もちろん無料で読む事ができ、無料の作品でもここまで出来るんだという事を広く知らせたいと思い立ち記事を書かせて頂きました。 もしよろしければ今記事を参考に広く広がるweb恋愛小説の裾野を楽しんで頂ければと思います。 では始めていきましょう。 しかしながら莉子は他人に無関心で思いつきで突拍子もない行動ばかりする女の子。 さて次の仕事はさる金持ちの豪邸で家政婦だ。 しかしその家族がまた一癖も二癖もあるやっかりな人々ばかり。 仕事にかまけて家族を無視する家長を始め様々な問題抱える家族達。 いつ家族が崩壊してもおかしくない状況で莉子が一大旋風を起こす。 ただしご存じの通り莉子自身も決して万能型ではない。 むしろ問題多き女子。 しかしながら彼女の雑な行動が不思議と事態を好転させていく。 その様はまさに痛快。 もちろん莉子自身もこの家族と関わる事で徐々に変化していく……、登場人物の多さも感じさせないすっきりとした描写ですんなりと感情移入できます。 最後にヒロイン莉子が幸せになるものまた感動します。 ただでさえ完璧なお嬢様として学園内では浮きがちのベアトリスが狼と密会している。 公になると大問題になり、余計に彼女は孤立する。 それだけは避けたいベアトリスは必死で密会の事実を隠す事となるのだが……、ヒロインとヒーローがいい意味で格好いいです。 なによりも展開の妙味が上手く、この作品を読んだ後の読後感は最高でしょう。 完璧な終わり方をしているにも拘わらず続きが読みたくなるのは、やはり作者様の筆力の成せる業だではないでしょうか。 7万字弱という文字数もまた読みやすい文量だと思います。 気軽な気持ちで読み始めて、最後まで持っていかれる良作です。 成長した彼女は自立心が強い女の子になった。 ただし自立心が強いが為に人に頼る事が苦手となる。 アメリカに留学後、イギリスにも渡りMBAもとる。 そうして無事に学生生活を終え、留学費用を負担してくれた企業で仕事を始める事となる。 その企業には中学時代の先輩、友菱光世がいて……。 ありきたりな言葉ですが、面白いとしか表現できない作品であります。 なにが面白いのかは自身の目で今作を読んで感じて欲しいです。 少しだけタネ明かしをすれば相手役の友菱光世と主人公、佐伯瑠璃の掛け合いがとても魅力的に感じます。 少ない文字数ですが、文字数以上の感動を覚えるのは必至です。 読んでいて自分も頑張らないとなと素直に思ってしまうような爽やかな作品です。 彼女はある日、名門の家柄で無駄に美形なギルベルト・クラルヴァインからいきなり求婚される。 彼が言い放った言葉はずばり「俺の子供を産んでくれ」。 しかし当のメリルにはまったくその気はなく、色恋沙汰は他でしてくださいと言い放つ。 そんなちぐはぐな二人の甘くも切なく、とても面白い恋愛話。 一迅社文庫アイリス様より文庫本が発売されている作品。 ……今作の作者様は心理描写に長けており、丁寧に書かれる二人の心の内は読み手の心を揺さぶります。 ストーリー展開にも巧さがあり、キャラクター造形も上手いです。 恋愛小説とはかくありきと素直に思える作品です。 読み応えは抜群なので是非手に取ってみてください。 彼女は高校卒業後すぐに年上の青年実業家である那人と結婚する。 しかし那人に甘え、わがままばかりの紫奈はたったの7年で那人に愛想を尽かされる。 そうして破局が決定的になった朝に彼女は死にかけたのだ。 脳死の先、彼女が行き着いた先は霊界裁判。 そこで地獄行きを言い渡される。 しかしリベンジシステムという一条の光が射し込む。 彼女はリベンジシステムを利用して治験者となり、現世に戻りリベンジしようと画策するが……、人間の不器用さ、挫折や失敗など数々の泣けるポイントが設定されており、最初から最後まで涙なしでは読む事ができない作品です。 何回も読み込むと余計に泣けてくるとても不思議な魅力を持っており、心を掴まれる作品だと言えるでしょう。 この作品でドラマを作ったらきっと大ブレイクするとさえも思える作品であります。 いわゆる転生者というやつだ。 転生前の世界と今の世界での大きな違いは美的感覚。 どういう事かというと前世の記憶がある私的には不細工子豚ちゃんでしかない私が、この世界では絶世の美少女。 もちろんその立場を利用して自分的にあり得ないほどのイケメンである虎獣人の男性を押して押して押しまくる。 萌えて萌えて燃えまくる。 そんな表現がぴったりな恋愛小説であります。 もしまだ読んでいないならば一度は読んでおくといいでしょう。 是非ご一読を。 今回挙げさせて頂いた作品はどれも並外れた心理描写の巧みさを持っており、読んでいて、ドキドキ、ハラハラ、そしてキュンキュン出来る作品を集めてみたつもりです。 もしいまだ読んでいない作品がありましたら一度読んでみる事をおすすめします。 無論、一回読んだ事がある作品でも二度三度と読むとまた違った味わいがあり、感動できる事必至です。 ではまた機会がありましたらweb小説の楽しき世界にご案内致しましょう。 今回はここまでに。 【小説家になろう】おすすめ恋愛小説! 、了。
次の限界超えの天賦《スキル》は、転生者にしか扱えない ー オーバーリミット・スキルホルダー 作者: 三上康明 小説 家 に な ろう おすすめ 小説 限界超えの天賦 《スキル》は、転生者にしか扱えない — オーバーリミット・スキルホルダー 「人には等しく、8枠の天賦《スキル》ホルダーがある。 【腕力強化】のような1枠ならよいが、レアなスキルは4枠や5枠、あるいは8枠すべてを使ってしまうでのう」 天賦珠玉《スキルオーブ》が発掘されるオーブ鉱山で、ヒンガ老人は僕にそう語った。 だけど僕ら「奴隷」は契約魔術でスキルを取得できず、奴隷に未来なんてものはなかった。 それは運命の日。 鉱山を所有する貴族——つまり僕らの「主」がオーブ鉱山に視察に来た。 地震によって崩落する天井。 貴族の脳天に直撃する岩塊。 貴族の死。 瞬間、僕らの契約魔術が消える。 目端の利いた奴隷は走った。 スキルオーブが格納されている倉庫に。 そしてレアなスキルを取り込むと、目を疑うような能力や魔法によって警備兵を薙ぎ倒し、鉱山から飛び出していく。 暴動だ。 出遅れた僕に拾えるオーブはなかった ——終わった。 僕はまた奴隷戻りだ。 絶望したときに見たのは、「あり得ないスキルオーブ」だった。 ホルダー「10枠」を使う【森羅万象】《ワールド・ルーラー》。 使える人間がいないことから研究者以外、興味を持たれない、規格外のスキルオーブ。 だけれど僕は、【森羅万象】を取り込むことができた——なぜか? それは僕が「転生者」だったから。 僕には一般人の8枠+8枠、「合計16枠」ものスキルホルダーがあったから。 鉱山は包囲され、出口は1か所。 僕の手には謎のスキル【森羅万象】。 さあ、どうする——。 限界超えの天賦《スキル》は、転生者にしか扱えない 作者: 三上康明.
次の毎週水曜日にお送りする、コラム「本という贅沢」。 今月のテーマは「新しい生活」。 紹介するのは、telling,世代に大人気の書き手、カツセマサヒコさんの初小説。 新しく始まる社会人生活に、新しく始まる恋。 若い感性で描かれる美しい恋愛小説を、書籍ライターの佐藤友美(さとゆみ)さんが案内します。 (純文学の)恋愛小説って、ほとんどの場合、恋を失う話だよね。 漫画の恋愛ものやエンタメ系恋愛小説の恋が、比較的、実りがちなのに対して、純文学の恋愛小説の恋の破裂率は高すぎる。 いずれにしても、良いことなんてひとつもない。 恋愛小説を読むなんて、砂利を噛むようなものだと思ったりもする。 でも 「痛い思いするのに、なぜ人は恋愛小説を読むのか」という問いは結局、 「いつか必ず失って泣くのに、なぜ人は恋をするのか」という問いと相似形だ。 これまでいくつもの恋愛小説をヒットさせてきた編集者さんがいる。 彼は、わたしの友人にこんなことを語った。 「どんなに歳をとっても、結婚しても、恋だけは続けなさい。 大人になってから、一番思い通りにならないのは、恋だ。 恋の理不尽が、人を成長させる」 とな。 そうか。 だから、恋愛小説には、失恋が必要なのか。 痛みなきところに、成長なし。 ストイックか。 昭和の甲子園球児みたいだ。 でもそんなストイック、私はいらないので、冒頭に戻るけれど、恋愛小説は極力避けて生きてきた。 が、 しかし、 ですね。 恋愛マイスター。 歩くエモ。 Twitterの貴公子カツセマサヒコさんのデビュー作が話題なんですよ。 なんか、発売2週間で4刷とか、激売れしてるんですよ。 帯の推薦文が、えげつないほど豪華で、満を辞した感あるカツセさんの本気がみなぎってる小説なんですよ。 スルーしていいのか、わたし。 いやダメだろ。 この時代に生きるライターとして、カツセマサヒコ 敬称略 の恋愛小説読まずしていかんとす、みたいなちょっと、サムライみたいな気持ちが芽生えたよね。 メンタル、ヘラったりしないかな。 泣きすぎたら明日の仕事大丈夫かな。 でも、読まなきゃ、と、切り結ぶ覚悟でページをめくったのですが。 読んで、ですね…… 読み終わって、ですね…… わりと、ぽかんとしました。 なんか、そういうんじゃなかった。 え? あ? ん? あれ。 最近の恋愛ってこういう感じなの? って、令和の風をかんじました。 見事に、カツセワールドだった。 クリーンでさわやかで、ときどきエモでエロだった。 次々と切り出される、絵葉書みたいな美しい夜。 フォトジェニックな朝。 ミュージックビデオを観ているように、いくつものシーンが、目の前にふわあっと広がっては消える。 詩的なものとは、ほど遠いと思っていた「恋愛」が、カツセさんの手にかかると、こんなにも綺麗な詩になる。 そうか、令和の恋愛小説は、内臓まさぐったり血なまぐさかったりしないのだな。 清潔で、でもだからこそ、クリアな視界に広がる痛々しい夜明け前。 切ないブルー。 恋と同じくらい揺らぐ、20代のアイデンティティ。 「こんなはずじゃなかった」人生の、耐えられない軽さ。 なるほどみんな、こういうのが好きなのか! 若い頃に出会っていたら、きっともっと、自分を重ねるように読めたんだろうなと思うと、ちょっとさみしい。 今はただ、指先から文章がさらさらこぼれ落ちる。 うまく触れることができなかった、哀しい恋と蒼い葛藤。 く〜っ。 カツセマサヒコ 敬称略 と同時代に生きながら、カツセマサヒコと同世代じゃないのが悔やまれる。 そもそもタイトルが『明け方の若者たち』だもんな……涙。 と、別の意味で泣きながら読んだので、まだ間に合うというか、むしろど真ん中のtelling,世代のみなさまにおかれましては、わたしの代わりにカツセワールドを堪能してきてくださいませ。 若いことのみずみずしさが、少しだけ羨ましいと感じた、現場のさとゆみからは以上です。 ・・・・・・・・・・・ カツセさんとは、一度だけご挨拶をさせていただいたことがあります。 その時のことは、こちらに書きました。 (なぜ私はこの本が嫌いなのか。 嫌いだと思い込んだのか) 控えめな色っぽい笑い方をする、Twitterのアイコンより素敵な方でした。 あと、この本は、電子ではなくぜひ紙の本で。 薄くやわらかい紙が指先に触れる感じが、また儚くていいんです。 ・・・・・・・・・・・ それではまた来週水曜日に。 『女は、髪と、生きていく』 著:佐藤友美 発行:幻冬舎 telling, の本の連載でもおなじみ、ヘアライターとして20年近く活躍されてきた佐藤友美さんの新刊が発売になりました。 ファッションより、メイクより、人生を変えるのは「髪」だった! 本当に似合う髪型を探すためのヒント満載の1冊です。 佐藤友美さんのコラム「本という贅沢」のバックナンバーはこちらです。 ・恋愛で自分を見失うタイプの皆さん。 救世の書がココにありましたよ!(アミール・レイバン、レイチェル・ヘラー/プレジデント社/『異性の心を上手に透視する方法』)・デブには幸せデブと不幸デブがある。 不幸なデブはここに全員集合整列敬礼!(テキーラ村上/KADOKAWA/『痩せない豚は幻想を捨てろ』) ・人と比べないから楽になれる。 自己肯定感クライシスに「髪型」でひとつの解を(佐藤友美/幻冬舎/『女は、髪と、生きていく』) 外部サイト.
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