スポンサーリンク 堕姫と妓夫太郎は十二鬼月・上弦の陸の鬼の兄妹。 「 強くて美しい鬼は何をしてもいいのよ」というわがままな堕姫は100年以上遊郭で花魁をしています。 美しいものが好きで、食べる人間も美しい人間だけを食べていました。 血鬼術 帯 帯を自由に操作したり、帯の中に人間を取り込んだり保存しておくこともできます。 保存されている人間は日輪刀で帯を斬ることによりかいほうできる。 帯を分身として捜査することもでき、その時には帯に目と口が浮かび上がる。 貯蔵庫を作ったり、遊郭に通路を作ったり、遊女を監視したりすることもできる。 八重帯斬り 刃物のように研ぎ澄まされた8本の帯で、敵の退路を塞ぎながら切り裂く。 自分の体の一部でもある帯を一つに集めているため、早さや硬さはこれまでのものと 比べ物にならない。 鬼になる前の兄弟の過去について紹介したいと思います。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】梅を助けるため妓夫太郎がとった行動は? 妓夫太郎が仕事から戻ると、梅は縛り上げられ生きたまま焼かれ、丸焦げになっていた。 丸焦げになって泣いている梅を抱きしめながら、妹を抱きしめながら「 俺の妹を元に戻せ、でなけりゃ神も仏もみんな殺してやる」と叫んでいました。 すると後ろから梅を殺した男から斬られてしまいます。 男がとどめを刺そうとしたときに、 妓夫太郎が鎌で男に斬りつけ殺してしまいます。 雪の中をはだしでさ迷い歩いているときに、男が人間を喰らいながら歩いてきます。 そして妓夫太郎に血をやると話しかけてきます。 「 あの方に選ばれれば鬼となれる」と スカウトされます。 まもなく死んでしまいそうな妹・梅を助けるために妓夫太郎は鬼になりました。 スポンサーリンク まとめ 鬼殺隊が初めて倒した上弦の鬼「上弦の陸」 堕姫は花魁として過ごしていました。 10年ごとに名前や場所を変えながら100年以上も潜んで人間を喰らい続けていました。 鬼殺隊の柱まで7人も喰らっています。 美しいものが好きで、喰らう人間も美しい人を選んで喰らっていました。 兄の妓夫太郎は普段は堕姫の身体の中で眠っていて、堕姫に呼ばれると体内から現れます。 「 なんとかしてよお兄ちゃん」と兄に頼る妹を守っています。 許すことのできない鬼ではありますが、二人の過去が壮絶すぎます。 生まれる前から何度も殺されそうになり、生まれてからも邪魔だと何度も殺されそうになりました。 ようやく生き延びた枯れ枝の様な 太郎が変わり始めたのは、梅が生まれてからでした。 梅は太郎の自慢で、大人がたじろぐほどの綺麗な顔をしていました。 梅の様な美しい妹がいることで、太郎の劣等感は吹き飛び、自分たちの人生は良い方に加速して回っていくような気がしていました。 でも13歳の頃 太郎が13歳の頃でしょうか…それなら梅は!? 梅が客の侍の目玉を簪で突いて失明させ、その報復として梅は縛り上げられ生きたまま焼かれてしまってた。 太郎はその侍を殺します。 そして裸足で雪の中を彷徨い歩いているときに当時上弦の陸の 童磨に出会います。 童磨は笑顔で人間を喰らいながら歩いていました。 妹はこのままでは死んでしまうとスカウトされて二人は鬼になったのです。 それでも「 鬼になってことに後悔はない」「 何度生まれ変わっても、必ず鬼になる」という太郎。 しかし心残りが一つあると言います。 それは梅のこと…自分が育てずに、もっと違った環境に生まれていたのなら梅の一生は変わっていたのではないかというものです。 しかし梅は、あとをついてくるのを拒む兄に、どこにいるのかもわかっていなくても兄についていこうとするのです。 梅はさっきのことを怒っているのだと勘違いして、涙をこぼしながら謝ります。 「 俺はこっち行くから、お前は反対の方、明るい方へ行け」という兄に梅は背中に飛びつきます。 そして「 何回生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と泣きわめくのです。 太郎は何回生まれ変わっても鬼になると言い、梅も何回生まれ変わっても太郎の妹になると言います。 どちらにしても 何回生まれ変わっても鬼になってしまいます。 二人なら最強なので、どんなにつらい環境であっても大丈夫ということなのでしょうか。 兄妹同志ということで、炭治郎と禰豆子のことを想ってしまいますが、炭治郎と禰豆子ならば、どちらかが悪い方に行きそうになってしまったとしたら、それを無理やりでも生かせないようにする兄妹だと思います。 きっとどんなことがあっても考えることをやめない、良い方向に向かっていくような兄妹。 堕姫と妓夫太郎の兄妹は、兄は悪い方に引き込まれやすく、妹は何も考えずに兄の後ろをついていくという兄妹なのだと思います。 どちらも兄のことが大好きな妹と、妹のことが大好きな兄なのに、全く違う道を歩くことになってしまっています。 業火に燃やされるのも兄弟二人なら怖くないのかもしれませんが、できれば今度生まれ変わるならば、炭治郎と禰豆子の様な兄妹になって欲しいと思います。
次の顔と体には血の染みのような痣があります。 性格 彼は人間時代遊郭の取り立て役として仕事をしていました。 そのためなのか「奪われる前に奪い。 取り立てる」を信条としています。 その信条に沿って生活している為なのか、他人にされて嫌だったことや、苦しかったことをやる。 ということを作中ではよくしています。 他人に見せる性格は、陰険で嫉妬深く残忍とも見えます。 特に他人の羨ましいところを妬み、奪おうとするという部分が見られます。 しかし、実の妹であるに堕姫に対してはとても優しく、堕姫が傷つけられたり泣いたりした際にはとても怒り、傷つけた相手を許そうとしません。 そういう点では実に妹思いで優しい性格と言えます。 妓夫太郎の初登場 遊郭編で堕姫と炭治郎、音柱である宇随が戦闘していた際、堕姫が2人に首を落とされてしまい、大泣きして急に「お兄ちゃあああん」と叫びます。 その時に堕姫の体の中から出てきたのが妓夫太郎でした。 妓夫太郎は出てきてすぐに音柱である宇随に切りかかり、堕姫を心配します。 そして音柱である宇随をみて、羨ましがり妬みはじめます。 炭治郎との戦い 妓夫太郎は過去に柱を15人も倒した強者でした。 妓夫太郎は自身の血を鎌に変えて戦います。 鎌には毒が入っており、毒耐性のある宇随でも毒が回ってしまう程です。 通常の鬼狩りならば、確実に毒が回り死に至ります。 この妓夫太郎の強さにさすがの音柱宇随も1人での戦闘は難しかったため、炭治郎と一緒に戦います。 太刀筋はかまきりのようだと例えられるほど鋭く、圧倒的な強さで2人を押していきます。 苦しい戦闘の中でも堕姫のことを気にかけており、堕姫がとに首を斬られそうになった際にはすかさず助けに行くなど良いお兄さんぷりを発揮します。 何度首を切っても死なない堕姫と妓夫太郎。 堕姫と妓夫太郎は同時に首を斬らなければ死にませんでした。 戦いの結末 炭治郎達と戦い、堕姫も妓夫太郎も負けてしまいます。 斬られた首は2人向き合って地面に落ちていました。 2人はなぜ負けたのかということで喧嘩になり始めます。 堕姫が妓夫太郎の容姿の事を罵ってしまい、妓夫太郎は頭に血が上り、堕姫に対し「お前さえいなければ」と買い言葉で言ってしまいます。 「お前なんて生まれて来なければよかった」と言い切る瞬間、炭治郎に止められました。 堕姫はその瞬間に「負けたことが悔しい」と泣きながら、消えていきました。 妓夫太郎もその後消えていきました。 それと同時に自分の人間時代の事を想い出しました。 堕姫は人間時代「梅」という名前で、母親の病気から取られて名づけられた名前でした。 2人は遊郭街の中でも最も劣悪な環境に生まれました。 妓夫太郎は人間時代親からも厄介扱いされ、名前すら付けてもらえませんでした。 遊郭で客寄せや集金の「妓夫」の仕事をし始めて、周りから「妓夫」と呼ばれるようになります。 親から何度も殺されそうになり、醜い姿を生まれた為、周囲の人から疎まれました。 そしてネズミや虫を殺し食事にしたり、遊郭に来た客が忘れた鎌を遊び道具にして生活していました。 妓夫太郎は梅が生まれるまで、なんの希望もありませんでした。 梅が生まれて妓夫太郎の生活が一変します。 梅は生まれた時から美しい容姿をしていました。 周囲から醜い姿で疎まれた妓夫太郎は梅が自慢でした。 梅が生まれ始めたころには妓夫太郎は、自分は他の人よりも強いことに気づき、客寄せではなく取り立ての仕事を始めます。 妓夫太郎は幼い頃から遊び道具として使っていた鎌を武器にしていました。 彼は醜い見た目の為誰も寄ってこず、彼にとって取り立ては転職で、このころの妓夫太郎は幸せだったといえるでしょう。 そんな幸せな時間も長くは続きませんでした。 梅が13歳の頃、遊郭でなぜか、かんざしで客の目玉を刺して失明させてしまったのです。 梅は縛り上げられた後に、生きながら焼き殺されるという残酷な方法で報復されてしまいます。 妓夫太郎はなにも知らず、仕事から戻った時には梅は丸焦げになり瀕死の状態でした。 梅を失い正気も失っていた妓夫太郎に、梅に目玉を刺された客と女将が後ろから、殺そうとしました。 妓夫太郎は客と女将を殺しました。 そして、瀕死の梅を抱えて途方もなく歩き回ります。 彼は歩きながら「いつだって俺たちを助けてくれる人間はいない」と絶望しながら、冬の道に倒れました。 そこへ、当時上弦の陸であった 現在の上弦の弐 でした。 は殺した人間を食べながら命の尊さを語り、妓夫太郎を鬼に誘います。 そして2人は鬼になったのでした。 死の世界で・・・ 妓夫太郎は人間時代を回想しながら、唯一の心残りを考えました。 妓夫太郎は自身が鬼になったことに後悔はありませんでした。 生まれ変わっても鬼になって人間から幸せを奪おうと考えていました。 しかし、梅は素直で染まりやすい性格です。 もし梅が、俺の妹ではなかったら・・・もっといい遊郭の店にいたなら花魁になっていたのではないか・・・普通の家に生まれたなら・・・と妓夫太郎は考え、死の暗闇の世界で妓夫太郎は梅に「俺の後をついて来るな」と言います。 妓夫太郎は暗いほうに行くから、梅は反対の明るいほうに行くように指示します。 しかし梅は妓夫太郎と一緒にいる道を選択します。 妓夫太郎は梅をおんぶしながら、死の暗闇の世界に消えていきました。 妓夫太郎の名言 ここでは悲しい妓夫太郎の印象に残ったシーンを紹介します。 「俺のかわいい妹が一生懸命やってるのをいじめる奴らは皆殺しだ」.
次のスポンサーリンク 【鬼滅の刃】妓夫という名前の由来は? 妓夫太郎には、もともと名前がありませんでした。 妓夫として働く中で、職業名がそのまま名前になったのです。 妓夫とは、 遊郭で客の呼び込みや、集金をする役職のものを指す言葉です。 遊郭の最下層で生まれた妓夫太郎は、食い扶持を減らすため、何度も親に殺されそうになりながら、罵詈雑言を浴び続けて育ちました。 物心がつき、自分が喧嘩に強いと気が付いた妓夫太郎は、妓夫の仕事を始めます。 他人から金銭を取り立てる妓夫の仕事は、妓夫太郎の性に合っていました。 仕事をこなしていく中で妓夫太郎は、歪んだ自尊心を高めていきます。 公式ファンブックの情報によると、 その時の妓夫太郎の仕事はすさまじく、取り立て成功率は120%だったとのことです。 20%が何を意味するのかは分かりませんが、余分に奪っていたということでしょうか。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】妓夫太郎の性格は? 妓夫太郎は、 人の痛みや苦しみ、情けない姿を見て喜びを抱く歪んだ思考の持ち主です。 人を傷つけることも大好きで、作中でも、戦いで受けたダメージにより、ボロボロになった炭治郎の指を折って喜ぶ姿が見られました。 他人に対して妬みが強く、体躯や容姿に恵まれた者を見ると、憎しみがわくようです。 作中では、音柱の宇髄天元を「 妬ましいなああ妬ましいなああ。 」「 死んでくれねえかなぁあ」と睨みつけ、顔をかきむしっていました。 そんな妓夫太郎ですが、 こと戦闘にかけては、ずば抜けた才能がありました。 妓夫太郎は、自身が敵と戦いながら、妹をも操ることができました。 自身と妹から得る多大な情報を、都度的確に処理し、判断を下すことができる妓夫太郎の感覚には秀でたものがあり、炭治郎達を苦しめました。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】妹のためなら何でもする? 何も持たない妓夫太郎が、 唯一大切に思っているのが、妹の堕姫です。 その可愛がりぶりを見る限り、溺愛と言っても差し支えないでしょう。 作中では、炭治郎達に頸を落とされた堕姫を助けるために登場し、「 大事にしろ顔はなあ、せっかく可愛い顔に生まれたんだからなあ。 」と泣きじゃくる堕姫を慰めながら傷を治していました。 また、堕姫の「 皆で邪魔して私をいじめたの。 」という一方的な報告には、「 俺の可愛い妹が、足りねえ頭で一生懸命やってるのをいじめるような奴は皆殺しだ。 」と、強い怒りをあらわにしていました。 美を基準として価値が決まる遊郭の世界で、 大人がたじろぐほどの美しさを持つ堕姫は、妓夫太郎の自慢であり、堕姫を守ることが妓夫太郎の生き甲斐であったようです。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】妓夫太郎の血鬼術は? 妓夫太郎の血鬼術は、 人間の頃から取り立ての際に愛用していた、鎌をモチーフにしているようです。 「飛び血鎌」は、薄い刃のような血の斬撃を大量に放つ技です。 妓夫太郎の血には猛毒が含まれており、毒を受けたものは柱であっても死に至ります。 その斬撃は軌道をコントロールすることが可能で、妓夫太郎の念じた通り動き続けます。 「跋狐跳梁」は、血の斬撃で自身の周りを覆う技です。 作中では、宇髄の妻の一人、雛鶴が放ったクナイをはじくために使われていました。 「円斬旋回・飛び血鎌」は、広範囲に広がる血鎌の攻撃を、予備動作なしで繰り出す技です。 頸を斬られる直前にもこの技を繰り出そうとしていた為、この技が妓夫太郎の保持する中で、一番強いと思われます。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】妓夫太郎の壮絶な過去とは? 遊郭の最下層で蔑まれながらも、妓夫太郎は、妓夫の仕事に励むことで充実感を得ていました。 生まれて初めて自分の存在理由を見出し、これから人生がうまく回っていくのではと思い始めた矢先、事件が起きました。 最愛の妹、梅が生きたまま焼かれたのです。 13歳になり、客を取るようになった梅は、仕事中に、客の侍の目を刺し、失明させてしまいます。 報復に梅は縛り上げられ、生きたまま火をつけられました。 仕事を終え、帰った妓夫太郎は、真っ黒に焦げた梅を見つけ、怒号をあげました。 「 わあああああやめろやめろやめろ!!俺から取り立てるな、何も与えなかった癖に取り立てやがるのか、許さねえ!!許さねえ!!」 「 元に戻せ、俺の妹を!!でなけりゃ神も仏もみんな殺してやる!!」 号泣する妓夫太郎を、隠れて見ていた侍が背後から斬りつけます。 力をつけすぎた妓夫は、女将に頼まれ、厄介払いされてしまったのです。 妓夫太郎は瀕死の傷を負いながらも、侍と女将を殺し、黒焦げになった梅を背負って歩き出しました。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】炭治郎たちと戦った結末は? 妓夫太郎の力はすさまじく、炭治郎達は全滅の直前まで追い詰められました。 伊之助は背後から心臓を貫かれ、善逸は瓦礫に埋もれ動けず、柱である宇髄さえ片腕を失ってしまいました。 残された炭治郎は、なんとか妓夫太郎の隙を突き、クナイを打ち込みます。 クナイに仕込まれた毒の効果により、妓夫太郎はひと時、体の自由を奪われました。 その隙に宇髄が戦闘に加わり、 妓夫太郎の攻撃をすべて散らす中、炭治郎がとどめを刺しました。 同時に、瓦礫から抜け出した善逸と、心臓の位置をずらして致命傷を免れていた伊之助が力を合わせ、堕姫の頸も斬り落としました。 妓夫太郎と堕姫の頸は、向かい合う形で地面に転がります。 もう自分では動けないほど消耗していた炭治郎は、禰豆子に背負ってもらい、妓夫太郎と堕姫の頸の元へ向かいます。 妓夫太郎と堕姫は、頸だけになりながら口論していました。 口喧嘩で言い負かされた堕姫は、悔しさに涙を流しながら、「 アンタみたいに醜い奴がアタシの兄弟なわけないわ。 」と言い放ちます。 激高した妓夫太郎は、売り言葉に買い言葉で「 お前なんて生まれてこなければ…」と言いかけます。 更に続きそうな口論を、炭治郎が止めました。 「 仲良くしよう、この世でたった二人の兄弟なんだから。 」 その言葉を聞き、悔しさに涙を流しながら、堕姫は崩れ消えていきました。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】妓夫太郎が唯一後悔したこととは? 堕姫が消えるのを目の当たりにした妓夫太郎は、人間だった頃の記憶を取り戻します。 堕姫の本当の名前が「梅」だった事、その名は、母の死因である梅毒からつけられたこと。 妓夫太郎は、鬼になったことを後悔したことはなく、何度生まれ変わっても同じ選択をするだろうと確信していました。 しかし、その人生において、一つだけ後悔していることがありました。 それは、 最愛の妹のことです。 妓夫太郎は常に堕姫に、「 奪われる前に奪え、取り立てろ。 」と教えて育てました。 堕姫は妓夫太郎の教え通り、客の目を刺し、悲惨な運命を辿りました。 もし、 堕姫が妓夫太郎でなく、他の者に育てられていたら、もっとまともに暮らせたのではないか。 記憶をたどる妓夫太郎は、気が付くと暗闇の中にいました。 どうやらここは地獄と天国の境目のようです。 妓夫太郎は一人、地獄への道を歩みだします。 そこに梅が現れ、「 お兄ちゃあん!!」「 出たいよ何とかして」と、いつものように妓夫太郎を頼ります。 先の後悔が胸にある妓夫太郎は、わざと梅を突き放し、反対側へ行くように話します。 しかし、梅は妓夫太郎のそばを離れませんでした。 「 離れない!!絶対離れないから。 ずっと一緒にいるんだから!!」 「 何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!!」 泣きじゃくる梅に、妓夫太郎は子供の頃の記憶を思い出します。 雪の降る日、寒さに涙を流す堕姫を抱えて温めながら、「 俺たちは二人なら最強だ。 」「 約束する、ずっと一緒だ、離れない。 」と約束した日のことを。 妓夫太郎は覚悟を決め、梅を背負って地獄への道を歩み始めるのでした。
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