な場合には、内視鏡を使用した鼻内手術が行われます。 一方、気管支喘息を伴った慢性副鼻腔炎は一般に難治性です。 まず気管支喘息の治療を内科の専門医にしてもらいます。 そのうえで慢性副鼻腔炎に対して、耳鼻咽喉科専門医が抗ロイコトリエン薬や抗アレルギー薬を使用します。 副腎皮質ステロイド薬を入れる点鼻薬も頻繁に使用されています。 最も有効なのは副腎皮質ステロイド薬の全身投与ですが、副腎皮質ステロイド薬の量が多くなると副作用が心配になります。 このような薬物治療を行っても効果の少ない場合には、内視鏡を使用した鼻内手術が行われます。 sponsored link 内視鏡下の鼻内手術は、異常にはれた粘膜を取り、副鼻腔にたまったうみを除去するもので、手術後にも耳鼻咽喉科専門医で引き続き診てもらうこと、手術前から使用していた薬を手術後も続けることが重要です。 子供の慢性副鼻腔炎は、成長発育期に起こってくるために、成人の場合とは多少状態が異なっています。 副鼻腔炎の状態は、副鼻腔の成長の程度や、周囲のアデノイド、扁桃などの慢性炎症の影響を受けやすく、また、体質(免疫能、アレルギー体質等)の全身的背景も大きな影響を与えています。 一方小児副鼻腔炎は成長過程で自然に治っていく傾向もありますが、病気が頑固に経過し、治らないまま成人性慢性副鼻腔炎に移行してしまうことがあります。 したがって、早期発見・早期治療により、成人性慢性副鼻腔炎への移行を阻止する必要があります。 下記に首都圏エリア以外の慢性副鼻腔炎治療の名医と言われているドクターをご紹介しておきます。 この免疫力の低下によって、菌やウイルスなど外敵に対して弱くなり、 ちょっとしたことで、病気にかかりやすい状態になってしまいます。 慢性副鼻腔炎についても同様で、身体の免疫力が落ちていると、副鼻腔の中にまで細菌が侵入しやすくなります。 慢性副鼻腔炎の悪化を防ぐには、免疫力・自然治癒力を高めることが大切です。 こうした中、東京大学が企業と共同で高い免疫活性効果を持つ物質(成分)を発見しました。 ブロッコリーから抽出したこの成分は、ブロリコと名づけられましたが、ブロリコの免疫活性効果は驚くほど高く、メカブフコイダンの約60倍、プロポリスにおいては1000倍以上の活性効果を示しています。 いま大注目のブロリコはですが、その詳しい資料を請求することが出来ます。 住所等の簡単な入力のみで、無料で資料が送られてきますので、免疫力のアップに興味のある方は、資料を請求してみてはいかがでしょうか。 ・医療機関を選択する最終的な判断は、皆様ご自身で行っていただきますようお願いいたします。 ・当サイトの情報については、最新のものを掲載するよう努力しますが、確定情報は各医療機関にご確認下さい。 ・当サイトの掲載業者との間でトラブルが発生した場合において、当方は一切責任を負いませんのでご承知置き下さい。 ・ 「全国病院ランキング&名医情報」はリンクフリーです。 特に連絡の必要はありませんが、メールにてお知らせいただけると嬉しいです。 ・当サイトに関するご意見、ご要望等がございましたら、にてお知らせ下さい。 -全国病院ランキング&名医情報- COPYRIGHT C :病院ランキング研究会 2010. ALL RIGHTS RESERVED. Total Page View 00000000 Today 00000 Yesterday 00000.
次の定期的に情報のメンテを行っていますが、医師の異動等の情報がございましたら、お知らせいただけると幸いです。 (スポンサードリンク) 病気の治療をするうえで、患者側が最も重要視するのは、病院・医師選びではないでしょうか。 当ページでは、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の名医と言われている全国のドクターをご紹介していますので、ご活用下さい。 また掲載している情報は変更となっているいる場合がありますので、診療を受けられる際は、直接病院へご確認下さい。 慢性化する理由は、鼻と副鼻腔をつないでいる小さな穴が細菌感染による粘膜の腫れにより閉じられてしまい、副鼻腔に溜まった膿みが鼻腔に排泄されにくくなることにあります。 鼻汁が3か月以上持続する場合や、3か月たたなくても鼻汁に強い鼻閉感が加わった場合には、耳鼻咽喉科を受診し、定期的に鼻・副鼻腔にたまった鼻汁をきれいに取ってもらいます。 薬物による治療を数カ月行っても効果がないか、効果が不十分な場合には、内視鏡を使用した鼻内手術が行われます。 しかし、たった1杯のお茶で効果が実感できるスッキリ爽快なお茶ができました。 効果を実感できるお茶として認められ、2014年にはモンドセレクションを受賞しています。 ・病院・ドクターを選択する最終的な判断は、皆様自身で行って頂きますようお願いいたします。 ・最新の情報を掲載するよう努めますが、確定情報は各医療機関にご確認下さい。 ・当サイトの掲載団体との間でトラブルが発生した場合において、当方は一切責任を負いません。 ・当サイトはリンクフリーです。 特に連絡の必要はありません。 ・当サイトに関するご意見、ご要望等がございましたら、にてお知らせ下さい。 ご承知置き下さい。
次の