概要 [ ] NHKにおけるドラマの枠の総称である。 放送形態は1回45分・日曜夜・1年間(50回前後)放送。 第1作放送開始以来、枠としての中断は一度もない。 『』と並んで、NHK、ひいては日本のドラマの代表格としてメディアでも取り上げられ、の変遷がネットニュースなどで頻繁に取り上げられる。 作品内容は、上の人物の生涯を描く一代記がほとんどである。 ただし、架空の人物が主人公や主要登場人物を占める場合もある。 はであることが多いが、以降主人公の作品も多く作られている。 一方では登場こそするもののや、など日本史において欠かすことのできない人物であっても主役となったケースはこれまで一度もない。 歴代作品一覧 [ ] 詳細は「」を参照 放送期間:放送年のみ記載の作品は、その年の1月から12月の1年間。 ただし『花の生涯』『炎立つ』『花の乱』は9か月間。 『琉球の風』は6か月間。 『天地人』『龍馬伝』『江〜姫たちの戦国〜』は11か月間。 このことに関し、NHK側は「 大河ドラマはドキュメンタリーではなくあくまでドラマであり、演出も必要である」と述べている。 なお、『』のように、「このドラマは史実を基にしたです」という注釈テロップが付けられることもある。 「」や「屋敷門の炎上」、「」など、過去の作品で使用した場面が何度も使われるケースがある。 題材となる人物やテーマに所縁のある地方とする事も多い。 スタイルとしては一代記形式が多く、序盤にはを立てて主人公の出生から始める形が多いが、初期には主人公の壮年期からスタートするものもあった。 また、忠臣蔵もの(特に最初の『赤穂浪士』)など、比較的短時日のドラマを1年間かけて描くものも少数ながら存在する。 『』と『』の2作品はで、完全なフィクションのに分類されていた。 名称の由来 [ ] 第一作とされている『』放送開始時には、「大型時代劇」という名称で呼ばれていたが、同枠のドラマが本数を重ね、さらに次第に歴史ドラマとして注目されるようになると「大型歴史ドラマ」の名称が用いられるようになった。 シリーズ15周年を記念して発売された2枚組LPレコード『NHK大型歴史ドラマの15年 花の生涯から花神まで』()のタイトルにもそれが現れている。 一方、第二作の『』放送直前の1964年(昭和39年)1月5日のが『花の生涯』と『赤穂浪士』を「」になぞらえて「大河ドラマ」と表現し、その後一般でも「大河ドラマ」の名称で呼称されるようになった。 1977年(昭和52年)3月、NHKでシリーズ15周年記念番組『大河ドラマの15年』を放送。 これがNHKが公式に「大河ドラマ」の名称を用いた最初である。 その後、1978年の『』の頃には「大河ドラマ」の名称が定着し、レコードや書籍にも「大河ドラマ」の名が使われるようになり、やがて本放送時にも「大河ドラマ」とシリーズ名が明示されるようになった。 なお 「大河ドラマ」という表記自体が大河ドラマでテロップもしくはそれに準ずる形で初めて登場したのは、第40作『』の副音声解説である。 テロップではその翌年の第41作『』の冒頭、オープニングタイトルでは、第43作『』からである。 放送サイクル [ ] 原則1年1作で、1月初回、12月最終回である。 初期は年内いっぱいの52回放送していたが、のちに正月3が日と12月下旬は特別番組に枠を譲り、50回放送が典型となった(年末年始2週間は放送休止する計算となる)。 2018年以降は、NHKの働き方改革の影響を受け、47回放送となり、特別編の挿入や選挙などの報道特別体制時に番組休止を挟むようになった。 1990年代前半には、大河のスリム化が図られ、放送サイクルが変則的になった。 と同じ年度別2作品の方式とするべく、第31作『』を6か月(1993年1月-6月)、第32作『』を9か月(1993年7月-1994年3月)にそれぞれ短縮し、以降は半年ずつの放送サイクルとするはずであった。 しかしこの計画が不評だったためか、第33作『』も9か月(1994年4月-12月)とし、第34作『』(1995年)からは再び1年1作のサイクルに戻った。 このほかに、第30作『』以降はNHKの子会社であるに制作が委託されていたが、『八代将軍吉宗』でNHK東京本部の単独制作に復帰した。 出演者 [ ] 出演者は、通常のドラマでは主役級の・女優が共演することが多く、これに名脇役と呼ばれる俳優や俳優・・・など多彩なキャストも加わるため、普段は見られない顔合わせがよく見られる(このことは連続テレビ小説でも同様に言える)。 番組初期はにより映画会社所属の俳優はテレビ出演が制限されていたため、の俳優や俳優が多く起用された。 第3作『』では、、ら無名の新人俳優が抜擢され、一躍人気スターとなった。 五社協定消滅後も、第21作『』で役を演じたや、第25作『』で主演したは番組がきっかけで一躍有名になり、2000年代に入ってからは『』に出演した、『』に出演したや、『』に出演したなどが、大河ドラマに出演したことをきっかけとして活躍の場を広げることになった。 番組の構成 [ ] 各作品、クレジットはオープニング時に表示され、その時にオープニングのテーマ曲が流れる(約3分)。 テーマ曲は原則オーケストラ()により演奏されるオリジナル曲。 また、クレジットの最初に出るタイトルは原則手書き で、製作者は「題字」として出演者よりも先にテロップされる。 『』以降の作品では、オープニング前に図解や写真などを用いた史実の解説などを行うで始まるパターンが多い。 本編では全般的に序盤はロケシーンが多く、中盤から後半にクライマックスがあり、終盤は登場人物も代替わりして若手俳優が増え、またスタジオ撮影のシーンが多くなるのが特徴である。 近年、合戦シーンなどでは(CG)を用いることも多い。 本編終了後に次回予告(30秒程度)が流れ、その回の放送内容の舞台となった地や重点的に取り上げられた人物のゆかりの地を紹介する「紀行」コーナーが入る。 最終回では本編終了後に「紀行」コーナーが先に入って作品自体はそこで終了し、その後に次作の予告が入る(30秒-2分程度)。 作品によっては、最終回のみオープニングをカットして、エンディング(「紀行」の直前、本編ラスト)にテーマ曲とテロップが流れる。 放送日データ [ ]• 総合テレビ・デジタル総合テレビ - 本放送 日・20:00-20:45• 第40作の北条時宗からは初回・最終回の放送時間を延長するときにも開始時刻は20:00に固定し、終了時刻を延長している。 ・・などの重要な選挙の投開票日は投票締め切りの20時から開票速報を放送するため、放送時刻が変更される。 1991年『太平記』は、投開票日は19時台に繰り上げて放送したが、その後は重複日は大河ドラマは放送休止していた。 2000年『葵 徳川三代』以降は、19時台に繰り上げて放送した。 2014年の投開票日は『』の最終回拡大版の放送日であったため19時台に収めることが出来ず、翌週に延期された。 2018年『西郷どん』以降は、回数減に合わせて、放送を休止するようになった。 その他、オリンピックやサッカーワールドカップなどのスポーツ中継、重大ニュースによる報道の編成などにより、放送休止、もしくは変更されることがある。 2020年3月1日以降は、でインターネット同時配信・見逃し配信が行われている。 再放送 土・13:05-13:50(本放送の6日後)• 高校野球等のスポーツ番組、国会中継実施 等の特別番組放送で放送時間が変更されることがある。 最終回は、年末の番組編成の都合上、放送時間が変更される例があるが、再放送しなかった例もある。 BSプレミアム - 日・18:00-18:45(先行放送)• 再放送 日・8:00-8:45• NHKワールド・プレミアム - 日・20:00-20:45(オリンピック開催期間中はニュース番組の時差放送による特別編成の関係上、19:15-20:00に放送時間を繰り上げる。 よって、オリンピック開催期間中は総合テレビより早く放送されることとなる。 選挙開票速報がある場合も同様。 2010年6月20日は20:00からの時差放送を行う関係で20:15-21:00に変更 )• 再放送 月・3:10-3:55(メンテナンスによる放送・配信休止の場合は5:10-5:55に変更。 2010年3月22日は放送・配信休止に加え、5時台に大相撲中継の1時間ダイジェスト版が組まれる関係上、6:15-7:00に変更)、土・13:05-13:50• (・・。 衛星放送またはケーブルテレビ)• 本放送 東海岸:日・20:05-20:53 西海岸:日・17:05-17:53 :日・15:05-15:53(米本土の期間は14:05-) 番組前後にCM有• 再放送 東海岸:月・1:15-2:00 西海岸:日・22:15-23:00 ハワイ:日・20:15-21:00(米本土の夏時間期間は19:15-)• 再々放送(英語字幕付。 約3ヶ月遅れ)• 標準時期間 東海岸:土・18:18-20:03 西海岸:土・15:18-16:03 ハワイ:土・13:18-14:03• 夏時間期間 東海岸:土・17:15-18:00 西海岸:土・14:15-15:00 ハワイ:土・11:15-12:00• KIKU-TV(ハワイ。 地上波で英語字幕付。 なおCMが有る。 長年約3か月遅れ放送だったが、『篤姫』からは約50日(およそ7週間と少し)、『天地人』からは37日遅れ(2009年2月10日初回放送)に短縮)• 本放送 - 火・20:00-21:00• 再放送 - 日(本放送5日後)・19:00-20:00 なお、2004年と2005年の大河ドラマ『新選組! 』および『義経』はデジタル総合テレビにて13:00-13:45(2005年4月からは13:05-13:50)に限定先行放送を始めたが、2006年(『功名が辻』)から再びその放送はなくなった。 放送時間の推移 [ ] 本放送 期間 放送時間() 備考 1963. 04 1964. 03 日曜 20:45 - 21:30(45分) 1964. 04 1964. 12 日曜 21:30 - 22:15(45分) 『』放送開始のため繰り下げ 1965. 01 1969. 04 日曜 20:15 - 21:00(45分) 1969. 04 現在 日曜 20:00 - 20:45(45分) 『』放送短縮のため繰り上げ 再放送 期間 放送時間() 備考 1964. 01 1964. 03 土曜 14:05 - 14:50(45分) 1964. 04 1965. 03 土曜 13:15 - 14:00(45分) 1965. 04 1989. 03 土曜 13:25 - 14:10(45分) 1989. 04 現在 土曜 13:05 - 13:50(45分) ダイジェスト版 [ ]• 度よりの「」(2014年度終了)で月曜日に5分間の『(作品名)ダイジェスト』を放送したが、これを(『江〜姫たちの戦国』の途中)から、月曜0:05-0:10(日曜深夜)に、でも放送される(解説放送はなし)。 (のちにから水曜22:45-22:50に移動)。 2015年からは番組名を『5分でわかる(作品名)』もしくは『5分で(作品名)』に変更。 より月曜0:05-0:10(日曜深夜。 2020年3月22日までは近畿広域圏では放送なし)に再び移動。 2020年3月30日からは月曜0:10-0:15(日曜深夜)ほかに放送。 では金曜20:45-20:50に放送されている。 総集編 [ ] 年末には総集編(ダイジェスト版。 全部で3、4時間程度)も製作される(作品によっては翌年正月に放送する場合もある)。 また、近年は本放送に区切りがつくごとにその時点までの総集編が番宣も兼ねて放送されることがある。 姉妹番組 [ ] 新大型時代劇 [ ] 1984年から1986年にかけての「近代大河3部作」(『』、『』、『』)が放送されていた時期に、従来の時代劇路線の大河ドラマのファンのためにそれまで軽い内容で娯楽系の『』が放送されていた水曜日の20時台に新たに設けられた。 放送曜日と予算は大河ドラマと異なるが出演者に大河ドラマ出演者が多く、1年間の放送であったことから大河ドラマに準じる連続大型時代劇として扱われることも多い。 1986年の『武蔵坊弁慶』は翌1月から大河ドラマが『』で時代劇路線に戻ることもあり、約9ヶ月間の放送で終了した。 再び現代が舞台となった「」が放送された2019年には当枠に代わる番組は編成されず、NHK地上波の連続時代劇枠は一時的ではあるが土曜日の「土曜時代ドラマ」1枠のみとなった。 宮本武蔵が剣の道に生き、剣豪としてで佐々木小次郎と対戦するまでを描いた。 これは制作の第43作『』のその後を描いた作品で、大河ドラマでは局長・が主役だったが、続編『』では副長・にバトンタッチし、土方の最期の一日を描いた。 スペシャルドラマ「坂の上の雲」 [ ] 2009年から2011年にかけての毎年12月に、当初「 21世紀スペシャル大河」として企画され1話90分・全13話で放送された。 そのため、第48作『』から第50作『』までの3作品は11月で放送が終了している。 例えば、『』、『』などNHKの歴史教養番組、娯楽番組では、主人公およびその時代が度々取り上げられる。 また、放送開始直前のには、主演俳優はほぼ必ず出演する(ほとんどはゲスト審査員であるが、司会者に他に適任者がいないときは司会に、歌手としての活動も盛んに行っている場合には出場歌手に名を連ねる場合もあり)。 放送年の2月3日には、出演者がと共にでの豆まきの来賓ゲストとして出席する のが恒例である。 また、主要出演者(主演者に限らず)がののゲスト出演や表彰プレゼンテーターをする場合がある。 日本国内のNHKでの放送では、デジタルで放送されるデジタルBSプレミアムとデジタル総合テレビではで視覚障害者向けのがある。 また、デジタル総合テレビとデジタルBSプレミアムはがある。 この解説放送はステレオ2音声放送で、アナログ総合テレビとアナログBSプレミアムならびに海外向けテレビ番組配信のNHKワールド・プレミアムでは行われていない(通常のステレオ放送のみ)。 これらはBSデジタルの放送開始翌年の『』より行われた。 海外向けでは、日本人が多く住む地域でNHKワールド以外の放送局で放送されている(字幕付き)。 2000年代以降では、CS専門チャンネル(、、等)で放送されている。 2001年から2005年まではアナログ放送とデジタル放送では番組内容は同じでもそれぞれ編集映像比率内容が異なっていた。 アナログ放送用(NHKワールド・プレミアムも含む)では本編は4:3で放送されるが番組最後の紀行の部分のみレターボックスで放送されていた。 2006年からアナログ・デジタル同時送出のため、アナログ放送(NHKワールド・プレミアムも含む)では(上下黒帯幅がやや小さく、4:3画面でも違和感がないもの)で放送されるようになった(他の番組では16:9レターボックス放送は行われるようになった中、本番組では2010年7月11日以降も『』最終回・総集編まで14:9サイズでの放送が続いていた)。 これにあわせて同年の『』との『』の中ではスタッフ・キャストのテロップを横書き表示に変更した。 以降の作品については再び縦書きクレジットの作品が増えているが、の『』、の『』、の『』では横書きでクレジットされた もっとも、画面サイズとは関わり無く、『』『・総集編』等、過去の作品でも横書きクレジットタイトル表示だった作品は少数ながら存在する。 2011年に入ってからレターボックス16:9に移行した。 スタジオでの全収録が終了するクランクアップの時には出演者・スタッフの労を労ってスタジオにが吊るされ、主演者がそれを割ったり出演者のスピーチも行われ、翌年の大河の主役の俳優からその年の主役の俳優に花束を渡し引継ぎを行う等、その模様はやNHK広報番組、ので取り上げられることが多い。 製作費について [ ] 2005年以降、がクローズアップされたため透明性を明かすために『功名が辻』以降、毎年の決算概要に1話分の平均製作費 について公表している。 以降の作品は、『義経』が6,440万円、『功名が辻』が6,110万円、『風林火山』が6,080万円、『篤姫』が5,910万円など。 ほとんどの支出がセットなどの美術費であるとのことである。 観光への影響 [ ] ひらかた大菊人形(2005年『義経』、大阪府枚方市) 1年間にわたって大河ドラマの舞台となった地域は、たとえ複数(主人公の生育地、成年後の生活地が異なる場合が多い)であっても、その観光への影響力は大きい。 関連するビジネス団体や、地方公共団体においてもその誘致に、組織的な努力がなされることが一般化している。 テーマ、地域、時代、主人公プロフィールなどの偏りに配慮するNHKの判断を見越して、多くの地域で多大な誘致活動が行われている。 自治体や地元経済団体等により臨時の展示施設を開設することも多く、NHK側もドラマで使用された衣装・小道具やドラマの筋書・歴史的背景などを紹介するパネル展示、出演者を招いたイベント実施などの協力を行うほか、自ら関連会社により展覧会をや関連府県で開催している。 一方で、集客力はドラマ本体の評価に左右される面もあるとされ、に開館した『』(2016年)の「大河ドラマ館」が目標を大きく上回る入館者を集めるなど盛況を博し観光振興に大きく貢献した 一方で、『』(2015年)ではドラマ人気が低調であったため、観光への影響が予測を下回り「不完全燃焼」であると報道された。 このほか、毎年秋に各地で開催される展では大河ドラマをテーマにする事例が多く、著名なものとしては「」(で開催)があった。 このイベントは技術者の高齢化や後継者の不足などを理由に(『』)をもって終了したが、市民からの復活の要望および主催企業であるの創業100年を記念してのみ復活開催され、この時も大河ドラマ(『』)をメインテーマに選定している。 であり、東北地方最大級の神事とされ毎年8月に実施されている()では、2005年から大河ドラマの出演者が中日の合同運行に参加している。 作品の現存状況 [ ] までのNHKでは、テレビドラマの自体ほとんど行われず、映像ソフト化も思慮の外だったため、は本放送終了後に内容を消去して他番組の収録に使い回していた。 これは絡みの問題や、マスターテープとして使用されていた放送局用(、テープ幅5センチ)が、輸入品に限られた故に非常に高価だったことも関係している(当時の価格で1本約100万円。 高級車1台の価格に相当していた)。 現代の感覚では多額の制作費をかけた映像作品を消去することは重大な資産の損失であると考えられるが、当時の感覚は逆であり、非常に高価で保管にも費用のかかるビデオテープを再利用しない方が損失であると考えられていた。 当時はNHKに限らず民放でも同様の問題からテレビ番組の保存があまり行われていなかったが、民放で放送されたフィルム撮影の、や一部のドラマは割合現存している。 これはテレビ局自身が制作した物ではなく、外部の制作会社に発注された作品であり、一定の期間が過ぎると制作を発注したテレビ局との放送権が切れ、放送権料さえ支払ってもらえばどこのテレビ局でも再放送ができるようになり、その権料が制作会社の収入になることを見越していたためである。 こうした事情から大河ドラマに関しては、『』(1975年)以前の作品および『』(1977年)、『』(1979年)のマスターテープの大半が失われており、映像資料用として保存されていた一部の放送回のみ(作品によっては総集編も)現存している。 同様の理由で既に存在していないと思われていた『』(1976年)については全映像の現存が確認され、後に完全版DVDが発売された。 これが全話映像ソフト化された作品のうち最も古いものとなっている。 当初は高価だった放送局用ビデオテープも、家庭用の登場によって遙かにコストが下がったため、次第に番組を保存するように方針が変わり、『』(1978年)は全話現存している。 そして『』(1980年)以降の歴代作品は、通常放送回・総集編ともに全ての映像をNHKが保存している。 NHKではマスターテープが失われた過去の放送番組の収集を進めており 、その結果、制作関係者や一般視聴者が(当時は大変高価だった)で録画保存していたものが発見されて寄贈されることもある。 例えば『』(1970年)はNHKに総集編の映像しか残されていなかったが、近年になって通常放送回の大半の回を録画したビデオテープ(白黒映像)が見つかっている。 『』(1971年)は総集編を含めてNHKに全く映像が残されておらず、「幻の大河ドラマ」と呼ばれていたが、後に最終回のみモノクロの家庭用VTRで録画された映像が発見されて、に収蔵されている。 同様に通常放送回のマスターテープが全て失われていた前述の『草燃える』は、寄贈されたビデオテープによって全放送回の映像が揃えられたが、一部の回の映像に欠損している箇所があるので、今のところ完全な形では揃っていない(詳細についてはなどを参照)。 そして2015年11月、それまで唯一通常放送回の映像が1本も残っていなかった 『』(1973年)の本編2話分が寄贈されたことで 、全作品の通常放送回が最低1話は現存していることになった。 現存している作品の幾つかはDVDで販売され、NHKアーカイブスで視聴することも可能である。 また一部作品は(VOD)による配信もされている。 現在、現存している初期作品のデジタルリマスター化がアメリカで行われている。 データ放送 [ ] 総合テレビ、BSプレミアムでは番組連動型のサービス を展開している。 データ放送の基本画面(を接続しなくても視聴可能)では、その日のあらすじや出演者・その役柄についての説明など基本情報を収録。 更に(LANケーブルを接続して視聴可能)を利用することによって、出演者インタビューや収録の裏話・トピックス、作品の時代背景や物語の舞台となった土地、登場人物の略歴といったドラマ関連の情報を見ることができる。 さらに(2019年終了)会員に登録することによって、ドラマ放送中の時間帯(再放送を含み、「5分で(作品名)」は対象外)に実施されるスタンプラリーに参加することで、ネットクラブの会員ポイント(1視聴につき1点。 1週間につき最大3点)をためることができ、またキャンペーン期間中には作品関連グッズプレゼントへの応募権利が与えられる特典もあった。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 2009年から2011年の3年間は12月に大型ドラマ『』が放送されたため。 4代目尾上菊之助(現在の7代目尾上菊五郎)。 6代目市川染五郎(現在の2代目松本白鸚)。 1978年度の『』の主演を務めた6代目市川染五郎は1981年に9代目松本幸四郎を襲名した。 3代目中村橋之助(現在の8代目中村芝翫)。 5代目中村勘九郎(後の18代目中村勘三郎)。 2代目尾上辰之助(現在の4代目尾上松緑)。 7代目市川新之助(現在の11代目市川海老蔵)。 6代目中村勘九郎で、1999年度の父:5代目中村勘九郎(18代目中村勘三郎)に続く父子二代の大河主演。 彫刻などの場合もある(『』など)が、ほとんどの作品が揮毫による手作り。 例外として『』『』『』はレタリング・フォントを元にした題字を用いている。 第2作赤穂浪士から第27作春日局で発生。 2012年のロンドンオリンピック期間中は7月28日は総合テレビと同じ通常時刻で(ただし総合テレビは21:00 その後柔道の中継延長で22:02に変更 開始のため国際放送単独放送)、8月5日は20:20-21:05に放送される。 8月12日は国内向け・国際放送向けとも大河ドラマの番組自体が休止。 例外として1976年に放送された『風と雲と虹と』の出演者は成田山新勝寺の節分会に参加しなかった。 これは新勝寺自体がこの作品の主人公でもあるを調伏するために公津ヶ原(現在の並木町付近)で不動護摩の儀式を行ったのが開基の由来となっており、将門の怨敵とされているため。 アナログ放送では地上波・BSともにステレオ放送のみを実施し、解説放送はなかった。 NHKでは地上波・BSをふくめ、デジタル放送の普及に合わせる形で、それまで視覚障碍者を扱った作品と、のみで実施したドラマ番組(一部除く)での解説放送を強化している。 出典 [ ]• NHK 2015年8月25日. 2015年8月25日時点のよりアーカイブ。 2020年1月22日閲覧。 NHKドラマトピックス. 2016年9月8日. 2016年9月8日閲覧。 NHKドラマトピックス. 2016年11月16日. 2016年11月16日閲覧。 NHKドラマトピックス. 2017年4月3日. 2017年4月3日閲覧。 Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. 2019年1月6日. 2019年1月6日閲覧。 NHKドラマトピックス. 2018年4月19日. 2018年4月19日閲覧。 NHKドラマトピックス. 2019年9月9日. 2019年9月9日閲覧。 NHKニュース. 2020年1月8日. 2020年1月8日閲覧。 スポーツ報知. 2018年12月14日. 2019年1月13日閲覧。 2012年10月16日閲覧。 インタビュー. 2019年3月6日閲覧。 NHKニュース 日本放送協会. 2013年2月3日. の2013年2月6日時点におけるアーカイブ。 2013年2月6日閲覧。 日本気象協会(2016年1月3日作成). 2020年2月6日閲覧。 - NHK 平成26年度 収支予算と事業計画の説明資料• - 日刊ゲンダイ、2014年11月5日• - 、2006年3月28日• 信濃毎日新聞. 2017年1月5日. 2017年1月5日閲覧。 鈴木基顕 2017年1月16日. 朝日新聞. 2017年2月9日閲覧。 産経新聞. 2017年1月16日. 2017年2月9日閲覧。 スポーツニッポン. 2016年12月14日. 2016年12月21日閲覧。 毎日新聞西部朝刊. 2015年12月24日. 2016年11月26日閲覧。 産経新聞. 2016年5月3日. 2016年11月26日閲覧。 (NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト)• (NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト)• (NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト)• 関連項目 [ ]• - 出演回数が多く、第1作と第50作という節目に登場する出演者となった。 - 2011年の『江-姫たちの戦国-』から2013年『八重の桜』まで、原則として毎月最終月曜未明(日曜深夜)の1時台に、番組関係者がパーソナリティーとして、ドラマに関したあらすじの紹介を取り上げていた。 2014年6月からはの第1・3金曜日に始まる土曜日1時からの放送()の中で、「大河ドラマの主題歌をさかのぼる」のコーナーを開始。 - NHK自身による大河ドラマのセルフパロディ作品。 NHKのほかの時代劇番組 [ ]• (総合テレビ)• (BSプレミアム) 大河ドラマと同様、史実より娯楽性を重視したもの(5-10回程度の中・長編が主)を放送している。 なお地上波・総合テレビでは一時期娯楽時代劇の放送を休止した時期(度)がある。 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 日曜20:45 - 21:30枠 前番組 番組名 次番組.
次の沢尻エリカ 開始から3か月が過ぎたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で、織田信長の妻・帰蝶役を巡り「やっぱり沢尻」「意外性のある川口」との声がネット上で上がっている。 長谷川博己演じる明智光秀が主人公の今年の大河。 光秀が本能寺の変で討ち取る主君・信長の妻という重要な役が、薬物事件で逮捕された沢尻エリカ(34)から、初回直前になって急きょ川口春奈(25)に差し替えられたのは記憶に新しい。 26日の第15回では、信長に反旗を翻す一族の彦五郎(織田信友)から囲碁に誘われた義理の叔父・信光に「行ってお打ちになれば、よろず片がつくというもの」と不敵な笑みを浮かべ「討つ」を示唆。 信光は彦五郎を暗殺した。 13、14話でも策略を巡らす姿が描かれた帰蝶。 ネット上では「川口さんのイメージに合わない感じ」「今回の帰蝶なら沢尻さんがピッタリ」「沢尻ならもっとすごみがある感じだろうな」といった反応が見られる。 悪女イメージのある沢尻の方が「策士」にふさわしいということのようだ。 「国民的作家」司馬遼太郎氏原作の大河「国盗り物語」(1973年)では、松坂慶子演じた帰蝶(濃姫)の愛らしさが目立った。 いわば従来の人物像と異なる帰蝶だが、策士と川口の取り合わせはむしろ「意外性」があると好意的な意見もネット上ではみられる。 沢尻の策士よりも川口の方が新鮮さを醸し出し、前出の暗殺示唆については「おじさんキラー感抜群」との印象も寄せられた。 視聴者にとっては交代当時に続き、川口と沢尻を想像の中で比べながら見る楽しみがふくらんだようだ。
次の1 2019年度 いだてん~東京オリムピック噺~ 15. 5 15. 5 8. 2 2018年度 西郷どん 15. 4 15. 5 12. 7 2017年度 おんな城主直虎 16. 9 16. 9 12. 8 2016年度 真田丸 19. 9 20. 1 16. 6 2015年度 花燃ゆ 16. 7 16. 7 12. 0 2014年度 軍師官兵衛 18. 9 19. 4 15. 8 2013年度 八重の桜 21. 4 21. 4 14. 6 2012年度 平清盛 17. 3 17. 8 12. 0 2011年度 江・姫たちの戦国 21. 7 22. 6 17. 7 2010年度 龍馬伝 23. 2 24. 4 18. 7 2009年度 天地人 24. 7 26. 0 21. 2 2008年度 篤姫 20. 3 29. 2 24. 5 2007年度 風林火山 21. 0 22. 9 18. 7 2006年度 功名が辻 19. 8 24. 4 20. 9 2005年度 義経 24. 2 26. 9 19. 5 2004年度 新選組! 3 26. 3 17. 4 2003年度 武蔵 MUSASHI 21. 7 24. 6 16. 7 2002年度 利家とまつ・加賀百万石物語 26. 1 27. 6 22. 1 2001年度 北条時宗 19. 6 21. 2 18. 5 2000年度 葵徳川三代 22. 6 22. 6 18. 5 1999年度 元禄繚乱 25. 0 28. 5 20. 2 1998年度 徳川慶喜 24. 4 29. 7 21. 1 1997年度 毛利元就 25. 3 28. 5 23. 4 1996年度 秀吉 26. 6 37. 4 30. 5 1995年度 八代将軍吉宗 22. 1 31. 4 26. 4 1994年度 花の乱 94年4~12月 17. 9 18. 3 14. 1 1993年度 琉球の風 93年1~6月 24. 1 24. 1 17. 3 炎立つ 93年7月~94年3月 20. 8 21. 6 17. 7 1992年度 信長 25. 4 33. 0 24. 6 1991年度 太平記 34. 6 34. 6 26. 0 1990年度 翔ぶが如く 26. 9 29. 3 23. 2 1989年度 春日局 14. 3 39. 2 32. 4 1988年度 武田信玄 42. 5 49. 2 39. 2 1987年度 独眼竜政宗 28. 7 47. 8 39. 7 1986年度 いのち 26. 6 36. 7 29. 3 1985年度 春の波涛 23. 9 24. 7 18. 2 1984年度 山河燃ゆ 30. 5 30. 5 21. 1 1983年度 徳川家康 34. 9 37. 4 31. 2 1982年度 峠の群像 31. 3 33. 8 23. 7 1981年度 おんな太閤記 32. 2 36. 8 31. 8 1980年度 獅子の時代 26. 2 26. 7 21. 0 1979年度 草燃える 27. 9 34. 7 26. 3 1978年度 黄金の日日 29. 8 34. 4 25. 9 1977年度 花神 16. 5 25. 9 19. 0 1976年度 風と雲と虹と 28. 0 30. 1 24. 0 1975年度 元禄太平記 29. 9 41. 8 24. 7 1974年度 勝 海舟 30. 5 30. 9 24. 2 1973年度 国盗り物語 27. 5 29. 9 22. 4 1972年度 新・平家物語 17. 3 27. 2 21. 4 1971年度 春の坂道 19. 1 27. 5 21. 7 1970年度 樅の木は残った 27. 6 27. 6 21. 0 1969年度 天と地と 23. 5 32. 4 25. 0 1968年度 竜馬がゆく 22. 9 22. 9 14. 5 1967年度 三姉妹 27. 0 27. 0 19. 1 1966年度 源 義経 32. 5 32. 5 23. 5 1965年度 太閤記 35. 2 39. 7 31. 2 1964年度 赤穂浪士 34. 3 53. 0 31. 9 1963年度 花の生涯 25. 6 32. 3 20. 放送時間は原則日曜夜8時から45分間です(初回や最終回で時間拡大がある場合もあります)。 平均値の算出方法 1963~1988年:番組平均世帯視聴率を元に加重平均 番組平均世帯視聴率に放送分数を乗じた値を合計し、それを総放送分数で割る方法 をし、算出。 1989年以降:毎分世帯視聴率を合計した値を総放送分数で割る方法で算出。
次の