窓用エアコンについて解説します 家庭用エアコンには設置の仕方で大きく分けて、壁掛けエアコン、窓用エアコン、床置きエアコンの3種類があります。 その他にも天吊や壁埋め込みがありますが数はずっと少ないのでほぼこの3種類が使用されていると考えて良いと思います。 その中でも特に多いのは壁掛けエアコンで、日本ではエアコンの9割を占めています。 そして窓用エアコンは窓掛けエアコンとも呼ばれ、窓と一体になった型です。 窓用エアコンは室外機をおけない部屋に重宝しますので、相応の需要があります。 ここでは、窓用エアコンの特徴、メリットとデメリット、取り付けの仕方、窓用エアコンと壁掛けエアコンを比較した電気代など、窓用エアコンの音の大きさなどについて解説します。 また現在購入できる窓用エアコンもいくつか紹介するのでもし時間がない方は目次から好きな項目に飛んでみてください。 窓用エアコンとは? 窓用エアコンは窓に取り付けられることができ、いわゆる室外機を有しません。 窓があれば木枠の窓でもアルミなどの金属枠の窓にも取り付けられますが、引違い窓であることが条件で、さらに窓の大きさに制約があります。 また窓用エアコンには、冷房専用と冷暖房兼用があります。 両者では、窓の大きさの制約に少し差があり、またメーカーによっても差があります。 例えば、窓用エアコンの大手メーカーであるコロナ社では、冷房専用の場合、幅が430mm以上、高さが770~1400mmです。 冷暖房兼用では、高さは冷房専用と同じで、幅が470mm以上です。 参照元: ウインドエアコンと窓用エアコン ウインドエアコンとは窓用エアコンと思っていただいて問題ありません。 例えばこちらのAmazonの商品では商品名はウインドエアコンとなっていますが、カテゴリは窓用エアコンです。 クリックするとAmazonへ移動します ウインドとはご存知の通り窓のことを指しているため(正確にはwindowだと思いますが、、)窓用エアコンとウインドエアコンは同義であることはなんとなく理解できると思います。 今後ウインドエアコンという言葉が出てきたら窓用エアコンのことだと理解していただければ問題ないと思います。 本記事では窓用エアコンという表記に統一しますが、他の記事等でウインドエアコンと出てきたら窓用エアコンと読み替えていただいて問題ありません。 もしもこの記事を読んでウインドエアコンと窓用エアコンの違いについて明確な違いをご存知の方は追記させていただければと思うのでご連絡いただけると幸いです。 工事業者を頼まなくとも自分で取り付けられます。 取り付けには、穴を開ける工事は不要でエアコンを取り付ける枠をビスで窓枠に取り付けるだけで出来ます。 ただし、窓枠に取り付ける際にエアコンを持ち上げることが必要ですので、それだけの力が必要です。 とはいえあまり力のない女性などでも持ち上げることはできるのでそこまで心配する必要はありません。 使用時は、窓を窓用エアコンのサイズの分、開けて使用します。 窓を開けないで使用すると、蒸発空気が出ていくとところがなくなり、エアコンに大きな負荷がかかり、故障につながります。 また窓用エアコンは、左右どちら側にもつけることができます。 消費電力は700Wくらいです。 200V稼働 の窓用エアコンもありますが、馬力が多少違うだけです。 窓用エアコンのメリット 窓用エアコンのメリットを挙げてみます。 先に述べた二つの特徴は、メリットになります。 室外機のあるエアコンでは、取り付けには数千円~1万円以上かかることもあります。 壁掛けエアコンでは、壁にパイプ用の穴を開けないといけないケースがあります。 したがって部屋のレイアウト変更にも右と左を替えるなどの対応が簡単にできます。 窓用エアコンのデメリット 窓用エアコンのデメリットを挙げてみます。 6畳用くらいのものが多く、10畳以上に使えるものはありません。 6畳用で十分冷房能力がありますが、壁掛けエアコンと比べるとパワー不足で、そこに不満を持つ人がいるかもしれません。 壁掛けのエアコンの室外機の音が、室内でするわけです。 室内ばかりでなく、室外でもうるさいです。 冷房効率と電気代の関係からは、壁掛けのエアコンに比べたとき同じ冷房程度にすると、窓用エアコンの方がパワー不足のため割高になります。 窓からの採光が少なくなります。 室外にはエアコンから少なくとも1mの空間が必要です。 特にデメリットの項で述べた「隙間」をできるだけ作らないやり方を提示しましょう。 窓用エアコンの購入時に組み立て手順が記載された手順書が付いてきますから、それに従えば容易に取り付けられます。 以下にポイントを順に追って示します。 次に、上枠を引き上げます。 上枠を上に押し付け、ねじを締めます。 上側のねじを締めます。 この作業では、エアコンを持ち上げなければなりませんので、注意が必要です。 パッキングの長さは、窓の高さと同じにするようにします。 上下は窓の形状に合わせて調整します。 パッキングは、取り付け枠に備え付けの両面テープで貼り付けます。 エアコン不使用時は、窓を閉め切ることができます。 隙間を作らないために 隙間があると、冷房効率が落ちるのと、外から虫などが入ってくる心配はあるので、隙間を作らないようにしなければなりません。 隙間を作らなくするには、パッキングを有効に利用することです。 パッキングの上下をガラス戸の形状に合わせて切り、隙間ができないように貼り付けます。 しっかりとガラスにパッキングを貼ります。 パッキングに窓ガラスを当ててはみ出した部分があれば切りとります。 窓枠と取り付け枠に隙間があるようでしたら、下側の両隅をパテで埋めます。 窓用エアコンの電気代はどのくらい? 窓用エアコンの電気代はどのくらいかかるでしょうか?コロナの窓用エアコンの製品の電気代を壁掛けエアコンの電気代を比較してみます。 窓用エアコンは冷房のみの使用です。 壁掛けエアコンは比較のために冷房専用モデルを選びました。 両者とも50Hz仕様です。 両者の能力を比較しますと、下表のようになります。 5~7 7~11m2 1. 6 605 2. 64 壁掛け RC-2218R 6~8 9~14m2 2. 0 595 3. 36 引用元: 上記の表から、消費電力あたりの冷房能力を比較しますと、窓用エアコンは壁掛けエアコンの78%になっています。 また電気代を計算してみます。 1日8時間運転するとして、1時間当たりの電気代が15円とすると、1日120円となり、1ヶ月では3600円の電気代になります。 1年では43200円です。 壁掛けエアコンでは、その78%として、1ヶ月で2808円、1年で33696円になります。 窓用エアコンの方がコストパフォーマンスの面からみると割高になります。 窓用エアコンの音はうるさい? 窓用エアコンの音の原因は、圧縮機(コンプレッサー)とファンで、両方とも本体についています。 圧縮機が外にある壁掛けエアコンに比べて室内の音は比較にならないくらい大きいでしょう。 また窓用エアコンは室外でも結構な音がします。 特に、起動時には圧縮機がフル回転になるので、音が大きくなります。 圧縮機が停止すれば少し静かになりますが、また時間をおいて起動すれば大きくなるという具合です。 この窓用エアコンの音の対策には、製品で静音タイプを選ぶしか対策はありません。 ただし、静音タイプといってもそれほど静かというわけではありません。 窓用エアコンをビスをしっかり止めておかなければ、エアコン本体が振動して、その振動音が加わりますが、振動音はビスを止め直せば消すことができます。 窓用エアコンはどんな人におすすめ? 窓用エアコンはどんな人の場合に向いているでしょうか。 整理してみましょう。 その場合は、窓に窓用エアコンを取り付けられるほどの大きさがあれば対応できます。 窓用エアコンをおすすめできないという対象の方がいます。 強い冷房を要求する人には窓用エアコンはお勧めできません。 コストパフォーマンスを重視する方には窓用エアコンは不満が残ります。 (初期費用は工事が必要ないので安いものを選べば安く上がるかもしれません)• 窓用エアコンは音に我慢できない人向けではありません。 これらを容認できれば、窓用エアコンはおすすめできます。 おすすめの窓用エアコン 窓用エアコンでおすすめできる商品とおすすめできない商品を分けてみましょう。 カタログ値で見て、dB(デシベル)値の小さい商品が対象です。 畳の目安と能力の値を見て、自分が使う部屋に合ったものを選ぶわけですが、その中で能力値が高いものを選ぶとよいです。 期間消費電力の値が指針です。 以下におすすめの商品を紹介します。 低振動すなわち低騒音、低消費電力が売り物で、音については静かになるように設計で改良されています。 特徴として、多くのメーカーのモデルでは高さが77cmからの対応ですが、この機種は高さが76cmも可能として、小さめの窓にも対応できることが挙げられます。 トヨトミには、この他に、人感センサーのついたモデルがあります。 安価が特徴といえます。 大きさでは、冷房のみと大きく変わりません。 高さは同じで、幅が少し大きくなっています。 画像をクリックするとAmazonに移動します 窓用エアコンについて疑問が残ったら この記事では窓用エアコンについて全てを網羅した訳ではありません。 窓用エアコンに関して、その特徴、メリットとデメリットを中心に解説しました。 商品に関しまして、代表的なメーカーの商品をご紹介しました。 さらなる商品情報を必要とされるかたは、個々のメーカーのホームページで製品情報の項を参照されると手助けになります。 窓用エアコンは、壁掛けエアコンほどメーカーの数も製品の種類も多くありません。 また、対応する部屋の広さもせいぜい8畳くらいまでです。 しかし、機能的に部屋の換気機能を入れたり、マイナスイオンで環境に配慮したりするなどの機能を追加するなど、新技術を導入しています。 まとめ 窓用エアコンの一番の難点は音がうるさいという点でしょう。 室外機のあるセパレート型のエアコンでも室外では室外機の音がうるさいわけですが、室内の音は問題ありません。 窓用エアコンは、騒音を気にしなければ、場所をとらない、工事が不要である、自分で取り付けたり、場所を変えたりするのが簡単にできるなどのメリットが多くあるため便利に使えます。 狭い部屋でも手軽に冷房、ということができます。 また、仕様も冷房だけでしたが、最近は冷暖房ができるようになり、用途が広がってきています。 室外機を有するセパレート型の壁掛けエアコンの価格が安くなってきて、壁掛けエアコンに押されがちですが、便利な生活のために、窓用エアコンの選択肢ももってよいでしょう。
次の通学路沿いのお宅にあったのですが、 「なんかすげぇな」なんておもいました。 実は、そんなイメージを最近まで持ってました。 なんか、見た目がメカメカしいというか、窓という場所に設置されている分、機械感・存在感がすごいんですよね。 だから、 「取り付けるのも工事が必要なんだろうな・・・」なんて思っていたらビックリ! 意外と簡単で拍子抜けしてしまいました。 ホームセンターといえば D. ここまで、窓用エアコンの「取り付けカンタン」「安い」というメリットを紹介しましたが、やっぱりデメリットもあります。 室外機がないので音が気になるかも。 機種によっては細かな温度調整が苦手。 お部屋の冷え方にムラが出る場合も。 でも、窓用エアコンは室内機と室外機がひとつになったようなものです。 すぐそこで、動くわけですから、 それなりの動作音は覚悟が必要です。 また、手軽に付けられる分、 冷やせるお部屋の広さの目安は6畳というものが多いので、それ以上のお部屋だと「エアコンの近くに行かないと涼しくない」なんてこともあるかもしれません。 こちらのほうが、さらに価格も安いものがあるので気になる所です。 冷風扇とは? 冷風扇は、水が蒸発する時に周囲の熱を奪うという性質を利用して、冷たい風を発生させる装置です。 つまり、 「冷風扇が放出する風は湿気が高い」と言えます。 実際に、部 屋の湿度が高くなりカビが生えてしまう可能性もありますし、部屋の湿度が高くなり、かえって蒸し暑くなったりもします(汗) また、広範囲を冷やす力も強くないので微妙な所です。 コンビニクーラーとは? コンビニクーラーは、「クーラー」というだけあって期待感が高まりますが、こちらも微妙。 コンビニクーラーと呼ばれるものは、その多くが 「除湿機」として使うものです。 除湿機は、湿気を含んだ暖かい空気を取り込み、その熱と水分を奪い冷たい風を吐き出します。 でも、奪った水はタンクに貯まるので捨てないといけません。 スポンサーリンク  あわせて読みたい関連記事 •  カテゴリー• 117• 355•
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