『からかい上手の高木さん』前話 6月号 話のあらすじは・・・ 西片と高木さんはレンタルDVDショップで会う。 そこでオススメのDVDを紹介しあった。 西片が紹介されたDVDの一つの題名は『いっしょにみようよ』...。 2人は図書室で図書委員の仕事をしていた。 高木さんが図鑑をかけて勝負を提案、ピポヘルを行う。 しかし高木さんの作戦で集中力を失くした西片は敗北、高木さんと一緒に図鑑を見る事に...。 無料ポイントと無料期間で今すぐ読みたい方はこちらから。 物置と化した教室を掃除していたのだが、ふとそこで視力検査板を見つけた。 古くなったものである。 ……それを見た西片はハッとする。 高木さんに勝つ算段を思いついたのだ。 」 なんと廊下に出ようとした瞬間に出くわしてしまった。 なぜそんな場所に高木さんが…… どうやらからかいに来たっぽい。 この勝負のミソ 西片は視力勝負を提案する。 文字を6回指し、正解率の高い方の勝ちである。 単なる視力勝負にしないのが変だが、高木さんは乗ってくれた。 余計な事を喋らないなどのルールを決めてから、勝負に挑む。 まず最初に西片が指した文字は『あ』。 それから『な』 『た』『の』『か』…… 最後に一番下の段の『ち』を指す。 だが高木さんは「さ?」と間違える。 …否、わざと間違えたのだろう。 気付かれたか…。 西片にしては中々のトラップである。 きっと高木さんの事、『あなたを好き』『あいしてます』などをチョイスしてくるはず。 そんなもの一文字回避すれば無問題。 これなら最低引き分け、初めて負けなかった勝負に出来る。 ミソを逆手に取られた西片 果たして高木さんは、最初に『す』を選ぶ。 これは……西片はわざと『た』と間違える。 じゃあ次は…… また『す』だ。 そう、同じ言葉は禁止というルールはない。 仕方なく『す』と言う。 そして次は当然、『き』だ。 また勝てなかった…。 しかし高木さんは純粋な視力勝負にしていれば西片の勝ちだったと言う。 実は西片は視力では勝っており、高木さんに見えなかった一番下の段が見えていたのだ。 それを聞いて落ち込む西片。 「視力なら勝てるってことで!」と強がりを言うが、それは通用しない。 さらに高木さんは、西片は視力が良くても大事なものが見えてないと評する。 だから勝負に負けるのだと…。 とりあえず掃除は再開だ。 高木さんは手伝いに来てくれたのではないので、見守られながら一人で西片がやる。 西片が掃除をしている背後で高木さんは、視力板の『す』『き』を指す。 …だが、西片は気付いていない。 無料ポイントと無料期間で今すぐ読みたい方はこちらから。 視力検査を用いての勝負内容となったようですね。 西片は上手い事作戦を思いついた……ようにも見えますが、その手が通用するかは相手にもよります。 これでは「『あなたの勝ち』といったら相手の勝ちなどというルールは明言されてない」とごねられてしまえば通用しませんし…。 この場合は高木さんに『あなたの勝ち』と言わせたいだけであり、少なくとも引き分けに持ち込めればいいのでこの目論みは間違ってなかったのではないでしょうか。 『同じ文を繰り返していけないという決まりはない』です。 これを使われてあっさり負けてしまいました。 高木さんは「西片は視力が良くても物事を見る視野が狭い」と評しましたが、まさにその通りですね。 西片が負けるのはそういう細かい部分を見る事を怠っているからだと思いますが、他にも色々あると思います。 例えば、『一度勝負のルールを決めたら安心してしまい、勝負の最中に想定外に対応する臨機応変さがない』という点もそうでしょうか。 果たして西片は高木さんにいつか勝てる日が来るのでしょうか? そして高木さんは、西片に想いを伝えられるのか…!? 無料ポイントと無料期間で今すぐ読みたい方はこちらから。 をお送りしました。 漫画を読むならeBookJapan【背表紙が見やすい!】 まるで本屋で本を捜すように背表紙で本を探せますよ。 やっぱりビジュアルって大事! 登録無料で月額料金不要。 しかも登録するだけで半額クーポンが貰える。 詳しくは上記から公式をご確認ください。
次の「ちょっと、起きてよ。 」 「…えぇ……。 」 眠気の淵から聞こえる微かだけど、耳の奥までしっかり届く聞きなれた声。 うっすらと開けようとした目に飛び込む光に思わず布団を被って遮った。 「うぁっ…眩し…。 」 「だめだよー、布団被っちゃぁ、よっと!」 バサアァ! 布団を思いきり引っ張られて虚しく体から剥がされた。 布団の温もりが消えて、代わりに冷たい部屋の外気が体を包む。 「ん~っ……。 」 片腕をおでこに当てて光を遮りながらゆっくりと目を開けるとベット脇にさっきまで被っていた布団を持って見下ろす誰かがいる。 綺麗な茶髪をおでこで分けて後ろ髪に結び、にっこりと笑顔でこっちを見下ろす女性。 「おはよう。 おとうさん。 」 [newpage] 「た…高木さん…!?」 目の前の光景が信じられない。 昨日まで独り暮らしだったはずの部屋に高木さんそっくりの綺麗な女性が立っていて自分のことをお父さんと呼んでいる。 「え~、どうしたの?突然私の旧姓なんか。 懐かしいね~。 」 あんぐりしているはずの自分に対して高木さん 多分本人 はクスクス笑いながら手慣れた手つきで布団を軽く畳んでベットに置いた。 「なんで高木さん俺の部屋にいるの!?」 「まだ寝ぼけてるの? もう朝ご飯できてるからパジャマのままでいいから来て!」 そう言って自分の袖を掴んで体を引き起こそうとしてきた。 「いや、ちょっと…、ちょっと待って!」 体に力を入れ、引き起こす力に逆らってベットに再び座ろうとした。 「ちょっ!? きゃっ!」 ボスンっ! しっかり袖を掴んでいたのか、そのまま力負けして高木さんが倒れ込んできた。 そのまま押し倒されてベットに倒れた。 ちょうど高木さんが両手で踏ん張って腕立て伏せのポーズになり、その下に俺がいる。 今まで経験したことがないほどの近さで高木さんが目の前にいる。 高木さんから垂れた長い髪が自分の頬や鼻をくすぐり、微かなシャンプーの香りがした。 高木さんは一瞬きょとんとした顔をしていたが、少し頬を赤くすると笑顔に近い感じで微笑んだ。 「なに?私までベットに引き込んで…。 もしかして…、昨日の夜だけじゃ…足りなかった?」 「えっ…、」 「フフっ。 はい!それじゃあいい加減起きる!」 腕で反動をつけて起き上がると今度は両手を掴んで一気に引き起こしてきた。 「はい! 気を取り直してご飯!」 何も分からないまま背中を押されて寝室をあとにした。 [newpage] 「はい、お父さん。 ご飯これぐらいでいい?」 「あ、ありがとう。 」 茶碗を渡すと自分のぶんも手早く盛って高木さんは自分の向かいの椅子に座った。 「はい!じゃあ、いただきます!」 「…いただきます…。 」 「…ねぇ、高木さん。 」 「もお~。 ちょっとそれやめてよ…。 よそよそしくて嫌だよ。 」 「え、あ、 ごめん。 」 ますます分からない…。 もしかして高木さんからかっているのか? だとしたら今までの俺の人生で一番手の込んだイタズラだ。 「この前決めたでしょ。 名前は恥ずかしいから、私のこと"お母さん"って呼ぶって。 」 相変わらず高木さんはごく自然に接してきた。 呆れたような、照れ隠すような笑顔で向かいで味噌汁をすすっている。 なんなんだ高木さん!? これが演技なら宝塚級だよ…。 でもすごくこの環境がしっくりときてしまった。 髪の毛を後ろに束ねて、ピチッとした黒い長袖の服を纏い、細い体のラインがくっきりと浮き出る高木さん。 まるで…、ふ、夫婦のようだ…。 「た、高木さん…。 あ、いや、お母さんは俺の…お、お、奥さん…なの?」 「え~、もしかしてまたイタズラ? 今度は記憶喪失みたいな感じ?」 「いや、違くって…。 」 「じゃあゲームしようか? ご飯食べ終わるまでにお父さんが私のことを"高木さん"って呼んだらお父さんの負け。 言わなかったら私の負け。 」 「え、いや、…ああ! いいよ!」 よく分からないが、勝負には負けられない。 要は高木さんを"高木さん"と呼ばなきゃいいだけだ。 「お父さんって中学の時からからかうと反応が面白いよね。 」 「!?、それは!高木…!?」 「ん~? なあに?」 「い、いや、それはお、お母さんが…。 」 危ない、危ない…。 さっそく負けるところだった。 くそ~、高木さんまたニヤニヤとして~。 は、反撃しないと。 何か言わないと。 「お、お母さんの朝ご飯は美味しいね。 」 「んー、お父さんの胃袋を掴むのはお嫁さんの勤めだからね~。 」 頬杖をついて高木さんがこっちをじっと見てくる。 「ほら~。 このハッシュドポテトは私の手作りなんだよ~。 意外と作るの大変だったんだから。 」 そう言いながら一欠片をフォークで刺すとこっちに押し付けてきた。 「ほら、お父さん…。 あ~んして。 あ~ん。 」 「いや、お母さん。 それはちょっと…。 」 高木さんは自分が食べさせようとしているのに自分の唇を舌で舐めて、口を半開きさせて吐息を漏らすように"あ~ん"と繰り返す。 「いつも喜んで口を開けてくれるじゃない。 恥ずかしがらなくていいんだよ…。 ほ~ら、あ~ん。 」 フォークを押し付ける力が強くなる…。 「や、」 「止めてよ!高木さん! ……あ、」 「今、"高木さん"って言ったね。 」 「え、えっと。 これは…。 」 「それじゃあ罰ゲームね。 」 高木さんは立ち上がるとテーブルから回り込んですぐ隣に立った。 「罰ゲームは…、私とキス…すること。 」 「ええっ!?」 ちょっと待って高木さん!? それは、それはやりすぎだよ!? 「いや、高木さんそれはイタズラでもいきずきじゃないかな?」 「また…、高木さんって言った。 寂しいんだよ。 お父さん。 まだ私を"高木"って呼ぶの? 私ももう…西片…なんだよ。 」 高木さんがそっと肩に手を添えて顔を近づけてくる。 「いや、止めて高木さん…。 」 「だめ。 もう遠慮なんかしないんだから。 」 顔が近づく。 さっきのベッドの距離よりも、今までの経験よりも、どこまでも近く、近く…。 「高木さん!ちょっと待って!」 耐えきれず高木さんの体を思いきり押した。 その反動で椅子ごと体が後ろに倒れる。 ゴッツーン!! 「いった!」 後頭部の強い衝撃に目が一気に見開かれた。 視線の先には見慣れた部屋の家具が逆さまに広がる。 頭に血が昇る感覚がする。 体が思ったように動かず、もがくと全身が一気な横に倒れた。 「か、体が…。 」 そのまま転がるように床に腰かけて周りを見ると、いつも通りの部屋の景色が広がる。 いつもと変わらない。 でもさっきとは全く違ういつも。 果たしてあれは、からかいだったのか、妄想だったのか。 恐らく一生答え合わせできないであろう問いを残されたような気がしてならなかった。 [newpage] 大学生でもからかい上手の高木さんシリーズ を読んでくださった皆様。 はじめましてうなっぴーと申します。 早くもシリーズ5作目。 これまでのたくさんのいいね。 ブックマーク、コメントありがとうございます! 今後ともご愛顧いただけたら嬉しいです。 原作でもスピンオフでも進展しそうでしない二人の関係。 私もできるだけ忠実に作っていけたらなと思います。 こんなストーリーを読みたい!こんな風にしてほしい! ご意見がありましたら、コメントしていただけたら精一杯応えさせていただきます! また、マイピク申請もありましたら必ずチェックしたいと思いますのでよろしくお願い致します! では今回はこのあたりで失礼します。
次のアニメ業界の方にインタビューする機会があったら布教していただけると(笑)。 山本崇一朗(以下、山本): うーん。 女性の声優さんはあまり詳しくなくて…。 おじさん声はたまに調べたりするんですけど(笑)。 最近だと『ジョーカーゲーム』とか。 好きなアニメーターさんとかはいらっしゃいますか? 山本: 湯浅政明監督は好きですけどね。 『マインド・ゲーム』とか『四畳半神話大系』とか『ピンポン』とか。 まあアニメ化の話とは関係なくですけど(笑)。 でも『花とアリス殺人事件』みたいなロトスコープアニメは素敵ですよね。 まあそれもお話が来てから考えることなので(笑)。 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 高木さんの声やりたい 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 なんとなく高木さんには声をつけてほしくない 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 やるならかやのんでお願いします 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 あにめかしないほうがいい 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 アニメ化するには弾が少ない 1回の放送で3話くらい打ち込まないとだめなタイプだろ 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 最近はショート枠もあるし話題あるうちにやった方がいいと思うけどな 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 そのうちするでしょう 面白いし 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 高木さんの声はくまみこのくまみこちゃんの人でお願いします! 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 あれ面白いか?1巻からなにも変わってなくね? 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 CMでは高木さん加藤英美里だったよなあの人の声が好きだけどこれは違うと思った 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 「アニメ化」せんかい!ダボがァ! 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 ミナの声はどうせ阿澄あたりなんだろうな 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 中堅声優使うような予算ないので新人にします 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 瀬戸麻沙美ちゃんがいい 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 沼倉なんとかさんのイメージ 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 とりあえず加藤英美里でええよ 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 何かの動画で声がクソ違和感あった記憶が 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 加藤浩次でええわ 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 湯浅が監督してくれるとかすげえ気になるわ、絶対うけないだろうから 名前: 名無しさん投稿日:2016年07月28日 直近の作者絵で一番すき 女トレーナー描きました — 山本崇一朗・単行本2冊。 174• 296• 342• 311• 210• 356• 675• 337• 4742• 366• 599• 4279• 2183• 1736• 507• 419• 2890• 979• 1274• 1156• 1574• 4168• 8330• 310• 385• 360• 500• 373• 251• 644• 401• 140• 429• 309• 400• 548• 504• 481• 400• 542• 532• 182• 363• 439• 471• 310• 1407• 730• 1090• 3232• 1582• 658• 161• 483• 105• 275• 1498• 136• 688• 230• 700• 2159• 195• 4826• 304• 358 リンク TOP絵頂きました スポンサー.
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