「花婿の謝辞」は、全体の構成を考えてまとまりのあるスピーチに 結婚式・披露宴の最後に、ゲストへの感謝の気持ちを伝える「花婿の謝辞」。 感謝の気持ちを新郎自身の言葉を使って、スピーチで丁寧に伝えることがなによりの挨拶なのですが、これから挙げる文例のように基本的な流れを踏まえたスピーチ・挨拶で謝辞を構成すると、さらに上手に気持ちを伝えることができます。 スピーチの「出だし」で結婚式に出席してくれたことへの感謝の気持ちを、「中盤」で新しい人生に向けての抱負を、「結び(シメ)」で今後の支援・指導をお願いする、というのが挨拶の一般的な流れです。 これから紹介する文例のように、この流れさえ押さえておけば、原稿を丸暗記しなくてもまとまりのあるスピーチに仕上がります。 それでも原稿を持っていたいという新郎の場合は、謝辞を書いた白い便箋を手元に用意しておいてもOK。 それでは、さっそくこの「出だし」「中盤」「結び(シメ)」3つの流れに沿って、スピーチ・挨拶に使える新郎の謝辞の文例を紹介していきましょう。 結婚式・披露宴に出席してくれたことや祝辞などに対するお礼、結婚式のために余興や受付などで協力してくれたゲストへのねぎらいの言葉などをスピーチ・挨拶に盛り込んでいきます。 ふたりの結婚式・披露宴がどんな状況で行われていて、そのスピーチ・挨拶を聞いたゲストがどう感じるのかなど、ゲストの気持ちに寄り添って想像力を働かせることも大切な要素となります。 紹介する新郎の謝辞「出だし」の文例を参考に、挨拶の内容を考えていきましょう。 謝辞の「中盤」は、「出だし」や「結び(シメ)」以上にオリジナリティを求められる部分ですので、ここで紹介する謝辞「中盤」の文例はあくまで参考程度にし、新郎自身の言葉で表現し挨拶するのがオススメ。 それでは新郎の謝辞「中盤」の文例を紹介します。 <新郎新婦からゲストへの思いを伝える文例> 「本日、こうして晴れて夫婦になれたのも、みなさまの支えがあったからにほかなりません。 心から感謝申し上げます」 「私たちが今日の日を迎えられたのも、たくさんのみなさんのお力添えがあったからこそです。 これからは人生のパートナーとして支えあっていこうと決めました」 「職場で知り合った私たちですが、仕事を通じて築いてきた信頼を、今後は新生活の中で育てていきたいと思っています」 <遠距離恋愛を実らせた場合の文例> 「東京・大阪間での遠距離恋愛を乗り越えて、今日の日を迎えることができました。 今後の指導・支援などをお願いするとともに、新生活に向けたふたりの抱負や決意をスピーチに盛り込んでいくと、明るく前向きなイメージで挨拶を締めくくることができます。 文例を参考にして、最後にもう一度ゲスト全員への感謝の気持ちを盛り込みつつ、年配のゲストにも配慮し、あまりくだけた表現のスピーチにならないよう気をつけましょう。 それでは新郎の謝辞「結び(シメ)」の文例を紹介します。 <披露宴のスピーチなどへの感謝の文例> 「みなさまからたくさんのお祝いの言葉、あたたかい激励の言葉をいただきまして、深くお礼申し上げます」 「たくさんのお祝いや励ましの言葉、さらに楽しい歌や余興でこの席を盛り上げていただき、大変感謝しております」 <披露宴を無事終えられたことへの感謝の文例> 「本日こうしてみなさまのおかげで幸せな時間が過ごせましたこと、心よりお礼申し上げます」 <家族への感謝の文例> 「最後にこの場をお借りして、私たちをここまで育ててくれた両親に感謝の気持ちを伝えたいと思います。 今日までありがとう。 そしてこれからもよろしくお願いします」 <会場スタッフへひと言伝える場合の文例> 「こうして無事に披露宴を行えたのは、スタッフの方々のお力添えのおかげでもあります。 ありがとうございました」 <指導のお願いの文例> 「これからも、変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします」 「まだまだ未熟な私たちですが、どうかみなさまには末長く見守っていただきたく、よろしくお願い申し上げます」 「至らないところの多い私たちですが、今まで同様のご指導・ご鞭撻をいただきますよう、お願い申し上げます」 <結びの言葉の挨拶文例> 「最後になりますが、みなさまのご健勝をお祈りして、お礼の挨拶とさせていただきます。
次の父親の挨拶・謝辞のスピーチ文を作るコツ コツ 謝辞ポイント 説明 1,お礼の言葉を挨拶文に必ず盛り込む 1-1. 両家を代表してお礼の言葉を述べる 語り手が新郎の父であっても(新郎側の親族であっても)、必ず両家を代表してお礼の言葉を述べる。 1-2. 結婚式・披露宴の出席者へのお礼の言葉 忙しい中を時間を割いて、披露宴の席に出席して頂いたことへのお礼を述べる 1-3. 媒酌人へのお礼の言葉 新郎新婦の縁を取り持って頂いたことへのお礼として、媒酌の労に対するお礼の言葉を述べる 1-4. 祝辞や励ましの言葉へのお礼 披露宴の席で頂戴したお祝いの言葉や、励ましの言葉などに対するお礼を述べる 2,今後の支援をお願いする言葉を入れる 2-1. 今後の指導や支援をお願いする言葉 新郎新婦が夫婦となった後も、指導や支援をお願いする言葉を述べる 3 ,その他のポイント 3-1. 自分達の気持ちを入れる 親としての喜び(親族としての喜び)や、祝辞を頂いて嬉しい気持ちなどを述べると良い 3-2. 新郎の挨拶と、言葉が重複しないように 親族代表謝辞と、新郎の謝辞の両方がある場合には、二人の謝辞の内容や言葉が同じにならないように(重複しないように)配慮します。 3-3. 新郎の父親以外の人が親族代表で挨拶をすることもあります。 親族代表謝辞ということなので、新郎の父に限定する必要はありません。 例えば新郎の父が亡くなっていれば新婦の父であったり、新郎の叔父が挨拶をすることもあります。 新郎新婦の「家」「一族」を代表してお礼を述べることになります。 3-4. 挨拶はあまり長くならないように 出席者も疲れてくる頃なので、あまり長くなり過ぎないようにします。 挨拶の全体の構成(起承転結) 構成 ポイント 文例・例文 起 1. 両家を代表致しまして心よりお礼を申し上げます。 承 4. 今日の気持ち、喜びの言葉など [この部分で気持ちを伝えます] ・皆様から二人のためにお心のこもったご祝辞を頂戴し、感謝の念に耐えません。 ・皆様から新郎新婦のためにお心のこもったご祝辞を頂戴し、感謝の念に耐えません。 転 5. 今後の指導や支援をお願いする言葉 ・まだ未熟で半人前の夫婦でございます。 どうかこれからも厳しくも温かいご指導のほどよろしくお願いします。 結 6. 最後に結びとしてお礼の言葉も忘れずに ・ご臨席の皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたしまして御礼の挨拶とさせて頂きます。 ・本日はまことにありがとうございました。 先ほどより皆様から沢山のお祝いのお言葉を頂戴し、感謝の念に耐えません。 二人に代わりまして厚く御礼を申し上げます。 そしてもし兄がこの場におりましたらきっと涙を流して歓んでいることだろうと思います。 親族として本当に嬉しく、そして有り難く思っております。 こうして皆様から祝福のお言葉も頂戴し、本当に良いご縁に恵まれて幸せだと思うと共に亡き兄にも良い報告ができると私自身も安堵したところです。
次のまずは披露宴における新郎挨拶/ウェルカムスピーチの目的 新郎のウェルカムスピーチは文字通り、ゲストを歓迎する言葉です。 遠くから来ていただいたお礼や、お忙しい時に自分たちの披露宴に参加してくれたお礼、本日を楽しんでいってほしいという言葉だったりと、ゲストをおもてなしする宣言だと思っていただければと思います。 あくまで自分語りの場ではなく、ゲストの皆様に向けたスピーチになります。 披露宴での新郎挨拶/ウェルカムスピーチっていつやるもの? 新郎のウェルカムスピーチは結婚披露宴の中でもすぐのタイミングになります。 迎賓(ゲストスタンバイ)• 新郎新婦入場• 新郎ウェルカムスピーチ という順番の場合が多いです。 つまり本当に入場してすぐになるので、新郎は場に慣れる時間やお酒を一口飲む余裕もなく、挨拶・ウェルカムスピーチに挑む必要があります。 だんだんと緊張はほぐれていくものですので、最後の謝辞などは比較的余裕をもってお話される新郎が多いですが、ウェルカムスピーチはたいていの新郎が緊張しています。 新郎挨拶・ウェルカムスピーチの基本・鉄則 挨拶/ウェルカムスピーチの適切な時間は1〜2分前後 ウェルカムスピーチはゲストをもてなすご挨拶となりますので、多くを語る必要はありません。 ゲストにとってはその後に主賓挨拶や乾杯挨拶などそこそこ時間がかかるコンテンツも後ろに控えているので、そんなに時間をかけずにしっかりと要点を話、終えることが理想です。 しっかりと挨拶/ウェルカムスピーチの練習をすること このくらい短い文章だったら練習なしでも余裕でしょという風に思うかもしれませんが、少なくても数回は声に出して話見ることが重要です。 結婚披露宴は普段の仕事や友達の前で話すのとは違った緊張感もありますので、準備をして挑みます。 また、実際に声に出して読むことで文章の違和感などに気づけるメリットもあります。 挨拶/ウェルカムスピーチ中カンペを読んでもいいか。 結論から言うと最初の挨拶、ウェルカムスピーチ程度の短さであれば、しっかりと覚えましょう。 ただ、一方で緊張で思いがけなく真っ白になる可能性もあるので、万が一のために紙を忍ばせておくのがベストでしょう。 そしてカンペを読むにしろ読まないにしろ、しっかりと前を見て、堂々と話すことが大事です。 特定の誰かを見てながら話す必要はありませんが、会場全体を見渡しながら、姿勢良く話しましょう。 定型文じゃなくて、自分の言葉で挨拶/ウェルカムスピーチを 最初の挨拶やウェルカムスピーチを考えるにあたって、文例集を参考にしたりする場合もあると思いますが、できればそれを参考にするだけにとどめていただきたいです。 確かに基本構成やマナーを知る必要がありますが、文例集を作ったのは赤の他人。 自分の結婚披露宴に参加してくれたゲストの皆様に対してはしっかりと自分の言葉で挨拶をしましょう。 新郎ウェルカムスピーチを大成功させるために 新郎挨拶・ウェルカムスピーチの基本構成を知ろう 新郎の挨拶の基本構成は下記の流れが鉄則です。 ゲストへのお礼• 挙式の報告• 締めの言葉 の3構成から新郎挨拶は成り立ちます。 順に説明をしていきます。 新郎挨拶ウェルカムスピーチの基本構成:ゲストへのお礼 ゲストへのお礼はいわゆる「本日は皆様ご多用のところ、私達の結婚披露宴にお越し頂き、誠にありがとうございます。 」のゲストの参加に対する感謝の気持ちを表現するところです。 基本的に「皆様お忙しいところに〜」が一番ベースになると思いますが、下記のようなシーンの場合はいろいろと組み合わせる方が良いでしょう。 雨の日の新郎挨拶 雨の日の場合は 「お足元の悪い中〜」や 「あいにくの空模様」などの挿入句を入れるのがいいでしょう。 更にそれで終わりだけではなく、「恵みの雨と信じて〜」や「雨降って地固まるなどといいますが、」、「雨の日の結婚式は天からの恵みとも言われ、新婦が幸せになると言われているらしいそうです。 (笑)」などを入れるとスマートでしょう。 遠くから来ていただいたゲストが多い場合の新郎挨拶 新郎新婦が上京された方や転勤が多かった方、大学地方だった方などは遠方からのゲストも多いことでしょう。 そういった場合は「私達の結婚披露宴のため、遠路はるばるお越しいただき〜」などのお礼を入れましょう。 またもし今の現住所エリアと違う場で結婚式披露宴を行う場合はその場を選んだ理由もしっかりと語るのがいいでしょう。 新婦の夢をかなえるために、皆様には遠いところお越しいただくことになりましたが〜」などの場を選んだ理由をしっかりとお話しましょう。 その他 その他に考慮するシーンとして、年末や連休などの休みの日や特に忙しい時期、特に暑い日や寒い日、近い時期に災害があったときなどの場合はシーンに合わせた挿入文を挨拶に入れましょう。 新郎挨拶・ウェルカムスピーチ:挙式の報告編 ウェルカムスピーチは挙式を行った場合は新郎ウェルカムスピーチで報告するのが定番です。 披露宴参加ゲスト全員が挙式に参加したとしても報告だけでなく、お礼をする意味もあるので、しっかりとお礼をしましょう。 新郎挨拶・ウェルカムスピーチ:締めの言葉 締めの言葉は一番新郎の個性が光る瞬間です。 少なくても私はそう思います。 締めの言葉は様々なパターンが考えられます。 この会場を選んだ理由 これはよくあるパターンですが、定番で素敵だと思います。 数多ある結婚式場の中でなぜここにしたのか、ゲストも少なからず気になっているはず。 合わせて今日の披露宴を楽しみにさせるような説明があるとより良いですね。 「ここのチャペルに新婦が一目惚れして」• 「駅からも近く、交通のアクセスもいいので、ゲストの方もご参加し易いかと思い」• 「試食で食べた料理が美味しくて、ゲストの方も楽しんでいただけると思ったので、」• 「プランナーの方が私達とゲストの皆さまをしっかりと考えてくださる方だったので、きっといい式になると思い。 」 子供授かっている報告 なかには既にお子さんを授かっている場合もあるでしょう。 そういったときにはこの場で報告するとよりゲストが盛り上がるでしょう。 「ご報告させて頂いた方もいらっしゃいますが、この度子供を授かりまして、2倍の責任と喜びを感じています。 」などの言葉がいいでしょう。 ゲストのお酒や食事にこだわっていること これはゲストが喜ぶポイントですね。 余興を楽しみにしてほしいこと もし披露宴のなかに気合の入った余興がある場合はそれを楽しみにしてて宣言もいいです。 「大学時代の友人がバンド演奏をしてくれる。 」「プロ級の歌をうたってくれる」「実はスペシャルゲストが来てくれるので!」など食事以外にも楽しむポイントがある場合もゲストの披露宴に対する期待値を高めるためにも言ってもいいでしょう。 余興やる方は大変ですが(笑) 最後に 新郎のウェルカムスピーチは披露宴のスタートの挨拶です。 ウェルカムスピーチの出来不出来で披露宴の変わるといっても過言ではないと冒頭にお伝えしましたが、そのくらいの気持ちでしっかりと考えて、練習して、堂々とスピーチをしましょう。 ふたりらしい結婚式がつくれるアイテム通販サイト!.
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