竹貫鎌倉岳 里山歩き 2017年11月08日(水) 竹貫鎌倉岳 ・集合場所:那珂市一関親水公園駐車場(茨城県那珂市菅谷) ・コース:那珂市一関親水公園駐車場に一旦集まり、数台の車に分乗して常磐道経由で福島県石川郡古殿町 の荷市場登山口駐車場に集合〜遊歩道・登山道分岐点近くの東屋〜鎌倉岳(669m、昼食)〜駒形神社〜 修験の森〜天狗の屏風巌など〜遊歩道・登山道分岐点〜荷市場登山口駐車場戻りのコースです。 竹貫(たかぬき)鎌倉岳(669m)は福島県古殿町の中央に位置し、常葉の鎌倉岳(967m)と区別して、 竹貫の鎌倉岳として町のシンボル的な山で、古くは山伏の修験道場となっていた霊山です。 竹貫鎌倉岳の山頂直下の遊歩道入口を起点・終点として全長1.5kmの遊歩道があり、子供連れや家族 連れに広く利用されています。 鎌倉岳の名は地元に残る見岳姫の昔話から名付けられたとも言われており、その昔、鎌倉から竹貫の城主 のところに嫁いできたお姫様が、故郷恋しさに毎日泣いていたところ、見かねた家臣が「あの高い山に登れば 鎌倉が見える」と慰め、山頂から鎌倉の方向を指差したというのが名前の由来と言われています。 古殿町はその昔、太平洋側と内陸部を結ぶ物流の中継地点として栄え、荷市場(登山口)の地名が当時の 名残です。 遊歩道周辺は丁度紅葉が真っ盛りできれいでした。 また、雲がかかっていましたが、鎌倉岳山頂 からは360度の眺望がすばらしかったです。 コース約6km、歩数計11,000歩。 荷市場登山口駐車場〜遊歩道・登山道分岐点近くの東屋〜鎌倉岳(669m、昼食)〜駒形神社〜 修験の森〜天狗の屏風巌など〜遊歩道・登山道分岐点〜荷市場登山口駐車場戻りのコースです。 荷市場登山口駐車場(10台ほど駐車可)です。 右側は大作登山口までの車道、左側の登山道入口 から登ります。 杉林の間の奥に鎌倉岳が見えます。 駐車場の左脇の登山道入口から登山開始です。 すぐに長い木段を登ります。 途中に雷神社祠がありました。 途中、左側へ行くべき所を間違って右側に進み、 戻りました。 道標があれば良いのですが。 黄葉の木々の間から鎌倉岳が見えました。 露岩帯を通過します。 やがて遊歩道・登山道分岐点に着きました。 分岐点近くの東屋です。 ここで少し休憩した後、 右回りコースの遊歩道を進みます。 紅葉と黄葉が重なってきれいです。 同じく紅葉と黄葉が見事です。 鎖場を下ります。 紅葉の遊歩道を歩きます。 ここにも紅葉が。 賽の河原を通過します。 木々の上部にも紅葉が広がっています。 大作登山口方面に進みます。 鎌倉岳山頂への分岐点近くに遊歩道 ガイドマップの案内板がありました。 分岐点から山頂をめざします。 山頂までは急登で、鎖伝いに登ります。 分岐点から5分程で、鎌倉岳(669m)山頂に 着きました。 山頂からは360度の眺望が すばらしかったです。 ここで昼食を取りました。 北方の眼下には、 古殿町の町並みが広がっていました。 やや西方に二岐山(1544m)、その左側に 甲子山(1549m)が薄っすらと見えました。 さらに左側の西方に、那須連峰が 薄っすらと見えました。 山頂から下山です。 下りの方が滑りやすく、 鎖につかまりながら慎重に降りました。 分岐点から鎌倉岳を巻くようにして、 右回りで下ります。 鎌倉岳の岩稜の左側に 駒形神社が見えてきました。 駒形神社です。 その名の通り馬の神様 として崇められ、子馬の生まれた家では 餅を供える風習があったようです。 境内には、鎌倉岳と駒形神社の由来が 書かれた説明板がありました。 神社のサッシを開けると中に入ることができ、 ここで参拝しました。 駒形神社からすぐに、右側に急峻な見岳岩 があり、狭い鎖場を慎重に下りました。 途中の紅葉がすばらしいです。 やがて修験の森を通過します。 夫婦けやきです。 紅葉と黄葉が常緑と相まってきれいです。 所々にロープ伝いのアップダウンがあります。 観音巌です。 イワウチワの葉っぱとモミジが一緒に 見られました。 鎌倉岳周辺はカタクリ、 イワウチワの群生地としても有名です。 天狗の屏風巌です。 紅葉と黄葉がきれいです。 天狗洞です。 妻恋けやきです。 振り向き巌です。 やがて遊歩道・登山道分岐点に着き、 ここから荷市場登山口駐車場に向かいます。 ひたすら下るだけです。 特に滑りやすい木段が 何箇所もあり、注意して下りました。 やがて荷市場登山口駐車場に戻りました。
次の鎌倉岳 竹貫 竹貫 鎌倉岳 たかぬきかまくらだけ 668. 7m 阿武隈山地南部のかわいい鋭峰 阿武隈に鎌倉岳が2座あって、そのひとつが田村市の鎌倉岳、もう一つが古殿町の鎌倉岳、共に阿武隈山地にあっては珍しい岩の鋭峰です。 それぞれを区別するために地名をとって常葉鎌倉岳、竹貫 たかぬき 鎌倉岳と呼んでいます。 前年に常葉鎌倉岳に登ったので今回はイワウチワの開花に時期を合わせて竹貫鎌倉岳に登ってきました。 鎌倉岳頂上 役場付近の鮫川から見上げる鎌倉岳 【日程】 2018年4月7日 【山域】 阿武隈 【天候】 曇り、小雨 【アクセス】 東北道矢吹ICからあぶくま高原道路に分かれて玉川ICで一般道 国道118号 に出ます。 あぶくま高原道路は有料で、ETCは使用できませんので現金で支払いします。 石川町で県道14号 御斉所街道 に入り石川町中心を抜けて古殿町までほぼ道なり。 道の駅ふるどのからほどなく古殿町役場が見えたら右折して車をへ登ります。 道が峠にさしかかったところに登山口駐車場。 【駐車地】 20台以上。 トイレ、湧水、東屋などがあります。 本日は2グループのみの静かな鎌倉岳です。 作業車用の道路らしき広い道を少し歩くと山道が分岐していてこちらをとりましたが、頂上へ登るには先ほどの道と結局は一緒になりました。 頂上へはクサリの設置された急な階段を直登するようになっています。 わずかな距離ですが一気に登ろうとすると息も上がります。 さほどの距離があるわけではないのでここは急ぐこともありません。 頂上から見下ろす古殿町 爽快な展望の鎌倉岳頂上: 登り着いた頂上からは爽快な展望が広がっています。 眼下の古殿町が箱庭のよう。 その向こうには中景に阿武隈らしいなだらかな丘陵が続き、遠景に蓬田岳、大滝根山などがうっすら眺められます。 天気さえ良ければ安達太良山、二岐山なども視界の内ですが残念ながらいつ降るかもしれないような曇天では致し方ありません。 古殿町は今まさにソメイヨシノが満開で鮫川沿いの桜が眺められます。 なんでもこの桜並木は古殿桜街道と呼ばれていて桜の名所だそうです。 展望を堪能したら一旦山頂登山道下に戻り、そこから右回りで周回遊歩道を巡ります。 急な斜面をトラバースしながら回り込むとほどなく駒形神社に着きますが、コンクリート製の建物で外見からはとても神社とは思えません。 たぶん建物内に本殿があるのかなと想像できますが施錠されていて様子をのぞき見することはできません。 建物の脇から頂上を目指す登山道が上がっていますがクサリを頼りに一気に這い上がるような急登です。 私たちも当初は頂上からこの道を下る予定でいましたがあまりに急斜面ですし雨上がりで濡れた岩が滑りそうなので登った道をまた下ることにしたのです。 神社から岩場を通過すると戻るように道が下っていきます。 樹木の説明板が見えましたのでそこまで行く道と思ってそのまま直進したら尾根通しの平坦道に出ました。 この分岐の案内板が指し示す文字がいつの間にか左回りになっていて???と不審な気もしたのですが地点を示すのではなく右回り左回りですから表現次第でどのようにもとれると思ってそのまま矢印に従って進みました。 尾根通しで多少登降はありますが全体落葉樹の中の優しい道でのんびり歩けます。 なお、ここの樹木の説明板にはQRコードが印字されていてスマホをかざしてQRコードを読み取ると詳しい説明のサイトにリンクしてくれるスグレものの説明板です。 便利ですがちょっと便利すぎて人間ダメになっちゃいそうです。 図鑑と首っ引きというのもまた楽しいんですけどね。 ひとつは明治のもの、そしてもう一つはなんと寛政年間のものです。 寛政と言えば西暦1800年くらいですから200年以上も前のものになるわけです。 それなのに彫られた状態が未だにくっきりそのままであまり傷んでいないのは驚きです。 さらに興味深いのは石仏の纏っている衣装に花柄のような模様があってそれは明らかに振り袖に見えます。 銘に松川女人中とありますので女人講中が立てた石仏らしく、そのため本来仏様に性別はないのですがここでは仏様も女性らしく着飾っているのかも知れません。 賽の河原の先で道がトラバース気味になると1箇所イワウチワの群落がありちょうど満開でした。 尾根からトラバース道へ: イワウチワ群落 右上に東屋が現れるとほどなく周回の先端でここは荷市場登山口や西渡登山口への分岐にもなっています。 ここから戻るように左にコースをとりますがこの戻り方ではいつの間にか右回りで歩いていたはずが左回りになっているということになっていてもうなんだかわけがわからない状態になりました。 いつの間にかコースをワープしたのでしょうか。 とりあえず道のままにトラバース道を進むと、ありました、ありました、満開のイワウチワ群落です。 群落は大きな規模のものが2ヶ所あり、どちらも道の両側に広がっていてみごとです。 後のイワウチワ群落はそのままカタクリ、アズマイチゲ群落が続いて花好きには夢のような道です。 なお嬉しいことにはこのトラバース道は奇岩が続き幽玄な雰囲気が満ちて、またケヤキ、クマシデなどの巨木が次々現れてじつに楽しい道です。 カタクリ カタクリが終わるとわずかな距離ですが急登が待っています。 急登の先で岩を縫うようなトラバース道に合流しますがどうも見覚えがあるような。 なんと先ほど駒形神社から来た道です。 つまりガイドブックにも案内地図板にもない連絡道ができていたというわけです。 帰りに気付いたのですがスタート点の案内地図にだけこのルートが後追いで修正されていました。 たぶん後からできた道のようです。 左回りコールで廻ればこのような勘違いをするおそれはありません。 古殿桜街道: 古殿・鮫川沿いの桜街道 下山後古殿の鮫川沿いにある公園で昼食にしました。 鎌倉岳では雨後で濡れているし寒いしで昼食は山麓にしようと下山してしまったためです。 目の前に鮫川が流れその両岸が桜並木となっていてちょうど満開になったばかりでした。 この桜は延々と石川町まで断続的に続いていてまた周囲にも桜が多くさながら阿武隈の谷が桜で埋まっているかのようです。 福島の桜好きは相当なものでソメイヨシノばかりではなく枝垂れ桜、紅枝垂れ桜、山桜などの巨木もあちこちにあります。 三春の滝桜が名高いですが同じような1本だけで咲き誇る孤高の巨木を阿武隈全域で見ることができます。 鎌倉岳へ登る車道脇にある大作の枝垂れ桜も有名ですが残念ながらやっと一分咲き程度でした。
次の竹貫鎌倉岳〜竹貫鎌倉岳の登山ルートなど紹介します〜 福島県の山を紹介するサイト> 竹貫鎌倉岳 福島県の山 竹貫鎌倉岳 669 たけぬきかまくらだけ 〜 竹貫鎌倉岳は登山道のほかに遊歩道が整備され誰もがイワウチワやカタクリの花が楽しめる展望に恵まれた伝説の山〜 緯度 37-4-32. 3 経度 140-33-27. 1 気象庁の天気情報 (Weather. N) (Yahoo) 山開き日程 福島県の山 あ あ か さ た な は ま や ら お問合わせ ホームページ全般に関するお問い合せ、ご指摘、管理人へのメッセージ等は 竹貫鎌倉岳は古殿町の中央に位置し、常葉の 鎌倉岳と区別して 竹貫の 鎌倉岳として町のシンボルとして親しまれている。 竹貫鎌倉岳山頂直下の遊歩道入口を起点、終点とする全長1.5kmの遊歩道があり、子供連れや家族連れなど広く利用されている。 特にイワウチワやカタクリなどの群生があり、4月中旬から下旬にかけて楽しむことができる。 鎌倉岳の名は地元に残る見岳姫の昔話から名付けられたともいわれており、4月下旬の山開きには見岳姫祭りが行われている。 ここから左折して舗装された坂道を登ると400m先に登山口がある 西渡登山口前の路肩の駐車場スペース 大作(峠)登山口 国道349号線沿いの古殿役場脇()から南に入る。 山行の際は、最新の情報収集、状況判断の上、実施されますようお願いいたします この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図 50000 (地図画像)及び数値地図 50 mメッ シュ(標高)を使用したものである。 (承認番号 平17総使、第457号) ソフト:カシミール3D Copyright C 2005 福島県の山 All rights reserved.
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