心不全 看護計画。 心不全|病気の知識|介護の知識|訪問看護・24時間の在宅看護等のサービスを自費で! ナースアテンダント

慢性心不全・うっ血性心不全患者の看護計画

心不全 看護計画

心不全の患者の看護過程 本記事の内容• そのため、既往歴を把握する必要がある。 症状の増悪は生活習慣に起因することが多く、患者を取り巻く環境が大きく影響している。 心不全を起こすと心機能は確実に低下し、再発を繰り返すたびにささらに低下していく。 これまでの入院回数、経過を把握し、個々の心機能の程度を把握していく。 食事、運動制限、内服を継続していく意義を患者が理解しているか、持続できるかを観察・評価していく。 自己管理能力が低い場合は原因を把握していく。 バイタルサイン、血行動態、呼吸状態など速やかに観察し、救命処置判断にをすることが重要となる。 重症度として基準となるのは、キリップ分類、フォレスター分類、NYHA心機能分類などが用いられる。 これらは、心拍数の増加、不整脈出現など、心臓に対する運動負荷と同様、悪影響を及ぼす。 そして、患者の不安感を増大させる。 右心不全では、体組織量への体液量過剰となり、浮腫、胸水など症状が出現する。 それに加え、胃、腸、肝臓のうっ血により、食欲不振、悪心・嘔吐などの消化器症状の出現や全身管理、薬物療法による食欲低下は抵抗力、回復力に影響し、体力低下を助長していしまう。 検査データは心機能の程度を知るために必要である。 急性増悪期は基礎疾患との鑑別を必要とし、血液検査、心電図検査、心臓超音波検査の結果を把握する。 全身への酸素供給状態を知る為に、動脈血ガス分析値を把握する。 また、心筋梗塞の合併症で発症してる時は、心房、心室、弁の動きを判定するため、心臓カテーテル検査が行われることがある。 中心静脈圧の上昇は、右心不全を示す為、随時測定する。 治療方針の決定・治療効果の判断も可能であり、患者の状態を客観的に観察・判断する要素として有効である。 心機能に負担のかかる労作は、異常な心拍反応を示す。 心機能が極度に低下している時は、安静が守られているか否かが予後に大きな影響を与える。 そのため、患者は生活行動の狭小化を余儀なくされるため、身体的・精神的に拘束感が増す傾向がある。 症状が改善されると、心機能の程度に応じた活動が出来るようになる。 睡眠、食事、清潔、排泄、などの心負荷を増大させるADLが心臓に与える負荷を把握し、労作が心機能に負担とならないように、心機能の程度に応じた活動が出来るように援助する。 肺うっ血が改善しないと治癒しにくい。 さらに呼吸困難も強まる為、発熱があると酸素消費量の増加、咳嗽による消費エネルギーの増加をきたし、心負荷を増す。 また、尿量減少、膀胱留置カテーテル、入浴制限などにより、尿路感染症のリスクが高まる。 さらには下肢の浮腫、安静保持による下肢の循環不全、肺静脈うっ滞や 利尿薬の使用による血液の濃縮などにより、下肢の血栓性静脈炎を起こすリスクも増大する。 急性増悪の原因が疾患の認識不足によるものであれば、再発の危険性が予測される。 したがって疾患に対する患者の認識の程度を把握する。 飲食の制限は日常の大きなストレスになるため、守れるように支援する。 しかし、確実な内服、塩分・水分性k減などは自己管理が難しい。 特に患者が高齢者であればその傾向は強くなる協力者もまた高齢者であることも少なくない。 管理に協力してくれる家族の有無と患者・家族の認識、自己管理能力を観察・評価し、自宅で実践可能な方法を指導していく必要がある。 また、急性期には呼吸困難を呈する。 緊急の処置・治療がされることにから家族は不安に陥りやすいため、家族の不安を把握する。 心不全患者は症状が改善しても治療が継続される。 心機能の程度に合った生活環境が整備されているか、支援可能な家族であるか。 疾患の理解度どうかなどを判断していく。 主な看護診断と患者の目標 成果目標 #A 知識不足に関連した非効果的自己管理 患者の目標 成果目標 ・自己の健康管理状態を把握することが出来、指示された薬物療法、食事療法が実施することが出来る。 #B 心筋収縮性に関連した心拍出量減少 患者の目標 成果目標 ・十分な心拍出量を維持することが出来る #C 酸素の供給/需要のアンバランスに関連した活動耐性低下 患者の目標 成果目標 ・労作時に異常な心拍反応を示さない。 #D 膀胱留置カテーテルの長期留置に関連した感染リスク問題 患者の目標 成果目標 ・尿路感染を起こさない ・身体の清潔を保つことが出来る 心不全患者に対する看護計画 具体策 #A 知識不足に関連した非効果的自己管理 患者の目標 成果目標 ・自己の健康管理状態を把握することが出来、指示された薬物療法、食事療法が実施することが出来る。 特に高齢者は疾患・治療に対する理解度、日常生活上の健康管理の意欲を把握し、患者のレベルに併せた指導内容、方法に変更していく。 そのため、学習意欲や自己管理意欲が低下する。 家族の協力度や支援能力を把握して援助していく。 根拠 努力を認めることは、自己管理をしていく自信、意欲へとつながる。 根拠 長期間続く療養生活では、様々なストレスや不安が出現する。 上記の通り、これらは闘病意欲の低下につながりやすい。 #A に対する教育計画 EP 1 疾患の原因、病態、症状、予後についての説明 補足 説明の目的は、「疾患に対する認識を高め、自己管理に関心を持たせること」である。 2 心不全を悪化させる因子、悪化の兆候についての説明 補足 病識の程度、理解力、正確に合わせた説明や表現方法を工夫する。 根拠 疾患、症状について正しい理解を得ることで、不安は軽減し、回復意欲を高めることが出来る。 3 指示された生活制限、薬物療、食事療法の目的や必要性と生涯継続することの重要性についての指導 根拠 指示された生活制限や治療が患者にとって価値がある事を認識する子tが出来れば、自己管理への意欲を高めることが出来る。 指示された行動制限の範囲内で活動をする。 活動範囲を拡大する時には、徐々に拡大していく。 # B心筋収縮性に関連した心拍出量減少 患者の目標 成果目標 ・十分な心拍出量を維持することが出来る #B に関する観察計画 OP 1 発症にいたるまでの経過 補足 心機能の評価と悪化要因を発見する。 2 自覚症状の有無・程度 補足 苦痛の程度を知り、緩和に努める。 理由は、心不全はほとんどの場合、緊急入院になり、呼吸困難による身体的苦痛が強い。 そのため頻回のチェックが必要となる。 理由として、心機能の状態によっては厳しい制限が必要になるためである。 8 体重測定 補足・根拠 毎朝同一条件で体重測定を行う。 右心不全が進行すると全身に浮腫が出現し、体重が増加する。 9 検査データ 補足 基礎疾患の状態、心不全の程度を把握し、悪化の早期発見および経過を観察する。 10 食事摂取量 補足 消化器症状および薬物療法の影響を観察する。 食事の量・質ともに十分に摂取することで、体力保持をすることが出来る。 11 衰弱の有無、活気・活力の状態 補足 体力が低下していないか観察する。 12 睡眠状態 補足 苦痛、不安、精神的ストレスとの関係を観察する。 睡眠不足は回復力の低下につながる。 13 二次的感染、障害の兆候の有無と程度 根拠 肺うっ血により、肺炎、気管支炎、膀胱留置カテーテル留置による尿路感染症などを生じやすい状況にある。 14 薬剤の副作用兆候の有無と程度 補足 ジギタリス投与時は中毒症状 不整脈、悪心・嘔吐、下痢、精神的混乱 に注意する。 労作にともなうケアは休憩時間を確保しながら実施していく。 安静は心臓仕事量を軽減し、心拍出量の維持、酸素消費量の減少・利尿につながり、重症心不全の場合、予後に悪影響を与える。 起坐位をとることで、心臓、肺に戻る血流量を減少させ、肺うっ血を軽減することが出来る。 また、重力により横隔膜も下がるため、呼吸困難感の軽減も図ることが出来る。 体位を変えることにより、苦痛の緩和、肺うっ血状態の軽減を図る。 血圧が上昇すると心臓の負荷が増えるため心不全悪化につながる。 7 水分・塩分制限の確実な施行 根拠 腎血流量の低下により、水分・塩分の排泄障害をきたすため、心臓の負担軽減のために行われる。 8 酸素療法の確実な施行 補足・根拠 肺うっ血のため、有効な呼吸面積の減少、換気・拡散障害が生じ、呼吸困難が出現する。 そのため、少ない心拍出量で血中酸素濃度を高め、各組織に酸素を供給する必要がある。 マスク、ナザールチューブが適切に装着されているかを確認する。 これらは下肢の筋力低下予防の効果があり、リハビリテーションとしても有用である。 浮腫の強い場合は、浮腫の軽減にも有効である。 弾性ストッキングを強く締めすぎると循環・神経障害や褥瘡が生じるので注意する。 便秘は努責により、心負担を増大するので、予防に努める。 根拠 抵抗力の低下に加え、発汗、床上排泄など感染を起こす要因が多い。 補足 床上出現時は躊躇せず知らせる必要があり、どんなことでも伝えるように説明する。 根拠 症状が軽微な場合、患者が医療者に伝えるか迷う場合が多い。 gogo-chisei.

次の

【看護実習に役立つ】心不全症状と心不全患者のアセスメント例文

心不全 看護計画

左心不全症状• 呼吸困難• 労作時息切れ• 血性泡沫性痰• 肺野湿性ラ音• 尿量低下• 血圧低下• 易疲労感• チアノーゼ in out観察なぜ必要? 尿量の減少など、outが少なくなると、その分の水分は全身浮腫、胸水貯留となるので、呼吸器症状が出現したり、全身状態が悪化するリスクが高くなります。 また、outが多くなったり、inが少なすぎたりすると、循環血液量の低下から心拍出量の低下につながり、これも心不全症状悪化、各臓器の機能不全リスクが高くなります。 心不全患者の看護問題とは? #心拍出量低下とガス交換障害に関連した 活動耐性低下リスク #不適切な保健行動による 心不全の急性憎悪リスク #呼吸困難などの心不全症状による活動と休息のリズム障害 #尿量減少に伴う尿路感染症リスク #病状悪化や今後の生活などに対する不安 など 心不全のアセスメント例文 肺うっ血 心不全による心拍出量低下により、血圧低下、頻脈、チアノーゼが出現している。 また、労作時の息切れや呼吸困難感は、左の心拍出量低下による左房圧上昇で肺うっ血が生じているため現れている症状と考えられる。 不整脈による急変リスク 腎血流量低下による尿量減少もみられ、心不全症状が著明にみられている。 今後、心不全悪化に伴い心房細動、心室頻拍などの不整脈出現リスクが考えられ、それに伴い、急変する恐れも高くなると推測する。 梗塞リスク 心臓のポンプ機能低下に伴い、心臓内によどみができて血栓形成する恐れがあるため、肺梗塞や脳梗塞などの全身塞栓症リスクも高くなると考えられる。 どうしても書き方がわからない場合 例文を少しだけ紹介しましたが、例えば担当患者さんの既往歴や年齢が違うだけでもアセスメント内容はかなり変わります。 担当患者さんのアセスメントの書き方でわからないことがある場合は、まず先生に相談しましょう。 もし先生に相談しにくいという場合や急を要する場合には、実際に経験をつんだ看護師にネットで相談できる『 ココナラ』というサイトもあります。 ココナラとは、知識・経験・スキルを売り買いできるフリーマーケットです。 看護のことに関しては、 実習のアセスメントや授業の質問などを受け付けている方などたくさんいるので、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

次の

心不全に関するQ&A

心不全 看護計画

1、心不全(うっ血性心不全)とは 心不全というのは病気の名前ではなく、心臓病やその他の病気により、心臓のポンプ機能が低下したり、心臓の働きが不十分になり、全身の体組織の代謝に見合うだけの十分な血液を供給できない状態にある症状のことを指すため、厳密には症候の名前です。 心臓は 「左心」と 「右心」に分かれており、それぞれが房室弁で心房と心室に隔てられています。 心臓は体や肺に血液を送り込む役割を持っており、病気などの影響でこの機能が低下することで、身体に送り送る血液量が減る、または各所で血液が停滞(うっ血)し、息切れや倦怠感、など様々な症状が出現し、放置し続けると死に至ることが多々あります。 2、心不全の種類 上で述べたように、心不全は右心または左心の機能が低下した状態のことを言い、その種類は主に 「収縮機能不全」、 「拡張機能不全」があります。 収縮機能不全または拡張機能不全のどちらかをきたすことが多いものの、同時に発生することもあります。 その結果、心室に血液が貯留し、この過程で肺や全身の臓器にも血液が滞留します。 3、心不全の原因 心不全の原因は実にさまざまで、心機能を低下させる病気のほか、貧血や加齢などによっても起こります。 以下に心不全の原因となる主な疾患・症状を列挙します。 心筋症そのものが血液の排出に障害をきたすため、心不全と強い関わりを持つ病気です。 その結果、心臓が拡張困難に陥り、心臓が拡張する際に心臓に流れ込む血液量が減少し、心不全が起こります。 これらの病気により、心臓に無理な負荷がかかり心機能の低下につながります。 その結果、酸欠状態に陥り、心筋が正常に働かなくなり、進行すると心臓そのものの力が低下し、心不全へと発展します。 これにより、心臓のポンプの働きが弱くなり、全身へ送り込む血液量が低下します。 高血圧になると、その対処のために左心室の壁が厚くなり(硬くなり)、十分な血液を取りこめなくなります。 また、安静時・運動負荷時ともに心拍出量が低下することで、心機能が低下し、心不全をきたします。 4、心不全の治療 心不全の治療には、生活の改善に加え、重症度に合わせて薬物を用い、場合によっては運動療法を取り入れます。 生活改善は主に、心臓に負担をかけないように、体重を落としたり、アルコール・食塩・脂肪・水分の過剰摂取を避けたり、ストレスを排除していきます。 運動療法は、運動耐容能、心機能、血管機能などの改善を図り、心不全になりにくい体づくりを目指します。 4-1、生活改善 心不全を悪化させないための生活の改善は、主に 「水分制限」 「塩分制限」 「嗜好品の禁止・制限」 「休息と睡眠」 「温度調整」から成ります。 これらは患者本人が実践する内容であるものの、看護師は患者が適切に実践しているかをしっかりと確認し、在宅療養に移る際には入念に指導し、心不全の改善・予防に努めなければいけません。 軽度の心不全の場合は水分制限を行う必要はありませんが、中等度・重度の場合は、過剰に水分を摂らないようにしなければいけません。 その結果、血圧が上がり心臓に負担がかかるため、重症度に関わらず塩分制限は非常に大切です。 また、ニコチンが交感神経系を刺激し、血圧の上昇・脈拍の増加を招きます。 アルコールの過剰摂取も厳禁です。 アルコールを摂取することにより一時的に血圧は下がりますが、長期的な飲酒は血圧を上げます。 また、心拍数が増加するため心臓に負荷をかけます。 少量のアルコールなら問題ありませんが、多飲傾向にある場合は、制限しなければいけません。 また、これらは心不全だけでなくさまざまな病気を発症する原因であるため、毎日十分に休息・睡眠をとることが大切です。 また、寒いところから暖かいところに行くと急激な血圧変動が起こります。 それゆえ、日々の生活の中で寒くなれば防寒具やマフラーを着用するなど保温を心掛け、入浴時には急激な体温変化を防ぐために、脱衣所を暖かくしておくなど配慮が必要です。 薬物療法は心不全の原因そのものを治すのではなく、心筋や血管を保護するためのものであるため、生活改善も同時進行で行っていきます。 日常的な身体活動では著しい疲労、動悸、呼吸困難あるいは狭心痛を生じない。 安静時には無症状。 日常的な身体活動で疲労、動悸、呼吸困難あるいは狭心痛を生じる。 安静時には無症状。 日常的な身体活動以下の労作で疲労、動悸、呼吸困難あるいは狭心痛を生じる。 心不全症状や狭心痛が安静時にも存在する。 わずかな労作でこれらの症状は増悪する。 ステージB 左室肥大、心筋梗塞の既往、弁膜症など器質的心疾患はあるが、心不全の兆候・症状がない。 ステージC 器質的心疾患とともに心不全症状の既往歴または現歴がある。 ステージD 最大限の治療をしても心不全症状がある。 ただし、ACE阻害薬に対する忍容性が乏しい場合にはARBを使用します。 また、重症度が高い場合にはスピロノラクトンやピモベンダンを追加します。 さらにQOLの改善も考慮しておきます。 難治性 体液管理と薬物治療が適正であるか見直し、心臓移植の適応について検討します。 積極的な治療においても予後改善が期待できない場合には、本人や家族の同意のもと、苦痛の軽減・排除を主眼とした末期医療ケアに移行します。 4-3、運動療法 運動療法は、心機能・血管機能を改善・向上させる効果があり、筋肉量が増えたり、自律神経のバランスが改善されるなど、心不全の悪化を防ぐとともに、再発予防としても非常に有効です。 また、運動療法を行うことで気分転換やストレスの軽減につながるため、精神的にも良い影響を及ぼします。 なお、心不全患者に適応となる運動療法は、一般的に心疾患の同様であり、「心臓リハビリテーション」と呼ばれています。 また、骨格筋が増加することで、循環中の血液環流や一回拍出量が増加することで、心機能を強化し、心不全になりにくくなります。 運動療法を取り入れることで、これら心不全の原因疾患の発症を防ぐことができます。 運動療法には鬱を改善させる効果や、気持ちが安らぐなど効果もあるため、精神的にも多大な好影響を与えます。 早足歩き、自転車こぎ、体操• 軽い筋肉トレーニング 低強度レジスタンストレーニング 運動の強さ• 「ややきつい」と感じる、軽く息があがる、軽く汗ばむ程度 運動時間• 少なくとも週1回は外来リハビリに参加する 5、心不全の看護 心不全を患う患者は、上記のような「生活改善」「薬物療法」「運動療法」を取り入れて改善を図っていきます。 この治療の過程において、各症状の緩和、精神的な安楽、二次的合併症の防止など、患者の状態を的確にアセスメントした上で、適宜、状態に見合う看護を提供していきます。 呼吸や循環状態が安定し、生命の危機状態から回復する• 急性心不全により生じる身体的症状が改善する• 急性心不全により生じる不安やストレスが緩和する• 肺炎や尿路結石など、二次的合併症を発症しない• 心不全症状を予防する生活習慣を獲得し早期に社会復帰できる 慢性期• 心不全により生じる身体症状が改善する• 不安やストレスなど精神面の安定が図られる• 心不全に関する確かな知識を有し、自己管理が行える• 心臓の予備能力の範囲内で最大限の活動性を維持できる• 心不全の増悪因子を知り、適切な対処が行える• 患者・家族が緊急時に適切な対応をとることができる• 機械的要因により心拍出量が低下する可能性がある• 肺うっ血によりガス交換の障害が起こる可能性がある• 体液量が過剰になり、右心不全が増強する可能性がある• 粘膜のうっ血や浮腫により褥瘡や感染を起こす可能性がある• 各種ルートの留置により感染を起こす可能性がある• 環境の変化や病気に対する不安・ストレスにより不眠状態・精神的不安定となる可能性がある• 水分・塩分の摂取制限があり、食事に対する不満がある• 心不全を再発する可能性がある• 守るべき事柄に対する理解ができず、治癒を長期化させる可能性がある• 体重の増加・減少• 浮腫の状態• 呼吸困難、起座呼吸、発作性夜間呼吸困難• 前胸部絞扼感、息切れ、起座呼吸• 血圧、心拍数、脈拍(頻脈、徐脈など)• 精神的不穏状態• 薬物療法における薬物の副作用の有無• 心不全により生じる基礎疾患の有無 貧血・甲状腺疾患など• 血液の混じった痰は肺うっ血または肺水腫の疑い• 顔面蒼白や冷感は心原性ショックの疑い 診察および検査データ• バイタルサイン• 肺雑音(湿性ラ音・乾性ラ音)• 心電図(ST-T変化、QRS幅)• 胸部X線所見(心肥大、肺うっ血、胸水貯留) 心疾患の既往歴• 高血圧、不整脈、心筋症、心筋梗塞、弁膜症など 生活における増悪因子• 水分、ナトリウム、エネルギーの摂取量• 運動量、生活における活動量• 疲労やストレスなどの有無• 感染症の有無• 中断している治療薬の有無 復帰に向けた再調整• 病気・治療・生活に関する注意点への理解• 家族および職場での役割• 問題やストレスに対する対処• 食事など生活習慣に対する自己管理能力• 2014年における慢性心不全看護の認定看護師数は184人で、未だそれほど多くはありません。 慢性心不全患者が年々増加する現状において、当該領域の認定看護師の必要性はますます高まっているため、よりより看護を提供したいという強い気持ちをお持ちの方は、ぜひ資格取得へ向けて進んでいきましょう。 心不全患者の身体及び認知・精神機能のアセスメントを的確に行う。 慢性心不全患者の心不全増悪因子の評価とモニタリングができる。 症状緩和のためのマネジメントを行い、 QOL を高めるための療養生活行動を支援する。 慢性心不全患者の対象特性と心不全の病態に応じた生活調整ができる。 慢性 心不全患者 ・家族の権利を擁護し、自己決定を尊重した看護を実践できる。 より質の高い医療を推進するため、他職種と共働し、チームの一員として役割を果たすことができる。 保健師、助産師、及び看護師のいずれかの免許を保有していること• 実務経験5年以上(うち3年以上は慢性心不全看護の経験)• また、一度発症すると、容易には改善されないため、継続的な治療を必要とします。 心不全の看護は観察と指導を主体としますが、精神的なケアも必要不可欠であり、重症度問わずQOLの向上を支援していかなければいけません。 心不全の悪化や二次的合併症を防ぐために日々入念に観察し、患者が心身ともに安楽な状態で治療に専念できるよう、心不全に関する確かな知識を持った上で、適切なケアを提供して頂ければと思います。 jdepo.

次の