全国の 葬儀場• 北海道・東北• 甲信越・北陸• 中国・四国• 九州・沖縄• 全国の 火葬場• 北海道・東北• 甲信越・北陸• 中国・四国• 九州・沖縄• 葬儀の 知識• 01 02• 05 06 ご冥福の意味 「ご冥福」の「冥」は、死後の世界を指し、「福」はそのまま「幸福」を意味します。 つまり、「ご冥福をお祈りします」は、故人に対して伝える、「死後の世界で幸せであってほしい」という気持ちになります。 お悔みの言葉は、ご遺族に対しての言葉になるので、「ご冥福をお祈りいたします」を使う場合は、「故人の」や、お名前を入れて、故人に対しての言葉ということが分かるように伝えましょう。 ご冥福の使い方 使う場面・使える期間 故人に対しての言葉となる為、霊前や棺の前で言うことが正しい使い方となり、葬儀や亡くなってあまり日が経たない期間での使用が一般的ではありますが、明確な使用期限は定められておりません。 亡くなられた方を思い言葉をかけるのであれば、数か月後などに訃報を聞いた場合でも使用することができます。 ただ、故人が死後の世界へと行き、幸せになったとされる四十九日の法要が済んだら使わないと考える方も多い為、四十九日を過ぎてからは使わないことをおすすめします。 例文 ご遺族の方に伝える場合は、「故人の」や、亡くなられた方のお名前を入れることが正しい使い方となります。 「故人のご冥福をお祈りいたします。 」 ご冥福をお祈りしますへの返し方 感謝の言葉を返すことが一般的となりますので「お気遣いをいただき、ありがとうございます。 」とお返しで問題ありません。 ただ、感謝の言葉はためらわれることもあるので、その場合は「お心遣い、痛み入ります」や「ご連絡をいただきまして恐縮です」というような表現も使用が可能となります。 ご冥福のマナー・気をつけること 忌み言葉は使わない 「死」を連想させる言葉「死亡」という言葉や、「消える」、「苦しみ」といった不吉な言葉は、冠婚葬祭において「忌み言葉」と言い、使用を控えるべきです。 使ってはいけない言葉と言い換えは下記の通りとなります。 「ますます」「たびたび」「くれぐれも」「再び」「追って」など。 また、励ますつもりでも「頑張ってください」や「元気を出してください」などは負担に感じるものなので、使わないようにしましょう。 宗教宗派での気をつけること 「ご冥福」は、仏教由来の用語であるため、「冥福」の概念がない「キリスト教」「神道」では使えません。 また、「浄土真宗」は仏教ですが、「ご冥福」を使うことができません。 「キリスト教」「神道」「浄土真宗」での葬儀の場合に使う言葉もマナーとして知っておきましょう。 【キリスト教】 死生観の違いがあり、人が亡くなることは「地上で起こしてきた罪が許されたから」と考えられています。 そのため、天に召されることを祝福することもありますが、お悔みではありません。 キリスト教の葬儀で故人に想いを伝えたい場合は「安らかな眠りにつかれますよう、心よりお祈りいたします。 」などを使うとよいでしょう。 【神道】 命はあくまでも神からの預かりものと考えられている為、亡くなった後は、命は神へと返されます。 その為、故人が過ごす「冥界」が存在しない為、「冥福」も使われません。 また、神道の葬儀は、故人がその後、家の守り神とする儀式と考えている為、「御霊のご平安をお祈りいたします」とお伝えするのが良いでしょう。 【浄土真宗】 仏教の中で唯一、「冥福」を使わない宗派になります。 「往生即成仏 おうじょうそくしんぶつ 」という考え方となり、亡くなった後はすぐに極楽浄土へ行くとされています。 極楽浄土へ行くことが決定されているため、冥土での幸せを祈る習慣はありません。 浄土真宗の葬儀の際には「お悔み申し上げます」というような心境を伝えることが良いでしょう。 尚、その際には「心より」をつけると深い悲しみを表し、「謹んで」をつけると敬意を表すことになるため、目上の方などにお伝えする際にも失礼となりません。 混同しがちな類語との違い ・ご愁傷さまです 「愁傷」の「愁」は憂いの気持ち、「傷」は痛みを意味する為、相手を気の毒に思って使う言葉です。 ご遺族に慰めの気持ちを込めて使うようにしましょう。 また、使用可能なのは口頭のみとなるので、メール等の文面で使うのは不適切と言われておりますので、注意しましょう。 ・お悔やみ申し上げます 「 お悔み」は故人の死を悲しみ、弔うことを意味する言葉となります。 その為、ご遺族と話す時も、弔電でも使用可能となります。 尚、ご遺族と話す時は「ご愁傷様です」と併用し、「この度はご愁傷様です。 心よりお悔み申し上げます。 」と伝えるのも良いでしょう。 ・哀悼の意を表します 故人の死を悲しみ、心が痛むという意味を持つ言葉です。 こちらは、口語体ではない為、弔電の文中に使うようにし、口頭で直接使わないようにしましょう。 また「謹んで」という言葉を文頭につけると、弔意がより強調されます。 ご冥福の例文 それでは、実際の使い方を例文から解説していきます。 対面での使い方 「冥福」は故人に対しての言葉となるため、ご遺族へお伝えする際は「故人」や名前を入れて伝えるようにしましょう。 「この度は、ご愁傷様でございます。 」 電話での使い方 ご遺族から故人の訃報を知らせてきた場合は、お悔みの言葉と共に、訃報を知らせてくれたことへの感謝の気持ちも伝えるようにしましょう。 「お辛い中、お知らせを頂き、ありがとうございます。 」 メールでの使い方 身内が亡くなった時の遺族はゆっくりとメールを読む時間はほとんどないと考えます。 そのため、件名と内容どちらもシンプルに読みやすくすることが大切となります。 また、メールで送った場合、後々まで残ってしまうので、使ってはいけない言葉が入らないよう十分に注意しましょう。 最後には、相手の負担にならないように「返信は不要です。 」の旨を伝える言葉を入れる場合や、 「お身体を大切にしてください。 」 「お手伝いできることがございましたら、お気軽にお声かけください。 」といったような、 相手を気遣う気持ちを伝える言葉を入れることも喜ばれるかもしれません。 ただ、お悔みの言葉は本来直接会って伝えるものであり、メールで伝える上では、自身とご遺族の関係が重要となります。 メールで伝えた場合でも、次に顔を合わせた際には、改めて気遣う言葉をかけるようにしましょう。 【件名】 自身のフルネーム よりお悔み申し上げます。 【文面】 「突然のご逝去を伺い、本当に驚いております。 お忙しいと思い、メールにてご連絡いたしました。 謹んで哀悼の意を表します。 返信は不要でございます。 」 電報での使い方 電報サービスでは例文のテンプレートが用意されていることが一般的となります。 例文を選ぶのに迷ってしまった場合は、故人との関係と自身の立場を伝えると、適切な文面を提案してもらえます。 「突然の悲報に接し、大変驚愕しております。 ご遺族のお悲しみはいかばかりかとお察しします。 」 英語で使う場合の例文 時には英語で伝える機会もあるかもしれません。 参考までに例文をご紹介します。 「I am suprised at the sudden sad news regarding 〇〇. I respectfully pray for his soul. 謹んでご冥福をお祈りいたします。 ご冥福をお祈りしますについてのまとめ 「ご冥福をお祈りいたします」という言葉の使い方や、場面を解説してきましたがいかがでしたでしょうか。 今までの内容をわかりやすく箇条書きでまとめていきます。 ・「ご冥福」の「冥」は冥土、「福」は幸福のことを指す為、故人に対して「死後の世界でも幸福に」という想いを込めた温かい一言です。 そのため、ご遺族に対して使う場合は「故人」やお名前を付けて使いましょう。 ・使える期間に規定はありませんが、四十九日を過ぎてから使うことは避けることをおすすめします。 ・「死」を連想する忌み言葉や、不幸が繰り返されるような重ね言葉は使わないようにしましょう。 ・ご冥福をお祈りしますへの返し方は感謝の意を伝えることが一般的です。 ・「冥福」の概念がない「キリスト教」「神道」「浄土真宗」では使ってはいけない言葉となります。 ・「ご愁傷様です」「お悔み申し上げます」はご遺族に対して使っても良い言葉ですが、「哀悼の意を表します」は口語体ではないので、弔電などで使うようにしましょう。 ・相手を励ますつもりでも「元気を出してください」や「頑張ってください」などの言葉は、ご遺族が負担に感じてしまう可能性があるため、余計な一言は入れないようにしましょう。 ご冥福を使用しない宗教・宗派があること、故人に対しての言葉ということを把握していれば、形式を気にし過ぎず、故人を偲び、遺族を労わる気持ちを持って見送り、自分の言葉を捧げることが大切です。 メディア掲載情報•
次の「ご冥福をお祈りします」の正しい意味や使い方 ここでは、「ご冥福をお祈りします」の正しい意味や使い方について詳しくご紹介します。 言葉の意味を理解していないと使い方を間違えてしまうかもしれないので、しっかりと確認しておきましょう。 正しい意味を理解しておくと、より丁寧な表現や思いやりのある表現ができるようになりますよ。 亡くなった方の宗教も関係するため少し複雑ではありますが、使用できる場面を整理しながら覚えてみてくださいね。 「ご冥福をお祈りします」の意味 「ご冥福」は、「冥福」に「ご」を付けて丁寧な表現にしたものです。 また、神や仏に関することを意味する場合も。 「福」という漢字はよく使用されているので、ご存知の方も多いでしょう。 幸せ、幸運、運が良い、裕福なこと、などの意味があります。 この二つの漢字を組み合わせた「冥福」は、意味も二つの意味が重なりますが、この場合の「冥」は死後の世界の意味が主です。 つまり、死後の世界での幸せ、死後の幸福という意味で使われています。 「みょうふく」とも読みますので、合わせて覚えておきましょう。 また、「冥福」には、仏事に関する意味が含まれる部分もあり、死後の幸福だけにとどまらず、死後の幸福を祈って仏事を営む、という意味もあります。 「ご冥福をお祈りします」は、死後の世界での幸福を祈っています、という気持ちを伝えるときに使う言葉です。 また、ニュアンスは少し異なりますが、亡くなった方が死後の世界に行く上で無事に行けますように、という意味を含めることもできます。 「ご冥福をお祈りします」の使い方 「ご冥福をお祈りします」の意味を詳しく見てみるとわかるように、死後の世界での幸福を祈っています、というのは、死後の世界へ行く人、つまり亡くなった方へ向けた言葉です。 死後の世界へ無事に行けますように、という意味も思い浮かべてみるとわかりやすいでしょう。 本来は亡くなった方、故人に向けた言葉です。 実際にお葬式などで挨拶を交わすのはご遺族の方々ですが、ご遺族の方に向けた表現にならないように注意することがポイント。 まだ生きている人に対して、死後の世界での幸福を祈っています、と言うのは不自然ですよね。 かえって失礼な挨拶になってしまう場合もあるので、ご遺族の方への挨拶の際には言い方に気を付けましょう。 ご遺族の方との会話で使う際には、誰に向けた言葉なのかを示すために主語を含めて使うと、よりわかりやすく伝えられますよ。 例えば、「~様のご冥福をお祈りします」と「~様」と入れることで、誰に向けた言葉なのかがはっきりとわかりますね。 また、より丁寧な表現にするためには「お祈りします」の部分を「お祈り致します」にするのがおすすめ。 ほかには「お祈り申し上げます」という表現方法もあります。 「申し上げる」という言葉は謙譲語のため、亡くなった方が目上の方で敬意を表したいときなどに役立つでしょう。 ただ、「ご冥福をお祈りします」という言葉は、どちらかと言えば、お悔みの手紙や弔電、弔辞、など文章の中で役立つ言葉です。 そのため、実際に面と向かって会話の中で使う表現としては使いづらい部分もあるかもしれません。 言いづらいときや、ご遺族の方に直接会って挨拶をする場合には、「お悔やみ申し上げます」という表現の方が良いでしょう。 「お悔やみ」は、「悔やみ」に「お」を付けて丁寧な表現にしたもの。 「悔やみ」の直接的な意味としては、悔やむことや後悔などですが、人の死を悲しみ弔う(とむらう)、という意味もあります。 ~様が亡くなって悲しみいたんでいる、という気持ちを伝えることができるでしょう。 「ご冥福をお祈りします」という言葉が故人に向けたものであるのに対して、「お悔やみ申し上げます」はご遺族に寄り添った表現でもあります。 亡くなった人がいなくて悲しい、という言い方は亡くなった人に対してもかけられる言葉ですので、故人とご遺族の両方に向けた挨拶ができるでしょう。 「ご冥福をお祈りします」を使ってはいけない場面とは 「ご冥福をお祈りします」には、誰に向けた言葉なのかを理解して使うという注意点がありますが、それ以外に宗教にまつわる注意点もあります。 亡くなった方の宗教によって、使って良い場合と使ってはいけない場合がありますので、あらかじめ意識しておきましょう。 例えば、キリスト教、神道、浄土真宗などの葬儀の席では使用しない、などのマナーが挙げられています。 少しデリケートな事柄ですが、死後の世界をどう捉えるか、が見極めのポイント。 「冥福を祈る」という概念がない場合には、意味のない声かけになってしまうほか、かえって失礼にあたる場合もありますので気を付けましょう。 亡くなった方の背景がよくわからないときや、「冥福を祈る」ことが失礼にあたる宗教の方の場合には、類語表現などで工夫しましょう。 ただ類語表現の中にある「お悔やみ申し上げます」も宗教を選ぶ言葉のため、言葉選びはいずれの場合も慎重に行うことが大切です。
次の「ご冥福をお祈りいたします。 」の意味は、どのような意味なのでしょう。 「死後の幸福をお祈りいたします。 」と言う敬いの言葉です。 また、葬儀知識では、「ご冥福」をキリスト教や浄土真宗では使ってはいけないとされていますが、参列している側がそれを把握することは難しいですよね。 仏式か神式かを問われたとしても、その場に行って見ないとわなから無いものです。 そんなこともあり、参列する側は気に留めなくてもよいとされています。 ご冥福をお祈りするのは、あくまで 故人への気持ちであり遺族に対しての気持ちではありません。 遺族の悲しみを理解し遺族に対して「ご冥福をお祈りいたします。 」と使うことは、違和感を覚えます。 故人に対しての言葉を、遺族の悲しみを理解するように使うのは、使い方として正しいとは思えないからです。 実際遺族に対して、「ご冥福をお祈りいたします。 この度は、大変でしたね。 」とお話をされている姿を目にしたことがありましたが、遺族の方々は返答に困っている様子でした。 「死後の幸福を祈っています。 この度は、大変でしたね。 」と残された遺族に対して伝えているのですから、戸惑う気持ちも理解できます。 「ご冥福をお祈りいたします」と遺族に用いるのであれば、 「故人のご冥福を心からお祈り申し上げます」と、あくまで「故人」に対しての気持ちだと、一言付け足さなければなりません。 また、「ご愁傷様でございます。 この度は急なことで驚いております。 また、 電報とし送るのであれば、決まったテンプレートを利用することも可能ですが、言葉にして直接伝えるのであればやはり、 遺族に対して「ご冥福をお祈りします」と言う言葉を単体で使うことは間違えた使い方で、「ご冥福を」遺族に対しての言葉だと勘違いしている人も多く、オリジナルの文章で電報を送り、赤恥を書くなんてことも度々あります。 電報を送る立場も考えなければならないからです。 故人が自分に対してどのような間柄なのかをまず考えてから、文章を選んだほうがよいでしょう。 先輩の親なのか義理の親なのか、自分の友人の親なのか義理親なのかで、電報の中の呼称も内容も変わってきます。 故人のとの関係性を整理し、遺族に対して送るのか、生前故人との深い付き合いの中で送るのかを、自身で考え送ってください。 遺族に対して使っては失礼になる言葉や不機嫌になるような内容ももちろん避けるべきです。 社会人としてのマナー、マメ知識として頭の片隅には残しておかなければならないことです。 画像:alsok-denpo. com ビジネスでも、取引先の社長と公私ともに仲のよい自社の社長が 電報を送る際は、「在りし日のお姿を偲び、ご冥福をお祈りいたします。 」と故人を偲び故人の死後の幸福を祈ります。 従業員の義理の父の場合は、「御岳父様のご冥福をお祈りしますと共に安らかにご永眠されますよう心よりお祈りいたします。 」などと、少しずつ 送る側の立場を尊重した文章でなければ失礼にあたりますので、気をつけたいものです。 マメ知識としては、• 施主の配偶者である場合、夫の場合「ご主人様」、妻の場合「ご令室様」と使われます。 用いる悔やみ言葉の種類だけでなく、どのような故人へ、遺族へ送るのかによって、 呼称を変え使う言葉を選定し、失礼の無い内容で伝えることが社会人としての最低限のマナーです。 場の雰囲気を考えず、大きく明るい通る声で「故人のご冥福をお祈りいたします。 元気を出してくださいね」と、あえて明るく伝えられても、憔悴しきっている遺族からすれば場の雰囲気にそぐわない対応だと感じられます。 場に合った言葉だけでなく、 身なり、 声の高さや 話し方、 メイクなど 場に合わせて使いこなせることが社会人に必要な気遣いでもあります。 葬儀の場で、大きな声で世間話をしている方々もいらっしゃいます。 歳を重ねるとそのような場でしか顔を合わせなくなるということも理由として考えられますが、それでも故人を偲び冥福を祈るのであれば、小さな声で話す、場所を変えて話す等の気遣いをしてほしいと思います。 Hohoron. comでは他にも、 いまさら聞けない葬儀の作法について説明した記事があります。 空いた時間にサッと読んで、社会人としての知識やマナーを学んでおきましょう!•
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