何のことかさっぱりわからない「AKAの子」とは。 ファン、選手を表し、佐々岡新監督のもと新しいチームとしてファンとチームが「和」をもって一体となり10度目のリーグ優勝、そして4度目の日本一へ向け「舞いたつ」姿をキャラクターと星でデザインしたそうですが、このデザイン見た瞬間、大阪のあの名所の、あの某お菓子メーカー グ〇コ のキャラに見えました。 また、カープは来年「球団創立70周年」を迎えるということで、「球団創立70周年記念ロゴワッペン」も発表されました。 リーグ制覇を逃したので、ここ3年間左袖に付いていた優勝エンブレムはつけられなくなりますので、来季はこのロゴワッペンがホーム、ビジターユニフォームの左袖につけられることになります。 球団創設期のチームカラーの紺色の土台の上に、交差したバット、ダイヤモンド、赤いヘルメットを配したデザインで、伝統を重んじ、結束感を持って試合に臨むチームの姿勢を表すとしています。 中央に配した「70」の書体は、歴代の球団ユニフォームの中で最も多用された花文字ロゴをイメージし、金色を使用することで輝かしい目標に向かって進んでいくチームの決意を込めたそうです。 ホームユニフォームには映えそうですが、ビジターユニフォームのあの赤に、このカラーが合うのかな? と単純に案じています。 新キャッチフレーズを聞いて 2020年のキャッチフレーズ発表前から、奇抜なフレーズになるのは予想していましたが、その予想をはるかに超えた奇抜さに、きょとんとしてしまいました。 私としては、キャッチフレーズを聞いた瞬間に、ファンがみんな理解できるような明快な言葉で、すっきり短いフレーズがお気に入りですが、全く違うものでした。 もはやここまで来てしまうと、きょとんを超えて、口あんぐりです。 毎年キャッチフレーズを考えている方、ウケ狙いを考えてやっているのかな? こうやって、ファンみんなが発表と同時に、話題にしてわいわいがやがやとやっている時点で、にんまりとしているんでしょうかね。 シーズン始まって、このキャッチフレーズに込めた意味を、どれくらいのファンが理解しているのか興味があります。 きっとはっきり説明できないと思います 笑 2019年の「水金地火木ドッテンカープ」というフレーズは、ユニークすぎてフレーズ自体はすぐに覚えられたけど、2020年の「 たった今 このAKAの子 舞たった」は、まだなかなか口から出てこない。 なぜなら、意味不明な文章だから。 Twitterのカープつながりの皆さんの反応を見ていると、今は戸惑っているようなコメント多数です。 あのカープ番記者の田中昌宏氏は優しくつぶやいてました。
次の(2020年は) 本日11月23日(金・祝)に開催されたカープ「」。 今年も大盛り上がりでした。 早朝よりマツダスタジアムまでの行列。 開門も前倒しになるなど、どれほどファンが心待ちにしていたのか、というのが伝わってくるようでした。 さてその「ファン感謝デー」でされた2019年のチームキャッチフレーズ。 それは、 水金地火木ドッテンカープ です! 「水金地火木土天海」をアレンジしたそうです。 様々な特徴を持ちながらも同じ方向に公転する太陽系の家族である惑星、カープも「家族」のようなチームワークで戦うとのこと。 デザインには、キャッチフレーズをリズムよくラップで刻むキャラクターを採用。 リズムよくセ・リーグ4連覇、そして日本一を達成できるように突き進み、太陽系で1番輝くチームを目指すそうです! これまでのキャッチフレーズは? チームキャッチフレーズ一覧 新しいキャッチフレーズが発表されると、気になるのが過去はどのようなキャッチフレーズだったのか、です。 そこでちょっと調べてみましたが、どうやら1953年の「闘志なき者は去れ」が最初のようですね。 その後は少し間が空き、1973年の「スピードとスリルある野球」以降、毎年付けられているそうです。 ) ここ最近のキャッチフレーズを取り上げると大体次のような意味になります。 2012年 破天荒(はてんこう) 選手それぞれが自分の殻を破り、チームは今までの常識では考えられなかったことに挑戦するという意味が込められているとのこと。 「新境地を切り拓く者」という意味の「GROUND BREAKERS」と、破天荒の意味を補足する「前人未踏」と組み合わせ、前人未踏の新境地をチーム一丸で切り拓いていくという意味で付けられました。 2013年 剣砥挑来(けんどちょうらい) 一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返す事を意味する「捲土重来」(けんどちょうらい)という四字熟語をアレンジし、「剣」を「砥」ぎすまし、「来」るシーズンに「挑」むという意味を込めたとのこと。 2014年 赤道直火(せきどうちょっか) 赤道直下の造語で、王道ならぬ「赤道」を真直ぐ火のように突き進んでいく、強敵・難敵を相手に実直なプレーで戦い、観る人の心に火をつけていくという意味を込めて付けられました。 2015年 常昇魂(じょうしょうだましい) 2年連続Aクラスの勢いを失うことなく、さらなる高みを目指し、新生緒方カープで常勝軍団を目指すという意味が込められています。 「常昇魂」の漢字の一部が「red」となっているのはよく考えられているなーと感心させられました。 2016年 真赤激!(まっかげき) カープ伝統の激しい練習に耐え、チーム一丸となり、赤く熱い気持ちで相手チームにぶつかっていく。 大人しくまとまるのではなく、情熱あふれるプレーを心掛け、応援してくれるファンに「刺激的な野球」を届けていくという決意を込め、「真赤」(まっか)と「過激」(かげき)を組み合わたキャッチフレーズです。 歌舞伎の「傾く」(かぶく)という言葉を元にしたスローガンで、他チームの目を気にすることなくカープ道を突き進み、新シーズンも「カープらしく」熱く戦い、ファンを熱く魅了するプレーを約束するとのこと。 ) チームに引き継がれる「努力」「泥臭さ」。 シーズンを駆け抜ける「怒涛」の勢い。 ひとり一人に必要な「度胸」。 ファン・地域との一体感を表す「同心」「同郷」。 来年も実現してみせる「胴上げ」。 キャッチフレーズも発表されたし、本当に開幕が待ち遠しいです! (追記) おまけ:関係なけれど、キャッチフレーズっぽいチョコレート。
次の監督とキャッチフレーズの関係性 キャッチフレーズが定着した1973年以降、英語のキャッチフレーズが多かったが、2012年頃から漢字が主流になりつつある。 勝手な推測だが、マーティ・レオ・ブラランが退任して以降、監督ではなく球団側がキャッチフレーズを決定しているように思う。 そのマーティ・レオ・ブラウン、在任中は毎年「 ALL-IN」のフレーズを使っていた。 全員野球的な意味があると思うが、「疲れ切った」という意味もあり、死力を尽くせということだろう。 三村敏之も「 TOTAL BASEBALL」というフレーズをほぼ毎年使っていた。 野球は総合力のスポーツだが、三村敏之を尊敬している緒方孝市も、走攻守全ての総合力で挑むはずだ。 また、流行的なものもあるのかなと思う。 古葉竹識監督時代、日本一になった1980年は「 3S BASEBALL SUSPENCE SPEED START 」であり、その翌年は「 3A BASEBALL ACTIVE ACTION APPEAL 」。 後任の 阿南準郎は優勝した翌年に、「 3C COMMUNICATION COMBINATION CONCENTRATION 」とキャッチフレーズを付けている。 このように優勝した年の傾向を引き継ぐものもあれば、第2次山本浩二政権下の2004年位は、「 WILL TO VICTORY」としているが、これはカープが最後に優勝した第1次山本浩二政権下の1991年と全く同じもの。 キャッチフレーズにも縁起を担いたのだろう。 最も面白いといっては失礼だが、興味深いのは達川晃豊(監督時代の表記)。 監督に就任した1999年にはアメリカ大統領バラク・オバマより10年も前に「 YES, WE CAN」をキャッチフレーズにしている。 翌2000年には「 START FROM ZERO ZERO」としているが、これは1983年の「 START FROM ZERO」の強調系? 何とも達川晃豊らしい。 近年のキャッチフレーズは狙った感のある造語が多いが、監督の考えや目指す野球の色を出しても良いのではないかと思う。 関連記事:•
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