どうも、アサマです。 ホーム画面にランダムに出てくる英雄たちですが、どうやら同じ英雄を複数持っている場合には同時に出てくることがあるようです。 で、気づけばわが城はこんな状態に。 セシリアさんが4人…。 話しかけた時の受け答えが何パターンかありますが、4人のセシリアさんはそれぞれ独立しているようです。 違う会話が楽しめました。 (全部違ったわけではありませんが) 出てくるのはリーダーも含めて8人なので、セシリアさんをもっと集めて20人くらいにすれば、オールセシリアさんにするのも夢ではなさそうです。 それにしても皆さん、城の中では馬から降りてほしいものです。 この中で良識があるのはジェニーさんだけという…。 あ、そこの客人も下馬願います。
次のどの面下げて来やがった!? 「ちょっと、そこの少年少女」 「?俺達の事ですか……?」 「ピカ……?」 「この町のジムに行きたいのだが…… 場所を知っていたら教えてくれないかな?」 「いいですよ。 俺、さっきジム戦してきたばっかりなんです。 」 「ほ〜〜それは調度良い。 案内してくれ。 」 「はい、いいですよ。 」 「もぉ〜また安請け合いしちゃって…… まだお互い名前も聞いてないのに……。 ちなみに、アタシはカスミ。 」 「俺はサトシ。 」 「自分はタケシです。 」 「おお、そうか。 じゃ、案内してくれ。 」 「……」 「ん?どうした?」 「「「貴方の名前……」」」 「ああ、そうだったな。 私の名前は……」 どの面下げて来やがった!? 宿王で11のか!? ミカン「ブラック、もうすぐ料理出来るから。 」 ブラック「おう。 」 ……金曜のアサギジム。 つまみ食いしちゃダメぇ!」 ブラック「なに!?ピットの分際で、 ミカンの料理をつまみ食いしただと!?」 ピット「ブ、ブイ〜〜!?」 ブラック「こら!逃げるな!! おとなしくお縄に付け!!」 ミカン「ブラック、あまりドタバタしないでね〜」 他の人から見れば、なんでもない事…… そんな、ささやかな事も、2人にとって幸せな時間だった。 突如、ジムのチャイムが鳴った。 それは挑戦者が来たという事…… つまり、ジムリーダーであるミカンが、 バトルしなければならないという事を示していた。 ミカン「ゴメン、ブラック。 料理、遅れそう……」 ブラック「気にするな。 いつもの事だろ」 ブラックは、ピットの耳を掴みながら言った。 ミカン「じゃあ、行ってくるね」 ミカンは階段を駆け上った。 ……アサギジムは、一階に リビング、座敷と闘技場(バトルフィールド)とがあるが、 リビング、座敷は闘技場とは繋がっておらず、 闘技場に行くには、裏口から外に出るか、 ミカンの部屋や事務室等がある 二階を通らなければならない。 ミカンは廊下を通り抜け、闘技場への階段を下りた。 ミカン「あら……サトシさん。 」 サトシ「やあ、ミカンちゃん。 」 ミカン「どうしたんですか?忘れ物でもしましたか?」 サトシ「いや、ちょっとそこで、 ジムに挑戦したいって言う人がいたから、 連れてきたんだけど……」 ミカン「挑戦する人?」 「私の事だ」 サトシ達の後から、30歳ぐらいの男性が現れた。 ミカン「貴男が挑戦者ですか?」 男「ああ、そうだ」 ミカン「そうですか…… では、ポケモンリーグ公式ルールに則り、 使用ポケモンは2匹、時間無制限一本勝負。 ジムバッチをかけたバトルを……」 男「あ……ちょっと待ってくれ……」 ミカン「?」 男「私はジムバッチを求めてきたわけじゃないんだよ。 ……各地のジムのポケモンは、 大体が一つの属性を極めている事が多いだろ? 実を言うと、私は、色々な属性の強いポケモンを 自分のポケモン戦わせて、自分のポケモンを 全ての属性に対応出来るようにしようとしているんだよ。 」 カスミ「え〜〜!!そんな事出来るんですか〜〜!?」 タケシ「サンドに水の抵抗力をつける…… っていうトレーナーには前に会ったけど…… 全ての属性に抵抗力を付けるっていうのは……」 男「サンドに水抵抗だって……!? そいつはすごいなあ……そんな事、 普通は出来ないだろうに……」 サトシ「??……でも、さっき、 『全ての属性に対抗出来るように』って、 言っていませんでした???」 男「う〜ん……『抵抗力』と『対抗出来る』とは 大分違うんだが……まあ、実際やってみれば分かるだろう。 ……と言うわけでだ。 バッチはいらないから、一対一のバトルで ……手加減無しで、本気で来てくれないか?」 ミカン「いいですよ……。 ……最近そうゆうの多いですし。 」 ミカンはモンスターボールを取りだした。 ……普通は、様子見の意味も含めて コイルを出すけど、一対一ならそうは言っていられない。 ミカン「アサギジムリーダー……ミカン! お願い……ハガネール!!」 ミカンの手から離れたモンスターボールは 闘技場の北側に落ちた。 同時に、ボールが開き、白銀の鉄蛇:ハガネールが現れた。 男「ゆけ!ヒセイ!!」 男の手から離れたモンスターボールは 闘技場の南側に落ちた。 同時にボールが開き…… ピット「ブイブイブイブイブイ!!!」 ブラック「……うるさい。 ミカンのバトルが終わるまで静かに待ってろ……」 ピット「ブイブイブイブイブイブイブイブイブイ……」 プチッ ブラックの堪忍袋の緒……だいぶ緩い、が切れた。 ブラック「……」 ブラックは無言でボールを投げた 「ニュュュラッ!!」 男が繰り出したポケモンは黒猫:ニューラだった。 サトシ「へぇ……ニューラか……」 サトシはいつものように、ポケモン図鑑を出した。 カスミ「どっかの化け猫ポケモンと違って、凛々しい感じね。 」 何処からかクシャミが聞こえた。 タケシ「だが、相性的には不利だぞ。 」 ……そう。 ニューラは悪・氷タイプ。 それに対して、ハガネールは鋼・地面タイプ。 普通なら、かなり厳しいバトルになる。 でも、この人の言っていた事が気になる。 全ての属性に対抗出来ると言う事は、 勿論鋼タイプの技にも…… 男「波乗り」 ざっば〜〜ん ミカン「!……ああ!ハガネール!!」 男「試合中に考え事は止めた方が良いぞ。 注意一秒怪我一生と言うだろ?」 ミカン「……そう……ですね。 ハガネール!アイアンテール!!」 ハガネールは尻尾(どこからかは分からない)を振り上げ、 ヒセイへと振り下ろした!! 男「ヒセイ、爪術!21!!」 「ニュラ!!」 カキィィィン!! 「「「「えっ!?」」」」 ヒセイは、ハガネールのアイアンテールを 右手の爪で、いとも簡単に弾いた。 サトシ「へえ……そうゆう避け方があるんだ……」 タケシ「う〜む……だが普通、ニューラのパワーで、 重量級のハガネールのアイアンテールを、 片手で弾くことは、無理があるような……」 タケシは首を傾げながら言った。 男「爪居合(つめいあい)…… アイアンテールは効かないぞ。 ……他の技にしてくれないか?」 ミカン「えっ……はあ…… じゃあ……ハガネール!地震!!」 「ハ……ガーー!!」 ハガネールは地面を思いっきり叩いた!! ……ちなみに、ジムの闘技場は基本的に、 逆免震構造になっており、どれだけ揺らしても、 闘技場以外には、まったく影響がない。 男「ふむ。 たしかにこれは弾けないな…… ヒセイ、跳び上がれ!!」 「ニュラ!!」 ヒセイは跳び上がった。 ミカン「ジャンプして、地震を避けるつもりですか…… そうはいきません。 ハガネール!そのまま地震!」 「ハガ〜〜〜!!」 そう、飛行タイプでない限り、 空中に留まり続けることは無理。 長い間、地震をし続けていれば、いずれはくらう。 男「ふむふむ。 なるほど。 だがそれでは、上がガラ空きだぞ。 ヒセイ!旋風(つむじかぜ)!!」 「ニュウ……ラ!!」 ヒセイは空中で、爪を大きく素振りした。 すると、爪を中心に渦が発生し、 渦はヒセイを包み込んだ! ミカン「え……っ!?」 「……ニュラ!!」 ヒセイは、その渦を足場にし、もう一回飛び上がり、 ハガネールの上に…… ドカッ ヒセイは頭をぶつけた。 ……まあ、室内でハガネールより上を取ろうとしたら、 ぶつからない方が不思議である。 ミカン「ハガネール!!岩雪崩!!」 ミカンはそのチャンスを狙い、岩をニューラに飛ばした。 ニューラに対して、効果抜群のはずである。 男「くっ、ヒセイ、爪術!乱返(みだれがえし)!!」 「ニュララララララララ!!」 バシ!バシ!バシ!バシ!バシ! ヒセイは、自分に向かって飛んできた岩を、 すべてハガネールに跳ね返した! ミカン「えええ〜〜!?」 「ハガガガガ〜〜!?」 跳ね返った岩はすべてハガネールの当たった。 タケシ「!!そうか、分かったぞ!」 サトカス「「えっ?」」 タケシ「どんな属性攻撃でも、当たらなければ意味はない。 つまり、『全ての属性に対抗出来る』というのは、 どんな攻撃も跳ね返すか避けると言うこと!!」 サトシ「どんな攻撃も……」 カスミ「跳ね返すか避ける……」 男「そのまま爪術、11!!」 「ニュラ!」 ヒセイは腕を前に差し出す。 すると、ヒセイの爪を氷が包み、輝く氷の剣となった!! サイル「氷牙爪(ひょうがそう)!!」 「ニュラァァァーー!!」 ミカン「ハ、ハガネール!避けて!!」 ヒセイはそのままハガネールへ斬りかかり…… どかっ ミカン「……あっ。 」 ヒセイの後頭部に、岩が当たった。 ……そう、ヒセイが跳ね返したのは、 ヒセイの方へ飛んできた岩だけだった。 そのため、幾つかの岩はヒセイの横を通り抜け、 天井にぶつかり、跳ね返ってきた。 その内の一つが、偶然ヒセイに当たったのだ。 「ニュ、ニュラ……」 ヒセイはそのまま落ちて行き、 トタッ 受け身を取り、地面の降りた。 男「うむむ……迂闊だった。 まさか天井に跳ね返ってくるとは……」 男は溜息を吐いた。 男「ミカンちゃん……だったな。 私のヒセイがトレーナー戦で ダメージを受けたのは一年ぶりだよ。 ……それに敬意を表して……」 ミカン「……?」 男「私のヒセイのとっておきをみせてやろう…… 55,66,77,88,100を!!」 ブラック「……遅いな」 ブラックは時計を見ながら言った。 ブラック「あれから三十分…… 勝つか……万に一つ負けるか…… ……してもいい頃なんだがな。 ……うん、味は良いな」 ブラックは火の加減を取りつつ、味見している。 ちなみに、ピットは氷付けにしてある。 ……あとで、爆風炎あたりで溶かしてやるか。 ブラック「それにしても……ホントに遅いな…… ……ちょっと様子見てくるか。 」 ブラックは火を切り、階段を駆け上がった。 そのまま廊下を突っ切り、闘技場への階段を駆け下りた。 ミカン「えっ……あの…… 別に敬意を示さなくても……」 男「まあ、そう遠慮するな。 」 普通、そんな得体の知れない技、遠慮するけど…… 男「まあ、威力は抑えておいてやるさ…… ……行くぞ!ヒセイ!!第88法……」 「ニュラ!!」 ヒセイは跳び上がっり、それと同時にスピードスターを繰り出す。 男「星翔瞬(ほしかけのまたたき)!!」 「ニュ……ラ!!」 ヒセイが腕を前で交差させると、 スピードスターは、ヒセイの足下に集まり、 大きな、一枚の星形の板になった!! ミカン「えっ……」 ヒセイはその上に乗り、ゆうゆうと宙に浮いた。 カスミ「ウソ〜〜!?」 男「はっはっは。 これぐらいで驚いちゃいけないよ。 ……さあ、ミカンちゃんも、遠慮無く、 攻撃してきてくれて結構だよ。 」 ミカン「えっ……あ、はい…… ハガネール!体当たり!!」 「ハガーー!!」 ハガネールはヒセイにぶつかっていく。 が、ヒセイはそんなハガネールの攻撃を、 星に乗って、物凄いスピードと小回りで避けた。 サトシ「……なんかさあ。 」 カスミ「ん……?」 サトシ「……ピンク玉?」 カスミ「気にしなーい。 」 男「よーし、星から降りろ!」 「ニュラ!」 ヒセイは星から降りた。 それと同時に、 星の板は、いくつものスピードスターになって消えた。 ミカン「突進!!」 「ハガーー!!」 ハガネールは、星から降りたヒセイへと向かっていく。 男「なんの、第66法:日壁護(ひかべのまもり)!!」 「ニュラーー!!」 ヒセイは手のひらを前に出した。 すると、ヒセイの前に、 手のひらを中心に、輝く壁が現れた! ミカン「……」 ハガネールはその壁に、音もなくぶつかった。 サトシ「……なに、あれ?」 カスミ「アタシに聞かないでよ!!」 男「よし、解除!」 「ニュ〜ラ!」 ヒセイが腕を降ろすと、輝く壁は消えた。 男「よし、続けていくぞ。 第77法:月影惑(つきかげのまどわし)!!」 「ニュラ……!」 ヴン! 一瞬、ヒセイを光が包んだ。 だが、直ぐにヒセイの周りの光は消えた。 ……100匹ぐらいに増えているけど。 ミカン「……影……分身?」 男「……の、強化&アレンジ版みたいなもんだな。 さあ、当てることができるかな?」 ミカン「うっ……ハガネール!竜の息吹!!」 「ハァ……ガァ!!」 ハガネールは、口からブレス…… もとい、竜の息吹を放った! 竜の息吹は、5体ほどのヒセイを包み込んだ。 しかし、全部影だったらしく、氷の欠片となって消えた。 タケシ「氷塵に姿を反射させているのか!?」 影は再び元に戻った。 ミカン「ハガネール!連続で竜の息吹!!」 ハガネールはその後4、5回ほど竜の息吹を放ったが、 どれも空振りに終わってしまった。 男「うむ……止めだ、ヒセイ。 」 男が言うと、ヒセイの一つがニュラ、と答え、 それと同じくして、影はすべて消えた。 男「さてと……ここらで決めさせてもらうよ。 第55法……」 ヒセイは爪を構えると、空に大きく円を描いた。 すると、さっきより大きな空気の渦が現れた。 ミカン「えっ!?」 男「纏雲刃(まといぐものやいば)!!」 ヒセイは、その空気の渦を斬るように、爪を振り下ろした。 空気の渦は、爪に触れるといくつかの竜巻になり、 ハガネールを包み込んだ!! ミカン「ああ!ハガネール!!」 ミカンはオロオロし始めた。 男「……安心しろ。 この技でトドメは刺さない。 」 ミカン「ホ、ホントですか……」 ミカンはようやく落ち着いた 男「ああ、トドメを刺すのは別の技だ。 」 ミカン「やっぱり刺すんじゃないですか!?」 男「大丈夫だ。 いつもの十分の一の力で撃つ……いくぞ!」 ヒセイは爪を引っ込め、手を握り拳にして、前に出した。 男「銀牙:須佐氷星爪術・第100法……」 ヒセイは握り拳を振り上げ、ハガネールへ駆けてゆく。 男「最終法:闇薙拳(やみなぎのこぶし)!!」 「ニュラアアアアァァァァァ!!」 ヒセイは竜巻を貫き、光の握り拳をハガネールにぶつける! 「!!……ハガ……」 ハガネールは、その場に倒れ込んだ。 ミカン「ハガネールーーー!!」 ミカンはハガネールに駆け寄った。 男「……心配するな。 精神面に、ちょっと衝撃を 与えただけだ。 1時間もすれば目を覚ます……」 男はヒセイをモンスターボールに戻した。 男「まあ、私が今まで戦った鋼使いの中では、 5本の指に入るか。 なかなかの実力だったぞ。 」 男は、そう言い残すと、そのまま外へと向かった。 「待ちやがれ!!」 闘技場の奥から聞こえた声と共に、 ニューラが物凄いスピードで、男へ近づく。 「メタルスラッシュ!!」 ニューラはそのスピードのまま、突っ込んできて、 ギシンッ! 男はヒセイを出し、爪居合で防いだ。 男「電光石火とメタルクロー…… それとも、スラッシュダウンの鋼タイプ版か。 相手との間合いを詰め、そのまま切り裂いて、 一気に駆け抜け間合いを取る…… 加速することにより、技の威力を上げる。 更にそのスピードゆえ、相手は避けづらくなり、 結果的に命中率が上がる。 技のあとの隙も、間合いを取ることにより、 最小限に抑えることができる。 如何せん、受け止められたらそれまで。 ……創作技としてはありがちな物だな。 」 「……淡々と説明しやがって。 相変わらずむかつく性格だぜ……」 ジムの奥から現れたのは…… サトシ「あっ!」 カスミ「あんたは……」 タケシ「……知り合いか?」 サトシ「ああ。 迷宮無しの名探偵を子供にした……」 カスミ「米国で、エイリアンに関する事件を扱っている……」 「しつこい。 」 ミカン「ブラック……そんなことしてたの?」 ブラック「……真に受けるなよ、ミカン。 」 男「ほお、なんだ御前か。 元気にしてたか?」 ブラック「『元気にしていたか』じゃない!! ぶっ飛ばしてやる……ニューラ!! 爆裂パンチ!!」 男「血気盛んだな……牙流拳(がりゅうけん)」 ヒセイはニューラの拳を右手で受け止め、 その勢いを利用し、かかとを中心に一回転。 そのままニューラの懐に潜り込み、 ニューラの顔に肘打ちを決めた。 「ニュ……ラ……」 ニューラは気絶した。 男「おやおや……一撃で気絶とは…… 御前のニューラ、攻撃ばかり上げて、 防御を上げるのを怠ってるな?」 ブラック「くっ……戻れ、ニューラ」 ブラックはニューラをボールに戻した。 ミカン「ねえ、ブラック……」 男「しかし御前……どうしたんだ、ジムに居着いて? ……御前が誰かの弟子になるとも思えんが。 」 ブラック「くっ……俺の勝手だろ!! それよりも……キサマ!! よくもノコノコ俺の前に現れたな!!」 ミカン「あのぉ……」 男「……パタパタと現れた方が良かったか?」 ブラック「羽根付けてどうする!!」 ミカン「ちょっと……」 男「トゲ付けるよりはマシだろう。 」 ブラック「あのなぁ!!」 ミカン「……ブラック!!」 ブラック「ん!?」 ミカン「その人と……知り合いなの?」 ブラック「うっ……まあ……」 男「おお、そういえば、まだ言ってなかったな。 」 男はヒセイを戻すと、ミカン達の方を向いた。 男「私は須佐流、銀牙氷星爪術の継承者。 ……シロガネタウンのサイル。 一応、そこのバカ息子の親だ。
次のそうだなぁ、また機会があれば。 …うん、応援ありがとう。 そうだね。 怪我だけ、見てもらうか。 森に帰るよ。 ……こ、降参。 先程の擽りのダメージでぜーはーなう。 …相手に静かに歩み寄り ……捕まえた…。 地味に怒っていた。 関節を極めちゃうか迷ったんだけど、痛いのよりは、こっちのほうがいいかなあって。 撫で上げてみる…、使えそうだ… 5、6回は経験済みだな。 ……ち、違う意味…??ファンなどいないが…。 (ぞくぞく) そ、そっか。 キナ、ほんとうに食べられちゃったこと、あるんだもんね。 ちょっと笑えない冗談か。 じゃあ、そしたら、ちがう意味の食べるってことにしとこう。 キナのファンに怒られちゃうけど。 まぁ、でも腕慣らし、と云う事で…。 またたき) ふふっ、これだけで、あきらめたりはしないかあ。 …捕まえられた…だと…! …ちょっ、こら、離しなさ…。 …まさか巻き込まれるとは、危ない…。 …やぁ、良い子良い子。 本命の一撃ではなく、フェイントのひと突き。 風乙女が放たれ、辺りを風の刃が乱れ飛ぶ… …此方の言葉は聞こえているさ。 実際友達に頼られるのは嬉しいもの。 君の光精霊も嬉しいのだと思うよ。 殆どが友と云ったところか。 キナはエルフさんだし、精霊さまを説得しちゃうかもって警戒してるから、呼ばないよ。 うん、そうする。 掲げた手の上に渦を巻くように集まる己の血。 細く、鋭く、形成されたそれは紅い矢… …愉しいのなら良かったよ。 今夜で帰る予定故…。 ふわり微笑めば、再度構えの姿勢 …ならば、共に愉しもうね…。 (キナの視界に砂を撒き散らしながら、翻るマントも弧を描く。 だから、此処にいる事自体、己でも不思議だよ。 ン 相手のサーベルを受けて、後ろへ流す様導く。 手馴し程度に軽く回す。 ちょっと意外かも。 良い戦いを、ね。 食べちゃおう。 【 …ヴィル。 もしくは子犬飼ってる気分。 (うん、) お仕事についても、楽しいよ。 私弱いし。 そうだよね、捲りにくいもんねえ。 さみしいもん。 じゃあ、待て(ステイ)してるう。
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