新型コロナウイルス向けの治療薬・ワクチンへの期待が相場の押し上げ要因になりました。 先週末の7月10日、米国のギリアド・サイエンシズ(GILD)の「レムデシビル」の開発状況について良好な結果が伝えられたほか、15日には、モデルナ(MRNA)が開発するワクチンの初期段階における安全性試験で、患者全員が抗体を獲得したと報じられました。 これにより新型コロナウイルスの抑え込みへの期待感が高まり、は上値抵抗線となっていた2万2700円を突破し、一時は2万3000円に迫る場面も見られました。 来週の日経平均株価は、米国の決算発表に影響される展開に! 経済正常化への期待感から「バリュー株」の見直しも進む見通し 【来週の日経平均株価の想定レンジ】 2万2600円 ~ 2万3100円 来週(7月20日〜22日)のは、新型コロナウイルスに関連した報道に影響を受ける相場展開になりそうです。 また、来週は米国で決算発表が本格化して、 や 、 、 などの有名企業が決算を発表します。 国内では木曜日からの4連休を控えているため積極的な売買が手控えられながらも、米国の決算発表の影響を受けやすいでしょう。 ハイテク比率の高いナスダック総合株価指数が、利益確定の売りで「調整」していることもあり、決算発表の影響で米国市場が不安定な相場展開になる場合、も利益確定により下落する流れとなりそうです。 なお、最近はグロース株の物色が続いている中で相対的にバリュー株の出遅れ感が高まっていましたが、今週に入ってバリュー株への資金流入が目立ちました。 今後、新型コロナウイルス治療薬の開発に進展が見られるようだと、経済正常化への期待感からバリュー株を見直す流れがますます強まることが期待できます。 【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】 ダントーホールディングスが+132. 18%で値上がり率トップ! ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。 今週の値上がり率ランキング1位は、。 米国の子会社を通じて、現地の住宅金融会社SRE Mortgage社の第三者割当増資を引き受けて子会社化するとの発表が材料視されました。 株価が100円を下回っての推移が続いていたこともあり、個人投資家の資金が集中し、ストップ高を交えての上昇となりました。 値上がり率2位のは、未定としていた2021年2月期の業績予想を発表し、今期は営業黒字見込みだったことが好感されました。 7月に入って株価が低迷していたこともあり、個人投資家主体の資金が流入して、連日のストップ高により一気に上場来高値(分割修正済)を更新しました。 値上がり率3位はでした。 東証が7月14日、に対して7月21日付のマザーズ市場から東証1部への市場変更を承認すると発表。 1部昇格によって、TOPIX連動型ファンドなどによる買い需要を期待した先回り的な回が集まりました。 一方、今週の値下がり率ランキングのトップはでした。 7月16日にスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストタクト」の正式サービスを開始しましたが、それにより材料出尽くしとの見方が広まり、ストップ安を交えての下落となりました。 値下がり率2位のは、先週7月7日、マザーズ市場にIPO(新規上場)しましたが、初値で公開価格の6. 0倍となる2920円まで高騰し、翌日には4045円まで急伸しました。 しかし、短期的な値幅取り狙いの資金が中心だったせいか、今週は一転して利益確定の売りが強まりました。 18 2 +63. 76 3 +49. 14 4 +47. 92 5 +47. (2020年7月17日時点) 業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR 陸運業 札・9027 2925円 10. 09倍 1. 30倍 地域に合わせた総合物流サービスを展開 「札幌通運グループ」と「ロジネットジャパン東日本グループ」「ロジネットジャパン西日本グループ」を基盤とした総合物流会社。 アマゾンの「デリバリープロバイダ」としてアマゾン向けの配送事業が好調です。 コロナ禍において、物流企業は重要な役割を担うことになるであろうことも注目要因です。 札証上場のため見逃しやすい銘柄ですが、他の物流会社と比較すると割安感があります。 株価は足元でレンジ相場の上限を捉えており、ここからの値上がりに期待できます。 12倍 改革が遅れている中小企業のデジタルシフトを支援 中小・ベンチャー企業向けに、デジタルマーケティング支援事業を展開しています。 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに企業のデジタル化が加速していますが、大手企業においてテレワーク化などのデジタルシフトが加速する一方で、多くの中小企業では改革が遅れています。 そのため、中小企業のデジタルシフトの支援事業は今後の需要拡大が期待できます。 株価は、7月6日の高値2795円をピークに一時的な調整を見せており、75日移動平均線を下値支持線とした押し目を狙いたいところです。 (2020年7月17日時点) 業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR 情報・通信 東1・3984 3700円 73. 57倍 7. 47倍 AIを活用した分析ツールの需要拡大に期待 ビッグデータとAI技術を駆使したサービスを手掛けており、SNS解析や自然言語に特化したAIを活用したサポートチャットボットなどを展開しています。 最近では、オンライン授業を受ける生徒の集中度合いを測定するAIを開発しています。 さらに、企業のデジタルマーケティングを支援する各種データ分析ツールは、さまざまな企業で導入が進んでいます。 株価は、3月23日につけた安値1807円を底値に、上昇する25日移動平均線を下値支持線とした強い上昇トレンドが継続しています。 直近では利益確定の動きも出てきているため、25日移動平均線での押し目を狙いたいところです。 【2020年7月2日時点】 【証券会社おすすめ比較】 手数料、取引ツールetc. 資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。 さらに、2016年度 JCSI 日本版顧客満足度指数 調査で、証券業種の第1位を獲得! その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・ 桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。 また、デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」、手数料が激安になる「一日先物取引」など、 専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。 投資信託の数は約2700本と業界トップクラス。 投資信託が100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。 さらに、 IPOの取扱い数は、大手証券会社を抜いてトップ。 PTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。 海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、アセアン株式も取り扱うなど、とにかく 商品の種類が豊富だ。 米国株が、2019年7月の値下げにより売買手数料が最低0米ドルから取引可能になったのも魅力。 低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。 「2020年 オリコン顧客満足度ランキング ネット証券」では、5年連続13度目の 1位を獲得。 貯まったポイントは、楽天スーパーポイントやJALマイルに交換可能。 楽天スーパーポイントは、国内現物株式や投資信託の購入にも利用できる。 また、取引から情報収集、入出金までできる トレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。 ツール内では 日経新聞の記事も無料で読むことができる。 さらに、投資信託数が2000本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、 長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。 小型株中心に売買する人には、魅力的な値段設定と言える。 米国株も最低手数料5ドル(税抜)から買えるので、非常にお手軽だ。 多彩な注文方法や 板発注が可能な高機能無料ツール「マネックストレーダー」など、トレードに役立つツールもそろっている。 中でも、日本株、米国株、先物取引について ロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」は、スイングトレードのときに参考にしたい。 毎月5000円の掛金から始められる 低コストなiDeCoサービスも行っている。 買付時の売買手数料が無料というユニークな料金プランで、買付+売却のトータルで比較すると 業界最低水準の売買手数料となっている。 スマホに特化した証券会社でパソコンから取引には対応していない、その分、アプリの取引画面はシンプルで初心者でも直感的にわかりやすいデザインになっている。 また、300銘柄に限って1株単位での売買が可能で、その売買手数料が日中なら約定金額の0. 05%と 単元未満株取引の売買手数料としては格安なのも大きなメリット。 現物株は、1約定ごとの「一律(つどつど)プラン」でなら、約定代金5万円以下なら売買手数料が50円。 さらに、 信用取引の売買手数料はなんと0円で、 その手数料の安さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。 口座開設から40営業日(約2カ月)までは、現物株、先物・オプションの取引手数料が無料になるキャンペーンも長年にわたって実施中。 無料の取引ツール「livestarR2」は高機能化が進んおり、特殊注文機能も完備。 低コストで株や先物取引をアクティブにトレードしたい人にはもちろん、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にもおすすめの証券会社と言えるだろう。 信用取引の売買手数料と買方金利・貸株料も最安値レベルで、 一般信用売りも可能だ! 近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、売買代金では5大ネット証券に食い込むほど急成長している。 商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFDまである充実ぶり。 CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引が可能。 この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。 com証券のおすすめポイント】 国内株式と外国株のトレードに特化したネット証券で、 最大のメリットは売買手数料の安さ。 1約定5万円までなら50円(税抜)で売買可能! 大手ネット証券と比較すると、 約定金額が大きいほど割安度が高い。 また、 売買手数料の1%分のポイントが貯まるのもメリットだ。 取引ツールは、シンプル機能の「DMM株 STANDARD」と高機能な「DMM株 PRO」の2種類。 スマホ用アプリも「かんたんモード」と「ノーマルモード」を使い分ける形になっており、 初級者から中上級者まで、あらゆる個人投資家にとってトレードしやすい環境が整っている。 2019年2月からIPOの取り扱いもスタート。 委託販売のみなので割当数は少なめだが、 口座に資金がなくてもIPOの抽選に申し込めるのは大きなメリットだ。 新規口座開設で1カ月間手数料無料。 また、口座開設完了者の中から抽選で毎月10名に2000円がキャッシュバックされる。 口座開設手続きが期間に迅速で、 最短で申し込んだ当日に取引が可能になる点も便利。 また、大手証券会社だけあって、 投資情報や銘柄分析レポートが充実しており、専門家による数多くの調査レポート動画も視聴可能。 さらに、 IPO取り扱い数がトップクラスなのも大きなメリット。 特に主幹事数が多いので、本気でIPO投資をするならぜひ口座を持っておきたい証券会社だ。 会社やレジャーなどの外出先でも株価のチェックや取引をしたい人には、 スマホ用株アプリ「野村株アプリ」が便利。 【関連記事】 ZAiオンライン アクセスランキング• ザイ・オンライン編集部(2019. ザイ・オンライン編集部(2019. ザイ・オンライン編集部(2019. 16)• ザイ・オンライン編集部(2020. ザイ・オンライン編集部(2019. ザイ・オンライン編集部(2019. ザイ・オンライン編集部(2019. ザイ・オンライン編集部(2019. 16)• 頼藤 太希(2020. 10)• ザイ・オンライン編集部(2019. ザイ・オンライン編集部(2019. ザイ・オンライン編集部(2019. ザイ・オンライン編集部(2019. 16)• ポイ探ニュース(2020. 18)• ラカンリチェルカ(村瀬 智一)(2020. 17).
次の5月の日経平均株価は2カ月連続で上昇した。 終値は2万1877円89銭で、4月末と比べて1684円20銭(8. 月間の上げ幅と上昇率は、中国発の世界同時株安が起きた後、戻りを試していた2015年10月(1694円95銭高、9. 月次終値として3か月ぶりに2万1000円台を回復した。 月末にかけて目立って上昇した。 政府が外出の自粛を求めた緊急事態宣言を解除し、停滞が続いた経済活動の再開に期待感が高まった。 事業規模で117兆円を超える20年度第2次補正予算案も相場を押し上げる材料になり、28日には2月27日以来、約3カ月ぶりの高値となる2万1916円31銭まで上昇した。 5月の安値は1日の1万9619円35銭で、月中値幅は2296円96銭だった。 海外でも経済活動を再開する動きが相次ぎ、特に米国株の堅調ぶりが日本株相場を支えた。 新型コロナウイルスは世界的な蔓延が続いたが、米国企業を中心に治療薬やワクチンの開発が進むことに期待感が広がった。 一方、米国と中国の対立は相場の重荷になった。 月末には中国が全国人民代表大会(全人代)で反体制活動を禁じる「香港国家安全法」の制定方針を採択し、トランプ米大統領が中国への制裁措置の検討を示すと、両国の対立が世界経済の成長鈍化につながる、との警戒感が高まった。 中小型株も堅調で、日経ジャスダック平均株価は月末にかけて11営業日続伸した。 5月に下げたのは2営業日だけだった。 JPX日経中小型株指数も月次終値は新型コロナウイルスの蔓延で相場が急落した2月25日以来の水準まで戻した。 2月末から3月にかけて広がった相場の動揺はひとまず落ち着きを見せた。 投資家の予想する日経平均の先行きの変動率を示す「日経平均ボラティリティー・インデックス」は月間を通じて低下傾向で、中旬以降は30を下回る日が続いた。 東証1部の1日平均売買代金(立会市場ベース)は2兆4249億円だった。 月末最終売買だった29日には売買代金が3月23日以来、約2カ月ぶりに4兆円台に乗せた。 (2020年6月1日).
次の日経平均株価のみんかぶ目標株価は「18,236」で【売り】と評価されています。 みんかぶリサーチによる株価診断は分析中となっており、個人投資家による株価予想では【売り】 予想株価 18,236 と判断されています。 【ご注意】『みんなの株式』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc. 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんなの株式』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんなの株式』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。
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