ヒプマイ bl 漫画。 【ヒプマイ感想】漫画「side F.P & M」第1話:独歩と一二三は末永くお幸せに。寂雷先生はメンバー思案中。

【ネタバレ】漫画「ヒプマイ」 B.B & M.T.C1話 あらすじ・感想

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2019-02-28 2020-04-23 こんにちは。 春の陽気に誘われて外に出てみれば、まだまだ寒いじゃないですか。 すと子です。 さて、 「月刊少年シリウス」(講談社/毎月26日発売)掲載の 「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B. その第3話を読んだので、感想をつらつら~っと書いていきます。 (「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B. C」verse-3・表紙。 「月刊少年シリウス」2019年4月号より) 前回では Buster Bros!!! が結成し、ブクロの話が一段落。 そして後半で左馬刻様が登場したので、 今回はハマ中心の話になるだろうと楽しみにしていました。 ヤクザとズブズブの関係にある悪徳警官・入間銃兎• 左馬刻・銃兎と理鶯の出会い~M. 回想などの形で左馬刻と銃兎の出会いが見られるかなーと期待していたのですが、 最初から銃兎が左馬刻を手懐けているという設定で描かれていたので、相変わらず彼らの馴れ初めは分からずじまいでした。 銃兎はどうやってこのじゃじゃ馬を懐かせたのだろうか。 また、銃兎が理鶯を見つけた経緯も知りたかったですが、そちらも描かれていなかったですね~。 前回までのあらすじ H歴3年。 既存の武器の廃棄と新たな武器の製造禁止を定めたH法が施行され、武力による戦争は根絶。 男たちは精神干渉能力を持つヒプノシスマイクを使って、残された領土を奪い合っていた。 伝説のチーム・The Dirty Dawgの一員だった山田一郎の元に、 三人一組のチーム戦で行うディビジョン・ラップバトルの知らせが届いた。 メンバー選びに悩むものの、彼を慕ってメンバーに志願した弟・二郎と三郎が一郎の課した難題をクリアしたことで、一郎は彼らをチームに誘うことを決意。 互いのラップスキルを改めて確認し、 ここにイケブクロ・ディビジョン代表チームが結成した。 (1・2話) 一方、ヨコハマ・ディビジョンでは、同じく元TDDであり現役ヤクザの碧棺左馬刻が、自分の組のシマを荒らす風俗店に乗り込んでいた。 店のオーナー・帳兄弟を拳で倒した左馬刻は警察に連行され、 ヨコハマ署の拘置所に収容される。 そこで左馬刻が呼び出したのが、馴染みの警官・入間銃兎だった。 冒頭、左馬刻の所属する 火 か 貂 てん組の組長・火貂 退紅 たいこうと銃兎が対話する場面があり、銃兎と暴力団との深い付き合いを窺い知ることができました。 銃兎は組織犯罪対策部=「マル暴」に所属し、薬物撲滅を最終目標としている ソロ曲「ベイサイド・スモーキングブルース」ではっきり自己紹介している通り、銃兎が所属しているのは 組織犯罪対策部、通称「マル暴」と呼ばれる、暴力団担当部署です。 そんな銃兎の志は、同じくソロ曲の中でこう歌われています。 めんどくせーな 点数稼ぎでも 薬物は撲滅するのが 俺の確実なサクセス 突き止めてやるぜ いつかその元締め Yo! その志と、現在の銃兎の状況について、公式サイトではこのように記載されています。 薬物を排除するため選んだ仕事だったが、ヤクザの世界に馴染み、暴行、収賄、横領、ゆすり、たかり等の悪事を働いている。 担当の組にいた左馬刻とは持ちつ持たれつの関係。 強かな銃兎のことなので、現実にうまく適応して汚職警官になったのだと思いますが、ソロ曲であんなに高らかに歌い上げていることから、 「薬物撲滅」の志はずっと抱いているはず。 ならば、銃兎の担当する暴力団・ 火貂組の主な資金源が薬物かどうかが、銃兎と左馬刻の関係に大きく影響するんじゃないかなーと思います。 火貂組が薬物を扱うことを禁じている場合 実際に薬物を御法度としている暴力団もあることから、この可能性は大いに考えられます。 だからこそ、銃兎は火貂組のヤクザ・左馬刻を、組の情報源として利用しながらも(代わりに左馬刻や火貂組は、銃兎(国家権力)という後ろ盾を得られる)、なんだかんだで友好的な関係を保てているのではないでしょうか。 薬物を流して儲けている暴力団のチンピラと、銃兎がチームを組むとも思えないし。 ただこの場合、火貂退紅との会話で銃兎がわざと相手を煽るような発言をした= 自身を囮にして退紅や幹部をしょっ引く機会を作ろうとした意味が、いまいち解せないんですよね。 相手が薬物を扱っていない(=銃兎の潰す対象ではない)のなら、変わらず持ちつ持たれつの関係を続ければ良いんじゃないのか。 火貂組が薬物を扱っている場合 こっちのパターンだと、火貂退紅に対する銃兎の言動も筋が通ります。 ただ、左馬刻との関係が殺伐としたものに……。 左馬刻は、銃兎が「薬物撲滅」にこだわっているのを知っているのでしょうか。 知っていて、ヤクザと警官として、彼とつるんでいるのか。 もし銃兎の胸の内を知らない左馬刻が、ただの情報源として銃兎に利用されているのなら、かなり可哀想なんですけども。 だって 左馬刻の所属する組が薬物と関係しているのなら、その組は銃兎の潰す対象になり得るから。 「俺たちに裏切りはなしだ」って、左馬刻は銃兎と理鶯を信じている風なのに(「G anthem of Y-CITY」より)。 いやー、 大人だからこそ、純粋に相手に対して思う気持ちだけでは関係は成り立たないんですよね。 そこには自分の思惑や利害、組織の仁義が絡んでくる。 危うい関係ですわ。 銃兎の方が年上ってのがまたミソだな。 銃兎の「目指す場所」とは何か? 「志は違えど目指す場所は同じ」 これが今回のキャッチコピーなのですが、 銃兎の「目指す場所」ってどこなのでしょう? 左馬刻は、理鶯に対して「このクソったれな世界を変えようぜ!」とチームへの誘いをかけていることから、女尊男卑の形に歪められた世界を 革 あらためようとしているのだと思います。 つまり、 左馬刻の「目指す場所」は(少なくとも)男が虐げられない世界。 理鶯はもっと分かりやすく、彼は解体された軍隊が復活することを信じています。 よって、 理鶯の「目指す場所」は、軍隊のある世界。 つまり、 左馬刻と理鶯に関しては、言の葉党のクーデターが起きる前の世界を取り戻すことができれば、ある程度の目標は叶うと思うんですよね。 でも、銃兎だけは違う。 クーデターが起きようが起きなかろうが、麻薬コネクションや元締めをぶっ潰さない限りは、薬物を消すことはできない。 クーデターが起きる前の世界を取り戻したところで、銃兎の目標は達成されない。 銃兎だけ、他の二人とは次元の違うところで戦っている気がします。 チームのトレードマークについて これ、気付けて嬉しかったので書いておきます(笑) 左馬刻様の胸元がガラ空きだったので気付けたのですが、 チーム結成前だからか、M. Cのトレードマークである三角形の金属を、三人とも身につけていないですね!(本来、左馬刻ならネックレスのチャームが、銃兎なら襟のボタンが、理鶯なら胸ポケットのボタンが三角形の金属) 「コミックゼロサム」の方を確認すると、シブヤとシンジュクの面々も、チーム結成前はそれぞれのトレードマークを付けていないようですね~。 全然気付かなかった……。 乱数のリボンのブローチ?は、模様が光に反射していて微妙に分かんないけど。 ただ! イケブクロの三兄弟だけは、チーム結成前とかに関わらず、「B」「M」「L」の缶バッジを身につけていました! やっぱり兄弟だからかな~かわええな~~ 疑問:ヒプノシスマイクは持つ者が限られているのか? これは過去編(TDD編)を読んだ時に気付くべきだったのですが、 言の葉党クーデターの後、ヒプノシスマイクは希望者に配られたんですよね。 この言葉通りに受け取れば、 誰がヒプノシスマイクを持っていてもおかしくない、ということになる。 しかし、今回理鶯が暮らす森に行く途中で、銃兎から理鶯がヒプノシスマイクを持っていると聞いた左馬刻は、まず「違法マイク」の可能性を疑った。 続いて浮かんだ第二の可能性は、「警察官の持ってるマイクをパクった」。 つまり、 パンピーがヒプノシスマイクを持っているのは異常、ということになります。 これはどういうことなんだろう……。 マイクを持てるのは、まずは一郎や左馬刻といった元TDDの面々、次に警察官といった、 マイクに慣れ親しんでいる者や、マイクの威力を業務上必要とする者たち。 その他は「違法マイク」。 「希望者に配布」設定はどこへ? それとも、 ある程度ディビジョンの編成が行われた後、つまり強者がだいたい出揃った後に、細かな争いは無用と考えた中王区が、配布したヒプノシスマイクの回収を行ったのだろうか。 ほんと、中王区の政治指針が分からんわ~ 感想まとめ 眼鏡を外して火貂退紅に凄む銃兎さんがかっこ良かったです。 基本敬語なのに、相手を威嚇する時や素の時には口が悪くなるの、ほんといいわ~。 あと、今回は理鶯のマイク目当てのモブ達を三人が共闘してぶっ潰す場面が見開きで描かれていてかっこ良かった。 イケブクロ、ヨコハマ共に、ようやくチーム結成にまで至ったので、今後物語がどう転がっていくか楽しみですね~。 アプリでも読める! すと子 感想記事は順次更新中.

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【ヒプマイ感想】漫画「side F.P & M」第1話:独歩と一二三は末永くお幸せに。寂雷先生はメンバー思案中。

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2018-12-26 2020-04-23 こんにちは。 ホールケーキって一人で2個食べたら胃もたれするんですよ。 すと子です。 さて、本日12月26日に、 「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B. C」を掲載する 「月刊少年シリウス」2月号が発売されました。 早速買って読んでみたので、感想をつらつら書いていきたいと思います。 関連記事: 関連記事: 感想記事は順次更新中 月刊少年シリウス2月号発売まで残り1日!🙌 「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B. Buster Bross!!! Drama Track 1(バスブロ結成に至るまで)の前半部分がそのまま漫画化• 一郎が課した条件を、二郎と三郎がどのようにしてクリアしたのかが描かれている こんな感じでした。 第一話は完全にバスブロ中心。 しかし、なんだろう。 この漂う同人誌感。 過去編を描いたではそんなに感じなかったのになぁ。 基本情報 「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B. C」 原作:EVIL LINE RECORDS 漫画:蟹江鉄史 シナリオ:百瀬祐一郎 「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side F. と MAD TRIGGER CREW に焦点を当てた物語。 山田一郎・二郎・三郎の関係性は設定通り まず過去編で衝撃を受けた、まさかの 二郎と三郎が一郎を尊敬するどころか「クズ」扱いしていた件ですが、現在編が始まるまでの 二年の間に色々あったのでしょう。 現在編では兄弟の仲も良好になり、どちらが一郎により認めてもらえるか、同じチームに入れてもらえるか、弟たちが競争する始末。 ここら辺の話は、バスブロのドラマ・トラック1の前半と大体一緒です。 一郎にとって二郎と三郎は、まだ庇護対象であり、チームに入れるべきではない(戦いに巻き込むべきではない)と思っている。 だから彼らに、乱数と寂雷から来た依頼をそれぞれ遂行するという難題を課した。 どうせあとで泣き付いてくるだろう、とたかを括って。 一方で、二郎と三郎は一郎に対する敬意は負けず劣らず。 難題に挑んでいる間にも互いの存在を思い出しては闘志を燃やすなど、ただの兄弟というより、良いライバル関係を築いています。 高校生ってゲイバーに入れるん? え、確かに君、ドラマ・トラックで「シンジュクの情報屋に捜してもらったんだ」「俺も兄ちゃんみたいになりたくて、いろんなディビジョンに友達増やしてんだ」的なことを照れながら一郎兄ちゃんに言ってましたけども。 友達 って、ゲイバーのママだったの?? 二年前まで純朴そうなサッカー少年だった彼に、一体何があったのか。 そして二郎の神である一郎は、事あるごとに「カマ野郎みたいなセリフ言ってんじゃねえ」と、やや差別意識のある発言を繰り出しているのだけど、二郎はそれに対して何も思わないのか。 ゲイバーのママから「ジロちゃん」呼びをされて、「しばらく見ない間にどんどん色っぽくなって」とか言われて、しかも大人の軽口に二郎も慣れてる感じでいなしてて、会話から察するに以前ママに依頼した時に、その見返りとして「できれば勘弁してもらい」たいようなことをさせられてて、けど今回の依頼についてはとりあえず貸しにさせられて(だから今後何させられるか分からない)、そんでこのバーにはジロちゃんに会いたい人がたくさんいるとか。 何それ、なんてPixiv? 「喧嘩が強い」「ブクロの番犬」って設定と比べてさぁ、なんかこう、ディープかつアダルトすぎないか? けど、そのママから得たストーカー女の居所に訪ねに行った時、二郎の運動神経が遺憾なく発揮されていました。 なにせ、十階の窓から飛び降りて、配管を勢いよく伝って着地するんですから。 ただ、 ゲイバーのママである潤は、今後もストーリーに絡んでくるのではないかと思います。 「昔ちょっと色々あって神宮時寂雷にはすごく興味がある」という台詞があるので、寂雷との関係も明らかにされていくのではないでしょうか。 三郎が乱数からの依頼を遂行する過程 こっちも言いたい。 一郎、働く必要なくない? 12歳にして数学オリンピックに優勝した 神童の頭脳はだてじゃなかったですね。 二郎が情報屋を使ったのに対し、三郎はチャット上で物知りな知人に、個人情報を特定できる手段を尋ねます。 すると、教える代わりに、自分が作ったサイト(実は国防総省のサイト)を15時間以内にハッキングしてみろ、との条件が。 受けて立った三郎は、僅か3時間程度でハッキングに成功。 見事、個人情報を売買できるサイト「プランドラー」を教えてもらうことができたのでした。 実は凄腕のハッカーなのね。 ふむふむ。 そして「プランドラー」で、「夢野幻太郎の生い立ちから現在までの情報」を数十万で買う。 三郎の資金源は、趣味で始めた株の儲け。 実は凄腕のディーラーなのね。 ふむふむ。 ……設定盛りすぎじゃね? 三郎の口座残高、ぱっと見ただけで16億円くらいあるんですけど。 14歳の少年が趣味ですでにサラリーマンの生涯賃金の5倍以上の額を手にしてるんだけど。 この子、兄に養われる必要ありますかね? 一郎は君らを養うために、二年前まで借金取り立てのバイトをしてたんやで。 それで、稼げて日給3万円やで。 「神童」「何でもそつなくこなす天才肌」の設定を舐めてた。 というか「天才肌」じゃなく「天才」やないか(笑) システムやネットワーク、あるいは株式市場に対して非凡な才を見せながら、 公式設定の趣味がカードゲームやボードゲームといった身近な対人ゲームであるのは可愛いなーと思いました。 しかし、中学生らしい詰めの甘さが、すでに出ちゃってますね。 そもそも「プランドラー」自体が中王区の管理下にあるサイトで、ゆえに 三郎が入手した「夢野幻太郎」の情報は、どうやら真相ではない(真相は中王区によって隠されている)らしい。 ただ、乱数はこの三郎が入手した情報をもとに、幻太郎の勧誘を行っています。 この情報が嘘偽りとなると、乱数の勧誘で幻太郎が心を動かされた理由に説明がつかないと思うのですが、どうなのでしょうか。 さらに天谷奴という謎の詐欺師の登場。 どうやら三郎に興味があるらしく、わざわざ「夢野幻太郎の担当編集である」と偽って、情報の裏付けをしたがっていた三郎と対面したのですが。 この男、中王区のトップ・乙統女と繋がっているらしい。 今後の展開が読めませんが、 少なくともメンバー候補者は、リーダーによるチームへの勧誘以前から、中王区によって注視されていたのではないかと思います。 三郎然り、幻太郎然り。 さらにさらに、 中王区が「夢野幻太郎」の真相を隠したがっている理由が分からない。 既存のドラマ・トラックでは、幻太郎が乱数の過去や正体について色々と探りを入れ、乱数が本性を表しながらそれを牽制する場面があります。 現政権のNo. 2である無花果と手を組んでいるらしい乱数は、12人の中で唯一きな臭い人物として描かれていますが、 こうなったら幻太郎まで怪しくなってくる。 それとも幻太郎自身も知らない、彼の秘密があるのでしょうか。 第二話はM. C中心の物語か? 第一話は、二郎と三郎が依頼を遂行する過程が主に描かれていて、まだ一郎への報告&バスブロ結成にまでは至っていません。 しかし、ラストのページでヨコハマ・ディビジョンの左馬刻の姿が描かれています。 第二話も第一話と同じ構成で、ドラマ・トラック1の前半や秘話などが語られるのではないでしょうか。 私は後者の方に興味がありますが(笑) 感想まとめ 一話目から色々と衝撃的だった「side B. C」ですが、ただドラマ・トラックのストーリーをなぞるだけではなくて、新たな謎や疑問を与えてくれたので、続きが気になるところです。 とりあえず来月号も読んでみます。 漫画アプリ「Palcy(パルシィ)」でも読めるよ 前の記事でもご紹介しましたが。 本記事で取り上げた「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side B. C」、及び「ヒプノシスマイク -Before the Battle- The Dirty Dawg」は、漫画アプリ「Palcy(パルシィ)」でも読めるそうです。 C」は1月2日から読めるようになるらしいです。

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#bl #ヒプノシスマイク ヒプマイ 寂雷×乱数 ~先生に怒られたい乱数~

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だんだん近づいてくるその音からイライラが手に取るように伝わってくる。 ガチャっとそれの方が壊れるだろと思うくらいの勢いでドアが開いた。 「おい!乱数!なにし…」 「おっじゃましまーす!へー、相変わらず汚い部屋だねー」 「乱数ぁ!」 「いーからいーから!イライラしないで?お酒持ってきたから飲もー!!」 「はぁ…」 腕を退けて中へ入り込む。 案の定おでこを捕まえられぐっと引っ張られる、が掲げたコンビニ袋を見ると落ち着いたのか肩を落とした。 「何なんだよ…まじで…急に」 「何かないとダメなのー?」 必要な物だけ。 そんな殺風景な部屋。 左馬刻らしいと言えばらしいが…。 「ねぇ、エロ本の一つも持ってないわけ?」 「エッ、ゴホッォ…ゴエッブォッ…はぁ…」 「あはははは!きったなー!!」 「ふざけんなよ!お前そんな話ししに…」 「だって、左馬刻、女の人嫌いじゃん?でも男じゃん?純粋にどうしてるのかなーって」 部屋の真ん中に佇むミニテーブルにはビールの缶と枝豆、お菓子、チーズ。 「んなもん、教える筋合いはね…」 「ねぇ、僕が手伝ってあげようか?」 「はぁ?…っおい!乱数っ…」 ベットに座っていた左馬刻の背中を押す。 あの厳ついチンピラはいとも簡単に倒れた。 「はいはい、うるさいのはいいからー…」 抵抗も無い身体に馬乗りになる。 本人は抵抗出来ない恐怖と不信感に頭を巡らせている。 左馬刻の両手首を揺らすとガシャンっガシャン鈍い音が響く。 「お前、こんなんなんで持ってんだよ」 「左馬刻んとこのお巡りさんに借りたんだよ〜」 取ってきたのが本当だけど。 「それよりさぁ〜、顔真っ赤にして〜、力も入らずに拘束される気分はどお〜?」 「お前…本気で殺すぞ」 本来ならば本気でヤられる鋭い目つきを向けられる。 だがそれも今は説得力を失っている。 「ん〜…ここ、こんなんになってる人に言われてもなぁ〜」 「ッ…っおまえ…やめっ…」 ケツに当たる硬い感触を確かめるように腰を揺らす。 布越しからでも分かるくらいにしっかりと反応しているのを感じると笑みが止まらなかった。 「あんまり同様してないよね〜」 「っ、どうせ…何か盛ったんだろ、お前ならやりかねない」 「え〜!僕そんな印象ぉ〜?」 意地悪だなぁ〜とシャツのボタンを一つ一つ外す。 程よく絞られた白い身体が露わになる。 喉元からツーっと指を滑らすと、普段からは想像もできない声が溢れた。 「左馬刻かっわいい〜」 「マジでこの後覚悟しろよ…」 「はぁ〜い!」 ちゅっと肌に唇を落とす。 「僕準備するから暫く待っててね〜」 下を脱ぎ身体に手を付いた。 左馬刻に指を舐めさせ、後ろを触る。 「っふ…はぁっ…んっ、あっ…はぁ、」 俺の始終を見ていた左馬刻はだいぶお預けされているのもあり苦しそうだった。 ただ、こんな状態でも我慢できるのは流石だなと感心してしまう。 「はぁ…んっ、お待たせ、じゃあ…」 「本当にすんのかよ…第一お前先…」 左馬刻のズボンと下着を一気に脱がす。 元気な元気な左馬刻君が爆発しそうなほどパンパンに息を吐いていた。 「ごちゃごちゃうるさい!もー…いいから…んっぁ…はぁっ…入っ、っっ…」 「チッ…くっ…ぅ…はぁ」 「あぁぁ…ふふふっ、入っちゃったね〜」 あれだけ何だかんだ言っておきながらも中に入ると大人しくなり焦るようにヒクヒクと動く。 「っいっ…はぁ…んっ…んっふ、んっ〜…」 ゆっくりと腰を上げ落とす。 自分でやっていながらこっちまで焦れったくなる。 「あぁ…さまときぃ…んぅ…いいぁ…きもち…」 「どうなっても知らねぇからな」 「ぅあっ…!!」 上半身を起き上がらせ、ベットのポールを掴んでいた両手が背に周り肩を抑えられる。 完全に下も上も逃げ場を失った。 「やっ、さまっ…んぁぁっつ…はあっ…あっあっ…」 「嫌じゃねぇだろ…はぁ、クソっ…」 容赦無く中をズコズコと突き上げる。 手加減なしのただの獣。 「一旦退け、後ろ向いて手付け。 」 言われるがまま四つん這いになる。 「ひっぁ…んっ…あっ…はぁっはあっ…あっ」 あのジジイよりも激しい乱暴なセックス。 寂雷はこんなんじゃくてもっと優しく、壊れるものでも触れているかのように。 いつも煽ってんのに、別に激しいのが望みとかじゃないけど、でもなんとなく思いついてしまった。 寂雷に注意される度に感じていた満足感はもし、こんな形で俺が怒らせたら。 寂雷はどういう…。 「はぁ…そう言うことですか」 「っ、」 「あっは〜、寂雷さんおそーい」 コートを来たままの寂雷がドアの前で立っている。 「鍵が開いてるから勝手に入ってこいなんて言ってたからなにかあると思えば」 とぐちぐちしゃべる視線と目があった。 その瞳は確かにいつもと変わらなかった、そう左馬刻は感じるだろう。 俺には分かった。 その温かさに隠れる熱と闇。 「おい、乱数…どういうことだ」 左馬刻の疲れ切った怯えが混じっているような声が聞こえた。 「どういうことって…左馬刻と二人で飲んでるからジジイもどぉー?って」 「はぁ…てめ…」 左馬刻が全てを理解したように身体を引いた。 「左馬刻君、どうやらうちのが迷惑をかけたようだね。 こっちで注意しておくからもらっていくよ」 「はぁ…」 うわうわ…目、笑ってないって。 と、寂雷に腕を掴まれ身体が浮き宙が揺れた。 「ちょ、俺下履いてない!」 「いいです。 車すぐそこなので。 しっかりそのだらしない服が隠していてくれているので大丈夫です」 「大丈夫じゃないってー!!」 「左馬刻君、お騒がせしました」 「あっ、…」 「さっまときじゃあね〜!」 車の扉を開けると、放り投げるように俺を入れた。 「ちょっと痛っ…」 自分も身を屈め乗り込むと、 「しばらく黙っててください」 と何やら後頭部座席を探る。 戻ってきた手が持っていたのは口カセと目カセ、そしてロータ。 さらに両手を後ろで縛られ、目を塞がれた。 口には無理やり押入れられうっと嗚咽がこみ上げた。 「んっん!!んっ!」 寂雷の手は何も言わず黙々と作業を続ける。 「んっっっっ!!…ん、っん…」 寸止めで部屋に入られたせいでまだ疼いている中でローターが動く。 しかも、スイッチは強。 感じられるのは、車が静かに動いているという事実だけ。 あれから寂雷はなにも話さないし、むしろ気配もしない。 ここがどこかも分からないし、どこへ行くのかも分からない。 そんな恐怖の中、こっそりと心は弾んでいた。 車が止まった。 扉が開き引きずり出され、また担がれた。 静かな電気音が聞こえた。 エレベーターに乗ったのだろうか。 だとしたら…、場所は寂雷の自室か。 ドアが開く、未だ担がれたまま寂雷のジジ臭い匂いが身体にしみた。 ドスンっと落とされる。 フワッと舞った同じ香りと馴染みのある感触。 両手のヒモを取ると腕を持ち上げまた縛られた。 軽く腕を引くとある位置からは動かなくなっていることに気づいた。 どこかに縛り付けられたか…。 「楽しそうですね…飴村くん…」 「ふぅ…んっふ…ふぅ…ふ…」 「どうせ君がクスリでも盛ったんでしょう。 そうでもなければココ、期待してこんなにヒクヒクさせませんよね」 ヒモを引かれる。 中で位置がズレ、擦れる。 「はぁ…君が悪戯っ子なのは知っていましたが、ここまでとは…正直呆れて何も言えませんよ」 見えない視界から寂雷の冷めた視線を感じる。 背中にゾクゾクが走った。 身体が自然に震えた。 「本当に君は…しばらくそうしていなさい」 椅子の引かれる音が聞こえた。 パソコンのキーボードが打たれる。 席を立ったり、コーヒーを飲んだり。 耳が冴えているだけで寂雷の動きが自然と頭に流れてくる。 中のローターはおさまることを知らず容赦なく微妙な快感を与え続ける。 イキたい。 寂雷の長い指で…寂雷の太くてあの…。 「んっ…ふんっ…ふぅんっっ…ぅ…」 「声が大きくなってますけど」 ビクッと身体が揺れた。 寂雷を意識しすぎていたあまり近づく存在に気が付かなかった。 「んんっ、んんんっん… これ外して… 」 また、あの冷たい視線が突き刺さる。 「んんんんっ… おねがい… 」 「はぁ…しょうがないですね」 口が開き、目の前が明るくなった。 「だらしない顔ですね。 ぐちょぐちょで」 「はぁ…はぁ…じゃくら…おねが、取って…」 やはり寂雷の瞳は冷たく俺を突き放していた。 「どちらの事を言っていますか?」 「どっちも!ねぇ!っんはぁ…おねがい」 「はぁ…」 寂雷の色はより一層冷え熱を帯びていった。 「だったら、その気持ち悪い演技をやめなさい…」 顔がぐいっと近づけられた。 顎を掴まれ、唇を近づけられる。 ただ、近づけられるだけ。 「っふっはぁあはは…バレてたか…はぁ…」 「バレてるに決まっているだろ。 まぁ、だらしない顔は中々良かったが」 「あれも演技だと言ったら?」 「まさか、君の演技と演技では無いところの違いくらい分かるさ」 ふっと寂雷の口角が上がった。 依然、顔は近づけられたままで、何も起きない。 「その、キスしたくて堪らないという顔も演技だと言うのですか?」 「なっ…何言っ!」 「ほら、君からキスしてみなさい」 「だから!やってんだろ!」 さっきから何度顔を上げても届かない。 そういった微妙な距離に寂雷は留まったまま。 口を開いてキスを煽っても一向にしてくれる気配はない。 「ねぇ、これ本気で取って腕」 「嫌ですよ。 今回は本気で怒ったんだ。 なんの企みがあったかは知らないが、左馬刻君に迷惑をかけて…」 寂雷の声のトーンが少しづつ下がっていくのを感じた。 「それに、飴村君、何をしたか分かっていますよね…」 「え、まって…じゃく…っいひっぁ、」 中に入っていたローターが勢いよく飛び出した。 そのままそばへ放ると自分のをあてがった。 「先程までで準備はできていますよね」 「まってまって、まって…まだ…」 「待ちませんよ」 「んいっひ…ぁぁぁっっ…」 ぐっぅと腹を引裂き中へと入ってくる。 縛られた手首がぎりっと痛んだ。 「あっ、あっはぁっ、ぁっ…やぁ…」 「喘ぐことしかできなくなったんですか?なんとも可愛らしい」 左馬刻としてたときも結局既で止められ、そこからここに来て30分ほどローターを入れられっぱなしだったのが響く。 焦らされまくった結果、いつもよりも数段の快感が身体を疾走った。 「君は私とお付き合いをしているのですよ?なのに平気で私に見せて、彼の他にもそうやってるんですか?私に怒られるのが好きなのは分かりますが、今回は及第点です」 「やっ、はぁ、はぅっ…あっんんっあ…はっ、ちがっ…してないっ、してないか…ら、」 「信用できないですね君が言っても」 ゴツゴツと奥を突く。 痺れる波は引かず、本気で死ぬんじゃないかと思った。 「むりっ、…むりだかっ…ほんと、あっ、はぁっんっぁ…」 ベットが軋むたび、手首の痛みが滲んでいく。 あぁ、本気で怒らせたんだと少し後悔した。 「イクっ…やぁっ…はあっ、む、あっあっ、んっあぁぁっっつ…」 「何一人でイってるんですか」 手かせが外された。 見までもなく真っ赤に染まっているのは分かった。 身体を持ち上げられ膝の上に乗る。 まだ入ったままの寂雷のものがさらに奥へと入っくる。 「はぁ…っ、あっんん…」 下から突き上げられた。 入ってはいけないところまで入っている気がした。 「いま…いまっ、イッたば…っあは…ふぅんっ…」 「飴村君、飛ばないでくださいよ…こっち、ちゅっ」 「んぅっんっ…はぁ、んっちゅぁ…ちゅっ、んあ」 キス…そうこれ。 寂雷の温もりが伝わってくる。 柔らかく、温かく。 「んっあっ…はぁっ、はぁ、あっぁっんあっ、」 「次、っ…同じ事をしたら…本気で、閉じ込めますよ、っ…」 「しないっ、はぁっ…しないからっ、キスっ…キスして…じゃくら、ぁっん…はぁっんんちゅ…」 寂雷の大きい身体が俺を包む。 今度はどんなことでお仕置きしてもらおうか。 こんな俺でも愛想付かずにずっと一緒にいてくれるのはこの人だけなんだろうなと思った。 そしてずっとずっとこのままで居たいと、そう思った。 静かに揺れる髪が妙に恐ろしか った。 「おい!一郎!!」 「はぁ!?知らねぇーよ、俺を巻き込むなって」 肩を掴むと真剣に嫌な顔をされた。 「俺は被害者だぞ!」 「だから知らねぇって!!」.

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