この記事では、日本製と海外製をあわせて10種類の排卵検査薬を紹介します。 排卵検査薬を選ぶときのポイントとなる「価格」や「感度の違い」も比較表で分かりやすく解説します。 はじめはどれを買うべきか迷うかもしれませんが、この記事の比較表を見ればきっと選びやすくなるはずです。 ぜひ、排卵検査薬を選ぶときの参考にしてください。 そもそも「排卵検査薬」とは 尿に含まれるホルモンを検知して排卵日を予測 排卵検査薬(排卵日予測検査薬)は排卵のタイミングを予測できるスティック型の薬品です。 自宅用の尿検査キットのようなもので、 排卵の直前に放出される「黄体化ホルモン」を検知できます。 黄体化ホルモンは 「LH」とも呼ばれ、 排卵が起こる直前には「LHサージ」という LHの分泌量が急激に高まるタイミング(下図)があります。 この LHの分泌量の変化を検知することで排卵日を予測します。 排卵検査薬はドラッグストアやECサイトで購入できる 排卵検査薬は「第1類医薬品」で、 マツキヨやココカラファインのようなドラッグストア、Amazonや楽天のようなECサイトで購入できます。 ただし、検索してみるといろんな種類が出てきて、どれを選べばいいのか迷うかもしれません。 そこで、まずはざっくりと選ぶときのポイントを紹介します。 海外製に比べて 日本製の方が使いやすいからです。 使いやすい理由は、 検査薬の形状がプラスチックの「スティック型」で使用するときに持ちやすいこと、また 添付された使い方の説明書も分かりやすく、もし困ったときも検索すれば日本語で説明された商品ページがあること、などです。 一方で、海外製に比べると値段が高いところがネックかもしれません。 海外製は値段は安くお手頃です。 ただし、少し使いづらいと感じる方もいます。 海外製の排卵検査薬は紙製のスティックなため、使用するときに日本製のプラスティック素材の検査薬と比べると使いにくいことがあります。 このような特徴を踏まえて、 使いやすさ重視の方は日本製、 価格重視の方は海外製を選んでも良いでしょう。 まずは 使いやすい日本製で試してみて、使い方に慣れてきたら価格の安い海外輸入品に切り替えるという方もいます。 排卵が起こりそうなサインの「LHサージ」は以下のように変化しています。 そのため、 もし早めに知りたいという方は低めの数値でも反応がでる、つまり感度が高い検査薬を選ぶ方が良いでしょう。 そのような方は、感度が高すぎると常に陽性反応が出てしまうこともあるため、必ずしも感度が高い方が良いわけではない、ということはご留意ください。 メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。 価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 日本製の排卵検査薬を選びやすいように、比較表にまとめました。 ここでは、主要な5種類の排卵検査薬をピックアップしています。 ポイントの2つ目であげた 「陽性反応がでる感度」は表の一番右に記載しています。 以下では、それぞれ順番にご紹介します。 Amazonの「売れ筋ランキング」でも1位を獲得しています。 メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。 価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 多くの排卵検査薬は、判定線の色の濃淡で判断する必要がありますが、ハイテスターは 判定線の本数がLHの分泌量にあわせて増える仕組みです。 初心者にとっては、分かりやすいかもしれません。 メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。 価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 なかには、普段からLHの分泌量が少し多めの方もいて、そのような方が感度が高い検査薬を使うと、排卵前でもないのに陽性反応が出てしまうことがあります。 そのような方とっては、 感度が慎重な方が良いこともあります。 メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。 価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 1ブランド「クリアブルー」 クリアブルーは世界的に使用されているブランドです。 【製造・販売会社】オムロン 【特徴】 ・世界シェアNo. メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。 価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。 価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 海外製の排卵検査薬5選 日本製で使い方が慣れてきたら、海外からの輸入品に切り替えても良いかもしれません。 以下では、比較表とあわせて海外製の特徴を説明します。 価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 ただし、これは50本のまとめ買いの場合の価格ですのでご注意ください。 海外製は、日本製と違ってセット売りの本数が多いことも特徴です。 輸入品の通販サイトで購入できる 海外製は駅前のドラッグストアでは販売していません。 Amazonや楽天でも日本国内では購入できものが多いため、 専門の輸入品通販サイトで購入する必要があります。 記載されている価格に加えて配送料がかかることもあるので、 価格を比較するときは配送料も考慮しましょう。 日本の通販サイトで販売している輸入品は数種類ありますが、この記事では多くの方が利用している5つを紹介します。 価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。 以上、この記事では排卵検査薬を選ぶときのポイントや比較表をご紹介しました。 もし、まだ 排卵検査薬を使ったことがないのであれば、日本製でまずは試してみることをおすすめします。 排卵検査薬の使い方は「 」で解説しているので、是非あわせてご覧ください。
次の産婦人科専門医 月花瑶子 北里大学医学部卒業。 日本赤十字社医療センター、愛育病院での勤務を経て、現在は都内の不妊専門クリニックに勤務。 産婦人科専門医の資格を持つ。 臨床医として働きながら、生殖に関わるヘルスケアの知識を社会に広める啓蒙活動も行う。 監修書籍「やさしく 正しい 妊活大事典」(プレジデント社)• 排卵検査薬とは 排卵が起こる直前のタイミングがわかる 排卵検査薬(排卵日予測検査薬)は 排卵のタイミングを予測できるスティック型の薬品です。 自宅用の尿検査キットのようなもので、排卵の直前に放出される「黄体化ホルモン」を検知できます。 黄体化ホルモンは「LH」とも呼ばれ、排卵が起こる直前には「LHサージ」というLHの分泌量が急激に高まるタイミング(下図)があります。 このLHの分泌量の変化を検知することで排卵日を予測します。 排卵検査薬で陽性反応が出てから2日以内に排卵が起こる確率は91. 国内製と海外製の輸入品があり、輸入品の方が比較的安く手に入ります。 初めて排卵検査薬を使う方は、国内製を使うのがおすすめです。 国内製のほうが説明書が分かりやすく、使い勝手も輸入品に比べて良いためです。 使い方に慣れてきたら価格の安い輸入品に切り替える方もいます。 国内メーカーの排卵検査薬としては、以下がメジャーです。 ・ ・ ・ ・ 排卵検査薬の選び方や比較表は「」で紹介しています。 是非ご覧ください。 排卵検査薬を使うメリット 排卵前のタイミングが分かる 排卵検査薬を使うメリットは、手軽さに加えて 「排卵前に妊娠しやすいタイミングがわかる」ことです。 自分で排卵日を予測するには 「」もありますが、 妊娠しやすいタイミングがつかめるのは次の生理周期以降です。 基礎体温で排卵日を予測するには、低温相から高温相に変化する時期をつかみ、 翌周期以降で妊娠しやすいタイミングを狙う必要があります。 一方、排卵検査薬は排卵前のホルモンの変化を検知するので、 「これから排卵が起こるサイン」を把握できます。 排卵が起こる前に妊娠しやすいタイミングが分かるのは排卵検査薬のメリットでしょう。 この調査では、妊娠の可能性が高いのは上から「排卵日の2日前」「排卵日の前日」「排卵日の3日前」「排卵日の4日前」「排卵日当日」と結果が出ました。 排卵検査薬を使うタイミングはいつ? 排卵検査薬は排卵前のホルモン変化を検知するものですから、排卵後に使っても意味がありません。 いつから使えば良いのでしょうか? 排卵検査薬を使いはじめる目安は「次の生理予定日の17日前」 排卵検査薬を使いはじめるタイミングは 「次の生理予定日の17日前」が目安です。 このようにして排卵する直前のタイミングを把握できます。 「次の生理予定日の17日前」の理由 では、なぜ「 次の生理予定日の17日前」なのでしょうか? それは、 「次の生理予定日の14日前」が排卵日の目安として考えられているからです。 逆算すれば 「次の生理予定日の14日前頃」がおおよその排卵日と考えられるため、そこから数日間さかのぼった 「17日前」が排卵検査薬を使い始める目安になっているのです。 排卵など妊娠に必要な女性ホルモンの働きに異常がある可能性が考えられます。 検査結果の 「陰性」から「陽性」への変化を見て、 排卵直前のタイミングを正確に把握するためです。 排卵検査薬を毎日使うと、黄体ホルモン(LH)の量によって 「陽性・陰性」を示す判定ラインの色の濃さが徐々に変化します。 判定ラインが見えない状態から、薄くラインが現れ、排卵直前にラインが濃くなってから、再び薄くなっていきます。 判定ラインで「陽性」が出たら、なるべく早く性交の機会を持つことが大切です。 最初のうちは、判定ラインの色が最も濃くなる(LHサージのピーク)がいつなのか判断しづらいかもしれません。 検査結果は判定ラインの部分を写真で残しておくとよいでしょう。 この調査では、妊娠の可能性が高いのは上から「排卵日の2日前」「排卵日の前日」「排卵日の3日前」「排卵日の4日前」「排卵日当日」と結果が出ました。 排卵検査薬を使う直前の注意点 多くの排卵検査薬が、使用前の注意点として以下の3つを挙げています。 1)検査前は4時間程度、排尿を避ける 2)検査前に過度に水分を摂らないようにする 3)検査前は多量の発汗を伴う運動をしないようにする これからは、検査薬が尿中のホルモン数値を正確に検知するために気をつけたい注意点です。 製品によってホルモン検知の感度が異なる また、 妊娠検査薬によっては陽性反応が出る基準が異なることも覚えておきましょう。 輸入品の方が陽性反応が早く出る可能性は高くなります。 検査結果が「 いつも陽性」「いつも陰性」の場合は要注意 常に陽性、または陰性の場合は医師に相談を 陽性反応が出る基準は違いますが、輸入品も国内品でも、検査結果の「陰性」と「陽性」は区別できます。 陽性反応や陰性反応が出続ける方は、LHの分泌に異常がある可能性があります。 何周期も続いて「常に陰性」「常に陽性」が出る場合は、 産婦人科や不妊専門クリニックで医師に相談してください。 例えば、卵胞が発育するのに時間がかかり排卵が起こらない「多嚢胞性卵巣症候群」の場合、LHの分泌が通常よりも多いため常に陽性とでる可能性が高いです。 こうした疾患は不妊の原因にもなります。 排卵検査薬を使っても予測ができない可能性があるケース また、以下のようなケースでは排卵検査薬を使用しても排卵日を予測できないことがあるのでご注意ください。 ・不妊治療をしている 不妊治療中は、投与するホルモン剤の影響などで排卵検査薬が正常に反応しないことがあります。 不妊治療中の方は、排卵検査薬の使用については医師に相談するようにしましょう。 ・すでに1年以上の妊活をしているが妊娠していない 基礎体温を測ったりしながら、すでに1年以上妊活をしているにも関わらず妊娠していない場合、 不妊原因となる疾患がある可能性が考えられます。 排卵検査薬の使用の前に、不妊専門クリニックで一度相談をしてみるのも良いかもしれません。 ・極端な生理不順、または経血量が多いなどの月経異常がある 周期ごとの日数が7日以上ずれるような生理不順や、生理中は1時間おきにナプキンを交換しないといけないぐらいの経血量がでる場合は月経異常と考えられます。 このようなケースでは 女性ホルモンの分泌などに異常があり、不妊の原因が隠れているかもしれません。 ですから、心配な方は産婦人科で相談をしましょう。 以上、排卵検査薬をいつから使うべきか、また使い方のポイントや注意点を解説しました。 妊娠の確率を高めるには「タイミング」がとても大切です。 うまく排卵検査薬を活用して、妊娠の可能性が高まる「排卵日直前」を狙い撃ちできるように頑張ってくださいね。
次のパッと読める目次• 排卵検査薬で妊娠反応は分かるの? 排卵検査薬は基本的には排卵日を予測するために使われるものですが、妊娠検査薬の変わりに使用して、妊娠判定が出来た、薄いけれど線が入った、という人も中にはいます。 妊娠検査薬と 排卵検査薬が検出するものの違いはこのようになります。 ・妊娠検査薬 受精卵が着床して妊娠が成立すると分泌される hCG(ヒト繊毛性ゴナドトロピン)ホルモンを検出します。 受精卵が着床するとhCG(ヒト繊毛性ゴナドトロピン)というホルモンの分泌が盛んになり、尿に混ざることで妊娠検査薬に妊娠の反応が出ます。 ・排卵検査薬 尿中の LH(黄体形成ホルモン)を検出します。 中のLH(黄体形成ホルモン)の分泌が盛んになり、検査薬で反応が出てから 36時間ほどで排卵が起こるとされています。 このように、 妊娠検査薬と排卵検査薬は目的が違うので、妊娠判定は妊娠検査薬または、産婦人科で検査をした方が確実といえます。 とは言っても、実際に排卵検査薬を使用して妊娠反応を確認できた、という声があるので、調べる必用がありますね。 中には、妊娠検査薬よりも排卵検査薬の方がくっきりと陽性反応が出た、という人までいるのです。 排卵検査薬で妊娠反応が分かるのはいつから? 排卵検査薬を使用して、妊娠反応を確認するにあたって、いつ頃なら判定できるのでしょうか。 一般的な妊娠検査薬では、 生理予定日の1週間後、早期妊娠検査薬であれば、生予定日の 4日~当日くらいで使用することができます。 しかし、早く妊娠を知りたいからと言って、決められた基準日よりも早く検査する事を「 フライング検査」といいます。 フライング検査で使われるのは、手に入れにくい早期妊娠検査薬ではなく、生理予定日の1週間後から使う一般的な妊娠検査薬がほとんどです。 排卵検査薬で妊娠反応を確認する場合も、妊娠判定の基準日はほぼ同じで、妊娠検査薬と同様の時期に反応が出ます。 つまり、排卵検査薬を使用するのは、生理予定日の1週間後くらいがいいでしょう。 html ニコちゃんマークがはっきりと出ていますね。 陽性です。 この結果から見て、海外製の排卵検査薬では反応しなくても日本製だと反応した、などいろいろな結果となっています。 よって、排卵検査薬の種類や使うタイミングによっては、妊娠していても陽性反応は出ないということになります。 結局は、 妊娠判定は、排卵検査薬ではなく妊娠検査薬を使用した方が確実だということが分かりました。 妊活中の方は、たくさん排卵検査薬を購入している方もいると思うので、生理予定日前のフライング検査に排卵検査薬を使用して、濃い目のラインが出たら、もしかすると可能性があるかもしれない、くらいの感じで妊娠検査薬を購入するといいかもしれません。 まとめ 排卵検査薬で濃い目のラインが出ても必ずしも妊娠しているとは限りません。 排卵検査薬で陽性の反応が出なくても、逆に妊娠している可能性もあるということです。 確実性がないので、やはり妊娠判定は妊娠検査薬を使うことをおすすめします。
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