近鉄ひのとり時間。 近鉄特急、乗車レポート(3) 名阪特急の新たな主役「ひのとり」レギュラー車両で近鉄名古屋駅へ

座り心地で新幹線に挑む 近鉄の新型特急「ひのとり」 :日本経済新聞

近鉄ひのとり時間

試乗会に参加した「鉄道チャンネル」華やか部門の二人から 「ひのとり」がいかに素晴らしいかという話を聞き及んでいたのですが、このご時世、大阪や名古屋へ出向くわけにもいかず……そんな折に「N700S」取材で久々に新大阪を訪れたので、この機を逃すわけにはいかぬと思いたち「ひのとり」で帰ることにしたのです。 html 「ひのとり」ってどんな車両? 「ひのとり」は今年3月14日(土)にデビューした近鉄の新型特急車両。 大阪と名古屋をつなぐ名阪特急の新たな担い手として、2021年度末までに11編成72両が新造・投入される予定です。 大阪~名古屋間の移動に関しては東海道新幹線と近鉄の名阪特急が競合しており、速さの東海道新幹線に対し安くて快適な近鉄特急という構図になっています。 2020年はJR東海が「のぞみ12本ダイヤ」や「N700S」の投入で輸送品質の向上を図り、一方の近鉄は「ひのとり」で対抗するという流れでした。 料金や所要時間を具体的に比較してみましょう。 「ひかり」指定席なら6,470円、「のぞみ」指定席なら6,680円。 所要時間は「のぞみ」なら約50分。 一方の「ひのとり」は大阪難波~近鉄名古屋間を約2時間8分で移動。 従来の近鉄特急が4,340円、デラックスシートで4,860円であったことを考えると若干割高になりましたが、過去のリリースや乗車体験記を読むに座席や車内設備に相当力を入れていることが分かります。 もちろん大阪~名古屋間の移動なら新快速を乗り継いでいく手もありますし、高速バスなら更に安い。 名阪特急は名阪間における様々な移動手段の中でも、グレードの高い選択肢として位置付けられているとみて良いでしょう。 その実力のほどを拝見しようじゃないの……ということで「プレミアムシート」に乗ろうと思ったのですが、残念ながら当日の「窓側の席」は満席。 というわけで今回はレギュラーシートに乗ります。 「ひのとり」コーヒーは200円。 お湯は無料。 コーヒーの提供時間はおよそ40秒。 普段泥水のようなコーヒーしか飲まない味音痴なので「セブンイレブンのコーヒーとあんまり変わらなくない?」という印象を抱いてしまったのですが、普通に美味しいですし、車内で買えるコーヒーというのはそれだけで100円の差額を払う価値のあるもの。 記念に一杯買っていきましょう。 その対面にはICカードロッカーがあり、ICOCAやPASMOを持っていれば無料でロッカーが使うことも。 こういう設備があることは知識としては知っていたのですが、改めてこの贅沢なサービスを目の当たりにするとちょっと真顔になりますね。 治安の悪いインターネットの住民が見たら「福利厚生じゃん、こんなの……」と呟くレベル。 その感触が腰に残っている状態で座ればさすがに見劣りするんじゃないかな……と思いながら「ひのとり」レギュラーシートに腰を落ち着けたところ、あまりの快適さに一歩も移動したくなくなってしまいました。 リクライニングした瞬間がすごいんですよ、ひのとり。 座面の先端が浮く。 膝のあたりがほんの少し持ち上げられて快適な乗り心地になってる。 しかも全席バックシェルなので後ろの人を気にせずにリクライニング出来る。 もちろん「N700S」の座席も素晴らしいのですが、ひのとりのシートからは速度で劣り快適さに賭ける近鉄特急が座席の質で負けるわけにはいかない、というプライドが伝わってきます。 腰とかに。 もちろん、サービスは座席の質によってのみ決まるものではありませんが、レギュラーでこれならプレミアムシートはグランクラスを余裕で超えていくんじゃないのか?と期待が膨らみますね。 ちなみに座席の背面には傘などをかけられるフックも搭載。 これは「N700S」の普通車にも装備されていて、全席コンセント・Free Wi-Fiなどともに令和の標準装備みたいな感覚がありますね。 雨の日は傘の置き場に困ることもたびたびですが、このフックは柄を引っ掛けて固定するのに大変使いやすくて便利でした。 びっくりするほど揺れない。 ひのとりの静けさと揺れなさは「リクライニングチェアでくつろいでいると窓の外の画面が勝手に切り替わっていく」イメージです。 あまりの揺れなさに「電車に乗っている」ことを忘れてしまうほど。 もちろん、新幹線だって揺れる乗り物じゃありません。 記者が生まれる前の話ですが、東北新幹線の試運転では「タバコが立つ」と噂になったそうで。 長野新幹線や北陸新幹線では「コインが立つ」という話もあります(実際試したことはないのですが……)。 「N700S」だって揺れの大きい車両にはフルアクティブサスペンションを備えています。 それでも乗り比べてみると「『ひのとり』はいいぞ」になってしまう。 大阪難波から近鉄名古屋まで2時間ちょっと。 しかも料金は「のぞみ」で行くのとさほど変わりない。 もっと安い移動手段も充実している。 いずれは「ひのとり」プレミアムシートと「グランクラス」で乗り比べをしてみたいものです。 文/写真:一橋正浩.

次の

近鉄名古屋駅から乗った「ひのとり」プレミアム車両は「超快適」(マイナビニュース)

近鉄ひのとり時間

6両編成である80101Fの搬入は、分割して順番に行われ、まずは大阪方2両である C 80101[Tc] とC 80201[M] が2019年10月25日 金 深夜に近畿車輛を出場しています。 久々の新形式車かつ最初のお目見えという事で、一連の搬出シーンでは、遅い時間にも関わらずギャラリーは多数。 複数メディアによる搬出・陸送シーンの取り上げもあり、注目度の高さを伺わせました。 メディア関連の記事を見ていると、画像や映像を用いた内容はもちろん、ギャラリーに対してインタビューしている社もあり、所によっては近畿車輛を出た時間や高安検修場までの凡その所要時間といった細かい所まで報道していた事が印象に残っています。 近畿車輛から高安検修場までの搬出ルートや一旦停車地点等に関しては、道路の広さや過去に掲載された多くの雑誌・趣味誌・ブログ・Twitter等の記事・写真を見れば大体の見当が付きますし、久々となった今回の新車陸送は、各所の記事・写真から色々と情報を集めて整理出来る良い契機になったような。 私自身は、今まで車両搬出等を記録した事がありませんでしたが、この時の80101F搬出に乗じて、以降「ひのとり」の輸送シーンも何度か見学しに行く事が出来ました。 <2019-10-29> 先述の通り、近畿車輛からの搬出は2両ずつ行われているため、線路に載るのも2両単位であり、線路に載せられてから組成するまでの流れは、基本的にどの編成でも同じ様子でした。 すなわち、最初に搬入された先頭車含む大阪方2両は、高安検修場への搬入後、当日中に北車庫7番線上で線路に載せられ、構内入替車の手を借りて5番線へ移動。 続いて搬入された中間車2両も搬入当日に線路へ載せられ、名古屋方2両を後ろに繋ぐまで7番線で待機。 そして最後に搬入された先頭車含む名古屋方2両と中間車2両を連結して4両組成が出来上がると、しばらくしてから、大阪方2両も繋いで6両にするという流れで編成組が行われていました。 <2019-11-23> 6両編成だと、固定編成を作るまでは、2連・4連の分割で待機でしたが、後に現れる事になる8両編成だと、4連・4連の分割で待機になる事が考えられそうですね。 まず大阪方2両と大阪寄り中間車2両を繋いだ4両組成を作り、続いて名古屋寄り中間車2両と名古屋方2両編成を繋いだ4両組成を作ると言った流れが想像できます。 ところで、6両編成の各車は、編成を通して半永久連結器での連結かつ妻面への構内入替灯などの装備も無しでしたが、8両編成の分割部となる車両の連結器や妻面は、パンフレット等を見る限り、他と差異がありそう。 現状、8両編成車はまだ登場していませんが、その分割妻面部の見た目がどんな風になるのかは、気になる所です。 第一編成が搬入された10月下旬から2週間少し経過した11月中旬には、第二編成が高安検修場に到着。 第三編成も12月中旬に近畿車輛を出場し、この時点で3月14日 土 デビューに合わせて通常運行を始める編成の数が揃いました。 続く第四編成は、年が明けた2020年1月下旬に搬入されており、今の所、1ヵ月に1編成のペースで増備が進んでいます。 4月には7編成との事ですし、しばらくは、この調子で数が増えていきそうですね。 12200系は、先日の全線座席禁煙の開始案内プレスで、2020年度末までに特急運用から離脱する事が告知されており、今後は、五位堂検修車庫での検査期限が近く2回目の車体更新を終えて年月が経過している編成から、順次、特急車の枠より押し出されて除籍という流れになると思います。 細かい事は、また別記事で取り上げたいと思いますが、ここでは参考までに、近年の12200系列各編成に対して五位堂で検査・お色直し等が行われた時期をまとめたリストを付しておきます。 <参考2> 12200系列各編成の最近の動向 五位堂検査出場・廃車時期等 以下、2020. 15時点において、2020年03月14日ダイヤ変更実施時点で運用離脱し、各検車区の車庫で疎開留置されている編成は文字周辺青線囲い ・2020. 19:廃車陸送(C 12347・C 12047) ・2020. 20:廃車陸送(C 12147・C 12247) ・2020. 22:廃車陸送(C 12338・C 12038) ・2020. 23:廃車陸送(C 12138・C 12238) ・2020. 26:廃車陸送(C 12335・C 12035) ・2020. 27:廃車陸送(C 12135・C 12235) ・2020. 29:廃車陸送(C 12344・C 12044) ・2020. 30:廃車陸送(C 12144・C 12244) ・2020. 02:廃車陸送(C 12352・C 12052) ・2020. 03:廃車陸送(C 12152・C 12252) ・2020. 10:廃車陸送(C 12345・C 12045) ・2020. 11:廃車陸送(C 12145・C 12245) ・2020. 13:廃車陸送(C 12336・C 12036) ・2020. 16:廃車陸送(C 12136・C 12236) ・2020. 20:廃車陸送(C 12040・C 12140) 2020年になると、西大寺車庫に滞在していた80101Fは、05日 日 夜に往路と同じ経路で高安車庫へと回送され、再び大阪線での日中試運転を再開。 これまでは平日のみの運転でしたが、11日 土 以降は休日ダイヤでも運転が行われています。 その後、18日 土 早朝には、高安車庫から大阪上本町経由で東花園車庫まで回送され、奈良線にも初入線。 19日 日 に再び高安へ戻っていますが、20日 月 には、高安車庫を入出庫拠点とした難波・奈良線内の試運転が行われ、[東花園-近鉄奈良] 間や日中の大阪難波・桜川にも顔を出しています。 しばらくは80101Fのみの稼働だった「ひのとり」も、他編成の高安搬入が進み、かつ各線区への入線が始まった頃になると、複数編成が稼働。 1月末時点で3編成体制の運行となり、2019年11月中旬に搬入された80102Fが2020年01月23日 木 から、同年12月中旬に搬入された80103Fが同年01月28日 火 から、それぞれ大阪線内の走行を端緒に日中試運転を開始しています。 稼働数が増えた事によって、80000系各編成は、1月下旬から高安以外の車庫にもしばしば回送されており、29日 水 早朝には80102Fが奈良線経由で西大寺車庫へ、31日 金 夜間には80101Fが名張車庫へ、2月01日 土 早朝には80103Fが奈良線経由で東花園車庫へと滞在地を移しています。 その後、一旦西大寺車庫へと回送されたようですが、 一般向け試乗会前日の07日夜には、橿原線・新ノ口連絡線経由で再び高安車庫まで回送されています。 今現在は、ロゴも表示していますが、回送列車に関してはロゴ表示が省略されており、本格運行後の試運転でもロゴが継続して表示されるのかは、22000系の「試乗会」表示と併せて気になります。 試乗会終了後の2編成に関しては、80102Fがそのまま富吉車庫にて待機。 80103Fは、06日の試乗会を終えた後、翌日に高安車庫を拠点とした大阪線内試運転を行っています。 80101Fは、試乗会の日も含め、継続して試運転・研修等に従事していましたが、08日の試乗列車に充当された80102Fの方に何かしら不具合があった影響なのか、08日夜に富吉車庫まで回送され、翌09日の名古屋発着便に充当されました。 Twitter を見ていると、08日の試乗会終盤、80102F C 80102 [Tc] 正面上部のガラスにひび割れがある旨のツイートが幾らか発信されており、80101Fの回送は、これに関連していた可能性がありそうです。 大阪発着便に関しては、両日とも80103Fの充当でした。

次の

近鉄特急ひのとりの車内デザイン、所要時間や停車駅は?予約や記念乗車券も

近鉄ひのとり時間

「ひのとり」という名称は、先進的でスピード感ある車体フォルム、深い艶感のあるメタリックレッドといった外観デザインに加え、ゆったりとした空間や上質なサービスを提供する気品ある車両のイメージを、翼を大きく広げて飛翔する「ひのとり」に重ね合わせて命名しました。 より 燃えるような熱い赤色をまとい、 名阪特急「アーバンライナー」を継いだ流線形のフォルムが 洗練されたかっこよさを感じさせます。 愛称は「 ひのとり」なので特急名ではなくこの車両の名前として呼ばれることになります。 平日・休日を合わせて6往復運転される予定で、 2020年から大阪難波と名古屋を結ぶ新しい顔となるでしょう。 座席について ひのとりには座席が2種類あります。 「 レギュラーシート」と「 プレミアムシート」です。 レギュラーシートは清潔感あるグレーの素材を使用します。 座席の間隔は116㎝で近鉄の特急の中では1番広くとられています。 JRと比べても結構広いので ビジネス利用でも足を延ばして座れる辺りがポイント高いですね。 続いてプレミアムシート 難波・名古屋両側の先頭車に設定されています。 2+1の3列シート、 座席の間隔が130㎝と日本で一番広い座席間隔なので 座るだけでその広さを実感できるのでは? バックシェルとは座席の後ろが丸みを帯びたついたてになっていること。 背もたれの更に後ろにあるついたてがバックシェルでひのとりには全席に設置されています。 料金について 特急ひのとりでは特急料金の他に「 特別料金」を加えると乗車できます。 ひのとりの場合、料金が若干高めに設定されていますが、その分以上にアーバンライナーより設備や居住性の面ででかなり上回っています。 とくにシートピッチが広いことはビジネス利用者にとって追加料金を払ってでも利用したくなるはずです。 リニア中央新幹線で利用者急増!? 近鉄特急は同じ区間を東海道新幹線と利用率でかなりいい勝負を迫られます。 やはり料金では 近鉄の方が安い分時間が倍以上かかるのがネックになっています。 あくまで暫定開業ですが、 大阪方面へ向かう利用客は名古屋駅で 乗り換えをしなければなりません。 その時、 新幹線より近鉄「ひのとり」に利用客を取り込めるのではないかと思います。 乗り換えの時間を含めたら 3時間ちょっとで大阪に着けることになります。 しかも終点は 大阪の繁華街「難波」なので、 新大阪駅より中心にダイレクトにアクセスできるのが 強みになります。 まとめ• 2020年デビュー• 料金が数百円上がる• 高い分乗り心地がよさそう• プレミアムシートはグランクラス級• リニア中央新幹線との相乗効果が期待 見てみると 本当にかっこいいですよね!! こういった新型車両というのは イメージ図ではイマイチに見えるのですが、ひのとりは イメージの段階ですでにかっこ良かったです。 またジャパンレッドの車体に神話に登場する「ひのとり」の愛称がバッチリあっているのもいいですね。 外国人観光客にとっても日本らしい特急列車として分かりやすくなっているのではないでしょうか? リニア中央新幹線との関係はあくまで想像でしたが、 名古屋で乗り換えるのであれば選択肢として利用する方が増えるはずです。 是非来年のデビューに期待します。 画像引用:より スポンサーリンク.

次の