春場:「キャラクターを好きになれるところ」でしょうか。 まず、キャラクターの出来事に対するリアクションや感情を描いてあげて、読者に「どのようなキャラクターか」ということを伝え、その後「コイツ可愛い奴だなぁ」とか「応援したい!」と思わせるようなギャップが作れていると思いました。 ーー「好かれるキャラクター」は漫画において、なぜ 重要なのでしょうか? 春場:作品に共感してもらうためです。 興味のないキャラクターが喜んでいたり、怒っていたり、泣いていても、読者は何とも感じないと思います。 この作品にあてはめると、「主人公とヒロインの関係が進展する」というラストを迎えたとき、その結果を見た読者が共感して喜べるように、主人公のことを「応援したい!」と思わせるようなキャラクターにしました。 まず初めに、序盤で「俺はクラスの人気者 みんなの天野尚人だ」「俺に好印象を向けないとは不届き者め……」というモノローグによって、主人公の少し傲慢なキャラクターを印象づけました。 その後2段階目として、意外と打たれ弱いところや、告白して照れてしまうシーンでギャップを作ったことで、可愛いキャラクターを作れたのではないかと思っています。 逆に、今振り返るとヒロインは若干キャラクターが疎かになっている印象を受けました。 なので、もっと応援したくなるようなキャラクターにしてあげても良かったかもしれません。 『五等分の花嫁』の主人公・風太郎も素直じゃない感じが愛らしく思えますし、ヒロインの五つ子たちも、それぞれ応援したくなります。 春場:『五等分の花嫁』に関しても同じように、ギャップでキャラクターを魅力的に見せようとしています。 最初にあえて、ヒロインたちから主人公への印象を最悪にし、「絶対に主人公のことを好きにならなそう」と読者に思わせたからこそ、主人公のことが好きになったときのインパクトを大きく出来たのではないかと思っています。 『五等分の花嫁』のヒロインたちも、たくさんのキャラクターたちの個性が組み合わされて生まれました。 春場さんは普段どのように企画のアイディアを得ているのですか? 春場:色々なものからアイディアを得ようと思い、普段から身の回りに「漫画に活かせるような面白いことはないか」と意識して生活しています。 『カワードクロスワールド』の人物相関図のアプリの設定も、漫画の単行本の最初のページにある「キャラクター紹介」の図を見ていて、「この人物相関図がコロコロ動いたら面白そうだな」と思い、企画のアイディアを得ました。 春場:二乃の告白の場面です。 他の作品の「告白が別の音にかき消されて失敗する」というシーンを見て、「逆にもう一度告白させたら面白くなるのではないか」と思い、あの展開を思いつきました。 そのような突発的なアイディアは、設定がすでに複数存在している連載作品においては使える場面が少ないですが、読み切りの場合〝0〟から設定を考えられるので、使える場面がより多いと思います。 ですから、新人の方に特にオススメしたいです。
次の『 ねぎ姉さん』(ねぎねえさん)は、がWeb上に掲載している作品群の名称、またはその登場人物。 2000年代初頭からWeb上で散発的に公開され、のち固定したサイトを開設した。 題名の不可読性、展開を完全に無視した物語構成、意味不明の発言内容など既存の漫画とは一線を画している。 主人公「ねぎ姉さん」の容姿は当初安定していなかったが、徐々に「頭にが刺さった、半眼で感情不明な女性」という姿が固まった。 本人が第1話 - 第470話を収録したオフセット本を販売。 紀伊国屋新宿南店で開催された「YOUNG ARTISTS' BOOKS FAIR」でも取り扱われた。 1ページにつき2話 見開きで4話分)収録されているが、それでも本の厚さは3センチ近くある。 作者の商業連載漫画「」(2016年-連載中)には、この「ねぎ姉さん」をモチーフとしたらしい、有能だが奇人の編集者・凪無(なぎ む)が登場する(頭にはネギの代わりにが立っている)。 外部リンク [ ]• (小林銅蟲の公式サイト).
次の経歴 [ ] 本人が語ったところによると幼いころより周囲から「絵が上手い」と目される存在だったといい、保育園時代は周りから頼まれての絵を描いていた。 小学校入学後、漫画を描き始めるが、漫画家という職業の苦しさを知って一度は漫画家を諦める。 その後、高校1年生のとき、友人が作った漫画を読んで創作意欲を刺激され、再び漫画を描くようになる。 、トライデントデザイン専門学校に進学する。 、「カワードクロスワールド」で第89回に入選する。 、同作が『』(講談社)に掲載され、商業誌デビューする。 同年、専門学校を卒業する。 、「裏世界コミュニケーション」で第21回の金賞を受賞する。 同年、『週刊少年マガジン』にて、廣瀬俊の原作付きで『』の連載を開始し、翌まで連載する。 その後、からにかけて、『週刊少年マガジン』で『五等分の花嫁』を連載する。 同作はヒット作となり 、2019年にはテレビアニメ化もされた。 また、同じく2019年には、同作が第43回の少年部門の受賞作に選出されている。 作風 [ ] を得意としている。 ただし、はじめのうちは能力バトルものを志向していたといい 、実際に高校1年生のころは『』のような作品を描いていた。 しかし、能力バトルものでは思うように想像を広げることができず、そんな折、恋愛がテーマなら身近だし想像しやすいと考えたことが、ラブコメディを描くきっかけになったという。 キャラクターを作る際は、複数のキャラクターの個性を掛け合わせるという手法を用いている。 一例として、『五等分の花嫁』のヒロインである五つ子を創造した際は、あらかじめ15人のキャラクターを用意し、彼女たちの個性を組み合わせていって5人に絞り込んだという。 作品リスト [ ] 連載 [ ] 単行本は全てから発売されている。 (:廣瀬俊、『週刊少年マガジン』、2014年 - 2015年、全5巻) - 連載デビュー作。 (『週刊少年マガジン』、2017年 - 2020年、全14巻) 読み切り [ ]• カワードクロスワールド(『マガジンSPECIAL』2013年4号 ) - 商業誌デビュー作。 裏世界コミュニケーション(『』2014年9月号 )• ヴァンパイアキラー(『週刊少年マガジン』2016年2・3合併号)• 五等分の花嫁(『週刊少年マガジン』2017年8号 ) - 連載版のプロトタイプ。 テレビアニメ『五等分の花嫁』BD・DVD第1巻の特典コミックスに収録されている。 関連人物 [ ] 漫画家。 学生時代、赤松が描いた『』を読んで大きな影響を受ける。 なお、「春場ねぎ」というは、『魔法先生ネギま! 』の主人公、ネギ・スプリングフィールドの名前を捩ったものである。 漫画家。 デビュー前から親交があり、色原によると、春場とは漫画家デビューを目指して切磋琢磨する間柄だったという。 漫画家。 春場はかつて藤村のを務めており、藤村が作画を担当した『』が完結した際、色紙を贈っている。 漫画家。 『煉獄のカルマ』の開始から完結まで、春場のアシスタントを務めた。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• インタビュアー:川俣綾加. の2019-09-17時点におけるアーカイブ。 2019年9月17日閲覧。 スタディサプリ進路. リクルートマーケティングパートナーズ. 2019年5月19日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 トライデントデザイン専門学校公式サイト 2016年7月28日. 2019年5月19日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 、 2019年6月17日閲覧。 、 2019年6月17日閲覧。 』第4号、、2019年4月7日、 50-55頁。 3 2014年11月14日. 2015年6月3日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 、 2019年5月22日閲覧。 、 2019年9月17日閲覧。 ITmedia ebook USER. 2014年10月10日. 2019年5月19日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 MANTAN 2020年2月19日. 2020年4月11日時点のよりアーカイブ。 2020年4月17日閲覧。 ナターシャ 2019年5月10日. 2019年5月11日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 「漫画家への花道 『五等分の花嫁』春場ねぎ先生」『週刊少年マガジン』第61巻第13号、講談社、2019年3月27日、 238-240頁。 アニメハック. 2020年5月23日閲覧。 月刊コミック電撃大王公式サイト. news blog. KADOKAWA 2014年7月24日. 2019年5月19日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 2017年1月28日. 2017年2月1日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 コミックナタリー. ナターシャ 2019年1月11日. 2019年5月7日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 、 2019年5月22日閲覧。 色原みたび. インタビュアー:村上裕一. ワコムタブレットサイト.. の2017-09-24時点におけるアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 コミックナタリー. ナターシャ 2016年12月28日. 2017年1月26日時点のよりアーカイブ。 2019年5月22日閲覧。 コミックナタリー. ナターシャ 2020年4月15日. 2020年4月16日時点のよりアーカイブ。 2020年4月17日閲覧。 外部リンク [ ]•
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