ノルレボとは、あすか製薬が販売する日本で初めての緊急避妊薬です。 ノルレボの安全性・有効性は国際的にも認められ、WHO(世界保健機構)では緊急避妊の必須薬(エンシャルドラッグ)にも指定しています。 ノルレボの成分と効果 ノルレボの有効成分は、レボノルゲストレル(LNG)です。 レボノルゲストレルは女性ホルモンの一種「黄体ホルモン」であり、主にふたつの効果を発揮します。 ノルレボの値段(費用)は? ノルレボは、健康保険適用外の薬です。 そのため値段は医療機関によって異なります。 安い場合は10,000円ほどで購入できますが、高額な場合は20,000円以上することもあります。 相場は15,000~16,000円です。 ノルレボ錠は0. 75mgから1. 5mgへ 以前のノルレボは、でした。 しかし、2016年4月15日に「ノルレボ錠1. 5mg錠」が新発売されたのに伴い、0. 75mg錠は販売中止となり、在庫が無くなり次第終了となります。 ノルレボ錠0. 75mgのときは1回に2錠の服用でしたが、1. 5mgでは1回1錠の服用ですむようになっています。 ノルレボとヤッペ法との違い ヤッペ法とは、ノルレボ錠が承認される前に行われていたプラノバールによる緊急避妊です。 プラノバールとは中用量ピルの一種で、2種類の女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)を同時に体内へ吸収するため、ノルレボ錠より副作用が多いとされています。 妊娠阻止率を比較しても、ヤッペ法は50%台半ばとノルレボ錠よりも確率が低いです。 費用は5,000円ほどと、ノルレボ錠より安価で済みます。 ノルレボを服用したからといって100%避妊に成功するわけではありません。 あすか製薬が国内臨床試験を行い、発表した妊娠診阻止率は81%となっています。 5mgを経口投与した結果をもとに計算 早く飲むほど避妊の成功率が高まる ノルレボ錠の添付文書では、できるだけ速やかに服用することがすすめられています。 これは、服用するタイミングが避妊の成功率に影響を与える可能性があるためです。 ノルレボは、24時間以内に服用することが理想的とされています。 緊急避妊(ノルレボ・ヤッペ法)の時間別の妊娠率は、以下のとおりです。 性交後の時間 妊娠率 12時間以内 0. 5% 13時間~24時間以内 1. 5% 25時間~36時間以内 1. 8% 37時間~48時間以内 2. 6% 49時間~60時間以内 3. 1% 61時間~72時間以内 4. 念のため婦人科を受診し、服用について相談してみましょう。 排卵日・排卵日後で避妊の成功率は違う? ノルレボは、「受精卵を作らせないこと」と「受精卵を着床させないこと」の両面から効果を発揮する薬です。 そのため排卵日・排卵日後(危険日)の違いによって避妊の成功率が変わることはないとされています。 ノルレボによる避妊の失敗例としては、おもにふたつのケースあります。 ノルレボの成分が吸収されるまでの数時間のうちに、嘔吐してしまった場合は注意が必要です。 同様に、下痢による排出が避妊失敗の原因となることもあります。 ノルレボ錠が処方される際に指導を受けることがほとんどですが、消退出血や次の生理が確認できるまでは性行為を控えるのが理想的です。 !ノルレボ服用後は排卵日が遅れるので注意! ノルレボ服用後は次の排卵が遅れることがあります。 そのため今回の性行為に対する避妊は成功しても、次の性行為で妊娠する可能性があります。 今後の避妊を確実に行うためには、低用量ピルの服用や避妊具の使用を心がけましょう。 避妊に失敗した場合の胎児への影響 ノルレボを飲んだのに避妊に失敗し、妊娠した場合でも胎児への影響はないとされています。 原則としてノルレボ服用後の妊娠であれば、赤ちゃんに影響はありません。 ノルレボの飲み方は、性交後72時間(3日)以内に経口投与と、いたってシンプルです。 多くの場合が、避妊に失敗したと気付いた翌日に婦人科で処方してもらっています。 薬の成分吸収を阻害しないためにも、水で服用するようにしましょう。 ノルレボは食後に飲むのがおすすめ ノルレボを空腹時に服用すると副作用の吐き気が強まる可能性があるので、食後に飲むのがおすすめです。 万が一、吐いてしまった場合、服用から2時間以内であれば再服用が勧められるケースがあります。 ノルレボを飲んだときの喫煙・飲酒は? 原則として喫煙者がノルレボを服用しても問題ありません。 ただし飲酒に関しては注意が必要です。 お酒自体がノルレボ錠の効果に影響を与えることはありませんが、飲酒によって副作用が重くなる可能性があります。 また、多量の飲酒は成分の排出を促すことにつながるため、控えることが勧められています。 ノルレボは連続使用できる? ノルレボは、あくまで緊急を要して行う避妊の薬です。 一時的とはいえ、ホルモンバランスを大きく変動させるため、体への負担も大きくなります。 連続使用はできるだけ避け、ノルレボ錠に頼らない避妊を心がけましょう。 ノルレボ服用後に起こる出血は、副作用の中でもっとも多い症状とされています。 副作用とされる出血は2種類あり、ひとつは消退出血(人為的な出血)、もうひとつは不正子宮出血です。 添付文書によると消退出血が起こる確率は46. 2%、不正子宮出血の確率は13. 8%となっています。 消退出血が始まるまでの期間 消退出血が始まるまで期間は、性交時の生理周期によって個人差があります。 平均はノルレボ服用から1週間前後です。 早ければ、服用から3日後・4日後から始まります。 遅ければ2週間~3週間かかるケースもあるでしょう。 出血量の違い ノルレボ服用時の生理周期によって出血量にも個人差があります。 排卵日から間もない場合は、子宮内膜が薄いので出血量が少ないです。 一方で排卵日から数日が経過している場合は、子宮内膜が厚いので出血量も増えます。 場合によっては、通常の生理と同じ量の出血が起こることもあるでしょう。 ノルレボ服用後の出血=避妊成功ではない! 一般にノルレボ服用後の出血は消退出血と考えられ、消退出血があれば避妊成功と判断されることが多いです。 しかし消退出血と思っていたものが不正子宮出血であったり、妊娠初期の出血である場合があります。 生理周期をみながら出血や体調に異常・違和感がないか確認し、心配な場合は必ず婦人科を受診しましょう。 出血がない場合は・・? ノルレボによる出血は必ずしも起こるものではありません。 しかし、服用から3週間経過しても消退出血がみられない場合は、妊娠している可能性が高くなります。 服用から3週間経っても出血がないという人は、念のため妊娠検査薬を使用して確認しましょう。 ノルレボ服用後の生理について ノルレボ服用後は生理周期に乱れが生じ、多くの場合が遅れて生理がやってきます。 人によっては生理周期が短くなり2回やって来ることもあります。 時間の経過とともに通常の生理周期に戻っていきます。 出血後の低用量ピル服用について ノルレボ服用後に低用量ピルを服用する場合は、消退出血のタイミングによって飲み始めの時期が異なります。 服用を再開する際は必ず医師の指示に従ってください。 ノルレボ服用後に起こる副作用は、体内のホルモンバランスが一時的に急変することで起こります。 ノルレボで副作用が起こる期間 ノルレボによる副作用は、服用2~3時間後あたりから出始めるとされています。 ちょうど成分が吸収され、血中濃度が高まっているころです。 副作用は服用後24時間~2・3日後まで続くとされています。 副作用は成分の吸収による一過性のものなので、時間が経てば次第に軽くなります。 ノルレボの副作用でみられる症状 ノルレボの添付文書では、消退出血や不正子宮出血のほかに、以下のような副作用があると記載されています。 ・頭痛(12. 3%) ・吐き気(9. 2%) ・倦怠感、疲労感(7. 7%) ・傾眠(6. 2%) このほか胸の張りや腹痛、肌荒れ(ニキビ)といった副作用を訴えるケースもあります。 基礎体温の上昇も副作用のひとつ ノルレボ錠を服用後、ほてりを感じたという女性は少なくありません。 これはノルレボによって一時的に黄体ホルモンが増えたことで基礎体温が上昇し、体が生理前のようになったためとされています。 これも副作用のひとつです。 危険な副作用・血栓症の心配は? ピルによる副作用で心配される血栓症ですが、ノルレボではその心配はないとされています。 低用量ピルなどに血栓症のリスクがある原因は、女性ホルモンの一種「エストロゲン」が含まれているためです。 ノルレボにはエストロゲンが含まれていません。 ノルレボの服用が禁止されている人や、ほかの薬との飲み合わせについて知っておきましょう。 妊娠中・授乳婦のノルレボ服用について 妊娠の可能性がある女性のノルレボ服用は禁止されています。 妊娠初期や中期に服用した場合、胎児に悪い影響を与えるおそれがあります。 また授乳中の女性がノルレボを服用する場合も、十分注意が必要です。 ノルレボの成分は母乳に移行する可能性があるため、服用後24時間は授乳を避ける必要があります。 ノルレボの慎重投与となる人 肝障害のある人や、心疾患・腎疾患がある人(既往歴含む)は、ノルレボ服用の際に慎重な判断が必要です。 ノルレボと他の薬の飲み合わせ 市販の吐き気止め(酔い止め)や風邪薬、頭痛薬であれば、ノルレボとの併用に問題はありません。 また病院で処方される、との飲み合わせも問題ないとされています。 ノルレボとの併用に注意が必要な薬・サプリ 下記の薬やサプリは、相互作用でノルレボの効果を弱めるおそれがあるため、併用注意となっています。 1)抗けいれん薬 フェノバルビタール()、 フェニトイン(、) 、カルバマゼピン() 2)HIVプロテアーゼ阻害剤 リトナビル() 3)非ヌクレオシド系逆転写 4)酵素阻害剤 エファビレンツ()、リファブチン()、 5)セント・ジョーンズ・ワートを含むサプリ そのほかの注意点などは、下記のおくすり辞典をご覧ください。 ミナカラおくすり辞典: ノルレボ錠やノルレボのジェネリック薬となるアイピルは、通販で購入することが可能です。 即日発送のサービスがあったり、値段を比較しながら安いものを購入できる点から通販で購入したいと考える人は少なくないでしょう。 ただしノルレボは、Amazonや楽天といった大手の通販ネットでは販売していません。 ノルレボの通販は「個人輸入代行」となり、服用に関するトラブルはすべて自己責任となります。 そのため、購入の際には慎重に判断することが大切です。 ノルレボの通販購入を検討中という人の中には、「婦人科に行きたくない」と考える人もいることでしょう。 婦人科の受診を躊躇する理由には、「内診があるのでは?」という心配もあるのではないでしょうか。 しかし婦人科でノルレボが処方される場合、内診を行わないことがほとんどです。 問診と薬に関する説明を受ければ処方されるので、安全面を考慮して、病院で処方してもらうようにしましょう。 さいごに ノルレボの効果や値段、副作用についてお分かりいただけましたか?これまでの緊急避妊と比べると副作用が少ないとされるノルレボですが、通常の避妊と比べて体への負担が大きいことには変わりありません。 また、金銭面での負担の大きさもあります。 何度も続けて使用せずにすむよう、日ごろから避妊についてパートナーと考えることが大切です。
次のHRA Pharma社が製造・販売をしているノルレボは、避妊に失敗した際に服用する 緊急避妊薬(アフターピル)です。 日本国内でも許可されている商品なので、病院で処方してもらうこともできます。 主成分の黄体ホルモンである レボノルゲストレルは、一時的に体内の黄体ホルモン濃度を上昇させることで排卵を抑制します。 また、子宮内に精子の侵入を防いだり、子宮内膜の状態を変化させて受精卵が着床しにくくすることで 妊娠を回避することができます。 ノルレボは 12時間以内の服用で99. 5%、 24時間以内で98. 2%と 高い避妊効果を発揮します。 その為、コンドームが破れたり外れていただなど、避妊に失敗した際は速やかに服用することが望ましいとされています。 もしもの緊急時にすぐにノルレボを服用できるように、 常備しておくことをおすすめします。 また、服用してから3時間以内に嘔吐してしまうと効果を得ることができません。 心配な方は吐き気止めと併用すると良いでしょう。 使用方法 ノルレボは、妊娠の可能性のあるセックスをしてから必ず72時間以内にたっぷりのお水またはぬるま湯と一緒に服用してください。 服用までの時間は早い方が避妊の確率が上がりますので、なるべく早くに服用するようにしてください。 万が一、ノルレボ服用後3時間以内に嘔吐してしまった場合、お薬の成分が吸収されず、しっかりとした効果を得ることができない可能性があります。 3時間以内に嘔吐してしまった場合は、必要量をもう一度服用する必要があります。 再び吐いてしまうことが心配な方は吐き気止めのお薬と一緒に服用してみるのもおすすめです。 飲み合わせに問題はありませんので安心してください。 服用から3時間以上経過してからの嘔吐の場合は問題ありませんので、安静にしていてください。 判断が難しい場合は、医師または薬剤師に相談してください。 服用時のみ避妊の効果がありますので注意してください。 それ以降に妊娠しずらくなってしまうということはありません。 また、万が一妊娠が成立してしまった場合でも胎児に影響はないと言われていますので安心してください。 効果・副作用 ノルレボは主成分のレボノルゲストレルという女性ホルモンの働きによって排卵を止める効果があります。 排卵がなければ、受精は成り立たないので妊娠はできません。 万が一に排卵して受精してしまったとしても、子宮内膜の増殖を抑える働きもありますので、受精卵が着床しにくくなりそれによっても妊娠はできなくなります。 これらの働きは72時間以内の服用が必須条件になります。 ホルモン環境が一時的に崩れることで起こる副作用があるので注意してください。 一番多くみられるのが不正出血ですので、事前に準備をしておきましょう。 他にも頭痛や倦怠感、吐き気などがみられます。 ですが、これらは一過性のもので重篤なものではありません。 ノルレボはこれまでのアフターピルと違い、こうした症状もとても軽くなりました。 ですが、これらの症状が長く続いたり、あまりにひどい場合などは、すぐに医師または薬剤師に相談することをお勧めします。 使用上の注意点.
次のノルレボなどのアフターピルは病院で処方してもらうか、通販(個人輸入)で買う事が出来ます。 初めてアフターピルを使う場合は何かと不安がつきまとうと思います。 正しい使い方がわからない場合や、他に飲んでいる薬やサプリとの相性はどうなのかなどいろいろ気になる場合は病院で処方してもらうことをオススメします。 しかし中には自分で下調べを済ませ、薬だけが欲しい方や、出来るだけ出費を抑えたいという方もいるでしょう。 そんな方はアフターピル購入方法の選択肢に通販を加えてはいかがでしょうか。 ノルレボは病院での処方の場合約10000~15000円ほどかかりますが、通販で購入した場合は約3000円ほどです。 通販サイトによって多少価格に違いはありますが、それでも病院での処方と比べると格段に安いことがわかります。 しかし通販で購入するデメリットとしては、使いたいときにすぐに薬が手に入らないということです。 緊急性を要するときはすぐに病院で処方してもらい、ただちに服用してください。 いざという時のためにも、通販であらかじめ購入しておくことをおすすめします。 ノルレボの効果.
次の