ディスクブレーキの種類 前回のブログで、トレックFX3とFX2のノーマルブレーキとディスクブレーキの違いを解説しました。 マウンテンバイクの世界では10年以上前からディスクブレーキは当たり前になっていましたが、ロードバイクとクロスバイクの世界にもディスクブレーキが普及してきました! 前回は省略しましたが、ディスクブレーキの中には、ワイヤーを引いてブレーキキャリパー内のピストンを動かす「メカニカルディスク|機械式」と、油圧の力でブレーキキャリパー内のピストンを動かす「ハイドロリック|油圧式」という2種類の構造があるのはご存知でしょうか? メカニカルディスク|機械式ディスクブレーキ ワイヤーを引いてブレーキキャリパー内のピストンを動かすタイプです。 部品点数が少なく構造が簡単なため安価というメリットがあり、比較的低価格のバイクに用いられます。 レバー部分は普通のブレーキ Vブレーキやキャリパーブレーキ と共通です。 雨天でも制動力に影響が少ないというディスクブレーキのメリットはあるものの、油圧式のようにブレーキレバーの引きが軽いというメリットはありません。 そのために、小さな力でブレーキが握れる。 コントロールしやすい。 というメリットを感じることはありません。 ハイドロリックディスク|油圧式ディスクブレーキ 油圧の力でブレーキキャリパー内のピストンを動かすタイプのディスクブレーキです。 パスカルの原理 懐かしいですよね で指先の小さな力を、強力なストッピングパワーに変えてしまうのです。 自動車やオートバイに使われている仕組みです。 ブレーキレバーを軽く握ってもしっかりブレーキを効かせることができ、その結果ブレーキの繊細なコントロールが容易になるメリットがあります。 握力の弱い方・女性の方にもおすすめです。 デメリットは、オイルを使用する専用のブレーキレバー 写真上 ・キャリパー 写真下 など、機械式ディスクブレーキと比較して高額なことです。 組み立てやメンテナンスにも高い技術が必要な油圧式ディスク 乗る側にとってメリットの多い油圧式ディスクブレーキですが、組み立てやメンテナンスには、これまでの自転車とは異なる新しい技術が必要とされます。 サイクルストアファーストの成田は、オートバイの販売店に勤めていた経験もあり、油圧ディスクブレーキの取り扱いには精通してます。 ディスクブレーキ付きのクロスバイク・ロードバイクは もちろんマウンテンバイクも! 、サイクルストアファーストにおまかせください!.
次のContents• クロスバイクもディスクブレーキの流れが クロスバイクのブレーキというと、 Vブレーキが主流でした。 主流でした、と過去形で書くとちょっと語弊がありますが、いまだにクロスバイクの主流はVブレーキです。 ここ最近、ロードバイクのディスクブレーキ化の流れなのか、クロスバイクでもディスクブレーキ搭載車が増えてきている印象です。 例えばビアンキのカメレオンテ3。 カメレオンテは元々はすべてがVブレーキ車でしたが、カメレオンテ1と2はVブレーキのまま、3,4はディスクブレーキになりました。 カメレオンテは数字が大きいほどグレードが高い車種となります。 同じくビアンキのクロスバイクにローマシリーズがありますが、ローマだけはディスクブレーキで、2~4はVブレーキです。 ローマシリーズの場合、数字が小さいほどグレードが高い車種となります。 ディスクブレーキのメリット、デメリット ディスクブレーキのメリットを挙げると、 雨天時でもブレーキ力が落ちにくいことが挙げられます。 普通に晴天時に走る分には、そもそもVブレーキは制動力がかなり高いブレーキなので、ディスクブレーキだからと言って優位だとは思いません。 雨天時などのウェットコンディションになると、Vブレーキは制動力がかなり落ちます。 ディスクブレーキだと、晴天時よりは制動力が落ちるものの、Vブレーキよりは制動力が保たれます。 なので雨天時の制動力という点では、ディスクブレーキに大きなメリットがあります。 デメリットについていうならば、強いて言うなら 輪行するときに誤ってディスクローターを何かにぶつけてしまうと、ブレーキがかなりおかしくなるということくらいでしょうか。 ディスクローターが歪むと、ブレーキかけたらグワングワンいって超怖いです。 人によっては【ロードホイールと互換性がない】というかもしれませんが、そもそもビアンキのクロスバイクはエンド幅が135mmなのでロードホイールとは互換性がありません。 また、ロードホイールのうち、ディスクブレーキ用のホイールは使えますから、特にそこがデメリットだとは思いません。 一本のホイールをロードバイクとクロスバイクで使いたいという人がいるならば、ディスクブレーキのクロスバイクだとそれができなくなります。 ディスク Vブレーキ メリット 雨天時の制動力が落ちにくい 輪行でディスクよりは気を遣わない デメリット 輪行ではやや気を遣う 雨天時は制動力が落ちる 結局、ディスクブレーキのクロスバイクはアリなのか? 積極的に輪行したい人なら、個人的にはVブレーキのほうが扱いやすいのでディスクブレーキはオススメしません。 しかし通勤通学の足で使うとか、街乗りメインならディスクブレーキのクロスバイクはアリだと思います。 ディスクブレーキのほうがカッコいいという人もいますし、ホイールの互換性の問題についてもロード用のディスクブレーキ用ホイールを買ってくればホイールのグレードアップができますし、それがデメリットだとは思いません。 むしろ、エンド幅135mmのVブレーキ車のほうが、ホイールのグレードアップには苦労すると思います。 エンド幅135mmのVブレーキクロスバイクのホイールを変えようとすると、現実的には手組ホイールしかありませんので。 クロスバイクについているディスクブレーキは機械式ディスクだと思いますが、油圧ディスクならちょっと注意です。 輪行で油圧ディスクの場合、うかつにバイクを逆様にしたりするとオイル漏れを起こしてブレーキが効かなくなる可能性があります。 なのでクロスバイクを買う用途、使い方をよく考えたうえで、Vブレーキかディスクブレーキかを考えたらいいと思います。 個人的には、駅の駐輪場にディスクブレーキ車を置くのはリスキーだと思います。 駅の駐輪場では、隣の自転車とかなり接近するようにギューギュー詰めにされています。 なのでなんかのはずみでディスクローターが歪んでしまう事態も考えられるからです。
次のディスクブレーキクロスバイクについて徹底解説 クロスバイクにはさまざまな種類があり、そのひとつとしてディスクブレーキクロスバイクが挙げられます。 ディスクブレーキは、車輪につけられている円盤を、両側から挟み込むことでブレーキをかけるものです。 ディスクブレーキ搭載のクロスバイクにはさまざまな特徴がありますので、どんな魅力があるのかを解説していきます。 ディスクブレーキの特徴 クロスバイクについての知識を深めるためには、まずはディスクブレーキの特徴を知ります。 ディスクブレーキにはさまざまな特徴であり、ほかのブレーキシステムにはない魅力もあります。 特徴を理解することは、クロスバイクの性能を知ることにも繋がりますし、ほかのブレーキシステムとの違いを把握することにもなります。 水が入りにくく雨にも強い ディスクブレーキはブレーキパッドをブレーキローターで挟み込みことによってブレーキをかけます。 走行中はディスクが回転しているため、遠心力がかかり、水分を弾くことができます。 水がたまりづらい設計になっているため、錆などの心配も少ないです。 水に強いため、雨天時でも問題なく使用でき、アウトドア用のクロスバイクにはおすすめのブレーキシステムと言えるでしょう。 微妙なスピードコントロールも可能 ディスクブレーキは、ブレーキローターの挟み具合によって、ブレーキの制動力を変えることができるため、細かいスピードコントロールがしやすいです。 急ブレーキなどはもちろん、ほんの少しだけブレーキをかけながら走行するということも可能であり、走り方に幅が生まれます。 ブレーキコントロール力が高いため、より安全かつスムーズに走行しやすく、初心者から上級者まで多くの人におすすめです。 放熱性が高い ディスクブレーキは、ブレーキローターの露出面が大きく、空気を循環させやすい設計になっています。 走行時はディスクが回転するため、空気に触れますし、露出面が広く、空気に触れる面積も大きいため、放熱性にも優れています。 高い放熱性を有していますので、炎天下での使用にも問題がありません。 室内レース用というよりは、外での使用に向いており、放熱性を含めた耐久力の高さから、さまざまなシーンで活用できます。 手持ちのクロスバイクをディスクブレーキにするには ディスクブレーキは非常に便利なブレーキシステムであり、クロスバイクの購入を考えているのであれば、搭載型のモデルがおすすめです。 すでにクロスバイクを持っており、ディスクブレーキではないとしても諦める必要はありません。 実は、ブレーキシステムは後からでも変更できる場合もあり、手持ちのクロスバイクもディスクブレーキ化できる可能性はあります。 ディスクブレーキ化するにはさまざまな条件やポイントがありますので、それらを理解して上手にカスタムしましょう。 ディスクブレーキ化するための条件 ディスクブレーキ化するためには条件があり、フレームがディスクブレーキ対応であるかを確認しましょう。 ディスクブレーキの取り付け穴がなければ、ディスクブレーキ化するのは難しいです。 フレームから取り換えるとなれば非常に面倒であり、コストもかかりますし、ディスクブレーキ搭載のクロスバイクを購入したほうが無難でしょう。 これはブレーキの種類によっても異なるので注意が必要です。 また、部品も質の良いものを使用すれば、それだけ費用は上乗せされます。 どの種類で、どの程度の質の部品を使うかによっては、費用を安く抑えてディスクブレーキ化することも可能です。 フロントだけのディスクブレーキ化が無難 ディスクブレーキ化でおすすめなのは、フロント部分だけにとどめることです。 フロントのフォークとホイールを交換するだけであれば、ディスクブレーキ化は非常に簡単であり、無難でしょう。 ただし、フロント部分だけのディスクブレーキ化でも、コストがかかるのは確かです。 場合によっては、無理にカスタムせずに、最初からディスクブレーキ搭載のモデルを買ったほうがお得になるケースもあります。 カスタムと新車の購入を比較検討し、どちらがより良い選択か考えておきましょう。 おすすめのディスクブレーキ搭載クロスバイク クロスバイクはカスタムによってディスクブレーキ化することも可能ですが、手間や費用がかかり、高コストとなることが多いです。 そのため、もとからディスクブレーキを搭載しているモデルを購入したほうがお得なケースも多く、新車の購入を検討しているなら、無理にカスタムする必要なないでしょう。 しかし、ディスクブレーキ搭載のクロスバイクはたくさんありますし、どのモデルがよいの悩んでしまいます。 数あるクロスバイクの中から、コスパが高く、初心者でも操作しやすいディスクブレーキ搭載のモデルを紹介しますので、購入時の参考にしてみてください。 軽やかな走りを実現しながらも、高い耐久性を誇るため、通勤はもちろん、休みの日はアウトドア用としても走行できます。 ブレーキコントロールだけではなく、ハンドリングの良さも実現されており、走行性能に優れた乗りやすい一台です。 キャニオン ENDURACE AL DISC 7. 0 キャニオン ENDURACE AL DISC 7. 0は、油圧式ディスクブレーキを搭載した、軽量アルミフレームのクロスバイクです。 平均重量は1,350gと軽く、乗り心地の良さが特徴です。 高いレベルで実現された走行性能は、一日中乗っていても飽きを感じされることはありません。 また、低価格でありながら、必要なパーツはすべて揃った完成車でもあり、コスパは非常に高いでしょう。 装備も充実しているため、追加でのカスタムが不要で楽しめる、初心者にもおすすめの一台です。 キューブ SL ROAD キューブ SL ROADは、シンプルでスタイリッシュなデザインのクロスバイクです。 油圧式ディスクブレーキが搭載されており、高いブレーキコントロール力を持っているのが特徴です。 高性能なテクノロジーがふんだんに使用されたモデルであり、走行性能はずば抜けて高いです。 日常的な使用はもちろん、アウトドアなどでの激しい使用にも耐えうる剛性があり、活躍するシーンは幅広いでしょう。 また、高い耐久性を誇るだけではなく、アルミフレームで軽量性にも優れているため、乗り心地も抜群です。 ディスクブレーキのクロスバイクで快適なバイクライフを クロスバイクのブレーキシステムはさまざまですが、その中でも特におすすめなのが、ディスクブレーキです。 ディスクブレーキは、ブレーキとしての性能はさることながら、耐久性などにも優れていますし、使い勝手のよいモデルと言えるでしょう。 ディスクブレーキ化も可能ですが、おすすめなのは搭載モデルの購入です。 おすすめを参考にして、ディスクブレーキ搭載モデルを買い、バイクライフをさらに楽しみましょう。
次の