二文字のかっこいい熟語には「幽寂 ゆうじゃく 」や「不羈 ふき 」「美麗 びれい 」「飛躍 ひやく 」「制覇 せいは 」「俊敏 しゅんびん 」「決然 けつぜん 」などがさまざまなものがあります。 それぞれの意味「幽寂」とは、奥深くて物静かなことで「不羈」とは、他人から束縛されず気ままにふるまうことです。 「美麗」は、人の目にとまるほど美しいことなどです。 かっこいい熟語の使い方としては「俊敏」とは、頭が鋭く判断や行動が素早いことという意味ですので、自分の紹介をするときなどにわざわざ「判断や行動が素早いのが自分のうりです」というよりも「俊敏性が」という方がかっこよさと共に知的さもアピールできます。 三文字 五文字熟語は、他の熟語に比べて大変数が少なく、有名といえるものも少ない熟語です。 ただ、存在しているものの多くも戦術として使われていたものなどがあり、かっこいい熟語としては覚えていたいものは多いでしょう。 有名なものとしては「五十歩百歩 ごじゅっぽひゃっぽ 」や「地水火風空 ちすいかふうくう 」などがあります。 似たり寄ったりという意味でつかわれる「五十歩百歩」ですが、元々は中国の孟子に由来する熟語です。 「地水火風空」は四大元素に空をくわえたもので、兵法家でも知られている宮本武蔵がよく使用していたといわれています。 その他でかっこいい熟語としては、見た目上は大人しく品がよく見えるが、内面は性質が悪いという意味の「白無垢鉄火 しろむくてっか 」やそれぞれに得意なこともあれば不得意なこともあるという意味の「得手不得手 えてふえて 」など、少し知っていると博学と思われるものが存在しています。
次のことわざ・読み方・意味 悪業の猛火 — あくごうのみょうか — 悪事の報いが大きいことを、激しい火の勢いにたとえたもの。 朝風呂丹前長火鉢 — あさぶろたんぜんながひばち — 朝湯に入って、丹前を着て、長火鉢の前に座ってくつろぐこと。 遊び人の気楽な生活をいう。 足元に火がつく — あしもとにひがつく — 危険が迫っていること。 熱火を子に払う — あつびをこにはらう — 火災で炎に襲われた時に、自分の所へ飛んでくる火の粉を最愛のわが子の方へ火を払ってでも逃れようとする。 危急の際に現れる人間の利己心の醜さのこと。 家鴨の火事見舞い — あひるのかじみまい — 背の低い人が尻を振りながら急いで行く姿を言う。 油紙へ火が付いたよう — あぶらがみへひがついたよう — 油紙に火がついたようにぺらぺらよくしゃべるさま。 命は風前の灯の如し — いのちはふうぜんのともしびのごとし — 人の命や物事の危険が迫っていることのたとえ。 また、人生のはかないことのたと 遠水は近火を救わず — えんすいはきんかをすくわず — 遠くにある水は火を消す役に立たないことから、遠くのものは急ぎの役に立たないことのたとえ。 臆病の自火に責めらる — おくびょうのじかにせめらる — 臆病者が、おびえなくてもいいことにまでおびえて、苦しむことのたとえ。 顔から火が出る — かおからひがでる — 恥ずかしくて顔が真っ赤になること。 楽屋から火を出す — がくやからひをだす — 自分から災難を引き起こすこと。 内部から問題が起こること。 火事と喧嘩は江戸の花 — かじとけんかはえどのはな — 江戸は火事が多く、火消しの働きぶりがはなばなしかったことと、江戸っ子は気が短いため派手な喧嘩が多かったことが江戸の名物だったということ。 火事場の馬鹿力 — かじばのばかぢから — 危機が差し迫った状況で、普段なら考えられないようなすごい力を発揮するということ。 火中の栗を拾う — かちゅうのくりをひろう — 他人の利益のために危険を冒すたとえ。 川向こうの火事 — かわむこうのかじ — 自分には少しも影響のないことのたとえ。 金時の火事見舞い — きんときのかじみまい — 飲酒などで真っ赤になった顔のこと。 口火を切る — くちびをきる — 物事のきっかけをつくること。 言言火を吐く — げんげんひをはく — 言葉の一つ一つに勢いがあること。 地震雷火事親父 — じしんかみなりかじおやじ — 世間で特に怖い物とされる4つのものを順に並べた言葉。 尻に火が付く — しりにひがつく — 事態が差し迫って、追いつめられた状態になること。 心頭を滅却すれば火も亦涼し — しんとうをめっきゃくすればひもまたすずし — 心の持ち方ひとつで、火も熱くは感じなくなる。 いかなる苦痛も苦痛とは感じられなくなること。 水火器物を一つにせず — すいかうつわものをひとつにせず — 性質の異なるものは調和しないことのたとえ。 水火も辞さない — すいかもじさない — どんな苦痛や危険もいとわず、事をやり抜くたとえ。 水火=水におぼれ、火に焼かれるようなひどい苦しみ。 水火を踏む — すいかをふむ — 非常に苦しい状況にあること。 また、危険をおかすこと。 水火=水におぼれ、火に焼かれるようなひどい苦しみ。 脛から火を取る — すねからひをとる — 火をつける火打ちの道具がないほど貧困なこと。 舌端火を吐く — ぜったんひをはく — 鋭く論じたてるさま。 雪隠の火事 — せっちんのかじ — やけくそを洒落て言う語。 雪隠=便所 対岸の火事 — たいがんのかじ — 自分には少しも影響のないことのたとえ。 薪を抱きて火を救う — たきぎをいだきてひをすくう — 害を除こうとして、かえってその害を大きくすること。 竹屋の火事 — たけやのかじ — 竹が焼けると、はじけてぽんぽん音を出すところから怒ってやかましく言うこと。 ことわざ・読み方・意味 近火で手を焙る — ちかびでてをあぶる — 手近なもので間に合わせることから、目先の利益のみを追いかけること。 提灯程の火が降る — ちょうちんほどのひがふる — ひどく貧乏なさま。 月の前の灯火 — つきのまえのともしび — すぐれたものと比較されて、引き立たないことのたとえ。 爪に火を点す — つめにひをともす — 非常に貧しい生活をしていること。 面から火が出る — つらからひがでる — 恥ずかしくて顔が真っ赤になること。 遠くの火事より背中の灸 — とおくのかじよりせなかのきゅう — 遠くの大事件よりも、自分の身にふりかかる小事のほうが痛切に感じることのたとえのこと。 灯火消えんとして光を増す — ともしびきえんとしてひかりをます — 灯火が消えようとする直前が明るくなることから、滅亡の直前に一時的に勢いを盛り返すことのたとえ。 飛んで火に入る夏の虫 — とんでひにいるなつのむし — 自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。 火に油を注ぐ — ひにあぶらをそそぐ — 勢いの盛んなものにさらに勢いを加えるようなことをすること。 火に入る虫 — ひにいるむし — 自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。 「飛んで火に入る夏の虫」の略。 火の消えたよう — ひのきえたよう — 急に活気がなくなり、寂しくなること。 火の付いたよう — ひのついたよう — あわただしいさま。 大声で泣き叫ぶさま。 火の無い所に煙は立たぬ — ひのないところにけむりはたたぬ — うわさが立つからには、必ず何らかの根拠があるはずだということ 火の中水の底 — ひのなかみずのそこ — ひどい苦しみや困難な境遇のたとえ 火花を散らす — ひばなをちらす — 互いに激しく争う。 火を吹く力も無い — ひをふくちからもない — かまどの下の火を吹きたてる力もなでないほど、ひどく貧乏なこと。 火を見たら火事と思え — ひをみたらかじとおもえ — 少しの火を見ても火事になるかも知れないと思って用心せよという教訓。 火を見るよりも明らか — ひをみるよりもあきらか — きわめて明らかで、疑いを入れる余地がない。 火を以て火を救う — ひをもってひをすくう — 害を除こうとして、かえって害を大きくしてしまうたとえ。 砲火を交える — ほうかをまじえる — 互いに発砲し合うこと。 眉に火がつく — まゆにひがつく — 危険な事態が差し迫っていること。 目から火が出る — めからひがでる — 頭を強く打ったときに光が飛び散る感じがすることをいう。 燃え杭には火がつきやすい — もえぐいにはひがつきやすい — 以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係に戻ることのたとえ。 火傷火に懲りず — やけどひにこりず — 過去の失敗にも懲りず、同じような事を繰り返すこと。 焼面火に懲りず — やけづらひにこりず — 過去の失敗にも懲りず、同じような事を繰り返すこと。 焼け木杭に火が付く — やけぼっくいにひがつく — 以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係に戻ることのたとえ。 闇夜の灯火 — やみよのともしび — 困りきっているときに、頼りになるものにめぐりあうこと。 烈火の如く — れっかのごとく — 非常に激しいさま。 非常に激しく怒るさま。 『火』を使った四字熟語 四字熟語・読み方 意味 遠水近火 — えんすいきんか — 遠い所にあるものは急場の役には立たないこと。 火牛之計 — かぎゅうのけい — 牛の尾に火の付いた草を結んで闇夜を敵に向かって走らせる戦術。 隔岸観火 — かくがんかんか — 向こう岸から火事を見るように何も手助けをしてくれないこと。 火樹銀花 — かじゅぎんか — 夜景のこと。 灯火や花火の光が盛んにきらめく事。 火上注油 — かじょうちゅうゆ — 火に油をそそぎ、事態をますます悪化させること。 火上澆油 — かじょうぎょうゆ — 火に油をそそぎ、事態をますます悪化させること。 火宅之境 — かたくのさかい — 災いに満ちた境遇のこと。 様々な苦悩に溢れている世の中をたとえていう。 火宅之門 — かたくのもん — 災いに満ちた境遇のこと。 様々な苦悩に溢れている世の中をたとえていう。 三界火宅 — さんがいのかたく — 災いに満ちた境遇のこと。 様々な苦悩に溢れている世の中をたとえていう。 火宅之門 — かたくのもん — 災いに満ちた境遇のこと。 火中取栗 — かちゅうしゅりつ — 他人の利益のために冒険を冒して馬鹿な目に合うこと。 活火激発 — かっかげきはつ — すさまじい炎が激しく起こること。 篝火狐鳴 — こうかこめい — 皆を惑わすこと。 膏火自煎 — こうかじせん — 中途半端な自分の才能によって、禍を招く事。 敲氷求火 — こうひょうきゅうか — 間違った方法では目的を達成できないこと。 敲氷索火 — こうひょうさくか — 間違った方法では目的を達成できないこと。 三界火宅 — さんがいのかたく — 仏教で、凡夫の世界の苦悩の絶えないさまをたとえる語。 三車火宅 — さんしゃかたく — 仏教で、方便の三乗 — 三つの乗り物 — を捨てて真実の一乗に導くたとえ。 薪尽火滅 — しんじんかめつ — 人が亡くなること。 水火無情 — すいかむじょう — 水害や火事など天災の恐ろしさを言ったことば。 星火燎原 — せいかりょうげん — 小さな事を見逃しておくとあとで大変なことになるたとえ。 電光石火 — でんこうせっか — 動作が非常にすばやいこと。 刀耕火種 — とうこうかしゅ — 山林を伐採して、その後に山を焼いて種を植える。 白荼赤火 — はくとせきか — 戦場全体に軍隊を展開すること。 風前灯火 — ふうぜんのともしび — 危険に直面していて、今にも命がつき果ててしまうような運命にあること。 風林火山 — ふうりんかざん — 何事に対処するにも時期、情勢に応じて敏速に行動すること。 負薪救火 — ふしんきゅうか — 害悪を取り除こうとして、かえってそれを助長すること。 抱薪救火 — ほうしんきゅうか — 害悪を取り除こうとして、かえってそれを助長すること。 燎原之火 — りょうげんのひ — 大変な勢いで広がっていくさま。
次の二文字のかっこいい熟語には「幽寂 ゆうじゃく 」や「不羈 ふき 」「美麗 びれい 」「飛躍 ひやく 」「制覇 せいは 」「俊敏 しゅんびん 」「決然 けつぜん 」などがさまざまなものがあります。 それぞれの意味「幽寂」とは、奥深くて物静かなことで「不羈」とは、他人から束縛されず気ままにふるまうことです。 「美麗」は、人の目にとまるほど美しいことなどです。 かっこいい熟語の使い方としては「俊敏」とは、頭が鋭く判断や行動が素早いことという意味ですので、自分の紹介をするときなどにわざわざ「判断や行動が素早いのが自分のうりです」というよりも「俊敏性が」という方がかっこよさと共に知的さもアピールできます。 三文字 五文字熟語は、他の熟語に比べて大変数が少なく、有名といえるものも少ない熟語です。 ただ、存在しているものの多くも戦術として使われていたものなどがあり、かっこいい熟語としては覚えていたいものは多いでしょう。 有名なものとしては「五十歩百歩 ごじゅっぽひゃっぽ 」や「地水火風空 ちすいかふうくう 」などがあります。 似たり寄ったりという意味でつかわれる「五十歩百歩」ですが、元々は中国の孟子に由来する熟語です。 「地水火風空」は四大元素に空をくわえたもので、兵法家でも知られている宮本武蔵がよく使用していたといわれています。 その他でかっこいい熟語としては、見た目上は大人しく品がよく見えるが、内面は性質が悪いという意味の「白無垢鉄火 しろむくてっか 」やそれぞれに得意なこともあれば不得意なこともあるという意味の「得手不得手 えてふえて 」など、少し知っていると博学と思われるものが存在しています。
次の