腸炎 男女に関係なく、腸炎が原因でおこる場合があります。 腸炎と言っても急性腸炎と慢性腸炎では症状が大きく違います。 慢性腸炎の場合 チクチクした痛みやちょっとした違和感などの鈍い症状が出るため、気のせいのようにも感じて不安ばかりが大きくなります。 他の病気が原因であったり、ストレスや不摂生が原因で引き起こす場合もあります。 過敏性腸炎の場合 明らかな腸異常がないものの下腹部の違和感やチクチク感を感じることが多いようです。 原因はわかっていませんが、左側に感じることが多いと言われています。 下痢や便秘をともない、下痢型・便秘型・混合型・交代型などがあります。 潰瘍性大腸炎の場合 血便や粘血便などを生じることもあるので、排便の状態をよく観察しておきましょう。 長期間持続すると大腸がんになるリスクも上がると言われていますので、痛みが弱くても早めの受診をオススメします。 大腸憩室症の場合 自然回復することもありますが、酷くなると激しい腹痛や血便をともなうことになり、止血手術を行う場合もあります。 鈍くても自覚症状があるのであれば早めに受診する方が安心です。 腸炎はストレスや生活習慣の乱れなどから発症することが多い病気です。 これを機に、自分に合った生活リズムを見直してみるといいですね。 突発性S字結腸穿孔 なかなか聞きなれない病名ですが、 S字結腸という部位で炎症が起き、悪化して穴があいてしまう病気です。 S字結腸は大腸の中の直腸に通じる部位であり、ちょうど左下腹部のあたりになります。 S字結腸では便がたまりやすく大腸菌などが多く存在します。 この状態で穴があいてしまうとさまざまな菌が血中に流出して、感染症を引き起こすこともあるのです。 発症することは比較的稀ですが、突発的な激しい痛みが生じるのが特徴です 婦人科系の病気 子宮筋腫 初潮を迎えて閉経するまでの女性であれば誰でも起こりうる病気です。 腹痛や腰痛・便秘・下腹部の圧迫感などの症状がありますが、比較的鈍い痛みのことも多いです。 女性ホルモンの影響を受けやすく普段から色々な症状を感じている方にはわかりにくいでしょう。 不妊や流産などの出産に悪影響をおよぼすことの多い病気ですので早期発見につながるような準備が必要です。 子宮頚がん 初期段階では自覚症状が薄いのですが、自覚症状が出る頃には進行がんとなっていることもあります。 そういう方は特に婦人科定期健診を受けるようにしておくと早期発見につながり安心です。 更年期障害 女性ホルモンの減少により40代・50代で起こりやすい身体的・精神的な不調を総称して更年期障害と呼びます。 体のほてり• めまい• 体がだるくなる などさまざまな症状があらわれるのが特徴的です。 「なんだか最近なにもやる気が起きない」など精神的な不調を感じることが多いです。 更年期障害は女性の方なら誰にでも起こり得る不調なので、深く悩まずに適切に対処していくことが大切です。 便秘 特に女性の方で便秘に悩まされている方は多いと思います。 この便秘が影響して左下腹部にいたみが生じる場合があるのです。 実は、便が一番たまりやすい部分が左下腹部あたりのS状結腸という部分になります。 なのでこの部分に便がたまってしまい、悪化していくと痛みが出てくるのです。 便秘はお腹の張りや肌トラブルの原因にもなりますので、積極的に改善していきましょう。 水分や野菜などに多く含まれる食物繊維を良く摂取することで便秘改善につながります。 急性胃炎 急性胃炎は胃の粘膜がさまざまな原因でえぐれて、炎症を起こしてしまう病気です。 胃痛と聞くと、みぞおちのあたりの痛みを想像する方も多いと思いますが、下腹部のあたりに痛みが生じる場合もあります。 また、胃炎の場合は痛みだけでなく食欲がなくなったり、吐き気・嘔吐が生じることも多いです。 特に空腹時に吐き気は生じやすくなります。 こちらの記事も併せてご覧ください。 参考: 前立腺炎 前立腺炎は男性特有の病気で排尿時などに下腹部に痛みが生じることが多いです。 また前立腺炎といってもさまざまな種類に分類分けされており、発症原因も多く存在します。 ほかにも、尿が白く濁るなどの異常がみられる場合がありますのでこのような症状があらわれた前立腺炎を疑ってみましょう。 参考: まとめ 大きく2つの原因に分けて説明してきました。 下腹部は、色々な器官が存在し影響しあっています。 我慢できる痛みや違和感を体のサインと受け止め、そのサインを見逃さず早期解決する為にも、生活習慣の改善や定期健診など、自分でできることはしっかりしておきましょう。 小さなサインに気づいて不安な日々を過ごして来られた方、診察と共に今の生活習慣の見直しを行ってみませんか? 不安が少し小さくなるかもしれません。 また、右側の下腹部が痛くなった場合は今回とは全然違う病気が原因となります。
次のここでは女性特有の下腹部の痛みの原因となる病気、更年期障害について詳しく説明していきます。 更年期とは閉経の前後の期間を指し、閉経はおよそ45〜55歳の間に迎えることが多く、平均では51歳と言われています。 この時期を更年期と呼びます。 そしてこの時期に起こる体の変化に伴って生じる様々な症状を総称して更年期障害と呼びます。 sponsored link 【更年期障害の原因】 更年期に入ると、加齢に伴う卵巣機能の低下によって、卵巣から分泌される女性ホルモンの量が減り、これが脳の視床下部にある自律神経中枢に影響を及ぼして、自律神経失調症を引き起こします。 また、この年代の女性を取り巻く家庭や社会環境の変化からくる心理的ストレスが大脳皮質に影響を与え、憂うつや情緒不安定などの精神症状を引き起こします。 この自律神経の乱れと精神症状が相互に影響し合って起こる様々な症状が、更年期障害の正体です。 更年期にはホルモンバランスの著しい変化によって、全身の至る所に様々な症状が現れます。 以下に分類して挙げていきます。 【全身性症状】 ・ほてり ・のぼせ ・動悸 ・高血圧 ・多汗 ・めまい ・肥満 ・やせ ・むくみ ・冷え 【運動器官系の症状】 ・肩こり ・腰痛 ・手足のしびれ 【精神的症状】 ・イライラ ・不安 ・うつ ・神経質 ・睡眠障害 ・意欲低下 【生殖器系の症状】 ・月経異常 ・不正出血 ・腹痛 【消化器系の症状】 ・吐き気 ・嘔吐 ・食欲不振 ・腹痛 またこれらの症状は、心因的なことも相乗して悪化しやすいのも更年期障害の特徴です。 sponsored link このページをご覧の方は、次のページもよく読まれるのでお勧めです。
次の下腹部が痛い、突然チクチクと痛む、左下腹部が痛い、右下腹部が痛い、下腹部を押すと痛みが強くなる、ズンと重い感じの鈍痛がある、このような症状でお困りの方は居ませんか? 下腹部の痛みは男性女性問わず、急に起こるものです。 下腹部痛とひとくちに言っても、左側や右側の場所によっても、チクチクと鋭い痛みやズキズキと重い鈍痛といった痛み方によっても、その 原因や痛みを起こしている病気は様々です。 あなたが感じている下腹部痛は、何が原因で起こっているのでしょうか? 当サイトはそんな「 下腹部痛」について、左に痛みがある場合、右に痛みがある場合、痛み方の違い、男性と女性での違い、原因や原因となる病気などをご紹介しています。 突然の下腹部痛でお困りの方やお悩みの方に、当サイトの情報が少しでもお役に立てられれば幸いです。 sponsored link 下腹部痛は突然起こることもあれば、じわじわと時間をかけて痛みが増してくる場合もあります。 また下腹部には消化器や泌尿器、生殖器が混在していて、痛みがどの器官の病気によるものかを特定するにはしっかりと検査をする必要もあります。 また、下腹部が痛い時に最も多いお悩みが「何科へいけばいいの?」というものです。 痛み方や他の症状と併せると、何の病気の可能性が高いかをあらかじめ知る事ができ、それを参考に何科で受診すればいいのかも分かるでしょう。 以下に下腹部痛の原因と病気について、また痛み方や他の症状と合わせた時に考えられる原因について説明していきます。 腸閉塞や腸捻転、尿路結石、膀胱炎、腹膜炎について、それぞれ詳しく説明していきます。 腸炎、食中毒、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、大腸憩室症、大腸がんについて、それぞれ詳しく説明していきます。 最も有名なのが虫垂炎(盲腸)です。 ここでは虫垂炎(盲腸)について詳しく説明していきます。 女性特有の下腹部の痛みとなると、まず考えられるのが子宮や卵巣などの生殖器に関係する病気です。 特に毎月の生理月経のトラブルが習慣付いている場合は、日常生活に支障が出るほどの辛さで悩まれている方も少なくないでしょう。 ここでは女性の下腹部の痛みの原因について。 生理痛・月経トラブル、妊娠の時期による下腹部痛、子宮付属器炎、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸がん、卵巣がん、更年期障害などの女性特有の病気について、それぞれ詳しく説明していきます。 下腹部の痛みと聞くと女性の方が多いイメージがありますが、女性の場合は子宮に関する情報が多い為に話題になりやすいのであって、男性でも当然起こります。 男性特有の下腹部の痛みとなると、前立腺の病気が考えられます。 前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺がんについて、それぞれ詳しく説明していきます。 子供が腹痛を訴えてくる場合にも大人と原因は変わりません。 ただし子供に多い原因として、便秘や下痢、急性胃腸炎、腸重積などが挙げられます。 ここでは子供の下腹部の痛みの原因として多い、便秘・下痢、急性胃腸炎、腸重積などの病気についてそれぞれ詳しく説明していきます。
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