Contents• 「立ち上がるときに股関節が痛くなる原因」として考えられるものは? 「考えられるもの」としては、たくさんあるかと思いますので、ここでは、一般的に、そして、当院でも多いものを挙げていきたいと思います。 まず、大きく分けて 「筋肉が原因のもの」、そして 「関節そのものが原因のもの」の2つに大別できます。 これは大体、痛くなる部位で見分けがつきます。 さらに、それぞれ、 「どこの筋肉なのか?」、 「関節がどうなっているのか?」というよう点で分けることが出来ますが、 まずは、 1.「筋肉に問題がある場合」 これは、股関節の前側の、 骨盤の出っ張っている骨の下のあたりに痛みが出ることが多いです! よく、ここが「立ち上がるときに「ピキンッ」ってなります。 そのため、股関節の前側の部分だけではなく、腸腰筋が硬くなってしまっている人は腰も、そして、大腿四頭筋が硬くなってしまっている人は、ヒザの痛みも訴えることが多いです!! もちろん、これらの両方ともが硬くなっていて、腰もヒザも痛いという人もいますが、 とにかく、股関節の前側が痛くて、かつ、腰やヒザも痛いということであれば、筋肉が問題の可能性もありますが、 次に説明する 「関節そのものが原因」の場合でも、股関節をかばって、腰やヒザが痛いということもあるので、これだけでは判断でいないので、後述の対策をしてみて「痛みがどう変わるのか?」でしっかりと判断していただければと思います。 2.「股関節そのものに異常がある場合」 この場合は、痛む場所も 「筋肉が原因のもの」とは違って、 お尻の横側の出っ張った骨の部分(大転子(だいてんし))のあたりに痛みが出ることが多いです。 「特別な症状、病名はあるの?」 上記の「股関節そのものの異常」の場合は、病院では 「変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)」と言われることが多いでしょう。 そして、その「変形性股関節症」も、 「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」と言って、生まれながらにして股関節の骨盤部分の受け皿が浅い、小さい場合と、 より引用 主に加齢や過度な負荷がかかり続けたことが原因で、 股関節の軟骨がすり減ってしまって、ひどくなると直接骨同士が当たって、痛みが生じるものに大別できます。 一方、 「筋肉が原因のもの」には特に病名などはなく、ただの筋肉の過緊張なので、病院でも特に何も言われず、「使いすぎ」とか、「硬いから」とか言われる程度でしょう。 「痛くなりやすい年齢は?」 「股関節が原因のもの」のうち、 「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」は生まれながらにして股関節受け皿が小さいので、若い年代で。 といっても、40代半ばくらいで、それまでは、しっかりと筋肉で支えられていて、股関節自体に異常があっても、筋肉でカバー出来ていたものが、だんだん筋肉が弱くなって支えきれなくなると痛みが出てきます。 一方、 股関節の軟骨がすり減って痛みが出ている場合は 、加齢が原因で、負荷が長い間かかり続けているので、50代後半くらいの方が多いですが、 どちらにせよ、 「変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)」自体が、圧倒的に、女性に多いです。 女性の方が、関節が元々緩く、筋肉が少ないからなどが考えられています。 「筋肉が原因のもの」には特に年齢は関係ないでしょう。 立った状態から片足のつま先を掴んで、お尻に引き寄せる!これだけ! 注意点や、横に寝て出来る方法もありますので、動画でチェック! 腰もヒザも痛い人、もしくはどちらも痛くない人も、両方試して見てください! 一方、 「関節そのものが原因」の場合、つまり、 お尻の横側の出っ張った骨の部分(大転子(だいてんし))のあたりに痛みが出る場合は、 上記の「腸腰筋」や「大腿四頭筋」の含めて、股関節の中でも、一番硬い部分のストレッチをしましょう。 ただ、自分ではどこが一番硬いのか見極めにくいと思いますので、とりあえず、股関節の中でも一番大きいお尻の筋肉をストレッチしてみるといいでしょう。 「お尻のストレッチ」に関しては、以前の記事に書いてありますので、それを行ってみてください。 「セルフケアだけで大丈夫なの?整体や病院に行った方がいいの?」 「筋肉が原因のもの」つまり、骨盤の前側の部分、骨盤の出っ張っている骨の下のあたりに痛みが出る場合は・・・ 寝る前に1回だけでもいいので(もちろん、もっとやってあげるといいいですが、最低限寝る前だけでも!)、上記のストレッチを試してみて、3週間経っても全く変わらなければ、 別の原因か、ちゃんと出来ていないかなどが考えられますので、整体院で診てもらうといいかもしれません。 一方、 「関節そのものが原因」の場合、つまり、 お尻の横側の出っ張った骨の部分(大転子(だいてんし))のあたりに痛みが出る場合は、 上記のストレッチを試してみていただいてもいいですが、自分ではどこが一番硬いのか見極めにくいと思いますので、 まず、病院でレントゲンで骨の異常を検査してもらってから、整体院で、一番固まってしまって筋肉を見極めてもらい、そこを緩めてもらいましょう! そして、筋肉、関節、どちらが原因だとしても、上記の対策をして一時的に良くなっても、股関節にかかる負担を取ってあげないとまた同じ事になってしまいますので、「セルフケア」+「専門家による定期的なケア」が必要になってくるでしょう。 そこで、「セルフケア」の一環として出来る 「立ち上がるときに股関節が痛くならないように、予防するにはどうすればいいの?」 という事ですが、 「痛みの出ない範囲で良く動かす事!」 股関節に限らず、どこの関節でも、筋肉でも、動かさないと動きは悪くなってきます。 何年も開かずの扉をいきなり開けようとしても「ギギギギィ〜」ってなっちゃってうまく開きませんよね! 筋肉や関節も同じで、長い間動かさないと硬くなってきます! 股関節は、肩関節と並んで、人間の体の中で一番動く関節なのですが、、日常生活では股関節を動かさない日はないにしても、 最大可動域まで動かす事ってあまりないんですよねぇ・・・。 なので、しっかりと普段から硬くならないように自分でも、そして、自分では出来ない範囲の部分は専門家にストレッチなどで動きをつけてもらって、股関節の柔軟性を保って、股関節に負担がかからないような体にしていきましょう! まとめ 今回の内容をまとめると・・・.
次の脳の栄養不足 脳の栄養といえば ブドウ糖です。 つまり糖分が不足していると頭がぼーっとするのです。 映画「デスノート」をご覧になった方はいますか。 映画の中で、松山ケンイチが演じる名探偵「L(エル)」の奇怪な行動を覚えていますか。 Lは、チョコレートやドーナツ・キャンディーなどなど、びっくりするほど甘いものを大量に食べ続けます。 これは脳を常に桁違いに活性させて事件解決への糸口を探しているため、脳の栄養が足りないからなんです。 糖分が不足すると脳の栄養が不足して思考できなくなり、ぼーっとしてしまいます。 脳の栄養(ブドウ糖)を摂取するには甘いものを食べるのもいいですが、炭水化物をしっかり摂ることが大切です。 糖分の摂り過ぎは他の病気につながります。 できれば毎日時間を決めた食事の中で炭水化物を摂取していくことが望ましいです。 朝は時間がなくて朝食を抜いているという方は多いですね。 朝起きてすぐは食事が喉を通らないという方もいます。 少し早く起きてしっかり朝食を摂ると改善されるかもしれません。 少量でもよく噛んで食べることで効率よく吸収できますので、ぜひ試してみて下さい。 脳の酸素不足 十分睡眠をとっているのにあくびが出てぼーっとするという方はいませんか?それは脳の酸素不足かもしれません。 あくびは脳が酸素を欲しがっている証拠なのです。 一日中座りっぱなしの仕事をしている方で姿勢が悪い場合など、血流が悪くなると脳への酸素が不足してしまいます。 またヘモグロビンが不足している場合にも酸素不足となります。 まずは、姿勢をよくして血流をよくしましょう。 そして、ゆっくりと深い呼吸を心がけてみましょう。 それでも改善が見られない場合は ヘモグロビン不足が考えられます。 食生活を見直し、レバー・貝類・ひじきなどの食品を多く摂取するようにしましょう。 食事での摂取が難しい場合はサプリメントも利用してみましょう。 睡眠過多 睡眠不足だからと休みの日に夕方まで眠るという方はいませんか? 基本的に「寝だめ」というのはできません。 たっぷり睡眠をとったからと言って明日からしばらく眠らずに過ごせるということはないのです。 疲れた体を癒すためにしっかり睡眠は必要ですが、必要以上に睡眠をとるとリズムが乱れ脳が覚醒しなくなります。 脳が覚醒していないと頭がぼーっとして何も考えられなくなります。 疲労が回復するよう、ある程度の余裕を持った中でリズムよく生活するよう心がけましょう。 なかなか脳が覚醒しない場合は、食事をしっかり摂り、軽い運動をしたり、シャワーを浴びたりして刺激を与えましょう。 脳疲労 脳が疲労している時や過度のストレスがかかると脳内にアンモニアが蓄積します。 これにより脳の働きが低下し、頭がぼーっとすることがあります。 有毒なアンモニアは肝臓で無毒化されます。 しかし大量に蓄積した場合は機能が追いつきません。 そのため脳を疲労状態にしアンモニアの蓄積を止めるのです。 まずは脳を休め、ストレスを軽減できるようにしていきましょう。 アンモニアは肝臓で無毒化されるほか、グルタミン酸により無毒化されます。 グルタミンが多く含まれる大豆製品を多く摂るよう心がけましょう。 自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう) 自律神経失調症は様々な症状が現れるのでわかりにくいですが、 過労・睡眠不足・不規則な生活・ストレス過多などから交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態です。 頭がぼーっとするという症状以外にも慢性的な体の異変はありませんか? 原因がわからないままでは精神的症状も現れるようになります。 自分の環境の中で変えられることがなければ、お薬などの治療もありますので早めに医療機関で相談しましょう。 心因性の症状 うつ病・パニック障害・不安障害・離人症などの心因性の病気が原因となることもあります。 生活リズムの見直しや過労・ストレスなどをできるだけ軽減しても改善されない場合は心因性の病気の可能性があります。 心療内科や神経内科で相談してみましょう。 まとめ 頭がぼーっとする原因は様々です。 これは、過労・ストレス・生活リズムの乱れなどに対し、体が信号を出しているのです。 心当たりのある原因を少しでも改善するようにしましょう。 一見重篤な病気ではないように感じるかもしれませんが、心因性の病気の可能性もあります。 軽視せず、できるところから改善していきましょう。 慢性的に悩んでいる方は早めに医療機関へ相談しましょう。
次の鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ) 頭がくらくらする時、まず思い浮かぶのは貧血ですね。 貧血は血中のヘモグロビンの量が少ない状態です。 ヘモグロビンの量が少ないと、脳が酸素不足状態となり、頭がくらくらすることがあります。 脳が酸素不足になると、 頭痛や動悸・息切れ・倦怠感などの症状が現れることもあります。 貧血は徐々に進行することが多く、ストレスや疲労のせいかと見逃してしまいがちです。 バランスのとれた食事と安定した生活リズムを心がけることで改善することもあります。 特に鉄分の摂取を心がけてみることで効果が現れますので、頭のくらくらが気になったらまず鉄分摂取を心がけましょう。 できる限り鉄分摂取を心がけ、安定した生活リズムで生活してみても改善がない場合は医療機関で相談してみましょう。 他の病気が隠れている場合もあります。 低血圧 低血圧にも色々なタイプがありますが、 起立性低血圧の場合は、ベッドから起き上がた時やイスから立ち上がった時などに頭がくらくらします。 疲労やストレスなどで一時的に血圧が下がり脳への酸素不足状態になることもあるので、普段から低血圧という自覚のない方でもなる可能性があります。 低血圧の方は疲れやすく、食欲がなくなる方が多いです。 そのため食事の回数が減ってしまいがちです。 特に一日の始まりである朝食は抜かず、少しでも良いのでタンパク質・野菜をとるようにしましょう。 冷え性 冷え性は、手足の指先の末梢血管に血液が行きわたらないため、手足が冷えてしまいます。 冷え性の方は末梢血管の血流だけではなく、体全体の血流が悪くなっている可能性があります。 これにより脳への酸素が不足してしまい、頭がくらくらするという症状が現れます。 冬から春にかけてよく頭がくらくらするという方は冷え性が原因で脳への酸素が不足している可能性があります。 全身の血流を良くするため、適度な運動を心がけましょう。 肩こり 肩こりも同じ姿勢でのデスクワークが続いている方などに多い症状ですが、やはり血流が悪いことから生じます。 血流障害により脳への酸素不足となって頭がくらくらするというわけです。 肩を温めたり、毎日適度な運動をすると解消されることが多いです。 また、肩こりが続くと、めまいと同時に頭痛が起こることもあります。 ぜひこちらも併せてご覧ください。 参考: 自律神経失調症 自律神経失調症は、活動的な時に優位に立つ交感神経と、睡眠中や入浴時などのリラックスタイムに優位に立つ副交感神経のバランスが乱れることで様々な症状が現れます。 疲労やストレスなどが原因で自律神経のバランスが乱れることが多く、 更年期障害により女性ホルモンの分泌量が減少することでも生じます。 疲労やストレスを少しでも解消できるように生活リズムを見直してみましょう。 適度な運動やストレッチだけでもストレスが解消されて改善する場合がありますので試してみて下さい。 月経前症候群 月経前1週間前後頃に頭がくらくらする・肌荒れ・精神不安などの症状が現れます。 ホルモンバランスの乱れにより様々な症状が現れます。 女性であれば避けられないことのように思うかもしれませんが、日頃のストレスや食生活の乱れがきっかけで起きることも多いので月経前は特に注意して過ごすと予防につながります。 症状がひどくて困る場合は遠慮なく医療機関で相談しましょう。 周囲に理解されにくいことも多く、一人で悩むことが大きなストレスとなり悪化している可能性もあるのです。 まとめ 頭がくらくらすると言っても、その原因は1つではありません。 酸素不足・自律神経のバランス・ホルモンのバランスなどがあります。 いずれの場合も、生活リズムの改善や適度な運動で改善されることが多いです。 少しずつでも良いので見直して行きましょう。 また、頭がふわふわするようなときや、めまいがあるときは他の原因も考えられます。
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