「即位礼正殿の儀」での夫人のドレスが批判の的になりました。 その直後から、政近準子さんの元には問い合わせが殺到したのだとか。 なぜこれほどまでに、違和感が否めない、として話題に上がってしまうのか? せめて問題はなさそうだ、という範囲で収まっていれば専門家の私のところへ、数え切れないほどの質問が寄せられることはなかったでしょう。 服装はドレスコードがある場合、それを守ってさえいれば良い、と言い切れるものではありません。 ドレスコードで安心することは、むしろ非常に危険なのです。 即位礼正殿の儀でのわが国のファーストレディーの服装で、まさにそれが起きました。 ドレスコードの範囲だったという専門家もいらっしゃるようですが、私が「失敗」としたのは、昭恵婦人のドレスが「結果的に国民を残念で不安な気持ちにさせ、世界からも疑問視された事実」が、ファーストレディーとして失敗だったからです。 そもそも、ドレスコードとは何なのでしょうか。 ドレスコードとは、洋服を着る時のルール、規定です。 もともとは西洋貴族の間で、教養を表すためのマナーとして発達し、当時の貴族たちは、その時、その場に合わせて、多いときでは1日に10回を越えるほどの着替えを行ったといいます。 日本ではTPOという言葉がありますが、TPOは、ブランドVAN「ヴァンヂャケット」の創業者「アイビールック」の生みの親である石津謙介氏が発案された和製英語で、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合。 Opportunityと使われることもある)の頭文字をとり、「時と場所、場合に応じた方法・態度・服装等の使い分け」を意味します。 しかしバブルが崩壊し、着飾るシーンなど皆無となり、ファストファッションが主流の市場となっていった時代、TPOという概念すらも廃っていった気配がありました。 現代では、夏はクールビズでネクタイもしない男性ビジネスマンたち、そうなると女性のビジネス服にもラフ感が浸透。 良くも悪くも、ドレスコードは特別な日だけのもの、となってしまったのです。 この特別な日に値する、即位礼正殿の儀の服装に違和感を覚えた人たちが騒ぎ立てたのは無理もありません。 日々のドレスコードをどう考え実践するか? 石津謙介氏が2005年、93歳で亡くなられてから私はドレスコードの進化のために、新たな概念をプラスして提唱しています。 TPOにP(Person:人、相手)S(Social:社会性・背景・公共)を加えて、毎朝、その日に会う人たちのことを考え、その社会性、背景までをも想像して、日々のドレスコードを構築するのです。 この概念から、昭恵夫人の装いについて考えてみましょう。 TPPOSを考えるということは、【その場に相応しい服装】を自分の独りよがりで考えるのではなく【その場の空気を共にいる人と作り上げる】ことを気遣い、自分がその一員であることを自覚した上で【服装からその場の価値を上げる】ことを目指します。 その空気とはどういう空気なのか? 自分がいることで、その場の空気を乱してはいないか? 自分がいることでその場の価値を下げてしまってはいないかと自問します。 その場の価値を上げるときも、浮かずしてそれができることが理想です。 まず、即位礼正殿の儀の日のドレスコードは、内閣総理大臣決定として発表された「即位礼正殿の儀の細目について」では、「ロングドレス、デイドレス、白襟紋付きまたはこれらに相当するもの」ということでした。 昭恵夫人のドレスはデイドレスではあったものの、明らかにお一人だけが浮いており、その場の空気を皆で作り上げるというより他の参列者の輪を乱してしまったといわざるを得ません。 ホワイトは洋装の色の格式の中でも最も高く、明度の高さからしても主役以外が纏 まと えば、主役を脅かす存在となり、目障りともいえます。 ウエディングシーン等においても花嫁さんと同じ白は着ない、などの基本があるように、即位礼正殿の儀においても、相応しくないお色目なのです。 またデザインは袖口にかけて広がる釣り鐘型の袖。 ベルスリーブといいますが、こちらは現在の若い人たち中心のトレンド感が満載です。 即位礼正殿の儀はトレンド感が全く必要のないシーンであり、そこで作るべき空気はトレンド感のような軽いものではなく、厳かで気品漂う空気だったのです。 その空気をすさまじく壊したのがスカート丈でした。 座ることは想定されていたはずですし、靴のヒールは必要以上に高く、さらに丈の短さが強調されて万歳三唱の際のお姿は目を覆いたくなる気分に。 周囲のお着物姿の方々との極端な違いは品格を欠き、場への配慮を感じられませんでした。 ドレスのブランドは日本ブランド「ツグエダユキエ」のオーダーメードですが、今年8月のアフリカ開発会議用にと、誂 あつら えたものなのだそうで、そうなると着まわしをされたことになります。 着まわしは働く女性にとって、日々のビジネスシーンでは最も鍛えてほしいところなのですが、即位礼正殿の儀においては、ご新調なさるべきでした。 ポイントは軸になるアイテムは決してケチらないこと。 高価なものでなくてはならないとは言いません。 サイズが時代感含め適切で、できるだけ素材が上質なものを丁寧に選んでください。 そのようなスーツやセットアップなど、主要なアイテムに自らが信頼を寄せていれば、今日会うパーソンのことを思い、その場に相応しいインナーや小物などで、ちょっとした演出ができます。 結果、日々のコードの構築は底上げされます。 そして「いざ」というときに、その鍛え上げたTPPOSの実践がパワーを発揮するはずです。 ドレスコードの範囲であっても「自分らしさの履き違い」をすれば、理屈ではなくNGと評価されてしまうこと、立場からの社会性、自分がどうしたいかではなく、どう在ることが求められているか? にスマートに応えることが大切と心してください。 その場で自己の失敗に気づき、ふがいなさで恐縮してしまったような表情でさらなる批判を浴びてしまったのが、昭恵夫人のお姿でした。 服装は一目瞭然でありながら有名人でもない限り、周囲の人はなかなか注意をしてはくれません。 だからこそ、普段からTPPOSのチェックに余念なく、ビジネスシーンでの「いざ」において成功を導きましょう。 決して「後の祭り」になりませんように。 ---------- 政近 準子(まさちか・じゅんこ) 日本におけるパーソナルスタイリスト創始者・ファッションレスキュー社長 大手アパレル(株)東京スタイルを経てイタリアへ移住。 政治家 、経営者、 企業管理職、起業家などを主な顧客とし幅広い層のスタイリングを手がけファッションレスキュー全体で、累計顧客2万人超。 日本初、百貨店高島屋にてパーソナルスタイリングカウンターを持った。 NHK「あさいち」「きわめびと」をはじめ、Eテレではファッション教育番組の連載を持つ。 著書12冊。 その人の生き方をスタイルに落とし込むパーソナルスタイリングの概念、職業としての認知を広めたが、今後はファッションプロデューサーとして、ファッションによって社会をもっと良くしていく仕事に着手。 人々の「ほんとうの笑顔」を見るために。 ---------- (日本におけるパーソナルスタイリスト創始者・ファッションレスキュー社長 政近 準子 写真=時事通信フォト) 外部サイト.
次の首相官邸がウェブサイトで発表している「即位礼正殿の儀の細目について」には、 女性参列者のドレスコードは「ロングドレス、デイドレス、白襟紋付又はこれらに相当するもの」と指定されています。 ツイッター上でも昭恵夫人の服装が話題になってしまいました。 昭恵夫人の白いドレスのブランドはどこ? 昭恵夫人の白いドレスは「 ツグエダユキエ」デザインのものでした。 「ツグエダユキエ」は、 オートクチュール専門、一品ものを仕立てるデザイナー。 昭恵夫人に合わせたデザインとサイズのオーダーメイドで仕立てられドレスです。 8月のアフリカ開発会議の際にも着用していたので、お気に入りのようです。 2019年8月アフリカ開発会議 昭恵夫人、この時に身につけていたものを今日も着ていらした。 青は「心の平和」と「理性」の色。 福井県で作られた国産レースです。 今回の訪米はほとんどがmatohuのデザインとなりました。 — fukuchan-hi fukuchanhi ハナエモリ マニュスクリ 内閣総理大臣 安倍晋三夫人の昭恵さんが、「ハナエモリ マニュスクリ」のショーにご来場されました。 「ハナエモリ マニュスクリ」のワンピースがお似合いです。 今日も二人並ぶと「あー夫婦でコーディネートしたつもりなんだな」とわかる。 多分安倍さんがこんな昭恵さんが好きで、褒めてるんだと思う。 好きな服を着れば良いと思うけど、今日に限ってはドレスコードを守って欲しかった。 夜の饗宴の儀には着物で上品な装いになっていたのでちょっと安心しました。
次の即位礼正殿の儀 安倍昭恵夫人がドレスコードで大失敗 安倍昭恵夫人が選んだのは、「ひざ丈」のワンピースのドレスだった。 また、ひじの位置から、袖がラッパのように大きく開いた個性的なドレスに、真珠のネックレスと高めのヒールという出で立ち。 【昭恵夫人「天皇陛下・即位の儀式」でドレスコード違反の声】 ひじの位置から、袖がラッパのように大きく開いた淡黄蘗(うすきはだ)の個性的なドレスに、真珠のネックレスと高めのヒールという出で立ち。 [] — 女性自身【公式】 jisinjp 通常、このような儀式であれば、女性は和装か、アフタヌーンドレスなどひざが完全に隠れるドレスで参加するのが一般的である。 実際、画像にもある通り、当日儀式に参加した女性のほとんどが、着物かひざが完全に隠れたドレスという服装であった。 写ってる人全員が、 「こいつの服なんなん?!」 って感じの顔に見える。 情けない、日本の恥。 — ゼブラ gn00exia 「まぁ〜、昭恵ちゃん派手な服着て!」と、総理のお膝元の介護施設の婆ちゃんたちには不評でした。 僕はそれで笑ってた。 おもろかったから、是非は別にどうでもいい。 安倍昭恵ミニスカ変な袖 場違いドレスコード批判殺到 TLに流れてきた昭恵さんのお召し物を拝見して、昔懐かしいキャプテンウルトラのバンデル星人を思い出しました。 — きづのぶお jucnag 流石安倍晋三の嫁、安倍昭恵は日本文化をぶち壊しにきてる。 私の母も叙勲の時に着物を着るように指導があった! 昭恵夫人「天皇陛下・即位の儀式」でドレスコード違反の声(女性自身) — Yahoo! ニュース — 21グラム(不妊治療を保険適用に) NagHammadi18 今日、安倍昭恵がトレンド入りしているから何をやらかしたのかと思って関係するツイートを見たら、なんとも妙な格好だった。 外国からの招待客が自民族の民族衣装で正装をするのであれば、それがどのようなものであれ尊重されるべきとは思うが、日本の首相夫人としては、あれは酷いと思った。 ドレス云々より自慢の御御足を出したかったけど今回ばかりは失敗かもしれません😭 — アイコ vnQ8vkxBJdXKxd7 元総理夫人・福田貴代子 秘書0人 元総理夫人・麻生千賀子 秘書1人 現総理夫人・ 秘書5人(現在3人) やっぱりおかしいよね、これは。 — HOM55 HON5437.
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