足首の捻挫が治らない時に考えること まずはじめに、足首の捻挫が治らない時に考える事があります。 剥離骨折ではないか? 足首の捻挫は基本的には 靭帯を痛めてしまう事をいいます。 しかし、人によっては足首の靭帯が付着してる部分が剥がれるような 骨折をしているケースもあります。 これは、特に骨がしっかりしていない学生などに多いと言われているため、強い痛みが残って治らない場合や足を付けないほどの痛みの時は、レントゲンの撮れる医療機関を受診する必要があります。 子供では特に靭帯が断裂するかわりに靭帯の付着する骨の表面が剥がれる剥離骨折(はくりこっせつ)という状態になる場合があり、たかが捻挫と侮っていると重症の怪我の治療が遅れて後遺症を残す場合もあり、注意が必要です。 引用: しかし、捻挫で骨折までしてしまっているケースは少な痛め、痛みがものすごく強くないケースでは、剥離骨折ではない可能性が高いです。 足首の靭帯が断裂していないか? 捻挫は足首の靭帯を痛めたり伸ばしてしまう事をいいますが、ダメージが大きい場合は 靭帯が断裂してしまっている事も稀にあります。 後ほど詳しく解説をしますが、捻挫は重症度を3段階に分ける事ができ、1番重症な捻挫のケースは治るのに長い期間を必要とします。 ですので、 足首の靭帯を断裂している場合は1ヶ月などでは治らないです。 足首の靭帯が断裂しているかについては、医療機関を受診することで確認ができます。 しかし、多くのケースでは断裂してしまっているケースは少ないので、捻挫が治らない原因は他にある事が多いです。 足首を捻挫した後の治療 足首を捻挫してしまった時は、以下の3つの治療が行われる事が多いです。 RICE 捻挫をした時には、症状を悪化させないためや復帰を早くするためにする事があり、RICE処置と呼ばれます。 スポーツの現場で「ケガ」人が出たとき、病院や診療所にかかるまでの間、損傷部位の障害を最小限にとどめるためにおこなう方法を「応急処置 RICE 処置 」といいます。 この応急処置は、早期スポーツ復帰に欠かせないものです。 引用: 足首を捻挫した時は、まずは 安静にします。 引用: それ以外では、全てにおいて足首はなるべく 心臓より高い位置にくるようにします。 引用: これらの方法を取る事で、 捻挫の治りが早くなる事が多いので、捻挫をした後にはしっかりする事が大切です。 固定 足首の捻挫が重症なケースでは、1〜2週間くらい 足首を固定して動かないようにしたりします。 足首の捻挫が軽度〜中等度のケースでは、 サポーターなどで足首の補強をしたりして、捻挫で痛めた靭帯への負担を減らします。 捻挫をした後に無理して運動をしてしまったり、サポーターなどをしなかった場合は足首の不安定さなどが残りやすいので、治りにくくなってしまいます。 なので、捻挫をした後は足首を保護する事も必要です。 マッサージ 足首の捻挫から数週間経過して、靭帯の損傷が回復してきたら足首のマッサージをしたりして、硬くなってしまった筋肉をほぐしていきます。 足首を捻挫した後は、足首を使わなくなったり固定したりするので、 足首周りが硬くなってしまう事が多いです。 なので、捻挫をしてからある程度経過してからは、足首周りの筋肉をマッサージする事も必要になります。 症状が軽いケースでは、足首のマッサージで捻挫の痛みは治りますが、人によっては治らない人もいたりします。 期間としては、 1ヶ月以上捻挫の痛みが治らないケースは、何かの問題が起きていると考えた方が良いです。 足首の捻挫が1ヶ月以上治らない場合 基本的には足首の靭帯を損傷しても、 だいたい1ヶ月ほどで完治します。 ですから、それ以上経っても捻挫の痛みが治らないケースは、何かがおかしい?って思いますよね? でも、足首の捻挫が1ヶ月以上治らない人は多いんです。 足首の捻挫が治らない人の特徴 足首の捻挫が治らない人には、以下のような特徴があります。 激痛ではないけど痛みが治らない• 足の甲が痛い• 捻挫とは少し違う場所が痛い• しゃがんだり正座でも痛む• 歩くのは平気でも走ると痛い もちろん人によって症状は様々ですが、足首の捻挫が治らない人にはこのような特徴がある人が多い印象です。 でも、足首の捻挫が治らないなんて事はあるのでしょうか? 足首の捻挫が治らない事はありえない 足首の捻挫で損傷する靭帯はいろいろな種類があります。 実際に足首を捻った時に損傷しやすいのは、足首の外側にある5つの靭帯になります。 足首を捻挫して靭帯を痛める。 靭帯の周りの筋肉や筋膜も硬くなってしまう。 3週間程度で靭帯は治った。 筋肉や筋膜の硬さは残っている。 靭帯は治っているのに痛い。 このようによくあるのは、捻挫をした際の炎症や腫れ、またはテーピングやギプスなどの固定期間により、足首回りの 筋肉や筋膜が凝り固まったり癒着を起こしたりします。 そして、それに伴って筋膜や筋肉が正しく働かなくなってしまうため、足首が不安定になったり、 固有受容器 コユウジュヨウキと呼ばれる痛みを感じるセンサーが過敏に反応してしまい、痛みが発生しています。 このような事が足首の捻挫に伴って起こっているため、足首の靭帯が治っても別の問題が残ってしまい、足首の痛みがなかなか治らないと言う結果になってしまうんです。 捻挫による2次的な問題は放置しても治らない 捻挫で痛めた靭帯は放置していても治りますが、 捻挫の影響で硬くなったりくっついてしまった筋肉や筋膜は放置しても治らないんです。 時間の経過(1ヶ月)で治る痛み これは、ほっておいても治るけれど、逆にいえば私たちが外からどんなことをしてもその場ではどうしようもない痛みです。 例をあげると・・・• 肉離れ• 靭帯損傷 などが挙げられます。 1番最初に挙げた骨折を思い浮かべていただけるとわかやすいと思うのですが、1度折れた骨は、骨がくっつくまでに時間がかかります。 でもそのかわり、時間さえ経過すれば自然と治ります。 捻挫の靭帯損傷も本来はこれにあたるので、靭帯自体は時間の経過とともに勝手に完治します。 放置しても完治しない痛み 放置しても完治しないのは以下の内容です。 筋肉の硬さ• 筋膜の硬さ• 組織の癒着• 固有受容器の異常• 関節の不安定さ もちろんほっといても良くなるケースもありますが、骨折のように1~2か月後に確実に骨がくっついて痛みがなくなる、ということが事前にわかっているなんてことはありません。 つまり、 いつ勝手に治るかはわからないと言う事です! でも逆に言うと、ここまで痛みを出している可能性があるものがわかっているので、捻挫の痛みが治らない人でも、 治す事ができるんです。 足首の捻挫が治らない人が改善するには 私の経験上、こういう時、 筋膜の治療がもっとも効果を発揮します。 特にギプスやテーピングで固定していた期間がある方は、動かさないことによる筋膜の凝りがかなり高い確率でできる!と言われています。 また、足首の捻挫がクセになってしまう人もいます。 捻挫がクセになる原因としては、靭帯が伸びきっている、足首の筋力が弱いなどと言われたりしますが、実はこの 捻挫のクセにも筋膜が関係しています。 筋膜とは 筋膜は筋肉や関節などを包む薄い膜です。 この筋膜は捻挫などの怪我で簡単に硬くなってしまいます。 そのため捻挫が治らない人は、硬くなった 筋膜が悪さをしているケースが多く、その筋膜をほぐす事で明らかに 捻挫の痛みが改善する事が多いです。 また、筋膜は筋肉の収縮や反応にも関係しているため、筋膜が硬くなってしまうと 筋肉の収縮や反応も悪くなってしまいます。 そうなると、足首を捻挫しそうになった時に筋肉の反応が遅れてしまうため、捻挫を何回も繰り返すようになってしまいます。 これが、一般的に言われる 捻挫がクセになると言う事です。 なので、捻挫のクセにも筋膜の硬さが原因になっている事が多く、筋膜をほぐす事で改善する事が多いです。 当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画と記事にも詳しく書いてあります。 以下、Aさん談 半年前のママさんバレーの大会で、着地の際に足首をけっこう激しく捻挫しました。 その時は試合中で腫れも痛みも強かったため、すぐにトレーナーさんにガチガチにテーピングをしてもらいました。 それでその時はなんとかなったんですけど...、 半年経った今でも、痛くてしゃがむことができず、足首を深く曲げるだけで痛みが出ます。 正座もできるにはできるけど、体重をかけると外側が痛くて辛いです。 次に、Aさんの過去の痛みの経験を聞いていくと、高校生の時に膝の痛みを繰り返されていたとのことでした。 この過去の膝のケガも参考にしつつ、Aさんの足の筋膜が硬くなっていないか調べました。 すると、以下の場所に筋膜の凝り固まった部分が確認できました。 ふくらはぎの内側・外側• 太ももの内側 これらは足首の捻挫の痛みに関係がなさそうですが、筋膜で繋がっているので、 捻挫の痛みを長引かせる要因になっている可能性が高いです。 そのためここの筋膜を念入りに施術していくと・・・ しゃがみ込みも、正座も痛みなくできるようになりました! 残念ながら改善時の画像や動画を撮るのを忘れてしまいましたが、足首の捻挫の痛みが改善して、 「またおもいっきりバレーができる!」 と喜んでおられました。 そしてお礼のメールもいただけました。
次のスポンサードリンク 様々な要因によって起こるとされる足首の痛み。 そんな足首の痛みの中で「腫れてないけど伸ばすと痛い」という状態がございます。 本記事では、この「腫れてないけど伸ばすと足首が痛い」という状態の原因および治し方について解説させて頂きます。 同症状に困っているという方にとっては、お役に立つ情報だと思いますので、是非とも一読して貰えたら幸いです。 それでは、どうぞ… 腫れてないけど伸ばすと足首が痛い原因は筋肉の拘縮にあった!? まずは足首の状態について解説させて頂きます。 実際に患部を拝見しないと正確な状態を判断する事は難しいですが、腫れてないけど伸ばすと痛いのは、関節の炎症や靭帯の損傷ではなく、 筋肉の拘縮によるものだと推測できます。 炎症が酷ければ腫れているでしょうし、靭帯を損傷していれば歩くのが痛いという症状が前提にあるはずです。 恐らく足首を捻挫したにも関わらず、何の対処もせずに放置しておいたが為に、後遺症のような形で筋肉の拘縮が残ってしまったのであります。 ですので足首は腫れてないものの、伸ばすという筋肉を動かした際に痛みが生じてしまうのですね。 腫れてないのに足首を伸ばすと痛いという状態は、このような判断ができるのでございます。 足首が腫れてないけど伸ばすと痛いならストレッチで治すのは難しい!? そんな足首の動きに関与している筋肉の拘縮ですが、程度が軽いのであれば、自分自身で取り組めるストレッチなどにて改善を期待できるかも知れませんが、やはり痛みという症状が出ているわけですから、主に予防対策として考えられているストレッチなどで治るというのは難しく、然るべき治療が必要になってくると思われます。 そして様々ある筋肉の拘縮を改善させる治療方法の中で、効果の高さや安全面を考えた時、本サイトが最もお勧めしているのは 電気治療や超音波治療といった物理療法です。 的確に施術を施せば筋肉の拘縮具合は早い段階で改善しますし、それに伴って足首の痛みも軽減するはずです。 電気刺激がどうしても苦手だという方にとっては難しいかも知れませんが、最新の機器は刺激を抑えた治療モードなどもございますので、毛嫌いせずに治療を受ける際には検討して頂けたらと思います。 スポンサードリンク 伸ばすと痛いだけの足首であれば整形外科を受診する必要はない!? 最後に筋肉の拘縮を改善させてくれる物理療法ですが、主には 整骨院(接骨院)にて治療を受ける事が可能です。 物理的アプローチを施せる治療機器は数多くございますので、各店舗で取り入れている機器に違いはあるものの、全くもって導入していないという整骨院(接骨院)は皆無に等しいと思われます。 ただ現在では非常に多くの店舗数がある為、どうしても知識や治療技術に差が生じている傾向にあります。 ですので受診する場合は何処の整骨院(接骨院)でも良いという訳ではなく、身近な方の紹介やクチコミといった情報を参考に、適切な治療を施してくれる施術所へ足を運んで欲しいと思います。 また病院を受診する場合には整形外科を選ばれると思いますが、恐らくレントゲン検査にて足首に骨折の疑いがないと判断されれば、痛み止めの薬あるいは湿布を処方されるだけで診察終了になると予想される為、根本的な解決には繋がらないと考えられます。 骨折の有無を確認したいのであればレントゲン検査ができる整形外科を始めとした病院を受診するべきですが、「腫れてないけど伸ばすと痛い」という症状であれば足首が骨折をしている可能性は限りなく低いと推測できるはずです。 よって緊急を要さない状態であるのならば、 無理して病院を受診する必要はないと考えております。 腫れてないけど伸ばすと痛い足首の解説 後書き 腫れてないけど伸ばすと痛い足首について解説させて頂きました本記事は以上となります。 こちらの記事内容がお読みになられた方の参考になれば幸いです。 また記事の内容がお役に立つものと感じて頂けましたら、登録していますブログランキングへクリックをしてもらえると嬉しい限りですので、お手数でなければ是非とも宜しくお願い申し上げます。 最後までお読み頂きありがとうございました。
次のもし、このような症状でお困りでしたら、当店にお任せください。 あなたと同じように足の甲の痛みで悩んでいた皆さんも、今では足の甲の痛みを気にせずスポーツを楽しんでいます。 足の甲は長引けば長引くほど回復に時間がかかってしまいますので、 一人で悩まずお気軽にご相談ください! 原因を突き止めにくい足の甲の痛み 足部の痛みは原因がわからないことが多く、特に足の甲の痛みに関する相談をよくいただきます。 足は地面からの衝撃を分散させるように アーチ構造をしており、そのアーチの中心部にある足の甲は負荷がかかりやすくなっています。 しかも普通に生活していても一日に5,000歩は歩くわけですから、足の甲の痛みはなかなか治りづらい部位でもあります。 ちなみに、足には片足だけで約26個の骨があるため、一言に 足の甲が痛いといっても症状は異なります。 中足骨疲労骨折・疲労性骨膜炎 足の甲の痛みの中で、マラソンランナーや学生の球技スポーツ選手に多いのが中足骨の疲労骨折や疲労性骨膜炎。 足の甲の中央部(中指や人差し指の根元部分)に痛みを訴えます。 練習のしすぎやアライメント不良(アーチの低下など)によりストレスが一ヶ所に集中すると起きやすいですが、合宿など地面の質が変わる(硬くなったり)ことで起きることも。 強い衝撃でなくても繰り返しの細かい衝撃が続くことで 徐々にストレスが蓄積された結果起きるケガで、もし疲労骨折とわかったらできるだけ地面に足をつかないようにして休ませる必要があります。 部活を休むことに抵抗がある学生さんも多いですが、このケガは休ませるしかありません。 整形外科でレントゲンを撮ってもらっても初期の段階では写らないで、2週間後に再度レントゲンを撮ると骨折線が見えたということもよくあります。 と実感される方がとても多いです。 こうすることで地面からの衝撃を分散させることができ、足の甲にかかる負担を減らすことができます。 そのあとに 正しい荷重方法を身につけるエクササイズをいくつか行って、立ち方や歩き方などをチェックして動きのクセを修正していきましょう。 足裏は全体重を支える場所でもあるので、しっかり足裏が使えるようになっても骨の崩れを正しい位置に戻すのはとても大変です。 そういった場合にはセミオーダーのインソールを紹介させていただく場合があります。 最短で改善するための「原因を検査で特定」できるから.
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