概要 [ ] ペイルライダー計画の集大成として開発されたの量産検討機。 量産化に合わせて、一般兵でも運用できる安定性とコストダウンを実現させるために機体の再設計を行なっている。 頭部にV字アンテナを追加し、ゴーグルを廃したことでツインアイセンサーが露出しており、更にに近い外観になった。 カラーリングも赤・白・青のトリコロールカラーに色分けされている。 登場作品と搭乗者 [ ] 漫画版 当初はグレイヴが所有するに搭載されていたが、グレイヴへの報復を目論むスレイヴ・レイスに奪取され、以後は隊長であるの乗機となる。 その後はソロモン戦を経て攻防戦に参戦し、との交戦に乱入。 ペイルライダーを死闘の末、戦闘不能にして諸共鹵獲した。 戦闘後、クロエをに預けたトラヴィスは、グレイヴ暗殺のためキャバルリーを駆って旗艦フォレスタルを襲撃。 達の援護もあり、グレイヴの暗殺に成功する。 装備・機能 [ ] 特殊機能 [ ] 正式名称は「Hyper Animosity Detect Estimate System」。 かつてジオンが研究していたをベースにして開発された特殊システムであり、MSの各種リミッターを強制解放して機体能力を100パーセント解放する戦闘補助機構として搭載されている。 本機に搭載されたものは一般兵でも扱えるようデチューンされているが、それでもパイロットに大きい負担が掛かるほどの高機動を引き起こす。 作中でもトラヴィスがの攻撃を躱すために発動した際、直後に脳震盪を発症している。 武装・必殺攻撃 [ ] 60mmバルカン砲 側頭部に2門搭載された近接戦闘用武装。 ビーム・サーベル バックパックに2基装備。 ビームジャベリンとして使用することができる。 シェキナー のメガ・ビーム・ランチャーとのジャイアントガトリング、マイクロミサイルを一つにした大型特殊武装。 装備する際はのフレームランチャーと同じく腕全体を覆う形で使用する。 ハイパー・ビーム・ライフル ガンダム4号機と5号機が装備している物と同タイプ。 シールド ガンダム4号機と5号機が装備している物と同タイプ。 対決・名場面 [ ] 関連機体 [ ] 原型機。 建造途中で放棄された本機を元に復元された連邦軍最後のペイルライダー。 戦後に開発されたペイルライダーの量産検討機。 商品情報 [ ] リンク [ ]•
次の0m 43. 7t 全備 56. もともとはMSの量産化に成功した連邦軍が、その後を見据えて開発した次世代MSである。 をベースにG4計画の技術を盛り込んだ機体で 、当時の考えうる最新技術が惜しみなく導入されるが、コストの問題からそのままでの量産は見送られる。 その後をもとに開発された特殊システム「 」を搭載する高性能MSを求めていたグレイヴによりの極秘研究施設に譲渡され 、に登場する死を司るにちなむ「ペイルライダー」のコードネームを付けられ生まれ変わる。 塗装もペイル・ブルーを基調とする。 頭部はツイン・アイにゴーグルを装着し、とジム・タイプの中間的な外観をもつ。 バックパックは・と同様のもので 、空間戦仕様ではこれらと同じくバックパック下部にプロペラント・タンクとスラスター、両肩にショルダー・ユニットを装着する。 脚部スラスターはジム・スナイパーIIのものをベースに高出力化 、さらに脚部側面に増加スラスター・ユニットを装備している。 HADES発動時には機体各部の排気口が強制排気により赤熱化するほどの出力となる。 同時に各部センサーも赤く発光するが、これはEXAMを模倣した機械的なものである。 「ペイルライダー計画」は、HADESに適応するための肉体改造などを施したパイロットを生み出す、非人道的な研究を含むものであったとされる。 武装 [ ] 基本装備 ビーム・サーベル 一般的なタイプ。 本機の継戦時間が短くMS本体からの再チャージを考慮していないため、腰部側面のアーマーに装着されている。 頭部バルカン砲 頭部にHADESのコア・ユニットが搭載されているため、頭部側面に独立配置され 、ターレット式で上下に回転が可能となっている。 腕部ビーム・ガン ・と同じタイプ。 陸戦用重装備 180ミリキャノン と同じタイプだが、右腰部から伸びるアームで支持されており、砲身が折りたたみ式になっているため不使用時は背部に収納が可能である。 射撃時はグリップを上向きで保持する。 空間戦でも使用可能。 90ミリブルパップ・マシンガン と同じタイプだが、HADESのサポートにより命中精度は飛躍的に向上する。 脚部3連ミサイル・ポッド 当時の連邦軍では珍しい装備。 使用後は強制排除が可能。 スパイク・シールド と同じタイプ。 なお、ゲーム『』では 軽装備仕様も登場する。 の、陸戦型ガンダムのビーム・ライフルのほか、陸戦用重装備と同じく90ミリマシンガンとスパイク・シールドを装備する。 劇中での活躍 [ ] HADESの被験体である少女、が専任パイロットとなる。 スレイヴ・レイス抹殺のため、でマルコシアス隊との交戦中に突如乱入し、驚異的な性能を見せつける。 その後のでマルコシアス隊と交戦するも、同隊そのものと相討ちという形で中破し、クロエとともにジオン軍に鹵獲される。 また、「ペイルライダー計画」を実行していたの極秘研究施設は、スレイヴ・レイスによって破壊される。 ヴィンセント・グライスナー機 [ ] 漫画版『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』ではゲーム版と展開が異なり、終結直後にジオン軍残党により損傷箇所を系列のパーツで補修され、元マルコシアス隊隊長のが搭乗する。 ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』にも登場(「ペイルライダー VG 」と表記)。 武装はすべてジオン系MSからの流用となっており、の大型ビーム・マシンガンと前腕部ビーム・スポットガン、両腰にゲルググのビーム・ナギナタを1本ずつ、両脚にの6連装ミサイルポッドを装備する。 『バトルオペレーション』では、のジャイアント・バズ、のザク・マシンガン後期型やMMP-80マシンガンも使用可能。 0080年6月5日にに搭載され地球に降下、クロエを手術させるためにマリアナ諸島にあるHADESの旧研究施設に向かう。 追撃するとの一騎討ちではHADESにより背部スラスターを暴走させ、湖底で本機の自爆に巻き込もうとするが、爆発寸前にHADESが独自の判断でバックパックを切り離し脱出する。 ヴィンセントは無事であるが、本機は両脚と左腕、右肩アーマーを喪失する。 実験機 [ ] ホワイト・ライダー [ ] 漫画版『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』第2巻巻末のの解説中に登場。 ペイルライダー計画の試作1号機で、本機で複合型特殊武装「シェキナー」(後述)の検証がおこなわれている。 そのほかは不明。 レッドライダー [ ] 諸元 レッドライダー 所属 地球連邦軍 頭頂高 18. 0m 43. 7t 90mmマシンガン ビーム・サーベル 頭部バルカン砲 腕部ビーム・ガン 脚部ミサイル・ポッド 折り畳み式180mmキャノン シールド 搭乗者 漫画『』の主役機。 ペイルライダー開発のためにデータを収集し、その結果をフィードバックさせるための実験機。 ペイルライダーとの相違点は、腕部ビーム・ガンと股間部のスラスターが装備されておらず(ただし前者はスペック表に記載されている )、両肩部前後面、両膝部、コックピット・ハッチにジム・ストライカーと同型のウェラブル・アーマーを装備する。 塗装は赤と白を基調とし、額部のバイザーが赤いことからジオン公国軍兵士からは「赤帽子」と呼ばれる。 HADESは搭載されていないが、教育型コンピューターに「アレス」と呼ばれる実験用回路が接続されている。 これに内蔵されているシステムを発動させると機体のリミッターが解除され、300秒間だけ運動性能が150パーセント向上する。 ただし、パイロットにかかる負荷は死に至る危険性があるほど高く、これによりパイロットが死亡した場合は電気ショックによる蘇生プログラム「リム・バ Rymm・Va 」が起動する。 なお、本機に搭載されているコンピューターは音声対話型で、会話によってアレス・システムの発動や機体の調整などが可能となっている。 武装は汎用の90ミリマシンガンのほか、ヒート剣と一体型の100ミリマシンガンも携行する。 これは技術部のがテスト用に設計したもので、銃身の上下に伸縮式のヒート剣を装備、これらは射出も可能である。 防御兵装はショート・シールドのほか、で専用の攻防一体兵装「ツヴァイ・ハンダー」を受領する。 ペイルライダー同様、当初は肉体を強化された年端もいかない戦災孤児をテスト・パイロットとして、使い捨てながらテストをおこなう。 そのひとりであるによる地上での試験運用の直前に部隊が公国軍の奇襲を受け壊滅したため、同隊を指揮する少尉はターニャを戦死扱いにして逃がす。 そして本機は同隊を救援した中隊「アグレッサー」の伍長に預けられ、実戦テストを兼ねて配備される。 専属の技術部も奇襲によって壊滅しているため、技術部に着任してわずかのエルザが整備を担当しており、十分な保守部品も無い状況ということもあって、万全でない状態で運用されることが多い。 ジャブロー防衛戦では激戦の末に行動不能となるが、「ペイルライダー計画」の中心メンバーのひとりであるリム・エンバー・バーゲンホルム技術大佐によって完全な状態ではないもののオーバーホールを受け、第23独立艦隊に編入されて宇宙に上がり、ペイルライダー同様の空間戦仕様(武装はそのまま)となる。 量産検討機 [ ] ペイルライダー・キャバルリー [ ] PALE RIDER CAVALRY 漫画版『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場(型式番号: RX-80PR-2)。 ペイルライダー計画の集大成となる量産検討機で、そのため「キャバルリー(騎士団)」の名を冠する。 量産化のための安定性とコストダウンのために再設計され、余剰な装備が排除されているものの、高い機体性能を誇る。 頭部は額部にV字アンテナが追加され、ツイン・アイのゴーグルが廃されるなど、よりガンダム・タイプに近くなっている。 塗装も白・青(ダーク・ブルー)・赤のを採用している。 一般兵士用にHADESはデチューンされているものの、それでも機動時にはかなりの負担がかかり、暴走の危険性も残されたままである。 主兵装は複合型特殊武装「 シェキナー」を携行。 ジャイアント・ガトリング、メガ・ビーム・ランチャー、マイクロ・ミサイルランチャーを一つに集約したもので、複数の武装を装備する際のデッド・ウェイトを解消している。 また、胸部・肩部・腰部前後・膝部・足首に原型機にはない増加装甲がほどこされている。 攻略戦の際に、グレイヴが座乗するペガサス級強襲揚陸艦「フォレスタル」に随伴するに1機が搭載されるが、グレイヴに謀反を企てるスレイヴ・レイスにより奪取される。 中尉が搭乗しそのままフォレスタルを撃沈しようとするが、の砲撃をHADESにより間一髪でかわし、その高速機動でトラヴィスはを起こす。 その後、半壊したの艦内でによってシールドにスレイヴ・レイスの部隊章が描き込まれる。 ア・バオア・クー攻防戦の最中、ジオン軍マルコシアス隊を全滅させたペイルライダーと交戦し、行動不能にする。 直後フォレスタルのブリッジに肉薄、紆余曲折を経てバルカン砲でグレイヴの暗殺を遂げる。 その後の本機の去就は不明。 原典であるゲーム版には登場せず、展開も異なることから、実機の存在自体に疑問を呈する資料もある。 ペイルライダー・デュラハン [ ] 漫画版『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場(型式番号: RX-80PR-3)。 名称と型式番号はWEB企画『』第2話により、漫画版の作中では単に「デュラハン」と呼ばれる。 一年戦争終結後に、組み立て途中で投棄されていたキャバルリーをもとに復元した機体。 HADESが搭載されていないことから、首なし騎士「」のコードネームが付与されているが 、それ以外にキャバルリーとの差はない(ただし、増加装甲はほどこされていない)。 専用武装であるシェキナーが失われていることから 、のヒート・ランスやのガーディアン・シールドといった、ほかの機体の特殊装備が集められている。 また一般装備のハイパー・バズーカも使用している。 塗装はブルー・グレーとクリーム・イエローを基調とする。 HADES被験体の生き残りであるが搭乗。 宇宙世紀0080年6月5日、地球に降下するコムサイにペイルライダー()が搭載されていることを偶然確認し、HADES奪還のために地上で追撃を続ける。 マリアナ諸島での戦闘でペイルライダーに組み敷かれてともに湖に沈み、ペイルライダーのバックパックの爆発によって大破。 なおゲーム版には登場しない。 ペイルライダーDII [ ] 諸元 ペイルライダーDII PALE RIDER DII 型式番号 RX-80PR-4 所属 ティターンズ 頭頂高 18. 0m 43. 7t 全備 56. ペイルライダー・デュラハンの宇宙世紀0084年における近代化改修機。 改修はオーガスタ研究所が担当している。 がに代わる次期主力機を検討している段階でデータ収集のために運用されており、ティターンズ・カラーである濃紺を基調に塗装されている。 パーツはデュラハンのファーストロット損失に伴い、新たにセカンドロットとしてティターンズが用意させたもの。 リニア・シートの導入、センサー類・アビオニクスの刷新、スラスター類の強化など数々の近代化改修を施し、性能向上が図られている。 頭部はV字アンテナが廃され、カメラ・アイにゴーグルが装着されており、初代ペイルライダーに近い外観となっている。 また、シェキナーや増加装甲も用意されている。 宇宙世紀0084年9月、所属の第7小隊に配備された機体がジオン残党軍と交戦、1機を撃破するが、別の青いに両腕を切断され、戦闘不能となる。 改修機 [ ] トーリスリッター [ ] 諸元 トーリスリッター TODESRITTER 型式番号 AMX-018[HADES] 頭頂高 22. 8m 56. ペイルライダーは10年もの間、ジオン残党やネオ・ジオン軍により改修が続けられてきた。 HADESは解析不能なブラックボックスと化していたが、パイロットのクロエ・クローチェが健在であるため、HADESのシステムを活かす形で改修が進められる。 しかし旧来のセミ・モノコック構造ではこれ以上の強化は難しいため、構造に置き換えて 当時のネオ・ジオンの最新技術を盛り込み、HADESを搭載する頭部などメイン・ブロック以外は全くの別物として完成する。 バックパック中央にはサブ・ジェネレーターを搭載する。 なお「トーリスリッター」という名称は、ペイルライダーと同じく「死の騎士」を意味する。 バックパックのスラスター・バインダーにはインコムを計6基装備、各インコムの裏側にはと同様のトライブレードが接続され、インコム射出後にトライブレードを放つといったトリッキーな攻撃も可能。 両肩は展開してサブ・アーム(隠し腕)となり、バックパックのハイパー・ビーム・サーベルなどを使用できる。 ほかに武装はのハイパー・ナックルバスターとのメガ粒子砲付シールドを携行し 、通常型のビーム・サーベルは前腕部の内側に格納されている。 宇宙世紀0090年に大佐率いる軍に合流するが、パイロットのクロエはHADESの影響で心身ともに限界を迎えつつあった。 ヴィンセントのとともに、集結しつつある派のネオ・ジオン残党の偵察任務に出るが、何かに惹かれるようにHADESが発動し、攻撃を開始する。 残党は発動のきっかけとなったを投入するが、交戦の最中に本機のHADESがクロエより先に限界に達し自壊、クロエは脱出カプセルで一命をとりとめる。 その他関連機体 [ ] RX-80 [ ] 「」誌上で連載されたメカニックデザイン企画『F. 』(モビルスーツステーション)に登場。 型式番号がペイルライダーと重複している。 一年戦争終結の直前に在住の少年が「新型ガンダム」を空想し、CGを用いて描いたという設定の機体であり、実機や実際の開発計画が存在するとされるものではない。 また、少年の友人の正吉も同じように「GFX-1」という新型ガンダムを空想している。 脚注 [ ] 注釈 [ ]• 漫画第2巻の巻末に、装甲を外した状態の設定画が掲載されている。 出典 [ ]• GUNDAM. INFO 2014年5月23日. 2018年8月5日閲覧。 、、2017年1月、3頁。 関連項目 [ ]•
次の概要 [ ] 後、建造途中で放棄されたをベースに再建造した連邦軍最後のペイルライダー。 は開発した研究施設が消滅したため、搭載されていないが、基本性能はキャバルリーとほぼ同じである。 しかし、本来の装備 シェキナーや増加装甲など を最初から喪失しているため、他の機体から流用している。 登場作品と搭乗者 [ ] 漫画版 装備・機能 [ ] 武装・必殺攻撃 [ ] 60mmバルカン砲 側頭部に2門搭載された近接戦闘用武装。 ビーム・サーベル バックパックに2基装備。 ビームジャベリンとして使用することができる。 ヒート・ランス の装備品である槍状の大型ヒート兵器。 ガーディアン・シールド の装備品である大型シールド。 シールドバルカン ガーディアン・シールドに2門装備。 ハイパー・バズーカ 連邦軍で最も普及している携行式バズーカ 対決・名場面 [ ] 関連機体 [ ] 原型機。 戦後に開発された本機の量産型。 資料リンク [ ]• リンク [ ]•
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