概要 CV: 妖怪ウォッチの主人公、の親友兼クラスメイト。 11歳の小学5年生で、高級住宅街「そよ風ヒルズ」に住むお坊ちゃま。 両親はデザイナーとして働いていて、母からは「カンちゃん」と呼ばれている(ゲームのみ)。 常にケータイ(スマホ)を持ち歩いている。 ゲーム版とアニメ版では少々服の柄が違う。 理論派で妖怪を信じていないが、アニメではの噂は信じている。 また、同じクラスメイトのクマことと一緒に行動している腰巾着的な一面も。 ヘッドフォンを常に着けており、「聴いてる音楽は何か? 」とゲーム内で主人公とウィスパーが考えるが、結局分からないままである。 パソコンの扱いに長けていて、無印のクエストでは博物館の警備システムのハッキングを行った事がある。 『3』のスキヤキ限定映画連動クエストではをに改造する為にイナホが選抜したヲタクの1人として登場。 アニメでは集団で取り憑かれたりするケース以外では、やなど良い影響を与える妖怪に取り憑かれる事が多い。 しかしシーズン2以降はのようなよくない影響を与える妖怪にも憑かれることが増えた。 46話では誕生日だが仕事が入ってしまった両親にワガママを言って迷惑をかけたくないと思い我慢をしていたが、妖怪「」に取り憑かれたのと、ケータの説得によって固く閉ざしていた心の扉を開け、家族団欒での楽しい誕生日を過ごしたという、カンチをメインとした話では初の感動エピソードが放映された。 なお、砂夫によると非常に素直な心の持ち主であると言う。 2話において、ケータが72点をクマが50点を取った全国テストで96点を取ったり、32話において夏休みの宿題を溜め込んだケータがカンチに宿題を写させてもらうとしたりと、勉強はしっかりとしているようである。 また、13話において生徒会長に立候補したりと、挑戦的な面もある。 93話の回ではのをした。 劇場版では彼の祖父と思われる容姿がそっくりの少年が60年前の桜町に存在し、ケータを驚かせた。 容姿はと思われる。 名前の由来はの「」からきている。 キャラクターのシンボリックイメージは彼の愛用のヘッドフォン。 関連イラスト.
次のキム 開発のきっかけとなったのは、2016年のE3で、レベルファイブの日野社長に『妖怪ウォッチ メダルウォーズ』のデモバージョンの映像を見せたところからになります。 実際に作ろうと動き始めたのは、2017年の3月くらいからだったと記憶しています。 グローバルで見ると原作『妖怪ウォッチ』の売上は、韓国が2位なんですよ。 おそらく、その理由は、 韓国にもそもそも妖怪という概念があったので、妖怪が題材の作品でも受け入れやすかったのだと思います。 韓国の妖怪というと、たとえばどういうものがありますか? キム 代表的なものですとドケビ、鬼がありますね。 韓国の妖怪は、『妖怪ウォッチ』に出てくる、可愛かったりユーモア溢れるものはなく、怖いものというイメージです。 そういう認識のギャップもあって、『妖怪ウォッチ』に出てくる妖怪に新鮮さを感じ、ヒットしたという線も考えられますね。 なので、タッチデバイス向けの完全に新しいシステムを作ってしまうと、原作ファンになじみのないゲームになってしまう恐れがありました。 なので、この新鮮味となじみある触り心地の中間地点を探るのに、いちばん力を入れました。 『妖怪ウォッチ メダルウォーズ』も原作も、6体を交代しながら戦うシステムとなっていますが、原作とは異なり、リアルタイムかつフレキシブルに交代が行われるようになっています。 それを実現するため、基本的なゲーム開発は我々が行い、世界観のディティールやストーリーについてはレベルファイブ様と協議をしつつ進めています。 ストーリーについては最初から日野社長に携わっていただいているので、それが功を奏したのかなと。 具体的にどんな要素を入れる、というのはまだ言えませんが。 既存の妖怪の、衣装(見た目)を変えたものをオリジナルと呼べるのであれば、それはリリース時から実装されるよう準備をしています。 完全なオリジナルとなると、これはやはり本作を実際に運営が始まってみないことには、なんとも言えません。 これはユーザーの皆様にふたつのチームに分かれていただき、みんなでミッションを達成しながら報酬を得ていくというものになる予定です。 キム そして本作は、多くの日本人が持つデバイス、スマートフォンで遊べるゲームとなりますので、本作を通じて『妖怪ウォッチ』ファンの増加に貢献することも我々が目指しているところとなります。 多くの方が『妖怪ウォッチ メダルウォーズ』を愛してくだされば、きっと日野社長も動いてくれるのではないかと信じています(笑)。 ホ 長いあいだ準備をしてきたタイトルです。 その甲斐もあって、手軽で飽きが来ないゲーム性、おもしろさが作れたと自負しておりますので、ぜひ期待していてください。 さきほどお話した通り、我々は本作を通じて『妖怪ウォッチ』のファン層を広げていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします! キム 私達は「スマホゲームはスマホゲームならではのおもしろさ、楽しさを作っていくべき」という信念を持ち、それを大事にしています。 そして『妖怪ウォッチ』というIPを大切にし、カードゲームにはないおもしろいゲーム性を生み出そうと尽力してまいりましたので、ぜひそういった点に注目していただき、楽しんでいただきたいです。
次の「これじゃ学校は無理ね。 今日は寝てなさい。 」 「はぁい…」 頭はガンガン、せきも出てのども痛い 風邪をひいてしまった様だ… 「お母さん今日お仕事休もうか?」 「ううん、大丈夫だよ。 ちゃんと寝てるからお仕事行ってきて。 」 そう?と心配そうなお母さんには悪いけど、 ソワソワと落ち着きなく部屋を飛び回っている執事妖怪の為にもお仕事に行ってもらおう。 飲み物などを用意してお母さんが出ていくと すぐにウィスパーが目の前にやってきた。 「ケータくん大丈夫ですか! あああご主人様に風邪をひかせてしまうなんて…執事失格だぁああっ!!」 「ウィスパー、大げさだよ…」 壁に頭をガンガンぶつけながら叫ぶウィスパーは、今はちょっと頭に響くからやめてほしい 「ケータくん何かして欲しい事はありますか!?お水飲みます!?着替えます!?それとも…」 「あーもう!ウィスパー少し静かにしてて!頭に響く!」 「す、すみません。 ですが何かお役にたちたくて…」 「うぅん…」 心配してくれるのは嬉しいんだけど 静かにできて、ウィスパーに頼める事… 「あ、そうだ。 ジバニャンに会ってきてくれない?」 「ジバニャンですか?」 「今日呼び出して妖怪探し手伝ってもらう約束だったんだけど、風邪ひいちゃったし…」 「断ってきて欲しいと、正直めんどうです」 「おい!」 この妖怪は執事として世話をやこうとするくせに、たまにこんな風に面倒を嫌ったりする まぁのせるのも簡単だからいいけど 「お願いだよウィスパー。 ウィスパーにしか頼めないんだ。 」 「ご、ご主人様に頼られた…!任せてくださいケータくん!すぐに行ってきます!」 あぁ、チョロいな 小学5年生も呆れるチョロさだ 窓から猛スピードで出ていったウィスパーを見送って、 俺はようやく眠る事ができたのだった。 [newpage] どれぐらい寝ていたのだろうか 猫の鳴き声で目が覚めた …ネコ? 「あっ、ケータが起きたニャン!」 「ジバニャン、だから静かにしなさいと言ったでしょう。 ケータくん、具合はどうです?」 「え、あ、まだ頭が痛いけど…なんでジバニャンがいるの?」 体を起こすと、部屋にはウィスパー以外にジバニャンが増えていた 俺の枕元に乗り上げニャンニャンと尻尾を揺らしている。 「風邪ひくなんて怠けてる証拠ニャン!少しはオレっちを見習うニャン!」 「こんな事言ってますけど、ケータくんが風邪ひいたって言ったらケータが死んじゃうニャンー!!って大騒ぎだったんですよ」 「ひゃくれつ肉球ー!!」 「ぎゃああああっ!!!!」 ウィスパーを壁にめり込ませたジバニャンは、照れた様にそっぽを向いた。 そうか…心配して来てくれたんだ。 まだ熱は引いてなくて辛いはずなのに、 なんだか体が軽くなった気がした。 「ジバニャン、お見舞いに来てくれてありがとう。 すごく嬉しいよ。 」 「…早く風邪直して、妖怪探しするニャン」 「うん」 ボソッと呟かれた 「ケータが居ないとつまんないニャン」 は聞こえなかったふりをしてあげよう。 この強くて可愛い友達が恥ずかしがって帰っちゃうのはイヤだから。 「ケータくん、少しお水を飲んだらまた寝てください。 まだ辛いでしょう?」 「うん…けどなんか寝るのがもったいないなって」 「うるせー!病人はさっさと寝るニャン!」 「うわっ、いてっ!」 ドンッとジバニャンに押されて俺はベッドに転がった。 乱暴ですよジバニャンなんてウィスパーの声が聞こえるが、それより頭を打ったこっちの心配もして欲しい。 「おやケータくんどうしました?」 「何面白い顔してるニャン?」 「お前ら…あぁもう!寝る!」 どうせ怒った所で反省はしないんだ。 余計な体力を使う前に寝てしまおう。 口元まで布団をずりあげると、額と手のひらに何かが優しく触れた。 「ふむ…まだ熱がありますね」 「オレっちが手ぇ握っててやるニャン!」 胸元あたりに浮かんでるウィスパー。 ベッドに座って俺の手を握るジバニャン。 なんだかさっきまでの不機嫌が消えてしまって、急激に眠気が襲ってきた。 「「おやすみ ニャン! 」」 「うん…おやすみ…」 ウィスパーのヒンヤリした手とジバニャンの柔らかい手を感じながら、 俺の意識はまた眠りに落ちていった。 [newpage] 次に目が覚めたのは空が薄くオレンジに染まり始めた頃だった。 ぼーっと天井を眺めていると、ドアが開いてお母さんが入ってきた。 「あら、ケータ起きたのね。 調子はどう?」 「うん…頭も痛くないし、もう大丈夫かも」 お母さんが額に手を当てて、熱も下がったみたいねーと嬉しそうに呟いた。 その額の手のひらの感触に、ウィスパー達の存在を思い出す。 起き上がって足元を見ると… 「ふふっ」 「どうしたの?」 「んーん、なんでもない」 本物の猫みたいに丸くなって寝ているジバニャンと、こっちは器用に少し浮いたまま寝ているウィスパー。 ずっと側にいてくれた事が嬉しくて、 顔がにやけるのを止められない。 「変な子ねぇ…。 あぁそうだ、ベッドサイドにお花がおいてあったんだけど、これどうしたの?」 「お花?」 それはそこらへんに咲いてる花を普通のコップに入れただけの簡単なもの。 これはもしかして、いや確実に… 「お友達でも来た?けどみんな学校よねぇ」 「お母さん、それ友達が持ってきてくれたんだ」 「えぇ?学校にも行かずに?どんな子?」 「えっとね…」 俺はウィスパーとジバニャンに眼をむけた。 「たまにウルサイけど物知りでいろいろ教えてくれて世話をやいてくれる子と、可愛いけどちょっと口の悪くて、でもいつも俺を助けてくれる子かな。 二人とも凄く優しいんだ。 」 「…そう、いいお友達ね。 」 「うん!さいっこーの友達だよ!!」 ウィスパー達が起きたらまず風邪が治った事を伝えて、そらからたくさんありがとうを言おう。 明日はお礼に何かお菓子をかってあげよう。 学校で「妖怪に看病されたんだ」って言っても誰も信じてくれないだろうな。 でもそれもいいかもしれない。 俺にしか見えない、ナイショの友達。
次の