この春、女優として、そして実業家としてさらに大きな注目が集まっている。 そんな彼女の活動についてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 3日放送の朝ドラ『エール』(NHK)は、柴咲コウさんの独壇場でした。 柴咲さん演じる世界的オペラ歌手・双浦環は、「最後のチャンス」と言われていたレコードが売れず失業と借金の危機に陥った古山裕一(窪田正孝)・音(二階堂ふみ)夫妻を救うべく、「私に歌わせて」と立候補。 反対する大物作曲家・小山田耕三(志村けん)に直談判し、裕一が作曲した「船頭可愛や」を堂々と歌い上げてヒット曲にするなど、出色の存在感を見せました。 主演の窪田さんに「あなたの音楽を大勢の人に届けたい」と熱く訴えかけ、注目度の高い志村けんさんと対峙しても、視聴者の目は柴咲さんに釘付け。 強くまっすぐな眼差し、艶やかな着物やドレス姿、強い信念で突き進む生き様に、「環は柴咲コウそのもの」という声が挙がっていました。 強い信念で突き進む生き様は、朝ドラの双浦環だけでなく、この春の柴咲さん自身にも当てはまります。 2016年に設立し、自らが代表を務めてきた会社「レトロワグラース」が芸能活動のマネジメントを行うことを発表しました。 独立後にはさっそく朝ドラに初出演し、圧倒的な存在感と歌唱力を披露。 5月8日には自宅に自ら機材をセッティングし、ヘアメイクも行うテレワークドラマ『転・コウ・生』(NHK)に愛猫と出演し、「ムロツヨシさんや高橋一生さんと入れ替わる」という設定で中年男を演じて世間を驚かせました。 同作を手がけた脚本家・森下佳子さんと出演者の3人は、柴咲さん主演の大河ドラマ『おんな城主 直虎』のメンバーであり、この仕事を選ぶところに人の縁を大切にする彼女らしさが表れています。 さらに特筆すべきは、ネット上での積極的な発信。 柴咲さんは3月31日にYouTubeチャンネルを開設し、コンサートや写真撮影の様子、味噌や餃子作り、猫の紹介などの動画を公開しています。 また、TwitterやInstagramへの投稿にも積極的で、とりわけ種苗法改正案に関するツイートは数万件ものリツイートや「いいね」を集めました。 しかし、ツイートの中には反対意見も多く、柴咲さんが一部を削除したこともあって、誹謗中傷や脅迫のようなものも多かったそうです。 ただこのようなバッシングに引き下がらないのが柴咲さん。 「意見を言うことは、誰にも平等に与えられた権利」「事実とは異なる投稿、捏造、誹謗中傷、脅迫行為、ミスリードしさらなる事実誤認した記事の作成元に関しては法的措置も検討しています」「様々な人が健全にオープンに物事を語り合える高尚な社会をこれからも期待します」という毅然としたコメントを発信しました。 初の朝ドラに挑み、自宅を映し、愛猫を出演させた芸能活動も、いまだ物議を醸し続けている種苗法に関わるツイートも、まさに独立独歩のスタンス。 所属事務所から独立したことで、「自分が信じる道に突き進む」というスタンスが際立つようになり、強さだけでなく危うさも感じさせています。 ファンにしてみれば、「芯の強い女性」というイメージがあった柴咲さんが独立して思うままに活動しはじめたことで、「本当に強い女性だったんだ」と実感しているのではないでしょうか。 ところが、独立には「自分一人で突っ走ってしまいがち」というウィークポイントもあり、特にSNSでの発信はリスクが高く、危うさが漂っているのです。 これまで楽曲の多くを作詞してきたことと同様に、1つ1つのフレーズにこだわりの強さがあふれ、理想を追い求めている様子がうかがえます。 また、同社のエンターテインメントと並ぶ主要プロジェクトのアパレル事業が自然環境に配慮していることもあり、柴咲さんは環境省特別広報大使として活動中。 現在は国立公園の魅力を伝える活動などが見られますが、これは「独立したから」ではなく、「2016年の創業時からブレずに続けてきたことの成果」であり、やはり意志の強さを感じさせます。 柴咲さんの言動は自由度を増しているだけに、今後もどんな仕事やネット投稿で驚かせてくれるのか。 独立で強さと危うさが増しているため、これまで以上に要注目の存在になっていくのではないでしょうか。 【木村隆志】 コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。 雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。 タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。 著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
次の広告 木村拓哉や福山雅治と共演 あの柴咲コウさんが退社し、独立したとの報道。 芸能人のこの手のニュースに続き、またかとビックリしました。 柴咲さんは日本アカデミー賞も受賞した人気美女優。 妻夫木聡(39)氏主演の映画『どろろ』や、ドラマでは木村拓哉(47)氏と共演した『GOOD LUCK!! 』(TBS系)、福山雅治(51)氏の主演の『ガリレオ』(フジテレビ系)などで熱演しました。 懐かしいですなぁ。 そして、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では主演を務めましたよね。 今クールは、NHK朝の連続テレビ小説、窪田正孝(31)氏主演の『エール』でオペラ歌手役を演じます。 街で声をかけたら「はぁ」 ちなみに、柴咲さんは人見知りらしく、私の友人も街で見かけて「ファンです!」と声をかけて握手を求めたところ、「はぁ」と素っ気ない感じだったそうですが、そんな柴咲コウさんがYouTuberとしても活動を始めました。 彼女の「レトロワチャンネル」のテーマは、「美しく生きる」こと。 あの柴咲コウが、餃子を作ったりなんかしちゃっています。 朝ドラ『エール』での撮影秘話なんかも語りながら。 まあ、お美しい! 広告 島崎遥香もデビュー また、最近のYouTuberデビューといえば、このお方。 元AKB48のぱるること、島崎遥香(26)さんも自身のチャンネル「ぱるるーむ」を開設。 私は、とっても気になりました。 島崎さんはAKB48時代、握手会でのそっけない態度の「塩対応」が有名でした。 かつては「世界で最も美しい顔100人」にも選ばれましたね。 そのぱるるのチャンネル動画ですが、いま芸能人YouTuberで流行りのライブ配信も。 イケメン俳優の佐藤健(31)氏のYouTubeチャンネルもライブ配信からでしたが、島崎さん相変わらず、かわいらしいですよね。 気になるチャンネル登録者数はおふたりとも5、6万人ほど。 動画再生回数も多くて10、20万回といったところです。 正直、それほど驚くような数字ではありませんが、これからの展開に期待したい!•
次の後藤はそこで「夕食は娘がリクエスト」と題し、〈最近、夜の会話で明日のご飯は何がいい??と娘に聞くんです〉〈すると、昨日の夜に餃子が食べたい!という事だったので、餃子作ったよ〉と、手作り円盤餃子の写真を披露したのだが、その仕上がり具合にネット上で一斉にダメ出しの声が上がったのだ。 「《マズそう》《晒せるレベルではない》とコテンパン状態でしたね。 確かにまだらに焦げが入り形も崩れており、お世辞にもおいしそうには見えませんでした。 状態を見るに、おそらくフライパンで焼く際にありがちなのですが、蒸す前に油を使い過ぎてしまったのではないでしょうか。 それと、明らかに肉の詰め過ぎですね」(女性誌記者) しかも悲し過ぎたのは、あるネット掲示板では、あの大物女優による手作り餃子の写真と並べられ、比較されてしまったことだ。 「の円盤餃子ですよ。 彼女はたびたびインスタで披露しており、その出来栄えは《芸術!》とまで言われるほどで、焼き具合も餃子の敷き詰められ方も完璧。 それと並べられるのは、少々かわいそうにも思えました。 そのためママタレ枠を狙ってか、時折ブログなどで、今回のような手料理や息子の写真をあげて家庭的なイメージを見せてはいるものの、やはりそのたびに批判が出てしまう。 自業自得とはいえ、まだまだ厳しい立ち位置です」(夕刊紙記者) 少なくとも、もう少し完成度の高い手料理を披露したほうがいいかも。 あわせて読みたい•
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