ノビレチンを含む食べ物 ノビレチンを含む食べ物 2018.5.30 ノビレチンという物質が、どうやら 脳細胞の神経突起の成長に関係がありそうだということは分かりました。 というわけで、この物質が含まれている食品について、今日は調べてみました。 代表的な物質は シークワーサーだということですが、それ以外にどんな食品に含まれているのか。 ただし、そういった食品をひたすら食べ続ければ、脳細胞のネットワークがみるみるうちに再生するとまでは言えないだろうなとは思っています。 ただ、それでも通常の食品よりも脳細胞の活性化につながるのなら、多少は食べてみる価値があるかもしれません。 そこで「ノビレチン 含有食品」という検索語句を使ってヤフーで調べてみると、まず基本的に柑橘系食品というか 果物には比較的多く含まれていることが分かりました。 特に シークワーサーやポンカンに多いようで、普段よく食べるミカンにも含まれているものの、その量は少なそうです。 またウィキペディアの記述によれば、我々が良く食べるこれらの柑橘系の実ではなく、 果皮に多いようですね。 ということは食べ方を工夫しないと、いくら食べても効果が少ないということになりそうです。 だからこそ、健康食品の出番とばかりに、多くのページにそういった商品へのリンクが貼られています。 一方そういった商品紹介のページは多数見つかるものの、実際に飲んでみてこんな効果があったと報告されているページは少ないみたいで、私は参考になるページを見つけることができませんでした。 ただこういった食品の効果について客観的にデータを得るというのは個人的には難しいことも確かです。 飲み始めたら何となく体調が良くなったとか、飲みやすい、おいしいといった感想は書けますが、私がテーマにしているような、脳細胞の数が明らかに増えたとか、樹状突起が増えたなんて言うのは、普通ではなかなか確かめられません。 また同じ人間が同じ条件でシークワーサージュースのようなものを飲んだ場合と飲まなかった場合を比べることは不可能ですから、どうしても飲んでみたらこんな感じだったという感想にならざるを得ません。 というわけで、あとは他の健康食品や普通の薬と同じで、 「効果があることを期待する」もしくは「きっと効果があるに違いない」と信じるというようなレベルの話にならざるを得ない気がします。 ただ柑橘系の果皮には、このノビレチンという物質が他の食品より多く含まれていることは間違いないようですし、ノビレチン自体が神経細胞の成長には効果がありそうだという気はします。 なお一般的に人間の体は、必要なものがあれば吸収しますが、必要なものが必要以上にあれば、余計なものは排出するという機能もあります。 その意味では、ともかく大量のシークワーサーを摂取すればよいという考え方は間違っているような気もします。 つまり通常のミカン等でも、毎日必要量を食べれば、特に皮をうまく利用できれば、あえてシークワーサーを買う必要はないような気もします。 要するに 日常的に柑橘系を食べましょうというのが今日の私の結論です。
次のノビレチンを含む食べ物 ノビレチンを含む食べ物 2018.5.30 ノビレチンという物質が、どうやら 脳細胞の神経突起の成長に関係がありそうだということは分かりました。 というわけで、この物質が含まれている食品について、今日は調べてみました。 代表的な物質は シークワーサーだということですが、それ以外にどんな食品に含まれているのか。 ただし、そういった食品をひたすら食べ続ければ、脳細胞のネットワークがみるみるうちに再生するとまでは言えないだろうなとは思っています。 ただ、それでも通常の食品よりも脳細胞の活性化につながるのなら、多少は食べてみる価値があるかもしれません。 そこで「ノビレチン 含有食品」という検索語句を使ってヤフーで調べてみると、まず基本的に柑橘系食品というか 果物には比較的多く含まれていることが分かりました。 特に シークワーサーやポンカンに多いようで、普段よく食べるミカンにも含まれているものの、その量は少なそうです。 またウィキペディアの記述によれば、我々が良く食べるこれらの柑橘系の実ではなく、 果皮に多いようですね。 ということは食べ方を工夫しないと、いくら食べても効果が少ないということになりそうです。 だからこそ、健康食品の出番とばかりに、多くのページにそういった商品へのリンクが貼られています。 一方そういった商品紹介のページは多数見つかるものの、実際に飲んでみてこんな効果があったと報告されているページは少ないみたいで、私は参考になるページを見つけることができませんでした。 ただこういった食品の効果について客観的にデータを得るというのは個人的には難しいことも確かです。 飲み始めたら何となく体調が良くなったとか、飲みやすい、おいしいといった感想は書けますが、私がテーマにしているような、脳細胞の数が明らかに増えたとか、樹状突起が増えたなんて言うのは、普通ではなかなか確かめられません。 また同じ人間が同じ条件でシークワーサージュースのようなものを飲んだ場合と飲まなかった場合を比べることは不可能ですから、どうしても飲んでみたらこんな感じだったという感想にならざるを得ません。 というわけで、あとは他の健康食品や普通の薬と同じで、 「効果があることを期待する」もしくは「きっと効果があるに違いない」と信じるというようなレベルの話にならざるを得ない気がします。 ただ柑橘系の果皮には、このノビレチンという物質が他の食品より多く含まれていることは間違いないようですし、ノビレチン自体が神経細胞の成長には効果がありそうだという気はします。 なお一般的に人間の体は、必要なものがあれば吸収しますが、必要なものが必要以上にあれば、余計なものは排出するという機能もあります。 その意味では、ともかく大量のシークワーサーを摂取すればよいという考え方は間違っているような気もします。 つまり通常のミカン等でも、毎日必要量を食べれば、特に皮をうまく利用できれば、あえてシークワーサーを買う必要はないような気もします。 要するに 日常的に柑橘系を食べましょうというのが今日の私の結論です。
次のノビレチンはフラボノイドの水酸基うち6つがメトキシ基に置換された、ポリメトキシフラボノイドのひとつで、ポリメトキシフラボノイドには抗アレルギー作用や抗がん作用などが報告されています。 ノビレチンは柑橘系の植物の中でも特にシークワーサーに豊富に含まれ、シークワーサーに含まれるノビレチンの量は温州、、ポンカンに比べ非常に多いことがわかっています。 また、ノビレチンにはアルツハイマー型認知症の予防や、アレルギー抑制など様々な働きが報告されており、健康食品の原材料としても利用されています。 また、長寿の県として注目された沖縄が産地であるシークワーサーに豊富に含まれる、ガンや生活習慣病の予防効果のある成分として、広く知られるようになりました。 その後も認知症やアレルギーを抑制する効果があるという研究結果が報告されるなど注目が集まっています。 アルツハイマー型認知症は、認知症の中でも最も多い病気です。 認知症の発症は、脳内の神経細胞が急激に減り、脳が委縮してしまうことで、認知障害や知能低下などが起こるといわれています。 アルツハイマー型認知症の代表的な特徴としてアミロイド斑があります。 さらに、ノビレチンには神経細胞の伸展作用に重要な役割を持つシグナル細胞情報伝達分子を活性化させる働きもあることから、アルツハイマー型認知症を予防する効果があるといえます。 ノビレチンは、脂肪細胞の分化や脂肪細胞中の脂肪分解を促す働きがあります。 また、血糖値の上昇を抑える効果や血圧の上昇を抑える働きもあることからメタボリックシンドロームの予防に効果的だと考えられます。 アレルギーとは、体の免疫機能のバランスが崩れてしまうことで、体が特定の物質に過剰に反応してしまっている状態をいいます。 ノビレチンは、この化学物質の放出を抑制する働きがあるためアレルギーを抑制する効果があります。 炎症、特に慢性的な炎症の原因にはメタボリックシンドロームなどの生活習慣病や動脈硬化性の病気などが大きく関わっています。 ノビレチンは慢性炎症抑制に関わるたんぱく質の活性化させることで炎症や痛みを抑えてくれます。 インスリン感受性が低下すると、インスリン受容体がしっかりと働かないため細胞でのブドウ糖の吸収がうまくいかず、血糖値が低下しないという現象が起こります。 体内の細胞で合成され、外部からの刺激により放出されます。 これにより、炎症やアレルギーという症状が現れます。 ノビレチンの抗酸化・抗炎症作用が障害についての改善効果があるかを確認したところ、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アポトーシス作用により細胞がアポトーシスに向かう際のDNAダメージを減少させることが示されました。 【2】アルツハイマーは高齢者の痴呆の特徴です。 【3】かんきつ類に含まれるノビレチンには抗炎症・抗ガン・抗糖尿病活性があるとされています。 本研究ではIBMXやインスリンにより脂肪細胞に分化されることが知られている繊維芽細胞3T3-L1細胞を使い、ノビレチンの細胞の分化に対する効果を確認しました。 結果、繊維芽細胞がインスリン、IBMX、デキサメタゾンの混合物の刺激に対して脂肪細胞への分化する事を抑制することが確認されました。 参考文献 ・Malik S, Bhatia J, Suchal K, Gamad N, Dinda AK, Gupta YK, Arya DS. 2015 May 19. ・Nakajima A, Aoyama Y, Shin EJ, Nam Y, Kim HC, Nagai T, Yokosuka A, Mimaki Y, Yokoi T, Ohizumi Y, Yamada K. 2015 Aug 1;289:69-77. ・Kanda K, Nishi K, Kadota A, Nishimoto S, Liu MC, Sugahara T. 2012 Apr;1820 4 :461-8.
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