日本各地から採られるステージ 『 双界儀』(そうかいぎ)は、に(現)より発売された用。 発売当初のキャッチコピーは、以下などがある。 この世の裏に、常世あり。 あなたがいるから、現世だって悪くない。 守ってあげたいから、傷ついてほしくないから。 闘う男はドラマになる。 恋する女はドラマになる。 男と女、闘いと恋のアクション・アドベンチャー。 からはで向けにダウンロード販売が開始された。 概要 がを介して発売したアクションアドベンチャーゲームのひとつで、スクウェア初のフルボイスを採用した作品としても知られ、全編3Dフルポリゴンで構成されていて、その3Dフルポリゴンとフルボイスによるは約3時間にもおよぶになっている。 (語りの文章)とムービーは飛ばすこと()ができる。 の終了後にはを保存することにより、Disk1にて引き続き、物語と同じ広大なで、として楽しむことができる。 ただし、ごとの連戦になり、「とが逆転している」などの同一フィールドはなくなる。 ムービーも省略される。 監督と原案は天河信彦で、ドラマ演出は三ツ矢雄二による。 キャラクター原案はで、寄り神デザインは田中毅による。 音楽は70名のスタジオ・ミュージシャンによる生演奏であり、印象的なコーラスをはじめ、さまざまな演奏形態が取られた。 ミュージックコンポーザーを務めたのスクウェアにおける最後の作曲作品集でもある。 音響監督はで、寄り神の咆哮も彼自身の声である。 主題歌は作中でもヒロインを演じたが担当。 世界観 太極図 の、(とこよ)と(うつしよ)、と、「」のを舞台としながらも、「」から語り継がれた『(記紀神話)』や、西方大陸から渡来したや()を織り交ぜ、循環と再生や渾沌と融合などの、とを主とした世界観から、「二つ=双」の「世(よ)=界」の「理(ことわり)=儀」で題名の『双界儀』となっている。 『』や『』のみならず、主に『』や『』などの偽書に発想を得た日本観や、日本各地に残る「富士文明説」や「寄り神信仰」を題材とし、寄り神(よりがみ)が、いわゆる(ひょうちゃくしん)・(まれびとかみ)であることから、「追いやられるもの」と「忘れ去られたもの」といった神に焦点があてられ、物語に登場するものも「流れ着く物」や「流れ去る者」や「渡来の者」といった表現によって、(の生滅流転)がイメージされる。 (いんようごぎょう)といわれるとを合わせたものをもとに、(いん)・(よう)の(ともいい、本作では「氣」と表記)の流れや、(五行配当)の相関関係などが、システムに組み込まれ、良好な融合を見せており、登場人物の各々の持つ氣や陰陽の属性が、人物設定や人間関係、物語や戦いの重要なファクターになっている。 様々な場所にプロットされる 表示も(ゼロ)以外のは排され、外来語の表記も極力、に置き換えられており、「、、」に重点が置かれ、時間経過も2月をに12月をなどので記していて、とくに10月はではなく、「神在月」としているのは、出雲大社の慣しからの引用である。 古代に係わる場所や物に「(ホツマもじ)」がで記されている。 また、本作では古式床しい台詞(せりふ)が、随所にちりばめられ、一例を挙げると武器という言葉は使われず武具や得物となっていて、日本語において「武器、武具、得物」は多少、意味合いが違っていることを、さりげなく表現している。 効果音も、メニュー画面などの操作時はややののが回るような音が使われていて、を醸し出している。 富士山 (9年)の12月、ので起こった大規模なにより富士は、二つに引き裂かれた姿に変貌を遂げた。 それに呼応するかのようにの各地で大規模な爆発とが起こり、その爆発から発生したが半径50キロメートル以内の地域を吹き飛ばし、さらにその光球は謎の巨大な柱となった。 日本各地のその柱は、周りのありとあらゆるものを飲み込み、大地さえも抉った。 その結果、直径100km、深さ30kmに及ぶとなった無残な大地には、直径10km、高さ150kmの、その「紅く光る柱」がただ聳(そび)え立つだけとなってしまう。 のちに、この日は「 ガランの日」と、紅く光る柱は「ガラン石の柱」と呼ばれるようになる。 そして、各地に林立したガラン石の柱に引き寄せられるかのように、「寄り・寄神」と呼ばれるのものが大量に出現し、人々を襲い始めた。 「紫微仙(しびせん)」という者たちが作ったである「五方輪(ごほうりん)」の塞上夜斗(さえがみやと)は、この惨事を起こしたのが紫微仙の仕業と知り、その事実を五方輪の残り4人に告げ、それを期に五方輪は紫微仙に叛旗を翻す。 五行配当の相関図 に表される陰と陽、および{五つの氣()の相生と相克(有利不利)}が、ゲームの中でフィールドの龍穴や戦いに組み込まれ、陰を「衰氣(すいき)」、陽を「旺氣(おうき)」と言い表し、各々が持つ旺氣・衰氣と五行により、ダメージを受けたり受けなかったりし、また敵である寄り神も五行の1つに属し、操作キャラクターによって与えるダメージに差異が生じる。 ステージに点在する「 ガラン石(がらんせき)」を破壊することで得られる「 現世のカケラ(うつしよの欠片)」を集めることで攻撃力、防御力、跳躍力などのパラメータを強化することができる。 ただし、キャラクターにおいて一部のパラメーターが無かったり、元から最大限になっていて、個々の特徴となっている。 また、体力や生命力やヒットポイント(以下、HPと記す)と呼ばれるパラメータも、キャラクター個々にその設定値が違うが、現世のカケラによってその数値を増加することはできない。 相生と相克 木氣(もっき)、火氣(かき)、土氣(どき)、金氣(こんき)、水氣(すいき)の五つの氣(五氣・ごき)の関係を五行配当といい、相生(そうしょう)と相克(そうこく)に分けられる。 そしてこの関係を相生というが、敵との関係では対等となり、有利・不利による攻撃防御のダメージの変化はない。 相生と相克について簡単にまとめると、木にとって水と火は対等で、金は不利となり、土は有利という関係を表している。 龍穴の五色とキャラクターの氣の属性の、相生と相克による効果の違いについては、の回復を参照。 現世のカケラ 現世のカケラ(うつしよの欠片)とは謎の物質で、「五神宝珠・五方輪の紋章・この物語の核心となるある重要なもの・ゲーム双界儀のマーク」と同じ、 双勾玉(ふたまがたま・この物語の造語、独自の造形)と呼ばれるの形をしたものである。 現世のカケラには、衰氣を引きつけ化する力があり、そのためガラン石に内包される。 また、現世のカケラは、五方輪の能力を上げる力を備えるため、五方輪はこれを回収する。 ガラン石 奥義マテリア 敵としてステージの色々な場所に出現する寄り神を倒すと、条件により球体の「奥義マテリア」(以下マテリアと記述)を寄り神から取得できる。 このマテリアを集め消費することで、よりも強力な能力としての「奥義(おうぎ)」を出すことができる。 キャラクターによってその効果は様々で、一直線に体当たりを仕掛ける、敵の動きを止めるなど豊富に存在する。 マテリアはステージをこなすことで増やすことができ、そのために終了したステージに再び臨むときは、それまでに参入した操作キャラクター(以下キャラクターと記述)の中から、自由に選ぶこともできる。 移動術 フィールドでの移動を、本作では「移動術(いどうじゅつ)」としている。 前方への移動をダッシュ(徒歩)といい、左右への移動がサイドステップで、後方へは前方を向いたままの移動をバックステップと、180度向きを変える反転(ボス戦においては照準機能となり行えない)がある。 その他、ジャンプ(跳躍)とブースト(神通足)があるが、詳細は項目の能力・パラメーターのの跳躍を参照。 ゲーム進行 ゲームの進行は、その地方に用意された幾つかのステージをこなすことにより、次の地方に旅が進むという形で行われる。 ステージの終了について基本的には、スタート地点からゴールに到達するか、ボス戦にて勝利することにより達成される。 ただしゴール地点はどこか示されてはおらず、��た 衰氣・旺氣ゲージに表示されるそのステージの衰氣を、中和以上にし旺氣で満たさなければ、ゴール地点についてもゴールしたことにならず、中和以上にするにはガラン石の破壊と寄り神を退治することで成される。 画面表示 MAP画面の情報• 背景の全体にを置き、それにされたステージのとガラン石の柱が表示される• 移動 - MAP(ステージ)の選択・移動と決定。 保存 - ゲームデータのセーブ。 (セーブは3ヶ所のみ)• 開始 - ステージ(物語)をはじめる。 選択画面の情報 五神宝珠が頂点に配置された五芒星が、するごとにキャラクターの名前と顔のと、各々の五行・五神・陰陽・流派・武具を表示し、キャラクターと敵との五行配当により、段階に応じた適性がによって知らされる(不可となったキャラクターは、そのフィールドでは使用できない)。 決定すると能力強化(詳細はを参照)の画面になり、現世のカケラによって、任意に能力を強化してフィールドへ。 ガラン石に含まれる現世のカケラの総数• 封陣符の所持数• マテリアの所持数• 体力ゲージ - 『双界儀』と五方輪の、本作で「双勾玉(ふたまがたま)」と呼ばれるアイコンに五色の色の1つで表示。 数字はHP値で、分子に現在のHP値、分母に最大のHP値。 でメニューとなり表示されるが、通常画面でもHPが減った時や、敵のHPが減った時に一瞬表示される。 結界数(中央上にのアイコンで表示) - 結界の展開できる数。 展開した数に従い、正五角形のアイコンが、塗潰しの表示から中抜きの表示に変化する。 フィールド選択(反時計回りに表記)スタートボタンでポーズメニューとなり表示される。 再戦 - 同じキャラクターでフィールドの出発点からやりなおす。 放棄 - タイトル画面に戻りセーブからやりなおす。 地図 - MAP画面にもどり、ステージの選択からやりなおす。 変更 - 違うキャラ���ターでフィールドの出発点からやりなおす。 能力・パラメーター 強化はどのもキャラクターにより、1段階に付き9から20個の、現世のカケラを必要とする。 それぞれの持つ基本パラメーターから8段階まで強化できるが、1段階の増加率は個々のキャラクターで違い、またキャラクターよって、能力のうちの幾つかを有せず(メニュー画面では、赤く塗りつぶされている)、または、数段階を元から体得している。 ただし、「結界(けっかい)」は5段階の展開数で、「封陣符(ほうじんふ)」は最高16枚所持できるの咒符(じゅふ)の数なのでそれぞれパラメーターはない。 最終ステージに突入する時には、ガラン石を全て破壊していれば現世のカケラは、500個を所持する。 強化できる能力の種別 打撃攻撃(8段階) それぞれが持つ(ぶぐ)や徒手(としゅ)の攻撃であるが、キャラクターにより特徴がある。 旺氣攻撃(8段階) 旺氣は、現世にいる全ての生き物のによるの流れをさし、その気を練ったり)溜めたりすることによる攻撃で、紫微武甲法を体得していない人間には、扱うことは難しい。 対打撃防御(8段階) 物理攻撃に対する力。 対衰氣防御(8段階) 対衰氣防御とは衰氣攻撃に対する防御力。 敵である寄り神は常世に存在するものなので、衰氣の氣の流れで活動しているため、衰氣攻撃を行うものもいる。 結界(5段階) 敵を展開したのの中に封じ、攻撃させないようにする能力であり、結界の中の敵には2倍のダメージを与えられ、地上の敵はそれを包む結界の分、浮き上がらせることができる。 キャラクターのステータス値と敵により、その効果時間は変化し、まったく効かないものもいる。 結界は複数の敵に掛ける事(複数展開)も可能であり、一体に重ね掛け(積層結界)し、効果時間を伸ばすこともできる。 敵の結界に捕われた時は、2倍のダメージを受け、逃れる時間は、操作に係わる。 一度に最高5回まで展開でき、消えれば何度も使用可能。 封陣符(16枚) 咒符による特殊能力で、その使用する枚数により効果が異なる。 フィールド内で使用された咒符は消費されるが、強化の元になる現世のカケラは減らない。 詳細はを参照。 跳躍(8段階) 垂直と水平方向の跳躍能力。 水平の跳躍(本作説明書ではブーストと表現)はいわゆる「神通足(じんつうそく)」であり、によらず、を描かず水平に跳び、能力値の限界の距離に達すると、そのまま垂直に落ちる。 跳躍の組み合わせは垂直跳躍(ジャンプ)から水平跳躍に移行することができるが、その他の組み合わせはできない。 垂直跳躍の上昇中でジャンプキーを押せば180度反転でき、方向キーをおせば放物線を描いて移動しながら落下し、前方への移動距離が一番大きい。 片(個)。 あずさは、静止状態(立位)とジャンプのときは、旺氣で練った「氣」の矢なので旺氣攻撃だが、ダッシュ攻撃(徒歩攻撃)は弓で叩くので、打撃攻撃である。 ただし、衰氣はしやすいので、衰氣攻撃が弱点ともいえる。 ゆえに初期値と成長値があるので、必要数も2つの値がある。 真武居 直柔 - 高千穂から結界が、1段階上がる。 八洲 大騎 - 富士から旺氣攻撃と結界が、それぞれ1段階上がる。 我舞 要 - 鹿島から対衰氣防御と跳躍が、それぞれ1段階上がる。 攻撃・奥義 ボス戦に限り、照準(ロックオン)機能がL1・R1ボタンにて使用できるが、通常の反転を行うことはできなくなる。 通常の攻撃は、立ち止まっている(立位)からの攻撃を「基本攻撃」といい、攻撃ボタンを連続して押せばが一連の流れで変化する。 移動中(徒歩)からの攻撃を「ダッシュ攻撃」という。 水平跳躍(神通足)からの攻撃を「ブースト攻撃」という。 垂直跳躍中に攻撃もできるが、上昇中か下降中の違いによって攻撃方法が異なり、上昇中からの攻撃を「ジャンプ弾道攻撃」といいジャンプからの急降下攻撃で、上昇中に反転しからの攻撃を「宙返り攻撃」というバリエーションがあり、下降中の攻撃を「空中攻撃」といい、地上に着地するまで何度か繰り返し攻撃できる。 マテリアの所持数は99個までとなっており、多数所持していれば、戦闘中に数を気にする事なく使える。 奥義の発動は、一連の発動モーションが順次変化し、ボタンをはなすタイミングで奥義の選択がされる。 最終段階の奥義のモーションを選択しなければ発動しないので、発動中は攻撃を受け付けない事を利用して、緊急回避として使えるが、マテリアの数が十分であればそのまま奥義を発動しても良い。 の正式名称と読みはを参照。 下記以外の奥義は全て攻撃技。 超級太極弾「ちょうきゅうたいきょくだん」と読み、八卦を示す言葉のとともに、氣を纏って一直線に飛び出す技で、体の周囲に触れる敵をほとんど瞬殺する攻撃力をもつ、レンジと飛距離の大きい攻撃で最終奥義の一つである。 奥義1の紫苑は、奥義2の黄櫨を行うことで、衰氣弾が大きくなり攻撃力が増す。 封陣符の効果 咒符(じゅふ)を使った特別な力で物理でも氣でもない、三つ目の能力である。 咒符の使用と発動まで、固有のモーションがあり、その間は攻撃されない。 咒符は現世のカケラの所持数により、最高で16枚まで強化できるので、「五芒醒力」を3回と「一穴点螺」1回の使用や「八極天地」の2回の使用といった組み合わせができ、戦略上において特にボス戦では重要になる。 また、一枚目の使用までとしてモーションがあり、途中でボタンをはなせば一瞬であるが、「モーション中は攻撃を受けない」という仕様を緊急回避としても使える。 一穴点螺(いっけつてんら) 前方へ一の咒符を撃ち出し、貫通力から軸線上の複数の敵を攻撃できる。 二王仙胎(におうせんたい) 二点を結んだ咒符のが水平に回転し、衰氣感染をする。 三元鎮守(さんげんちんじゅ) 三枚の咒符が、前方にの回転するを発生させ、衰氣弾を一定時間防ぐことができる。 四方色滅(しほうしきめつ) 四枚の咒符が三角形とその中心に位置し、そのまま広がりの範囲の敵を全て攻撃する。 五芒醒力(ごぼうせいりき) 水平に散った五枚の咒符が()を描き、その頂点を結ぶ円とともに体を包むと、奥義以外の攻撃力(旺氣・打撃ともに)が2倍になり、防御は攻撃を全く受け付けなくなり、衰氣感染もしない、ほぼ状態になるが、結界には捕らわれる。 30秒の時間経過とともにその効果は消える。 (咒符がなくとも衰氣・旺氣ゲージの変化や、龍穴の相性により同じ効果が導き出せる) 6. 六氣封殺(りっきふうさつ) 前方に六枚の咒符が五芒星とその中心に位置し、自分以外の全ての時間を止める。 そのあいだは自由に敵を攻撃できるが、自身の11秒の時間経過より、その効果は終わる。 七星招鬼(しちせいしょうき) 前方に七枚の咒符がとその中心に位置し三角形との字を描く、その場所に自分のを30秒間作り、敵の攻撃を惹き付ける。 八極天地(はっきょくてんち) 自分の周囲に八方に、咒符が散らばり(八卦)を描き、体を包むと体力を全回復できる。 防御・回復 防御 基本的には防御姿勢を採ることにより、攻撃の無効化や低減が図れるほか、相手の攻撃によって吹き飛ばされるのを防ぐ場合もある。 その他は、奥義の「三元鎮守」やほぼ無敵状態となる「五芒醒力」や、奥義発動中の攻撃を受け付けない効果や、ジャンプやブーストなどの移動術やバックステップなどによる回避も一つの方法であり、これらを状況によって使い分けることが挙げられる。 回復 本作の中でHP値を増やすことはできない。 また衰氣感染は、HPが徐々に減っていく状態を指すので、HPが減ることは、このゲームの肝(きも)となっている。 ゆえにHPと衰氣感染からの回復は重要であり、HPが減らない五芒醒力の効果も加味し、それぞれ封陣符や龍穴(りゅうけつ)の使用や、寄り神の撃退やガラン石の破壊による衰氣・旺氣ゲージの変化から、HPと衰氣感染からの回復や五芒醒力の状態を、導き出すことも重要になってくる。 我舞は紫微武甲法ではなく我舞式練氣術を体得しているため、封陣符の能力を持たないので、回復は任意にできない。 「フィールドを終了した後に行う」• 終了したステージに戻り「八極天地」を行うか、使用していない「龍穴」を利用する。 一度利用した龍穴は、まで復活しない。 物語を進め、ステージを1つ挟むとHPの全回復がされる。 「フィールドの中で行う」• 封陣符 - を参照。 衰氣・旺氣ゲージ(以下衰氣ゲージと記述する) - フィールドのなかでガラン石と寄り神を破壊すると、赤色の衰氣ゲージが黄色の中和状態になり、このときに五芒醒力の効果が発動され��。 引き続き黄色から青色になるまでガラン石を破壊すると、八極天地の効果が発動され、HPを全回復する。 龍穴 - 各自が持つ五色と同じ色の龍穴の上に立つことで、HP回復ができる。 各自が持つ色の五行配当の「相生の元」となる色を選べば、衰氣感染から回復し、各自が持つ色の五行配当の「相生の先」の色を選べば、五芒醒力の状態となる。 ただし「相克の不利」になる色を選ぶと30秒間のステータスの低下を招く。 真武居 直柔 - HP400• 八洲 大騎 - HP670• 御巫 みづほ - HP300• 我舞 要 - HP470• 琴平 あずさ - HP330• 朱童 ひふみ - HP420• 塞上 夜斗 - HP570 地図(MAP) MAP(・ステージ)は日本各地から採られ、忠実に再現されているのが特徴である。 隠れ家のある三輪山 五方輪の「隠れ家(かくれが)」は、中央に八角形の集会所としての屋根と床と柱だけの簡素な東屋があり、六方を囲む形で1ヶ所が市街へ続くのある(フィールド外)で、森に囲まれた残りの5本のの先にそれぞれ1軒の庵があり、庵の扉の上には五方輪の紋章である双勾玉が象られ、五方輪それぞれの住居となっている。 ステージと物語のの「各話」は連立している。 各話のは以前の古い地名を表している。 ステージ・フィールド 幾つかのフィールドは、実在の場所をほぼ忠実に再現しているが、齎(もたら)された禍(わざわい)により、大きく変貌している場所もある。 ただし、紀伊水道は実際に存在するが、{遥那(えな)の地}は、における架空の島である。 ルートが二つある場合、これを逆手にとってガラン石の破壊を、一度に行うこともできる。 また、ごく僅かだが、水に落ちることが避けられない場所にガラン石がある。 フィールドにある主要なものは、ガラン石(赤・黄・青)・龍穴(固定色・五色に変化)・寄り神(固定・移動・出現)・(さまざまで壊すことができ、になったりする)・(衰氣ゲージを中和状態にするなどの条件を満たさないと、終点にたどり着いても次のステージには進めない場合もある)。 ボス戦フィールドに寄り神はいない。 紫微仙・尸震以外はボス戦フィールドにガラン石はない。 フィールドにはなくステージによって連戦になるので、放棄を選択すると保存したデータからやり直さなければならない。 フィールドによっては寄り神や龍穴がない場合もある。 ガラン石の破壊と終了したステージへの移動 ガラン石を足場にしないと、破壊できないガラン石が富士に2ヶ所あるので、破壊する順番に注意が必要である。 フィールド結界の外にある黄ガラン石は、ひふみにしか破壊できない。 ガラン石の破壊の途中で終点に入ると、衰氣ゲージが赤以外の場合「強制的に次のフィールドになる」ので注意が必要であり、沖ノ島の黄ガラン石の1つは次のフィールドになる場所からしか破壊できず、尸涌のフィールドでは、終点付近に赤ガラン石が2個あるので、先に破壊しないと取り零すことがある。 ボス戦以外の各話の最初のフィールドには戻れ、破壊できなかったガラン石を破壊することができる。 戻ったフィールドには寄り神とギミックが復活し、が変化していたり、昼夜がしている。 地点も異なり、終点はなく、いつでもスタートボタンのメニューの選択で、フィールドからのができる。 第八話のを過ぎると終了したステージに戻ることはできないことと、鹿島の尸涌の胎内フィールドは消滅するため、ガラン石の破壊の機会は一度きりとなる。 各ステージとフィールドの詳細 珠洲() 北斗七星 「楔(くさび)」は、全ての邪悪と兇氣(きょうき)を祓う(はらう)辟邪(へきじゃ)の力を形作り、あるものを鎮護(ちんご)するためのであり、すべて(れいせき)からなり、日本各地に点在するの楔を結ぶとを描く。 岩や石を信仰する風習は古神道の始まりとも言われ、(いわくらしんこう)という。 島根県出雲大社: 忌石(いみいし)。 出雲大社の祭事の一つに、御忌祭(おいみさい)と言われるものがあり、霊石として「」はあるが 忌石といわれるものはない。 霊石としての忌石は伊倉本町のお忌石(おいみいし)など日本各地に幾つか存在する。 鹿児島県高千穂: 逆鉾石(さかほこいし)。 石ではないが「」というは実際に存在し、山頂に刺さっている。 福岡県沖ノ島: 不信石(おいわずいし)。 不信石などの命名された霊石はないが、沖ノ島は古くから「お言わずさま」と呼ばれ、島内の中腹には磐座遺跡群があり、その中に岩陰祭祀(いわかげさいし)7号遺跡という大岩がある。 奈良県: 亀石(かめいし)。 は飛鳥に実在するが、いつの時代に作られ、なんの目的があったのかは、分かっておらず、その像容もやなどの論争が尽きない。 山梨県富士山麓の地下: 荒覇吐神(あらはばき神)の石偶。 本作での像容はを模している。 茨城県: 要石(かなめいし)。 は鹿島神宮に実在し、『万葉集』には「ゆるげども、よもや抜けじの要石、鹿島の神のあらん限りは」と詠われ、本作での台詞では「ゆるぐとも、よもや抜けまじ要石、鹿島の神のあらん限りは」となっている。 宮城県多賀城跡: 壺石(つぼいし)。 多賀城跡付近のには、『万葉集』に記述される「壺のいしぶみ」の実物としての「」ではないかといわれるが実際にある。 七つの楔の基になったもの ガラン石の柱が聳え立つ八つの地。 (北東順に記載) 日本の(ちせい)を形造る地脈(ちみゃく)ともいい、いわゆるの龍脈の(けいらく)が交差する重要な場所であり、古くから霊山(れいざん)となっていて、楔とは別の意味で「要」となっている。 龍脈(りゅうみゃく)の交差する場所に、紫微仙により引き裂かれた富士から齎された衰氣を集約させることで、8本のガラン石の柱が生み出され、「ガランの日」という禍が引き起こされた。 下記の山々は、や古代から信仰されてきた(しんたいさん)や(れいほう)、(かんなび)とされる、神留まる(かんづまる)場所であり、山中や麓(ふもと)に社(やしろ・神社)をいだき、や磐座(いわくら)が点在する山である。 その多くが「人工の山ではないか?」とされるが、人の手が加わって成形されたと、正式に認められるのは、黒又山だけである。 : 黒又山(くろまたやま)。 別名クロマンタとも呼称され、その語源は、神の山を意味する「クルマクタキシタ」というにあると言われる。 山頂には本宮神社があり、山麓には縄文時代の堤尻遺跡群がある。 麓にはの「()」がある。 : 五葉山(ごようさん)。 古くはの直轄の山で「御用山」と記述され、としても信仰されている。 山頂には(20年)に建立された五葉山日枝神社があり、山頂付近にもかかわらず、水が湧き出る神水井があり、「日の出岩」を始めとし磐座やが点在し、中腹には祭祀場としての「畳石」がある。 茨城県: 筑波山(つくばさん)。 物語のでもある男女一対とする夫婦和合や縁結びとしての山であり、とをとする霊峰でもある。 古くから磐座も信仰され、「ガマ石」などの奇石や「母の胎内くぐり」などの支石墓が点在する。 長野県: 皆神山(みなかみやま)。 山頂には皆神神社があり、山の至る所に、磐座と様々な宗派の神社が点在する。 五葉山と同様に山頂に神水井としての御聖井跡があり、中腹には人の手で作られた(あまのいわと)をもした祭祀場がある。 : 三上山(みかみやま)。 麓に御上神社を抱く、古神道を色濃く残す数少ない神奈備であり、古くは禁足地であった。 入山には許可が必要で、撮影も禁止となっている。 山中にはが巻かれた「興津磐座」が祀られている。 : 葦嶽山(あしたけやま)。 麓にとしてのをもつ、蘇羅比古神社があり、山頂付近には「烏���子岩」、中腹には「鷹岩」と呼ばれる磐座がある。 人工的にも見える岩が積み重なった場所や、古くはと伝えられていたこともあり、にの「独自の研究」により発表された「日本のピラミッド」の内の第一号でもある。 福岡県: 求菩提山(くぼてさん)。 には人が住んでいたとされ、平安時代の終わりから、の霊山となっていった。 最盛期には500戸の「坊(ぼう)・の住む庵」があったといわれ、坊中といわれるは七つに分かれ、「七坊中」と呼ばれ、求菩提山への道も七本あり「七つ口」と呼ばれていた。 磐座が点在し信仰され、いくつかの場所では神水が湧き出し、たちの水源となっており、結界石といわれるとの端境と考えられたものある。 琴比羅神社(ことひらじんじゃ)などと並んで、「五窟」と呼ばれる五つの「仏窟(ぶっくつ)」やを祀った「次郎坊天狗社跡」があり多様なが伺える。 鹿児島県: 高千穂峰(たかちほのみね)。 磐座のもととなった「天津彦々瓊々杵尊(あまつひこひこににぎのみこと)の 天の磐座」というの地であり、本作の主題の一つでもあるの地ともいわれる。 古くは中腹に霧島峯神社があったが、により焼失したため、麓の霧島神宮、霧島東神社(きりしまひがしじんじゃ)、狭野神社(さのじんじゃ)に分社された。 八つのガラン石柱が聳える中心地となった山 登場人物 五方輪は、咒方術(じゅほうじゅつ)という特別な力である(ぶじゅつ)、(きこうじゅつ)、(じゅじゅつ)を持ち、紫微仙から授かった五神宝珠(ごしんほうじゅ)を、武具に備えた咒方士(じゅほうし)からなる。 元々は紫微仙が、寄り神を撃退するために作った組織であり、名目上は「世の理(ことわり)を守るためにある」という趣旨で、紫微仙から咒方士たちに預託される。 咒方士はさまざまな理由や立場の縁で、資質がある者が選ばれ引き継がれるが、真武居家だけは「(せしゅう)」となっている。 五方輪の(しょうぞく)はと五行のが基本となっていて、みな(てっこう)をしているが、後に参入する二人、我舞はのを羽織り、みづほは防除班の戦闘服としてが各所に充がわれるが、上着のとの特徴はを思わせる。 紫微仙の装束はのが基本となっている。 五方輪のとは陰陽五行においてのであり、基準となる中心と東西南北を表し、紫微仙の紫微は北極星のことを言う。 は古来から世界各地で方位を知る上で、北のとして利用され、肉眼で見えるものの他に2つあり、紫微仙と同様に3からなるものである。 紫微仙の3人の名につけられたとは道教における神のであり、道教の最高神も「」といって3人からなる。 (六震祇のも、立体上や、における東西南北上下の6方向の方位を示すものである。 ) {の表記において、エンドロールでは、御巫 美津穂、琴平 梓、汐里 楸、那美姫、という漢字表記になっていて、説明書や公式資料では、御巫 みづほ、琴平 あずさ、汐里 ひさぎ、ナミ姫、という表記になっている。 以上により、各人の登場人物の冒頭での記述のみを、エンドロールに准じて漢字表記とした。 紫微仙は、陽龍(ヤンロン)と陰虎(インフゥ)が読みで、(カハク)が読みであるので、漢字表記に統一した} 各項目の登場人物は紫微仙を除き、戦闘フィールドの参加と物語の時系列により記載する。 五方輪 真武居 直柔(まぶい なおや)(:) 本作の 主人公。 五方輪の一員で、 咒方士の宗家。 剣山の北側 性別:男性 年齢:18歳 誕生日:不詳 身長:175cm. 出身:。 : :(そうりゅう) : : 陰陽:陽 流派:紫微武甲法(しびぶこうほう) 武具:1.五神宝珠(ごしんほうじゅ)の蒼龍魂(そうりゅうこん)を持つ「闇陽炎(やみかげろう)」(詳細は御巫 みづほの武具を参照)2.現世の剣(うつしよのつるぎ)である1,5mの刀身を持つ両刃に超金属が埋め込まれた石太刀(いしだち)「荒覇吐(あらはばき)」。 (ふるのこと)という「魂継ぎ(たまつぎ)」の儀式で、みづほに闇陽炎を継承した後は、のに隠されていた、この巨大な石太刀を獲得し、第2話の高千穂から使用して戦う。 五行の「木」を活かし、を操る。 戦闘: 能力的にはバランスが取れており、各攻撃も癖が少なく扱いやすい。 荒覇吐に持ち替えたことにで、よりリーチが長くなり、基本攻撃の8連斬と合わせ攻撃力も高い。 諸刃の刃でタイミングも難しいが、必殺の奥義を物語の進行とともに身に付けるので、HP値が高い相手に対し大きなダメージをあたえることができる唯一の人物。 人柄: 真武居家は8655年続く名家で、代々五方輪に属する咒方士になるとして続いて、直柔もその跡目を継ぎ、577代目当主として五方輪に入る。 窮地(きゅうち)に立たされても諦めない不屈の精神を持つが、単純明快のうえ、血の気が多いため、軽い挑発にすぐに乗ってしまう(ちょとつもうしん)なところがある。 五方輪の使命に忠実で、咒方士の修練以外はほとんど興味がなく、人の心情も気付かぬであるが、大儀や身近な者のためには、我が身さえ省みない、まっすぐで直柔なりの優しさも持つ。 しやすく、の上では立っていられないほどであるが、戦いの最中はその限りではない。 八洲 大騎(やしま だいき)(声:) に使われる本作と同じの金剛杖 五方輪の一員で、元は 真言密教の退魔師。 性別:男性 年齢:32歳らしい 誕生日:不明 身長:196cm. 出身:高千穂 五行: 五神:(すざく) 五色: 五徳: 陰陽:陽 流派:紫微武甲法・密教咒術も体得していて、劇中ではを切って唱える「不動火焔咒(ふどうかえんじゅ)」という術が披露される。 武具: 五神宝珠の朱雀魂(すざくこん)を先端につけた戒杖(かいじょう・)で、長さ七尺(2,12m)のの「忌杖(いみづえ)」である。 五行の「火」を操る技術も非常に卓越し、と爆発系の攻撃を繰り出す。 戦闘: これといった飛び道具がなく遠距離攻撃は苦手だが、炎を纏う(まとう)攻撃との長い戒杖で多少大雑把でも、接近戦や複数相手に効果を発揮する攻撃ができる。 また、見た目通り全キャラクター中最大のHP値を誇るが、逆に対物理と対衰気の防御力の能力強化パラメーターがないので、HPが減りやすいという欠点がある。 ただし、強化パラメータのほとんどが、数段階をすでに満たしているので、所持している能力も強化しやすく、迷うことなく「現世のカケラ」を注ぐことができる。 人柄: のの跡取りで、修行をしていたが、ガランの日に家族を亡くす。 寄り神退治をしていたところ、朱雀魂を持つ咒方士に助けられ、後に彼に師事し、朱雀魂を受け継いで五方輪の一員となった。 五方輪のなかでは新米のほうに入るが、直柔と付き合いは長く兄のように慕われていて、豪放磊落(ごうほうらいらく)で、忌憚(きたん)のないあけすけな物言いと、最年長ということから、仲間達からも頼られる存在。 容姿も性格も正反対で、秘めたる何かが感じられる夜斗を、訝(いぶか)しく思いつつも心配もしている。 ひふみに惚れていて、その心を隠さず態度で表しているが、ひふみも憎からず思っているにもかかわらず、なぜか頑(かたくな)に受け入れてもらえない……。 御巫 美津穂 (みかなぎ みづほ)(声:) 本作の ヒロイン。 剣術の師範代で、のちに五方輪の一員となる。 性別:女性 年齢:18歳 誕生日: 身長:164cm. 神社で行われる剣術 武具:五神宝珠の蒼龍魂がはめ込まれた、の刀身を持つ諸刃(もろは)の(たち)「闇陽炎」を、直柔から受け継いだ。 直柔と同じく五行は「木」であるため雷撃を操る。 戦闘: 能力は直柔と共通する部分も多いが、独自色も際立つ、特に跳躍時の旺氣弾攻撃は、攻撃レンジもあずさに次ぎ、に広がる複数の飛礫(つぶて)でなので、少しずつではあるが確実にHPを削ることができる。 HPは全キャラクター中最低であるが、能力の強化では現世のカケラの使用量が最小の9個となっている。 バランスに優れ、直柔と同様に能力は全て備えていて、使い勝手の良い奥義などにより、六震祇(りくしんぎ)などのボス戦でも不可なく戦える。 他の人物と違い、ガラン石の破壊しても、体が現世のカケラに触れないと、その回収ができないのが難点である。 人柄: 古風な家柄で、のとではを嗜んでいる反面、を組んでいて、の用にも作っている活発な高校生だった。 ある日、衰氣にあてられ瀕死になったところを、直柔の魂継ぎの儀式によって助けられた。 魂継ぎにより授けられたを返すために、直柔が退治屋だと思い込んでいたみづほは、親の反対を押し切り、寄り神を退治する「防除班」に入隊する。 高千穂で偶然に再会し、直柔に好意を持っているみづほは、半ば強引に付いて行ってしまうが、鈍感な直柔はその思いに気付かないでいる。 思い立ったらすぐに行動に移し、どんなつらい状況も自然に受け止め、まっすぐに向かっていく、そのためには、も惜しまず必ず身につける。 物事の裏を読むような器用な事はできないが、人を腐したり批判することはなく、そのせいか許せないと思っている紫微仙と対峙しても、どこか間の抜けた言葉を投げかけてしまう、カタカナ言葉がよく出る今日(きょうび)の女子高生でもある。 我舞 要 (がぶ かなめ)(声:) 氣功武術の大家であるが、寄り神の退治屋に身を窶している。 のちに五方輪の一員となる。 鹿島神宮拝殿 性別:男性 年齢:20歳 誕生日:不明 身長:181cm. 出身:鹿島 五行: 五神:(げんぶ) 五色: 五徳: 陰陽:陰 流派:我舞式練氣術秘伝(がぶしきれんきじゅつひでん) 武具:1.(五神宝珠ではない)を縫い付けた(はがね)のでできた手甲で「氣鋼掌(きこうしょう)���という。 2.後に五神宝珠である玄武魂(げんぶこん)を己の(こぶし)にはめ込む。 戦闘: 気を集め強化する「我舞式錬氣術」を使い、接近戦では比類なき強さを誇る。 ブースト(水平跳躍)、結界、封陣符といったサポートシステムが使えない上に、奥義以外の攻撃は全て徒手での打撃なので、慣れないうちは敵に攻撃を当てるのに苦労するが、一度相手を捕らえれば、短期決戦も可能な人物である。 ただし、跳躍攻撃の回し蹴りは一回の攻撃時間が長いので、地上戦の接近連打が行いやすい敵と相性が良い。 人柄: 鹿島の、我舞家のとして生まれ、にある「(かなめいし)」と係わりがある。 日本各地のガラン石の柱の出現により我舞家は水没し、修行のため各地を回っていた要は無事だったが、生活のために寄り神の退治屋を始める。 直柔達とは沖ノ島で出会い、プライドが高く皮肉屋でやや口が悪いこともあり、直情的な直柔と衝突する場面も見られたが、本当はに満ちていて、終盤のあずさとのエピソードからそれが解る。 二十歳(はたち)にしては大人の雰囲気で、状況を見極める力があるが、夜斗のような冷静な判断というより、泰然自若(たいぜんじじゃく)としたあるがままを受け止める資質が、そう思わせる。 沖ノ島での直柔達との出会いにより、自身の宿命に気付き、後の鹿島ではお互い協力することになる。 琴平 梓(ことひら あずさ)(声:) 大弓ともいう 小学校中退のちびで子供なのに、五方輪の一員であり、神をも葬る「矢」を生み出し放つという。 性別:女性 年齢:11歳らしい 誕生日:不明 身長:137cm. スリーサイズ:ひみつ 出身: 五行: 五神:(びゃっこ) 五色: 五徳: 陰陽:陰 流派:紫微武甲法 ただし修行体得中である。 武具: 五神宝珠の白虎魂(びゃっここん)をの弓柄に取り込んだ弓丈六尺(1,82m)の「天颪(あまおろし)」で、金氣で作ったを飛ばし、移動中は天颪で打撃を繰り出す。 五行の「金」を操る。 戦闘: 非常に遠くまで届く矢で、遠方から一方的に攻撃を仕掛けることが可能。 跳躍の打撃攻撃に加え、ブースト(水平跳躍)が使用できないため、ガラン石の破壊は移動攻撃による弓で直接叩くことでしか行えず、跳躍攻撃は全て旺氣攻撃のなので、高い位置のガラン石は破壊できない。 結界の能力も持っていないが、より確実な、による敵の動きを封じる奥義などに加え、敵を真下から射抜く矢や、広範囲を一気に攻撃などの強力な奥義が揃っているので、接近戦に不向きであるが、相手と距離をとれれば確実な人物でもある。 ただし基本攻撃は、少しずつ攻撃がずれることがあるので、敵を射抜くのも多少の工夫がいる。 人柄: 両親を寄り神によって殺害され、仇ともいえる寄り神を退治すべく、かつて五方輪の咒方術であった祖母を師とし五方輪へと入る。 好奇心一杯のひたむきで明るい性格が、暗い過去を思わせず、臆さず前向きのところが生意気にさえ映るが、肩肘張った健気さの裏返しであることを、五方輪の仲間は知っていて暖かく見守っている。 幼さゆえ自信のない不安な一面も見せるが、ここ一番のときは、胸に秘めた滾る(たぎる)思いと情熱が顔を出し、決して怯まない強さも持つ。 印象的なことがらとして、口癖は、「おポンチ」が挙げられ、「ちび」と「子供」といわれると激しく反応する。 出雲の結界を展開する少年「水見(みなみ)」と楔を守るため、紫微仙から逃走していたところで、直柔達と合流する。 朱童 ひふみ(すどう ひふみ)(声:) 五方輪の一員であるが、素性は不明。 安倍家流の陰陽師。 性別:女性 年齢:自称25歳 誕生日:不明 身長:170cm. 旺氣攻撃を持たないので、禍絲はその代わりでもあり、他の方術を用いて扱っているが、詳細は不明である。 武具:五神宝珠の黄龍魂(おうりゅうこん)を埋め込んだ「銀鏡(しろかね)」と手甲に仕込まれた「禍絲(まがついと)」という3本のである。 五行の「土」を操る。 戦闘:銀糸を放つことで、少し離れた敵も攻撃することができるが、その分、扇のレンジは狭く思いのほか近づかないと当らない。 幾つかの特別な能力を持ち、フィールドの外の場所にあるガラン石を取ることは、ひふみしかできない。 また他のキャラクターのように旺氣を扱うことはできないが、寄り神の飛ばす衰氣を吸収したり、衰氣感染(いわゆる毒状態)にならないなど防御に優れている。 その攻撃スタイルは扇の存在だけでなく、どこかを思わせる。 人柄: 抜群のプロポーションを持ち、を喋るのが特徴で、いつも母の形見であるを持ち歩いていて、私生活ではを掛けている。 五方輪のなかで唯一の陰と陽を持つ人物であり、外面は的確かつ大胆に行動でき、人に対しても屈託なく思いやれる(しゃだつ)な気遣いを持っているが、内面は情に流されたいと思いつつ拒否してしまい、優柔不断でいつまでも引きずり決心が付かないという、正反対の面を持つ神秘的な女性である。 頼れる仲間の一人でもあり、特にあずさと仲が良く慕われていて、また八洲にも男女として惚れられているが、何故か受け入れることに躊躇する。 そのことは「彼女のことを詳しく知るものは五方輪の中ではいない」事に繋がり、物語を進めるとその理由が明らかになる。 塞上 夜斗(さえがみ やと)(声:) 五方輪の一員で、 道祖神の祭司でもある。 紫微仙の企みに気付き、反旗を翻(はんきをひるがえ)した最初の五方輪。 性別:男性 年齢:23歳らしい 誕生日:不明 身長:181cm. 出身:諏訪 男女一対となっている石柱の道祖神 五神:玄武 五行:水 五色:黒 五徳:智 陰陽:陰 流派:紫微武甲法 武具:五神宝珠の玄武魂をはめ込んだ左手によって練られた旺気である。 五行の「水」を操る。 戦闘: その実力は五方輪の中でも随一とされ、高い戦闘力を持つが、物理攻撃は行わない。 ゲーム中で彼を使用するにはある条件を満たさなければならない。 五神宝珠の中では玄武魂のみ武具がなく、使用者の左手の(こう)に直接埋め込むようになっている。 五方輪のなかでは、唯一、軽氣功を常時使用し、紫微仙のように高所の浮遊はできないが、地上を滑るように移動できる。 人柄: 諏訪のの家に生まれ、常世と現世の端境(はざかい)を守るをるである。 幼い頃に家族と一緒に諏訪湖で事故に遭い、夜斗は無事助かったが、両親を亡くしている。 己に枷(かせ)を填め(はめ)なところがあり、より多くの旺気を練ることをめざし、精神集中のため数年間、左目だけを閉じている。 寡黙(かもく)であるがため、開けっぴろげの八洲から疑われ疎まれるようになり、夜斗もそのことに気付いてはいるが、事情により「それに答えることができない」とを抱えるが、八洲のそんな態度も、塞上の線の細さ(戦いではなく人として)や、生真面目さを心配する裏腹(うらはら)でもある。 普段は沈着冷静な優男(やさおとこ)だが、自分が慕う人のためならば、自己犠牲も厭わない少し盲目的な一途さを持つが、最終話で直柔の本質を見抜く目と、自分の及ばない所を自覚する客観性もある。 最後に取った行動は、直柔と目的は同じだが方法が違う、夜斗の直柔に負けない度量と優しさの現われである。 三人の紫微仙 武究天尊 陽龍(ぶきゅうてんそん ヤンロン)(声:) 紫微仙の一人で、 武術の大家。 性別:男性 年齢:不明 誕生日:不明 身長:192cm. 出身: 五行:火 五色:赤 陰陽:陽 力(ちから): A・Ab・Bの三つの星を紫微(北極星)という :玉鉞(ぎょくえつ) 戦闘:HP8888。 近接打撃の武術中心だが、陰虎と同じ「追尾式衰氣弾(ついびしきすいきだん)や河伯と同じ超級太極弾を使う。 また結界も使用し、特筆すべきは唯一、を行う。 究極奥義として、「武究天尊-日華開門(ぶきゅうてんそん-にっかかいもん)」という術を詠唱(えいしょう)と共に繰り出し、衰氣弾の高速連射を行い一気に体力を削ってくる。 人柄: 生まれついての肌で、さまざまな武術のみならず、邪仙術や氣功術を労せず習得しており、高い戦闘能力を持つが、決して驕らず昂ぶらない佇まいであり、目的のためには凡庸(ぼんよう)の者の犠牲があっても意にも介さないが、「瑣末(さまつ)なものの中にも汲み取る物がある」と感じるような思慮深さも持ち合わせている。 を好み、よく陰虎と戯れながら飲んでいる私的な面もあるが、全てを兼ね備えた完璧さが、第三者には偉そうに映るようである。 河伯、陰虎と共に、七つの楔を抜こうとし、それを阻止せんとする神剣荒覇吐を携えたナミ姫よって、深手を負わされた過去を持つ。 再び楔を抜こうと画策はじめる。 霊封天尊 陰虎(れいほうてんそん インフゥ)(声:) 紫微仙の一人で、 邪仙術の大家。 性別:女性 年齢:不明 誕生日:不明 身長:169cm. 陰虎らしく一切、打撃攻撃は行わないが、「邪仙術(じゃせんじゅつ)」により、遠距離から衰氣を飛ばすなどの多彩な衰氣攻撃を駆使し、超級太極弾や結界も使用する。 また「軽氣功(けいきこう)」常に使用し、浮遊しながらの移動も素早いので、攻撃を易々とかわす。 究極奥義として「霊封天尊-月華閉門(れいほうてんそん-げっかへいもん)」という術を詠唱と共に行い、盾となる大きな衰氣塊と追尾炸裂式の攻撃用の小さな衰氣弾8個を作り出し、高い攻守を誇る。 人柄: 邪仙術においては、紫微仙のなかでも卓越し、咒方士の咒術は、陰虎の邪仙術を基に作られた。 陽龍のでもあるが、陽龍に対し強い愛情を持っており、彼以外に肌を触れられることを極端に嫌う。 居丈高(いたけだか)で感情の起伏が激しく、激高すると容赦のない一面を持っていて、貴賤上下の感があり、紫微仙以外の人間を見下し、名ではなく下郎と呼びすてにする狭窄(きょうさく)な心根(こころね)である。 身分も高い人物らしく、日常では宮奴(みやつこ)を従えていて、その宮奴を通じ、あずさとは過去に何かしらの因縁がある。 元聖天尊 河伯(げんせいてんそん カハク)(声:) 紫微仙の一人で、 氣功術の大家。 性別:男性 年齢:不明 誕生日:不明 身長:181cm. 出身:西方大陸 五行:土 五色:黄 陰陽:陰陽 力(ちから): 八卦爻 神器:玉琮(ぎょくそう) 戦闘:HP2000・3300・6800。 河伯も陰虎と同様に打撃攻撃は行わない。 衰氣弾と肉弾ではない超級太極弾(紫微仙は五方輪と違い氣のみで行う)を使用し、結界も使う。 独特の術として、「八卦(はっけこう)」という自分を中心とした球面上に、氣によって作り出す、長方形の面を持つ多面体の障壁(しょうへき)を展開する。 この障壁は隙間があり伸縮し、球面を小さくした時は完全防御となり、大きく展開した時は長方形の面が衰氣によるダメージをもたらし、長方形の面は氣による攻撃を常に弾き返すが、隙間はすり抜けるので弱点がある。 究極の奥義として「元聖天尊-星宿賽宮(げんせいてんそん-せいしゅくさいぐう)」という術を持ち巨大な衰氣の塊(かたまり)をつくり、そこから8本の追尾式衰氣弾を放つ。 人柄: 氣功術の大家で生涯を賭して「氣」の研究をしている。 厳格な性格で冷静で声を荒立てることはなく、陽龍のように酒を嗜んだりすることは少ない。 探究のためなら手段は厭わない(いとわない)冷徹な学者肌でありながら、どこか達観(たっかん)したような面持ちであり、紫微仙の一人としてその目的に賛同しながらも、敵対する五方輪に対して、暗に助力するような振る舞いもする。 直柔達の前に度々姿を現わし、ひふみとは何か縁(えにし)がある。 七人のその他の人々 佐々木 喬一(ささき きょういち) 富士山測候所職員 性別:男性 年齢:20代 誕生日:不明 身長:不明 出身:不明 に務める職員であったため、紫微仙が齎す禍の最初の者になる。 に一瞬登場する。 立科 冱(たてしな さえ)(声:) 国家公務員・ 科学者 性別:女性 年齢:29歳 誕生日:不明 身長:170cm. 頭脳明晰なだけでなく野心があり行動力もあるが、ぞんざいな命令口調で、相手に伝えるのではなく自分に酔うように独善的に話し、人の話を聞こうとせず興味のない人間はとことん無視する。 「・・科学者の悪いイメージ」のステレオタイプの寄せ集めのような性格。 みづほも所属していた「防除班(ぼうじょはん)」という組織に、科学として出向しており、みづほの突出した能力に着目し、「S-サイクル力線発振器(エス-サイクルりきせんはっしんき)」という「寄り神撃退兵器」の開発のため、彼女を検体(けんたい)として調査研究をしていた。 みづほに引き続き、高千穂にて直柔と八洲に出会い、その後も度々五方輪と出会うこととなる。 東 宗造(あずま しゅうぞう)(声:) 神職 性別:男性 年齢:40歳 誕生日:不明 身長:172cm. 出身: 沖ノ島にたった独りで住んでいて、宗像大社(むなかたたいしゃ)の沖津宮(おきつみや)の(ねぎ)をというを務める。 沖ノ島に出没する寄り神退治を、我舞要に依頼し招いた。 初老の神職でありながら、寄り神の存在を受け入れられず、自身も「近代文明に生活の重きを置いている」ことからだと気付き、それに同意を求めるかのように若年の我舞に問いかけるが、寄り神退治を生業としているためか、どこか達観している我舞に諭される。 水見 歩生(みなみ あゆむ)(声:) 出雲大社 楔を護るお役目 性別:男性 年齢:10�� 誕生日:不明 身長:137cm. 出身:出雲 島根県の祭司である水見家の子息で、少しではあるが未来を見通す力や、結界を作るなどの(れいのうりょく)をもつ少年。 楔を鎮護する「お役目(おやくめ)」を担っており、結界を駆使したのような鳥居による道をつくり、あずさと共に楔を抜こうとする陰虎を足止めする。 実はお役目を終えるまで名を持たないという境遇にあり、そのことで心に傷を持つ、人見知りの泣き虫でもある。 紫微仙の齎した禍により、家族をすべてを失うが、失意の底でもなんとか使命であるお役目を果たそうとし、そこへ現れた境遇の似た年の近いあずさと心を通わす。 金剛(こんごう)・八洲 貴騎(やしま たかき)(声:) 金剛峰寺 密教咒術の退魔師 性別:男性 年齢:29歳 誕生日:不明 身長:188cm. 出身:高千穂 武具:(どっこしょ) 高野山の(こんごうぶじ)ので、のを操る退魔師(たいまし)でもある。 となり、生き別れになった兄を探して旅をしている時に、奈良の飛鳥で寄り神に襲われ負傷したところを、偶然に居合わせたひふみに助けられた。 しているため名は金剛となっているが、道すがらの成り行きで、ひふみには本名であった貴騎を告げる。 貴騎は負った傷をひふみの咒術で治してもらうが、の僧侶であることもあり、と(たきび)の灯に照らされたひふみの美しさに、どぎまぎしてしまう純粋な青年である。 束の間の出会いだが二人は打ち解け、気心の知れた仲のように、互いの身の上を語りだす。 汐里 楸(しおさと ひさぎ)(声:) 非合法サルベージャー 性別:女性 年齢:20歳 誕生日:不明 身長:166cm. 操船とを生業としているので、スポーティーな印象ながら、ちゃきちゃきのので軽口も叩くが、実際は気が回り機転が利いて、人の機微(きび)も察する繊細な女性の一面を持つ。 鹿島の名家の子息である我舞要と多少の縁があり、本来の宿命に気付いた我舞要から、所持している小型の物運搬船(しゅんせつぶつうんぱんせん)のチャーターを請ける。 核心となる人物 那美姫(なみひめ)(声:) 神域を護る巫女 性別:女性 年齢:不明 誕生日:不明 身長:160cm. この世界のを知っているただ一人の人物であり、このの辿る(たどる)べき方向も解っていて、ゆえにでもあったが、一つの心の支えにができたことで、よりいっそう強く優しく(じあい)に満ちて生きてゆく。 のの生まれからか、遠く離れた「する能力のある人間」とを交わすこと(交感)ができ、その相手に(ひょうい)する能力も持ち合わせていて、かつて塞上夜斗と意識を交感(こうかん)したことがある。 また紫微仙に対し、 紫微仙達も気付いていない「彼らが何者なのか?」ということを、唯一知っている人物でもあるが、そのことは最終ステージが終了したフィールドで、「 彼らが何者なのか?」を悟った直柔の口から語られる。 敵 「紫微仙の3人」と、紫微仙の作った(しきがみ)である「六震祇」と、人の生命活動から排出される氣である衰氣を求めて、常世から現世に出現する「寄り神」が敵となる。 偶然出会う「とある人物(HP1000)」も、人とは考えられない「氣」を発していることとであったため、お互いを寄り神の(たぐい)と勘違いし、戦いになる。 心の隙を突かれ、河伯に操られる「とある人物(HP2000)」も、一時に敵となる。 六震祇の咆哮(ほうこう)と寄り神の(だんまつま)は、三ツ矢雄二によるものである。 「紫微仙の3人」と「とある二人」については、を参照。 六震祇 六震祇(りくしんぎ)は、「あるもの」を封じる結界を作っている「楔」を抜くために、紫微仙により、なにかしらの対象物を(よりしろ)に作られた式神であるが、五方輪はそれを阻止する立場になるので、必然的に戦うようになる。 六震祇も全て、五行のいずれかに属し、また結界は無効のうえ結界能力を持っている。 「六震(りくしん・ろくしん)」とは六種震動とも表記し、の人生の節目または、新たな思想を説いた時が6回あったとされ、その毎時に世の全てが、6方向(東西南北地天)のうちの一方向づつに、順番に胎動したとされ、この現象を瑞祥(ずいしょう)とし、その方位を「 動・ 起・ 涌・ 震・ 吼・ 覚」と表している。 「祇(ぎ)」は日本における神とされるものを意味する。 六震祇のそれぞれの名は、六震の6文字に「尸(し)」をくわえたものであるが、尸は屍や死を意味し、漢字の部首としても屍垂()といい、生き物のによる排出物や、代謝が終わった老廃物を意味する漢字の部首に使われる。 依り代となったものの画像 寄り神 寄り神・寄神(よりがみ)も、全て五行のいずれかに属していて、倒した時に弾ける光球の色でも判断できる。 寄り神には等級があり、下級・中級・上級となっていて、結界の捕縛できる時間と、衰氣ゲージの中和に関係し、上級ほど捕縛時間が短く衰氣ゲージの旺氣の上昇量が大きく、下級はその逆になる。 特徴は固定・移動・高速移動・浮遊・飛翔や、突然出現するもの、、のものもいる。 攻撃は物理と衰氣弾を行い、特殊な攻撃では、毒液や毒霧を吐いたり、衰氣レーザーなど、珍しい手段で攻撃してくるものなどがいる。 防御や特殊能力は、旺氣反射や性能(体ごと弾かれる)や衰氣感染を齎すもの、結界を仕掛けるものや結界無効などの能力を持つものがいる。 寄り神の名は、ほとんどが、日本で伝承されるから採られ、ホオナデの頬を撫でるような仕草や、センポクカンポクの姿など、その妖怪の特徴を踏襲しているものも多い。 珠洲 寄り神はすべてHP96• アンモ(体当たり型) - 下級。 もとになった妖怪、。 ホオナデ(固定型) - 下級。 もとになった妖怪、。 ヒダル - 上級。 もとになった妖怪。 メドチ - 中級、弾性能力。 もとになった妖怪、。 モウジャブネ - 上級、触れるとダメージとなる潮を吹く。 もとになった妖怪、。 高千穂 寄り神はすべてHP128• イッシャ - 下級。 もとになった妖怪、。 イッポンダタラ - 下級。 衰氣弾と毒霧攻撃をしてくる。 もとになった妖怪、。 ガンゴ - 上級、不死身。 もとになった妖怪、。 ジュズガケ - 下級、毒液攻撃をしてくる。 もとになった妖怪、数珠掛または数珠掛狐。 ノタバリコ - 下級、終点近くの岩の柱の上に出現する1体は夜斗にしか倒せない。 もとになった妖怪、。 沖ノ島 寄り神はすべてHP160• カラキガエリ - 上級、弾性能力を持っている。 ケボロギ - 中級、衰氣弾攻撃をする。 コトリゾ - 下級、もとになった妖怪、。 センポクカンポク - 中級、もとになった妖怪、。 モウスケ - 下級。 もとになった妖怪、。 出雲 寄り神はすべてHP192• アンモ(衰氣弾型)- 中級。 カクシンボ(透明) - 上級、地面に映る影しか見えない。 あずさの氣の矢、若しくは超級太極弾でしか倒せない。 もとになった妖怪、。 ノウマ - 下級、結界能力のみ攻撃はない。 もとになった妖怪、。 ハテンゴ - 中級、衰氣弾攻撃。 もとになった妖怪、。 ホオナデ(移動型) - 中級、衰氣弾攻撃をする。 大和 寄り神はすべてHP224• クネユスリ - 上級、結界無効。 もとになった妖怪、。 サダ - 下級。 本作では涎を垂らし攻撃してくる寄り神だが、日本で伝わるのは、青森県の妖怪で山に出没し、「サダに憑依されると鼻水が止まらなくなる」となっている。 ズンデ - 上級、触手の物理攻撃と衰氣弾を仕掛けてくる。 ニクスイ - 下級。 もとになった妖怪、。 ヨブコ - 中級。 もとになった妖怪、。 富士 寄り神はすべてHP256• アカテコ - 下級。 もとになった妖怪、。 オンモラキ - 上級、結界能力のみ攻撃はない。 もとになった妖怪、。 カゴショイ - 中級、素早い動きで体当たりをする。 籠背負とはの妖怪で、子供たちが恐れるとされ、一説には勢が訛って籠背負に転化されたとする解釈もある。 キリイチベイ - 下級、衰氣弾攻撃と2体で挟み打ちをする。 もとになった妖怪、。 テンヅルシ - 上級、近づくと自滅攻撃をするものがいる、もとになった妖怪、。 鹿島 寄り神はすべてHP288• イゲボ - 中級、衰氣レーザーで攻撃してくる。 もとになった妖怪、鬼火(方言でと読む)。 カブソ - 中級。 もとになった妖怪、。 シャグマ - 下級、傘のような体で包み込んでくる。 の西部との東部に伝わるもので、髪が長く全身が毛深く、人の形をした人のようで人ではない妖怪とされる。 ナモウレイ - 上級、アンコウのような形で、水面を泳ぎながら衰氣弾で攻撃する。 もとになった妖怪、。 フチカリ - 上級、結界無効。 もとになった妖怪、。 淡島 寄り神はすべてHP320• アンモ(高速移動型) - 上級。 センポクカンポク - 上級、弾性能力を備える。 カブソ - 上級。 組織・情勢 公式資料には、組織・情勢については、突然起こった災害に対しての、や世界各国の的対処や、市井(しせい)の人々の動向を、「 陽の章」というとして、調査会が作成したものがあり、もう一方で、太古から続く計略による禍に対しての、ごく限られた人々が知る超常的原因を研究する学者が、作成した「ガランの日と闇の史実」という著書をもとに、平易に記述しなおした「 陰の章」というものがある。 陽の章 「富士異変」から数年の出来事と社会情勢。 陽の章の組織に属す人物で、物語に登場するのは立科だけであるが、みづほもかつては防除班に所属していた。 組織 多国籍調査団 政府による、のへの懸念(けねん)から発足したで、「ガランの日」の科学的原因究明と調査を始める。 国防先進計画庁 アメリカののためガラン石の柱の調査をはじめる。 BL5改大型レーザー照射機搭載特殊 ガラン石の柱の具体的調査を行うための、照射機を備えた搭載の戦艦。 日本政府 壊滅地域多数のため区分の改革を実行。 災害対策本部設置・防除班を設立。 科学技術庁 寄り神撃退のため調査研究を始める。 S-サイクル力線発震器 科学技術庁の調査研究の結集として、「寄り神撃退」として開発された。 警察・ 寄り神撃退のため協力して、防除班の設立に着手。 対寄り神防除班 警察とをもとにつくられた「寄り神撃退組織」。 日常 富士異変・ガランの日・日本の被害状況 を参照。 市井の人々 災害による精神的負担・寄り神に対する科学的と、現実としての受け入れという。 寄り神を受け入れ、さらには崇めるというの台頭。 退治屋 寄り神を退治する善意の少数の人々と、金銭目的の悪意の偽退治屋の発生。 防神用品販売 市況(しきょう)に出回る効果の無い、「寄り神除け」の品々で、防神(ぼうしん)グッズなどともいわれる。 陰の章 の魔除けの紋章の晴明桔梗と九字 原初の渾沌(こんとん)から生じ、悠久(ゆうきゅう)の時間にあるこの世の真理と、この物語の本流であり、主人公たちが活躍するこの世のもうひとつの側面と、「ガランの日を遥かに上回る禍の始まり」と、それらに係わる物事。 組織 高天の民 太古に栄えたといわれる一族。 紫微仙 を参照。 輪 を参照。 五神宝珠と五つの武具 五神宝珠とは五氣の内1つの特性を持ち、使用者の持つ「氣」に倣った(ならった)を齎し、旺氣を操るのを助ける力も持つ宝珠。 各個の宝珠と武具については、登場人物のを参照。 非日常 富士文明 太古に存在した史実には無い、失われた。 陰陽五行 を参照。 八卦 陰陽五行から発展した、この世の基になる8つの要素()で「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」や「天地雷風水火山沢(てんちらいふうすいかさんたく)」などとあらわす。 九星 (しゅくようどう)ともいい、西方大陸で発達した(きゅうせい)や(くよう)に、影響を受けた日本の陰陽五行から発生した。 五行と八卦を組み合わせ九つに分類したもので、五行を五曜(ごよう)とし、それに陰陽のとを加えて(しちよう)とし、さらに、・を齎す計都(けいと・)と羅睺(らごう・)の二つの星を加え、九曜としてや日時に当てはめたり、そのものの、北斗七星を七曜星、を五曜星、を紫微星(しびせい)と呼称するなど、その星の動きや方位や暦を九星に振り分けるなどして、物事の未来を予想したりした。 衰氣・旺氣 生きとし生けるものの生命活動の気のをあらわす。 衰氣は気枯れ・(ケガレ、ただしこれはであり、現実にはでありフィクションであることに注意)、旺氣は気張る・気晴らし(ハレ)。 現世の生きとし活けるものは旺氣を吸い衰氣を吐き出す、よって大量の衰氣は体を衰えさせる。 寄り神はその逆であるため、五方輪は旺氣を寄り神にぶつけることにより撃退ができる。 常世と現世 現世は現実世界であり、常世はその現世に相対する異世界。 寄り神は常世から流れ着く物と考えられている。 五つの事象と言葉 物語における重要な5つの事象は時系列に従い、重要な5つの言葉(本作での造語)はその意味を記述する。 本作の禁門の形状の 基となった 常世と現世をつなぐ門。 日本語では、や、により厳重に警護されるなどのを意味する。 非時の実(ときじくのみ) 不老不死をもたらす双勾玉の形をした実。 『』には、「が晩年に、常世にある非時香木実・非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)という不老不死の実を、(たぢまもり)に命じて採りに行かせた」という伝承がある。 常世の柱(とこよのはしら) 旺氣を現世へ循環させる、非時の実が生る常世の大樹。 伝承される非時香木実・非時香菓が生る常世の木は、やなどのとされていることが、『』などに記述されている。 現世の柱(うつしよのはしら) 衰氣を常世へ循環させる、花咲く現世の大樹。 のには、橘(悠久の命を比喩する)と(刹那の命を比喩する)が「、」として植えられていて、本作の現世の柱が桜を模している事と共通する。 反剋咒法(はんこくじゅほう) 旺氣と衰氣の循環を逆転させる咒法。 制作スタッフ• 監修:• 監督:天河信彦(Yuke's)• メインプログラム:杉本達彦• ムービー監修:小見山高• プロデューサー:• ミュージックコンポーザー:菊田裕樹• サウンドエンジニア:中島賢史• 音響監督(ドラマ演出):三ツ矢雄二• キャラクターデザイン:皇名月• 寄り神デザイン:田中毅 サウンド サウンドトラックのは、そのまま皇名月によるものだが、御巫みづほを中心に女性の登場人物で構成され、色合いもとのの背景により、淡く柔らかい印象となっている。 オリジナル・サウンドトラックに『It's a merry X'mas』は含まれておらず、劇中では、歌詞の無いによるバージョンも流れる。 『Lovely Strains 〜淡夢の軌跡〜』はゲームでは、『淡夢の軌跡』という題名になっている。 菊田裕樹によれば、「PlayStationの決して高くないとポリゴンの、映像の表現力の不足を補うために、による、生録音が最適だ」と考えたことと、「製作時のスクウェアの経済事情が、このような方法を容易に許すものだったから出来た」と語っている。 また、この『双界儀』で目指したものは、「日本のスタジオミュージシャンを使った生演奏、生録音で作るの限界」であり、「思い描いた域には到達し、成功した」と考え、「自信と誇りを持ってに聴いてもらうことが出来ると思っている」と語っている。 曲について 『Lovely Strains 〜淡夢の軌跡〜』・『Silence』と『Quake』は、曲が同じで、アレンジ()がそれぞれアップテンポの調とスローテンポの調になっている。 『Silence』は『Lovely Strains 〜淡夢の軌跡〜』と曲、編曲が同一で歌詞のないショートバージョンである。 歌詞について 歌詞が付いているのは、『It's a merry X'mas』、『Lovely Strains 〜淡夢の軌跡〜』と『Quake』、『Absolute Lady』の4曲のみ。 『Quake』はタイ語、『Absolute Lady』はマレーシア語であり、オリジナル・サウンドトラックに歌詞の記述もないため、正確な歌詞の内容や意味が定かではなく『Lovely Strains 〜淡夢の軌跡〜』と『Quake』の歌詞の内容が同一であるかは不明である。 - 50:57• Ancient Power - 4:02• Quake - 2:52• Fire Wire- 2:52• Strange Promis - 2:48• New Day - 2:52• Absolute Lady - 2:45• Riot Emotion - 3:12• Sign - 2:59• Frequency- 2:37• Labyrinth - 2:35• Broken Memory - 4:11• Energy - 3:16• Die On Destiny - 2:38• Regret - 3:07• Lovely Strains 〜淡夢の軌跡〜- 5:25• プロローグ - Ancient Power• 珠洲・第一話• 珠洲 - Quake• 珠洲での河伯戦 - Energy• 高千穂・第二話• 高千穂 - Fire Wire• 高千穂での尸起戦 - Die On Destiny• 沖ノ島・第三話• 沖ノ島 - Strange Promis• 沖ノ島とある人物戦 - Riot Emotion• 沖津宮での尸動戦 - Energy• 出雲・第四話• 出雲 - Labyrinth• 宇迦山での尸震戦 - New Day• 宇迦山での陰虎戦 - Absolute Lady• 大和・第五話• 桜井市での尸覚戦 - Riot Emotion• 三輪山 - Sign• 三輪山での河伯戦 - Die On Destiny• 富士・第六話 - It's a merry X'mas• 富士 - Labyrinth• 富士地下遺跡での尸吼戦 - Energy• 鹿島・第七話• 鹿島 - Frequency• 尸涌の胎内 - Frequency• 日高見・第八話• 宮城野とある人物戦 - Riot Emotion• 多賀城跡 - なし• 壺石の河伯戦 - Broken Memory• 諏訪・第九話• 諏訪湖での陰虎戦前後半 - Absolute Lady• 淡島・最終話• 淡島 - Riot Emotion• 淡島封禅台での尸吼変異体戦 - Energy• 陽龍戦前半 - Die On Destiny• 陽龍戦後半 - Regret• エンドロール - 淡夢の軌跡 双界儀(小説) 『双界儀』(そうかいぎ)とはPlayStation専用ソフトの版であり、『双界儀』のをそのままに肉付けし、ゲームでは語られなかった詳細を含め、脚色された(ソフトカバー)である。 ストーリー ゲーム以上に古語や漢字表記が増えている反面、ゲームでは程度でしかない、近代的なや施設や機器の記述や、科学や生物学などを用いて、背景となる状況の設定の説明もされ、日本の伝承や日本神話にとどまらない、の色合いもあり、古式ゆかしい登場人物、特に五方輪とナミ姫はより生身の人としての、人間関係を通じた心情が表現され、現在に生きる人々としても描かれる。 戦闘シーンの描写も盛り込まれ、各キャラクターの武術も丁寧に反映され、ダイナミックに感じられるとともに、寄り神やの発露などに、おどろおどろしい形容がされ、(いふ)をイメージさせるための演出ともとれるが、この二つの要素が加味されて、メリハリの利いたものになっている。 ゲームとの差異はほとんどといって良いほどなく、ムービーシーンで使われた台詞はそのままになっていて、強いて言えば、富士でみづほが歌うクリスマスソングが『It's a merry X'mas』ではなく『Lovely Strains 〜淡夢の軌跡〜』になっていることと、が古語としての表記や読みに差し替えられているほか、後述の「あとがき」にもあるが、基本設定の矛盾点として「楔とその結界を解くこと」に関するエピソードなどが、盛り込まれているぐらいである。 追加部分はというより、基本設定にあったとおもわれる、ゲームでは一瞬しか登場しなかった佐々木喬一の人となりや出来事が描かれているところと、直柔とみづほの出会う前などの序章の導入部分や、剣山の探訪や、が、物語により厚みと整合性を添えている。 あとがきの中で、である波多野鷹は、「実質的な原案者はYuke'sの天河信彦氏だ」と語っている。 著者と天河信彦の間で、相当量の遣り取りがあり、ゲームの基本設定の矛盾になりそうな点や、ストーリーの根幹の「回避できないはずの状況設定に、逃げ道があること」などが、発覚したようであるが、逆にその矛盾などを新たに、「物語の厚みを増すエピーソードとして、取り込むことができた」と天河信彦を賛辞しつつ、幾つかの部分での共同作業の充実と、著者の作品の完成度に対する自負が語られている。 物語は13章からなり、「あとがき」を含め14章となっている。 直柔の故郷の石垣島のビーチ 表紙を含めた着彩された絵は皇名月による新たな書下ろしである。 また表紙のカバーの返しには、みづほの制服にはおり、を身につけた姿と、あずさのを背負った私服姿が描かれている。 本の2・3ページを使った見開きには、夜斗・ナミ姫・貴騎・立科を除いた登場人物(河伯は砂のになっている)がので戯れている姿が描かれている。 本文中の登場人物のはゲームの説明書と同一である。 製作詳細• 著者:• 表紙絵・挿絵: 皇名月• 表紙デザイン: 小林博明• 出版社:• 全体的な印象は明るくポップなタッチであり、主人公たちのとぼけたギャグシーンや私服姿が随所に見られ、身近に感じられるようになっている。 ストーリーにおいては、柔直の幼少の頃やみづほの防除班時代などが追加され、独自の作品感につながっている。 また、小説版との整合性も取られ、矛盾のほとんどない形になっている。 ゲームとの相違点もほとんど無いが、「楔とその結界を解くこと」について指摘される「回避できないはずの状況設定に、逃げ道があること」の点についての解消方法の理由付けが、小説とは異なっていて、作風に沿ったものとなっている。 その他には、奥義マテリアは五神宝珠を持つ者しか獲得できないなどがある。 作画については、ゲームの情報として解らなかった部分が補完され、双界儀の世界を拡げているが、寄り神などは、オリジナルのキャラクターがいたり、六震祇もアレンジが加えられている。 細かい部分ではあずさの胸当てが小さくなり、双勾玉の紋章が無かったりするが、七つ楔の形や夜斗の晒しにはしっかりと、秀真文字が画かれていて、ゲームでははっきりしなかったものが、より鮮明になっている。 全3巻からなり各巻に3話ずつで全9話となっている。 各巻の巻末には登場人物の設定資料とショートストーリーが載せられている。 製作詳細• 著者: 霧島珠樹• 出版社:• 単行本(ソフトカバー): 全3巻• 第一章 - 双つの世界。 基本設定と世界観・情勢• 第二章 - 登場人物• 第三章 - システム• 第四章 - 双界儀物語。 フルボイス部分の台詞の記述と各フィールドのマップと敵キャラクターの詳細と攻略方法• - ゲームクリア後データ集• 双界儀用語集 製作詳細• 編集:• 監修:• 出版社:• (ひもろぎ)•
次のこのフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった 物語内容の紹介だけで成り立っています。 製作過程や社会的影響、専門家による批評や分析など、作品外部の情報の加筆を行い、現実世界の観点を説明してください。 ( 2019年11月) 使い方 ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター(ゲゲゲのきたろうのとうじょうキャラクター)とは、の作品およびそれを原作とするアニメ、映画『』に登場するのキャラクター(その大半は伝承上ので占められている)の一覧。 貸本劇画版である『 墓場鬼太郎』に登場した人間・妖怪などについてはを参照。 アニメや映画といった映像化作品それぞれで設定が微妙に異なり、原作に於いても別の話と矛盾する設定が出てくる場合もある。 鬼太郎とその仲間たち [編集 ] 鬼太郎には同じ妖怪や人間、動物などの生物、神仏など異次元の存在も含めて幅広い仲間・理解者がいる。 ここでは鬼太郎と身近な仲間から、協力してくれる者たちや最初は敵対するも後に分かりあえる関係になった者たちを含めて仲間たちを挙げる。 鬼太郎ファミリー [編集 ] 主人公の鬼太郎と、その鬼太郎と家族のように行動を共にする主要な仲間達。 砂かけ婆、子泣き爺、一反木綿、ぬりかべの四名は日本妖怪の中でも選りすぐりの精鋭であることが、原作『妖怪大戦争』及びアニメ第5作32話で言及されている。 妖怪の中でも名門とされる幽霊族の最後の生き残り。 生まれた時から左目を失い前髪で隠している。 武器になる下駄とちゃんちゃんこを着用している。 温厚で争いを好まないが、悪者を許さない正義感を秘めている。 妖怪と人間が自然界で共存共栄できる平和な世界を望む。 惚れっぽく世間に疎いといったとぼけた面も多い。 非常に強い霊力と様々な超能力(髪の毛針、リモコン下駄、霊毛ちゃんちゃんこ、体内電気、指鉄砲など多彩)を持ち、その能力で悪事を働く様々な妖怪たちと戦い、人間に対しても身勝手な者たちには厳しい制裁を与える。 当初は人望が薄めで、あまり超能力も使わず「墓場の鬼太郎」と呼ばれていたが、妖怪と戦う過程で正義感の強い性格になり、潜在能力も発揮するようになり「ゲゲゲの鬼太郎」と名乗るようになった。 (目玉の親父) 声 - (第1作~第5作、墓場鬼太郎、実写映画版など)、(第2作代役)、野沢雅子(第6作)、(墓場鬼太郎第1話・鬼太郎の父親本体の姿時)、(異聞妖怪奇譚)、(ドラマ、CM、映画妖怪ウォッチなど) 鬼太郎の父親の左側の眼球から変化した幽霊族の妖怪。 元々は人間と同様の体を持ち、晩年は溶ける病に侵されミイラ男のような風貌となり、やがて妻共々死亡したが、鬼太郎への愛情から目玉だけで蘇生した。 小さな体の一つ目と甲高い声が特徴。 物知りで妖怪のことなら大抵何でも知っている(稀に知らない妖怪が出現すると周囲に驚かれるほど)。 茶碗風呂が趣味でそれが日課のひとつである。 その体ゆえに力そのものは弱いが、生命力と霊力では鬼太郎同様に強い。 人間と妖怪の間に生まれた半妖怪で、人間界の社会情勢には敏感。 鼠のような顔つきと常に着ている薄汚いマントが特徴。 悪だくみ・裏切り・だましが得意なトリックスター。 金と美女に弱く敵の誘惑にもそそのかされやすいが、根は優しい一面もあり、いざとなると頼もしさも見せる。 不潔で力は弱く自分が騙されたと知るとすぐ鬼太郎たちに泣きつくが、オナラと口臭・体臭による悪臭を武器にしており、悪臭は強力な妖怪でも気絶するほどの威力。 猫が苦手で、猫娘には頭が上がらない。 無知な面もあるが、妖怪界や人間界の知識は鬼太郎や猫娘より詳しい。 異名「ビビビのねずみ男」。 人間と妖怪の間に生まれた半妖怪で、人間界の社会にも溶け込んで暮らしている。 に結んだがトレードマーク。 鬼太郎の幼馴染(1年年長)。 お転婆で勝気な性格だが、鬼太郎にしおらしい恋心を抱く。 普段は可愛い女の子の容姿をしているが、鼠や魚を見るか怒らせると猫の本性が出てしまい、口が大きく裂けた化け猫のような形相となり、猫のような鋭い爪で相手を引っ掻き、鋭い牙で噛み付く。 ねずみ男が悪さをするとお仕置きをするが、腐れ縁的な仲でもある。 異名「ニャニャニャのねこ娘」。 出身で、白髪に大きな目玉をした老婆の妖怪。 砂を自由自在に操り攻撃する。 ある程度医術や占術も心得ている。 短気だが世話好きで面倒見がよく、鬼太郎や猫娘たちのお婆さん的存在にして母親代わりでもある。 子泣き爺とは長い付き合いでお目付役でもある。 妖怪アパートを経営者していて、ゲゲゲの森では目玉おやじに次いで妖怪の事に詳しい。 人間嫌いを公言する事も多いが、困っている人には相談に乗って手を貸す優しさを見せる。 仲間からは「オババ」と呼ばれている。 出身で、割れたハゲ頭で金と書かれた前掛けに蓑を着た老人の妖怪。 敵にしがみつき赤ん坊の声で泣くと石化して重くなり押し潰したり、硬い石頭で頭突きする攻撃が得意。 のんびり屋で迂闊な面も多いが、戦う時は真面目になり、鬼太郎たちのお爺さん的な存在でもある。 茶飲み友達で長い付き合いの砂かけ婆には、いつも叱られており頭が上がらない。 酒好きで酔っぱらって失敗することも多い。 が趣味で暇な時はよく妖怪仲間としている。 目玉おやじや砂かけ婆ほどではないが、妖怪界の事にも詳しい。 出身で、空を飛ぶ一反の布の妖怪。 主に移動手段として活躍するが、目玉おやじにベテランと言わしめるほどの豊富な戦闘経験をもち、空中戦のサポートと長い体による締め付け攻撃が得意。 登場当初は硬派だったが、段々とひょうきんな性格になる。 やを流暢に話し、可愛い女の子を見るとすぐナンパするという女好きな一面も見せるようになる。 布だけあって火やハサミが苦手だが、水につけるか縫い合わせると元に戻る。 出身で、巨大な壁の妖怪。 巨体を活かした怪力で戦う。 壁による防御で鬼太郎達を守り、倒れこんで敵を押し潰したり、敵を体内に塗り込む攻撃などが得意。 体の大きさをある程度変えられて巨大妖怪とも互角に戦い、地中をかなり自在に移動する事も可能。 温和でおとなしい性格で、低い声で「ぬりかべ~」と言う以外は基本的に口数が少ない。 鬼太郎の仲間では子泣き爺に次いで酒好きでもある。 女性の優しさに惚れやすい純情な面もある。 以上のキャラクターについて詳細はリンク先のページを参照。 隣人妖怪 [編集 ] 鬼太郎父子と共通の在住(妖怪アパート、ゲゲゲの森、など。 同居も含む)描写がある妖怪たち。 わら頭巾をかぶった顎や前歯が大きい男児の姿で、眼や足は1つだったり2つだったりする。 上記のように3つの呼称がある。 大声でショックを与える、音波攻撃を反射する(『妖怪千物語』)、本人そっくりの声真似ができる、かなり遠くからでも「ヤッホー」と呼ばれると相手と場所を特定できる、日本中やあの世までも自分の声を届かせて呼びかけられる(以上第5作)など、音に関係した術が得意。 わら頭巾を取った頭には数本の髪の毛が生えている(アニメ第4作第112話では無毛)。 音関連以外の能力では、「若返りマッサージ」(『死神』にて死神の息で老化した鬼太郎に施した、ただし砂かけの台詞のみで直接描写は無い)、霧の発生(『鬼太郎ベトナム戦記』)、第3作第79話で仲間の名を呼んで分身させる「山彦の術」、第5作第49話で一息で数人分の空気を供給できる肺活量、携帯電話に呼びかけると助けを求めている人にメールが届くなどを有している。 アニメでは第1作第10話で初登場し、以後第2作から第4作まで準レギュラー的ポジションで登場。 第5作では妖怪長屋の住民。 レギュラーとなり活躍も多く、第17話から登場した蒼坊主の迎え役でもある。 第79話で妖怪四十七士の鳥取県代表になる。 第6作では第28話で初登場し、過去作同様準レギュラー的にゲゲゲの森のシーンで登場する。 アニエスの追放運動に参加したが、鬼太郎の説得で考えを改めた。 第42話で初めて台詞付の登場となり、妖怪大裁判で友人の一つ目小僧が鬼太郎(百々爺が化けた)に殺されるのを目撃した証人として呼び出され、やむなく証言した。 第49話では本作で初めて人間界の街中へ出て他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。 第73話ではオグロ山の呼子について鬼太郎に教えたり、第75話ではねずみ男に九尾の狐(玉藻前)のことを伝えた。 第95話以降ぬらりひょんの策略で総理に鬼太郎が消滅させられたことで人間を恨むようになり、ゲゲゲの森の他の仲間妖怪と共に人間との戦争へ突入しそうになるが、最終話でねずみ男の説得を聞いて争いをやめ、他の妖怪仲間や人間たちと共に鬼太郎を応援する。 化けガラス(ばけガラス) 外見は単に大きめのだが、実は妖怪。 種族的に複数体存在している。 人語を話せる個体もいて、事件の発生を鬼太郎たちに知らせるなど連絡係として活躍、戦闘では大勢のカラスを率いて集団戦術を行う。 武器の「封じフン」は鳥もちのように相手にへばりついて身動きを封じる。 原作初登場は『妖怪大裁判』、アニメ初登場は第1作第2話。 普通のカラスにも鬼太郎の友は大勢おり、情報活動(手紙の配達、偵察など)や空輸力で活躍する。 普通のカラスと化けカラスも互いに鬼太郎たちに協力し合っている。 カラスヘリコプター 鬼太郎たちが移動手段に使う。 多数の化けガラスで各々ロープの端を持ち、吊り下げて飛ぶ。 腰掛け型が多いが腕でぶら下がる形や気球のようなゴンドラ型もある。 数が揃えば重量級なぬりかべも運搬可能。 アニメ第4作では、鬼太郎を探していた村上祐子を化けガラス同士が寄り添って作ったじゅうたんに乗せ、鬼太郎たちのいる現場まで運んだこともある。 スピード、機動力、小回りは一反木綿に劣るため、戦闘には不向き。 鬼太郎たちはカラスの他に、コウモリにヘリコプターを頼む場合もある。 登場個体のほとんどは女性だが、アニメ第1作第1話の「ろくろ兵衛」、『相撲の巻』の「ろくろ山」など、男性のろくろ首も登場している。 週刊実話版『ろくろ大合戦』では敵として老婆のろくろ首が登場。 長い首で敵に巻き付いたり、首を縮めて人間に擬態することができる。 アニメでは第1作第7話で女性のろくろ首が初登場し、第27話で再登場。 第3作では劇場版『妖怪大戦争』と第32話と第103話に登場。 第4作はオープニングにのみ描かれ、本編は未登場。 伝承でも知名度の高い妖怪ながら、原作・アニメ共に長らく群衆扱いされ続けてきたが、第5作では容姿端麗な砂かけ婆の妖怪長屋の住人としてレギュラー入りを果たし、ネコ娘に次ぐヒロイン的位置付けとなった。 第6話より登場。 首は伸縮自在で、縮めていれば人間の女性と変わらない外見だが長時間縮めると肩が凝り、恋煩いになった心理的影響で首が縮められなくなったこともあった。 戦闘では、首を伸ばして相手に巻き付き締め上げる「首巻き」を得意技としている。 滞納している妖怪長屋の家賃を稼ぐため、人間界では「 ろく子(ろくこ)」と名乗って第21話からネコ娘と共に働く。 その際知り合った人間の青年・鷲尾誠と交際し、後に婚約を結ぶ。 第6作では準レギュラーとして第23話から登場し、50年前から「 爽快アパート」に住む。 姉御肌の性格で、仲間の唐傘やあかなめらのリーダー格的な存在。 人に危害を加えることはしないが、住人に悪戯して(自身は一緒に遊ぶことを強要する形で)怖がらせていたため、困り果てた大家・春夫が呼んだ鬼太郎と対峙。 人間の味方をする鬼太郎を敵視して襲うが、あっさり成敗される。 その後、泣きながら鬼太郎に連れられ出て行こうとしたところで、アパートを愛してくれる彼女らを追い出すのは忍びないと思い直した春夫に引き留められ、住民の前に現れたり悪戯はしないことを条件に、引き続き居住を許された。 33年前には鬼太郎ファミリーの手を借りてアパートを地上げ屋から守り、その後生まれた大家夫婦の孫娘・夏美の遊び相手になる(幼い夏美からの愛称は「ろくろぴー」)など良い関係を築いていた。 夏美が人間の友達より妖怪たちと遊ぶ方が楽しいと言ったことを聞き、彼女の将来を考えて姿を現さないと決めるが、それでも夏美を見守り続けていた。 春夫の没後、夏美が婚約者と思っていたヒロ(33年前の地上げ屋の子分)に騙されアパートの権利書と実印を奪われた際には再び現れ、ヒロを脅かし退散させ、傷心の夏美を慰める。 その後、鬼太郎ファミリーが地上げ屋から権利書と実印を取り返して再度念入りに懲らしめた後、夏美が新たなオーナーとなって砂かけ婆に妖怪用アパートとして管理を任せてからは、ろくろ首も台所に立って料理を担当するようになる。 最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。 2007年の実写劇場版では「 和江(かずえ)」という名のろくろ首が登場。 妖怪の溜り場「墓の下倶楽部」の常連で、輪入道の妻でもある。 輪入道が唯一頭の上がらない妖怪。 (あぶらすまし) 声 - (第3作)、塩屋浩三(第3作・地獄編)、(第4作)、(第5作)、(第5作・劇場版『日本爆裂!! 』)、龍田直樹(第6作) 地蔵のようなすまし顔に蓑を着た妖怪。 初登場は『妖怪大裁判』だが、当時は敵側の群衆扱い。 1980年代以降の原作では鬼太郎や仲間の妖怪が住む「ゲゲゲの森」の村長として頻繁に登場する。 大の好きで、デザインも髷が加えられた。 鬼太郎達に加勢する事も多く、体から油を出す術や、敵の術を破る術、逆用する術などを駆使する。 原作では、目玉親父、砂かけ婆、子泣き爺に次ぐブレーンとして戦いに参加・活躍することも多い。 アニメでは第3作が本格的な初登場(第2作では群衆扱いのみの登場)。 『地獄編』では地獄の旅に同道、地獄に関する知識(その知識は目玉おやじより上)で一行を支えた。 第4作では妖怪アパートの住人。 第5作では妖怪横丁の町内会長。 第6作ではゲゲゲの森の住人。 いきなり現れて相手を脅かすことが多い。 鬼太郎とは将棋をする仲。 その後はアニエスを追い出そうとしたり、人間たちを避難させるなどそれなりに見せ場があった。 妖怪大同盟の一員としても登場しており、ねずみ男から鬼太郎の死を聞かされた時は他の妖怪共々悲しんだ。 オベベ沼に住む妖怪で、通称 オベベ。 貧しさ(アニメ3作以降は寂しさ)から人間を騙して金儲けをしていた。 人間に化けることが出来、口や手から水鉄砲を発射し攻撃する。 服装はシリーズによって「Tシャツ半ズボンに鍔広帽」と「着物に笠」の2種類に大別、後者では笠を投げて攻撃に使うこともある。 川魚(第5作ではフナ)が大好物で、魚を焼く匂いを嗅ぐと変身が解けてしまう。 原作やアニメ第1作では鬼太郎の旧友とされているが、3~6作ではオベベ沼の事件が初対面となっている。 アニメでは第1作第40話初登場。 第2作では第2話から登場するが、ほぼモブキャラのような扱いで、時々鬼太郎の仲間たちと共闘するなどの戦闘描写もあるが、台詞はない。 第3作では第31話初登場。 一頭の牛がオベベ沼に沈みかけたのを助けようとするが、それを目撃した村人に沈めようとしていると勘違いされ、動揺している間には牛は沼に沈んでしまう。 それ以来、村人たちに危険な妖怪と誤認されオベベ沼に近づく者が居なくなったことで捻くれ、構って貰おうとして悪さをするようになった。 鬼太郎に訳を話し、その境遇に同情したねずみ男の嘆願もあって和解し、もう二度と悪さはしないと誓った。 以後も時々鬼太郎に協力する。 第4作では第71話初登場。 水鉄砲は発射しないが腕っぷしが強い。 人をペテンにかけ、ねずみ男も財布を騙し取られた。 ぬらりひょんを騙したため、悪河童に追い詰められ川に転落。 一人暮らしの老人(声 - )に孫と思われ助けられ、金よりも心の繋がりが大切だと気づいて所持金は老人を借金取りのヤクザ(声 - 、、)から助けるために渡す。 その後ぬらりひょんに追いつめられるが鬼太郎に助けられ、鬼太郎から「お前の罰はしばらくお爺さんの相手をすること」と命じられしばらく老人の孫として暮らす。 第79話、80話では傘化けと共に中国妖怪チーとの戦いに応援に駆け付けたが、チーの妖術で反物にされる。 第5作では砂かけ婆の妖怪長屋の住人としてレギュラー入りを果たし、途中から登場したアマビエとコンビを組む形で鬼太郎ファミリーの一員となった。 本作では、顔や体型は原作や過去のシリーズと同様だが妖怪画と同じ着物姿をしている。 基本的にやる気のない性格となっている。 原作や歴代シリーズで初登場として描かれたオベベ沼の事件は過去の出来事として回想シーンで語られ、今作は自力で人間態は取れず沼の祠の水神石の力で化けた。 塩水は苦手だが鬼太郎の窮地には自ら海に向かうことも多い。 妖怪四十七士の石川県代表。 第6作では第18話初登場。 オベべ沼に住む悪戯好きの妖怪で、空腹の少年の振りをして周辺の住人を騙し、食物を貰って暮らしている。 ねこ娘も被害者の一人で、彼女が育てている野菜を騙し取られた。 一方で、崖から落ちて動けなくなっていた老女を介抱し、彼女の為に食糧を集めるなど根は悪い妖怪ではない。 また、過疎化が進み山村から人々が去っていく現状を寂しく思っていた。 依頼で駆け付けた鬼太郎によってねこ娘に悪事がばれ追い回されるものの、本来の寂しがり屋な心情を吐露したことで、ねこ娘に誘われてゲゲゲの森で暮らすようになった。 その後も度々姿を見せている(ただし、前作ほどのレギュラー扱いはされていない)。 88話では豆腐小僧と共に数合わせでねずみ男の出会い系「ビビビハウス」に参加、まーちゃん(声 - )に恋した一反木綿を応援するが、まーちゃんから告白され戸惑っていた。 最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。 妖怪千物語の「妖怪大レース」では一族が登場。 盗まれた宝がレースの賞品に出ていたため、相談された鬼太郎はレースで優勝し彼らに宝を取り戻した。 ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではむじなの仲間として登場したが、ねこ娘で2回説得した後にむじなに利用されたことに気づき、仲間にすることが可能。 蛤船(ハマグリぶね) 「妖花」及びそのアニメ版(第1、3、4、6作)に登場する巨大なの船。 殻の中(身の上)は地面があり、一軒家や植木、畑まである。 殻を閉じて潜水も可能(第6作では殻の内側から海中が透けて見える)。 原作や第3、6作ではかわうそが船頭を務める。 妖花の源を探りに船出する際、鬼太郎は当初いつものようにを使うつもりだったが、依頼人の女性が同行を願い出たのでより快適な船旅ができるよう特別に用意した。 第4作77話ではこれとは別に、より小さいお化けハマグリが夜行さんの作った妖怪潜水艦の船体になる。 殻の中には座席が作り付けてある。 第5作では登場せず、妖花の島へはクジラ型飛行船に乗って行った。 (とうふこぞう) 声 - (第3作)、(第5作)、(第6作) 笠を被った男児の姿で、持ち歩いている豆腐を食べるよう勧めるという妖怪。 本作では丸い目と舌を出した大きな口がトレードマーク。 『豆腐小僧』では山神の部下で、山林を破壊する人間に怒り豆腐カビをばら撒いた。 妖怪で被害を受けたのはねずみ男(豆腐を食べた彼から以下全員に感染)、鬼太郎、目玉おやじ、砂かけ婆、子泣き爺、一反木綿、シーサー。 天井なめが呼ばれて鬼太郎たちや人間たちは全員カビを落とされ回復した。 分身能力もあるが、豆腐を撃たれると消えてしまう。 本体が残った所で山神が止めに入り和解した。 アニメ初登場は第3作106話で、原作同様に山神の部下で、同様の動機で豆腐カビをばら撒いた。 豆腐を食べたねずみ男から豆腐カビが妖怪たちにも感染し、鬼太郎、目玉おやじ、砂かけ婆、一反木綿、シーサーの他に、原作では感染しなかったネコ娘も被害を受けた。 子泣き爺は感染しなかったが、豆腐小僧から直に頭へカビを植えられた。 原作同様に天井なめが呼ばれて鬼太郎たちや被害にあった人間たちは元に戻れた。 本作では分身は舌を撃たれると消えてしまう。 山神が止めに入り和解し、鬼太郎たちで山を乱開発する社長を懲らしめた。 第5作では妖怪横丁の住民で、豆腐屋を営む。 拳銃の弾程度なら舌で受け止めてしまう。 第3作と違い目が大きい。 第6作では準レギュラーとして出番が増え、豆腐を運ぶだけの妖怪という特徴を全面に押し出している。 第5作同様目が大きい。 口調は語尾に「なのら」と言うのが特徴。 1話で鬼太郎吸血木の枝に腰掛ける姿が妖怪の存在を信じ始めたまなの眼に一瞬だけ映る形台詞なしで初登場。 本格的な登場は23話からで、爽快アパートに入居する。 61話では電池組のカナと意気投合しマネージャーとなり、ねずみ男ともタッグを組んでファンに豆腐の試食サービスを始めるが、ねずみ男が妖怪カビの生えた豆腐まで軽率に食べさせたことでライブ会場や周囲の街が妖怪カビに侵されてしまい、ねずみ男や駆けつけた鬼太郎、目玉おやじ、ねこ娘にまでカビが感染してパニックに陥ってしまうが、豆腐小僧は天井なめを呼んで鬼太郎たちのカビを落とし、共に街を元に戻した。 事件後はカナと豆腐小僧はそれぞれの役目を果たすことを誓った。 74話では石動零に囚われ、偽の依頼状で誘き出された子泣き爺、ぬりかべ、砂かけ婆の前で人質にされてしまう。 砂かけをつけて来たまなに庇われゲゲゲハウスで手当てを受ける。 88話ではかわうそと共に数合わせでねずみ男の出会い系「ビビビハウス」にいて、特製を振舞った。 最終話では特殊部隊に襲撃されるも蒼馬・裕太・大翔に助けられ、直後に蒼馬たちやねずみ男の説得を聞いて改心した人間たちと一緒に鬼太郎を応援した。 新妖怪千物語でも横丁住民。 10話で花見の喧嘩に巻き込まれて悲しい気持ちで作った豆腐料理がカビ豆腐になってしまう。 カビ落とし豆腐を作る特別な大豆を得るために鬼太郎と隠れ山里に向かい、さがりの森や番人妖怪、彼を利用しようとする骨女の妨害を切り抜けて豆を持ち帰った。 ここでは豆腐を賽の目切りにして分身を作る。 まずカビ豆腐を食べた者(妖怪でも人間でも)の全身に生え、胞子を吸った者にも感染する。 最悪には生気を奪われ命を落としかねない。 治すには天井なめの胃液で作った薬(新妖怪千物語ではカビ落とし豆腐)が必要である。 なお第6作10話でも、ねずみ男が妖怪カビに侵されたと言っている(まなから貰ったパンも結局食べずに肌身離さず持っていたため、カビが生えてしまっていた)が、そちらは特に原因や治った経緯は描かれず、後の61話の物と同種のカビかは不詳。 (おはぐろべったり) 声 - (第5作) 目鼻がなく、お歯黒を付けた口のみの顔をした女妖怪。 アニメでは第1作7話『ゆうれい電車』で初登場。 妖怪ショーに参加したが、乱暴な2人組に落書きをされてしまった。 第5作では妖怪横丁の銭湯「大風呂屋敷」の女将としてレギュラー登場し、白髪で紅色の着物を着ている。 砂かけ婆ほどではないが、かなり年配の女妖怪で、煙管を嗜み妖怪界の知識もそれなりに豊富。 戦闘では丈夫な歯での噛みつきを得意としている。 人間と妖怪の恋愛には否定的で、第21話では人間に恋をしたろくろ首に「妖怪と違い、百年程度しか生きられない人間とでは、必ず相手が死ぬのを看取ることになる」「残されて何百年も悲しむくらいなら、地獄に落ちる方がまだ良い」と苦言を呈しているが、一度失恋したろくろ首が鷲尾から改めて告白されて付き合うことになった際は「バカな女だよ」と言いながらも嬉しそうにしている。 第23話では、ねこ娘たちと一緒に人間界のリゾートホテルへと出掛け、プールで泳いだりレストランで食事を楽しんだりもしており、他の回でも時々人間界に出ていくことがある。 その際にはサングラスや水中メガネ、パーカーのフードなどで目元を隠すことで人間のように振舞い正体を人間たちに気づかれないように配慮している(ただし、黒い歯を見せながら声を出して笑ったりするので、子供から怖がられたりもしている)。 第6作では第7話から登場。 第5作とほぼ同じデザインで、幽霊電車に現れ人間を脅かした。 ゲゲゲの森に住んでいて、時々他の仲間妖怪と共に登場するが、いずれも台詞は無い。 鬼太郎の助っ人として時々登場し、敵妖怪を焼き払ったり照明(朝日に偽装できるほど明るくなれる)になったりする。 アニメ第2,4,5作では群れで登場したこともある。 初登場は原作『モウリョウ』、アニメでは第1作第1話初登場でねずみ男よりも先に登場している。 第3作では炎の妖怪五人衆の一員。 第5作では空間を繋ぎ変える力を持ち、妖怪横丁の灯篭で外界との通路を一日一度変えることが出来る。 第51話ではその応用でビル地下の赤エイを海上へ解放した。 第6作では第78話のみ登場。 姥ヶ火や化け火と共に魍魎退治に参戦。 光で怨霊を追い払い魍魎を追い詰めるも、隙を見て拘束を解いた魍魎に3体とも吹き消された。 ゲーム『異聞妖怪奇譚』では最初から仲間として登場。 妖怪ランプ(ようかいランプ) アニメでは、「妖怪ランプ」の名称では第1作と第2作で登場。 つるべ火と同じ火属性の妖怪だが、つるべ火と比べて小さい分火力は弱く、主に鬼太郎の家の室内照明となっていることが多い。 だが初登場の第2話では、夜叉にとどめを刺し、第12話では現場写真から消えていたぬらりひょんの姿を炙り出す、第18話では魔女の箒に火を放つなど活躍。 第14話では水虎に負けてしまい、つるべ火と交代している。 直接話す場面がないのもつるべ火と異なる点。 第2作でも登場し、ねずみ男が「鬼太郎の家の妖怪ランプ」という言い方をしているので、他の妖怪の住処にも同族が存在していることも仄めかされている。 第5作では、つるべ火が鬼太郎の家で妖怪ランプの役割も果たしている。 声 - 山本圭子(第3作・第5作)、(第4作)、(異聞妖怪奇譚) の著名なの妖怪(本作でメインに登場する個体は、まだ子供なので小犬サイズ)。 本作では頭頂部で跳ね上がる鬣と口から覗く2本の牙が特徴(第4作ではそれぞれの牙が二又になっている)。 ドリルのように高速回転して地中を掘り進むのが得意。 アニメ第4,5作では怪力を持つ成獣形態になることもできる。 成獣幼獣問わず二足歩行が可能。 色はシリーズ毎に明る目や赤黒い、基本の色調が異なるなど差がある。 水木による画とアニメ第3作では肌色や黄などを基調とするが、後年の作品では濃緑の毛髪と髯、黄土色や茶色などの身体をしている。 体全体が薄赤で金の体毛のシーサーもいる。 成獣形態の方もデザインに差異があり、第3作で見られた先代の模造品は青黒い体に青灰色の毛色、第4作では臼歯が見え、鼻が大きくて全体的に黒々しく(置物のシーサーに近い)、第5作では緑と黄のより明るい色調でらしさを増した風貌だった。 原作初登場は1980年代コミックボンボン『最新版』第1話『大妖怪がしゃどくろ復活』、少年マガジン『新編』の『妖怪大百足』。 出会い時は突然やって来て遠足に出かける鬼太郎ファミリーに同行。 出先で遭遇した大百足戦の功績を認められ下宿することとなる。 地獄編では命がけの大活躍をし、勇敢な所を見せた。 『鬼太郎国盗り物語』では沖縄に帰っていて、両親と共に登場(父親は置物に近く、母親は息子を大きくしたようなデザイン)。 口調は当初タメ口の時と敬語の時と登場するたびに使い分けていたが、徐々に敬語が主になっていった。 アニメでは、原作でレギュラーとして活躍していた1980年代当時に放送されていた第3作の第73話『シーサー登場!! 沖縄大決戦』で初登場し、アニメでもレギュラーとなる。 鬼太郎の力を試すために攻撃を仕掛けた事もあるが、その後は彼を慕って下宿している子分的存在。 気のいい妖怪で、鬼太郎たちには常に敬語で接するが、お調子者な面も多く、ねずみ男の口車に騙されることも頻繁だった。 沖縄空手や手裏剣の技を披露する事もある。 曰く、沖縄では先代(父親)のように頼り甲斐のある存在ではないとの事。 第4作では63話のみのゲスト登場。 本作では人間に化けたり幻惑を見せる能力も持つ。 第5作でもゲストとして複数回登場。 本作では沖縄を崩壊させてしまうほどの力を持つ。 アカマタの唯一無二の親友。 ゲーム『異聞妖怪奇譚』では特定条件下で仲間にできる。 声 - (第5作) 熊本県出身でピンク色の髪を生やし、鳥のような口をした幼女風の人魚(首から下が鱗に覆われている)。 「ひらめき」で近い未来の出来事や隠されたものの在処などを知ることができるが、大抵は悪い出来事の予知(しかも近過ぎてほとんど手が打てない)や誰でもわかることばかりひらめく。 他には空中に浮いたり海水を吐いたりする能力がある。 原作には未登場。 アニメでは第5作第26話で初登場。 高飛車な性格で近隣住民と揉めていた所を蒼坊主と出会い、人付き合いを学ぶために横丁に行き鬼太郎に会うよう言われたが、なぜか横丁のになれと言われたと勘違いした。 ぬらりひょん達に「皆殺しの矢」で射られて暴走した砂かけを救う為、予知能力を駆使して鬼太郎やかわうそと協力し、以来横丁住民の一員となってレギュラー登場する。 その後しばらく鬼太郎を気に入って付き纏い、猫娘を嫉妬させた時期もある。 かわうそとは迷コンビであり、彼に度々陰口を言われてビンタすることが多い。 妖怪四十七士の熊本県代表。 第62話ではその予知能力を生かして占い師を開業(顔半分をベールで覆い、両腕を露出しない服装で人間に変装)。 第5作の制作中にスタッフの間で「予知能力を持つわがままなキャラ」を加えようと案が出て登場となった。 「鬼太郎マガジン VOL. 1」によれば他に後述の くだんが候補に上がっていた。 第6作では登場しなかったものの、鬼太郎が会っていると言及している。 声 - (実写映画版) 大きな口だけの頭に二本足が生えた姿の妖怪。 姿を隠して人の後ろを歩き、足音を聞かせて怖がらせるが、それ以上の悪さはしない。 原作では「鬼太郎霊団」にて、鬼太郎霊団の一員として登場。 つかみ所のない体で大入道を転倒させた。 実写劇場版にも登場しており、団地から人間を追い出すアルバイト要員としてねずみ男に雇われていた。 「新妖怪千物語」では足が無く、口が付いた半透明の饅頭型の姿。 第2話では複数がすねこすりと共にほうこうに捕まり、漬物にされかけた。 最終回では人間の思い出を体に詰め込み、忘れないようにと後を付いて来る思い出妖怪。 強盗犯の兄貴分の頭に乗りながら豆蔵に亡母の声で呼びかけるが、兄貴分に撃たれてしまう。 彼らが地獄に向かうバスや船に亡骸が乗っていた。 アニメでは第6作第4話初登場。 ゲゲゲの森の住人で、伝承にもあるように人の後ろを歩いて驚かせるが、「べとべとさん、お先にどうぞ」と声をかけられると姿を現し、無言で一礼して去るのが習性(この対処方法は、実際に原作者の水木しげるが少年時代に「」と呼ばれていた景山ふさという拝み屋の老女から聞かされていたもの)。 (うしおに) サンデー版や1980年代のマガジン版に強敵として登場する同族(その詳細は後述の「1960年代マガジン版・アニメ第1作初出」の「牛鬼(ぎゅうき)」の項目を参照)の別個体。 こちらは鬼太郎の仲間で、外見は敵として登場した牛鬼個体とほとんど同じ形態だが、収録本によって呼称が「ぎゅうき」ではなく「うしおに」とされている方が多い。 伝承や敵の牛鬼(ぎゅうき)は主に海の妖怪とされるが、この「うしおに」は陸上で生活している。 アニメ版には未登場。 仲間内ではぬりかべと共にトップクラスの怪力を誇る。 体の方もゲゲゲの森の仲間内では巨体ながら、かつて敵として登場した牛鬼よりは小柄で、通常時のぬりかべと大差ない大きさである。 また、知性もあって仲間たちとも会話し、敬語も使える。 表情も笑顔を見せたりしている。 敵と戦う時は荒っぽいが、比較的大人しい性格である。 敵であった別個体のように生きた気体ではなく、鬼太郎たち同様に肉体や骨格も外見通りの実体を持ち、敵の妖怪に攻撃されると物理的な命の危機に瀕するダメージも負う。 (てんじょうなめ) 声 - (第3作)、(第6作) 長い舌で天井を嘗め染みを作るという妖怪。 緑色の体とのような毛がトレードマーク。 原作「釜なり」で妖怪アパートの住民として初登場。 「豆腐小僧」及びそのアニメ化第3作第106話ではカビを好んで食べ、豆腐小僧が蔓延させたカビを取る為に呼ばれた。 多人数にカビが生えた為食べきれず、また彼ですらねずみ男のカビを直接嘗めるのは嫌がった(実際に「ねずみ男だけは死んでも舐めたくない」と言っている)ため、胃液を水で薄めてカビ消し薬を作る。 第6作では茶色の体で登場し、第61話で妖怪アパートに生えたカビを舐め落としてもらうため砂かけ婆に呼ばれた。 その後、妖怪カビが生えた街を元に戻すため、豆腐小僧に連れられて大量のカビを食い尽くした。 また、大量の胃液を桶に吐き出す所を見せた。 大量のカビを食べつくした直後の状態は媒体ごとに異なり、原作では胴囲が数倍、第3作では腹の膨れた描写無し、第6作では家一軒分の大きさにまで膨れた。 第4作第87話では倉ぼっこの迷い家を荒らす人間への懲らしめに協力する。 (つるべおとし) 声 - (第5作) 突然樹上から目の前に落ちて驚かすとされる、巨大な頭のみ(小さな足が描かれることもある)の妖怪。 本作では禿頭ひげ面に厚い唇、左右非対称な目となっている(なお、目の色は作品によっては赤だったりすることがある)。 敵を大頭で押さえつけたり口に収めたりする。 初登場は『釜なり』で、多くのアパート仲間と共に釜なり退治に参加した。 アニメでは第2作第19話初登場。 第5作では妖怪横丁の雑貨屋(本人曰くコンビニ)の店主として登場。 ひげを手のように使ったり、周囲に多数の釣瓶を落とす(伝承のつるべ落としのバリエーションのひとつでもある)能力を持つ。 第6作ではゲゲゲの森に住んでいるが台詞は無い。 声 - (第3作) カラスのような顔で両手が鋏状の妖怪。 原作「釜なり」で妖怪アパートの住民として初登場。 「まぼろしの汽車」では目玉おやじの呼んだ汽車にいつの間にか乗り、吸血鬼化した鬼太郎とねずみ男を「体が痺れる網」で捕らえた。 アニメ第3作第63話では穴ぐら入道が操る蜘蛛の糸を鋏で切る。 第4作では第40話妖怪運動会で短距離走に出場。 夜行さんに負け2着になった。 「国盗り物語」では吸血花ラグレシアの茎を猫娘や傘化けとのトリオ攻撃でぶった切った。 声 - (第3作) 鋏状の両手で蚊帳や漁網などを切るという妖怪。 鋏状の手や鳥のような顔などかみきりと似ているが、節足動物のような外皮で下半身は蛇のようになっている。 『釜なり』で妖怪アパート住人として初登場。 『UFO宇宙突撃隊』では鬼太郎が宇宙人に洗脳されて暴れ逮捕された時、ねずみ男や一反木綿と留置所に行き鉄格子を切って救出した。 月曜ドラマランド版ではぬらりひょん一味。 他シリーズと違い2足歩行で人間態も取る。 美しい物を切り刻むのが趣味。 アニメ第3作72話では一反木綿に乗って駆け付け、髪様に切り付けて鬼太郎が八咫の鏡を壊す機会を作った。 第4作40話では運動会の観衆として登場。 手のハサミは小さめ。 第6作34話では、ゲゲゲの森の妖怪たちの起こしたアニエス追放運動に参加するが、鬼太郎の説得で改心。 48話では畑怨霊の賛同者として登場。 第49話では一反木綿たちと共に人間を乗せて飛び、救助し避難させていた。 その他の仲間妖怪 [編集 ] ここでは普段は鬼太郎たちの身近にいないが、仲間として鬼太郎たちと繋がりが有ったり、危機の時に駆けつけて協力してくれる仲間の妖怪を挙げる(厳密には妖精や仙人や精霊の類などもいるが、便宜上仲間妖怪として、ここに分類する) 鬼太郎の母親・岩子(いわこ) 声 - (第3作・地獄編)、 (墓場鬼太郎) 目玉おやじ(鬼太郎の父親)の妻で鬼太郎を身ごもった状態で病死、その埋葬された遺体から鬼太郎は生まれ出た。 鬼太郎誕生当時を描いた作品では母の名は出てこないが、原作「地獄篇」最終回「 最後の出会い」や実写映画「千年呪い歌」では「岩子(いわこ)」という名が明かされている。 幽霊族の女性だが、「地獄篇」では元はお岩さんの親類で妖怪に近い人間の女性だったとも自身が語っている。 詳細は「」・「」を参照。 アニエス 声 - (第6作) アニメ第6作27話から登場するで 、同作「西洋妖怪編」(第27話~第37話)に於けるにして、同作全編では、ねこ娘、まなに次ぐ第3のヒロイン的な役割でもある。 金髪のロングヘアと光彩の鮮やかな紫の瞳が特徴的な整った容姿で、外見年齢はまなと同年代の少女。 元はバックベアード軍団の幹部で、軍団を統率する女将軍アデルの妹。 様々な呪文を唱えて、多様な魔法を駆使する。 特に「ダイナガ・ミ・トーチ」の呪文で手のひらから炎を放射する魔法は、攻撃用として使用頻度が高い。 マレーシアからの難民妖怪が持っていた宝石の一つに変身して日本に入り込み、ゲゲゲの森で変身が解けて鬼太郎達と出会う。 直後に現れた狼男ヴォルフガングに連れ戻されそうになり、彼と鬼太郎ファミリーの戦闘が始まった隙に一旦は逃げ出すが、箒にしがみつきついてきたねずみ男からの「どこへ逃げれば安全なんだ」という質問から追っ手から逃れ続けることは不可能と考え直して舞い戻り、ヴォルフガングの弱点である銀の銃弾を鬼太郎に渡し、ヴォルフガングを退却させる。 鬼太郎に自分を守って欲しいと頼み行動を共にすることになる。 第29話で偶然出会ったまなから興味を持たれ、箒が起こしたアクシデントで服が汚れたこともあり犬山家で一泊し、交流を深める。 その後は迷惑をかけまいと去った所をヴィクター・フランケンシュタインに見つかり、追って来て巻き込まれたまなを助けたことから、鬼太郎に爽快アパートの一室を紹介される。 当初は指輪のことで必死になるあまり周囲への配慮を欠く言動や行動もあったが、鬼太郎やまなの優しさに触れ、彼らと打ち解けるようになってからは本来の優しさや善性も見せるようになり、他者を気遣うことも多くなった。 鯛焼きやケーキに舌鼓を打つスイーツ好きな一面もあり、鯛焼きはカスタード味が好みであったことが小豆洗いの怒りを爆発させる原因になってしまったが、後に餡子の美味しさも絶賛していた。 優秀な姉と比べて自分のことを落ちこぼれと評しているが、実は高い潜在能力の持ち主であり、魔法を覚え始めたばかりの幼い頃にその魔力をバックベアードに着目され「ブリガドーンのコアになりうる存在」として選ばれていた。 第34話ではバックベアードの策略で多くの日本妖怪の知己が行方不明になり、その原因がアニエスにあると見なしたねずみ男 を含む多くの妖怪 から国外退去を命じられ、森を飛び出して孤立していた所をバックベアードに捕らわれる。 駆けつけた鬼太郎がバックベアードの催眠術で洗脳されたねこ娘らとの同士討ちを強いられる様を見せられ、悲しみと絶望に呑まれかけるが、自身を含めた仲間達を救おうと強靭な意志力で立ち向かう鬼太郎の奮戦を見て戦意を取り戻し、彼との連携でバックベアードを撃破。 しかしバックベアードは大したダメージを受けておらず、逆に魔力の成長を見抜かれる。 その後鬼太郎に別れを告げてその場を去り、第35話でまなと初めて仲良くなった場所に座り込んでいたところをねこ娘の連絡を受けたまなと出会い、自分の家族とブリガドーン計画のことを話し、「みんなと出会わなければ、迷惑をかけずに済んだのに」と落ち込むが、まなから元気づけられる。 まなの手にお礼のキスをして別れ、ゲゲゲの森で誤解した妖怪たちからの襲撃を受けるが、鬼太郎ファミリーに庇われながら鬼太郎の家に向かい、自分のこれまでの行いを謝罪し心から助けて欲しいと頼む。 第36話では調布に出現したアルカナの指輪を鬼太郎ファミリーと探す中、指輪を手にしたまなをアデルたちから助けるために箒に乗せ離れようとするが、まなはアデルから指輪を奪われた挙句転落してしまう(ただし、まなは着ていた鬼太郎のチャンチャンコの霊力に守られて無事だった)。 駆けつけた鬼太郎もベアードに捕らわれ、自分もブリガドーン計画を実行させるべくアデルによって捕らわれた。 だが、アデルが彼女の身代わりとなってブリガドーンを開始し、アニエスを助けるためにバックベアードの命令に忠実に従っていたという真意を知る。 アデルではコアになり得ずブリガドーンは未発動に終わり、バックベアードに痛ぶられるアデルと鬼太郎を助けるためコアとしてブリガドーンを発動させられる事態となる。 第37話でアデルと彼女の頼みを引き受けたまなの尽力により指輪を外されたことで、ブリガドーンは止まって妖怪化した人間も元に戻り、鬼太郎の活躍でバックベアードも敗北し、指輪も消滅して、アデルとも和解する。 その後ゲゲゲの森に住むように提案されたが、バックベアードの支配下や魔女の軛から解放され自由になった分、アデルと共に世界を見て回る旅に出ることを決意した。 初めてゲゲゲの森に入ってきたまなに感謝の言葉を示し、鬼太郎ファミリーやまなに見送られながらアデルと共にゲゲゲの森を後にした。 第57話でカミーラがバックベアード復活のために人間の生き血を集めていること、今来日して吸血事件を起こしている吸血鬼はラ・セーヌであろうことを、砂かけ婆の砂通信で鬼太郎に伝えた。 また鬼太郎を封じた結界魔法を遠隔で解き、ラ・セーヌを欺く偽の結界も用意する。 第75話では鏡爺からまなの要請を伝えられアデルと共に救援に駆け付け、西洋の地獄を経由することで九尾の狐・玉藻前に気づかれずに地獄に潜入。 地獄の霊的エネルギーの流入を食い止め、玉藻前を弱体化させ鬼太郎たちの勝利に貢献する。 第96話では閻魔大王からの事情説明を受け、ぬらりひょんによって暴走状態に陥ったバックベアードによる世界滅亡の危機を食い止めるべく、同様にぬらりひょんの策謀で消滅させられた鬼太郎を復活させるためにアデルと共に日本に駆け付け、爆撃からまなとねこ娘を助けた。 続く最終話では目玉おやじの頼みで戦争を止めるために奔走し、鬼太郎が死んだと思い込み絶望していたねずみ男にアデルと共に鬼太郎は生きていることを伝え立ち直らせる(これが、ねずみ男が妖怪と人間の戦争を止めて和解させ鬼太郎を応援させる行動のきっかけの一助ともなる)。 その後鬼太郎が復活して事態が解決するも代償にまなの記憶が無くなってしまったことをねこ娘と共に悲しみ、帰国後も鬼太郎たち同様に身を案じていたが、10年後に記憶が蘇ったまなと鬼太郎ファミリーとの不死見温泉への旅行に参加するなど交流を再開する(妖怪であるため、姉妹とも鬼太郎ファミリー同様に10年後も外見は変わっていない)。 アニエスの箒(ほうき) 声 - なし アニエスが空を飛ぶために使う箒。 魔法で命を与えられているらしく、自分の意思を持って行動する。 直接言語を発したりはしないが、自分の意志を具体的な言葉でアニエスへ的に伝えることは可能で、柄の部分が胴体、穂先部分が頭に該当して感情の表現を見せる。 基本的にアニエス以外の命令は聞かず、彼女曰く他人に噛み付くこともあるそうだが、まなのことは一目で気に入って懐いている。 アニエスがまなを自分に関わらせまいと立ち去ろうとした際には、彼女を川に突き落として別れないように仕向けるなど、主人の意思に反する行動をとることもある。 アデル 声 - (第6作) アニメ第6作27話から登場。 アニエスの姉で、ねこ娘と同じくらいの高い頭身に銀髪のストレートヘアと赤い瞳が特徴の整った容姿をした妙齢の魔女。 第6作ではアニエス同様に「西洋妖怪編」(第27話~第37話)に於けるキーパーソン兼同作全体の準レギュラーとして活躍する。 戦闘時には右腕に赤い手甲を装着している。 様々な魔法石を媒介に飛行魔法、隠蔽魔法、転移魔法、結界魔法といったアニエスよりも多彩かつ高度な魔法を扱い、妖力を強化された鬼太郎の攻撃を傷一つ負わずに受け切るなど相当な実力の持ち主。 しかしアニエスや母と比べ本来の魔力は低く、その力は魔法石や彼女自身の一徹な努力によって高度なレベルまで補われたものである。 初登場時はバックベアード軍団を率いる最高幹部の女将軍で、一族が代々仕えてきた誇りからバックベアードには絶対の忠誠を誓っていた。 魔女の使命を全うしようとする行動には妥協が無く、時には他者を犠牲にするのも厭わない非情さも垣間見せた。 一方で、妹や母に対する肉親としての情は深く、頑なにブリガドーン計画実行に向け突き進んだのも「妹に魔女としての本懐を遂げさせてやりたい」「母のような気高い魔女でありたい」という彼女なりの想いがあったためであり、後に、魔女としての使命と妹への想いで板挟みとなっていた複雑な心情も吐露している。 第28話で逃亡したアニエスを追い精鋭である西洋妖怪三人衆を引き連れ日本へ侵攻し、ゲゲゲの森の殲滅作戦を実行。 アルカナの指輪消失後はヴィクター・フランケンシュタインにアルカナの指輪の出現の波動を探らせ続けており、第36話では西洋妖怪三人衆と共に調布に侵攻、争奪戦の末指輪を奪取する。 アニエスを守るため自身が犠牲となってブリガドーンを開始するが、意図を見抜いていたバックベアードから見限られて痛めつけられ、指輪も奪われてしまう。 まなに鬼太郎を回復させるための魔法石を託し、自身はブリガドーンのコアとなったアニエスのもとに赴き命を賭してブリガドーンを止めた。 戦いが終わった時は完全に改心しており、アニエスや鬼太郎ファミリーとも和解、アニエスと共にバックベアード軍団侵攻の犠牲者たちの弔いも兼ねて世界中を巡る旅へ向かった。 第75話ではまなの要請に応じ鬼太郎たちに協力、地獄にてアニエスと共に玉藻前への霊的エネルギーの流入を止める活躍を見せた。 第96話では閻魔大王からの事情説明を受けてアニエスと共に日本に駆け付け、バックベアードの爆撃からまなとねこ娘を助けた。 続く最終話ではアニエスと共に戦争を止めるために奔走し、まなの記憶が無くなってからはアニエスと同じく身を案じていたが、10年後に記憶が蘇ったまなとの不死身温泉への旅行に参加するなど交流を再開する。 アデルとアニエスの母 声 - (第6作) アニメ第6作29話・35話の回想場面に登場。 故人の魔女。 髪と瞳の色はアニエスに似ており、目元はアデルに似ている。 バックベアードの命令に従い、マレーシアでブリガドーン計画のためにアルカナの指輪に自らの命を捧げた。 アデルはその決断を尊重し、静かにその最期を見届けたが、アニエスは母の死を深く悲しみ、この一件が彼女にバックベアードへの不信感と魔女の運命への疑念を抱かせる一因となった。 日本でブリガドーン計画が止められたことでアルカナの指輪は消滅したが、その際にアデルは母の姿を見ており、指輪の中の彼女の霊が力を貸してくれた事も示唆されている。 自身は妖怪であることを知らず、普段は 遥(はるか)という女性の姿で生活をしている(少なくとも三十年前から全く容姿が変わっていない)が、男性と食事をしている際に幸せな気持ちになると食欲が止まらなくなって大食いし、直後に眠って巨大な肉の塊に変貌してしまう。 その体質の為に建物を破壊して肉の隙間に人間(過去の交際相手たち)を閉じ込め行方不明にする事件を起こし、何度も謎の爆発事故として世間を騒がせていたが、遥自身は寝太りになっていた際の事は全く覚えておらず、何故か交際相手が何度も姿を消してしまうと思っていた。 現在交際している男性・ 一太郎(いちたろう、声 - )からレストランでプロポーズされた際に寝太りとなって彼を肉の中に閉じ込めてしまい、落ち込んでいた彼女を慰め一太郎の捜索の手助けをしてくれたねずみ男を自宅へ招いて食事を御馳走するが、その際にも寝太りに変貌してしまう。 本来は肉の膨張は一瞬だけで済むが、驚いたねずみ男が遥を起こしたはずみにテレビの画面に写った自分の姿を見て気絶したことで膨張が止まらなくなり街そのものを押しつぶす程になってしまう。 事件解明の調査をしていた鬼太郎も駆けつけ何とか遥(寝太り)を起こそうと尽力し、ねずみ男が放った屁の匂いによって遥は目を覚まし、肉は元に戻り閉じ込めてしまっていた人間たちも解放された。 その後一太郎との再会を喜ぶが、鬼太郎とねずみ男から「今後、食べ過ぎないと約束してください」と言われ、理由は解らなかったが我慢できるよう努力することを誓った(鬼太郎とねずみ男は、遥が寝太りに変貌した事を覚えておらず、これまでの事件の被害を自分が起こしていたと知れば精神的に不安定になってしまうだろうと考慮し敢えて訳は話さなかった)。 第6作では94話で不死見温泉の女将として登場。 先々代から妖怪専用の宿として決めており、そのため自らキャンセルしたねずみ男に代わったまなを一発で見破った。 一方で忘れっぽいところもある。 数十年ごとに災害が起きないように富士山のエネルギーを特殊な土器で吸収する儀式をしていたが、50年前の儀式以降太り過ぎのため洞窟に入れなくなってしまう。 まなの代行で解決するが、直後にぬらりひょんと朱の盆に襲撃されて負傷、エネルギーを吸収した土器を奪われてしまう。 命に別状はなく、最終話でも鬼太郎ファミリーとまな、アデル・アニエス姉妹が再び旅館に泊まっている写真を撮影していた。 まなや鬼太郎たちに真剣にダイエットに励むと宣言していたが、その後の10年経つまでにどれだけダイエットに成功したかは不詳なままの現状となっている。 声 - (第6作) アニメ第6作第10話初登場。 として有名なおかっぱ姿の女の子の妖怪で、ねこ娘とは友達の間柄。 目玉おやじも褒めるほど可愛らしい容姿をしている。 まなが通う中学校の3階女子トイレの奥から2番目に住む七不思議のひとつだったが、ヨースケくんのストーカー行為に耐え切れず学校を逃げ出し、妖怪温泉で旅行中の鬼太郎親子に出会って悩みを打ち明ける。 第49話では他の妖怪たちと共に人間を避難させていたほか、第51話では鬼太郎の依頼で幼児化したねこ娘を一時預かるなど、鬼太郎の仲間として度々登場する。 蒼坊主(あおぼうず) 声 - 古川登志夫(第5作) アニメ第5作第17話から登場する青い衣を着た行脚僧姿の青年妖怪。 眉毛や頭髪も青い。 右手に六尺棒という武器を持っている。 額には一本角と第三の目(通常は閉じている)があるが、普段は笠で隠している。 鬼太郎の兄貴分でもあり、かつて妖力を制御できずに暴走させてしまった幼い頃の鬼太郎を鎮め、自身の力の恐ろしさに怯える鬼太郎に対し「目玉だけになってしまった親父さんの代わりに、何度でも身体を張って止めてやる」と慰め、それ以来鬼太郎からは「蒼兄さん」と呼ばれ深く信頼されており、ふだん中々逢えないこともあってか、久々に横丁に訪れた際には普段は落ち着いた性格の鬼太郎が待ちきれずに駆けつけ、彼が去る時には思わず寂しそうな表情を浮かべるほどであり、蒼坊主自身も鬼太郎を実の弟のように可愛がっている。 重傷を負ってもお互いの危機が訪れたらつい無茶をしてしまうなど似た者同士でもある。 横丁メンバーからの信頼も厚く、猫娘のことを「猫ちゃん」、目玉親父のことを「親父さん」、ねずみ男は「ねずみ」と呼んでいる。 呼ばれ方は猫娘からは「蒼さん」、目玉おやじからは「蒼」、砂かけ婆、子泣き爺からは「蒼坊」、呼子からは「蒼坊主おじさん」、ねずみ男ら他の妖怪からは「蒼ちゃん」と呼ばれている。 別れが苦手なタチでいつも黙ってこっそり旅に出ようとする。 人間の行脚僧として振舞いながら生活しているが、実は悪妖怪の封印を巡視する役目を持ち、日本各地を旅しており、鬼太郎の師匠ポジションでもあるため戦闘力はかなり高い。 しかし、酷い方向音痴でもあるため目的地と反対側に行ってしまうこともしばしばあり、そもそも東西南北が分からないらしく地図を読んでも目的地にたどりつけない。 緊急時には呼ばれれば場所がわかる呼子が迎え役となるが、迎えに行けない場所に迷い込んでいることも多く、そのたびに涙ぐんでは助けを求めている。 額にある第三の目を開くと幻惑の術を使うことができ、その能力を使ってぬらりひょんやバックベアードの陰謀を阻止している。 伝承上のをモデル・モチーフとしてはいるが、容姿や役目・能力などほとんどアニメオリジナルの設定である。 (どっきゃくき) 声 - (第6作) アニメ第6作28話に初登場。 牙が生えた中年男性の姿の中国妖怪。 日本で表向きは人間として振舞いながら中華料理店『独脚鬼』を経営しており、正体を知る日本の妖怪たちも常連客として訪れている。 日本にバックベアード軍団が侵攻するという噂を聞いた時は、店を畳んで逃げることを考えたが、その後鬼太郎ファミリーがバックベアード軍団を撃退したため店は継続され、81話以降もねずみ男や一反木綿、ひでり神など妖怪たちが来店している。 なお、店では下半身がカウンター下に隠れているので人間態でも「独脚」かは不詳。 (ざしきわらし) 声 - (第1作)、山本圭子(第3作)、柏倉つとむ(第4作)、(第5作・第6作) 東北地方に住む子供の妖怪。 大人には見えないが子供や妖怪には見え、住み着いた家を栄えさせる。 見た目とは裏腹に強い妖力をもつ。 初登場は「笠地蔵」。 四角い坊主頭に常に眠そうな目をした男児の姿をしているが、第5作では髪の毛を生やし人間の子供とさほど変わらない容姿で登場した。 アニメでは第1作第60話初登場。 冬越しに入った家の老夫婦の貧しくも情け深い様子を見て、鬼太郎達に相談して贈り物をした。 第3作では第12話で登場し、その後も呼子と共に時々準レギュラー的に登場する。 第4作では第55話にゲストとして登場し、「福を齎す」よりも「家を守る」面が強い。 第5作では第7話初登場。 本作では少女の姿の座敷童子も登場して、共に準レギュラーとなる(なお、男児での座敷童子が登場したのは第85話)。 第85話ではねずみ男に目をつけられて男女共々妖怪城に取り込まれてしまう。 その後、ぬらりひょんに止めを刺されて妖怪城に食べられた鬼太郎を助けに来たミウによって鬼太郎が復活して妖怪城から脱出する際、2人とも岩手県代表で妖怪四十七士に覚醒した。 第6作では87話登場。 見返りを全く求めずに福を齎し、「人の喜ぶ顔を見るのが好き」という共通点で偶然出会った石橋綾と意気投合し、石橋家に住み着いて店を大繁盛させた。 しかし、金に目が眩んだ綾の両親に利用され幸せを呼ぶ妖力を使い過ぎて衰弱し、ついには唆されて暴走しかける(作中では、家の中の物を浮遊させてぶつける妖力を使用)が、貧乏神と綾に止められ鎮静し、綾と改心した両親に見送られて石橋家から去って行った。 声 - 矢田耕司(第2作)、(第6作) 犬か猫を丸っこくしたような、夜道で人のすねに擦り寄る妖怪。 伝承では、歩きにくくなること以外に害は無い。 アニメでは第2作14話初登場。 犬妖怪の扱いで、仲間である犬達が自動車にひき殺されるのを怒り、人食い藻クズで作った怪自動車に人間を乗せて車を持たないよう脅す(原作は鬼太郎の登場しない短編「妖怪自動車」。 怪自動車のみで、すねこすりも登場しない)。 第3作の劇場版『激突!! 異次元妖怪の大反乱』では怪気象の妖怪で、妖怪皇帝や朧車の部屋のドア係。 第5作では第63話で柄が面白そうという理由で虎男に襲われて反物にされる。 劇場版では妖怪四十七士の岡山県代表になる。 第6作では第6話に初登場。 普段は愛らしい三毛猫のようだが、戦闘時は巨大な狼のような姿になる。 人間並の知性を持ち言葉も話せる。 人懐こい性格で悪意はないが、擦り寄った人間の気力を吸収する性質がある。 住処の集落は昔は宿場として栄え、多人数から少しずつ吸っていたので人間たちも異変を感じない程度で害は全く無かった。 だが集落が寂れて、一人に長期間に渡って擦り寄るようになり、そうなると吸われた人間は少しずつ衰弱し、そのまま吸われ続けると最後にはミイラのように干からびて死んでしまう。 だが、すねこすり自身はその性質に気付かず、自身が妖怪であることもほとんど無自覚なままで長い歳月を生きてきた。 集落で独り暮らしの老女・ マサエ(声 - 斉藤貴美子)に拾われ、 シロと名付けられて可愛がられるが、先述の性質から彼女を衰弱させてしまう。 マサエの息子・ 翔(しょう、声 - )が村に帰ってきた際にマサエと喧嘩になったことから敵視し、彼の帰り際に正体を現して威嚇したため、妖怪だと気付いた翔がポストで知らせたことで鬼太郎と対峙。 鬼太郎から自分が人の気力を吸う妖怪だと聞かされ最初は信じなかったが、その後で衰弱したマサエに近づいたところ、彼女がさらに苦しみだしたことで、ついに別れることを決心する。 人里を離れて山中に入って行ったが、それを追ったマサエが熊に襲われたため、妖怪の正体を現して撃退。 その姿を見ても自分をシロと認めて寄り添うマサエの前で葛藤するが、マサエを追ってきた翔が母親を庇う姿を見て、やはり去ることを決め、悪い妖怪を装ってマサエに襲いかかり、翔にやられたふりをして逃げるように山奥へ消えて行った。 ただしマサエも真意には気付いており、別れた後も「シロ、ありがとう」と涙を浮かべていた。 その後、鬼太郎に誘われゲゲゲの森に移住し、第8話で歩く姿が見られ、第28話ではゲゲゲの森の仲間たちとともに西洋妖怪軍団と戦っていた(普段の姿のままカミーラの分身コウモリに飛び掛かっている)。 第49話では他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。 最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。 「妖怪千物語」ではゲゲゲの森に同族個体が何体か住んでいる。 猫妖怪の扱いで、人語は話せないが猫娘と会話可能。 元は人間だったがガスの毒気の影響もあり、永い年月を経て個性的でグロテスクな顔つきになってしまっている。 中国出身で方面の妖怪や術に詳しく、また妖怪医術や薬学にも長けているため、仙人であると同時に妖怪仲間として認識されている。 初登場は原作『妖怪反物』。 反物にされた鬼太郎を元に戻し、万能ガラス玉を使ってチーの正体を見破った。 アニメでは第2作で初登場。 第3作以降は『妖怪反物』を原作としたエピソード 以外でも準レギュラーとして鬼太郎たちに協力している。 妖怪だけでなく妖精についても詳しい描写がなされている。 第3作ではネコ娘の事が好きになり、会う度に「可愛い子ネコちゃん」と言いながら抱きつくのでネコ娘の迷惑がられる。 第4作では劇場版『』に初登場、目玉おやじに大海獣に変身した鬼太郎を戻す方法を教えた。 ただし、物忘れが激しく、肝心な所を思い出せない傾向で呆れられるシーンも多い。 第5作では妖怪横丁から離れた山中にある井戸に住んでいるが、井戸から外に出るのが大嫌いで自己中心的かつ偏屈な性格であり、やたらと口が悪く、目玉おやじとは古い付き合いだが顔を合わせれば互いに悪口を言い合ってしまう。 しかし、目玉おやじに要請されれば井戸仙人は文句を言いながらも助けに現れ、目玉おやじも井戸仙人の妖怪医学の知識と薬作りの腕には一目を置き、実際はお互い気遣っている面が多く、鬼太郎は「ケンカ友達」と評している。 また、本作では雲に乗って空を飛ぶ術を使用している。 第6作では『妖怪反物』のエピソードがないため登場しない。 (ちょうちんおばけ) 上下半々に破れかけたで、上半分に眼が付き破れ目が口になった姿の妖怪。 傘化けと並ぶ器物妖怪の代表格だが、本作では出番が少ない。 アニメでは第2作OPに登場。 墓場の提灯が姿を変え中からカラスが飛び出す。 「地獄マラソン」(アニメ化第3作84話)で仮死状態で地獄の入口に来た女子マラソンランナー・花子に地獄マラソンの説明をする。 アニメではスターターも務めたがうっかり掛け声と共に火を吹き、ねずみ男と一反木綿の顔を焦がした。 第4作では87話で倉ぼっこの迷い家を荒らした人間の前に巨大な姿で現れ脅かす。 第6作ではゲゲゲの森の住民で複数登場。 物の怪(もののけ) 声 - 塩屋浩三(墓場) 月刊ガロ掲載「鬼太郎夜話」に登場。 科学の発達により、人間を脅かすことができなくなり貧乏生活をしている、小男の姿をした物の怪。 が活躍したから生きており、が活動していたころは、神として祀られてたこともあるとの事。 ねずみ男が吸血木を植えるために買い取ったボロ家に住んでいて、彼と共に吸血木を育てて、せこい金儲けに奔走する。 借金取りに雇われた鬼太郎が取り立てに来るが、水神の居場所に案内することで見逃してもらう。 吸血木から再生した三島由紀夫を鬼太郎と共に助け、お礼として三島の家で鬼太郎と一緒にをご馳走になった後、再びもとのボロ家に帰り、悠々自適の生活を送る。 初出は貸本版『] 』シリーズの「鬼太郎夜話」編第2巻「地獄の散歩道」と第3巻「水神様が町へやってきた」(アニメ版第3、6話)。 小豆洗いや、あまめはぎとも外見が似ている。 案内人 声 - (墓場) 両腕の他に腰と背中から計3本の腕が生え、頭の代わりに2本の脚が生えた奇妙な男。 「案内人」は通称で、正式名称は不明。 月刊『』掲載『鬼太郎夜話』に登場。 鬼太郎の夢じらせの中に現われ、ねずみ男と人狼を出口まで案内し、鬼太郎の言うことを聞くように2人に約束させた。 1980年代の『最新版ゲゲゲの鬼太郎』では、同様の姿の妖怪が霊界テレビのニュースレポーターとして登場。 アニメ第4作エンディングテーマの映像でも、鬼太郎ファミリーや他の妖怪たちと共に夜の街を的に行進している姿が描かれている。 初出は貸本版『 怪奇一番勝負』(アニメ版8話)で、こちらでも鬼太郎の夢じらせの中に現われ、この時は人間の金田と村田を出口まで案内し、鬼太郎の言うことを聞くように2人に約束させていた。 のすき焼きパーティーに参加し、パーティー途中でうわばみ酒を持って現れた。 貸本版『] 』シリーズの『鬼太郎夜話』編第2巻『地獄の散歩道』では、 袖引小僧として登場(アニメ版未登場)。 原作では貸本「地獄の散歩道」に名前のみ登場。 アニメでは第3作第35話初登場で炎の妖怪五人衆の一員。 (まるげ) 声 - 八奈見乗児(第1作)、(第2作第2話)、はせさん治(第2作第43話)、(第3作)、(第4作・第5作) 毬藻のような体の小妖怪。 初登場は『げた合戦』。 逆柱に子供たちを人質に取られ、貯金箱に化けて金を盗み集める奴隷にされていた。 鬼太郎により解放されてからは仲間として活躍。 『妖怪反物』では目玉親父と共に中国妖怪の根城に侵入し、箱の中から反物にされた鬼太郎たちを助け出した。 しかし『妖怪大裁判』では百々爺たちの圧力でかわうそと共に鬼太郎に有利な発言をすることができなかった。 アニメでは第1作第44話初登場。 第2作では第2話から登場。 上記同様の活躍を見せる。 第3作では劇場版『最強妖怪軍団! 日本上陸!! 』で初登場。 中国妖怪の起こした風圧で飛ばされたネコ娘の下敷きにもなり、「娘の尻はかくも重たいものなのか?」と嘆いていた。 また、その際の反物騒動ではねずみ男から「雑巾くらいにしかならねえな」と散々な言われ方もされている。 それでも、劇中ではねずみ男が閉じ込められた反物の箱の鍵を開けたり(本人曰く秘術「錠前破り」) 、チーが紙に描いた絵から妖神が現れたのを見てそれを鬼太郎に話したことから妖神を倒す糸口に繋げるなど活躍した。 その後テレビシリーズでも第52話から登場。 52話では上記同様の事で招き猫に入りお金を盗んだが鬼太郎によって招き猫が割られ解放される。 ただし、閉じ込められていた時の記憶は残ってなかった。 第4作では第79、80話に登場。 上記同様の活躍を見せる。 第5作では第15話から登場。 上記同様の事で妖怪横丁の家々から財布を盗むが、目玉おやじに追い詰められて事情を話し助けを求める。 一方逆柱は鬼太郎によって本来の向きに戻されて改心した。 その後、縁側の下にいた子供たちも開放してもらった。 第6作のオープニングでは綱引きの応援を魑魅と共にしている。 (いわなぼうず) 声 - (第3作)、(第4作)、(第5作)、(第6作) 年経たが化けた僧形の妖怪で、死者の霊を導いたり悪霊を封じたりする法力を持つ。 原作には未登場。 アニメでは第3作第53話初登場。 鬼太郎が押さえたモウリョウを経を唱えて石に封じ込めた。 第4作では第59話初登場。 と親しかった少女の死期を知り、その魂の昇天を一日遅らせて姉と会わせた。 第103話では旧鼠を生み出す元になった廃寺の不浄霊を浄化する。 第5作では第92話初登場。 物や妖怪を岩に変える力を持つ。 イワナが好物。 浪小僧に弟子入りを志願されて当初は断ったものの、目玉親父の勧めもあり入門させる。 気が短いところがあるため、大らかな性格の浪小僧との相性が心配されており、一度は誤解から浪小僧を破門させるものの、訳も聞かずに怒ったことを反省し、猛霊八惨と浪小僧の対決に加勢、強い絆で結ばれた師弟は共に四十七士に覚醒した 岩魚坊主は岐阜県、浪小僧は静岡県代表。 第100話では浪小僧と共に天狗大本堂を訪れ、群馬県の温泉街で松明丸と戦った。 第6作では同族が大勢おり、その中の一体は第23話で初登場し、爽快アパートであかなめと将棋をしていた。 第28話では同族が集まり西洋妖怪と戦ったが、何体かがヴィクターの合成生物に食い殺された。 48話では一体が畑怨霊の賛同者として登場。 第49話では同族や他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。 95話では人間と妖怪との戦争が勃発しそうになり、一体は夜行さんが人間の集まる場所を何か所か襲撃する計画に他の妖怪たちと共に参加するが、標的の一つに病院も含まれた時は、他の妖怪が賛同する中で「病人や負傷者を襲うなんて間違ってる」と唯一反対していた。 しかし、その優しさも空しく対妖怪専用の武器を持った政府の派遣する警察や関係者たちに急襲され、夜行さんら他の妖怪たちと一緒に射殺されてしまう。 ガマ坊主(ガマぼうず) カエルのような姿をした妖怪。 岩戸の番人を務める。 手に持った杖で妖力を操り、電撃で相手を液体のように溶かしてしまう。 妖怪のエネルギーを蓄え、千年も生き続ける。 水晶玉と一心同体している。 岩魚坊主とは親戚関係。 「岩戸のガマ坊主」に登場 生前の水木のデザインとアイデアを元に作られた水木プロによる完全新作書き下ろしである。 ミウ 声 - (第5作) アニメ第5作に登場するアマミ一族姉弟の姉。 西洋妖怪の侵略から自分たち姉弟を救った鬼太郎に想いを寄せ、彼を人生の師と仰ぐ。 第32話初登場。 瀕死の母 から体内に秘宝・ 『地獄の鍵』を託されたことで、ミイラ男バルモンドの執拗な拷問を受けた。 その際、命がけの駆け引きで敵を牽制して島民を守り、自分も生き残るという困難な課題を見事に達成した。 西洋妖怪への恐怖心や母親を殺された恨みなどといった個人的感情に流されず、自分の命と引き換えに島民を守ることで鬼太郎への愛を示そうとした一連の勇気ある行動は彼女を殺して地獄の鍵を回収しようとした地獄の高官・五官王の心をも動かした。 ネコ娘やドラキュラ三世が見とれるほどの美人で、鬼太郎が好む女性のタイプを知っている猫娘からはライバル視される。 子ども好きであり、子ども達の前では笑顔を絶やさない。 ネコ娘とは第51話の東京見物で知り合い、入ったビルが災害に遭った際に皆を救う為の互いの行動を讃え合った。 母親を亡くした体験から他者の命を守ることには命を賭けている。 妖怪としての能力は強力な治癒(鬼太郎のちゃんちゃんこなど物も瞬時に修復できる程)とテレパシー、一族由来の水中能力であるが、攻撃用に爪を鋭く延ばすことが可能。 陸の幽霊族と海のアマミ一族と称されるように幽霊族とは近い系統の種族であるため、また『地獄の鍵』の守護を地獄から任命されていたこともあり、穏やかな感情で封じてはいるが実は鬼太郎と互角レベルの戦闘力を持つ。 鬼太郎の体内電気すら通用しない。 使用する機会と武器としての使用が知識にも心にもなかったために 『地獄究極奥義』を使用した事はない。 第85話ではぬらりひょんに連れ去られ、蛇骨婆に催眠術で操られて妖怪城の花嫁にされた。 催眠術で操られたことで穏やかな感情を失い、妖怪城へやってきた鬼太郎を痛めつけた。 その後、ぬらりひょんにとどめを刺された鬼太郎が妖怪城に食べられたあと催眠術が解けて用済みとなり、蛇骨婆の蛇に右腕を噛まれ毒で始末されそうになるも、呼子と共に駆けつけた蒼坊主に毒を吸い出され助けられた。 その後、妖怪城に取り込まれた鬼太郎を助けるために自ら妖怪城の内部に行き、妖怪城に取り込まれた妖怪たちと共に妖力を鬼太郎に分け与えた。 カイ 声 - (第5作) アマミ姉弟の弟。 姉思いの優しい少年。 姉共々第32話初登場。 鬼太郎より背が高く、大人びていて高校生のような風貌をしている。 作中で見られた泳法はドルフィンキック。 第85話で姉が連れ去られた際には彼に関する描写が無く、その後も登場していない。 バケロー 声 - (第5作) アニメ第5作第55話から登場。 元は妖怪百目の杖だったが、百目が鬼太郎に倒された時に壊れ魂だけとなった。 その後色々な物に取り憑いて生き延びてきたが、()に取り憑いた時に人間の少年 隆(声:)に買われ、現在の体である携帯電話の型番「BAK600」をもじって「バケロー」と名付けられた。 隆と一緒に過ごすうちに彼に情が移ったらしく、百目の魔手から守り、鬼太郎に百目をもう一度倒すように頼んだ。 百目との戦いで壊れるが妖怪横丁で直してもらい、目玉おやじとも仲良くなって鬼太郎の仲間に加わった。 (目玉おやじがテレビを見る場面もある)、、ネット検索やメール、計算といった当時の携帯電話の機能を揃えている。 また、霊界電波を送受信できるので地獄との通話や特殊空間のGPS探知も可能。 の関連商品「DX携帯妖怪 BAK600(バケロー)」のタイアップとして登場したキャラクター。 古今東西妖怪大図鑑(ここんとうざいようかいだいずかん) 通称「 古今(ココン)」。 アニメ第5作第17話初登場。 意志を持った書物で、第17話より飛騨の天狗から蒼坊主を通して鬼太郎父子に贈られた。 多くの妖怪についての情報が記されており、しかもその内容は風の便りを受けて自動追加されていく。 また、その情報を元に特定の妖怪を封印する御札を作り出せる。 表紙の丸窓部分が顔、また錠前に付いた綱を手足のように使って動ける。 人語は話せないようで「ココーン」としか言わない。 下心に敏感で、着いて早々ねずみ男のそれに反応して逃げ出し、目玉おやじがどうにか宥めて連れ戻した事がある。 以降、鬼太郎の家でのペット的存在だが、時々近いサイズの妖怪達と遊びに行ったり放浪の旅に出たりして留守の時もある。 バケロー同様にバンダイの関連商品「DX妖怪大図鑑」のタイアップとして登場したキャラクター。 (かわおとこ) 声 - ・(第5作) 伝承では川沿いにいる大柄な人のような姿の妖怪。 アニメ第5作第42話初登場。 二人組で一人は大きな鼻髭と顎髭を生やした中年姿でもう一人は顎に無精ひげを生やした青年姿でいずれも長髪で両手足に鰭のような物がある。 常に飄々とした雰囲気で沼や川の近くに座り込んで話をしている。 基本的に会話は青年の方が話して中年の方が答える形で始まる。 自身達の目の前の川が干からびても「水のない川って川って言うのかな? 」と相手に訪ねたり自身達の先祖の水妖怪の残した大事な水神石がなくなっても「気配を感じないからなくなっているかもね」と言うなどかなり無頓着な性格でねずみ男から「呑気な連中」と評されている。 42話のラストでは「総理大臣の支持率、微塵も上がらないね」という現実的な会話もしていた。 登場した話は必ずラストの方で事件解決に関する彼らの会話が入る。 (にのみや きんじろう)像 声 - 台詞なし アニメ第6作第10話登場。 として、まなが通う中学校校内や外を走ることがある。 砂かけ婆たちとは連絡を取り合う仲で、「ニノ」と呼ばれている。 像そのものが妖怪なのか、二宮金次郎の霊が像に憑依して生まれた妖怪かどうかは不明。 (ばけくじら) 体長数百m超に及ぶ巨体を持つ、の骨格を模した姿の妖怪(水木による妖怪画とアニメでは尾びれの形状が異なる)。 原作には未登場だが、水木しげるが化け鯨に関する話を執筆中に体調を崩したエピソードがある(を参照)。 厳つい容姿だが、一見すると微笑んでいるようにも思える眼窩が特徴(初登場話の鬼太郎たちとの邂逅前では怒っているように見える場面もある)。 多数のクジラの魂の集合体とも言われるが正体は謎。 骨鯨とも呼ばれ、日本海に出現した時は多数の妖怪魚を引き連れていた。 アニメでは第4作第18話「深海の奇跡!化け鯨」で初登場。 「象の墓場」ならぬ「鯨の墓場」の守護神であり、強大な妖気と体躯に見合った怪力をもつ。 尾の一撃は、西洋妖怪四天王の一角で巨体のブイイ(後述)を海中深くに沈めるほど。 その反面、仲間を傷つけないように繊細な力と海水のコントロールが可能。 第104話「恐怖!吸血妖怪の島」では、海水に弱い吸血樹を潮吹き等で殲滅したことも。 また、伝承によればすり抜けて攻撃を受け付けないらしい。 北陸から東京湾まで数時間で到達するほどの猛スピードで海面を泳ぐことや、凍らされた仲間を体内で溶かすこともできる。 しかし、必要以上の攻撃はしないようで人間を無暗に襲ったりすることはなく、警告程度に済ますようである。 鯨らしく知能が高く寛大なようで、嵐の中で命を落とした鯨の研究者の魂を(彼が鯨を愛していた事も全て見通した上で)引き取り、多数の鯨の霊と共に「クジラの墓場」で安住させていた。 背中に乗せた者達が眠るのを邪魔しないように静かに泳ぐなど親切な妖怪でもある。 クジラの霊の安息の聖地である周辺海域を汚した人間に対する警告と、鬼太郎および上記の鯨研究家の娘を呼ぶために暴れ、親子の再会を許したと共に、聖地を荒らすなというメッセージを鬼太郎たちに託した。 その後は第98話「試練・妖魔城への道!」および第99話「決戦!妖怪王対鬼太郎」など、何度か鬼太郎の助っ人に現れて一行の絶体絶命のピンチを救ったりしている。 妖怪千物語では海の生き物や生態系を守る「海の守護妖怪」として紹介され、半魚人が操る大イカとの戦いで鬼太郎に協力した。 モノワスレ 演 - 実写版に登場。 目玉親父の旧友で、老人の姿をした自然と草花を愛でる妖怪。 花(忘れ草)を媒体にして人間の記憶を消す能力を持つ。 三浦実花・健太姉弟から鬼太郎の記憶を消し去った。 三つ木霊(みつこだま) 演 - (ハルカ)、(ヒビキ)、(ワタル) 実写版に登場。 菊、椿、紅葉に古木から生まれた幼い三つ子の木霊。 ハルカは長女、ヒビキは次女、ワタルは長男で末っ子。 コケシに変身して連絡を取り合う役割をする。 かつて敵だった味方の妖怪 [編集 ] ここでは敵役として登場し、戦いの末に降参または和解、そして後に鬼太郎の味方として活躍する(原作重視)者を挙げる。 ・伊吹丸(きどう・いぶきまる) 声 - (第6作) アニメ第6作で「 大逆の四将」の一体として第69話に初登場。 伝承では『』などに登場する、の一角・の息子といわれる鬼。 本作では「 伊吹丸」という名前が付けられている。 左額の角を除けば美青年風の面持ちだが、その風貌とは裏腹に鬼の中でも最強クラスと称される実力の持ち主。 常に携えている刀からは強力な斬撃を放ち、鬼太郎とも互角以上に渡り合い、刀の鞘で軽く突くだけで猫娘を戦闘不能にしている。 また、呪禁道などの呪術や知識にも長けており、鬼道衆の操る呪装術は一切通用しない。 かつては父親の酒呑童子を首魁とする大江山の鬼の一党に与していたが自身は人間の支配などには興味がなく、心を通わせていた人間の娘・ ちはや(声 - 山崎和佳奈)や奴隷の人間とともに出奔、遠く離れた地に里を築き穏やかに暮らしていた。 しかし近隣の国主によって里を滅ぼされ、ちはやも殺されたことで復讐の鬼と化し、国主とその血族をはじめとした人々を皆殺しにして国ごと滅ぼしたことで鬼道衆に討たれ千年前に地獄に投獄されたが、ぬらりひょんの手により脱獄する。 脱獄後は私利私欲で暴れた他の四将とは違い、首を斬り放されたちはやの胴体を探し成仏させるため探索を開始、 憑坐(よりまし)となり得るまなに目を付け連れ去ってしまう。 胴体が眠るダムを破壊しようとしたため鬼太郎と対立するが、事情を知った鬼太郎たちの協力により胴体を発見し、ちはやと千年ぶりの邂逅を果たす。 目的を果たした後は潔く地獄へ戻る道を選び、鬼太郎に人間と妖怪が共存することの難しさ、零に復讐の虚しさを説きながら連行されていった。 第75話ではまなの申し出により半身(魂) の状態で現世に復活、零に自身の力を与え九尾の狐との決戦の場へ誘った。 事件解決後、閻魔大王より功績を認められ半身(魂) の状態で現世に留まることを許可され、零を一人前に鍛えるべく修行の旅についていくことになった。 第96話でぬらりひょんの裏切りによって暴走したバックベアードによる世界滅亡の危機に憑依していた零と共に駆け付け、自身が知る限りの「あらざるの地」に関することを語り、あらざるの地への入り口を開く零の術をサポートする。 最終話終盤でまなが記憶を失くしてしまった際は、その代償の大きさに対し零と共に複雑な思いを抱くも取り乱さず、鬼太郎たちには「犬山まなの命、助かっただけでも良しとせよ」と諭していた(それでもやはり鬼太郎やねこ娘、アニエス、鬼太郎ファミリーはショックのあまり動揺せずにはいられなかった。 10年後にまなは記憶を取り戻す)。 鏡爺(かがみじじい) 声 - 永井一郎(第1作)、(第3作)、(第4作)、(第5作)、塩屋浩三(第6作) 古い鏡の中に潜む老人姿の妖怪。 鳥山石燕画のが姿の原型で、妖怪としては「ゲゲゲの鬼太郎」オリジナルのキャラクター。 若い女性や少女が鏡を用いる際に鏡の中から覗き見たり、いかがわしい真似を働くやや好色な面がある。 他方、アニメ第3〜6作では女性や子供を守る紳士的な面もある。 原作「鏡爺」では少女の姿を奪い鏡に閉じ込める(被害者の実体は透明になる。 アニメ第1作では捕らえた姿を奴隷にしようとした)。 「形が無い故に鬼太郎の必殺技が通じない」という特性で鬼太郎を苦しめたが、本体である鏡に戻った際(普段の姿は老人の遺体に魂が憑依したもの)にその鏡を破壊されて退治された。 鬼太郎たちの奪われた姿も一緒に失われるかも知れず一か八かの賭けだったが、彼らは元に戻ることができた。 アニメ第1作では8話に登場。 カオリ(声 - 杉山佳寿子)という少女を襲い、捕らえた姿を奴隷にしようとしたが、鬼太郎に鏡を破壊されて消滅した。 第3作では2話から登場。 天童ユメコを襲い、彼女が鬼太郎と知り合うきっかけを作る重要な役回りになる。 元々はある山村で少女達の守護神とされた鏡だったが、過疎化で村ごと捨てられて屈折していた。 多数の鏡を操って囲い込む術や分身能力を使っての猛攻で鬼太郎たちを苦しめ優勢になるが、ユメコが大事にしてくれた女性・はな(鏡じじいは「おはなちゃん」と呼んでいる)の孫と知って改心。 の古道具屋に移り住む。 その後70話で雲外鏡に騙された鬼太郎たちにぬりかべの妖怪漆喰で封じられるが、無実を信じるユメコに助言し、磯女の協力も得て雲外鏡の魔手から鬼太郎たちを救った。 この時ユメコは鏡爺を「ちょっとエッチでだけど優しい妖怪」と語っている。 第4作では全ての鏡の向こう側に通じる「鏡の世界」の住人として4話から登場。 村上祐子達の学校にある大きな鏡の中に住む学校の守護神とされていたが、校長の判断で鏡が粗大ゴミにされて激怒した。 子供たちを誘拐し「鏡の世界」に閉じ込めた事で鬼太郎と対峙する。 鏡の世界では無敵を誇る鏡爺の猛攻に鬼太郎は苦しめられ劣勢となるが、砂かけ婆の「合わせ鏡の術」で鏡の世界からの脱出に成功。 深追いした鏡爺は鬼太郎と砂かけ婆の連携攻撃に倒れ降参して改心。 田舎の学校に移り住む。 その後13話でねずみ男が開催したお化け屋敷にて幼少時の母親の死によるトラウマから失語症になった少年・太郎(声 - )を笑わせてくれるよう父親が鬼太郎に懇願した際、子泣き爺や砂かけ婆らと共に少年を笑わせるのに協力している。 第5作ではに登場。 鏡だけに限らずつるつるして姿が映る物なら何にでも移動でき、大きさも自由自在に変えることもできる能力も加わった。 元々は大霊山のヤトノカミの封印の番人で人々を蛇神から守る守護神の役目をもっていたが、自身の本体である鏡を祀った社を大事に管理していた風祭華の祖母が亡くなり、華の母・琴から「赤ちゃんが生まれたら会いに来る」という約束を忘れられて孤独と失意の中で屈折していたところを大蛇女に唆され、華を襲い、永遠に心の美しい少女のままにしようとする。 ネコ娘や子泣き爺を「妖術・鏡流し」で日本各地へと転送したり、鬼太郎のちゃんちゃんことリモコン下駄を奪って目玉おやじと一緒にアジトに封じ鬼太郎を鏡の世界に閉じ込めたりと苦しめるが、ねずみ男が起こした騒動で鬼太郎は脱出に成功。 霊力が低下した鬼太郎を相手に分身能力を使っての猛攻で優勢になるが、本体の鏡に体内電気を食らって分身が消滅し、ちゃんちゃんことリモコン下駄を取り戻されて鬼太郎の霊力が復活し逆転される。 鏡の中へ逃げようとしたところをねずみ男の痰攻撃に封じられ、鬼太郎の渾身の一撃を食らって倒れ本体の鏡ごと拘束される。 妖怪長屋で砂かけ婆と夜行さんに監視されていたが、ねずみ男と大蛇女によって二人が昏倒させられ妖怪横丁から脱出。 鬼太郎と華のもとへ現れヤトノカミ達と合流する。 大霊山の社の鏡扉の封印を解き華からヤトノカミの魂を取り出せば後は自由にしてよいと言われていたが、そうすれば華は死んでしまうと知り、用済みとして大蛇女に致命傷を負わされたことで騙されていたと気付き改心。 完全体となったヤトノカミとの戦いの際、最後の力を振り絞り鬼太郎の霊界符と風祭家の鏡を繋ぎヤトノカミに壊された華と琴の絆を取り戻させた。 それまで琴が大人になったことで心の美しさを失ってしまったと嘆いていたが、自分の知る「おことちゃん」の本質は琴の潜在意識の中では変わっていなかったことを知り、彼女に「華と仲良くな」と言い残して消え去った。 第6作でも全ての鏡の向こう側に通じる「鏡の世界」の住人として第8話から登場。 女の子を鏡の中から覗き見ることを好む好色な面は原作や第3作と同じだが、それ以上の悪戯はしない。 山村の旧家・緒方家の老婆の嫁入り道具である古い鏡(元はその老婆の母親の嫁入り道具)に長年住んでおり、その老婆を守護していた。 学級で緒方家の見学と掃除に来たまなたちは、それ以来怪現象に見舞われ、消息を絶ったまなの姿を部屋の鏡に見つけた鬼太郎たちは鏡爺の仕業と考え、緒方家の鏡から鏡の世界に入った。 だが実はまなたちを狙ったのは庭の石碑から蘇ったがしゃどくろで、鏡爺はそれをいち早く察知しまなを鏡の世界へと避難させ助けていた。 内気な性格ゆえ鬼太郎たちにうまく訳を話せなかったが、がしゃどくろに襲われるまなが見つかって誤解が解け、彼女を守り鬼太郎たちと共闘した。 まなを見守っていたのは「初恋の人に似ていたから」と言うが(それだけでも鬼太郎たちにドン引きされかけたが)、その後ねこ娘にも同じことを言って惚れるなど実はただの女好きで鬼太郎たちに呆れられてしまい、結局は両者にフラれた。 本作では砂かけ婆や子泣き爺と顔見知りの仲。 50話から鬼太郎たちに頼まれて大逆の四将についての情報を収集する。 74話で地獄の異変をねこ娘に伝え、75話でねこ娘とまなが鬼太郎たちの援護で地獄へ向かうために協力し、アニエスとアデルに連絡を取る活躍をする。 『パチスロ版』では、鬼太郎のコピーであるブラック鬼太郎を誕生させる。 傘に一つ目と両腕、片足を生やしたような姿をしている(作品によっては口が描かれていることがある。 両腕は引っ込めることが可能)。 傘の色は原作では茶色だが、アニメでは赤が多い。 上記のように呼称が多数あるが、「傘化け」以外はその都度記す。 ほとんどの技は一本足を軸にした回転に由来し、飛行・催眠術・丸鋸式に切断・攻撃の跳ね返し・強風を起こすなど多彩。 更に必殺技として目から高出力熱線を放つが、鏡に反射されてしまうのが欠点。 鬼太郎作品への初登場は貸本「ボクは新入生」で、ブリガドーンに住む幼い個体「カサちゃん」が登場。 連載作品初登場は『電気妖怪』(初アニメ化第1作第25話)で、ゲゲゲの森の住人で「カサやん」と呼ばれる2体が鬼太郎と子泣き爺をかみなりの住処へ運んだ。 アニメ初登場は第1作第7話。 妖怪ショーに参加するが、乱暴な2人組に骨を抜かれる。 サンデー版の原作『傘化け』及び第2作第24話ではねずみ男に騙されて鬼太郎からちゃんちゃんこを奪い、その霊力を利用して大富豪の一人息子に化けて本物と成り代わり財産を手に入れようとするが、鬼太郎との再戦で熱線を鏡で反射され焼け焦げて敗北、原作では完全に燃え尽きてしまう。 第2作では敗北後、ねずみ男が鬼太郎に自分を退治させて礼金をせしめようとしていたことを知って激怒し、当分の間ねずみ男を召使いとしてこき使うことで勘弁することにする。 第2作では24話で敵対した傘化けとは別に「カサやん」と呼ばれる仲間が登場。 『鬼太郎のお化け旅行』第15話では、海外遠征中の鬼太郎ファミリーの元へ飛来、留守中の日本に再び悪事を働く妖怪が現れたことを伝え、ベアード戦に加勢する。 16話の帰途でも一緒にハイジャック犯を退治するが、ねずみ男と共にブードーの秘曲を盗んだ。 雪姫編の『傘化け』では悪意を持った妖怪として生を受け、熱線を放って暴れたり雪姫をさらってこき使ったりしたが、サンデー版同様に鏡台で反射された熱線で燃え尽きた。 第3作では6話と26話で「からかさ小僧」、23話などで「化け傘」の名で登場。 敵対する話はない。 23話では雨山博士の施したコーティングでかみなりの放電を防ぎ、26話では妖怪野球チーム選手として登場しバット代わりに和傘を振って試合初のヒットを放った。 空輸力として頻繁に登場し、多数で飛ぶ回もあった。 『幽霊大戦争』では複数でぬりかべを現場に運んだ。 第4作では第31話に登場。 目玉おやじ曰く「オバケの良い性格だが、あまり頭は良くない」とのこと。 無人の炭鉱跡でひっそりと暮らしていたが、仙人を名乗るねずみ男に唆され、鬼太郎を襲撃してちゃんちゃんこを奪う(実際にちゃんちゃんこを奪ったのはねずみ男で、傘化けの熱線が起こした火事の煙に紛れて鬼太郎の頭を殴って気絶させた)。 ちゃんちゃんこの霊力で一年前に亡くなった大富豪の老人・伊集院寿太郎に化け、その妻・タエの前に現れて屋敷で暮らすが、自分を夫だと思い込んでいるタエが語った「多忙な金持ちになる前の貧乏な暮らしのほうが長く一緒にいられて幸せだった」という言葉に、「幸せとは決してお金があることではない」と教えられる。 その後、ちゃんちゃんこの反応を辿って来た鬼太郎と戦うが、奪い返されたちゃんちゃんこで目隠しをされて落下、逆エビ固めを食らってギブアップし鬼太郎に自分を唆した仙人の似顔絵を描いて教え、黒幕がねずみ男だと判明する(悪事がバレたねずみ男は、砂かけ婆の妖怪アパートで無償労働をする罰を受ける)。 最後にもう一度だけちゃんちゃんこを借り、大切なことを教わったお礼として寿太郎を演じ、「自分はもう死んでいて、急な別れが心残りで戻ったがもう行かねばならない。 のんびり待っているから、子供や孫たちと長生きして欲しい」と別れを告げてタエの元を去る。 劇場作品『おばけナイター』では第3作同様打席に立つが普通のバットを使い、頭上に打ち上げた球を傘(自分)の上で回す芸を披露し審判に「上手いわ、でも(自分の打球に最初に触ったから)アウトよ」と言われた。 79-80話では中国妖怪軍との戦いに加わるが、最初の城攻めで敗れ反物にされた。 オープニングでは顔の輪郭がついた全く違うデザインとなっている。 第5作では妖怪長屋の住人として登場。 普通の唐傘になりすますことが出来る。 ある人間の女性と親しかったが別れてしまった過去から、人間とは距離を置くべきと考えており、58話では鷲尾とデートの準備をするろくろ首の邪魔をしたり、雑巾妖怪ギュギュ(白うねり)を飼い始めた子供たちに、手に負えなくなることを見越して早く成長させる方法を吹き込んだりした。 回転を得意とすることから横丁一のコマ回し名人でもあり、自身をコマ、一反木綿を紐に見立てた連携技を使う。 第6作では 唐傘の名称を持つ。 50年前からろくろ首、あかなめと共に爽快アパートに棲みついており、オーナー夫婦と共に暮らしてきた。 豪快で情に厚い妖怪だが、やや浅慮で押しつけがましい面があり、鬼太郎も巻き込んで人間とひと騒動を起こしたこともある。 また器物妖怪という性質故か、モノが大事にされることに関して非常に強い想いを持つ。 鬼太郎を苦しめてきた過去シリーズと違い大した実力は持っていないが、鬼太郎のちゃんちゃんこを着用した際には妖力を増し、熱線攻撃や傘骨針など多彩な技で鬼太郎を終始圧倒していた。 他にも5話では鬼太郎を助けるために子泣き爺を現場へ運んだり、7話で幽霊電車作戦に協力するなど活躍の場も多い。 最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。 妖怪千物語では封じ札を貼られてお堂に転がっていたのが、雨宿りした子供たちの一人に封じ札を剥がされ復活。 熱線を放って暴れ催眠術でねずみ男と猫娘を操り鬼太郎共々焼き殺そうとしたが、ぬりかべ反射鏡で跳ね返され自分が焼け敗北。 鬼太郎に火を消されて助命され改心、以降は仲間になる。 ゲーム『異聞妖怪奇譚』ではねこ娘や子泣き爺に成りすまして放火していた。 特定条件下で仲間にできる。 ザンバラ髪で緑色の肌をした子供の姿で描かれることが多い。 『あかなめ』(初アニメ化第2作28話)では人間が捨てたゴミが集まり変化した巨大あかなめが出現、緑色の肌をしたあかなめとは別種の存在で、触れた物全てを自分の体と同化させる。 東京を占領してゴミや害虫の王になろうとし、鬼太郎をも吸収した。 進化した蝿・ブン太の入れ知恵でねずみ男が古代植物の種を探し出し、猫娘を騙して植え付けさせたため体の養分を全て取られに倒れ緑の島になった(『妖怪千物語』では猫娘と目玉親父が種を探し出して植えた)。 このあかなめもまた、牛鬼と並ぶ鬼太郎の手には負えず鬼太郎以外の人物が対応した数少ない妖怪である。 『釜なり』『傘ばけ』などでは妖怪アパートの住人としてあかなめの姿が見られる。 アニメ第2作8話では、更に別種の老人姿のあかなめが登場。 外見は登場したあかなめの中で一番人間の姿に近く、汚れを浄化する力を持ち清潔好きな性格。 人間の環境汚染に怒って汚れを養分に育つマンモスフラワーを繁殖させたが、鬼太郎との話し合いで和解した。 伝承や水木の妖怪画にも描かれているザンバラ髪で緑色の肌をしたタイプは、アニメ第3作の第8話が初登場。 だるま妖怪相談所の客として訪れ、現代の人間の風呂が清潔過ぎて舐める湯垢が無いことを嘆いていた。 33話でゴミの化学物質を食べ巨大化した時 原作『あかなめ』がベース は獲物を舌で捕らえ呑み込んでいた。 古代植物の力で元に戻った後は鬼太郎の仲間となる。 舌でくすぐる位しか能力は見せなかったが、劇場版第3弾や57話では工事用保護帽と角材で武装して中国妖怪や八百八狸との戦いに参加する。 第4作では第16話に登場。 本作では言葉を喋ることが出来ず、声もほとんど発しない。 ねずみ男の住む廃アパートに 白溶裔と住み付き、インチキ商売の片棒を担ぐことになる。 清掃会社「クリーンネズミ」の特殊作業員として、あらかじめ白溶裔がつけたカビを舐め取って綺麗にしていたが鬼太郎たちにバレてしまい、クリーンネズミは解散となり、名残惜しみながらねずみ男のもとを去っていく。 都会の汚れを吸収して白溶裔と同様に巨大化するが過去のシリーズのように狂暴化はしておらず、白溶裔に吹き飛ばされそうになったねずみ男を助け、白溶裔の汚れを舐めて元に戻そうとする。 抵抗する白溶裔の尾の攻撃を食らって倒れこんでしまうが、風神と雷神が起こした暴風雨で衰弱した白溶裔をねずみ男と共に必死で庇う。 その後、元の姿に戻り、白溶裔、ねずみ男と一緒にアパートに帰っていった。 第6作では、第23話でろくろ首、唐傘と共に50年前に爽快アパートに住み付いた妖怪として初登場。 第4作と同じく言葉を喋らないが、鳴き声的な発声で妖怪同士では意思が通じる。 ヤモリのように壁や天井に貼り付いて風呂場に現れ、湯垢を舐めて住人を怖がらせたが特に危害を加えることは無い。 体から紫色の煙を出して煙幕を張る能力を持ち、アパートにやって来た鬼太郎と対峙した際に、この力でろくろ首をサポートするがあっさり成敗される。 最高の垢を舐められるアパートから出て行きたくないとろくろ首たちと号泣し、大家の計らいで住むことを許されてからは、地上げ屋を鬼太郎ファミリーの手を借りて追い払ったり、大家夫妻の孫娘の夏美と遊んだり(幼い夏美からの愛称は「 あかにゃー」)と良き住人となる。 夏美の将来を考え、長い間姿を消して見守っていたが、彼女が交際相手に騙された際に姿を現わし、落ち込む夏美を慰めようと頬を舐め、それが彼女の忘れていた記憶を呼び覚ますきっかけとなった(夏美を騙した交際相手は、以前に現れた地上げ屋の一員で、鬼太郎たちが再び地上げ屋事務所に出向いて全員を徹底的に懲らしめた)。 アパートが妖怪専用アパートになってからは、新たなオーナーとなって時々アパートにくる夏美を喜んで迎えている。 34話では鬼太郎ファミリー失踪の件で、本心ではアパート仲間になったアニエスに悪いと思いつつも、親代わりに慕う砂かけ婆まで失踪したためにやむを得ず、カミーラに騙されたねずみ男を中心とするアニエス追放運動に参加してしまうが、35話で鬼太郎の説得を聞いて行動を改める。 ブン太(ぶんた) 声 - 八奈見乗児(第2作)、龍田直樹(第3作) 『あかなめ』(アニメ化作品第2作28話、第3作第33話)に登場。 元々はただの蝿だったが、ゴミ捨て場にいた時に有機物が起こした化学変化の影響による進化の結果、知力が異常に発達し人語が話せるようになった 知恵蝿(チエバエ)(厳密には「妖怪」か蠅の進化した「新種の生物」か、分類の言及が本編でもされておらず不祥なままである)。 自分の住処でもある汚い場所がゴミの不法投棄などで、今や様々なゴミが大量に集まりすぎたせいで、想像もつかない化学変化が起き始めていると鬼太郎たちに忠告し、危惧していた通り巨大なゴミの妖怪あかなめが生まれる。 あかなめにより鬼太郎親子も犠牲になってしまい成す術がなくなってしまうが、生命の強さで有名な古代植物の一種の種の在処を教え(第2作ではゴミの山から掘り出し)ねずみ男に託し、ねずみ男が猫娘を唆しそれを植え付けさせたことであかなめは巨大な樹と化し結果的に街を救った。 その後、東京に緑が戻ってしまったことで自分の住む場所ではないと判断し、人間に「人間共、過ちを再び犯すなかれ」と聞かれることなく忠告を残した後、新しい住処を求めて旅立って行った。 アニメ第3作では、若干上から目線となっており同様の役回りであったが暴走したあかなめの退治方法までは知らず去ってしまい、その役は閻魔大王が担った。 ゲゲゲの森の住人。 禿頭の老人のような姿をしている。 原作「小豆連合軍」では敵として登場。 工場廃水で小豆畑を汚染された報復に仲間の小豆はかり・小豆婆と共に工場の機械を壊し、人間の顔から養分を小豆として搾り取る術をかけた。 ゲゲゲの森に畑を持つことで鬼太郎達と和解した。 アニメでは第1作第7話初登場。 第3、4作にも登場し、特に4作では現代社会に生きる善良妖怪として、哀愁を漂わせている。 第5作では妖怪横丁で饅頭屋を営んでいる。 第83話で山梨県代表の妖怪四十七士に覚醒した。 第6作では第31話に登場。 人間が小豆の存在を忘れつつあることを嘆いており、ねずみ男に唆され小豆はかり、小豆婆と共に動画配信によって小豆を宣伝しようとする。 配信は人気を博したものの方向性の違いによる小豆連合の解散やねずみ男の見限りによって小豆の復権という計画は頓挫、逆恨みで人々に小豆畑を植える術をかけ混乱を起こすが、小豆はかりや小豆婆の説得により改心し小豆連合としての再出発を決意した。 第7話や第35話でもモブキャラクターの一人として登場している。 最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。 また、彼と外見が似ている妖怪「物の怪」(あまめはぎとも似ている部分がある)が「鬼太郎夜話」に登場している。 声 - 塩屋浩三(第3作、第6作)、(第4作)、(第5作) 民家の天井裏から小豆を撒く音を立てる妖怪。 大量の毛に覆われた大きな頭と小柄な体格が特徴。 小豆連合軍の一人。 太鼓を叩いて、人間の顔から小豆を搾り取った。 最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。 (あずきばばあ) 声 - (第3作)、(第4作)、上村典子(第5作)、(第6作) 小豆洗いと同じく、河原で小豆を磨ぐ老婆の妖怪。 小豆連合軍の一人(アニメ第3作・第4作ではリーダー的存在)。 アニメ第6作では普段は「あずきぃ」としか発言しないように振舞っているが、本当は従来の作品同様に普通に他者と会話できる。 最終話ではねずみ男の説得を聞いて鬼太郎を応援した。 地獄童子(じごくどうじ) 声 - (第3作・地獄編) の従者兼用心棒として現れた謎の少年。 正体は鬼太郎と同じ幽霊族の血を引く半妖怪。 長いエリマキが武器で、ロープとして妖力で硬直させて剣としても使用する。 はじめ鬼太郎とは敵対するが、和解して共闘した。 最終回ではぬらりひょん撃破後、地獄の平和を守っていくとして地獄に残った。 原作では貸本時代のエピソードを元にした「妖怪水ころがし」にて溶けてしまう。 後日談的な内容の3部最終作SFC版でも彼の最後的な内容の終わりがある(その最後は敵妖怪に肉体を乗っ取られたのか殺されたのか真意は定かではない)。 登場は原作『最新版』およびアニメ第3作『地獄編』のみ。 原作・アニメとも 幽子(ゆうこ、声 - 江森浩子)という名の亡者の少女をにしている。 考案者は1980年代当時に水木プロで『最新版』を作画していた森野達弥。 1994年に森野は「地獄童子」を発表している。 声 - 富田耕生(第1作)、(第3作)、山口勝平(第4作)、(第6作) 顔がなく口だけのどこか間の抜けた感じのする妖怪。 初登場は『のっぺらぼう』。 墓地で人魂を捕えて天麩羅にし、それを食べさせた相手から顔を奪い取る能力を持つ。 また、奪われるのは顔全体ではなく、鼻から上の部分(つまり被害者はのっぺらぼうと同じような顔となる)。 ねずみ男に人魂の天麩羅を食べさせて顔を奪い、取り返しに来た鬼太郎を餅にして食べようとするが、体を変形させた鬼太郎に包まれ腹の中に入れられて降参する。 アニメでは第1作第45話で初登場。 最初は死人の顔を盗んでいたが、あまり長持ちしない為生きた人間の顔を奪うことに変更する。 初めにねずみ男の顔を奪った(人魂の天麩羅、人魂のスープ、墓地の梅で作った梅酒でもてなした)が、「見れば見るほど間延びしたくだらん顔」として気に召さず、鬼太郎を見て「奴の顔なら一級品」として人魂のスープで握った握り飯を食べさせて顔を奪うことに成功する。 その後、ねずみ男と手を組み人魂入りのポップコーンを配り36人の顔を奪い続ける。 しかし、鬼太郎に人魂入りのアイスクリームを食べさせられ顔を奪還される。 その後、降参するふりをしながらあらかじめ仕掛けておいた落石の仕掛けで鬼太郎を潰し、餅の中に入れて鬼太郎餅にして食べようとしたが、逆に自分が餅に包まれて完全に降参し36人の顔を返し、二度と顔を盗まないことを鬼太郎と約束した。 第2作では、第2話でチー一味との戦いに参戦。 第3作では第16話初登場。 人魂を食べないと生きていけない妖怪で、相手に抱きつき体内に取り込むことで顔を奪い取る妖術を持つ。 奪った顔は体内に貯めこまれており、取り込んだ相手に別の顔を着けることも可能。 また、飛行能力も備えている。 本来は無欲で善良な妖怪らしく、ぬらりひょんに人魂の豊富な場所を紹介された恩義から、妖術で顔を奪い指名手配中の犯人の顔を取り換えるという役目を担う。 大金を手に入れたぬらりひょんにお金を差し出されるも本人は「人魂の豊富な場所を教えていただいているから、それだけで十分」として受け取らなかった。 その直後、鬼太郎と対峙するが、オカリナロープで腹を絞められて奪っていた顔を全部吐き出して敗れた。 その後は、改心したようで鬼太郎の仲間として度々登場した。 第4作では第7話初登場。 美味しいと評判の蕎麦屋を営み、客から代金の代わりに顔を奪っていた(ねずみ男も被害に遭った)。 直接相手の顔を「食べる」ことで顔を奪う妖力を持ち、鬼太郎のちゃんちゃんこを菜箸で絡めて鍋に入れる、箸でリモコン下駄を受け止め天井に刺すなど料理道具を使った武術に秀で、調理場では無類の強さを発揮する。 改装中のホテルの調理場で猫娘、一反木綿、ぬりかべの顔を奪い、鬼太郎も餅に包み食べようとしたが、鬼太郎を食べたはずが実際食べたのはちゃんちゃんこで、鬼太郎が腹の中でちゃんちゃんこを膨らませ破裂寸前まで追い詰められ降参、二度と顔を奪わないと誓い持ち主全員に顔を返す。 改心した後は田舎で無農薬農業をして暮らしており、同じく人間が顔を奪われる事件が発生した第21話にて再登場。 真っ先に疑われたが、真犯人が白粉婆と判明し鬼太郎と共闘、白粉婆の顔を奪って顔を盗られた被害者と同じ苦しみを味わわせ、人間たちの顔を取り戻す。 その後も準レギュラーとして度々登場し、第40話の運動会では飴探し競争で一位をとった。 第64話では妖怪ラリーにトラクターで参加、食べ物の幻影に引っかかって脱落。 第6作ではオープニングで綱引きをしている姿が確認できる。 第35話でアニエスを追い出そうとするゲゲゲの森の住民妖怪の一人として初登場。 この時は特に目立った言動は無かったが、第44話でエピソードの中心人物として登場。 善良で人間の子供と遊ぶのが好きな妖怪だが、見た目を恐れられ逃げられてしまうことが多い。 過去に出会った少年・ 北島敦(きたじま あつし、声 - )の事を親友としてずっと思い続けており、敦が成長して姿が見えなくなってもSNSで連絡を取り合うなど陰から見守り続けていた。 一度は誤解から敦に拒絶されてしまうも、敦を妖怪・白粉婆の襲撃から身を挺して守ったことで晴れて親友になった。 最終話ではねずみ男の説得を聞いて敦と共に、鬼太郎を応援した。 『妖怪千物語』では悪役扱いで第18話に登場。 ラーメン屋台を開いて人間に人魂の天麩羅(味は美味らしい)を食べさせ顔を奪いコレクションにし、顔を奪われた人間を操っていた。 鬼太郎は自分の顔を霊力で消しのっぺらぼうに接近するが、見抜いていたのっぺらぼうは鬼太郎に無理矢理天麩羅を食べさせ顔を奪い、奪った顔を飲み込み鬼太郎の顔と能力も奪い取る。 しかし鬼太郎の念力で顔を締め上げられ苦しみ降参、顔を持ち主に返す。 「人魂の天麩羅を食べさせ顔を奪う」構想は『のっぺらぼう』以前に鬼太郎以外の水木作品『なまけの与太郎・顔ぬす人』でも描かれている。 そこでの「顔ぬす人」の姿はねずみ男だった。 本来は日本本土の妖怪だが、初登場の「朝鮮魔法」およびそのアニメ第3作版の66話では、初アニメ化の第1作57話「隠形魔法」では沖縄の妖怪とされた。 追い詰められた残りの3人はエキスにして集めた若さを返し逃げ去った。 第3作では4人目は蜜をかけられ蜂の群れに集られて正体を現し拘束される。 若さを返した後は農耕で暮らすと約束し4人とも許された。 第5作では妖怪横丁の住民。 第6作では第82話に「 ぬっぺっぽう」という名で登場。 ねずみ男と手を組んで、美容クリームと称し若さを奪うクリームを売り出した。 歌声の妖術で鬼太郎、猫娘、一反木綿も老化させ(砂かけ婆はクリームを使っていた影響でになってしまう。 ぬりかべは耳がないため効かなかったが、原作同様謎の力に腹を蹴破られた)苦戦させたが、謎の力は砂かけ婆の砂を浴びて巨大ぬっぺっぽうの正体を現し、砂かけ婆と子泣き爺の大火炎岩石弾で消滅。 実はぬらりひょんの軍資金調達に利用されていたことが終盤で判明した。 「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょん一味だが、処刑用毒井戸の実験台にされる悲惨な役。 声 - (第2作)、久川綾(第6作) アニメ第2作第41話「霊形手術」、第6作第15話「ずんべら霊形手術」に登場。 原作は鬼太郎の登場しない短編『霊形手術』。 のっぺらぼうやぬっぺほふと同じ系統の妖怪で、本作では顔を盗るのものっぺらぼうと共通しているが、のっぺらぼうと唯一違う点は、のっぺらぼうが顔を盗ると口だけ残るのに対してずんべらは口を含む顔全体が無くなってしまう点である。 2作では男性型だが、6作では女性型で登場。 第2作ではスーツを着た男性の姿で、人前では収集した死人の顔を付けている。 生きている人間の顔を盗ることもできるが、普段は死人の顔を収集しており、目玉おやじ曰く、「顔をコレクションすることこそ、奴の因果な宿命、存在理由」。 人魂を入れたドーナツやケーキを食べさせることで面の皮を剥がして手に入れるなど、やり方ものっぺらぼうと全く変わらない。 面の皮は、自分の言う事しか聞かない特殊な金庫に入れて保管する。 面の皮が剥がれた人間は手描きで顔を描くことができるが、布で拭かれたり涙を流すと溶けて消えてしまう。 整形を繰り返している人間の女性・月子の婚約者であるがお世辞にも美男とは言えない三吉は、「見た目が醜い」という理由で虫けらのように忌み嫌われ中々結婚を認めてもらえず自分も整形をすると告げるが月子は「整形はある程度の土台が無いと効果が無い」と罵倒して相手にしなかったため深く傷つく。 その後、ある喫茶店でねずみ男と知り合い、顔の土台を綺麗さっぱり無くすことができる霊形手術の話を持ち掛けられ、1万円を払ってズンベラを紹介される。 人魂入りのドーナツを食したことにより面の皮を剥がされ自ら顔を描き、改めて月子に結婚を申し出るが、逆に月子はその手術を施したズンベラに興味を抱き是非自分にも紹介してと懇願した。 その様子を猫娘が見て鬼太郎親子に相談したところ、ねずみ男も一枚噛んでいることから危険視し、ズンベラの顔盗り作業に立ち会いに行く。 すると、そこではズンベラと月子の結婚式が挙げられそうになっていた。 このままでは街中に顔盗り事件が氾濫してしまうことを恐れた鬼太郎はその結婚に反対して面の皮が入った金庫を盗み出し、それを目玉おやじに預け深い山の中へ隠した。 しかし、月子は自分の面の皮を自ら剥がして捨てズンベラの顔のコレクションを返すようせがんできたため、あまりの欲望に凝り固まりコチコチの石と化してしまった。 ズンベラは鬼太郎たちが来る前に月子から「人魂を養殖して顔を集めよう」と唆されたと語っており、彼女のあまりの欲深さを見た鬼太郎は「妖怪以上の妖怪だぜ、この人間は」と酷評していた。 石になった月子は三吉に抱きかかえられて運び出され、鬼太郎も「あの石はあの人に供養させるのが一番良いかもしれない」と判断して見送った。 その後、鬼太郎はズンベラに金庫を返す代わりに三吉の顔を返して貰い、ズンベラも改心してねずみ男とも縁を切り、生きている人間から顔を盗るのを止めて死人の顔だけを収集することを決め鬼太郎たちと別れた。 第6作では黒い和装の美女の姿で(老婆の姿になることもできる)、美を追求するあまり水銀(昔は仙薬になると信じられていた)を飲んで中毒死した女性が妖怪化した存在。 霊形手術には人魂の天ぷらを使い、剥ぎ取った顔はつづらの中の木箱に入れて保管している。 「美に狂う女たちが愛おしい」として、美への執着心が強い女性に近づき、その顔を剥いで死人の顔に張り替える霊形手術を無償で施す。 しかし、死人の顔は長くは持たず時間が経つと消えてしまい、のっぺらぼうと同様の顔無しになってしまうため、美しい顔を維持するには定期的に顔を張り直さなければならない。 作中ではまなの同級生で、自分の顔にコンプレックスを持つ少女・ 房野きらら(ふさの きらら、声 - ゆかな)と、彼女が追いかけをしていた男性アイドル・ ユウスケ(声 - )のファン代表(声 - )に霊形手術を施すが、二人とも程なくして顔が消えてしまう。 まなから助けを求められた鬼太郎と猫娘は、きららたちを連れてずんべらを訪ね、顔を戻すように要求すると、ずんべらは素直に承諾し、保管していた二人の顔を返す。 ファン代表は自分の顔を受け入れるが、自分の顔へのコンプレックスが強いきららは元に戻ることを拒絶し、その場から逃げ出してしまうが、彼女を見つけたユウスケから「自分は外見よりも君の心の美しさが好きだった」と説得を受け、ようやく元の顔を受け入れた。 その後、鬼太郎から人間の顔を取るのは止めるように言われたずんべらは「私は何もしないさ、女が私を必要としない限り」と含み笑いしながら告げ、鬼太郎たちと別れた。 全てが丸く収まったかに見えたが、物語の結末で、美しい顔で女優としてハリウッドデビューしたきららの姿を見てユウスケ達が愕然としており、本当に整形した顔なのか霊形手術を施し続けているのか真相は不明。 第50話以降のオープニングでは、まなの後ろに立つ妖怪の一体として登場する。 (しろぼうず) 声 - (第5作) 足の無いのっぺらぼうのような姿の妖怪。 アニメでは第3作初登場。 第5作では大阪府出身。 輪入道が営む運送屋に火車と共に勤める。 第90話で火車が冤罪を晴らすために鬼太郎と入れ替わったことを知り、輪入道に伝えて共に畑怨霊戦の応援に駆け付ける。 顔から放つ光線で姿を隠した畑怨霊を見破り、この戦いで輪入道や火車と共に妖怪四十七士に覚醒した。 毛目玉(けめだま) 声 - 矢田耕司(第2作)、はせさん治(第3作)、(第5作) 目玉おやじに毛が生えたような姿の妖怪。 初登場は『鬼太郎のベトナム戦記』で、ベトナムで百年眠っていた目玉おやじの従兄弟という設定だった(幽霊族との関連性には触れられていない)。 少年誌初登場は『髪さま』(単行本にて『髪の毛大戦』と改題)。 『ベトナム戦記』とは別設定で、離島を支配する髪様の忠実な僕として登場。 鬼太郎に髪様が敗れてからはしばらく登場しなかったが、『妖怪危機一髪』では鬼太郎の仲間として登場、役割上は『妖怪反物』での丸毛と一緒で、この時は目玉おやじと共にヒ一族のアジトに潜入した。 アニメでは第2作第9話『髪さま』で初登場。 「(目玉おやじとは)関係ない」と言っている。 アニメ第3作および第5作では、親類である原作とは異なり髪様の部下である。 第5作44話では、髪様の妖力強化のために鬼太郎の妖力を狙い、目玉おやじを捕らえ自分の毛を剃ってなりすまし妖怪横丁に潜入。 本物がイメチェン宣言した直後なので雰囲気が変わっても住民たちはなかなか気づかなかった。 だが鬼太郎と過ごす内に情が移り、彼を生贄にする段になって髪様を止め、お供えを増やすことで妥協してもらった。 その後性格がかなり丸くなり目玉おやじとも意気投合し友人になる。 第6作の第2エンディング映像では、鬼太郎が開けたゲゲゲハウスの模型から に押し出されるように飛び出す。 第5作と同じデザイン。 第6作の本編には未登場であった。 (やぎょうさん) 声 - 大竹宏(第3作)、(第4作)、(第4作第47話)、佐藤正治(第4作第114話)、(第5作)、高塚正也(第6作) 1つ目の髭を蓄えた鬼。 首切れ馬に乗っている。 初登場は1980年代『最新版』第2話で、百鬼夜行衆の大将。 当初はぬらりひょん一味だったが、第6話で鬼太郎に敗れ、部下共々鬼太郎ファミリーに入った。 地獄編「最後の出会い」では餓鬼道の番人。 他シリーズの夜行さんと似た姿の部下多数を、鉄の皮膚を持つ大将が率いている。 アニメ第3〜5作では妖怪発明家という設定で妖怪戦車などを製作している。 第4作では妖怪の資格も持っている。 約束事には厳しい。 最終回ではヒ一族の巫女の策で毒で倒れた鬼太郎に解毒剤を飲ませ救い、妖怪自動車で無明彼岸の世界に向かう死神の汽車を止める活躍をした。 第5作では妖怪横丁に研究所を構えるが研究所に中は埃だらけ。 第6作では第5作とほぼ同じデザイン。 西洋妖怪と戦い、アニエスを追い出そうしたが鬼太郎の説得を聞くと改心した。 48話では畑怨霊の仲間妖怪として登場。 第49話では他の妖怪たちと共に人間を救助し避難させていた。 89話ではぬらりひょんの書いた檄文を読んでいた。 95話では人間を襲う場所を考えていたところを妖対法の特殊部隊によって他の妖怪共々殺されてしまった。 (くびきれうま) 夜行さんが乗る頭部の無い馬。 『最新版』6話、「最後の出会い」、アニメは第3作113話、第4作37話に登場。 第5作では「妖怪横丁ゲゲゲ節」の歌詞に名が出ているものの、本編未登場。 (やどうかい) 声 - (第5作) 風呂敷包みを背負った旅装束の僧侶の姿をした妖怪。 伝承では子供をさらうとされる。 「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょん一味。 獣のような顔で、杖から炎や電光を放って攻撃する。 アニメ初登場は第5作第52話。 一人称は「あっし」。 闇を自在に操る力を持ち、一宿の恩に報いようとする義理堅い性格だが人間の感覚とはズレがある。 塾での成績が振るわない少年・ 光一(声 - )の家の軒先で雨宿りをし、その礼に「成績が一番になりたい」という願いを、塾生(声 - を次々と闇の中に引き込み「競争相手がいなくなる」形で叶えようとし、塾生を襲っていたところを偶然近くにいた鬼太郎と遭遇する。 髪の毛針やリモコン下駄を風呂敷や杖で防ぎ、ちゃんちゃんこの拘束を闇に潜って逃れ、逆に鬼太郎を撤退させる等、かなりの強者。 光一を除く塾生全員を闇の中に引き込み、せっかく願いを叶えたのに光一から感謝されず、彼の「なにも考えずに言った」という発言に怒って闇の中に引き込もうとしたところで鬼太郎と再び対峙する。 強い光を苦手としており、つるべ火の大群で照らし出され闇を無くした状態で鬼太郎ファミリーに囲まれるが、僅かに生じた影から次々と鬼太郎ファミリーを闇の中に引き込んで苦戦に追い込む。 しかし、鬼太郎の第二の策で周りを闇一色にされて逃げ道を断たれ、百年前の食べ物を「燃料」にしたねずみ男の屁を食らって気絶する。 反省して子供達を解放し、鬼太郎と和解し去って行った。 後に72話で、妖怪城の風竜の攻撃でピンチに陥った鬼太郎達を引き込んで救い、横丁へ送り届けた。 さらに79話では呼子の声を聞き、鬼太郎達の元へ駆けつけの妖怪四十七士として覚醒し、影を操り槌の子の動きを封じて鬼太郎を勝利へ導いた。 以後は四十七士の中でも折り紙付きの実力者として活躍し、最終回で再び呼子に呼ばれ、水龍丸の水流の攻撃を闇に吸い込み多くの人々を救い、劇場版『日本爆裂!! 』では横丁以外の四十七士で一番に駆けつけ、ヤトノカミの攻撃から鬼太郎を救う。 (ひでりがみ) 声 - 内海賢二(第1作)、はせさん治(第3作)、(第4作)、小野坂昌也(第5作)、(第6作)、大竹宏(異聞妖怪奇譚) 一眼ののような姿の妖怪(一腕一足とされる伝承と違い、手足は2本ずつある)。 初登場は『ひでりがみ』(初アニメ化第1作43話)。 口から熱風や火炎を吐き、高温に晒されるほど強くなる。 また、黒雲に障子戸が付いた「妖怪ホバークラフト」で空を飛び移動する(第6作では白雲で、自宅も兼ねている)。 ねずみ男と組んで週刊雑誌「妖怪パンツ」の編集者2名を誘拐し、身代金を要求したため鬼太郎と対峙。 一度は火山の火口に落とされるが炎の塊のような姿にパワーアップして鬼太郎を苦戦させる。 しかし鬼太郎が誘導した野づち塚へ攻撃を当て塚を壊し、冬眠から目覚めた野づちに吸い込まれてしまう。 吐き出された時にはエネルギーを吸い尽くされて老化しており、もはや暴れる気力も無く「山に入って死を待つばかりだ」と言い去って行った。 目覚めた野づちは鬼太郎が説得して冬眠に戻った。 新編ゲゲゲの鬼太郎『月の妖怪桂男』では回復していて救援に呼ばれ、口から猛烈な「日照り」を桂男に浴びせ、水分を蒸発させ桂男を縮めて降伏させる。 アニメ第3作では、29話初登場。 うっかりもので食いしん坊の基本的には大人しい妖怪で、絵を描くことを趣味としている。 棲み処の地下洞窟で絵を見たねずみ男が一儲けしようと企んで手を組み、漫画雑誌の編集者に売り込むも、子供の落書きレベルの絵を見た編集者から「売り物にならん」とダメ出しされてしまう(激怒するが編集者に怒鳴り返され、「だから嫌だと言ったのに」と酷く落ち込む)。
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